JPH11229866A - エンジンの2次空気供給装置 - Google Patents
エンジンの2次空気供給装置Info
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- JPH11229866A JPH11229866A JP5293398A JP5293398A JPH11229866A JP H11229866 A JPH11229866 A JP H11229866A JP 5293398 A JP5293398 A JP 5293398A JP 5293398 A JP5293398 A JP 5293398A JP H11229866 A JPH11229866 A JP H11229866A
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- air cleaner
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Abstract
外し工数が低減され、構造が簡単で低コスト化がなされ
たエンジンの2次空気供給装置を提供する。 【解決手段】 エンジンの排気等に生じる脈動を利用し
て、エアクリーナを経た2次空気を2次空気管を通して
排気通路に供給するように構成されたエンジンの2次空
気供給装置において、前記エアクリーナの内部に2次空
気通路を開閉するリード弁を収納するとともに、リード
弁室を形成し、前記2次空気管に接続される接続パイプ
部を前記エアクリーナの本体と一体成形する。
Description
特に汎用小型ガソリンエンジンにおける2次空気供給装
置に関する。
排ガス中の有害成分であるHC(炭化水素)やCO(一
酸化炭素)の除去のため、エアクリーナを通った空気の
一部を2次空気としてマフラ上流の排気管内に導き、排
気管内あるいはマフラ内で前記有害成分と反応させて、
排ガスを浄化する手段が提案されている。
用小型ガソリンエンジンの従来技術の1例を示す。図3
において、21はエンジンのシリンダ、1はシリンダヘ
ッド、5は吸気弁、6は排気弁、7は排気管、8は排気
音を消音するマフラである。また4は気化器、2は該気
化器4への空気をフィルタ3を通すことにより濾過する
エアクリーナである。
ーナ2の出口室2aと排気管7内とを接続し、中間にリ
ード弁ユニット11が設けられている。前記リード弁ユ
ニット11は、本体11a内に設けられた空気通路12
を、該2次空気管9と9aとの差圧で開作動するリード
弁10によって開閉するようになっている。かかる装置
においては、前記差圧として、後述するように、排気管
7内の排気脈動を利用している。
ジンの運転時において、エアクリーナ2のフィルタ3で
異物が濾過された空気は気化器4にて燃料を混合され
る。この混合気は吸気弁5の開弁とともにシリンダ21
内に導入され、燃焼仕事をなす。燃焼排ガスは排気弁6
の開弁とともに排気管7に排出され、マフラ8で消音あ
るいは後述する浄化がなされた後、大気中に排出され
る。
即ち2次空気は、出口室2aから2次空気管9aを通っ
てリード弁ユニット11に導かれる。そして、排気管7
内の排気ガスの脈動により、リード弁10の出入口の差
圧が、入口側(上流側)が出口側(下流側)よりも高く
なったとき、該リード弁10が開弁すると、前記2次空
気はリード弁ユニット11の空気通路12、リード弁1
0及び2次空気管9を通って排気管7内に導入される。
前記排気管7内に導かれた2次空気は、該排気管7内及
びマフラ8内において、CO、HC等の有害成分と反応
してこれらを燃焼させる。これにより、マフラ8を経た
排気ガスは浄化され外部に排出される。
管の途中に設けられており、前記リード弁10はエアク
リーナ2側への排気の逆流を阻止している。尚、空気と
燃料との混合割合を気化器4等において適切に調整すれ
ば、マフラ8内に触媒を設置することによりNOx(窒
素酸化物)の除去も可能となる。
ユニット11を2次空気配管の途中に独立して設けてい
るが、該前記リード弁10をエアクリーナ2内に設けた
ものとして、実願昭62−59758号の考案及び実公
平1−18803号の考案が提案されている。
は、エアクリーナ本体(エアクリーナケーシング)にリ
ード弁が収納されたリード弁ケース及び接続ハウジング
をビスにて締め付け、該リード弁ケースのパイプ部を排
気管への2次空気管に接続している。
いては、2組のリード弁(リードバルブ)が並設収納さ
れたリード弁ケース(リードバルブケーシング)をエア
クリーナ本体(エアクリーナ外壁)にビスにて固定する
とともに、排気管への2次空気管に接続されるパイプ部
に一体成形されたケースを前記リード弁ケースにビスに
て固定している。
示す従来技術にあっては、リード弁ユニット11を2次
空気管9の途中に独立して設けているため、該リード弁
ユニット11の本体11a及びその付属部品を別個に製
作する必要があり、また部品点数が多くなるとともに、
該リード弁ユニット11をエンジンに支持する装置を必
要とすることから、部品点数が多くなるとともに、リー
ド弁ユニット11の組立て、取外しに多くの工数を要
し、コスト高となる。
平1−18803号にて提案されている従来技術にあっ
ては、リード弁ケースをエアクリーナとは別体にて製作
し、これをビス等によってエアクリーナ本体に取付ける
ように構成されているため、リード弁ケース及びその付
属部品を別個に製作する必要があり、この場合も部品点
数が多くなるとともに、組立て、取外し工数も多くな
る。
造が簡単化されて部品点数が少なくなるとともに、組立
て、取外し工数も減少されて構造が簡単で低コスト化が
なされたエンジンの2次空気供給装置を提供することを
目的とする。
決するため、その第1発明として、エンジンの排気等に
生じる脈動を利用して、エアクリーナを経た2次空気を
2次空気管を通して排気通路に供給するように構成され
たエンジンの2次空気供給装置において、前記エアクリ
ーナの内部に2次空気通路を開閉するリード弁を収納す
るとともにリード弁室を形成し、前記2次空気管に接続
される接続パイプ部を前記エアクリーナの本体と一体成
形したことを特徴とするエンジンの2次空気供給装置を
提案する。
アクリーナ本体に空気通路が設けられた平板状の仕切板
をボルト等により固定して、該仕切板によりエアクリー
ナ内部から仕切って前記リード弁室を形成するととも
に、該仕切板に前記空気通路を開閉する前記リード弁を
取付けてなる。
て、前記エアクリーナ本体の内壁部に空気通路が設けら
れたリード弁ケースを固着して、その内部にリード弁室
を形成するとともに、該リード弁ケースに前記空気通路
を開閉する前記リード弁を取付けてなる。
にリード弁を設けるとともに、リード弁室を形成し、エ
アクリーナ本体の一部を突出させて2次空気管に接続さ
れるパイプ部をエアクリーナ本体と一体に形成したこと
により、リード弁ユニット全体をエアクリーナと一体化
することができる。これにより、従来技術のようなリー
ド弁ケース及びその付属部品を別個に製作することを必
要とせず、構造が簡単になるとともに、部品点数が低減
される。
ットも同時に組み付けることができるので、組立て取外
し工数も少なくて済む。従って低コストの2次空気供給
装置が得られる。
クリーナ本体の一部を膨らませてリード弁室を形成する
とともに平板状の仕切板にリード弁を取付けるので、リ
ード弁の支持及び弁のシート部の構造が簡単となり、加
工工数、及び組立て、取外し工数も少なくなる。
リーナ本体にパイプ部のみを一体成形すればよいので、
エアクリーナ本体の成形が容易になるとともに、エアク
リーナ本体に突出部形成することなくリード弁ユニット
を収納でき、美観も向上する。
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
型ガソリンエンジンの2次空気供給装置の構成図であ
る。図1において、21はエンジンのシリンダ、1はシ
リンダヘッド、5は吸気弁、6は排気弁、7は排気管、
8は排気音を消音するマフラである。また4は気化器、
2は該気化器4への空気をフィルタ3を通すことにより
濾過するエアクリーナである。9は2次空気管で、前記
エアクリーナ2の出口室2aと排気管7とを接続してい
る。
の接続部にはリード弁ユニット110が設けられてい
る。該リード弁ユニット110は、前記エアクリーナ2
の本体101と一体成形されたケース部104、該ケー
ス部104にボルト111により固着された仕切板10
7、該仕切板107に取付けられたリード弁102等に
より構成される。前記ケース部104は、エアークリー
ナ本体101の一部を突出させて、内部にリード弁室1
03を形成し、出口側にパイプ部105を形成し、該パ
イプ部105に前記2次空気管9が接続されるようにな
っている。
術と同様なストッパ付きのリーフ状弁で一端を前記仕切
板107に固定され、前記従来技術と同様に排気管7の
排気の脈動により該仕切板107に設けられた空気通路
106を開閉するようになっている。そして前記リード
弁102は、図1に明示されているように、排気管7側
からの排気がエアクリーナ2の出口室2a側へ逆流する
ことを阻止する機能を有する。
ジンの運転時において、エアクリーナ2のフィルタ3で
異物が濾過された空気は気化器4にて燃料を混合され
る。この混合気は吸気弁5の開弁とともにシリンダ21
内に導入され、燃焼仕事をなす。燃焼排ガスは排気弁6
の開弁とともに排気管7に排出され、マフラ8で消音あ
るいは後述する浄化がなされた後、大気中に排出され
る。
即ち2次空気は該エアクリーナ2の出口室2aから空気
通路106を介してリード弁102に対し開側へと作用
する。そして、排気管7内の排気の脈動により、該リー
ド弁102の出入口間の差圧即ちリード弁室103とエ
アクリーナ2の出口室2aとの差圧において出口室2a
側の方がリード弁室103側よりも高くなったとき、該
リード弁102が開弁する。これにより、出口室2a内
の2次空気は空気通路106からリード弁室103を通
り、2次空気管9を経て排気管7内に導入される。
排気管7内及びマフラ8内において、CO、HC等の有
害成分と反応してこれらを燃焼させる。これにより、マ
フラ8を経た排気ガスは浄化され外部に排出される。
本体101の一部を突出させてリード弁ユニット110
のケース104及び2次空気管9との接続用パイプ部1
05を一体形成することにより、その内部にリード弁室
103を形成し、該リード弁室103にリード弁102
を収納して構成されており、リード弁102をエアクリ
ーナ2内に収納することができるとともに、リード弁ユ
ニット110全体をエアクリーナ2と一体化することが
できる。これにより、従来技術のようなリード弁ユニッ
トの専用の支持手段が不要となる。
を備えた1つのエアクリーナ2でエンジンのシリンダ2
1への供給空気と排気管7への2次空気とを同時に濾過
し、清浄化することができる。以上により、構造が簡単
で部品点数が低減された2次空気供給装置を得ることが
できる。
面図である。この実施形態においては、エアクリーナ本
体201に前記2次空気管9に接続されるパイプ部20
2を一体成形し、該エアクリーナ本体201の内壁に椀
状のリード弁ケース204をボルト208により固着し
ている。
の中央部には空気通路203が設けられるとともに、該
空気通路203を開閉するリード弁102がその一端を
固定される。さらに、該リード弁ケース204内には、
リード弁室206が前記エアクリーナ2の出口室2aか
ら隔てられて形成される。
体201にパイプ部202のみを一体成形すればよいの
で、該エアクリーナ本体201の成形が容易にできる。
またエアクリーナ本体201に突出部を形成することな
くリード弁ユニット110を設けることができるので、
形状がシンプルになり美観も向上する。
クリーナの内部にリード弁を収納するとともに、リード
弁室を形成し、2次空気管に接続されるパイプ部をエア
クリーナ本体と一体に成形したことにより、リード弁ユ
ニットをエアクリーナと一体化することができる。これ
により、従来技術のような、別体のリード弁ケース及び
その付属部品を必要とせず、構造が簡単化されるととも
に部品工数が低減される。
同時に組立てできるので、組立て、取外し工数が低減さ
れる。以上により、低コストの2次空気供給装置を得る
ことができる。
平板状の仕切板にリード弁を取付けるので、リード弁の
支持及びシート部の構造が簡単となり、リード弁ユニッ
トの加工工数及び組立て、取外し工数が低減される。
エアクリーナ本体に2次空気管接続用のパイプ部のみを
一体成形すればよいので、エアクリーナ本体の成形が容
易となり、突出部が少なく美観が向上したリード弁ユニ
ット内蔵のエアクリーナが得られる。
エンジンの2次空気供給装置の構成図である。
エンジンの2次空気供給装置の要部断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの排気等に生じる脈動を利用し
てエアクリーナを経た2次空気を2次空気管を通して排
気通路に供給するように構成されたエンジンの2次空気
供給装置において、 前記エアクリーナの内部に2次空気通路を開閉するリー
ド弁を収納するとともにリード弁室を形成し、前記2次
空気管に接続される接続パイプ部を前記エアクリーナの
本体と一体成型したことを特徴とするエンジンの2次空
気供給装置。 - 【請求項2】 前記エアクリーナ本体に、空気通路が設
けられた板状の仕切板をボルト等により固定して、該仕
切板によりエアクリーナ内部から仕切って前記リード弁
室を形成するとともに、該仕切板に前記空気通路を開閉
する前記リード弁を取付けてなる請求項1記載のエンジ
ンの2次空気供給装置。 - 【請求項3】 前記エアクリーナ本体の内壁に、空気通
路が設けられたリード弁ケースを固着してその内部にリ
ード弁室を形成するとともに、該リード弁ケースに前記
空気通路を開閉する前記リード弁を取付けてなる請求項
1記載のエンジンの2次空気供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05293398A JP4145983B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | エンジンの2次空気供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05293398A JP4145983B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | エンジンの2次空気供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229866A true JPH11229866A (ja) | 1999-08-24 |
JP4145983B2 JP4145983B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=12928667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05293398A Expired - Fee Related JP4145983B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | エンジンの2次空気供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4145983B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000282954A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Honda Motor Co Ltd | キャブレタへの低速ブリードエアーの供給装置 |
EP2050937A1 (en) * | 2004-02-24 | 2009-04-22 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Exhaust gas purifying device for engine |
JP2010059923A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の吸気装置 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP05293398A patent/JP4145983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000282954A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Honda Motor Co Ltd | キャブレタへの低速ブリードエアーの供給装置 |
EP2050937A1 (en) * | 2004-02-24 | 2009-04-22 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Exhaust gas purifying device for engine |
JP2010059923A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の吸気装置 |
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---|---|
JP4145983B2 (ja) | 2008-09-03 |
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