JPH11230202A - 鉄道車両用キャリパブレーキ装置 - Google Patents
鉄道車両用キャリパブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH11230202A JPH11230202A JP3730498A JP3730498A JPH11230202A JP H11230202 A JPH11230202 A JP H11230202A JP 3730498 A JP3730498 A JP 3730498A JP 3730498 A JP3730498 A JP 3730498A JP H11230202 A JPH11230202 A JP H11230202A
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- JP
- Japan
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- piston
- brake device
- caliper brake
- cylinder body
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Abstract
て、ピストンに押されるブレーキパッドの押圧力の均一
化を図る。 【解決手段】 キャリパブレーキ装置のシリンダボディ
30は、2個のシリンダ32を有し、ピストン120を
介して制輪子60をロータに向けて押し出す。制輪子6
0はプレッシャプレート70上に取り付けられるパッド
80を備え、プレッシャプレート70はガイドプレート
90に一体に固定される。ガイドプレート90には、補
強板200が固着され、断熱部材250を介してピスト
ン120の押圧力を受ける。補強板200を取り付ける
ことによって制輪子60全体の曲げ剛性が増強され、パ
ッド80の押圧力が均一化される。補強板200には絞
り出し部210が形成されており、曲げ剛性が増強され
る。
Description
るキャリパブレーキ装置に関する。
の側面図、図4は上面図である。全体を符号1で示す鉄
道車両用キャリパブレーキ装置はキャリパブレーキ本体
10を有し、キャリパブレーキ本体10は取付部12を
介して鉄道車両の台車に取り付けられる。取付部12の
下部に設けられる溝14を台車に吊り下げ、ボルト穴1
6を利用してキャリパブレーキ本体10を台車に固定す
る。車輪5の両側にはロータが取り付けられ、キャリパ
ブレーキ本体10は車輪5を挾んで対向する2本のアー
ム20,22を有する。
られ、シリンダボディ30に形成されたシリンダ32内
にピストンが挿入される。シリンダ32内には油圧供給
口27を介してブレーキ油圧が供給される。この型式の
キャリパブレーキ装置は、対向してシリンダピストンが
配設されるので、オポーズドピストン(対向ピストン)
タイプのキャリパブレーキ装置と称される。アーム22
の上面の取付面24には、上部アンカブロック40がア
ンカボルト42を介して固定される。上部アンカボルト
40はアンカピン100を支持し、アンカピン100
は、制輪子60のボス円弧状のボス部72を支持する。
上部アンカブロック40により取り付けられるアンカピ
ン100は、制輪子60に作用する図3において上向き
のブレーキ力を受ける。
50が配設され、アンカボルト52によってアーム側へ
固着される。下部アンカブロック50によって支持され
るアンカピン100は制輪子60に作用する下向きのブ
レーキ力を受ける。ブレーキの作動時には、対向して配
設されているシリンダ32内に液圧が供給され、ピスト
ンが制輪子60のプレッシャプレート70を押圧し、プ
レッシャプレート70に取り付けられたブレーキパッド
80が車輪5のロータを締め付けて、ブレーキ力を発生
する。
の構成の詳細を示す断面図である。シリンダボディ30
は、2個のシリンダ32を有し、各シリンダ32内には
ピストン120が挿入される。ピストン120は、第1
のピストン部材122内に第2のピストン部材124が
嵌合される構造を有し、第1のピストン部材122と第
2のピストン部材124の間には、ボール126が組み
込まれる。第2のピストン部材124とシリンダボディ
30の間にはゴム製のピストンブーツ130が配設され
て、ダストの侵入を防止する。
熱部材140が取り付けられる。断熱部材140の表面
140aは、いわゆる傘形状の湾曲面に形成されてい
る。制輪子60は、プレッシャプレート70上にブレー
キパッド80が固定された構造を有し、ピストン120
の先端に設けられた断熱部材140は、ガイドプレート
90を介して制輪子60を押し出す構造が採用されてい
た。なお、この構造を備えたブレーキ装置は、例えば実
開平7−6011号公報に開示されている。
にあっては、ピストン120と断熱部材140の軸線近
傍のパッド80の押圧力と、ピストン120と断熱部材
140の軸線から外れた部分のパッド80に対する押圧
力に差が生じ、パッドの偏摩耗が発生する場合がある。
この現象は、2個のシリンダ32のピッチ寸法P1が大
型化するのに伴いより顕著となる。また、パッドに発生
する摩擦熱は、プレッシャプレート70、ガイドプレー
ト90を通って、ピストンブーツ130に熱害を与える
ので、これを防止するためにピストンブーツ130を覆
う大径の断熱部材140を備える必要があった。そこ
で、本発明は上述した問題を解決するブレーキ装置を提
供するものである。
リパブレーキ装置は、基本的手段として、鉄道車両の台
車に取り付けられる支持枠及び車輪を挾む2本のアーム
を有するキャリパブレーキ本体と、2本のアームに対向
して配設されるシリンダボディと、シリンダボディに装
備される複数のピストンにより押圧される制輪子を備え
る。そして、制輪子はブレーキパッドを支持するプレッ
シャプレートと、プレッシャプレートに固着されるガイ
ドプレートと、ガイドプレートに固着されてピストンに
対向する補強板を備えるものである。また、補強板はピ
ストンに当接する部分の中間部にシリンダボディ側に膨
出される絞り出し部を備えるものである。
パブレーキ装置のシリンダボディと制輪子の構造を示す
断面図、図2はガイドプレートの平面図である。本発明
のブレーキ装置は、シリンダボディ30のピストン32
内に挿入されるピストン120を備え、ピストン120
は第1のピストン部材122と、第2のピストン部材1
24で構成されることは、図5で説明したものと同様で
ある。また、第2のピストン部材124とシリンダボデ
ィ30の間には、ピストンブーツ130が取り付けられ
て、ダストの侵入を防止している。
較的小径寸法の断熱部材250が第2のピストン部材1
24に一体にモールド成形される。制輪子60は、プレ
ッシャプレート70上に配設されるパッド80を有す
る。そして、本発明にあっては、ガイドプレート90上
に補強板200が溶接により固着される。
ン100に係合する貫通穴92と溝94を有する板体で
あって、図2に示すように、ガイドプレート90の中央
部に鋼板製の補強板200がスポット溶接により固着さ
れる。補強板200は、図2に示すような平面形状を有
し、ピストン120のピッチ寸法P1に対応するピスト
ン当り部220を備える。そして、補強板200の中央
部には絞り出し部210がプレス加工により形成され
る。絞り出し部210は、補強板200のシリンダボデ
ィ30側へ膨出するものであって、補強板200の曲げ
剛性を向上する機能を有する。
ピストンが押圧するガイドプレートに補強板を積層した
構成を備えるので、パッド側から伝達される摩擦熱が減
少し、ピストンブーツへの熱影響も少くなる。そこで、
ピストン先端に取り付けられて、ピストンブーツへの熱
害を防止する断熱部材の小型化を図ることができる。小
型化された断熱部材は、ピストン部材と一体にモールド
成形することができ、構造も簡素化される。また、補強
板を積層することによって、ガイドプレートの剛性が向
上し、パッドのディスクに対する押圧力も均一化され
る。したがって、パッドの偏摩耗も防止される。さら
に、補強板に絞り出し部を設けてあるので、ガイドプレ
ート全体の曲げ剛性はより向上する。
ディと制輪子の断面図。
装置の側面図。
装置の上面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄道車両の台車に取り付けられる支持枠
及び車輪を挾む2本のアームを有するキャリパブレーキ
本体と、2本のアームに対向して配設されるシリンダボ
ディと、シリンダボディに装備される複数のピストンに
より押圧される制輪子を備え、 制輪子はブレーキパッドを支持するプレッシャプレート
と、プレッシャプレートに固着されるガイドプレート
と、ガイドプレートに固着されてピストンに対向する補
強板を備える鉄道車両用キャリパブレーキ装置。 - 【請求項2】 補強板はピストンに当接する部分の中間
部にシリンダボディ側に膨出される絞り出し部を備える
請求項1記載の鉄道車両用キャリパブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3730498A JPH11230202A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 鉄道車両用キャリパブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3730498A JPH11230202A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 鉄道車両用キャリパブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11230202A true JPH11230202A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12493972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3730498A Pending JPH11230202A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 鉄道車両用キャリパブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11230202A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009048171A1 (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Kayaba Industry Co., Ltd. | 車両用キャリパブレーキ装置 |
WO2009060993A1 (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-14 | Kayaba Industry Co., Ltd. | 車両用キャリパブレーキ装置 |
WO2014088527A1 (ru) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Общество С Ограниченной Ответственностью "Корум Групп" | Зажимной тормоз |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP3730498A patent/JPH11230202A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009048171A1 (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-16 | Kayaba Industry Co., Ltd. | 車両用キャリパブレーキ装置 |
JP2009092194A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Kayaba Ind Co Ltd | 車両用キャリパブレーキ装置 |
US9169883B2 (en) | 2007-10-11 | 2015-10-27 | Kayaba Industry Co., Ltd. | Caliper brake device for vehicle |
WO2009060993A1 (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-14 | Kayaba Industry Co., Ltd. | 車両用キャリパブレーキ装置 |
JP5253391B2 (ja) * | 2007-11-06 | 2013-07-31 | カヤバ工業株式会社 | 車両用キャリパブレーキ装置 |
WO2014088527A1 (ru) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Общество С Ограниченной Ответственностью "Корум Групп" | Зажимной тормоз |
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