JP2007270598A - 構造壁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】縦片12と横片13とを組み合わせることにより構成された複数の分割ピース11,11,…を、互いに連結することにより形成された格子状部材10を備えた構造壁1であって、縦片12および横片13は、小口面が格子状部材10の面外方向を向くように配置された板材からなり、分割ピース11同士は、隣接する分割ピース11同士の縦片12または横片13を跨ぐように配設された固定板材により連結されている。
【選択図】図1
Description
図1は第1の実施の形態に係る構造壁を示す正面図である。図2(a)〜(c)は、第1の実施の形態に係る構造壁の各分割ピースを示す斜視図である。図3は、第1の実施の形態に係る構造壁の板状部材を示す斜視図である。図4は、第1の実施の形態に係る分割ピースの連結構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は断面図である。また、図5(a)〜(d)は、第1の実施の形態に係る構造壁の構築方法を示す図である。
ここで、分割ピース11は、板材を溶接等により一体に接合することにより構成してもいいし、また、鋳物により構成してもよい。
分割ピース11と固定板材21との接着に使用する接着剤は、鋼製部材同士の接着性に優れており、構造壁1に作用することが想定される外力によりはく離することやせん断破壊することがないものであれば限定されないが、本実施形態では、エポキシ系接着剤またはアクリル系接着剤を使用する。また、分割ピース11,11と固定板材21との接着は、必ずしも全面接着する必要はなく、分割ピース11同士の連結に必要な強度を発現することが可能であれば、部分的な接着でもよいことはいうまでもない。
また、板状部材20として、ガラス繊維強化プラスチック、グレーチング、パンチングメタル等の材質の板材を使用すれば、デザインの自由度が増し、好適である。
次に、第2の実施の形態に付いて、図6を参照して説明する。ここで、図6は、第2の実施の形態に係る分割ピースの連結構造を示す図であって、(a)は正面図、(b)は断面図である。
この他、第2の実施の形態に係る構造壁1の構成および構築方法は、第1の実施の形態で示したものと同様なため、詳細な説明は省略する。
また、構造壁1は、格子状部材10の開口部14に、板状部材20または固定板材15が配置されているため、強度が高く、構造物の耐力や剛性の増強することを可能としている。
次に、第3の実施の形態に付いて、図7を参照して説明する。ここで、図7は、第3の実施の形態に係る構造壁と梁柱架構との接合部を示す部分断面図である。
次に、第4の実施の形態に付いて、図8を参照して説明する。ここで、図8は、第4の実施の形態に係る構造壁を示す図であって、(a)は構造壁の一部を示す正面図、(b)から(e)は分割ピースの形状を示す正面図である。
図9は第5の実施の形態に係る構造壁を示す図であって、(a)は正面図、(b)は断面図である。図10は、第5の実施の形態に係る分割ピースの構成を示す斜視図である。図11(a)〜(d)は、第1の実施の形態に係る構造壁の各分割ピースを示す展開図である。図12は、第5の実施の形態に係る構造壁の変形例を示す図であって、(a)は正面図、(b)は断面図である。図13(a)および(b)は、第5の実施の形態に係る構造壁の他の変形例を示す正面図である。
なお、板状部材70の固定方法は溶接によるものに限定されるものではなく、適宜公知の方法により行えばよい。また、板状部材70を構成する材料や板厚等は適宜設定すればよく、限定されるものではないが、本実施形態では、板厚が9mmの低降伏点鋼材(LYP)を使用するものとする。
また、各筒状部材62は、同形状に形成されるため、縦横に積み重ねた際に分割ピース同士の間に隙間ができにくい。なお、角形鋼管の製作制度が悪く、隣り合う直交面が真に直角でない場合は、隣接する筒状部材62の上下左右を交互に反転させることにより隙間が形成されること無く、積み上げることが可能となる。
また、板状部材70を予め分割ピース61に接合しておくことにより、現場での接合の手間を省くとともに、現場溶接が不要となり火気の使用が制限されるような既設構造物において容易に構造壁6の構築を行うことできる。
構造壁6は、板状部材70が配置された分割ピース61bと配置されていない分割ピース61aとを交互に市松状に配置しているため、板状部材70によるトラス機構が形成されることにより、耐震壁としての力学的性能が確保されている。
また、板状部材70として、ガラス繊維強化プラスチック、グレーチング、パンチングメタル等の材質の板材を使用すれば、デザインの自由度が増し、好適である。
また、このような梁柱架構5の内空面を閉塞する構造壁6aを構築する場合において、一部、配管やダクト等のための開口が必要な場合があっても、その箇所の分割ピース61を、板状部材70が設置されていない分割ピース61aに変更するのみで、容易に開口部63を形成することを可能としている。
さらに、図13(b)に示すように、掃きだし開口を設けて、門型に配置することで、出入口68が形成された構造壁6cの構築も可能である。なお、構造壁6bにおける出入口68の数や形状寸法は限定されるものではない。
例えば、前記各実施形態では、格子状部材を板材により構成するものとしたが、格子状部材を構成する材料は限定されるものではなく、各分割ピースの重量が、人力により取り扱いが可能な程度に形成されるのであれば、例えば、H形鋼や溝形鋼等、適宜公知の材料から適宜選定して、使用すればよい。
また、構造壁の耐力や剛性の増強を目的として、板状部材にリブを形成してもよい。
板状部材は、鋼板に限定されるものではなく、例えば、ガラス繊維強化プラスチック、グレーチング、パンチングメタル等が使用可能である。また、板状部材3の形状は正方形に限定されるものではなく、開口部5の形状に応じて適宜設定されることはいうまでもない。
また、板状部材により閉塞されている開口部以外の開口部に、縦片または横片に沿ってリブを形成することにより、格子状部材の耐力や剛性の増強を行ってもよい。
10 格子状部材
11 分割ピース
11a 十字状ピース
11b L字状ピース
11c T字状ピース
12 縦片
13 横片
14 開口部
20 板状部材
21 固定板材(固定部材)
5 梁柱架構
6,6a,6b,6c,6d,6e 構造壁
60 格子状部材(壁本体)
61 分割ピース
62 筒状部材
63 開口部
70 板状部材
Claims (9)
- 複数の開口部を有した格子状の壁本体と、
前記複数の開口部のうち、少なくとも一部に設置される板状部材と、を備える構造壁であって、
前記壁本体は、複数の分割ピースを互いに連結することにより形成されていることを特徴とする構造壁。 - 前記壁本体は、任意の間隔で配された縦材と横材で構成される格子状部材であって、
前記板状部材には、四辺に固定部材が形成されていて、
前記格子状部材は、縦片と横片とで構成される複数の分割ピースを互いに連結することにより形成されており、
前記分割ピース同士は、隣接する該分割ピースの前記縦片同士または前記横片同士を跨ぐように配設された固定部材により連結されていることを特徴とする、請求項1に記載の構造壁。 - 前記分割ピースは、小口面が前記格子状部材の面外方向を向くように配置された板材で構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の構造壁。
- 前記板状部材が、前記複数の開口部に対して市松状に配置されることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の構造壁。
- 前記固定部材が、前記分割ピースとの当接面が接着剤を介して接着されることにより、該分割ピースに固定されることを特徴とする、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の構造壁。
- 前記固定板材が、該固定板材または前記分割ピースに形成された複数の溶接孔を介して栓溶接することにより、前記分割ピースに固定されることを特徴とする、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の構造壁。
- 前記分割ピースが、十字状、T字状またはL字状に形成されていることを特徴とする、請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の構造壁。
- 前記分割ピースが、角形筒状部材により構成されており、
前記壁本体は、前記筒状部材の隣り合う辺同士を重ね合わせた状態で連結することにより形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の構造壁。 - 前記板状部材が、前記筒状部材に内空面に溶接されていることを特徴とする、請求項8に記載の構造壁。
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