JPH11231404A - カメラの制御回路 - Google Patents

カメラの制御回路

Info

Publication number
JPH11231404A
JPH11231404A JP10032966A JP3296698A JPH11231404A JP H11231404 A JPH11231404 A JP H11231404A JP 10032966 A JP10032966 A JP 10032966A JP 3296698 A JP3296698 A JP 3296698A JP H11231404 A JPH11231404 A JP H11231404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply voltage
control circuit
block
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10032966A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumasa Okubo
光將 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10032966A priority Critical patent/JPH11231404A/ja
Priority to US09/248,644 priority patent/US6081673A/en
Publication of JPH11231404A publication Critical patent/JPH11231404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/26Power supplies; Circuitry or arrangement to switch on the power source; Circuitry to check the power source voltage

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速、且つ低消費電力で動作可能な低耐圧回路
素子を用いても、必要な高電圧での制御動作が可能なカ
メラの制御回路を提供すること。 【解決手段】CPU1は、所定の電源電圧範囲で動作可
能なI/O部101と、このI/O部101よりも上限
値が低い所定の電源電圧範囲で動作可能なコア部102
とで構成され、制御命令を出力して周辺回路を制御す
る。そして、上記制御命令に基いて、昇圧回路5では、
I/O部101が動作可能な電源電圧範囲でバッテリ8
の電源電圧を昇圧して第1の電源電圧とし、これをI/
O部101に供給する。一方、インターフェースIC2
内のレギュレータ201では、上記コア部102が動作
可能な電源電圧範囲で上記第1の電源電圧を所定期間降
圧して第2の電源電圧とし、この第2の電源電圧をコア
部102に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカメラの制御回路
に関し、より詳細には、高密度、低電圧コアを有する演
算制御回路を含んだカメラの制御回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高密度、低電圧コアを有する低電
圧コア制御回路を備えたカメラが開発されている。例え
ば、カメラ内のCPUの電源端子に、バッテリを昇圧し
て作成した高電圧を印加し、そのCPUのポートでスト
ロボのゲート駆動型スイッチング素子を駆動するカメラ
が、本件出願人による先の出願である特開平7−302
690号公報に記載されている。
【0003】このように、制御上で必要に応じて単一電
源のCPUの電源電圧を昇圧し、その状態でCPUが必
要な制御をすることにより、必要に応じて高電圧で制御
することができ、低消費電力で小型・低コストのカメラ
の制御回路を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−302690に記載されたカメラでは、上記高
電圧に耐えうるCPUを用いる必要があるが、この高電
圧耐用のCPUを使用するとコストアップにつながって
しまう。
【0005】一方で近年、CPU等のICを高速に、且
つ低消費電力で動作させるため、パターンの微細化が進
んでいる。しかし、パターンの微細化が進むと、その耐
圧が低下してしまい、高電圧を印加することができなく
なるという課題を有している。
【0006】したがってこの発明は、高速に、且つ低消
費電力で動作可能な低耐圧回路素子を用いても、必要な
高電圧での制御動作が可能なカメラの制御回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、所
定の電源電圧範囲で動作可能な第1の機能ブロックと、
上記第1の機能ブロックよりも上限値が低い所定の電源
電圧範囲で動作可能な第2の機能ブロックとを含み、制
御命令を出力して周辺回路を制御する制御手段と、上記
制御命令に基き、上記第1の機能ブロックが動作可能な
電源電圧範囲でバッテリの電源電圧を昇圧して第1の電
源電圧とし、この第1の電源電圧を上記第1の機能ブロ
ックに供給する昇圧手段と、上記制御命令に基き、上記
第2の機能ブロックが動作可能な電源電圧範囲で上記第
1の電源電圧を所定期間降圧して第2の電源電圧とし、
この第2の電源電圧を上記第2の機能ブロックに供給す
る降圧手段とを具備することを特徴とする。
【0008】この発明のカメラの制御回路にあっては、
制御手段が所定の電源電圧範囲で動作可能な第1の機能
ブロックと、上記第1の機能ブロックよりも上限値が低
い所定の電源電圧範囲で動作可能な第2の機能ブロック
とを含んでおり、制御命令を出力して周辺回路を制御す
る。そして、上記制御命令に基いて、昇圧手段では、上
記第1の機能ブロックが動作可能な電源電圧範囲でバッ
テリの電源電圧を昇圧して第1の電源電圧とし、この第
1の電源電圧を上記第1の機能ブロックに供給する。一
方、上記制御命令に基いて、降圧手段では、上記第2の
機能ブロックが動作可能な電源電圧範囲で上記第1の電
源電圧を必要に応じて降圧して第2の電源電圧とし、こ
の第2の電源電圧を上記第2の機能ブロックに供給す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
のカメラの制御回路の実施の形態を説明する。図1は、
この発明の第1の実施の形態に係るカメラの制御回路の
構成を示す図である。
【0010】図1に於いて、CPU1は、カメラ全体の
制御を行うもので、ワンチップマイクロコンピュータに
より構成されている。このCPU1は、動作電源電圧
が、例えば2〜6VでCPU1の外部と電気信号のやり
とりをするI/O部101と、高集積で動作電源電圧
が、例えば2〜3.5VのCPUコア部102とにより
構成されている。また、上記I/O部101とコア部1
02との間には、レベルシフタが設けられており、それ
ぞれのブロックに異なる電源電圧が印加されていても論
理信号の伝達が可能になっている。I/O部101とコ
ア部102の電源端子は、それぞれVCCH、VCCL
である。
【0011】CPU1には、それぞれ詳細は後述するイ
ンターフェースIC2と、測距部3と、ストロボ回路4
と、昇圧回路5と、各種センサ6と、パワードライバ7
及びバッテリ8が接続されている。
【0012】インターフェースIC2は、主にアナログ
回路で構成されている。このインターフェースIC2
は、第1の電圧であるVCC1より低い第2の電圧であ
るVCC2の電圧を降圧し、例えば3.3Vの定電圧を
VREG端子に出力するレギュレータ201と、バッテ
リ8の出力電源であるVCC1を昇圧することにより、
所定の、例えば3.5Vまたは5Vの電圧になるように
電源VCC2を保つことが可能なDCDCコンバータ制
御回路202とを有して構成されている。そして、上記
インターフェースIC2は、CPU1からの指令に基い
て動作状態が設定されるようになっている。
【0013】測距部3は、被写体までの距離を検出する
ための測距手段である。この測距部3内には、外部の被
写体11からの光線を光電変換するラインセンサアレイ
302と、このラインセンサアレイ302上に上記被写
体11からの光線を導いて結像させる結像レンズ303
と、上記CPU1に制御されてラインセンサアレイ30
2の信号出力を処理してCPU1に出力するAFIC3
01とで構成されている。尚、上記ラインセンサ302
は、例えば5V程度の比較的高い電圧で駆動する必要が
あるため、測距動作を行う際には電源電圧VCC2を5
Vに昇圧する必要がある。
【0014】ストロボ回路4は、ストロボ昇圧回路40
1と、メインコンデンサ402と、トリガ回路403
と、キセノン管404及びゲート駆動型スイッチング素
子(IGBT素子)405とから構成される。上記スト
ロボ昇圧回路401は、CPU1の制御に基いてメイン
コンデンサ402に電荷を蓄積する。また、トリガ回路
403は、CPU1の指令に基いてキセノン管404に
発光開始のための高電圧を印加する。IGBT素子40
5は、CPU1のポートにより直接駆動されるもので、
キセノン管404の発光を途中停止させることができ
る。
【0015】昇圧回路5は、コイル501と、そのベー
スが上記インターフェースIC2内のDCDCコンバー
タ制御回路202の出力OSCにより制御されるNPN
パワートランジスタ502と、整流用のショットキーバ
リアダイオード503と、コンデンサ504とから構成
される。
【0016】上記各種センサ6は、図示されないフォト
インタラプタ、フォトリフレクタ、測光素子等の各種セ
ンサにより構成される。これら各種センサ6は、インタ
ーフェースIC2によって制御されて、その出力はイン
ターフェースIC2で処理されてCPU1へ送られる。
【0017】上記パワードライバ7は、CPU1の指令
に基いてインターフェースIC2により制御されるもの
で、モータ701や図示されないプランジャ等のアクチ
ュエータに代表されるパワー素子を駆動する。
【0018】バッテリ8は、例えば3Vの開放電圧を有
して構成されるもので、ショットキーバリアダイオード
10を介してCPU1に接続される。上記ショットキー
バリアダイオード10により、レギュレータ回路201
が停止してVREG端子がハイインピーダンスになって
いる際は、VCC1側から電源を供給することになる。
【0019】次に、この第1の実施の形態に於ける電源
電圧の制御動作について、図2のタイミングチャートを
参照して説明する。図2は、第1の実施の形態に於ける
カメラの電源電圧と消費電流の変化を示すタイミングチ
ャートである。
【0020】先ず、時刻t0 からt1 間での期間T1
は、カメラにバッテリ8が装填された直後や、図示され
ない電源スイッチがオンされた直後の待機状態を表して
いる。このとき、消費電流はCPU1やインターフェー
スIC2といった制御回路に流れる電流のみであり、ま
たDCDCコンバータ制御回路202は停止している。
このため、消費電流は、数mA程度の少ない状態であ
る。
【0021】また、バッテリ8から流れる電流が少ない
ため、バッテリ8の内部抵抗による電圧降下はほとんど
なく、VCC1(=VCCH)はバッテリ8の開放電圧
とほぼ同じ3Vとなる。一方、VCC2は、VCC1か
らショットキーバリアダイオード503による電圧降下
を差し引いて、およそ2.8Vになっている。更に、V
CCLは、レギュレータ201が動作していないため、
VCC1からショットキーバリアダイオード801によ
る電圧降下を差し引いて、およそ2.8Vになってい
る。
【0022】続く時刻t1 〜t2 の期間T2は、ストロ
ボチャージ時の状態を表している。ストロボチャージの
際は、先ずCPU1により、インターフェースIC2に
対してDCDCコンバータ制御回路202の3.5V昇
圧が指示され、VCC2が3.5Vに保持される。これ
に続いて、CPU1がインターフェースIC2に対して
レギュレータ201の動作が指示される。これにより、
VCCLは3.3Vに保持される。
【0023】次に、ストロボ昇圧回路401に対して、
ストロボチャージが指示される。ストロボチャージは大
電流を要するため、VCC1はバッテリ8内部の抵抗に
よって、例えば1.5V程度まで低下する。また、電流
値は、上記DCDCコンバータ制御回路202が3.5
V昇圧を開始した時点で数十mAに増加され、ストロボ
チャージの開始によって、2A程度の大電流になる。
【0024】時刻t2 〜t3 の期間T3は、ストロボチ
ャージ動作終了後の待機状態であり、上述した期間T1
とほぼ同じ状態になる。続く時刻t3 〜t4 の期間T4
は、モータ駆動時の状態を表している。
【0025】この期間T4では、先ずCPU1によっ
て、インターフェースIC2に対してDCDCコンバー
タ制御回路202の3.5V昇圧が指示され、VCC2
が3.5Vに保持される。次いで、CPU1により、イ
ンターフェースIC2に対してモータ701の駆動が指
示され、該モータ701が駆動される。
【0026】ここでは、比較的高い抵抗値を持ったモー
タを用いているため、その消費電流はストロボチャージ
時よりも少なく、VCC1は2V以上に保持されてい
る。このため、レギュレータ201は不動作のままであ
り、VCCLにはVCC1からショットキーバリアダイ
オード503による電圧降下が差し引かれた電圧が供給
されている。尚、電流値は、起動時に1A程度になる。
【0027】時刻t4 〜t5 の期間T5は、モータ駆動
動作終了後の待機状態であり、上述した期間T1とほぼ
同じ状態になる。時刻t5 〜t6 の期間T6は、測距及
びストロボ発光を行う期間である。
【0028】先ず測距について述べると、CPU1によ
って、インターフェースIC2に対してDCDCコンバ
ータ制御回路202の5V昇圧が指示されて、VCC2
が5Vに保持される。これに続いて、CPU1からイン
ターフェースIC2に対してレギュレータ201の動作
が指示される。これにより、VCCLは3.3Vに保持
される。
【0029】次に、CPU1からAFIC301に対し
て測距動作が指示される。AFIC301は、ラインセ
ンサアレイ302に光電流の積分を行わせるもので、そ
の積分値が読み出されてCPU1に出力される。CPU
1では、その出力を基に、被写体距離が算出される。
【0030】また、上記期間T6はストロボの発光を含
んでいる。このストロボ発光について述べると、先ず、
CPU1によりIGBT素子405のゲートに5Vの電
圧が印加されて、該IGBT素子405がオンされる。
これは、VCC2が5Vに昇圧されているので、CPU
1がそのCMOS出力ポートで駆動するだけで5Vの電
圧を出力することができる。
【0031】次に、CPU1によってトリガ回路403
が制御されて、発光開始に必要なトリガ電圧が発生さ
れ、発光が開始される。そして、必要な発光量が得られ
たところで、IGBT素子405がオフされ、ストロボ
の発光が停止される。
【0032】時刻t7 以降の期間T7は、測距及びスト
ロボ発光動作終了後の待機状態であり、上述した期間T
1とほぼ同じ状態になるので、ここでは説明を省略す
る。尚、上述しぬ第1の実施の形態に於いて、CPU1
はCMOSロジックIC等の他の制御素子に置き換えも
可能である。
【0033】また、上記ショットキーバリアダイオード
は、通常のダイオードに置き換えても良い。更に、上記
期間T5のように、CPU1の一部の耐圧を超える昇圧
電圧がCPU1に印加される際に行われる処理は、測距
やストロボチャージに限られるものではない。
【0034】また、インターフェースIC2は、必ずし
もワンチップで構成されるものではなく、別体の素子を
組み合わせて構成しても良いし、インターフェースIC
2の機能の全部または一部がCPU1の内部に一体で構
成されていても良い。
【0035】以上のような実施の形態では、CPU1に
VCCHとVCCLの2電源を供給しており、VCCL
の電源電圧の上限値を抑えているため、CPU内部の集
積度をあげて小型、低コストとしても、その高集積部を
破壊することなく、高電圧信号を直接入出力することが
できる。
【0036】また、上記レギュレータ201を、VCC
LがVCC1から電源供給を受けたときに、CPU1の
最高動作電圧を上回るときのみ動作させているため、レ
ギュレータ201が動作することによる消費電流を最小
限に抑えることができる。
【0037】次に、この発明のカメラの制御回路の第2
の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態に於け
るカメラの制御回路は、その回路構成は上述した第1の
実施の形態と同一であるので説明は省略する。
【0038】この第2の実施の形態では、インターフェ
ースIC2が、その内部に有しているレギュレータ20
1とDCDCコンバータ制御回路202を連動させるよ
うに構成されている。このため、設定の電圧にかかわら
ず上記DCDCコンバータ制御回路202を作動させ、
VCC2を昇圧させる際は、レギュレータ201も合わ
せて動作する。
【0039】図3は、この第2の実施の形態によるカメ
ラの電源電圧と消費電流の変化を示すタイミングチャー
トである。この図3のタイミングチャートは、上述した
図2のタイミングチャートと期間T4の部分のみが異な
っている。したがって、他の期間は図2のタイミングチ
ャートと同じであるので説明は省略し、期間T4のみ説
明する。
【0040】図3に於いて、期間T4では、CPU1に
よってインターフェースIC2に対してDCDCコンバ
ータ制御回路202が動作され、昇圧を開始するのに連
動してレギュレータ201も動作される。このとき、V
CCLは3.3Vに保持される。
【0041】このように、第2の実施の形態では、レギ
ュレータ201とDCDCコンバータ制御回路202を
連動させるように構成されているので、CPU1がDC
DCコンバータ制御回路202とレギュレータ201と
を別々に制御する必要がない。そのため、CPUのプロ
グラムの負担を軽くし、小型、低コストのCPUを使用
可能で、且つ設計者のプログラムミスでCPUの低耐圧
部を破壊してしまうという事故を未然に防止することが
できる。
【0042】次に、この発明のカメラの制御回路の第3
の実施の形態について説明する。図4は、この発明の第
3の実施の形態に係るカメラの制御回路の構成を示す図
である。
【0043】この第3の実施の形態によるカメラの制御
回路は、その回路構成はインターフェースIC2を除い
て上述した第1の実施の形態とほぼ同一である。すなわ
ち、インターフェースIC2内にレギュレータを設けず
に、別体のレギュレータ12がCPU1と昇圧回路5の
間に設けられている。このレギュレータ12は、例えば
CMOS構成の低消費電力タイプのもので常時動作させ
られており、その電源はVCC2から供給されている。
【0044】VCC2が3V以下のときは、レギュレー
タ12はVCC2よりもやや低い電圧を出力する。待機
状態では、VCC2が2.8V程度で、このときのVC
CLは、CPUコア101の消費電流にもよるが2.7
V程度になる。また、VCC2が3.5Vまたは5Vに
昇圧されても、VCCLは3Vに保持される。
【0045】以上のように構成された第3の実施の形態
では、レギュレータが常時動作しているため、レギュレ
ータをCPUが制御する必要がない。したがって、CP
Uのプログラムの負担を軽くし、小型、低コストのCP
Uを使用可能で、且つ設計者のプログラムミスでCPU
の低耐圧部を破壊してしまうという事故を未然に防止す
ることができる。
【0046】尚、この発明の上記実施形態によれば、以
下の如き構成を得ることができる。すなわち、 (1) 第1の最高動作電源電圧で動作可能な第1ブロ
ックと、この第1ブロックよりも低い第2の最高動作電
源電圧で動作可能である第2ブロックとで構成されたワ
ンチップマイクロコンピュータを備えたカメラの制御回
路に於いて、上記ワンチップマイクロコンピュータの指
令に基いて、バッテリの電源電圧を昇圧し、第1の電源
を発生させる昇圧手段と、上記第1の電源を降圧し、第
2の電源を発生させる降圧手段とを備え、上記昇圧手段
が作動している際は、上記第1の電源が第1ブロックに
供給され、上記第2の電源が第2ブロックに供給される
ことを特徴とするカメラの制御回路。
【0047】上記(1)によれば、高集積のコアを含む
小型・低コストのワンチップマイクロコンピュータを利
用した高性能・低価格のカメラを実現することができ
る。 (2) 上記(1)に於いて、上記第1ブロックは演算
制御部を含み、上記第2ブロックは上記ワンチップマイ
クロコンピュータの入出力部を含むことを特徴とするカ
メラの制御回路。
【0048】上記(2)によれば、上記(1)に加えて
高電圧をワンチップマイクロコンピュータで直接制御で
き、インターフェース素子によるコストアップを抑える
ことができる。
【0049】(3) 第1の最高動作電源電圧で動作可
能であり、他の電気素子との信号授受回路を含む第1ブ
ロックと、この第1のブロックよりも低い第2の最高動
作電源電圧で動作可能であり、演算制御回路を含む第2
ブロックと、上記第1ブロックと第2ブロックの間に設
けられた信号電圧レベルシフト回路とで構成されたワン
チップ制御回路を含むカメラの制御回路に於いて、上記
第1ブロックに対し必要に応じて上記第2の最高動作電
源電圧を超える電圧を、上記第2ブロックからの指令に
基いて印加する電源制御手段とを備えたことを特徴とす
るカメラの制御回路。
【0050】上記(3)によれば、演算制御回路が低電
圧・高集積素子になり、電源制御を含む演算制御が高速
・低消費電力で行うことができる。 (4) 第1の最高動作電源電圧で動作可能な第1ブロ
ックと、この第1ブロックよりも低い第2の最高動作電
源電圧で動作可能な第2ブロックとで構成されたカメラ
の制御回路に於いて、上記制御回路の指令に基いて、バ
ッテリの電源電圧を昇圧し、上記第1の最高動作電源電
圧よりも低く、上記第2の最高動作電源電圧よりも高い
第1の電源を第1ブロックに供給可能な昇圧手段と、上
記制御回路の指令に基いて、上記第1の電源を降圧し、
上記第2の最高動作電源電圧以下である第2の電源を第
2ブロックに供給可能な降圧手段と、上記バッテリと上
記第2ブロックとを接続する整流素子とを具備し、上記
第2ブロックに整流素子を介して供給される電源電圧が
上記第2ブロックの最低動作電源電圧よりも低くなる際
には、上記昇圧手段と上記降圧手段とを動作させること
を特徴とするカメラの制御回路。
【0051】上記(4)によれば、昇圧手段と降圧手段
を必要なときにのみ動作させるため、カメラの消費電力
を最小限に抑えることができる。 (5) 第1の最高動作電源電圧で動作可能な第1ブロ
ックと、この第1ブロックよりも低い第2の最高動作電
源電圧で動作可能な第2ブロックとで構成されたカメラ
の制御回路に於いて、上記制御回路の指令に基いて、バ
ッテリの電源電圧を昇圧し、上記第1の最高動作電源電
圧よりも低く、上記第2の最高動作電源電圧よりも高い
第1の電源を上記第1ブロックに供給可能な昇圧手段
と、上記制御回路の指令に基いて、上記第1の電源を降
圧し、上記第2の最高動作電源電圧以下である第2の電
源を上記第2ブロックに供給可能な降圧手段と、上記バ
ッテリと上記第2ブロックとを接続する整流素子とを具
備し、上記昇圧手段を動作させ、上記降圧手段を不動作
とするモードと、上記昇圧手段と上記降圧手段とを併せ
て動作させるモードとを切換可能であることを特徴とす
るカメラの制御回路。
【0052】上記(5)によれば、降圧手段を必要なと
きにのみ動作させるため、カメラの消費電力を最小限に
抑えることができる。 (6) 上記(4)及び(5)に於いて、上記第1ブロ
ックと第2ブロックはワンチップで構成されていること
を特徴とするカメラの制御回路。
【0053】上記(6)によれば、回路を小型・低コス
トで構成することができる。 (7) 上記(1)乃至(6)に於いて、上記第1ブロ
ックは測距素子か、ストロボの発光制御を行うゲート駆
動型スイッチング素子を直接駆動制御していることを特
徴とするカメラの制御回路。
【0054】上記(7)によれば、測距素子やストロボ
の発光制御を行うゲート駆動型スイッチング素子の間に
インターフェース回路が不要であり、小型、低コストで
構成することができる。
【0055】(8) 所定の電源電圧範囲で動作可能な
第1の機能ブロックと、上記第1の機能ブロックよりも
上限値が低い所定の電源電圧範囲で動作可能な第2の機
能ブロックとを含み、制御命令を出力して周辺回路を制
御する制御手段と、上記制御命令に基き、上記第1の機
能ブロックが動作可能な電源電圧範囲でバッテリの電源
電圧を昇圧して第1の電源電圧とし、この第1の電源電
圧を上記第1の機能ブロックに供給する昇圧手段と、上
記制御命令に基き、上記第2の機能ブロックが動作可能
な電源電圧範囲で上記第1の電源電圧を必要に応じて降
圧して第2の電源電圧とし、この第2の電源電圧を上記
第2の機能ブロックに供給する降圧手段と、を具備する
ことを特徴とするカメラの制御回路。
【0056】(9) 上記(8)に於いて、上記制御手
段は、少なくとも測距動作時またはストロボ発光動作時
に昇圧手段及び降圧手段をそれぞれ制御することを特徴
とするカメラの制御回路。
【0057】(10) 上記(8)に於いて、上記昇圧
手段は、上記第1の機能ブロック及び上記第2の機能ブ
ロックが動作可能な電源電圧範囲のそれぞれの上限値間
で、バッテリの電源電圧を昇圧することを特徴とするカ
メラの制御回路。
【0058】(11) 上記(8)に於いて、上記降圧
手段は、上記第2の機能ブロックが動作可能な範囲の上
限値を超える値で上記第1の電源電圧が上記第2の機能
ブロックに供給されたときに限り、上記第1の電源電圧
を降圧することを特徴とするカメラの制御回路。
【0059】(12) 上記(8)に於いて、上記昇圧
手段及び降圧手段は、上記制御手段の制御指令により連
動することを特徴とするカメラの制御回路。 (13) 第1の最高動作電源電圧で動作可能な第1ブ
ロックと、これよりも低い第2の最高動作電源電圧で動
作可能な第2ブロックとで構成されたワンチップマイク
ロコンピュータを備えたカメラの制御回路に於いて、上
記ワンチップマイクロコンピュータの指令に基いてバッ
テリの電源電圧を昇圧し、第1の電源を発生させる昇圧
手段と、上記第1の電源を降圧し、第2の電源を発生さ
せる降圧手段とを備え、上記昇圧手段が作動している際
は、上記第1の電源が第1のブロックに供給され、また
上記第2の電源が第2ブロックに供給されることを特徴
とするカメラの制御回路。
【0060】(14) 上記(13)に於いて、上記第
1ブロックは演算制御部を含み、上記第2ブロックは上
記ワンチップマイクロコンピュータの入出力部を含むこ
とを特徴とするカメラの制御回路。
【0061】(15) 第1の最高動作電源電圧で動作
可能であり、他の電気素子との信号授受回路を含む第1
ブロックと、これよりも低い第2の最高動作電源電圧で
動作可能であり、演算制御回路を含む第2ブロックと、
上記第1ブロックと第2ブロックの間に設けられた信号
電圧レベルシフト回路と、で構成されたワンチップ制御
回路を含むカメラの制御回路に於いて、上記第1ブロッ
クに対し必要に応じて第2の最高動作電源電圧を超える
電圧を、上記第2ブロックからの指令に基いて印加する
電源制御手段とを備えたカメラの制御回路。
【0062】(16) 第1の最高動作電源電圧で動作
可能である第1ブロックと、これよりも低い第2の最高
動作電源電圧で動作可能である第2ブロックとで構成さ
れたカメラの制御回路に於いて、上記制御回路の指令に
基いてバッテリの電源電圧を昇圧し、上記第1の最高動
作電源電圧よりも低く、第2の最高動作電源電圧よりも
高い第1の電源を上記第1ブロックに供給可能な昇圧手
段と、上記制御回路の指令に基いて上記第1の電源を降
圧し、上記第2の最高動作電源電圧以下である第2の電
源を第2ブロックに供給可能な降圧手段と、上記バッテ
リと上記第2ブロックとを接続する整流素子とを備え、
上記第2ブロックに整流素子を介して供給される電源電
圧が上記第2ブロックの最低動作電源電圧よりも低くな
る際には、上記昇圧手段と上記降圧手段とを動作させる
ことを特徴とするカメラの制御回路。
【0063】(17) 第1の最高動作電源電圧で動作
可能である第1ブロックと、これよりも低い第2の最高
動作電源電圧で動作可能である第2ブロックとで構成さ
れたカメラの制御回路に於いて、上記制御回路の指令に
基いてバッテリの電源電圧を昇圧し、第1の最高動作電
源電圧よりも低く、第2の最高動作電源電圧よりも高い
第1の電源を第1ブロックに供給可能な昇圧手段と、上
記制御回路の指令に基いて上記第1の電源を降圧し、第
2の最高動作電源電圧以下である第2の電源を第2ブロ
ックに供給可能な降圧手段と、上記バッテリと上記第2
ブロックとを接続する整流素子とを備え、上記昇圧手段
を動作させ、上記降圧手段を不動作とするモードと、上
記昇圧手段と上記降圧手段とを併せ作動させるモードと
を切換可能であることを特徴とするカメラの制御回路。
【0064】(18) 上記(16)若しくは(17)
に於いて、上記第1ブロックと第2ブロックはワンチッ
プで構成されていることを特徴とするカメラの制御回
路。 (19) 上記(13)乃至(18)の何れか1に於い
て、上記第1ブロックは測距素子か、ストロボの発光制
御を行うゲート駆動型スイッチング素子かを直接駆動制
御していることを特徴とするカメラの制御回路。
【0065】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、制御回
路の一部の最高動作電圧を超える電圧に、上記制御回路
に供給する電源の電圧を昇圧しても、制御回路の一部を
破損することなく、且つ消費電流が少ないカメラの制御
回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るカメラの制
御回路の構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に於けるカメラの電源電圧と
消費電流の変化を示すタイミングチャートである。
【図3】この第2の実施の形態によるカメラの電源電圧
と消費電流の変化を示すタイミングチャートである。
【図4】この発明の第3の実施の形態に係るカメラの制
御回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU、 2 インターフェースIC、 3 測距部、 4 ストロボ回路、 5 昇圧回路、 6 各種センサ、 7 パワードライバ、 8 バッテリ、 10 ショットキーバリアダイオード、 11 被写体、 12 レギュレータ、 101 I/O部、 102 コア部、 201 レギュレータ、 202 DCDCコンバータ制御回路、 301 AFIC、 302 ラインセンサアレイ、 303 結像レンズ、 401 ストロボ昇圧回路、 402 メインコンデンサ、 403 トリガ回路、 404 キセノン管、 405 ゲート駆動型スイッチング素子(IGBT素
子)、 501 コイル501、 502 NPNパワートランジスタ、 503 ショットキーバリアダイオード、 504 コンデンサ、 701 モータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電源電圧範囲で動作可能な第1の
    機能ブロックと、上記第1の機能ブロックよりも上限値
    が低い所定の電源電圧範囲で動作可能な第2の機能ブロ
    ックとを含み、制御命令を出力して周辺回路を制御する
    制御手段と、 上記制御命令に基き、上記第1の機能ブロックが動作可
    能な電源電圧範囲でバッテリの電源電圧を昇圧して第1
    の電源電圧とし、この第1の電源電圧を上記第1の機能
    ブロックに供給する昇圧手段と、 上記制御命令に基き、上記第2の機能ブロックが動作可
    能な電源電圧範囲で上記第1の電源電圧を所定期間降圧
    して第2の電源電圧とし、この第2の電源電圧を上記第
    2の機能ブロックに供給する降圧手段と、 を具備することを特徴とするカメラの制御回路。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、少なくとも測距動作時
    またはストロボ発光動作時に昇圧手段及び降圧手段をそ
    れぞれ制御することを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラの制御回路。
  3. 【請求項3】 上記昇圧手段は、上記第1の機能ブロッ
    ク及び上記第2の機能ブロックが動作可能な電源電圧範
    囲のそれぞれの上限値間で、バッテリの電源電圧を昇圧
    することを特徴とする請求項1記載のカメラの制御回
    路。
JP10032966A 1998-02-16 1998-02-16 カメラの制御回路 Pending JPH11231404A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10032966A JPH11231404A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 カメラの制御回路
US09/248,644 US6081673A (en) 1998-02-16 1999-02-11 Camera control circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10032966A JPH11231404A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 カメラの制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11231404A true JPH11231404A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12373662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10032966A Pending JPH11231404A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 カメラの制御回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6081673A (ja)
JP (1) JPH11231404A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365704A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Canon Inc カメラ
JP2003197750A (ja) * 2001-12-21 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
CN111614254B (zh) * 2020-04-29 2021-12-31 荣耀终端有限公司 供电电路

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3168350B2 (ja) * 1992-03-17 2001-05-21 セイコープレシジョン株式会社 カメラの表示用電源回路
US5389998A (en) * 1993-04-08 1995-02-14 Eastman Kodak Company Camera power supply system
JPH07302690A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Olympus Optical Co Ltd ストロボ装置
JPH0895682A (ja) * 1994-09-29 1996-04-12 Canon Inc 電子機器
KR100340942B1 (ko) * 1995-01-06 2002-11-30 삼성테크윈 주식회사 고속충전이가능한플래시장치
JPH10161178A (ja) * 1996-12-03 1998-06-19 Olympus Optical Co Ltd カメラの電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6081673A (en) 2000-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7468599B2 (en) DC power supply and integrated circuit device
JP3759133B2 (ja) 電源装置
EP2001112A1 (en) Bidirectional power supply device
US8289731B2 (en) Converter controller
JP3591496B2 (ja) 電源装置
JP3251770B2 (ja) 半導体集積回路の電源回路
EP1879284B1 (en) DC-DC converter and power supply apparatus
JP2010004691A (ja) フラッシュ用電源装置
JPH11231404A (ja) カメラの制御回路
JP2838761B2 (ja) カメラ用制御回路
US20210218332A1 (en) Electronic device and control method
US7333142B2 (en) Power supply apparatus and actuator control apparatus
JP2526572B2 (ja) カメラ用電源回路
JP4545875B2 (ja) 電源装置
JP2003244936A (ja) 電源装置
JP2005006386A (ja) スイッチング電源制御用半導体装置
KR100872067B1 (ko) 전원 회로
JP2004072991A (ja) 電源回路
JP5029337B2 (ja) 電源回路
JP2007121640A (ja) カメラの発光装置及びカメラ
JP2003223229A (ja) 安定化電源装置およびそれを用いた電子機器
JPH09201041A (ja) 2段式昇圧回路
JP2000333052A (ja) カメラ用集積回路及びそれを用いたカメラ
JP2000338537A (ja) カメラの制御回路
JP2000354366A (ja) Dc−dcコンバータおよびこのdc−dcコンバータを内蔵した電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061003