JPH11229381A - 発泡樹脂ブロックを用いた構築物の構築方法 - Google Patents

発泡樹脂ブロックを用いた構築物の構築方法

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JPH11229381A
JPH11229381A JP3832198A JP3832198A JPH11229381A JP H11229381 A JPH11229381 A JP H11229381A JP 3832198 A JP3832198 A JP 3832198A JP 3832198 A JP3832198 A JP 3832198A JP H11229381 A JPH11229381 A JP H11229381A
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JP
Japan
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hook
foamed resin
resin blocks
loop fastener
blocks
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Application number
JP3832198A
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English (en)
Inventor
Hideki Tsukamoto
英樹 塚本
Yoshinori Nishiwaki
吉徳 西脇
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HIROE ASSOCIATE KK
KENSETSU KIKAKU CONSULTANT KK
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HIROE ASSOCIATE KK
KENSETSU KIKAKU CONSULTANT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡樹脂ブロックを用いた構築物を構築する
時に、ブロック相互の連結を効率的、かつ確実に、しか
も安全に行うことができる発泡樹脂ブロックを用いた構
築物の構築方法を提供すること。 【解決手段】 発泡樹脂ブロック10を積み重ねて構築
物20を構築する方法において、前記発泡樹脂ブロック
10相互を面ファスナー2を用いて連結するようにした
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発泡樹脂ブロックを
用いた構築物の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡樹脂ブロックを積み重ねて構
築物を構築する方法としては、特公平3−76364号
や特公平3−4693号において提案されたものがあ
る。これらの方法は、いずれも各辺に折り曲げ可能な爪
を有する緊結用金具を用いたものであり、当該金具の爪
を折り曲げて、相隣接する発泡樹脂ブロックに突き刺し
て取り付けることによって、発泡樹脂ブロック相互を緊
結して連結するといったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこれらの方法
では、前述の緊結用金具を用いているので、構築時に作
業者が誤って金具を踏み付けて、その折り曲げられた爪
で怪我をするという不具合も生じていた。また、当該金
具は金属製であることから重く、1つの構築物の構築に
は何百、何千という数量を用いるので、その取り扱い、
運搬にも多くの労力を要していた。
【0004】また、構築物を構成するブロック相互の連
結には、縦方向の連結と横方向の連結とが必要である
が、上記金具を用いた方法の場合、それぞれ各方向の連
結毎に金具を用いなければならず、作業効率が悪かっ
た。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、発泡樹脂ブロックを用いた構築物を構築す
る時に、ブロック相互の連結を効率的、かつ確実に、し
かも安全に行うことができる発泡樹脂ブロックを用いた
構築物の構築方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、発泡樹脂ブロ
ックを積み重ねて構築物を構築する方法において、前記
発泡樹脂ブロック相互を面ファスナーを用いて連結する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0007】尚、本発明における発泡樹脂ブロックを用
いた構築物とは、例えば盛土、拡幅盛土、取付盛土、橋
台、擁壁、ボックスカルバート、護岸、直立壁、自立
壁、水路や建物の基礎、落石防護施設、トンネルの抗口
の保護構造物などをいう。
【0008】本発明の発泡樹脂ブロックを用いた構築物
の構築方法(以下、面ファスナー工法という)の最大の
特徴は、図1に示すように、発泡樹脂ブロック10相互
を連結して構築物を構築するとき、相隣接する発泡樹脂
ブロック1相互間(例えば上下面)に介される面ファス
ナー2が、発泡樹脂ブロック1の縦方向の連結と横方向
の連結を同時に行うことができるという点である。
【0009】もう一つの特徴は、発泡樹脂ブロック1相
互の連結を面ファスナーで行った場合、面ファスナー2
の雄雌体が係合した時に、上下方向および左右方向に若
干の遊び(雄体が雌体に係合した状態で上下方向及び左
右方向に動くことができる構造となっていること)があ
り、これに連結された発泡樹脂ブロック1相互も僅かで
はあるが、上下方向および左右方向に動くことができる
ようになっている点である。
【0010】発泡樹脂ブロック相互が、上下方向及び左
右方向に動くことができるように連結された場合、例え
ば発泡樹脂ブロックによる構築物に、地震などの外力が
加わった場合でも、発泡樹脂ブロック相互が、上下方向
及び左右方向に動いてこれを吸収することができるので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の面ファスナー工法
を、図面に示した好ましい実施の形態に従って詳細に説
明する。本発明の面ファスナー工法に用いる発泡樹脂ブ
ロックとしては、従来より構築物の構築に用いられてい
るポリスチレンやポリプロピレンなどを素材とするもの
を用いることができる。また面ファスナーとしては、そ
の種類、構造、ピール強度など特に限定されないが、各
雄雌体の基材裏面に粘着層を形成したものがブロックへ
の取り付けが容易であるという点から好ましい。
【0012】図2に示す発泡樹脂ブロック10は、縦×
横×高さが、200mm×100mm×50mmの長方
形の発泡ポリスチレンブロック1の上面のコーナー部分
及び中央部分に、裏面に粘着層3を形成した面ファスナ
ー2の雄体2aを粘着し、ブロック1の下面に雌体2b
を粘着したものである。
【0013】図3に示す発泡樹脂ブロック10は、同じ
く縦×横×高さが、200mm×100mm×50mm
の長方形のポリスチレン発泡成形ブロック1の上面の左
右、中央に、裏面に粘着層3を形成した面ファスナー2
の帯状の雄体2aを粘着し、ブロック1の下面の同じく
左右、中央に、帯状の雌体2bを粘着したものである。
【0014】尚、図2及び図3に示す発泡樹脂ブロック
の場合、ブロックの上下面のみに面ファスナーを設けた
が、ブロックの全面にそれぞれ設けるなど、ブロックに
おける面ファスナーの取付位置、数、面ファスナーの大
きさなどは、構築物の種類や規模の大小などを考慮して
適宜決定すればよい。
【0015】また、図2及び図3に示す発泡樹脂ブロッ
クの場合、いずれも粘着層3によりブロック1に面ファ
スナー2を粘着しているが、例えばブロックの成形時に
面ファスナーの端部をブロック内に埋設したり、面ファ
スナー端部にピンを取り付けて、ピンをブロックに突き
刺すことで面ファスナーのブロックへの取付を行ったり
するなど、面ファスナーのブロックへの取付方法は任意
である。
【0016】尚、発泡樹脂ブロック10としては、工場
で予め面ファスナー2をブロック1に取り付けたもの、
現場で取り付けたものいずれを用いてもよいが、作業性
という観点からは、現場では単に発泡樹脂ブロック10
を積み重ねるだけでよいということから、工場で予め面
ファスナー2をブロック1に取り付けたものが好まし
い。
【0017】次に、軽量盛土を例に本発明の構築物の構
築方法について説明する。図4に示す軽量盛土20は、
地盤A上に前述の発泡樹脂ブロック10を積み重ねて構
築されたものである。
【0018】発泡樹脂ブロック10を積み重ねていくに
当たり、発泡樹脂ブロック10相互は、各ブロック1に
取り付けた面ファスナー2の雄体2aと雌体2bとを係
合させることにより連結していく。発泡樹脂ブロック1
0の積み重ね方法としては任意であるが、図4に示す形
態では、図2または図3に示す発泡樹脂ブロック10を
用い、これら発泡樹脂ブロック10の長手方向が互いに
直交し、かつ上下の目地が揃わないように積み重ねた。
【0019】また図4に示す形態の場合、軽量盛土20
の外側部分における発泡樹脂ブロック10相互は、軽量
盛土20内部における発泡樹脂ブロック10相互の連結
よりも高い連結強度で連結した。具体的には、軽量盛土
20の外側部分における発泡樹脂ブロック10相互の連
結に用いる面ファスナー2に、軽量盛土20内部におけ
る発泡樹脂ブロック10相互の連結に用いる面ファスナ
ー2よりも広幅なものを用いた。尚、連結強度を変える
方法としては、面ファスナーの面積を変えるほか、強度
の異なる面ファスナーを用いるなどの方法がある。
【0020】このように、当該軽量盛土20の外側部分
と内部とで、連結強度に勾配を持たせた場合、当該軽量
盛土20に対して、地震などの応力が加わったとき、そ
の力は、軽量盛土20内部の弱く(緩く)連結された発
泡樹脂ブロック10相互の運動(発泡樹脂ブロック10
相互が応力に従って揺れ動くこと)により吸収され、き
わめて安定した耐震構造物となる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、発泡樹脂ブロック相互を、各
発泡樹脂ブロックに取り付けた面ファスナーの雄雌体を
係合させることにより連結するようにしたことから、発
泡樹脂ブロックを用いた構築物を構築する時に、ブロッ
ク相互の連結を効率的、かつ確実に、しかも安全に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 面ファスナーで発泡樹脂ブロック相互を連結
した状態を示す拡大断面図。
【図2】 面ファスナーを取り付けた発泡樹脂ブロック
を示す拡大斜視図。
【図3】 面ファスナーを取り付けた発泡樹脂ブロック
の別の形態を示す拡大斜視図。
【図4】 本発明の発泡樹脂ブロックを積み重ねて構築
した軽量盛土を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・ブロック 2・・・面ファスナー 2a・・・雄体 2b・・・雌体 10・・・発泡樹脂ブロック 20・・・軽量盛土

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡樹脂ブロックを積み重ねて構築物を
    構築する方法において、前記発泡樹脂ブロック相互を面
    ファスナーを用いて連結するようにしたことを特徴とす
    る発泡樹脂ブロックを用いた構築物の構築方法。
  2. 【請求項2】 前記構築物の外側部分における発泡樹脂
    ブロック相互を、構築物内部における発泡樹脂ブロック
    相互の連結よりも高い連結強度で連結することを特徴と
    する請求項1記載の発泡樹脂ブロックを用いた構築物の
    構築方法。
JP3832198A 1998-02-20 1998-02-20 発泡樹脂ブロックを用いた構築物の構築方法 Pending JPH11229381A (ja)

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JPH11229381A true JPH11229381A (ja) 1999-08-24

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ID=12522032

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JP3832198A Pending JPH11229381A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 発泡樹脂ブロックを用いた構築物の構築方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018155040A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 前田工繊株式会社 土木工事用構造体の連結構造

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