JPH11232089A - 用語管理システム、用語管理方法および記録媒体 - Google Patents

用語管理システム、用語管理方法および記録媒体

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JPH11232089A
JPH11232089A JP10044350A JP4435098A JPH11232089A JP H11232089 A JPH11232089 A JP H11232089A JP 10044350 A JP10044350 A JP 10044350A JP 4435098 A JP4435098 A JP 4435098A JP H11232089 A JPH11232089 A JP H11232089A
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JP10044350A
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Motoko Kano
素子 加納
Masahiro Noguchi
正浩 野口
Etsuro Minami
悦郎 南
Yasuhiro Shiina
康博 椎名
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム開発の中で使用される様々な用語の
明確な定義と統一化とを図り、対象業務の正しい理解と
認識の共通化を容易に行えるようにする。 【解決手段】 システム開発の中で使用される様々な用
語および用語間の関連を定義して用語辞書3に登録する
用語登録手段2を設け、用語そのものだけではなく、用
語どうしの関連を含めて各用語に関する定義を明確に行
うことができるようにして、当該用語が使用されるシス
テム開発の対象領域における開発関係者の理解を正確な
ものとすることができるようにする。また、このような
用語登録を例えば用語管理者のみが行うことで、使用さ
れる様々な用語の統一化を図り、用語を使用する開発関
係者全員の認識を共通化することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は用語管理システム、
用語管理方法および記録媒体に関し、特に、オブジェク
ト指向システム開発の中で使用される用語を対象として
用語管理を行うシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】業務をコンピュータシステムで実現しよ
うとする場合、そのシステムの開発は、例えば受注から
その設計、実装などの各プロセスを経て行われる。この
ようなシステム開発において、作成するシステムの対象
となる業務を理解したり、システム開発の関係者で対象
業務についての認識を共通化したり、対象業務を正しく
プログラムで置き換える(対象業務とシステムの機能や
データ等とのマッピングを正しく把握する)ために、用
語の理解と統一が極めて重要になってくる。
【0003】例えば、依頼者からの要求をシステム開発
者が正しく理解するためには、その対象業務特有の用語
(例えば金融、医療、製鉄など各産業分野に特有の用
語)の理解が必須となる。また、特にオブジェクト指向
システムの開発においては、その対象業務をモデル化す
る際には、再利用が可能な汎用性のある業務モデルとし
て整理し、適切にモデル化するためにも用語の正しい理
解が必須となる。
【0004】また、同じ意味を表すのに依頼者やシステ
ム開発者がそれぞれ異なる用語を使っていると、対象業
務のモデルを正しく理解できなくなったり、他人に正し
く伝達できなくなったりしてしまう恐れがある。そのた
め、システム開発の依頼者と受託者間、あるいは受託者
間同士で誤りのない情報伝達を行うことができるように
するためにも、用語の統一が必須である。
【0005】さらに、用語はきちっと決めていても、シ
ステムの機能名称やデータ名称として意味がすぐに理解
できる用語に即した名称を使用しないと、対象業務とそ
のシステムの機能やデータとの対応がとれなくなり、シ
ステムの維持管理が煩雑となってしまう。よって、同じ
あるいは類似の概念で括られる単語を適切な用語で統一
する必要もある。
【0006】また、対象業務をモデル化するための重要
なキーとなる用語は、依頼者とシステム開発者との様々
なやりとりを通じて抽出される。すなわち、システムが
保有すべき機能やデータは、まず初めに、依頼者からの
業務の説明や資料の中に用語として登場し、この中から
ポイントとなる用語が見い出される。そして、これらの
用語は、システム開発を実行する各プロセスにおいて利
用可能な情報へと特定化されていく。よって、このオブ
ジェクト指向システムに関する種々の情報を適切に管理
することも重要となってくる。このような用語を管理す
るためのものとして種々の用語辞書システムが提案さ
れ、また、利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
用語辞書システムでは、システム開発の対象業務領域に
おいて、その業務を実行する場合に使用される基本的な
言葉、もしくはその業務内容などを説明する場合に使用
される基本的な言葉を用語として定義し、所望の用語の
意味を必要に応じて知ることができる程度のものであっ
た。
【0008】同一のシステム開発において作成される各
種のドキュメント間で用語の統一を図るシステムも提案
されているが、この技術ではその中心的な機能として、
ドキュメントを作成するために必要な用語をデータベー
ス上で検索して見つけ出したり、登録した用語の同義語
などを管理したりするという機能を持っているに過ぎな
かった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、システム開発の中で使用される
様々な用語の明確な定義と統一化とを図り、対象業務の
正しい理解と認識の共通化を容易に行えるようにするこ
とを目的とする。更に、オブジェクト指向によるシステ
ム開発を行う際に、そのシステム開発の中で使用される
様々な用語を系統的に一元管理できるようにすることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の用語管理システ
ムは、使用される様々な用語および用語間の関連を定義
する用語定義手段と、上記用語定義手段により定義され
た用語および用語間の関連を用語辞書として記憶するデ
ータベース手段とを備える。
【0011】本発明の他の特徴とするところでは、使用
される様々な用語の構造を定義する構造定義手段と、上
記構造定義手段により定義した構造に従って用語および
用語間の関連を定義する用語定義手段と、上記用語定義
手段により定義された用語および用語間の関連を用語辞
書として記憶するデータベース手段とを備える。
【0012】ここで、上記用語から派生するシステムに
関する情報も上記用語として定義を行い、上記データベ
ース手段に用語辞書として記憶するようにしても良い。
この場合において上記用語から派生するシステムに関す
る情報は、オブジェクト指向システムに関する情報であ
っても良い。また、上記データベース手段に登録された
用語および用語間の関連を変更する定義変更手段を更に
備えるようにしても良い。また、上記データベース手段
に登録された用語および用語間の関連の整合性を確認す
る確認手段を更に備えるようにしても良い。また、上記
用語の定義の中で別の用語を参照している場合に、参照
されている用語へのリンクを付与する第1のリンク付与
手段を更に備えるようにしても良い。また、テキスト情
報を入力する情報入力手段と、上記入力されたテキスト
情報中に上記データベース手段に登録されている用語が
含まれているかどうかを検出し、含まれている場合には
上記テキスト情報中の用語について上記データベース手
段内の対応する用語へのリンクを付与する第2のリンク
付与手段を更に備えるようにしても良い。また、上記用
語定義手段が上記用語辞書の管理者が使用する端末内に
のみ備えられるようにしても良い。
【0013】また、本発明の用語管理方法は、用語辞書
の管理者が使用する端末において、使用される様々な用
語の構造を定義し、定義した構造に従って用語および用
語間の関連を定義するステップと、上記定義された用語
および用語間の関連を上記用語辞書としてデータベース
に登録するステップとを有する。
【0014】本発明の他の特徴とするところでは、上記
用語から派生するシステムに関する情報も上記用語とし
て定義し、上記データベースに用語辞書として登録す
る。この場合において上記用語から派生するシステムに
関する情報は、オブジェクト指向システムに関する情報
であっても良い。
【0015】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、使用される様々な用語および用語間の関
連を定義する用語定義手段と、上記用語定義手段により
定義された用語および用語間の関連を用語辞書としてデ
ータベースに登録する登録手段としてコンピュータを機
能させるためのプログラムを記録する。
【0016】本発明の他の特徴とするところでは、使用
される様々な用語から派生するオブジェクト指向システ
ムに関する情報も用語とみなし、上記用語の構造を定義
する構造定義手段と、上記構造定義手段により定義した
構造に従って上記用語および用語間の関連を定義する用
語定義手段と、上記用語定義手段により定義された用語
および用語間の関連を用語辞書としてデータベースに登
録する登録手段としてコンピュータを機能させるための
プログラムを記録する。
【0017】本発明のその他の特徴とするところでは、
使用される様々な用語から派生するオブジェクト指向シ
ステムに関する情報も用語とみなし、上記用語および用
語間の関連を定義して登録された用語辞書の構造を有す
るデータを記録する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明による用語管理シ
ステムの特徴を最もよく表す一実施形態を示したもので
ある。以下では、車両の貸し出し業務を適用したコンピ
ュータシステムを開発する場合を例にとって説明する。
【0019】図1において、1は構造定義手段であり、
上記車両の貸し出し業務のシステムを例えばオブジェク
ト指向により開発する際に使用される様々な用語の構造
を定義する。ここで言う用語とは、作成するシステムの
適用業務領域においてその業務を行う場合に使用される
基本的な言葉、もしくはその業務内容などを説明する場
合に使用される基本的な言葉の他に、このような用語か
ら派生するオブジェクト指向システムに関する種々の情
報、例えば、クラス、属性、エージェント、ユースケー
ス等も含む。なお、業務のシステムがオブジェクト指向
システムではない場合、用語から派生する情報はこの限
りではない。
【0020】上述したように、システムが保有すべき機
能やデータは、まず初めに依頼者とシステム開発者との
様々なやりとりを通じて説明や資料の中から抽出され
る。そして、これらの用語は、システム開発を実行する
過程でオブジェクト指向で利用可能な情報へと特定化さ
れていく。よって、このオブジェクト指向システムに関
する種々の情報は、用語から派生するものである。
【0021】そこで、本実施形態では以下に詳しく述べ
るように、システムに関する重要な情報が用語から派生
するという性質に着目して、従来は別個のデータベース
として管理していたオブジェクト指向システムに関する
情報を用語とみなし、これらの情報と用語との継承関係
を整理して全ての用語を一族(用語あるいは用語から派
生するもの)として、統一して管理できるようにしてい
る。
【0022】図2は、上記構造定義手段1によって定義
される構造の一例を示す概念図である。図2において、
構造の最上層にある「用語」は、対象とする業務を把握
して作成しようとするシステムの新業務プロセスを設計
する際などに行われる様々なやりとりから洗い出される
種々の用語である。本実施形態では、その用語の意味記
述の他に、対応する英語名称を記述できるように構造を
定義する。このようにすることにより、実装の段階でプ
ログラム言語に変換する際に英語名称をそのまま利用す
ることができ、プログラム化の便利を図ることができ
る。
【0023】上記「用語」の下に付された△の印は派生
を意味しており、「用語」から「ユースケース」、「エ
ンティティ」、「関連」および「属性」が派生している
ことが示されている。上記「ユースケース」は、対象と
する業務(本実施形態の例ではカーレンタル業務)の内
容を記述するものである。ここでは、例えば、そのユー
スケースが何を目的として実行されるものかなどの意味
や、各動作のステップとして表した一般的な業務手順、
あるいは起動される場合に満たすべき条件などを記述で
きるように構造を定義する。
【0024】また、上記「エンティティ」は、担うべき
役割(責任)を表すものであり、これから「エージェン
ト」および「クラス」が派生している。「エージェン
ト」は当該業務システムを使う人を記述するものであ
り、例えば“店員”等の名称や意味などの記述を行える
ように構造を定義する。また、「クラス」は適用業務領
域に存在する物や概念を表すものであり、それぞれ特有
の「属性」を持つ。「属性」からはクラス型、算術型、
列挙型、時間型、日付型、文字列型などが派生してい
る。
【0025】また、上記「関連」は、保持する「関連リ
ンク」を記述するものであり、「関連リンク」には「ク
ラス」と「属性」との関係および異なる内容の「クラ
ス」同士の関係を記述できるように構造を定義する。
【0026】また、図2において派生以外に実線で結ば
れている部分は、互いに関連付けられていることを示
し、実線の端部に付した●の印は複数であることを示し
ている。例えば、ユースケースとエージェントとの関連
で一例を挙げて説明すると、“車の予約や貸し出しなど
の複数の業務が複数の店員で行われる”といった関連が
定義される。また、ユースケース間の関連で一例を挙げ
て説明すると、“車の貸し出しを顧客が要求したときに
未だ予約が済んでいなければ予約のユースケースに移行
する”といった関連が定義される。
【0027】なお、図2には説明を分かりやすくするた
めに種々の用語の構造を階層的に概念図として示した
が、実際に構造を定義する際には、「用語」、「ユース
ケース」、「エージェント」、「クラス」、「属性」、
……等の各構造毎に、定義すべき項目や継承関係などを
エディタ等を使ってスクリプトファイルとして記述す
る。このような用語の構造を定義することによって初め
て実際に用語の登録が可能な状態となる。なお、構造定
義情報の登録および維持管理は、特別な権限が与えられ
た用語管理者のみが行う。
【0028】再び図1に戻って説明する。2は用語登録
手段であり、上記構造定義手段1により定義した構造に
従って用語(用語から派生したものを含む)および用語
間の関連を定義することにより、用語辞書(データベー
ス)3に用語を登録する。すなわち、上記構造定義手段
1で定義した各項目の内容をエディタを使って別のスク
リプトファイルに記述する。図1に示すように、この用
語登録手段2は新規登録部2aと変更部2bと削除部2
cとを有しており、新たな用語の追加登録や、既登録の
用語の編集を自由に行えるようになっている。
【0029】通常、システム開発に重要な種々の用語
は、開発者と依頼者との間のやりとりを通じて抽出さ
れ、システム開発の各プロセスを経てユースケース、エ
ージェント、クラス等の派生語に展開されていき、用語
辞書として登録される。抽出した用語をどの派生語とし
て登録するかは、適用業務領域のモデルを適切に作成で
きるように、システム開発者による試行錯誤によって決
定される。
【0030】特に、クラス候補と属性候補の用語は、ど
のようなモデリングをするかによってクラスとも属性と
もなり得るため、頻繁に変更される可能性がある。ま
た、各々の用語の意味も開発の工程が進むにつれて、よ
り厳密に定義されたり修正されたりするので、用語に関
する変更も頻繁に起こる。本実施形態ではこのようなこ
とを上記新規登録部2a、変更部2b、削除部2cを使
って簡単に行うことができる。
【0031】また、4は整合性確認手段であり、用語管
理者用のディスプレイ5を使って、用語辞書3に登録さ
れた用語に関して入力すべき項目が未入力になっていな
いかどうかを確認する。また、関連する用語への参照が
指定されているにもかかわらず参照する用語が登録され
ていない場合がないかどうかも確認する。6はリンク付
与手段であり、用語の定義の中で別の用語が参照されて
いる場合に、参照されている用語へのリンクを例えばハ
イパーリンク形式で付与し、用語辞書3の内容を例えば
HTML形式のファイル7に展開する。
【0032】8は検索データ作成手段であり、用語辞書
3に登録されている用語の一覧表や用語の種類別の一覧
表、あるいは名称などに関する単純検索やキーワードに
よる曖昧検索を行うための検索データを作成し、例えば
HTML形式のファイル9に展開する。10は公開手段
であり、上記HTML形式のファイル7,9をシステム
開発者用のディスプレイ11に供給し、登録された用語
定義の情報を参照するためのブラウザ(例えばWebブ
ラウザ)を提供する。
【0033】12は混じり化手段であり、用語辞書3か
ら作成されたHTMLファイル7を用いて、テキスト入
力手段13より入力されたテキストファイル14中に用
語辞書3に登録されている用語が含まれているかどうか
を検出し、含まれている場合には、テキストファイル1
4中の用語について用語辞書3内の対応する用語へのリ
ンクを例えばハイパーリンク形式で付与し、例えばHT
ML形式のファイル15に展開する。展開されたファイ
ル15は、システム開発者用のディスプレイ11に表示
される。
【0034】システム開発者は、HTML形式の各ファ
イル7,9,15に従ってディスプレイ11に表示され
た内容を見ることによって、用語辞書3に登録されてい
る用語を参照したり、所望の用語を捜し出すために検索
を行ったり、入力したテキスト情報(例えば作成しよう
するシステムの要求使用書や設計使用書などの各種ドキ
ュメント)を参照したりすることができる。このとき、
用語間にはハイパーリンクが引かれているので、ある用
語の参照中にそれに引用されている用語の部分をクリッ
クするだけでその用語の説明画面に直ちに移行して表示
することができ、用語の相互参照を簡便にすることがで
きる。
【0035】また、システム開発で使用される様々な文
書に用語混じり化機能を適用することにより、文書中の
用語辞書3として登録されている用語の部分にハイパー
リンクを引くことができ、用語参照の簡便化さらにはシ
ステム開発関係者の適用業務領域に関する理解の促進を
図ることができる。さらに、文書中で用語辞書3に登録
されていない用語にはハイパーリンクが引かれないの
で、登録すべきであるのに登録していない用語を簡単に
検出することができるというメリットもある。
【0036】次いで、16は印刷手段であり、用語辞書
3に登録された用語情報を紙媒体に印刷してシステム開
発者に提供する。すなわち、用語辞書3内のデータをも
とに印刷用データ作成部16aで LaTeXファイル16b
を作成し、PSファイル作成部16cで印刷用のフォー
ストスクリプトファイル17を作成して印刷する。以上
の構成において、構造定義手段1、用語登録手段2、用
語辞書3、整合性確認手段4、リンク付与手段6、検索
データ作成手段8、公開手段10および印刷手段16は
用語管理者の使用する端末に備えられ、混じり化手段1
2およびテキスト入力手段13はシステム開発者の使用
する端末に備えられる。
【0037】以下、上記のように構成した本実施形態に
よる用語管理システムの動作を、具体例を用いながら説
明する。図3は、用語の定義を行う際の流れを示すフロ
ーチャートである。図3に示すように、システム開発の
まず最初の段階では、ステップS1で用語の洗い出しを
行う。ここでは上述したように、依頼者が欲しているシ
ステムの機能群を開発者が把握する際に、システム開発
者が開発に重要な種々の用語を依頼者とのやりとりを通
じて抽出する。
【0038】すなわち、システム化の対象業務領域に関
する理解や開発関係者間の認識の共通化のために必要と
思われる重要な単語を、各種資料や説明の中から用語と
して予め抜粋する。用語辞書3を作成する前に用語の候
補とその意味を統一し、それに基づいて新しい業務プロ
セスの設計を行うことで、システム開発の成果物におけ
る用語の使用を統一する。ここでは例えば、要求定義資
料より「ユーザ」、「車種」、「車両」の単語を用語の
候補として抽出したとする。
【0039】次に、ステップS2では、抽出した用語の
定義を行う。ここでは、図2に示したような用語の構造
を用語管理者がまず最初に定義して用語の登録を行える
状態にした上で、最上層の「用語」に関する項目を入力
することにより、用語の登録を行う。用語の登録には、
新しく用語辞書3を作る最初の登録の場合と、既存の用
語辞書3に対して新たな用語を追加する場合の2つのケ
ースがあり、いずれの場合も図1の新規登録部2aによ
って行われる。
【0040】新しく用語辞書3を作る場合は、まずシス
テム開発の各担当者が自己の端末を使って登録して欲し
いデータを生成し、それを用語管理者の端末に送信す
る。用語管理者は、提出されたデータから用語辞書3を
作成する。そして、整合性確認手段4を用いて、提出さ
れたデータおよびこのデータより作成した用語辞書3を
見て不整合がないかどうかを確認し、不整合がある場合
は整合がとれた形に修正する。修正は、用語管理者がデ
ータ生成者に依頼して行っても良い。
【0041】また、既存の用語辞書3に新たな用語を追
加する場合は、まず用語の追加を希望するシステム開発
者が登録して欲しい用語に関するデータを用語管理者の
端末に送信する。用語管理者は、提出されたデータに基
づいて、整合性確認手段4を用いて既に登録されている
用語との不整合がないかどうかを確認する。特に、良く
似た概念の用語が既に登録されていなかどうかをチェッ
クする。そして、不整合がなければ送付された登録用デ
ータをファイルに追加することにより、用語辞書3を更
新する。
【0042】例えば、ステップS2では、図5に示すよ
うに、上記ステップS1で抽出された「ユーザ」に関し
て「顧客」および「客」を新しい用語として登録する。
すなわち、「ユーザ」の単語を抽出した時点では“会社
から様々なサービスを受ける人”と定義されていたの
が、新システムを適用した新しい業務プロセスについて
更に検討した結果、システムに登録されていない人もユ
ーザとする場合と、システムに登録されている人に限定
してユーザとする場合とが発見されたとする。そこで、
これらを区別することにより定義を厳密にするために、
システムに登録されている人を「顧客」とし、登録され
ていない人を「客」として登録する。
【0043】また、図6に示すように、図3のステップ
S2では、上記ステップS1で抽出された「車種」と
「車両」とを新しい用語として登録する。すなわち、こ
れらの単語は、抽出した時点で決定した内容に特に問題
がなかったので、そのまま使用することとしたものであ
る。
【0044】次に、ステップS3で、用語がシステム開
発の対象となる業務の名称かどうかを判断する。そし
て、業務の名称である場合は、ステップS4に進んでユ
ースケースの定義を行う。例えば、図7に示すように、
「車両の貸出」をシステム化する業務の名称、すなわち
ユースケースとして登録する。その際、登録された用語
を適切に用いるように配慮して記述する。また、図8に
示すように、この「車両の貸出」の定義中より新たに
「取引番号」を新しい用語として登録する。
【0045】ここで、図7の最後段には“トリガー・エ
ージェント=(店員)”なる記述がなされている。これ
は、店員がいなければ業務は遂行されないというユース
ケースとエージェントとの関連を示している。このよう
に、ユースケースの定義を行う際に必要な場合は、関連
付けの定義(図2の例ではユースケースとエージェン
ト、およびユースケース間の関連付け)も併せて行う。
【0046】上記ステップS3で用語が業務の名称でな
いと判断した場合は、ステップS5で更に用語が業務に
関わる人や環境であるかどうかを判断する。そして、人
や環境である場合は、ステップS6に進んでエージェン
トの定義(関連付けの定義も含む)を行う。例えば、図
9に示すように、「店員」を業務(ユースケース)に関
わる人や環境、すなわちエージェントとして登録する。
この記述に際にしても上記「車両の貸出」と同様に、登
録された用語を適切に用いるように配慮して記述する。
【0047】なお、エージェントの登録項目の中では、
責任を実際に担うクラスあるいはエージェントを定義す
ることになっているが、クラスについてはまだこの時点
では決定されていない。そこで、まだ登録できない項目
については未登録にする。本実施形態では、用語生成時
に必ず登録しなければいけない項目と、上述のように登
録時にデータを記述できない可能性がある項目や必ずし
も定義する必要のない項目とを、構造定義手段1による
構造の定義の時点であらかじめ設定できるようにしてい
る。
【0048】また、図7のユースケースの定義中にはエ
ージェントとの関連付けが記述されたが、図9のエージ
ェントの定義ではユースケースとの関連付けが記述され
ていない。これは、この例においては一方から定義して
いれば十分だからである。もちろん、相互の関係を記述
する必要がある場合には、双方において関連付けに関す
る記述を行って定義を行う。
【0049】上記ステップS3およびステップS5で用
語がユースケースでもエージェントでもないと判断した
場合は、そのまま用語定義の処理を終了する。すなわ
ち、この例で「顧客」、「客」、「車種」、「車両」、
「取引番号」の各用語は、ユースケースともエージェン
トとも定義されず、そのまま用語として用語辞書3に保
存される。以上のようにして、最初に洗い出した用語の
意味を確定していき、その後これを使用して新しい業務
プロセスの手順(ユースケース)を設計する。
【0050】そして、設計した新業務プロセスに従って
システムのモデル化および実装を行う際に、上記登録し
た用語を、オブジェクト指向によるシステム開発で利用
可能な派生語へ変更していく。すなわち、新業務プロセ
スのモデル化の結果、クラスが抽出されるとともにその
関連が決定され、クラス、クラスの属性、クラス間の関
連が登録できるようになる。クラスの関連については基
本的にこのモデル化のプロセスで新しく決定されるが、
クラスおよびクラス属性の中には、新業務プロセスの設
計段階で既に用語として登録されたものが置き変わるも
のが少なくない。この場合は、用語の定義のみでは不足
している情報を追加することになる。
【0051】用語を変更する場合は、用語辞書3にスク
リプトファイルとして登録した内容をエディタを使って
直接書き換える。なお、このモデル化および実装の際に
見落としや厳密に定義していない部分を見つけた場合
は、用語、ユースケースおよびエージェントの定義を再
度行うことも可能である。
【0052】用語の変更が発生する場合は、まず変更を
希望するシステム開発者が用語管理者と開発関係者全員
の端末に、変更を希望する用語とその理由および追加し
て欲しい用語の登録用データなどを送信する。開発関係
者全員は、この変更によって自分の開発成果物(要求定
義書など)が影響されないかどうかをチェックする。そ
して、影響がある場合は、開発関係者全員の端末に、影
響範囲とそれによりどのような変更が発生するかの情
報、用語変更の可否、更に用語変更不可の場合は代替案
の情報を送信する。
【0053】用語管理者は、用語変更に関する開発関係
者間の議論をモニタリングし、また変更理由と変更内容
とを確認した上で、最終的にどのような変更を行うかの
最終案を開発関係者の端末に送信する。この最終案に特
に異論がなく、その最終案で用語変更を実施するのであ
れば、用語管理者は、用語辞書3に登録されている用語
のデータを、送付された変更用のデータに置き換え、用
語辞書3を更新する。そして、開発成果物に影響する変
更の場合は、その開発成果物の変更を開発の担当者に要
請する。
【0054】また、用語辞書3に登録されている用語を
削除する場合は、用語辞書3にスクリプトファイルとし
て登録した内容をエディタを使って直接削除する。用語
の削除が発生する場合は、まず削除を希望するシステム
開発者が用語管理者と開発関係者全員の端末に、削除を
希望する用語とその理由とを送信する。開発関係者全員
は、この削除によって自分の開発成果物が影響されない
かどうかをチェックする。そして、影響がある場合は、
開発関係者全員の端末に、影響範囲とそれによりどのよ
うな訂正が発生するのかの情報、用語削除の可否、更に
用語削除不可の場合は代替案の情報を送信する。
【0055】用語管理者は、用語削除に関する開発関係
者間の議論をモニタリングし、また削除理由を確認した
上で、削除の実施の可否について最終案を開発関係者の
端末に送信する。この最終案に特に異論がなく、用語を
削除することになった場合は、用語管理者は、用語辞書
3に登録されている用語のデータを削除し、用語辞書3
を更新する。そして、この用語を使用している他の用語
の有無を調べ、既になくなった用語を参照しているもの
を公開して訂正を行うように開発の担当者に要請する。
【0056】図4は、用語の変更を行う際の流れを示す
フローチャートである。以下、用語辞書3に登録した用
語の変更を行う場合の手順をこの図4に沿って具体例を
用いながら説明する。図4において、まずステップS1
1で、設計した新業務プロセスに従ってシステムをモデ
ル化していく過程で、ある用語がオブジェクト(適用業
務領域に存在する物や概念)に該当するかどうかを判断
し、そうであればステップS12に進んで「クラス」の
定義を行う。
【0057】また、ステップS13では、ある用語がク
ラス間の関係に該当するかどうかを判断し、そうであれ
ばステップS14に進んで「関連」および「関連リン
ク」の定義を行う。また、ステップS15では、ある用
語がクラスの属性に該当するかどうかを判断し、そうで
あればステップS16に進んで「属性」の定義を行う。
これらステップS12,S14,S16の定義では、図
3のステップS4,S6と同様に関連付けの定義も併せ
て行う。
【0058】例えば、オブジェクトモデル(クラスとク
ラス間の関連の定義)作成の結果、図10に示すように
「車両」を用語からクラスに変更する。また、図11に
示すように「予約」、「予約の訂正」、「貸出」および
「返却」を総称(抽象化)した「取引」という新しいク
ラスを登録する。また、図12に示すように「取引番
号」を用語からクラス「取引」の属性に変更する。ま
た、図13に示すようにクラス「車両」とクラス「取
引」との間に「取引する」という新しい関連を作成す
る。また、図14に示すようにエージェント「店員」に
おける未登録の項目(役割を担うクラスの名称)を追加
する。
【0059】また、決定された適用業務領域のオブジェ
クトモデルをシステムのアーキテクチャ上に構築できる
ようにモデルを詳細化する過程で、上述の用語の変更と
同様に新しいクラス、クラス属性、クラス間の関係を定
義する。これらの定義内容の訂正を行う場合もある。こ
こでは例えば、「取引番号」は当初算術型と考えていた
が、桁数を一致させるためや幾つかの操作を準備するた
めにはクラスとする方が望ましいと考え、図15に示す
ように「取引番号」をクラス「取引」の属性からクラス
に変更している。
【0060】以上詳しく説明したように、本実施形態の
用語管理システムによれば、システム開発の中で使用さ
れる様々な用語を抽出し、用語そのものだけでなく用語
間の関連も定義して用語辞書3として管理するように
し、このような管理を特別な権限を持つ用語管理者のみ
が行えるようにしたので、各用語をその関連も含めて明
確に定義することができるとともに、用語を一元管理す
ることで開発関係者のシステム開発に関する認識を共通
化することができる。
【0061】また、本実施形態では、用語から派生して
いると思われるシステム開発に関する重要な情報、すな
わちオブジェクト指向システムに関する情報(クラス、
属性、エージェント、ユースケースなど)をも用語とみ
なして1つの用語辞書3として一元管理できるようにす
るとともに、用語の変更や削除を自由に行えるようにし
たので、システム開発を通じて培われていく様々な用語
に関する知識を蓄積して、用語のライフサイクルに沿っ
た管理をすることができる。
【0062】また、互いに関連のある用語間にハイパー
リンクを引いて提示するようにしたので、用語の参照の
簡便に行うことができるとともに、開発関係者の適用業
務領域に関する理解を促進することができ、システム開
発の効率を向上させることができる。さらに、用語混じ
り化機能を適用することにより、登録すべき用語を容易
に検出することができ、必要な用語を漏れなく登録する
ことができる。
【0063】さらに、従来は、オブジェクト指向に関す
るクラス、属性、エージェント、ユースケースといった
情報は、用語辞書として管理されることはなく、データ
ベースとして登録されることはあっても用語とは別のデ
ータベースとして管理されていたため、これらの情報と
用語との相互参照は困難であった。また、異なるデータ
ベースに別の用語が登録されていた場合には、それが本
来は1つの用語として統一すべきものであるか、あるい
は互いに関連を持ったものであるかのチェックは不可能
であった。これに対して本実施形態では、様々な用語
(これから派生したものを含む)を用語管理者の下で統
一管理することができるので、用語間の相互参照や整合
性チェックを容易に行うことができるようになる。
【0064】(本発明の他の実施形態)本発明は、上述
した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイス(図
示しないCPU、ROM、RAM等)を動作させるよう
に、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム
内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現す
るためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータに格納されたプ
ログラムに従って上記各種デバイスを動作させることに
よって実施したものであるが、ハードウェア的に構成し
ても良い。
【0065】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
コード自体が上述した実施形態の機能を実現することに
なり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば
かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を
構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体
としては、例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0066】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0067】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0068】なお、以上の実施形態では、用語管理者用
の端末とシステム開発者用の端末とをネットワークを介
して接続し、用語管理用の端末で用語を一元管理するよ
うにしたが、例えば管理者用のパスワードを設定するこ
とにより、1つの端末をスタンドアロン型で用いて実施
することも可能である。
【0069】また、以上の実施形態では、オブジェクト
指向システムの開発に当たっての用語管理について説明
したが、開発の態様はオブジェクト指向によるものには
限定されず、任意に適用することが可能である。また、
システム開発以外の場面でも、用語の定義のみならず用
語間の関連を定義することにより、上述したような従来
にはない優れた効果を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】本発明は上述したように、使用される様
々な用語および用語間の関連を定義して用語辞書として
登録するようにしたので、用語どうしの関連を含めて各
用語に関する定義を明確に行うことができ、当該用語が
使用される対象領域における関係者の理解を正確なもの
とすることができる。また、このような用語登録を例え
ば用語管理者のみが行うことで、使用される様々な用語
の統一化を図り、用語を使用する関係者全員の認識を共
通化することができる。
【0071】また、本発明の他の特徴によれば、用語か
ら派生するシステムに関する情報(例えばオブジェクト
指向システムに関する情報)も上記用語として定義し、
用語辞書として登録するようにしたので、用語だけでな
く、これから派生するシステムに関する重要な情報も用
語として一元管理することができ、例えばシステム開発
を通じて展開されていく様々な用語に関する知識を蓄積
して用語のライフサイクルに沿った管理をすることがで
きる。また、これらの情報が全て一元管理されるので、
未登録項目の有無や用語間の関連付けの整合性を簡単に
確認することもできる。
【0072】また、本発明のその他の特徴によれば、用
語の定義の中で別の用語を参照している場合に、参照さ
れている用語に対してリンクを付与する手段を設けたの
で、ある用語の参照中に引用されている用語の部分を指
示するだけでその内容説明等を参照することができ、用
語の相互参照を簡便に行うことができる。
【0073】また、本発明のその他の特徴によれば、入
力されたテキスト情報中に登録済みの用語が含まれてい
る場合には上記テキスト情報中の用語について対応する
用語へのリンクを付与する手段を設けたので、テキスト
情報の参照中に登録済みの用語の部分を指示するだけで
当該用語の内容説明等を参照することができ、用語参照
の簡便化さらには関係者の対象領域に関する理解の更な
る促進を図ることができる。また、未登録の用語にはリ
ンクが引かれないので、登録すべき用語を簡単に検出す
ることもでき、必要な用語を漏れなく登録することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による用語管理システムの特徴を最もよ
く表す一実施形態を示す図である。
【図2】図1の構造定義手段によって定義される用語の
構造の一例を示す概念図である。
【図3】用語の定義を行う際の流れを示すフローチャー
トである。
【図4】用語の変更を行う際の流れを示すフローチャー
トである。
【図5】用語の登録例を示す図である。
【図6】用語の登録例を示す図である。
【図7】ユースケースの登録例を示す図である。
【図8】用語の登録例を示す図である。
【図9】エージェントの登録例を示す図である。
【図10】用語からクラスへの変更例を示す図である。
【図11】新たな用語の登録例を示す図である。
【図12】用語からクラス属性への変更例を示す図であ
る。
【図13】関連の登録例を示す図である。
【図14】エージェントの変更例を示す図である。
【図15】クラス属性からクラスへの変更例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 構造定義手段 2 用語登録手段 2a 用語の新規登録部 2b 用語の変更部 2c 用語の削除部 3 用語辞書(データベース) 4 整合性確認手段 6 リンク付与手段 12 混じり化手段 13 テキスト入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎名 康博 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用される様々な用語および用語間の関
    連を定義する用語定義手段と、 上記用語定義手段により定義された用語および用語間の
    関連を用語辞書として記憶するデータベース手段とを備
    えたことを特徴とする用語管理システム。
  2. 【請求項2】 使用される様々な用語の構造を定義する
    構造定義手段と、 上記構造定義手段により定義した構造に従って用語およ
    び用語間の関連を定義する用語定義手段と、 上記用語定義手段により定義された用語および用語間の
    関連を用語辞書として記憶するデータベース手段とを備
    えたことを特徴とする用語管理システム。
  3. 【請求項3】 上記用語から派生するシステムに関する
    情報も上記用語として定義を行い、上記データベース手
    段に用語辞書として記憶することを特徴とする請求項1
    または2に記載の用語管理システム。
  4. 【請求項4】 上記用語から派生するシステムに関する
    情報は、オブジェクト指向システムに関する情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の用語管理システム。
  5. 【請求項5】 上記データベース手段に登録された用語
    および用語間の関連を変更する定義変更手段を更に備え
    たことを特徴とする請求項3または4に記載の用語管理
    システム。
  6. 【請求項6】 上記データベース手段に登録された用語
    および用語間の関連の整合性を確認する確認手段を更に
    備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記
    載の用語管理システム。
  7. 【請求項7】 上記用語の定義の中で別の用語を参照し
    ている場合に、参照されている用語へのリンクを付与す
    る第1のリンク付与手段を更に備えたことを特徴とする
    請求項1〜6の何れか1項に記載の用語管理システム。
  8. 【請求項8】 テキスト情報を入力する情報入力手段
    と、 上記入力されたテキスト情報中に上記データベース手段
    に登録されている用語が含まれているかどうかを検出
    し、含まれている場合には上記テキスト情報中の用語に
    ついて上記データベース手段内の対応する用語へのリン
    クを付与する第2のリンク付与手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の用語管理
    システム。
  9. 【請求項9】 上記用語定義手段は、上記用語辞書の管
    理者が使用する端末内にのみ備えられることを特徴とす
    る請求項1〜8の何れか1項に記載の用語管理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 用語辞書の管理者が使用する端末にお
    いて、 使用される様々な用語の構造を定義し、定義した構造に
    従って用語および用語間の関連を定義するステップと、 上記定義された用語および用語間の関連を上記用語辞書
    としてデータベースに登録するステップとを有すること
    を特徴とする用語管理方法。
  11. 【請求項11】 上記用語から派生するシステムに関す
    る情報も上記用語として定義し、上記データベースに用
    語辞書として登録することを特徴とする請求項10に記
    載の用語管理方法。
  12. 【請求項12】 上記用語から派生するシステムに関す
    る情報は、オブジェクト指向システムに関する情報であ
    ることを特徴とする請求項11に記載の用語管理方法。
  13. 【請求項13】 使用される様々な用語および用語間の
    関連を定義する用語定義手段と、 上記用語定義手段により定義された用語および用語間の
    関連を用語辞書としてデータベースに登録する登録手段
    としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記
    録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  14. 【請求項14】 使用される様々な用語から派生するオ
    ブジェクト指向システムに関する情報も用語とみなし、
    上記用語の構造を定義する構造定義手段と、 上記構造定義手段により定義した構造に従って上記用語
    および用語間の関連を定義する用語定義手段と、 上記用語定義手段により定義された用語および用語間の
    関連を用語辞書としてデータベースに登録する登録手段
    としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記
    録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  15. 【請求項15】 使用される様々な用語から派生するオ
    ブジェクト指向システムに関する情報も用語とみなし、
    上記用語および用語間の関連を定義して登録された用語
    辞書の構造を有するデータが記録されたコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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