JP2001050862A - 光ピックアップ対物レンズの収差測定装置 - Google Patents

光ピックアップ対物レンズの収差測定装置

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JP2001050862A
JP2001050862A JP11222671A JP22267199A JP2001050862A JP 2001050862 A JP2001050862 A JP 2001050862A JP 11222671 A JP11222671 A JP 11222671A JP 22267199 A JP22267199 A JP 22267199A JP 2001050862 A JP2001050862 A JP 2001050862A
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optical pickup
objective lens
image
optical
focus
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JP11222671A
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English (en)
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Ryoichi Ichikawa
良一 市川
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ビームスポットの位置合わせとは
無関係にフォーカスを合わせることができ、ビームスポ
ットを撮像手段の視野内に入れることが容易な光ピック
アップ対物レンズの収差測定装置を提供する。 【解決手段】 光ピックアップを1保持する保持手段2
と、光ピックアップ1にレーザー光を照射するレーザー
照射手段3と、光ピックアップ1を透過した光を画像と
して検出する、少なくとも顕微鏡光学系5aと画像入力
装置5bを有する画像検出手段5と、光ピックアップ1
を透過した光の透過及び反射を行う透過・反射光学素子
と、この透過・反射光学素子による反射光を基に、画像
検出手段4に対する光ピックアップ対物レンズ10のフ
ォーカス状態を検出するフォーカス検出手段11と、フ
ォーカス検出手段11によるフォーカス状態の検出信号
に応じて、光ピックアップ対物レンズと画像検出手段5
との距離を変化させ、光ピックアップ対物レンズ10の
フォーカスを合わせるフォーカス調整手段17とを有す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置の
ビックアップの収差測定装置に関し、特に光ピックアッ
プ対物レンズの収差を効率よく測定するための収差測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置では、光源部か
ら出射されたレーザ光を光ピックアップ対物レンズによ
り集光して光ディスクに照射している。
【0003】光ピックアップ対物レンズは、光ディスク
のデータ記録面にレーザー光が到達した時にその収差が
最小になるように設計されている。また、この際、集光
されたレーザー光は小さなビームスポットを形成する。
【0004】このため、光ピックアップ対物レンズの製
造時には、その収差が最小になっているか否か等の測定
又は測定のための調整がなされる。
【0005】例えば、光ピックアップ対物レンズを透過
し集光されたビームスポットを、対物レンズを内蔵した
顕微鏡で拡大し、CCDカメラで捕らえてそのビームス
ポット像を画像処理して光ピックアップ対物レンズの収
差が測定される。
【0006】このように、光ピックアップ対物レンズを
透過し形成されたビームスポット像をCCDカメラで捕
えてその画像を処理して測定する場合、まず、ビームス
ポットが顕微鏡及びCCDカメラの視野に入っている必
要がある。また、ビームスポットに対して、顕微鏡及び
CCDカメラのフォーカスが合っていることが必要であ
る。
【0007】このような、測定や調整を行う装置とし
て、特開平10−49911号公報に開示された光ピッ
クアップの製造装置が知られている。
【0008】この光ピックアップの製造装置は、顕微鏡
対物レンズで捕えたビームスポット画像をハーフミラー
で分割し、画像評価用のCCDカメラとフォーカス検出
用のCCDカメラにそれぞれ導いている。
【0009】前記フォーカス検出用のCCDカメラによ
って撮像された画像は、フォーカス検出器に送られ、こ
こで得られたフォーカス状態に基づきフォーカス制御器
がフォーカス調整部を制御して、顕微鏡の対物レンズを
Z軸(光軸)方向に駆動してフォーカス調整を行うよう
にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、ビームス
ポット像を測定するためには、顕微鏡光学系で捕えたビ
ームスポット像を画像検出用とフォーカス検出用に分割
し、それぞれに検出機構をつけなければならなかった。
【0011】しかし、このような構造であると、光ディ
スク装置が本来備えているフォーカス検出機構を使用せ
ず、光ピックアップの製造装置にフォーカス検出用とし
て備えた手段によりフォーカスを検出する必要があるた
め、前記製造装置の開発期間や調整又は小型化等の面で
好ましくは無かった。
【0012】また、上述した従来装置のように顕微鏡光
学系を透過した光からフォーカスを検出する方法を採用
した場合、顕微鏡の対物レンズをビームスポットが透過
していないとフォーカスの検出ができないことになる。
即ち、フォーカスを合わせる以前にビームスポットと顕
微鏡光学系の位置ずれをあらかじめ調整しておく必要が
ある。
【0013】しかし、フォーカスが合っていないと、ビ
ームスポットの位置を探すのは難しく、特に位置センサ
でビームスポットの位置を探して自動で位置合わせを行
うような装置構成の場合には、ビームスポットの位置合
わせを行う以前にフォーカスが合っていることが必須条
件である。
【0014】このように、ビームスポットのフォーカス
合わせと位置合わせとが互いに相互補完の関係になって
いる。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、フォーカス検出用の検出機構を顕微鏡に設ける
ことなく、光ディスク装置が本来備えているフォーカス
検出機構からフォーカス情報を得てフォーカスを合わせ
ることができ、ビームスポットの位置合わせとは無関係
にフォーカスを合わせることができ、ビームスポットを
撮像手段の視野内に入れることが容易な光ピックアップ
対物レンズの収差測定装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光ピックアップ対物レンズの収差測定装置において、光
ピックアップを保持する保持手段と、前記光ピックアッ
プにレーザー光を照射するレーザー照射手段と、前記光
ピックアップを透過した光を画像として検出する、少な
くとも顕微鏡光学系と画像入力装置を有する画像検出手
段と、前記顕微鏡光学系の前記光ピックアップに対向す
る側に固定され、前記光ピックアップを透過した光の透
過及び反射を行う透過・反射光学素子と、この透過・反
射光学素子による反射光に基づいて、前記画像検出手段
に対する光ピックアップ対物レンズのフォーカス状態を
検出するフォーカス検出手段と、前記フォーカス検出手
段によるフォーカス状態の検出信号に応じて、前記光ピ
ックアップ対物レンズと前記画像検出手段との距離を変
化させ、光ピックアップ対物レンズのフォーカスを合わ
せるフォーカス調整手段とを具備することを特徴とする
ものである。
【0017】この発明によれば、前記透過・反射光学素
子による光ピックアップを透過した光の反射光に基に、
フォーカス検出手段が光ピックアップ対物レンズのフォ
ーカス状態を検出し、フォーカス調整手段が、フォーカ
ス検出手段によるフォーカス状態の検出信号に応じて、
前記光ピックアップ対物レンズと前記画像検出手段との
距離を変化させ、光ピックアップ対物レンズのフォーカ
スを合わせるものであるから、ビームスポットの画像検
出手段に対する位置合わせとは無関係に光ピックアップ
対物レンズのフォーカスを合わせることができ、ビーム
スポットを画像入力手段の視野内に入れることが容易で
収差測定の作業効率を向上できる光ピックアップ対物レ
ンズの収差測定装置を提供できる。
【0018】請求項2記載の発明は、光ピックアップ対
物レンズの収差測定装置において、光ピックアップを保
持する保持手段と、前記光ピックアップにレーザー光を
照射するレーザー照射手段と、前記光ピックアップを透
過した光を画像として検出する、少なくとも顕微鏡光学
系と画像入力装置を有する画像検出手段と、前記顕微鏡
光学系の前記光ピックアップに対向する側に固定され、
前記光ピックアップを透過した光の透過及び反射を行う
透過・反射光学素子と、この透過・反射光学素子による
反射光に基づいて、前記画像検出手段に対する光ピック
アップ対物レンズのフォーカス状態を検出するフォーカ
ス検出手段と、前記フォーカス検出手段によるフォーカ
ス状態の検出信号に応じて、前記光ピックアップ対物レ
ンズと前記画像検出手段との距離を変化させ、光ピック
アップ対物レンズのフォーカスを合わせるフォーカス調
整手段と、前記光ピックアップを透過した光と、前記画
像検出手段との相対位置を検出する前記画像入力装置よ
りも広い視野を有する位置検出手段と、前記位置検出手
段の検出結果を基に、前記保持手段を画像検出手段に対
して相対的に移動させる位置調整手段とを有することを
特徴とするものである。
【0019】この発明によれば、請求項1記載の発明の
作用を発揮することに加えて、画像入力装置よりも広い
視野を有する位置検出手段により光ピックアップを透過
した光と、前記画像検出手段との相対位置を検出し、位
置調整手段により前記保持手段を画像検出手段に対して
相対的に移動させるものであるから、画像入力装置の視
野よりも広い範囲でビームスポットの位置を把握するこ
とができ、ビームスポットの位置が画像入力装置の視野
から外れてしまうような場合でも、容易にビームスポッ
トの位置を検出して画像入力装置の視野内に戻すことが
でき、このようなビームスポットを使用した前記光ピッ
クアップと画像検出手段との位置調整作業の自動化が容
易となる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の光ピックアップ対物レンズの収差測定装置に
おいて、前記透過・反射光学素子は、その光の反射面が
前記顕微鏡光学系の顕微鏡対物レンズの焦点位置となる
ように顕微鏡光学系に取り付けられていることを特徴と
するものである。
【0021】この発明によれば、前記透過・反射光学素
子は、その光の反射面が前記顕微鏡光学系の顕微鏡対物
レンズの焦点位置となるように顕微鏡光学系に取り付た
ものであるから、前記顕微鏡光学系を介して前記画像入
力装置により焦点(フォーカス)の合ったビームスポッ
トを撮像することができ、光ピックアップ対物レンズの
収差測定の作業効率を向上できる光ピックアップ対物レ
ンズの収差測定装置を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の光ピックアップ対物レンズの収差測定装置を概
念的に示す概略構成図である。
【0024】この光ピックアップ対物レンズの収差測定
装置は、保持手段2上に、対物レンズを内蔵した光ピッ
クアップ1を搭載している。この保持手段2上の光ピッ
クアップ1と離れた位置に、光ピックアップ1に向けて
レーザ光を照射するレーザー照射手段3を固定してい
る。
【0025】レーザー照射手段3から出射されたレーザ
光は、光ピックアップ1内の図示しない案内穴、立ち上
げミラー1a、光ピックアップ対物レンズ10を順次通
過して行く。前記光ピックアップ対物レンズ10を透過
した光は、集光され小さなビームスポットを形成する。
【0026】このビームスポットは、さらに透過・反射
光学素子であるダミーディスク6を透過し、画像検出手
段5に到達する。前記ダミーディスク6は、図1に示す
ように、所定の距離M1 をもって画像検出手段5の一部
を構成する顕微鏡光学系5aの下側に固定配置されてい
る。この顕微鏡光学系5aは、前記ダミーディスク6側
に顕微鏡対物レンズ5cを具備している。また、顕微鏡
対物レンズ5cを通過した光を結像させる撮影用レンズ
5dを備えている。
【0027】前記画像検出手段5は、顕微鏡光学系5a
と、CCDカメラのような画像入力装置5bと、ビーム
スプリッタのような光分割素子8aとを有し、この顕微
鏡光学系5aによって拡大されたビームスポット像が画
像入力装置5bにより撮像され画像処理されて表示され
る。
【0028】また、前記ダミーディスク6の反射面(片
面)6aには、例えばハーコート等の光の一部を反射す
る処理膜が施してあり、この処理膜の作用により前記光
ピックアップ1を通過した光の一部はレーザー照射手段
3に戻される。このレーザー照射手段3は光ディスク装
置に使用されるレーザー照射ユニットをそのまま利用す
るため、レーザー照射手段3にフォーカス情報出力機構
を有している。
【0029】よって、レーザー照射手段3にダミーディ
スク6の反射面6aによって反射されたレーザー光が戻
ることで、前記ダミーディスク6の反射面6aにおいて
光ピックアップ対物レンズ10によるビームスポットの
フォーカスが合っているかどうかのフォーカス情報が検
出されることになる。
【0030】レーザー照射手段3で得られたフォーカス
情報は、レーザー照射手段3に接続したフォーカス検出
手段11により処理され、前記保持手段2を搭載してい
るフォーカス調整手段7を駆動して光ピックアップ1を
垂直方向に、即ち、前記光ピックアップ対物レンズ10
の光軸方向に駆動する。これにより、ダミーディスク6
の反射面6aにフォーカスの合ったビームスポットが形
成される。
【0031】一方、ダミーディスク6は、図示しない保
持部材により前記顕微鏡光学系5aに固定され、しかも
顕微鏡光学系5aの顕微鏡対物レンズ5cとダミーディ
スク6との距離M1 は、ダミーディスク6の反射面6a
に映し出されたビームスポットにフォーカスが合うよう
に配置されている。
【0032】以上の構成により、画像検出手段5に設け
られた画像入力装置5bにより、フォーカスの合ったビ
ームスポット像が撮像され、映し出されることになる。
【0033】次に、位置検出手段8について説明する。
位置検出手段8は、例えばビームスプリッタのような光
分割素子8aからの光を取り込むポジションセンサ等に
より構成されている。
【0034】前記画像検出手段5の顕微鏡光学系5a
と、画像入力装置5bの間の光路に配置した前記光分割
素子8aにより取り出された光は、前記位置検出手段8
によって前記光ピックアップ1の光ピックアップ対物レ
ンズ10及びダミーディスク6を通過し顕微鏡光学系5
aによって拡大したビームスポット像として検出され、
光ピックアップ1の前記顕微鏡光学系5aに対する水平
方向の位置情報が検出される。
【0035】この位置情報が位置調整手段9に送られ、
前記光ピックアップ1と画像検出手段5との水平方向の
相対位置が調整される。
【0036】即ち、光ピックアップ対物レンズ10の光
軸に対し、この光軸と直交する方向(水平方向)に光ピ
ックアップ1を移動して両者の相対位置が調整され、前
記画像検出手段5の中心にビームスポットが位置づけら
れるようになる。
【0037】この際、位置検出手段8で得られるビーム
スポットの位置情報と画像入力装置5bに映るビームス
ポットの位置が一致するように位置検出手段8の位置検
出素子8bの取り付け位置をあらかじめ調整しておく必
要がある。
【0038】また、位置検出手段8が画像検出手段5の
数倍の視野を持つように位置検出手段8の位置検出素子
8bの面積又は光分割素子8aからの光を位置検出素子
8bに集めるレンズ8cの光学倍率を選定しておくこと
で、前記画像入力装置5bの視野からビームスポット像
が外れてしまう程大きい位置がずれが生じても、前記位
置検出手段8ではビームスポット像の位置の検出が可能
となり、この結果、ビームスポット像を画像入力装置5
bの視野内に位置づけることが可能となる。
【0039】尚、図1において、前記フォーカス調整手
段7と、位置調整手段9との配置は上下入れ替えた構成
ても良い。
【0040】本実施の形態1によれば、ビームスポット
を利用したフォーカス検出の機構を簡略化することがで
きるので、装置の小型化が実現できる。
【0041】また、ダミーディスク6の反射光を利用し
てフォーカス情報を得るという光ディスク装置に近い方
式を採用し、光ディスク装置に使用するレーザー照射手
段3とこれに内蔵されるフォーカス検出機能をそのまま
利用することができるため、装置の開発期間を著しく短
縮することができる。
【0042】(実施の形態2)次に、図2に基づいて本
発明の実施の形態2について説明する。
【0043】本実施の形態2の光ピックアップ対物レン
ズの収差測定装置は、ベース部28に、XYステージ2
4及びXYステージ駆動モータ23が設置され、前記X
Yステージ24上にZステージ27及びZステージ駆動
モータ26が設置されている。更に、このZステージ2
7上には、光ピックアップ搭載テープル22が置かれ、
図示しない位置決めピンにより光ピックアップ1を着脱
可能にしかも決められた姿勢で搭載することができるよ
うになっている。
【0044】また、前記光ピックアップ搭載テーデル2
2上には、レーザー照射ユニット13が固定されてい
る。このレーザー照射ユニット13は、光ディスク装置
に内蔵されるレーザー照射ユニットを使用しているた
め、レーザー出射機能とフォーカス検出機能を併せて持
っている。
【0045】また、前記ベース部28から顕微鏡光学系
を保持するフレーム19が立設されており、このフレー
ム19に固定される状態で、顕微鏡光学系30を構成す
る顕微鏡対物レンズ17、顕微鏡対物レンズ17を通過
した光を結像させる撮影用レンズ18、位置検出手段3
1を構成するビームスプリッタ29と2次元ポジション
センサ21及び画像入力装置32を構成するCCDカメ
ラ20が設置されている。
【0046】また、顕微鏡対物レンズ17の下方のダミ
ーディスク16は、その片面(ここでは上面)16aに
ハーフコートが施されており、図3に点線で示す固定部
材33によりあらかじめその片面16a側が顕微鏡対物
レンズ17の焦点距離と一致する位置となるように配置
されて、顕微鏡対物レンズ17の鏡筒部に固定されてい
る。
【0047】この他に、2次元ポジションセンサ21か
らの信号を処理する位置情報処理回路34とレーザー照
射ユニット13からの信号を処理するフォーカス情報処
理回路25とが前記ベース部28上に配置されている。
【0048】次に、本実施の形態2の光ピックアップ対
物レンズの収差測定装置の作用について説明する。
【0049】まず、前記レーザー照射ユニット13から
出射された光が、ビームスポットとなりCCDカメラ2
0で捕えられるまでの作用を説明する。
【0050】光ピックアップ搭載テーブル12に、光ピ
ックアップ1を搭載する。次に、レーザー出射ユニット
13に接続された図示しないレーザー電源を操作し、レ
ーザー出射ユニット13に電源を供給し、レーザー光を
出射する。
【0051】出射されたレーザー光は、光ピックアップ
1に設けられた図示しない案内穴を通って、立ち上げミ
ラー14で方向を90度曲げられた後、光ピックアップ
対物レンズ15を透過する。光ピックアップ対物レンズ
15を透過した光は集光され、小径のビームスポット像
となり、更に、ダミーディスク16、顕微鏡対物レンズ
17、撮影用レンズ18、ビームスプリッタ29を通過
し、拡大された像となってCCDカメラ20により映し
出される。
【0052】次に、フォーカス調整の作用について説明
する。
【0053】光ピックアップ対物レンズ15を透過して
ダミーディスク16に到達したレーザー光の半分は、ダ
ミーディスク16を透過するが、残りの半分はダミーデ
ィスク16に施された片面16aのハーフコートの作用
により反射され、レーザー光がたどってきた光路を逆行
し、前記レーザー出射手段13に戻される。
【0054】レーザー照射手段13は、既述したように
フォーカス検出機能を備えているので、レーザスポット
のフォーカス情報を取り出すことができる。
【0055】このフォーカス情報に基づきフォーカス情
報処理回路25によりZステージ27を上下どちらにど
れだけ動かせば良いかを計算し、Zステージ駆動モータ
26に指令を出す。Zステージ駆動モータ26は、フォ
ーカス情報処理回路25からの指令に基づき、Zステー
ジ27を前記光ピックアップ対物レンズ15の光軸方向
に駆動する。
【0056】このような作用により、ダミーディスク1
6の片面16aにフォーカスが合ったビームスポットを
形成することができる。
【0057】次にビームスポットの位置調整の作用を説
明する。
【0058】レーザー光はCCDカメラ20に到達する
と同時に、ピームスプリッタ29の作用により分光され
前記2次元ポジションセンサ21へも到達する。
【0059】2次元ポジションセンサ21の光受面とし
て、前記CCDカメラ20のCCD素子よりも面積の大
きいものを使用することにより、ビームスポット像がC
CDカメラ20の視野から外れてしまうような場合で
も、2次元ポジションセンサ21によりビームスポット
像の位置を把握することができる。
【0060】また、面積の大きい2次元ポジションセン
サ21は非常に高価なため、2次元ポジションセンサ2
1の面積は小さなものを使用し、2次元ポジションセン
サ21と、ビ−ムスプリッタ29との間に光学倍率を落
とすための図示しない光学素子を入れ、2次元ポジショ
ンセンサ21側の位置検出範囲をCCDカメラ20の視
野より大きくするように構成することも可能でる。
【0061】このようにして2次元ポジションセンサ2
1により得られた位置情報を基に、前記位置情報処理回
路34によりXYステージ24をどれだけどちらの方
向、即ち、光ピックアップ対物レンズ15の光軸と直交
する方向へどれだけ動かせば良いかの駆動量、駆動方向
を計算し、XYステージ駆動モータ23に駆動量、駆動
方向に応じた指令を出す。
【0062】XYステージ駆動モータ23は位置情報処
理回路34から指示された駆動量、駆動方向に応じて、
XYステージ27を移動させる。これにより、前記CC
Dカメラ20の中心にビームスポット像が位置付けられ
るように調整される。
【0063】このようにして、ビームスポット像のフォ
ーカス調整及び位置調整が実行されることになり、前記
CCDカメラ20の表示部の画面の中央にフォーカスの
合った画像が映し出されるので図示しない画像処理装置
等を使用することで光ピックアップ対物レンズ15の収
差が測定され評価されることになる。
【0064】本実施の形態2によれば、レーザー光源と
して光ディスク装置に内蔵される光源を使用することに
よりダミーディスク16の反射光を利用してフォーカス
情報を得ることができるので、フォーカス検出機構を簡
略化することができる。
【0065】また、フォーカス情報検出のための光学系
や電気回路を新たに設計する必要がないため、測定装置
を短期間で開発することが可能となる。
【0066】さらに、2次元ポジションセンサ21がC
CDカメラ20より広い視野を捕えることができること
から、ビームスポットがCCDカメラ20の視野から大
きく外れてしまっていような場合においても、容易にC
CDカメラ20の視野内にビームスポットを導くことが
でき、光ピックアップ対物レンズ15の収差を測定する
ための時間を短縮することができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ビームス
ポットを画像入力手段の視野内に入れることが容易で、
収差測定の作業効率を向上できる光ピックアップ対物レ
ンズの収差測定装置を提供できる。
【0068】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、画像入力装置の視野よりも広
い範囲でビームスポットの位置を把握することができ、
容易にビームスポットの位置を検出して画像入力装置の
視野内に戻すことが可能で、ビームスポットを使用した
前記光ピックアップと画像検出手段との位置調整作業の
自動化が容易な光ピックアップ対物レンズの収差測定装
置を提供できる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、顕微鏡光学
系を介して前記画像入力装置により焦点(フォーカス)
の合ったビームスポットを撮像することができ、光ピッ
クアップ対物レンズの収差測定の作業効率を向上できる
光ピックアップ対物レンズの収差測定装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光ピックアップ対物レ
ンズの収差測定装置の構成を概念的に示す概略図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態2の光ピックアップ対物レ
ンズの収差測定装置の構成を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態2の光ピックアップ対物レ
ンズの収差測定装置の構成を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ 1a 立ち上げミラー 2 保持手段 3 レーザー照射手段 5 画像検出手段 5a 顕微鏡光学系 5b 画像入力装置 5c 顕微鏡対物レンズ 5d 撮影用レンズ 6 ダミーディスク 6a 反射面 7 フォーカス調整手段 8 位置検出手段 8a 光分割素子 8b 位置検出素子 8c レンズ 9 位置調整手段 10 光ピックアップ対物レンズ 11 フォーカス検出手段 12 光ピックアップ搭載テーブル 13 レーザー出射ユニット 13 レーザー照射ユニット 14 立ち上げミラー 15 光ピックアップ対物レンズ 16 ダミーディスク 16a 片面 17 顕微鏡対物レンズ 18 撮影用レンズ 19 フレーム 20 CCDカメラ 21 2次元ポジションセンサ 22 光ピックアップ搭載テープル 23 ステージ駆動モータ 24 XYステージ 25 フォーカス情報処理回路 26 ステージ駆動モータ 27 Zステージ 28 ベース部 29 ビームスプリッタ 30 顕微鏡光学系 31 位置検出手段 32 画像入力装置 33 固定部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップ対物レンズの収差測定装
    置において、 光ピックアップを保持する保持手段と、 前記光ピックアップにレーザー光を照射するレーザー照
    射手段と、 前記光ピックアップを透過した光を画像として検出す
    る、少なくとも顕微鏡光学系と画像入力装置を有する画
    像検出手段と、 前記顕微鏡光学系の前記光ピックアップに対向する側に
    固定され、前記光ピックアップを透過した光の透過及び
    反射を行う透過・反射光学素子と、 この透過・反射光学素子による反射光に基づいて、前記
    画像検出手段に対する光ピックアップ対物レンズのフォ
    ーカス状態を検出するフォーカス検出手段と、 前記フォーカス検出手段によるフォーカス状態の検出信
    号に応じて、前記光ピックアップ対物レンズと前記画像
    検出手段との距離を変化させ、光ピックアップ対物レン
    ズのフォーカスを合わせるフォーカス調整手段と、 を具備することを特徴とする光ピックアップ対物レンズ
    の収差測定装置。
  2. 【請求項2】 光ピックアップ対物レンズの収差測定装
    置において、 光ピックアップを保持する保持手段と、 前記光ピックアップにレーザー光を照射するレーザー照
    射手段と、 前記光ピックアップを透過した光を画像として検出す
    る、少なくとも顕微鏡光学系と画像入力装置を有する画
    像検出手段と、 前記顕微鏡光学系の前記光ピックアップに対向する側に
    固定され、前記光ピックアップを透過した光の透過及び
    反射を行う透過・反射光学素子と、 この透過・反射光学素子による反射光に基づいて、前記
    画像検出手段に対する光ピックアップ対物レンズのフォ
    ーカス状態を検出するフォーカス検出手段と、 前記フォーカス検出手段によるフォーカス状態の検出信
    号に応じて、前記光ピックアップ対物レンズと前記画像
    検出手段との距離を変化させ、光ピックアップ対物レン
    ズのフォーカスを合わせるフォーカス調整手段と、 前記光ピックアップを透過した光と、前記画像検出手段
    との相対位置を検出する前記画像入力装置よりも広い視
    野を有する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出結果を基に、前記保持手段を画
    像検出手段に対して相対的に移動させる位置調整手段
    と、 を有することを特徴とする光ピックアップ対物レンズの
    収差測定装置。
  3. 【請求項3】 前記透過・反射光学素子は、その光の反
    射面が前記顕微鏡光学系の顕微鏡対物レンズの焦点位置
    となるように顕微鏡光学系に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の光ピックアップ対物レ
    ンズの収差測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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