JPH11230756A - 振動子、振動型ジャイロスコープ、直線加速度計および回転角速度の測定方法 - Google Patents

振動子、振動型ジャイロスコープ、直線加速度計および回転角速度の測定方法

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JPH11230756A
JPH11230756A JP10027173A JP2717398A JPH11230756A JP H11230756 A JPH11230756 A JP H11230756A JP 10027173 A JP10027173 A JP 10027173A JP 2717398 A JP2717398 A JP 2717398A JP H11230756 A JPH11230756 A JP H11230756A
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菊池  尊行
Shiyousaku Gouji
庄作 郷治
Yukihisa Osugi
幸久 大杉
Takao Soma
隆雄 相馬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧電振動型ジャイロスコープにおいて、駆動振
動アームの駆動振動による、検出アームへの影響を抑制
し、検出信号におけるS/N比を向上させる。 【解決手段】所定の回転軸を中心として回転させるため
の振動子を提供する。この振動子が、内側に中空領域8
が形成されている枠部10Aと、複数の振動系1A、1
B、2A、2Bとを備えている。複数の振動系のうちの
少なくとも一つが、枠部10Aの内縁10aから中空領
域8内に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転系内の回転角
速度を検出するために使用される角速度センサに用いら
れる振動子、振動型ジャイロスコープ、回転角速度の測
定方法、および直線加速度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転系内の回転角速度を検出
するための角速度センサとして、圧電体を用いた振動型
ジャイロスコープが、航空機や船舶、宇宙衛星などの位
置の確認用として利用されてきた。最近では、民生用の
分野としてカーナビゲーションや、VTRやスチルカメ
ラの手振れの検出などに使用されている。
【0003】このような圧電振動型ジャイロスコープ
は、振動している物体に角速度が加わると、その振動と
直角方向にコリオリ力が生じることを利用している。そ
して、その原理は力学的モデルで解析される(例えば、
「弾性波素子技術ハンドブック」、オーム社、第491
〜497頁)。そして、圧電型振動ジャイロスコープと
しては、これまでに種々のものが提案されている。例え
ば、スペリー音叉型ジャイロスコープ、ワトソン音叉型
ジャイロスコープ、正三角柱型音片ジャイロスコープ、
円筒型音片ジャイロスコープ等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧電振
動型ジャイロスコープにおいては、いずれも、駆動振動
アームの駆動振動が、何らかの形で検出アームにも歪み
として影響を及ぼし、検出信号にノイズを発生させてい
た。このため、検出信号における信号/雑音比率(S/
N比)を、ある程度以上、向上させることは困難であっ
た。
【0005】本発明の課題は、圧電振動型ジャイロスコ
ープにおいて、駆動振動アームの駆動振動による、検出
アームへの影響を抑制し、検出信号におけるS/N比を
向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の回転軸
を中心として回転させるための振動子であって、この振
動子が、内側に中空領域が形成されている枠部と、複数
の振動系を備えており、複数の振動系のうちの少なくと
も一つが、枠部の前記中空領域に面する内縁から中空領
域内に延びていることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、回転系の回転角速度を検
出するための振動型ジャイロスコープであって、前記振
動子と、この振動子に対して駆動振動を励振する励振手
段と、振動子の回転によって振動子に発生した検出振動
を検出する検出手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、回転系の回転角速度を検
出する方法であって、前記の振動子内に駆動振動を励振
し、この駆動振動に応じて振動子を回転させたときに生
ずるコリオリ力に起因し、振動子に励起される検出振動
を検出し、この検出結果から回転角速度を測定すること
を特徴とする。
【0009】また、本発明は、直線加速度を検出するた
めの直線加速度計であって、前記の振動子と、この振動
子に直線加速度が加わったときに振動子に加わるニュー
トンの力による振動子の変形を検出するための検出手段
とを備えることを特徴とする、直線加速度計に係るもの
である。
【0010】本発明者は、振動型ジャイロスコープに使
用できる振動子の振動原理について基礎研究を行ってき
たが、この過程で、まったく新しい原理に基づく振動子
および振動型ジャイロスコープを開発することに成功し
た。この点について、図1−図3の各模式図を参照しつ
つ、説明する。
【0011】例えば図1においては、振動子が枠部10
Aを備えており、枠部10Aの内側の中空領域8内に
は、所定の複数の振動系1A,1B、2A、2Bが設け
られている。各振動系は、それぞれ、枠部10Aの内縁
10aから中空領域8内に向かって突出している。振動
系1A、1B、2A、2Bは、すべて枠部10Aを介し
て連結されている。
【0012】特に図1−3に示す各実施形態において
は、各振動系および枠部が、所定面内に延びており、こ
れによって平板状の振動子を形成している。これらの実
施形態においては、この振動子を、回転軸Zを中心とし
て矢印ωのように回転させることで、回転角速度の検出
を行える。これらの実施形態における回転角速度の検出
の原理について更に説明し、その後で本発明の利点を述
べる。
【0013】複数の振動系のうち、第一の振動系1A、
1Bは、各振動系の振動の重心が、それぞれ、振動子全
体の重心GOを中心としたときに、所定面内で径方向に
振動する径方向振動成分5A、5Bを含む。また、第二
の振動系2A、2Bは、各振動系の振動の重心が、それ
ぞれ、振動子全体の重心GOを中心としたときに、所定
面内で周方向に振動する周方向振動成分6A、6Bを含
む。
【0014】第一の振動系1A、1B中の各振動体3
A、3Bを駆動振動体として使用し、径方向の振動成分
5A、5Bを駆動振動として使用した場合には、回転後
に各振動系1A、1Bに対して、コリオリ力7Aが作用
する。これに対応して、第二の振動系2A、2B内の振
動体4A、4Bに、周方向の振動成分6A、6Bが発生
する。この振動成分を主体とする振動系2A、2Bの振
動を検出し、この検出値から回転角速度を算出する。
【0015】また、第二の振動系2A、2B内の各振動
体4A、4Bを駆動振動体として使用し、周方向の振動
成分6A、6Bを駆動振動として使用した場合には、回
転後に振動系2A、2Bにコリオリ力7Bが作用する。
これに対応して、第一の振動系1A、1B内の振動体3
A、3Bに、径方向の振動成分5A、5Bが発生する。
この振動成分を検出し、この検出値から回転角速度を算
出する。
【0016】こうした形態の振動型ジャイロスコープに
よれば、駆動振動系が、振動子全体の重心GOの両側に
あることから、駆動振動が緩衝、相殺されていて、検出
振動系には駆動振動の影響が伝達されにくい。そして、
この際、枠部10Aから、駆動振動系と検出振動系とが
突出する形態をとったことが重要であり、これによっ
て、互いに異なる振動をする各振動系の各振動が効果的
に分離され、S/N比が改善されることがわかった。こ
の点で、本発明は、振動型ジャイロスコープに内在して
いた根本的な問題点を解決したものである。
【0017】なお、周方向振動成分とは、振動子全体の
重心GOから見て、所定面内で円周方向に振動する振動
成分のことを指している。径方向振動成分とは、振動子
全体の重心GOからみて、所定面内で円の直径方向に振
動する振動成分のことを指しており、つまり、振動子全
体の重心GOに対して遠ざかる方向と近づく方向とに対
して交互に振動する成分のことを言う。
【0018】このような振動子および振動型ジャイロス
コープによれば、振動子の駆動振動および検出のための
振動が、いずれも所定面内で行われ、振動子の振動アー
ムが回転軸に対して交差する方向に延びるように、振動
子を設置した場合にも、振動子から回転軸の方向に向か
って一定重量の突出部を設けることなく、十分に高い感
度で回転角速度を検出できる。
【0019】図1−図3に示すように、例えば第一の振
動系1A、1Bにおける径方向振動成分5A、5Bを駆
動振動として使用した場合に、第一の振動系が、振動子
全体の重心GOを中心として回転対称な位置に設けられ
ており、この結果、各駆動振動が互いに相殺し合う。こ
れによって、検出振動を検出するための第二の振動系に
対する駆動振動の影響が小さくなる。
【0020】このように、第一の振動系を複数設け、各
振動系を、振動子全体の重心GOを中心として、互いに
回転対称の位置に設けることができる。例えば図1−図
3においては、第一の振動系1Aと1Bとは、重心GO
を中心として二回対称の位置に設けられている。
【0021】また、第二の振動系を複数設け、各第二の
振動系を、重心GOを中心として互いに回転対称の位置
に設けることが好ましい。例えば、図1−図3において
は、第二の振動系2Aと2Bとは、重心GOを中心とし
て二回対称の位置に設けられている。
【0022】ここで、各振動系が重心GOを中心として
回転対称の位置にあるとは、重心GOを中心として、問
題とする複数の振動系がそれぞれ所定面内で同じ所定角
度離れている状態を意味する。従って、一つの振動系を
所定面内で所定角度回転させる操作を行うと、他の振動
系の位置に位置する。例えば、図1−図3においては、
第一の振動系1Aと1Bとは、180°離れているの
で、振動系1Aを180°回転させる操作を行うと、振
動系1Bの位置にくる。
【0023】回転対称は、具体的には2回対称、3回対
称、4回対称であることが好ましい。また、駆動振動系
が、第一の振動系である場合も、第二の振動系である場
合も、複数の駆動振動系を、重心GOを中心として回転
対称の位置に設けることによって、特に比較的微小な検
出振動への影響を抑制できることから、効果が大きい。
【0024】また、特に駆動振動系(例えば第一の振動
系1A、1B)の振動の全体の重心GDが、重心GOの
近傍領域に位置していることが好ましく、これによって
検出振動系(例えば第二の振動系)への影響を抑制でき
る。
【0025】駆動振動系の振動の全体の重心GDが、重
心GOの近傍領域に位置しているとは、具体的には、実
質的に重心GO上に位置していてもよいが、重心GOか
ら直径1mmの円内に存在していることを意味する。
【0026】なお、図1(および図2−図6)において
は、回転中心(回転軸と所定面との交点)Oが、振動子
の重心GOおよび駆動振動の全体の重心GDと一致して
いる。しかし、OはGOと一致する必要はない。なぜな
ら、回転中心Oが振動子の重心GOとは一致していない
場合も、更には回転中心Oが振動子の外部に位置してい
る場合も、基本的に本願発明の振動子は有用であり、本
発明の振動型ジャイロスコープに使用できるからであ
る。
【0027】なぜなら、振動子が回転しているときに、
回転中心Oと振動子の重心GOとが一致していない場合
の振動子の各部分の変位速度は、回転中心Oが振動子の
重心GOと一致している場合の振動子の各部分の変位速
度(回転による振動子の各部分の変位)と、振動子の各
部分の並進運動による変位速度とのベクトル和となる。
そして、振動子の各部分の並進運動による変位速度につ
いては、コリオリ力は働かないので、振動型ジャイロス
コープによって検出することなく消去できるからであ
る。
【0028】「複数の振動系が所定面内に延びている」
とは、厚さにして1mm以下の範囲内に複数の振動系が
形成されている場合を含む。また、前記振動系以外の部
分は、前記の所定面から突出することもありえるが、振
動子の全体が所定面内に形成されていることが好まし
い。
【0029】また、所定面と回転軸とがなす角度は、6
0−120度とすることが好ましく、85−95度とす
ることが好ましく、直交していることが一層好ましい。
【0030】本発明においては、図1に例示するよう
に、枠部の内縁から、第一の振動系および第二の振動系
をすべて突出させることができる。この場合には、駆動
振動系の振動が検出振動系に影響するのを抑制しつつ、
かつ振動子の幅を最も小さくすることができ、コンパク
トな振動子を提供できる。特に、圧電性単結晶を加工す
ることによって、振動子を作製する場合においては、圧
電性単結晶の平板を用意し、この平板の周縁部分を枠部
とし、その枠部の内側を加工することだけで、振動子を
作製できる。
【0031】図2においては、第一の振動系1A、1B
を、枠部10Bの内縁10aから中空領域8に突出させ
ており、第二の振動系2A、2Bは、枠部10Bの外縁
10bから外側へと向けて突出させている。この場合に
も、各振動系は前述したようにして動作する。また、図
2に示したものとは逆に、第二の振動系2A、2Bを、
枠部10Bの内縁10aから中空領域8に突出させ、第
一の振動系1A、1Bを、枠部10Bの外縁10bから
外側へと向けて突出させることができる。
【0032】このように、駆動振動系(例えば第一の振
動系)と検出振動系(例えば第二の振動系)との一方を
枠部の内側に設け、他方を枠部の外側に設けることによ
って、駆動振動系の振動による検出信号への影響が一層
小さくなる。
【0033】図3においては、枠部10Cの内側の中空
領域8内に基部9が設けられている。第二の振動系2
A、2Bが、枠部10Cの内縁10aから、基部9の方
へと向かって突出している。第一の振動系1A、1B
は、基部9の周縁9aから、重心GOに対して遠ざかる
方向へと放射状に延びている。
【0034】図3において、第一の振動系1A、1B
を、枠部10Cの内縁10aから、基部9の方へと向か
って突出させ、第二の振動系2A、2Bを、基部9の周
縁9aから、重心GOに対して遠ざかる方向へと放射状
に延びるように形成できる。更には、図3において、第
二の振動系2A、2Bを、枠部10Cの外縁10bから
枠部10Cの外側へと向かって突出させることができ
る。
【0035】このように、駆動振動系(例えば第一の振
動系)と検出振動系(例えば第二の振動系)との一方を
基部に設け、他方を枠部に設けることによって、駆動振
動系の振動による検出信号への影響が、より一層小さく
なる。
【0036】第一の振動系は、例えば、基部の周縁部、
枠部の内縁または枠部の外縁から径方向に突出する支持
部と、この支持部に対して交差する方向に延びる第一の
屈曲振動片とを備えている。第一の振動系においては、
支持部の長手方向と第一の屈曲振動片の長手方向とは、
必ずしも垂直である必要はないが、垂直であることが好
ましい。また、第二の振動系は、最も簡略な形態として
は、基部の周縁部、枠部の内縁または枠部の外縁からか
ら径方向に突出する第二の屈曲振動片からなる。第二の
屈曲振動片に重量部を設けることによって、この屈曲振
動片の全体の寸法を短くすることもできる。
【0037】以下、本発明の更に具体的な実施形態につ
いて述べる。本発明の振動子の変位が所定面内で生ずる
場合には、振動子の全体を、同一の圧電単結晶によって
形成することができる。この場合には、まず圧電単結晶
の薄板を作製し、この薄板をエッチング、研削により加
工することによって、振動子を作製できる。振動子の各
部分は、別の部材によってそれぞれ形成することもでき
るが、一体で構成することが特に好ましい。
【0038】平板形状の材料、例えば水晶等の圧電単結
晶の平板状の材料から、エッチングプロセスによって振
動子を形成する場合には、振動子の各屈曲振動片等の各
構成片に特定形状の突起、例えば細長い突起が生成する
ことがある。このような突起は、厳密には設計時に予定
された振動子の対称性を低下させる原因となる。しか
し、この突起は存在していても良く、突起の高さは小さ
い方が好ましいが、突起の高さが振動子の構成片の幅の
1/5以下であれば一般に問題なく使用できる。他の製
造上の原因による突起以外の非対称部分が振動子に存在
する場合にも同様である。
【0039】なお、このように突起などが振動子に存在
する場合には、この突起の一部をレーザー加工等によっ
て削除することによって、または振動子の突起以外の部
分をレーザー加工等によって削除することによって、駆
動時に駆動振動系の重心GDが、振動子の重心GOの近
傍領域内に位置するように、エッチング加工後に調整で
きる。
【0040】また、振動子の材質は特に限定するもので
ないが、水晶、LiNbO3 、LiTaO3 、ニオブ酸
リチウム−タンタル酸リチウム固溶体(Li(Nb,T
a)O3 )単結晶、ホウ酸リチウム単結晶、ランガサイ
ト単結晶等からなる圧電単結晶を使用することが好まし
い。
【0041】前記した単結晶の中では、LiNbO3
結晶、LiTaO3 単結晶、ニオブ酸リチウム−タンタ
ル酸リチウム固溶体単結晶が、電気機械結合係数が特に
大きい。また、LiNbO3 単結晶とLiTaO3 単結
晶とを比較すると、LiTaO3 単結晶の方がLiNb
3 単結晶よりも電気機械的結合係数が一層大きく、か
つ温度安定性も一層良好である。
【0042】圧電単結晶を使用すると、検出感度を良好
にすることができるとともに、検出ノイズを小さくでき
る。しかも、圧電単結晶を使用すると、温度変化に対し
て特に鈍感な振動子を作製でき、このような振動子は、
温度安定性を必要とする車載用として好適である。この
点について更に説明する。
【0043】音叉型の振動子を使用した角速度センサと
しては、例えば特開平8−128833号公報に記載さ
れた圧電振動型ジャイロスコープがある。しかし、こう
した振動子においては、振動子が2つの方向に向かって
振動する。このため、振動子を特に圧電単結晶によって
形成した場合には、圧電単結晶の2方向の特性を合わせ
る必要がある。しかし、現実には圧電単結晶には異方性
がある。
【0044】一般に圧電振動型ジャイロスコープでは、
測定感度を良好にするために、駆動の振動モードの固有
共振周波数と検出の振動モードの固有共振周波数との間
に、一定の振動周波数差を保つことが要求されている。
しかし、圧電単結晶は異方性を持っており、結晶面が変
化すると、振動周波数の温度変化の度合いが異なる。例
えば、ある特定の結晶面に沿って切断した場合には、振
動周波数の温度変化がほとんどないが、別の結晶面に沿
って切断した場合には、振動周波数が温度変化に敏感に
反応する。従って、振動子が2つの方向に向かって振動
すると、2つの振動面のうち少なくとも一方の面は、振
動周波数の温度変化が大きい結晶面になる。
【0045】これに対して、振動子の全体を所定面内で
振動するようにし、かつ振動子を圧電単結晶によって形
成することで、単結晶の最も温度特性の良い結晶面のみ
を振動子において利用できるようになった。
【0046】即ち、振動子の全体が所定平面内で振動す
るように設計されていることから、圧電単結晶のうち振
動周波数の温度変化がほとんどない結晶面のみを利用し
て、振動子を製造することができる。これによって、き
わめて温度安定性の高い振動型ジャイロスコープを提供
できる。
【0047】本発明の振動子を圧電性材料によって形成
した場合には、この振動子に駆動電極および検出電極を
設ける。圧電性材料としては、圧電単結晶の他に、PZ
T等の圧電セラミックスがある。また、本発明の振動子
を、エリンバー等の恒弾性金属によって形成することも
できる。この場合には、振動子の所定箇所に圧電体を取
り付ける必要がある。
【0048】本発明の振動子は、前述した圧電材料や恒
弾性合金の他に、シリコンマイクロマシンにおいて使用
されるように、シリコン半導体プロセスによって形成す
ることもできる。この場合には、振動子を駆動する際に
は、静電力等を利用する。
【0049】本発明の振動型ジャイロスコープは、例え
ば自動車の車体回転速度フィードバック式の車両制御方
法に用いる回転速度センサーに、使用できる。こうした
システムにおいては、操舵輪の方向自身は、ハンドルの
回転角度によって検出する。これと同時に、実際に車体
が回転している回転速度を振動ジャイロスコープによっ
て検出する。そして、操舵輪の方向と実際の車体の回転
速度を比較して差を求め、この差に基づいて車輪トル
ク、操舵角に補正を加えることによって、安定した車体
制御を実現する。
【0050】そして、図1−図3に示したような形態の
振動型ジャイロスコープによれば、振動子を回転軸に対
して垂直に配置(いわゆる横置き)した場合にも、回転
角速度を検出できる。
【0051】図4−図6は、本発明の各実施形態に係る
各振動型ジャイロスコープの振動子を概略的に示す斜視
図である。
【0052】図4の振動子は、図3の類型に該当するも
のである。ただし、本実施形態においては、図3におけ
る枠部を分割することによって、枠部10Dを2つ設け
る。基部9Aは、GOを中心として4回対称の正方形を
している。基部9Aの周縁部9aから、二つの駆動振動
系1A、1B(本例では第一の振動系)が突出してい
る。駆動振動系1Aと1BとはGOを中心として2回対
称である。
【0053】駆動振動系1A、1Bは、基部9Aの周縁
部9aから突出する支持部12と、支持部12の先端1
2b側から支持部12に直交する方向に延びる第一の屈
曲振動片3C、3Dを備えている。各屈曲振動片3C、
3Dは、中央部分が拘束されており、両端が開放されて
いる。第一の屈曲振動片は、更に詳細には屈曲振動片1
1A、11B、および11C、11Dからなる。
【0054】各検出振動系2A、2Bにおいては、基部
9から枠部10Dが突出しており、各枠部10Dの中空
領域8A内に、それぞれ、細長い周方向屈曲振動片4
C、4Dが突出している。各屈曲振動片4C、4Dは、
それぞれ重心GOからみて径方向に延びており、各屈曲
振動片の重心GOから最も遠い側の端部13が枠部10
Dに固定されている。検出振動系2Aと2Bとは、重心
GOを中心として2回対称である。
【0055】駆動時には、各屈曲振動片3C、3Dが、
支持部12の先端部分12b付近を中心として、矢印5
A、5Bのように屈曲振動する。この振動子を回転させ
ると、各支持部12に対して矢印7Aのようにコリオリ
力が作用し、各支持部12が、その基部への固定部12
aを中心として周方向に屈曲振動する。これに対応し
て、検出振動系の屈曲振動片4C、4Dが矢印6A、6
Bのように屈曲振動する。この際、各屈曲振動片4C、
4Dの振動は、重心GOに近いほど大きくなり、重心G
Oから遠ざかるほどに小さくなる。
【0056】図5の振動子は、図2の類型に該当するも
のである。枠部10Cの内側の中空領域8B内には、枠
部10Cの内縁10aから、二つの駆動振動系1A、1
Bが突出している。
【0057】駆動振動系1A、1Bは、枠部10Cの内
縁10aから突出する支持部12Aと、支持部12Aの
先端12b側から支持部12Aに直交する方向に延びる
第一の屈曲振動片3E、3Fを備えている。各屈曲振動
片3E、3Fは、中央部分が拘束されており、両端が開
放されている。第一の屈曲振動片は、更に詳細には屈曲
振動片11E、11F、および11G、11Hからな
る。駆動振動系1Aと1Bとは、重心GOを中心として
2回対称である。
【0058】各検出振動系2A、2Bにおいては、枠部
10Cの外縁10bから各屈曲振動片4E、4Fが突出
している。各屈曲振動片4E、4Fは、それぞれ交点O
からみて径方向に延びており、各屈曲振動片の重心GO
に最も近い側の端部13Aが枠部10Cに固定されてい
る。検出振動系2Aと2Bとは、重心GOを中心として
2回対称である。
【0059】駆動時には、各屈曲振動片3E、3Fが、
支持部12Aの先端部分12b付近を中心として、矢印
5A、5Bのように屈曲振動する。この振動子を回転さ
せると、各支持部12Aに対して矢印7Aのようにコリ
オリ力が作用し、各支持部12Aが、枠部への固定部分
12aを中心として屈曲振動する。この振動の大きさ
は、重心GOに近いほど大きくなり、重心GOから遠い
ほど、小さくなる。これに対応して、検出振動系の屈曲
振動片4E、4Fが、矢印6A、6Bのように屈曲振動
する。
【0060】図6の振動子は、図1の類型に該当するも
のである。枠部10Cの内側の中空領域内には、枠部1
0Cの内縁10aから、二つの駆動振動系1A、1Bが
突出している。各駆動振動系は、図5に示したものと同
じである。
【0061】各検出振動系2A、2Bにおいては、枠部
10Cの内縁10aから各屈曲振動片4C、4Dが突出
している。各屈曲振動片4C、4Dは、それぞれ交点O
からみて径方向に延びており、各屈曲振動片の重心GO
から最も遠い側の端部13が枠部10Cに固定されてい
る。
【0062】駆動時には、各屈曲振動片3E、3Fが、
矢印5A、5Bのように屈曲振動する。この振動子を回
転させると、各支持部12Aに対して矢印7Aのように
コリオリ力が作用し、各支持部12Aが、枠部への固定
部分12aを中心として屈曲振動する。この振動の大き
さは、重心GOに近いほど大きくなり、重心GOから遠
いほど、小さくなる。これに対応して、検出振動系の屈
曲振動片4C、4Dが、矢印6A、6Bのように屈曲振
動する。この際、各屈曲振動片4C、4Dの振動は、重
心GOに近いほど大きくなり、重心GOから遠ざかるほ
どに小さくなる。
【0063】本発明の振動型ジャイロスコープにおいて
特に好ましくは、枠部内を支持し、固定する。これによ
って、コリオリの力により発生する検出振動を減衰させ
ることなく効果的に発生させることができ、検出振動の
Q値が高くなり、感度を上昇させることができる。この
場合において特に好ましくは、各駆動振動系に対してほ
ぼ等距離である領域内で、振動子を保持する。ここで、
「各駆動振動系に対してほぼ等距離である領域」とは、
その領域内の各点から各駆動振動系に至るまでの距離の
差が、1%以内である領域を言う。
【0064】例えば、図4、図5、図6において、枠部
内の領域20内で振動子を保持すると、最も駆動振動、
検出振動による影響が小さくなり、感度が向上する。
【0065】振動子を支持する具体的方法については特
に限定せず、あらゆる支持方法、固定方法を採用でき
る。
【0066】例えば、圧電材料の接着方法として公知の
あらゆる接着方法を使用できる。その一例として、振動
子に所定の支持孔を設け、支持孔内に何らかの支持具を
挿入して振動子を固定できる。例えば、振動子を支持す
るための治具から支持具を突出させ、支持具を支持孔内
に挿入し、固定できる。支持具を支持孔中に挿入し、固
定する際には、支持具の表面にメタライズ層を設け、お
よび/または支持孔の内周面にメタライズ層を設け、次
いで支持具と支持孔の内周面とをハンダ付け又はロウ付
けする。あるいは、支持具と支持孔との間に樹脂を配す
ることにより、振動子を固定できる。
【0067】この支持孔は、振動子を貫通していてもよ
く、また振動子を貫通していなくともよい。支持孔が振
動子を貫通する貫通孔である場合には、支持孔に支持具
を貫通させることもできるが、支持具を貫通させなくと
もよい。
【0068】また、振動子に支持孔を設けない場合に
は、振動子の表面および/または裏面に、支持具をハン
ダ付けしたり、あるいは支持具を樹脂によって接着でき
る。
【0069】本発明の振動子を使用した直線加速度計に
よれば、振動子に駆動振動を与えたときの基部の伸縮振
動によるノイズ信号が顕著に低減されているので、この
ノイズ信号の温度変化による誤差を防止することができ
る。
【0070】また、本発明の振動子を用いて、回転速度
と直線加速度とを同時に計測するセンサーを作製するこ
とができる。本発明の振動子では、振動子に回転速度と
直線加速度が同時に加わった場合、回転速度に対応する
検出信号と、直線加速度に対応する信号とが同時に発生
する。このときの検出信号のうち、駆動信号と同じ周波
数の信号成分の振幅の変化が回転速度に比例しており、
直流電圧信号成分の変化が直線加速度に比例している。
【0071】図6に示す形態の振動子を作製し、そのS
/N比を測定した。ただし、厚さ0.3mmの水晶のZ
板の両面に、クロムを200オングストローム、更に金
を3000オングストロームを蒸着し、フォトリソグラ
フィー法によってアーム長さが6mmとなるようにマス
クパターンを形成し、フッ化アンモニウム溶液を用い、
エッチング法によって、図6の形状の振動子を作製し
た。更に、振動子の表面に、電極として、クロムを20
0オングストローム、更に金を3000オングストロー
ムを、所定のパターンとなるように蒸着し、振動子を作
製した。この振動子を利用したジャイロスコープのS/
N比を測定したところ、1500となった。
【0072】なお、S/N比を測定する際には、振動子
が回転系内に設置されないときに、検出電極に現れる電
圧の振幅をノイズ(N)とする。また、振動子を、回転
角速度1ラジアン/秒の回転系内に設置したときに、検
出電極に現れる電圧の振幅を信号(S)とする。そし
て、前記の信号(S)/ノイズ(N)をS/N比とし
た。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、圧
電振動型ジャイロスコープにおいて、駆動振動アームの
駆動振動による、検出アームへの影響を抑制し、検出信
号におけるS/N比を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】枠部10Aの内側の中空領域内に各振動系が設
けられている実施形態の振動子を示す模式図である。
【図2】枠部10Bの内側の中空領域内に第一の振動系
が設けられており、枠部10Bの外側へと向かって第二
の振動系が突出している振動子を示す模式図である。
【図3】枠部10Cの内側の中空領域内に第二の振動系
が設けられており、枠部10C内の基部から第一の振動
系が突出している振動子を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る振動子を概略的に示
す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る振動子を概略的に
示す斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態に係る振動子を概略
的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1A、1B 第一の振動系 2A、2B 第二の振
動系 3C、3D 第一の屈曲振動片 4C、4D 周方
向屈曲振動片 8、8A、8B 中空領域
9、9A 基部 10A、10B、10C、10D
枠部 10a 枠部の内縁 10b 枠部の
外縁 12、12A 支持部 O 所定面
と回転軸Zとの交点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 隆雄 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の回転軸を中心として回転させるため
    の振動子であって、この振動子が、内側に中空領域が形
    成されている枠部と、複数の振動系とを備えており、前
    記複数の振動系のうちの少なくとも一つが、前記枠部の
    前記中空領域に面する内縁から前記中空領域内に突出し
    ていることを特徴とする、振動子。
  2. 【請求項2】前記複数の振動系が、前記回転軸に対して
    交差する所定面内に延びるように形成されていることを
    特徴とする、請求項1記載の振動子。
  3. 【請求項3】前記複数の振動系のすべてが、前記枠部の
    前記内縁から前記中空領域内に突出していることを特徴
    とする、請求項1または2記載の振動子。
  4. 【請求項4】前記複数の振動系が、駆動用の振動系と検
    出用の振動系とに分かれており、前記駆動用の振動系と
    前記検出用の振動系との一方が、前記枠部の前記内縁か
    ら前記中空領域内に突出しており、前記駆動用の振動系
    と前記検出用の振動系との他方が、前記枠部の外縁側に
    設けられていることを特徴とする、請求項1−3のいず
    れか一つの請求項に記載の振動子。
  5. 【請求項5】前記複数の振動系が、駆動用の振動系と検
    出用の振動系とに分かれており、前記中空領域内に前記
    枠部とは分離された基部が設けられており、前記駆動用
    の振動系と前記検出用の振動系との一方が、前記枠部の
    前記内縁または前記枠部の外縁側に設けられており、前
    記駆動用の振動系と前記検出用の振動系との他方が、前
    記基部に設けられていることを特徴とする、請求項1−
    3のいずれか一つの請求項に記載の振動子。
  6. 【請求項6】前記複数の振動系が、前記振動系の振動の
    重心が、前記振動子全体の重心を中心としたときに前記
    所定面内で径方向に振動する径方向振動成分を含む第一
    の振動系と、前記振動系の振動の重心が前記振動子全体
    の重心を中心としたときに前記所定面内で周方向に振動
    する周方向振動成分を含む第二の振動系とを含んでいる
    ことを特徴とする、請求項2−5のいずれか一つの請求
    項に記載の振動子。
  7. 【請求項7】回転系の回転角速度を検出するための振動
    型ジャイロスコープであって、請求項1−6のいずれか
    一つの請求項に記載の振動子と、この振動子に対して駆
    動振動を励振する励振手段と、前記振動子の回転によっ
    て前記振動子に発生した検出振動を検出する検出手段と
    を備えていることを特徴とする、振動型ジャイロスコー
    プ。
  8. 【請求項8】前記振動子を前記枠部で支持する支持部材
    を備えていることを特徴とする、請求項7記載の振動型
    ジャイロスコープ。
  9. 【請求項9】回転系の回転角速度を検出するための振動
    型ジャイロスコープであって、請求項4記載の振動子
    と、この振動子に対して駆動振動を励振する励振手段
    と、前記振動子の回転によって前記振動子に発生した検
    出振動を検出する検出手段とを備えており、前記第一の
    振動系と前記第二の振動系との一方を駆動振動系として
    使用し、他方を検出振動系として使用することを特徴と
    する、振動型ジャイロスコープ。
  10. 【請求項10】回転系の回転角速度を検出する方法であ
    って、請求項1−6のいずれか一つの請求項に記載の振
    動子内に駆動振動を励振し、この駆動振動に応じて前記
    振動子を回転させたときに生ずるコリオリ力に起因し、
    前記振動子に励起される検出振動を検出し、この検出結
    果から前記回転角速度を測定することを特徴とする、回
    転系の回転角速度を検出する方法。
  11. 【請求項11】直線加速度を検出するための直線加速度
    計であって、請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記
    載の振動子と、この振動子に直線加速度が加わったとき
    に前記振動子に加わるニュートンの力による前記振動子
    の変形を検出するための検出手段とを備えることを特徴
    とする、直線加速度計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5205970B2 (ja) * 2006-01-24 2013-06-05 パナソニック株式会社 慣性力センサ

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JP5205970B2 (ja) * 2006-01-24 2013-06-05 パナソニック株式会社 慣性力センサ
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