JPH11231843A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH11231843A JPH11231843A JP3253898A JP3253898A JPH11231843A JP H11231843 A JPH11231843 A JP H11231843A JP 3253898 A JP3253898 A JP 3253898A JP 3253898 A JP3253898 A JP 3253898A JP H11231843 A JPH11231843 A JP H11231843A
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- vertical blanking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 垂直ブランキング期間において、液晶パネル
内の信号線の信号の極性が規則的に交流反転しないと、
信号線と画素とのカップリングに起因して輝度が変動
し、画質が低下する。 【解決手段】 アクティブマトリクス方式の液晶表示装
置において、垂直ブランキング期間にＶカウンタ２３か
ら出力されるＢＬＫパルスをＯＲゲート２４を介してＴ
フリップフロップ２１にそのＥＮＢ入力として与え、垂
直ブランキング期間においても例えば１Ｈ周期のＦＲＰ
パルスを生成するようにし、表示パネルに映像表示を行
わない垂直ブランキング期間の表示用映像信号を規則的
に交流反転させて液晶パネルの信号線に書き込む。
内の信号線の信号の極性が規則的に交流反転しないと、
信号線と画素とのカップリングに起因して輝度が変動
し、画質が低下する。 【解決手段】 アクティブマトリクス方式の液晶表示装
置において、垂直ブランキング期間にＶカウンタ２３か
ら出力されるＢＬＫパルスをＯＲゲート２４を介してＴ
フリップフロップ２１にそのＥＮＢ入力として与え、垂
直ブランキング期間においても例えば１Ｈ周期のＦＲＰ
パルスを生成するようにし、表示パネルに映像表示を行
わない垂直ブランキング期間の表示用映像信号を規則的
に交流反転させて液晶パネルの信号線に書き込む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置（以
下、ＬＣＤ(Liquid Crystal Display)と称す）に関し、
特に行列状に２次元配置された複数個の画素を画素単位
で順次選択するアクティブマトリクス方式のＬＣＤに関
する。
下、ＬＣＤ(Liquid Crystal Display)と称す）に関し、
特に行列状に２次元配置された複数個の画素を画素単位
で順次選択するアクティブマトリクス方式のＬＣＤに関
する。
【０００２】
【従来の技術】図６に、アクティブマトリクス方式のＬ
ＣＤにおける単位画素の等価回路を示す。同図におい
て、信号線１０１とゲート線１０２の交点部分に薄膜ト
ランジスタ（ＴＦＴ；thin film transistor）１０３が
配されており、そのソース電極が信号線１０１に、ゲー
ト電極がゲート線１０２にそれぞれ接続されている。薄
膜トランジスタ１０３のドレイン電極には、液晶セル１
０４の透明画素電極が接続されている。この液晶セル１
０４の共通電極（対向電極）は、Ｃｓ線１０５に接続さ
れている。また、液晶セル１０４に対して並列に保持容
量Ｃｓが配されている。そして、Ｃｓ線１０５には、所
定のコモン電圧Ｖｃｏｍが与えられる。
ＣＤにおける単位画素の等価回路を示す。同図におい
て、信号線１０１とゲート線１０２の交点部分に薄膜ト
ランジスタ（ＴＦＴ；thin film transistor）１０３が
配されており、そのソース電極が信号線１０１に、ゲー
ト電極がゲート線１０２にそれぞれ接続されている。薄
膜トランジスタ１０３のドレイン電極には、液晶セル１
０４の透明画素電極が接続されている。この液晶セル１
０４の共通電極（対向電極）は、Ｃｓ線１０５に接続さ
れている。また、液晶セル１０４に対して並列に保持容
量Ｃｓが配されている。そして、Ｃｓ線１０５には、所
定のコモン電圧Ｖｃｏｍが与えられる。
【０００３】ところで、小型ＬＣＤでは、その駆動法と
して主に、１Ｈ反転駆動法が用いられる。ここに、１Ｈ
反転駆動法とは、各画素に印加する映像信号の極性をコ
モン電圧Ｖｃｏｍに対して１Ｈ（Ｈは水平期間）毎に反
転させる駆動法である。この１Ｈ反転駆動法にて液晶セ
ル１０４を交流駆動することにより、各画素の液晶セル
１０４に印加される電圧の極性が１ライン毎に反転する
ため、液晶セル１０４の劣化を防ぐことができる。
して主に、１Ｈ反転駆動法が用いられる。ここに、１Ｈ
反転駆動法とは、各画素に印加する映像信号の極性をコ
モン電圧Ｖｃｏｍに対して１Ｈ（Ｈは水平期間）毎に反
転させる駆動法である。この１Ｈ反転駆動法にて液晶セ
ル１０４を交流駆動することにより、各画素の液晶セル
１０４に印加される電圧の極性が１ライン毎に反転する
ため、液晶セル１０４の劣化を防ぐことができる。
【０００４】ここで、アクティブマトリクス方式ＬＣＤ
の駆動について、図７のタイミングチャートを用いて説
明する。
の駆動について、図７のタイミングチャートを用いて説
明する。
【０００５】映像信号Ｖ１の書き込みが行われると、薄
膜トランジスタ１０３がオフ状態となった後に、信号線
１０１の信号の極性が反転する（１Ｈ反転）。このと
き、信号線１０１との間の寄生容量Ｃａに起因するカッ
プリング（容量結合）の影響により、液晶セル１０４の
透明画素電極側の電位（以下、画素電位と称す）Ｖが、
電位Ｖ１を中心として振幅Ｖａで変動する。
膜トランジスタ１０３がオフ状態となった後に、信号線
１０１の信号の極性が反転する（１Ｈ反転）。このと
き、信号線１０１との間の寄生容量Ｃａに起因するカッ
プリング（容量結合）の影響により、液晶セル１０４の
透明画素電極側の電位（以下、画素電位と称す）Ｖが、
電位Ｖ１を中心として振幅Ｖａで変動する。
【０００６】ここで、映像表示期間においては、映像信
号の極性は、規則的に、例えば１ライン毎に交流反転す
るため、信号線１０１とのカップリングによる画素電位
Ｖの変動分Ｖａも相殺され、画素の実効電位は変動しな
い。
号の極性は、規則的に、例えば１ライン毎に交流反転す
るため、信号線１０１とのカップリングによる画素電位
Ｖの変動分Ｖａも相殺され、画素の実効電位は変動しな
い。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、垂直ブラン
キング期間においては、画素への信号の書き込みは行わ
れないため、信号線１０１への映像信号の書き込みが行
われなかったり、図７のタイミングチャートにおける期
間Ａのように、入力される映像信号の極性反転が規則的
でない等の理由により、液晶パネル内の信号線１０１の
信号の極性が規則的に交流反転しない場合がある。
キング期間においては、画素への信号の書き込みは行わ
れないため、信号線１０１への映像信号の書き込みが行
われなかったり、図７のタイミングチャートにおける期
間Ａのように、入力される映像信号の極性反転が規則的
でない等の理由により、液晶パネル内の信号線１０１の
信号の極性が規則的に交流反転しない場合がある。
【０００８】このため、信号線１０１と画素とのカップ
リングによる画素電位Ｖの変動が、“Ｌ”レベル側（ま
たは、“Ｈ”レベル側）に片寄ることになるため、その
変動分Ｖａが完全には相殺されず、画素の実効電位につ
いても、“Ｌ”レベル側（または、“Ｈ”レベル側）に
ΔＶだけ片寄る。この実効電位の変動分ΔＶは、輝度が
変動する一因となり、画質を低下させることになる。
リングによる画素電位Ｖの変動が、“Ｌ”レベル側（ま
たは、“Ｈ”レベル側）に片寄ることになるため、その
変動分Ｖａが完全には相殺されず、画素の実効電位につ
いても、“Ｌ”レベル側（または、“Ｈ”レベル側）に
ΔＶだけ片寄る。この実効電位の変動分ΔＶは、輝度が
変動する一因となり、画質を低下させることになる。
【０００９】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、信号線と画素とのカ
ップリングに起因する輝度の変動をなくし、画質の向上
を可能とした液晶表示装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、信号線と画素とのカ
ップリングに起因する輝度の変動をなくし、画質の向上
を可能とした液晶表示装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置は、交流反転用パルスを生成し、この交流反転用パル
スに基づいて映像信号の極性を規則的に交流反転し、こ
の交流化された映像信号を信号線へ書き込む液晶表示装
置であって、交流反転用パルスを垂直ブランキング期間
においても規則的に生成する構成となっている。
置は、交流反転用パルスを生成し、この交流反転用パル
スに基づいて映像信号の極性を規則的に交流反転し、こ
の交流化された映像信号を信号線へ書き込む液晶表示装
置であって、交流反転用パルスを垂直ブランキング期間
においても規則的に生成する構成となっている。
【００１１】上記構成の液晶表示装置において、交流反
転用パルスを垂直ブランキング期間においても規則的に
生成することで、表示部に映像表示を行わない垂直ブラ
ンキング期間の表示用映像信号が規則的に交流反転しつ
つ、表示部の信号線に書き込まれる。その結果、信号線
と画素のカップリングによる画素電位の変動も規則的と
なり、フィールド内で平均化した場合に、カップリング
による変動量が相殺され、画素電位のフィールド内での
実効値が変動せず、一定となる。
転用パルスを垂直ブランキング期間においても規則的に
生成することで、表示部に映像表示を行わない垂直ブラ
ンキング期間の表示用映像信号が規則的に交流反転しつ
つ、表示部の信号線に書き込まれる。その結果、信号線
と画素のカップリングによる画素電位の変動も規則的と
なり、フィールド内で平均化した場合に、カップリング
による変動量が相殺され、画素電位のフィールド内での
実効値が変動せず、一定となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【００１３】図１は、本発明に係る液晶表示装置の基本
的な構成の一例を示すブロック図である。図１におい
て、タイミングジェネレータ１１は、水平同期信号ＨＳ
ＹＮＣおよび垂直同期信号ＶＳＹＮＣを基に、液晶パネ
ル１２の駆動用パルスを生成して液晶パネル１２に供給
するとともに、映像信号の交流反転用パルスＦＲＰを生
成してＲＧＢドライバー１３に供給する。
的な構成の一例を示すブロック図である。図１におい
て、タイミングジェネレータ１１は、水平同期信号ＨＳ
ＹＮＣおよび垂直同期信号ＶＳＹＮＣを基に、液晶パネ
ル１２の駆動用パルスを生成して液晶パネル１２に供給
するとともに、映像信号の交流反転用パルスＦＲＰを生
成してＲＧＢドライバー１３に供給する。
【００１４】ＲＧＢドライバー１３は、外部より入力さ
れるＲ（赤），Ｇ（緑），Ｂ（青）の映像信号を増幅す
るとともに、タイミングジェネレータ１１から供給され
る交流反転用パルスＦＲＰの極性により交流反転を行
い、液晶パネル１２における映像表示用の信号を生成す
る。すなわち、映像信号の交流反転は、タイミングジェ
ネレータ１１で生成された交流反転用パルスＦＲＰをＲ
ＧＢドライバー１３に入力することによって行われる。
れるＲ（赤），Ｇ（緑），Ｂ（青）の映像信号を増幅す
るとともに、タイミングジェネレータ１１から供給され
る交流反転用パルスＦＲＰの極性により交流反転を行
い、液晶パネル１２における映像表示用の信号を生成す
る。すなわち、映像信号の交流反転は、タイミングジェ
ネレータ１１で生成された交流反転用パルスＦＲＰをＲ
ＧＢドライバー１３に入力することによって行われる。
【００１５】上記構成の液晶表示装置において、本発明
の特徴とする部分は、タイミングジェネレータ１１の内
部の具体的な構成、特に交流反転用パルスＦＲＰを生成
するためのＦＲＰパルス生成回路にある。すなわち、本
発明では、液晶パネル１２において映像表示を行わない
期間、即ち垂直ブランキング期間におけるＦＲＰパルス
のタイミングを規則的に交流反転させてから、液晶パネ
ル１２に映像信号を書き込むようにする。以下、本発明
の具体的な実施形態について説明する。
の特徴とする部分は、タイミングジェネレータ１１の内
部の具体的な構成、特に交流反転用パルスＦＲＰを生成
するためのＦＲＰパルス生成回路にある。すなわち、本
発明では、液晶パネル１２において映像表示を行わない
期間、即ち垂直ブランキング期間におけるＦＲＰパルス
のタイミングを規則的に交流反転させてから、液晶パネ
ル１２に映像信号を書き込むようにする。以下、本発明
の具体的な実施形態について説明する。
【００１６】図２は、本発明の第１実施形態を示すブロ
ック図であり、１Ｈ反転への適用例を示す。図２におい
て、Ｔフリップフロップ２１は、１Ｈ（１ライン）周期
のクロックｃｋをクロック入力とし、その正相出力Ｑと
して１Ｈ毎に反転するＦＲＰパルスを発生する。Ｔフリ
ップフロップ２１の逆相出力ＸＱは、ＡＮＤゲート２２
の一方の入力となる。ＡＮＤゲート２２の出力は、Ｔフ
リップフロップ２１のデータ（Ｄ）入力となる。
ック図であり、１Ｈ反転への適用例を示す。図２におい
て、Ｔフリップフロップ２１は、１Ｈ（１ライン）周期
のクロックｃｋをクロック入力とし、その正相出力Ｑと
して１Ｈ毎に反転するＦＲＰパルスを発生する。Ｔフリ
ップフロップ２１の逆相出力ＸＱは、ＡＮＤゲート２２
の一方の入力となる。ＡＮＤゲート２２の出力は、Ｔフ
リップフロップ２１のデータ（Ｄ）入力となる。
【００１７】Ｖカウンタ２３は、水平同期信号ＨＳＹＮ
Ｃに基づいて液晶パネル１２の映像表示ライン数をカウ
ントし、垂直ブランキング期間においてＢＬＫパルスを
出力する。このＢＬＫパルスは、ＮＯＲゲート２４を経
てＴフリップフロップ２１のイネーブル（ＥＮＢ）入力
となる。
Ｃに基づいて液晶パネル１２の映像表示ライン数をカウ
ントし、垂直ブランキング期間においてＢＬＫパルスを
出力する。このＢＬＫパルスは、ＮＯＲゲート２４を経
てＴフリップフロップ２１のイネーブル（ＥＮＢ）入力
となる。
【００１８】不連続タイミング生成回路２５は、間引き
や高速スキャン等の不連続なタイミングの期間に“Ｌ”
レベルのＭＢＫパルスを出力する。このＭＢＫパルス
は、ＮＯＲゲート２４を経てＴフリップフロップ２１の
ＥＮＢ入力となり、ＦＲＰパルスの反転タイミングを制
御する。
や高速スキャン等の不連続なタイミングの期間に“Ｌ”
レベルのＭＢＫパルスを出力する。このＭＢＫパルス
は、ＮＯＲゲート２４を経てＴフリップフロップ２１の
ＥＮＢ入力となり、ＦＲＰパルスの反転タイミングを制
御する。
【００１９】なお、Ｔフリップフロップ２１、Ｖカウン
タ２３および不連続タイミング生成回路２５は、フィー
ルド周期でＲＥＳＥＴパルスが入力されることによって
リセットされる。
タ２３および不連続タイミング生成回路２５は、フィー
ルド周期でＲＥＳＥＴパルスが入力されることによって
リセットされる。
【００２０】上記構成の第１実施形態に係るＦＲＰパル
ス生成回路において、垂直ブランキング期間では、Ｖカ
ウンタ２３から“Ｈ”レベルのＢＬＫパルスが出力さ
れ、これに応答してＴフリップフロップ２１はそのＥＮ
Ｂ入力が“Ｌ”レベルとなることでイネーブル状態とな
る。その結果、Ｔフリップフロップ２１から出力される
ＦＲＰパルスは垂直ブランキング期間では１Ｈ反転とな
る。
ス生成回路において、垂直ブランキング期間では、Ｖカ
ウンタ２３から“Ｈ”レベルのＢＬＫパルスが出力さ
れ、これに応答してＴフリップフロップ２１はそのＥＮ
Ｂ入力が“Ｌ”レベルとなることでイネーブル状態とな
る。その結果、Ｔフリップフロップ２１から出力される
ＦＲＰパルスは垂直ブランキング期間では１Ｈ反転とな
る。
【００２１】液晶パネル１２に映像信号の表示を行わな
い垂直ブランキング期間において、タイミングジェネレ
ータ１１のＦＲＰパルス生成回路で生成される映像信号
極性の交流反転用パルスＦＲＰを規則的に１Ｈ反転とす
ることにより、図３のタイミングチャートに示すよう
に、垂直ブランキング期間においても、液晶パネル１２
の映像表示用信号を規則的に交流反転（１Ｈ反転）させ
る。そして、この交流化された映像表示用信号を垂直ブ
ランキング期間中においても、液晶パネル１２内の信号
線に書き込むようにする。
い垂直ブランキング期間において、タイミングジェネレ
ータ１１のＦＲＰパルス生成回路で生成される映像信号
極性の交流反転用パルスＦＲＰを規則的に１Ｈ反転とす
ることにより、図３のタイミングチャートに示すよう
に、垂直ブランキング期間においても、液晶パネル１２
の映像表示用信号を規則的に交流反転（１Ｈ反転）させ
る。そして、この交流化された映像表示用信号を垂直ブ
ランキング期間中においても、液晶パネル１２内の信号
線に書き込むようにする。
【００２２】このように、液晶パネル１２内の信号線に
書き込まれるパネル表示用の映像信号を規則的に１Ｈ反
転させることにより、信号線と画素とのカップリングに
よる画素電位Ｖの変動Ｖａも規則的に１Ｈ反転の交流化
し、フィールド内で平均化した場合に、カップリングに
よる変動量を相殺することができる。これにより、画素
電位Ｖのフィールド内での実効値はＶ１となり、変動す
ることはない。
書き込まれるパネル表示用の映像信号を規則的に１Ｈ反
転させることにより、信号線と画素とのカップリングに
よる画素電位Ｖの変動Ｖａも規則的に１Ｈ反転の交流化
し、フィールド内で平均化した場合に、カップリングに
よる変動量を相殺することができる。これにより、画素
電位Ｖのフィールド内での実効値はＶ１となり、変動す
ることはない。
【００２３】なお、図３のタイミングチャートには、１
Ｈ反転の場合の信号タイミングと画素電位の関係を示し
ている。
Ｈ反転の場合の信号タイミングと画素電位の関係を示し
ている。
【００２４】図４は、本発明の第２実施形態を示すブロ
ック図であり、1/2 Ｈ反転への適用例を示す。図４にお
いて、Ｔフリップフロップ３１には1/2 Ｈ周期のクロッ
クｃｋがクロック入力として与えられる。これにより、
Ｔフリップフロップ３１は、そのクロック入力に応じて
1/2 Ｈ毎に反転するＦＲＰパルスを正相出力Ｑとして発
生する。Ｔフリップフロップ３１の逆相出力ＸＱは、Ａ
ＮＤゲート３２を介してＤ入力となる。
ック図であり、1/2 Ｈ反転への適用例を示す。図４にお
いて、Ｔフリップフロップ３１には1/2 Ｈ周期のクロッ
クｃｋがクロック入力として与えられる。これにより、
Ｔフリップフロップ３１は、そのクロック入力に応じて
1/2 Ｈ毎に反転するＦＲＰパルスを正相出力Ｑとして発
生する。Ｔフリップフロップ３１の逆相出力ＸＱは、Ａ
ＮＤゲート３２を介してＤ入力となる。
【００２５】Ｖカウンタ３３は、水平同期信号ＨＳＹＮ
Ｃに基づいて液晶パネル１２の映像表示ライン数をカウ
ントし、垂直ブランキング期間においてＢＬＫパルスを
出力する。このＢＬＫパルスは、ＮＯＲゲート３４を経
てＴフリップフロップ３１のＥＮＢ入力となる。
Ｃに基づいて液晶パネル１２の映像表示ライン数をカウ
ントし、垂直ブランキング期間においてＢＬＫパルスを
出力する。このＢＬＫパルスは、ＮＯＲゲート３４を経
てＴフリップフロップ３１のＥＮＢ入力となる。
【００２６】不連続タイミング生成回路３５は、間引き
や高速スキャン等の不連続なタイミングの期間に“Ｌ”
レベルのＭＢＫパルスを出力する。このＭＢＫパルス
は、ＦＲＰパルスの反転タイミングを制御するためのパ
ルスとして、ＮＯＲゲート３４を経てＴフリップフロッ
プ３１のＥＮＢ入力となる。
や高速スキャン等の不連続なタイミングの期間に“Ｌ”
レベルのＭＢＫパルスを出力する。このＭＢＫパルス
は、ＦＲＰパルスの反転タイミングを制御するためのパ
ルスとして、ＮＯＲゲート３４を経てＴフリップフロッ
プ３１のＥＮＢ入力となる。
【００２７】一方、Ｔフリップフロップ３６には、１Ｈ
周期のクロックｃｋがクロック入力として与えられる。
これにより、Ｔフリップフロップ３６は、そのクロック
入力に応じて１Ｈ毎に反転するＦＲＰ１Ｈパルスを逆相
出力ＸＱとして発生する。Ｔフリップフロップ３６の逆
相出力ＸＱは、ＡＮＤゲート３７を介してＤ入力とな
る。
周期のクロックｃｋがクロック入力として与えられる。
これにより、Ｔフリップフロップ３６は、そのクロック
入力に応じて１Ｈ毎に反転するＦＲＰ１Ｈパルスを逆相
出力ＸＱとして発生する。Ｔフリップフロップ３６の逆
相出力ＸＱは、ＡＮＤゲート３７を介してＤ入力とな
る。
【００２８】なお、Ｔフリップフロップ３１、Ｖカウン
タ３３、不連続タイミング生成回路３５およびＴフリッ
プフロップ３６は、フィールド周期でＲＥＳＥＴパルス
が入力されることによってリセットされる。
タ３３、不連続タイミング生成回路３５およびＴフリッ
プフロップ３６は、フィールド周期でＲＥＳＥＴパルス
が入力されることによってリセットされる。
【００２９】上記構成の第２実施形態に係るＦＲＰパル
ス生成回路において、垂直ブランキング期間では、Ｖカ
ウンタ３３から“Ｈ”レベルのＢＬＫパルスが出力さ
れ、これに応答してＴフリップフロップ３１はそのＥＮ
Ｂ入力が“Ｌ”レベルとなることでイネーブル状態とな
る。その結果、Ｔフリップフロップ３１から出力される
ＦＲＰパルスは垂直ブランキング期間では1/2 Ｈ反転と
なる。
ス生成回路において、垂直ブランキング期間では、Ｖカ
ウンタ３３から“Ｈ”レベルのＢＬＫパルスが出力さ
れ、これに応答してＴフリップフロップ３１はそのＥＮ
Ｂ入力が“Ｌ”レベルとなることでイネーブル状態とな
る。その結果、Ｔフリップフロップ３１から出力される
ＦＲＰパルスは垂直ブランキング期間では1/2 Ｈ反転と
なる。
【００３０】一方、ブランキング期間以外では、Ｔフリ
ップフロップ３６から出力される１Ｈ反転のＦＲＰ１Ｈ
パルスがＮＯＲゲート３４を介してＴフリップフロップ
３１のＥＮＢ入力となることにより、Ｔフリップフロッ
プ３１から出力されるＦＲＰパルスは１Ｈ反転となる。
ップフロップ３６から出力される１Ｈ反転のＦＲＰ１Ｈ
パルスがＮＯＲゲート３４を介してＴフリップフロップ
３１のＥＮＢ入力となることにより、Ｔフリップフロッ
プ３１から出力されるＦＲＰパルスは１Ｈ反転となる。
【００３１】液晶パネル１２に映像信号の表示を行わな
い垂直ブランキング期間において、タイミングジェネレ
ータ１１のＦＲＰパルス生成回路で生成される映像信号
極性の交流反転用パルスＦＲＰを規則的に1/2 Ｈ反転と
することにより、図５のタイミングチャートに示すよう
に、垂直ブランキング期間においても、液晶パネル１２
の映像表示用信号を規則的に交流反転（1/2 Ｈ反転）さ
せる。そして、この交流化された映像表示用信号を垂直
ブランキング期間中においても、液晶パネル１２内の信
号線に書き込むようにする。
い垂直ブランキング期間において、タイミングジェネレ
ータ１１のＦＲＰパルス生成回路で生成される映像信号
極性の交流反転用パルスＦＲＰを規則的に1/2 Ｈ反転と
することにより、図５のタイミングチャートに示すよう
に、垂直ブランキング期間においても、液晶パネル１２
の映像表示用信号を規則的に交流反転（1/2 Ｈ反転）さ
せる。そして、この交流化された映像表示用信号を垂直
ブランキング期間中においても、液晶パネル１２内の信
号線に書き込むようにする。
【００３２】このように、液晶パネル１２内の信号線に
書き込まれるパネル表示用の映像信号を規則的に1/2 Ｈ
反転させることにより、垂直ブランキング期間交流反転
タイミングを１Ｈ反転とした場合と同様に、信号線と画
素とのカップリングによる画素電位Ｖの変動Ｖａも規則
的に1/2 Ｈ反転の交流化し、フィールド内で平均化した
場合に、カップリングによる変動量を相殺することがで
きる。これにより、画素電位Ｖのフィールド内での実効
値はＶ１となり、変動することはない。
書き込まれるパネル表示用の映像信号を規則的に1/2 Ｈ
反転させることにより、垂直ブランキング期間交流反転
タイミングを１Ｈ反転とした場合と同様に、信号線と画
素とのカップリングによる画素電位Ｖの変動Ｖａも規則
的に1/2 Ｈ反転の交流化し、フィールド内で平均化した
場合に、カップリングによる変動量を相殺することがで
きる。これにより、画素電位Ｖのフィールド内での実効
値はＶ１となり、変動することはない。
【００３３】なお、図３のタイミングチャートには、1/
2 Ｈ反転の場合の信号タイミングと画素電位の関係を示
している。
2 Ｈ反転の場合の信号タイミングと画素電位の関係を示
している。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクティブマトリクス方式の液晶表示装置において、交
流反転用パルスを垂直ブランキング期間においても規則
的に生成し、表示パネルに映像表示を行わない垂直ブラ
ンキング期間の表示用映像信号を規則的に交流反転させ
て、表示パネルの信号線に書き込むようにしたことで、
信号線とのカップリングによる画素電位の変動が規則的
となり、フィールド内で平均化した場合に、カップリン
グによる変動量が相殺されるため、カップリングに起因
する輝度の変動がなくなり、画質を向上できる。
アクティブマトリクス方式の液晶表示装置において、交
流反転用パルスを垂直ブランキング期間においても規則
的に生成し、表示パネルに映像表示を行わない垂直ブラ
ンキング期間の表示用映像信号を規則的に交流反転させ
て、表示パネルの信号線に書き込むようにしたことで、
信号線とのカップリングによる画素電位の変動が規則的
となり、フィールド内で平均化した場合に、カップリン
グによる変動量が相殺されるため、カップリングに起因
する輝度の変動がなくなり、画質を向上できる。
【００３５】特に、アクティブマトリクス方式の液晶表
示装置では、今後、画素数の増加に伴って信号線から画
素へのカップリングが増加すると考えられるが、本発明
は、この画素数の増加に起因する信号線と画素とのカッ
プリング対策として有用なものとなる。
示装置では、今後、画素数の増加に伴って信号線から画
素へのカップリングが増加すると考えられるが、本発明
は、この画素数の増加に起因する信号線と画素とのカッ
プリング対策として有用なものとなる。
【図１】本発明に係る液晶表示装置の基本的な構成の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図２】本発明の第１実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図３】第１実施形態の動作説明のためのタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図４】本発明の第２実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図５】第２実施形態の動作説明のためのタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図６】アクティブマトリクス方式ＬＣＤにおける単位
画素の等価回路図である。
画素の等価回路図である。
【図７】従来例の動作説明のためのタイミングチャート
である。
である。
１１…タイミングジェネレータ、１２…液晶パネル、１
３…ＲＧＢドライバー、２１，３１…Ｔフリップフロッ
プ、２３，３３…Ｖカウンタ、２５，３５…不連続タイ
ミング生成回路
３…ＲＧＢドライバー、２１，３１…Ｔフリップフロッ
プ、２３，３３…Ｖカウンタ、２５，３５…不連続タイ
ミング生成回路
Claims (3)
- 【請求項１】 交流反転用パルスを生成し、この交流反
転用パルスに基づいて映像信号の極性を規則的に交流反
転し、この交流化された映像信号を信号線へ書き込む液
晶表示装置であって、 前記交流反転用パルスを垂直ブランキング期間において
も規則的に生成することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 垂直ブランキング期間において、前記交
流反転用パルスの周期を１Ｈ（Ｈは水平期間）とするこ
とを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項３】 垂直ブランキング期間において、前記交
流反転用パルスの周期を1/2 Ｈ（Ｈは水平期間）とする
ことを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253898A JPH11231843A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253898A JPH11231843A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11231843A true JPH11231843A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12361728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3253898A Pending JPH11231843A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11231843A (ja) |
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-
1998
- 1998-02-16 JP JP3253898A patent/JPH11231843A/ja active Pending
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