JPH112303A - ステータ - Google Patents

ステータ

Info

Publication number
JPH112303A
JPH112303A JP9171286A JP17128697A JPH112303A JP H112303 A JPH112303 A JP H112303A JP 9171286 A JP9171286 A JP 9171286A JP 17128697 A JP17128697 A JP 17128697A JP H112303 A JPH112303 A JP H112303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
pocket
way clutch
stator
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9171286A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Sekine
勝美 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP9171286A priority Critical patent/JPH112303A/ja
Publication of JPH112303A publication Critical patent/JPH112303A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/12Freewheels or freewheel clutches with hinged pawl co-operating with teeth, cogs, or the like
    • F16D41/125Freewheels or freewheel clutches with hinged pawl co-operating with teeth, cogs, or the like the pawl movement having an axial component
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラチェット構造のワンウェイクラッチを備え
ていながら、ステータ全体の重量が其程重くなることが
なく、部品の製造が比較的容易であり、作動時に発生す
る音が比較的小さいステータを提供する。 【解決手段】 筒状部の軸方向一端に径方向内方に向け
て環状のプレート部6を一体成形し、プレート部6の内
側端面6bにノッチ部8を設けた樹脂製またはアルミニ
ウム製の内筒1と、プレート部6と軸方向に対向するよ
うに筒状部の内周側に回転自在に配置され、プレート部
6と対向する面11aにポケット部14を設けたポケッ
トプレート11と、ポケット部14に突没自在に収容さ
れ、ノッチ部8に対して一回転方向に係合するストラッ
ト17と、プレート部6の内側端面6bのうち少なくと
もワンウェイクラッチ4の係合時に荷重が作用する部分
に取り付けられた金属板よりなる補強材9とを備えるこ
とにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用オートマ
ティックトランスミッションのトルクコンバータ等に用
いられるステータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から図7に示すように、樹脂製の内
筒51の内周側にスプラグ構造のワンウェイクラッチ5
2を備えたステータが知られており、またこのステータ
においては、ワンウェイクラッチ52の構成部品である
アウターレース53が、成形時における樹脂の収縮を抑
えるべく、内筒51の内周側にインサート成形により一
体的に保持されている(特公昭63−18050号公報
または実開平3−20754号公報参照)。
【0003】しかしながらこのステータには、以下の問
題がある。
【0004】すなわち先ず、スプラグ構造のワンウェイ
クラッチ52がアウターレース53とインナーレース5
4の間にスプラグ55を多数、円周方向に並べたもので
あって、更にこのスプラグ55を保持する保持器56,
57と、スプラグ55を付勢するリボンスプリング58
とを備えているために、部品の種類と数が多く、部品同
士の組合せ構造が複雑である。したがってその組立てに
多くの手間と時間がかかる。
【0005】またスプラグ構造のワンウェイクラッチ5
2には、スプラグ55の円滑な作動を確保するために、
アウターレース53の内径寸法、インナーレース54の
外径寸法および両レース53,54の同心度等について
厳しい寸法精度の要求がある。したがってこの要求に応
えるのが、なかなか困難であり、増して樹脂が収縮する
と、この要求に応えるのが一層困難である。
【0006】上記問題に対処するには、スプラグ構造の
ワンウェイクラッチ52に代えてラチェット構造のワン
ウェイクラッチを用いることが考えられる。ラチェット
構造のワンウェイクラッチは、ノッチ部を設けた環状の
ノッチプレートと、前記ノッチプレートに対して相対回
転するとともにポケット部を設けた環状のポケットプレ
ートと、ポケット部に突没自在に収容され、ノッチ部に
対して一回転方向に係合するストラットとを組み合わせ
たものである。
【0007】しかしながら、このようにラチェット構造
のワンウェイクラッチを用いた場合には、以下の問題が
ある。
【0008】すなわち先ず、ノッチプレート、ポケット
プレートおよびストラットがそれぞれ鋳鉄等の全金属製
であるために、ステータ全体の重量が重くなる可能性が
ある。
【0009】またノッチプレートおよびポケットプレー
トの形状がそれぞれ複雑であるために、その製造に多く
の手間と時間がかかり、コスト的にも不利である。
【0010】また更に上記したようにノッチプレート、
ポケットプレートおよびストラットがそれぞれ鋳鉄等の
全金属製であるために、作動時、これらが互いに干渉す
るときの音(騒音)の発生が懸念される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、ラチェット構造のワンウェイクラッチを備えていな
がら、ステータ全体の重量が其程重くなることがなく、
部品の製造が比較的容易であり、作動時に発生する音が
比較的小さいステータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるステータは、筒状部の軸方
向一端またはその近傍に径方向内方に向けて環状のプレ
ート部を一体成形し、前記プレート部の内側端面にワン
ウェイクラッチのノッチ部を設けた樹脂製またはアルミ
ニウム製の内筒と、前記プレート部と軸方向に対向する
ように前記筒状部の内周側に回転自在に配置され、前記
プレート部と対向する面に前記ワンウェイクラッチのポ
ケット部を設けた環状のポケットプレートと、前記ポケ
ット部に突没自在に収容され、前記ノッチ部に対して一
回転方向に係合するストラットと、前記プレート部の内
側端面のうち少なくとも前記ワンウェイクラッチの係合
時に荷重が作用する部分に取り付けられた金属板よりな
る補強材とを備えることにした。
【0013】また本発明の請求項2によるステータは、
筒状部の軸方向一端またはその近傍に径方向内方に向け
て環状のプレート部を一体成形し、前記プレート部の内
側にワンウェイクラッチのノッチ部を備えた内筒と、前
記プレート部と軸方向に対向するように前記筒状部の内
周側に回転自在に配置され、前記プレート部と対向する
面に前記ワンウェイクラッチのポケット部を設けた環状
を呈する樹脂製またはアルミニウム製のポケットプレー
トと、前記ポケット部に突没自在に収容され、前記ノッ
チ部に対して一回転方向に係合するストラットと、前記
ポケットプレートの対向面のうち少なくとも前記ワンウ
ェイクラッチの係合時に荷重が作用する部分に取り付け
られた金属板よりなる補強材とを備えることにした。
【0014】また本発明の請求項3によるステータは、
上記した請求項2のステータにおいて、内周面にスプラ
イン溝を設けた金属製の筒体がインサート成形により樹
脂製またはアルミニウム製のポケットプレートの内周側
に一体化されていることにした。
【0015】上記構成を備えた本発明の請求項1による
ステータにおいては、ワンウェイクラッチのノッチ部が
樹脂製またはアルミニウム製の内筒に直接設けられてい
るために、クラッチ専用部品であるノッチプレートをス
テータの構成部品から省略することが可能である。また
樹脂製またはアルミニウム製の内筒のプレート部の内側
端面のうち少なくともワンウェイクラッチの係合時に荷
重が作用する部分に金属板よりなる補強材が取り付けら
れているために、ノッチ部が樹脂製またはアルミニウム
製の内筒に設けられていても、必要な強度を確保するこ
とが可能である。補強材の金属の種類は、樹脂またはア
ルミニウムより硬度の高いものである。
【0016】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よるステータにおいては、ワンウェイクラッチの構成部
品であるポケットプレートが樹脂製またはアルミニウム
製であるために、ポケットプレートが鋳鉄等の全金属製
である場合と比較して、軽量化、製造容易化および静粛
性を向上させることが可能である。また樹脂製またはア
ルミニウム製のポケットプレートの対向面のうち少なく
ともワンウェイクラッチの係合時に荷重が作用する部分
に金属板よりなる補強材が取り付けられているために、
ポケットプレートが樹脂製またはアルミニウム製であっ
ても、必要な強度を確保することが可能である。補強材
の金属の種類は、樹脂またはアルミニウムより硬度の高
いものである。
【0017】また上記構成を備えた本発明の請求項3に
よるステータのように、内周面にスプライン溝を設けた
金属製の筒体がインサート成形により樹脂製またはアル
ミニウム製のポケットプレートの内周側に一体化されて
いると、ポケットプレートが樹脂製またはアルミニウム
製であっても、回転トルクの伝達に必要な強度を確保す
ることが可能となる。
【0018】尚、ラチェット構造のワンウェイクラッチ
には、上記したスプラグ構造のワンウェイクラッチに見
られるような保持器やリボンスプリングがなく、よって
これらの分についての部品の種類と数を減らすととも
に、組合せ構造を単純化することが可能である。またス
トラットがノッチ部に対して一回転方向に係合すれば良
い訳であって、アウターレースとインナーレースの間で
起立転倒を繰り返すスプラグのように複雑かつ高精度に
作動する部品がないために、各部品に要求される寸法精
度を比較的緩やかにすることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
【0020】図1および図2に示すように、当該実施形
態に係るステータは、フェノール樹脂を成形材料とし
て、内筒1、ブレード2および外筒3を同心的に一体成
形したものであって、内筒1の内周側にラチェット構造
のワンウェイクラッチ4が備えられている。
【0021】図2に示すように、内筒1は、筒状部5の
軸方向一端(図上上側)またはその近傍に径方向内方に
向けて環状のプレート部6を一体成形したものであっ
て、断面(半裁断面)略L字形に成形されており、プレ
ート部6の外側端面6aに潤滑油導入用の溝部7が所要
数、放射状に設けられている(図1で四等配)。
【0022】図3に示すように、内筒1のプレート部6
の内側端面6bにワンウェイクラッチ4のノッチ部8が
直接設けられており、かつこの内側端面6bの全面に金
属板よりなる補強材9が取り付けられている。
【0023】図4に示すように、この補強材9は環状で
あって、ノッチ部8の形状に倣った形状の凹部10がノ
ッチ部8と同数、等配状に設けられており(図では十六
等配)、また図6に示すようにノッチ部8が中心軸線に
対して略平行な係合面8aと、周方向に沿って傾斜する
傾斜面8bとを備えているのに伴って、この凹部10も
それぞれ、中心軸線に対して略平行な係合面10aと、
周方向に沿って傾斜する傾斜面10bとを備えている。
【0024】図2に戻って、内筒1のプレート部6と軸
方向に対向するように筒状部5の内周側に、ワンウェイ
クラッチ4のポケットプレート11が回転自在に配置さ
れている。ポケットプレート11は、筒状部5の内周面
に設けた環状の装着溝12に嵌着されたスナップリング
13により軸方向に抜け止めされている。
【0025】図5に示すように、ポケットプレート11
はフェノール樹脂を成形材料として環状に成形されてお
り、内筒1のプレート部6と対向する面11aにポケッ
ト部14が所要数、等配状に設けられており、かつこの
対向面11aの全面に金属板よりなる補強材15が取り
付けられている。またこのポケットプレート11の反対
側の端面にベアリングサポート機能を奏する部分が一体
に成形されている。補強材15はこれも環状であって、
図6に示すようにポケット部14の形状に倣った形状の
凹部16がポケット部14と同数、等配状に設けられて
いる。
【0026】またこの図6に示すように、各ポケット部
14に金属等剛材製のストラット17がスプリング等の
ばね手段18に弾性付勢されて突没自在に収容されてお
り、このストラット17がノッチ部8に対して係脱自在
に係合する。すなわちプレート部6に対してポケットプ
レート11がx方向に相対回転すると、ストラット17
がノッチ部8の係合面8bに係合してクラッチ4がON
となり、反対にプレート部6に対してポケットプレート
11がy方向に相対回転すると、ストラット17がばね
手段18の弾性に抗してポケット部14に収容されてク
ラッチ4がOFFとなる。
【0027】また樹脂製のポケットプレート11の内周
側に、内周面にスプライン溝20を設けた金属製の筒体
19がインサート成形により一体的に保持されている。
【0028】上記構成を備えたステータによれば、以下
の作用効果を奏することが可能である。
【0029】すなわち先ず、上記した従来例に係るスプ
ラグ構造のワンウェイクラッチ52に見られるような保
持器56,57やリボンスプリング58がなく、よって
これらの分についての部品の種類と数を減らすととも
に、組合せ構造を単純化することが可能である。したが
ってこれにより当該ステータの組立てを従来より容易な
ものとすることができる。
【0030】またラチェット構造のワンウェイクラッチ
4は、内筒1の筒状部5の内径寸法、ポケットプレート
11の外径寸法および両者5,11の同心度等について
多少の寸法誤差があっても、ストラット17がノッチ部
8に対して一回転方向に係合すれば、ラチェットとして
確実に作動する。したがって各部品に要求される寸法精
度を比較的緩やかなものとすることが可能であり、これ
によって当該ステータの製造を従来より容易なものとす
ることができる。
【0031】またワンウェイクラッチ4のノッチ部8が
樹脂製の内筒1のプレート部6に直接設けられているた
めに、クラッチ専用部品であるノッチプレートを当該ス
テータの構成部品から省略することが可能である。した
がってラチェット構造のワンウェイクラッチ4を備えて
いながら、鋳鉄等の全金属製のノッチプレートを備えて
いる場合と比較して、ステータ全体の重量を軽量化し、
部品の製造を容易化し、更に必要な静粛性を確保するこ
とができる。また樹脂製の内筒1のプレート部6の内側
端面6bの全面に金属板よりなる補強材9が取り付けら
れているために、ノッチ部8が樹脂製の内筒1のプレー
ト部6に設けられていても、クラッチ係合に必要な強度
を確保することができる。
【0032】またワンウェイクラッチ4の構成部品であ
るポケットプレート11が樹脂製であるために、ポケッ
トプレート11が鋳鉄等の全金属製である場合と比較し
ても、ステータ全体の重量を軽量化し、部品の製造を容
易化し、更に必要な静粛性を確保することができる。ま
た樹脂製のポケットプレート11の対向面11aの全面
に金属板よりなる補強材15が取り付けられているため
に、ポケットプレート11が樹脂製であっても、クラッ
チ係合に必要な強度を確保することができる。
【0033】また更に、樹脂製のポケットプレート11
の内周側に、内周面にスプライン溝20を設けた金属製
の筒体19がインサート成形により一体的に保持されて
いるために、ポケットプレート11が樹脂製であって
も、回転トルクの伝達に必要な強度を確保することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0035】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1および請求項2によるステータにおいては、従
来のスプラグ構造のワンウェイクラッチに見られるよう
な保持器やリボンスプリングがなく、よってこれらの分
についての部品の種類と数を減らすとともに、組合せ構
造を単純化することが可能である。したがってこれによ
り当該ステータの組立てを従来より容易なものとするこ
とができる。
【0036】また併せて、ラチェット構造のワンウェイ
クラッチは、内筒の筒状部の内径寸法、ポケットプレー
トの外径寸法および両者の同心度等について多少の寸法
誤差があっても、ストラットがノッチ部に対して一回転
方向に係合すれば、ラチェットとして確実に作動する。
したがって各部品に要求される寸法精度を比較的緩やか
なものとすることが可能であり、これによって当該ステ
ータの製造を従来より容易なものとすることができる。
【0037】また上記構成を備えた本発明の請求項1に
よるステータにおいては、ワンウェイクラッチのノッチ
部が樹脂製またはアルミニウム製の内筒に直接設けられ
ているために、クラッチ専用部品であるノッチプレート
をステータの構成部品から省略することが可能である。
したがってラチェット構造のワンウェイクラッチを備え
ていながら、鋳鉄等の全金属製のノッチプレートを備え
ている場合と比較して、ステータ全体の重量を軽量化
し、部品の製造を容易化し、更に必要な静粛性を確保す
ることができる。また樹脂製またはアルミニウム製の内
筒のプレート部の内側端面のうち少なくともワンウェイ
クラッチの係合時に荷重が作用する部分に金属板よりな
る補強材が取り付けられているために、ノッチ部が樹脂
製またはアルミニウム製の内筒に設けられていても、ク
ラッチ係合に必要な強度を確保することができる。
【0038】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よるステータにおいては、ワンウェイクラッチの構成部
品であるポケットプレートが樹脂製またはアルミニウム
製であるために、ポケットプレートが鋳鉄等の全金属製
である場合と比較して、ステータ全体の重量を軽量化
し、部品の製造を容易化し、更に必要な静粛性を確保す
ることができる。また樹脂製またはアルミニウム製のポ
ケットプレートの対向面のうち少なくともワンウェイク
ラッチの係合時に荷重が作用する部分に金属板よりなる
補強材が取り付けられているために、ポケットプレート
が樹脂製またはアルミニウム製であっても、クラッチ係
合に必要な強度を確保することができる。
【0039】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項3によるステータにおいては、内周面にスプ
ライン溝を設けた金属製の筒体がインサート成形により
樹脂製またはアルミニウム製のポケットプレートの内周
側に一体化されているために、ポケットプレートが樹脂
製またはアルミニウム製であっても、回転トルクの伝達
に必要な強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るステータの一部切欠し
た正面図
【図2】図1におけるA−O−A線断面図
【図3】内側端面にノッチ部を設けたプレート部の要部
断面図
【図4】プレート部の内側端面に取り付けられる補強材
の正面図
【図5】ポケットプレートの断面図
【図6】ワンウェイクラッチを周方向に沿って裁断した
断面図
【図7】従来例に係るステータの半裁断面図
【符号の説明】
1 内筒 2 ブレード 3 外筒 4 ワンウェイクラッチ 5 筒状部 6 プレート部 6a 外側端面 6b 内側端面 7 溝部 8 ノッチ部 8a,10a 係合面 8b,10b 傾斜面 9,15 補強材 10,16 凹部 11 ポケットプレート 11a 対向面 12 装着溝 13 スナップリング 14 ポケット部 17 ストラット 18 バネ手段 19 筒体 20 スプライン溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部(5)の軸方向一端またはその近
    傍に径方向内方に向けて環状のプレート部(6)を一体
    成形し、前記プレート部(6)の内側端面(6b)にワ
    ンウェイクラッチ(4)のノッチ部(8)を設けた樹脂
    製またはアルミニウム製の内筒(1)と、 前記プレート部(6)と軸方向に対向するように前記筒
    状部(5)の内周側に回転自在に配置され、前記プレー
    ト部(6)と対向する面(11a)に前記ワンウェイク
    ラッチ(4)のポケット部(14)を設けた環状のポケ
    ットプレート(11)と、 前記ポケット部(14)に突没自在に収容され、前記ノ
    ッチ部(8)に対して一回転方向に係合するストラット
    (17)と、 前記プレート部(6)の内側端面(6b)のうち少なく
    とも前記ワンウェイクラッチ(4)の係合時に荷重が作
    用する部分に取り付けられた金属板よりなる補強材
    (9)とを備えたことを特徴とするステータ。
  2. 【請求項2】 筒状部(5)の軸方向一端またはその近
    傍に径方向内方に向けて環状のプレート部(6)を一体
    成形し、前記プレート部(6)の内側にワンウェイクラ
    ッチ(4)のノッチ部(8)を備えた内筒(1)と、 前記プレート部(6)と軸方向に対向するように前記筒
    状部(5)の内周側に回転自在に配置され、前記プレー
    ト部(6)と対向する面(11a)に前記ワンウェイク
    ラッチ(4)のポケット部(14)を設けた環状を呈す
    る樹脂製またはアルミニウム製のポケットプレート(1
    1)と、 前記ポケット部(14)に突没自在に収容され、前記ノ
    ッチ部(8)に対して一回転方向に係合するストラット
    (17)と、 前記ポケットプレート(11)の対向面(11a)のう
    ち少なくとも前記ワンウェイクラッチ(4)の係合時に
    荷重が作用する部分に取り付けられた金属板よりなる補
    強材(15)とを備えたことを特徴とするステータ。
  3. 【請求項3】 請求項2のステータにおいて、 内周面にスプライン溝(20)を設けた金属製の筒体
    (19)がインサート成形により樹脂製またはアルミニ
    ウム製のポケットプレート(11)の内周側に一体化さ
    れていることを特徴とするステータ。
JP9171286A 1997-06-13 1997-06-13 ステータ Pending JPH112303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171286A JPH112303A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 ステータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171286A JPH112303A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 ステータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH112303A true JPH112303A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15920508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9171286A Pending JPH112303A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 ステータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH112303A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001086174A1 (fr) * 2000-05-12 2001-11-15 Nok Corporation Stator
KR20010112650A (ko) * 2000-06-14 2001-12-20 그레그 취쥐레프스키 평면 래칫 단방향 클러치
US6505721B1 (en) * 2000-05-25 2003-01-14 Means Industries, Inc. Planar one-way clutch
US6571926B2 (en) 2001-02-12 2003-06-03 Means Industries, Inc. One-way clutch assembly featuring improved strut stability
US6619036B2 (en) 2000-07-27 2003-09-16 Exedy Corporation Stator support structure for torque converter
US7000749B2 (en) * 2002-02-07 2006-02-21 Nsk-Warner K. K. Ratchet one-way clutch, and stator apparatus using the same
CN108700125A (zh) * 2016-02-04 2018-10-23 敏思工业公司 具有超越模式的连接组件和其中使用的有沟的锁定构件
KR20190116708A (ko) * 2018-04-05 2019-10-15 주식회사 카펙발레오 차량용 토크 컨버터
KR102190070B1 (ko) 2020-05-25 2020-12-11 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR102198613B1 (ko) 2020-05-25 2021-01-05 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR20210058196A (ko) 2019-11-13 2021-05-24 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR20210094970A (ko) 2020-01-22 2021-07-30 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR20220015720A (ko) 2020-07-31 2022-02-08 주식회사 카펙발레오 캔틸레버를 이용한 원웨이클러치 및 이를 포함하는 토크컨버터
KR20220046795A (ko) 2020-10-08 2022-04-15 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001086174A1 (fr) * 2000-05-12 2001-11-15 Nok Corporation Stator
US6505721B1 (en) * 2000-05-25 2003-01-14 Means Industries, Inc. Planar one-way clutch
KR20010112650A (ko) * 2000-06-14 2001-12-20 그레그 취쥐레프스키 평면 래칫 단방향 클러치
US6619036B2 (en) 2000-07-27 2003-09-16 Exedy Corporation Stator support structure for torque converter
US6571926B2 (en) 2001-02-12 2003-06-03 Means Industries, Inc. One-way clutch assembly featuring improved strut stability
US7000749B2 (en) * 2002-02-07 2006-02-21 Nsk-Warner K. K. Ratchet one-way clutch, and stator apparatus using the same
CN108700125A (zh) * 2016-02-04 2018-10-23 敏思工业公司 具有超越模式的连接组件和其中使用的有沟的锁定构件
KR20190116708A (ko) * 2018-04-05 2019-10-15 주식회사 카펙발레오 차량용 토크 컨버터
KR20210058196A (ko) 2019-11-13 2021-05-24 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR20210094970A (ko) 2020-01-22 2021-07-30 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR102190070B1 (ko) 2020-05-25 2020-12-11 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR102198613B1 (ko) 2020-05-25 2021-01-05 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터
KR20220015720A (ko) 2020-07-31 2022-02-08 주식회사 카펙발레오 캔틸레버를 이용한 원웨이클러치 및 이를 포함하는 토크컨버터
KR20220046795A (ko) 2020-10-08 2022-04-15 주식회사 카펙발레오 원웨이 클러치 및 이를 구비하는 토크 컨버터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH112303A (ja) ステータ
WO2007021723A2 (en) Overrunning clutch having snap ring secured thrust plate
EP2414689B1 (en) An idler and bearing assembly and a method of manufacturing same
JP3780371B2 (ja) 一方向クラッチ
JP2008241044A (ja) ラチェットワンウェイクラッチ組立体
JP6159763B2 (ja) ワンウェイクラッチのリテーナ
JP3204854B2 (ja) ホイールステータ組立体
US6619036B2 (en) Stator support structure for torque converter
JP4267703B2 (ja) ラチェットワンウェイクラッチ組立体
US6941752B2 (en) Stator support device and torque converter including the same
JPS63158316A (ja) スラスト軸受
JP2003148518A (ja) ワンウェイクラッチ
JP3310729B2 (ja) 歯車変速機における同期装置の潤滑機構
JP2603035Y2 (ja) ワンウェイクラッチの外輪の固定構造
US20030015390A1 (en) Ratchet one-way clutch and stator using ratchet one-way clutch
JP2019100383A (ja) ラチェット型ワンウェイクラッチの構造
JP2003028204A (ja) ラチェットワンウェイクラッチ及びラチェットワンウェイクラッチを用いたステータ
JP2523808Y2 (ja) 偏心転がり軸受
JP2011112191A (ja) クリープ防止転がり軸受
JP2513189Y2 (ja) トルクコンバ―タ用ステ―タのスラストベアリング支持構造
JPH09177838A (ja) 一方向クラッチと軸受との組立体
JP2599817Y2 (ja) ダンパ
JPH10132051A (ja) ステータ用ベアリングサポート
JPH09152006A (ja) ステータ
JPH0589999U (ja) ダンパカップリング

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041020