JPH11229124A - 炭素化合物の製造方法および装置 - Google Patents

炭素化合物の製造方法および装置

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JPH11229124A
JPH11229124A JP10030239A JP3023998A JPH11229124A JP H11229124 A JPH11229124 A JP H11229124A JP 10030239 A JP10030239 A JP 10030239A JP 3023998 A JP3023998 A JP 3023998A JP H11229124 A JPH11229124 A JP H11229124A
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JP
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carbon
plasma
substrate
graphite
electrode
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JP10030239A
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English (en)
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Yutaka Ideno
裕 出野
Shuichi Sugiyama
修一 杉山
Youzou Kakudate
洋三 角舘
Shuzo Fujiwara
修三 藤原
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Fuji Electric Co Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Fuji Electric Corporate Research and Development Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬一次元構造炭素化合物を製膜する際、基板
が金属などの高熱伝導物に限定されることなく、基板と
の付着力が高い膜を高速で製造すること。 【解決手段】 真空容器5内にグラファイ卜製の電極1
と電極2の間隙7に円筒状のアルゴンガス30を流した
状態でプラズマ31を発生させると同時に、グラファイ
卜製の電極1の表面にレーザー光12を照射して、グラ
ファイ卜からのアブレーションによる炭素クラスターを
電極1、2間のプラズマ31に積極的に取り込み、プラ
ズマ31が収縮してピンチプラズマ3となり、その高温
・高密度のピンチブラズマ3から高速に拡散される炭素
クラスター40が基板41上に吹き付けられ、擬一次元
構造炭素化合物の膜42が基板41上に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク放電を行う
際、電極であるグラファイト表面にレーザー光照射を行
い、炭素原子のアブレーションを発生させ、その炭素原
子のクラスターをプラズマ中に積極的に取り込むことに
より、高速度で擬一次元構造炭素化合物の膜を作製する
炭素化合物の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】炭素原子同士が結合してできる結晶の同
素体として、ダイヤモンドやグラファイトなどがよく知
られているが、これらの結晶の他に、炭素原子同士が一
方向に鎖状につながった擬一次元結晶構造の炭素同素体
も存在する。
【0003】図4は、擬一次元構造炭素同素体の結晶構
造を示す図であり、(A)は要部側面図、(B)は要部
平面図である。図4の(A)では、炭素原子35が一方
向につながって炭素鎖35Aを形成している。図4の
(B)では、炭素鎖35Aが六方面に垂直に整列してい
る。この結晶構造は、一次元方向に配列した炭素原子3
5が束になって結晶を構成しているので擬一次元構造と
呼ばれている。このような擬一次元構造の炭素同素体
は、その性質によってはダイヤモンドのように将来性が
期待されるので、現在、その性質の研究や製造方法の開
発が盛んに行われている。
【0004】図5は、従来の擬一次元構造炭素同素体の
製造装置を示す断面図である。l33.32Paのアル
ゴンガスが封入された真空容器(図示しない)内にグラ
ファイト製の電極20,21(直径10mm)が互いに
接触させて配置されている。この電極20,21にナイ
フスイッチ27を介して直流電源(バッテリ)26が接
続され、電極20,21の接触部25から5ないし6m
m離れた位置に銅製の基板22が配されている。スイッ
チ27を投入して600Aの直流電流を0.1ないし
0.3秒流すと、接触部25でアークが発生する。この
アークによって、電極20,21のグラファイト材が蒸
発し、基板22上に炭素の結晶が膜23となって堆積す
る。この炭素の結晶構造をX線回折スぺクトルによって
調べると、擬一次元構造炭素同素体であることが分か
る。
【0005】図6は、従来の異なる擬一次元構造炭素同
素体の製造装置を示す説明図であり、(A)は全体の構
成を示す斜視図、(B)は図6の(A)の基板34だけ
を取り出して示した斜視図、(C)は図6の(B)の基
板34上に炭素の結晶が堆積した状態を示す断面図であ
る。図6の(A)では、2枚の銅製の円板29A,29
B(いずれも直径が120mm)が互いに平行に、かつ
l0mm離れて配置されてある。銅製の基板34が互い
に僅かずつ離され、円板29A,29Bの円周部を渡る
ようにして複数配されている。また、グラファイト製の
電極32A,32Bの接触部33が基板34上に来るよ
うに配されている。この装置は、図5の場合と同様に1
33.32Paのアルゴンガスが封入された真空容器
(図示しない)内に収納されている。図6の(B)で
は、基板34が半円筒状を形成している。
【0006】図6の(A)において、円板29A,29
Bを軸29Cを中心にして、毎分1回転の速度で回転さ
せる。接触部33が基板34上に来る度に電極32A,
32B間に電流を流すように電源側を制御すると、接触
部33にアークが発生し、電極32A,32Bのグラフ
ァイト材が蒸発する。それによって、図6の(C)に示
すように基板34上に炭素の結晶が膜35となって堆積
する。この炭素の結晶構造をX線回折スぺクトルによっ
て調べると、擬一次元構造炭素同素体であることが分か
る。連続生成法による図6の装置は、単一生成法による
図5のそれと比べて、約十倍の擬一次元構造炭素同素体
の製造能力がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなグラファイト棒間でアーク放電を発生させる従来
の製造方法では、基板の材料が金属製でないと膜がよく
基板に付着しないという問題があった。特に、銅のよう
に熱伝導率の大きい材料を基板にしないと、成膜した後
の冷却速度が十分でなく、結晶化が充分に至らないまま
になっていた。特に、基板がセラミックやプラスチック
などの熱伝導率の小さい材料の場合、擬一次元構造炭素
同素体や窒化炭素化合物の付着性が非常によくなかっ
た。
【0008】そこで、本発明者らは図7に示すような基
板材料に依存しない成膜方法を提案した(平成8年12
月26日付け出願の特願平8−346855号)。図7
の擬一次元構造炭素同素体の製造装置を示す要部拡大断
面図において、ピンチプラズマ3に対向する位置に基板
36が配されている。また、電極1と電極2とは、とも
にグラファイト製とし、ガス通路1Bに流すガスは、ア
ルゴンガスとする。ピンチプラズマ3によって電極1と
電極2から遊離した炭素原子が、飛翔粒子となって放射
光3Aとともに放射されて基板36上に膜6を形成す
る。この膜6をX線回折によって調べると、擬一次元構
造炭素同素体であると確認できる。しかも、この膜6
は、基板36の材料によらない。基板36が銅や銀など
の金属によく付着することは勿論、ポリカーボネイト樹
脂やテフロン樹脂などのプラスチック、石英や磁器など
のセラミックスでもよく付着する。このように付着性
が、基板36の材料に依存しないのはピンチプラズマ3
の持つエネルギーが、アークと比べて桁違いに大きいた
めである。なお、図7において、ガス通路1Bに流すガ
スは、一般に希ガスならばよく、他と反応しなければよ
い。
【0009】また、図7において、ガス通路1Bに流す
ガスを窒素ガスにすれば、基板36上に形成される膜6
は炭化窒素化合物になる。すなわち、電極1と電極2か
らピンチプラズマ3によって遊離した炭素原子が、高温
に晒された窒素ガスと反応して炭化窒素化合物になり、
飛翔粒子となって放射光3Aとともに放射されて基板3
6上に成膜する。この膜6もX線回折スぺクトルによっ
て調べると、炭化窒素化合物の結晶体であることが確認
できる。しかも、この膜6も、基板36の材料によらな
い。基板36は、擬一次元構造炭素同素体の成膜の場合
と同じように金属、プラスチック、セラミックスのいず
れにもよく付着する。
【0010】しかしながら、擬一次元構造炭素化合物薄
膜を得るのに、図5および図6に示したようなグラファ
イト棒間でアーク放電を発生させ合成させる従来技術で
は、基板が金属などの高熱伝導物に限定される他、基板
との付着力が弱いなどの問題点を有していた。
【0011】一方、図7に示すようなグラファイト電極
間でピンチプラズマを発生させて合成を行う本発明者ら
が提案した新規な成膜方法では、上記の従来技術の問題
点を克服する方法であったが、製膜される速度が遅いと
いう問題点を有していた。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
で、その目的は擬一次元構造炭素化合物を製膜する際、
基板が金属などの高熱伝導物に限定されることなく、か
つまた基板との付着力が高い膜を高速で製造することの
できる炭素化合物の製造方法および装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の方法の発明は、真空容器内にグラファイ
卜製の電極対を収納し、該電極対の間隙に希ガスを流し
た状態でピンチプラズマを発生させると同時に、前記グ
ラファイ卜製の少なくとも一方の電極の表面にレーザー
光を照射して、該グラファイ卜からのアブレーションに
よる炭素クラスターを前記電極対の間隙のプラズマ中に
取り込むことにより、擬一次元構造炭素化合物を基板上
に製膜することを特徴とする。
【0014】ここで、前記希ガスの代わりに窒素ガスを
用いて窒化炭素化合物を前記基板上に製膜するとしても
よい。
【0015】請求項3の装置の発明は、真空容器内に収
納されたグラファイ卜製の電極対と、該電極対の間隙に
希ガスを流すガス供給手段と、前記電極対の間隙に希ガ
スを流した状態で前記電極対に電圧を印加することでピ
ンチプラズマを発生させる電源供給手段と、前記電極対
の間隙にピンチプラズマを発生させている時に、前記グ
ラファイ卜製の少なくとも一方の電極の表面にレーザー
光を照射するレーザー発生手段と、前記ピンチプラズマ
から高速に拡散される炭素クラスターを受け止めて擬一
次元構造炭素化合物を製膜する基板とを具備し、前記グ
ラファイ卜からのアブレーションによる炭素クラスター
を前記電極対の間隙のプラズマ中に取り込むことによ
り、擬一次元構造炭素化合物を前記基板上に製膜するこ
とを特徴とする。
【0016】ここで、前記ガス供給手段は前記希ガスの
代わりに窒素ガスを流し、これにより窒化炭素化合物を
前記基板上に製膜するとしてもよい。
【0017】本発明では、擬一次元構造炭素化合物膜を
高速で得るためにピンチプラズマを発生させる際、グラ
ファイト製の電極にレーザー光を照射し、そのアブレー
ションからの炭素クラスターを発生させたピンチプラズ
マ中に取り込み、プラズマ中に取り込まれる炭素原子の
数を増大させている。この方法により合成された擬一次
元構造炭素化合物の量は多くなり、製膜速度は増加する
ことになる。従って、本発明によれば、高速度で擬一次
元構造炭素化合物膜を製造することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態である炭素化合
物製造装置の断面図である。図1において、17はレー
ザー発振機であり、8の透明な光学窓を通して5の真空
容器(反応室)中にあるグラファイト製の電極1にレー
ザー光を照射できるように配置されている。また、反応
室5中にはグラファイ卜製の電極1と2が対峙してあ
り、上方の電極1には円筒形状にガスを吹き出せるよう
に加工したバルブ4が設けてある。下方の電極2には上
方の電極1からガスが吹き出された際に、スムーズにガ
スが電極2へ向けるように小径の穴が多数あけてある。
【0020】次に、ピンチプラズマの発生方法について
述べる。図2はZピンチプラズマ発生装置の動作を説明
する断面図であり、それぞれ(A)はガスの吹きつけ
時、(B)は円柱状のプラズマ発生時、(C)はピンチ
プラズマ発生時の状況を示す。電極1および2は投入ス
イッチ11を介して電源10が直列に結線されている。
【0021】なお、電源10は、例えば、コンデンサと
このコンデンサを充電する充電器からなるものとし、こ
のコンデンサより投入スイッチ11を介して電極1,2
間に電源供給するものとすることができる。
【0022】まず、図2の(A)において、投入スイッ
チ11を開放した状態でバルブ4を開放すると、電極1
と電極2の間の間隙7中にガス30が吹き出され、円柱
状にガスが分布するようになる。次に、図2の(B)に
おいて、投入スイッチ11を閉成すると、ガス30が円
柱状のプラズマ31になり電流が流れる。この電流Iに
よって、プラズマ31を周回する磁束Φが発生するの
で、プラズマ31はローレンツ力によって半径方向内側
に力を受ける。その結果、図2の(C)のように細く円
柱状に収縮したピンチプラズマ3が形成される。
【0023】図3は図1の炭素化合物製造装置の炭素膜
製造時の状態を示す。図2の(B)における円柱状のプ
ラズマ31が発生した時、図3におけるレーザー発振機
17からレーザー光12を光学窓8を通して上部の電極
1に向けて照射する。このレーザー光12により電極1
のグラファイトはアブレーションされて多くの炭素クラ
スターを放出する。円柱状プラズマ31は多くの炭素ク
ラスターを取り込んだまま収縮する。
【0024】この炭素クラスターを取り込んだピンチプ
ラズマ3中で炭素クラスターはピンチプラズマの高温・
高圧力場で非常に強く励起される。プラズマがピンチ
(収縮)した後、プラズマは急激に電磁力を失い、非平
衡状態に励起された炭素クラスターとともに高速で拡散
を開始する。そして、励起された炭素クラスター40は
図3にある真空容器5内に設置された基板41にぶつか
り急冷される。これを繰り返すことにより炭素クラスタ
ーが基板41上に堆積され、炭素化合物の良質な膜42
が形成される。
【0025】さらに、上記ガス30を希ガスではなく窒
素ガスを用いれば、基板41上には窒化炭素化合物の膜
42が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
グラファイ卜製の電極間にピンチプラズマを発生させ、
その高温・高密度のブラズマにより炭素クラスターを分
解・再結合させ炭素化合物を合成する際に、ブラズマを
発生させると同時にグラファイ卜製の電極表面にレーザ
ー光を照射し、グラファイ卜からのアブレーションによ
る炭素クラスターを電極間のプラズマ中に積極的に取り
込むことにより、擬一次元構造炭素化合物を製膜するの
で、高速度で擬一次元構造炭素化合物膜を製造すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である炭素化合物製造装置
の概略構成を示す断面図である。
【図2】ピンチプラズマ発生装置の動作を説明する断面
図であり、それぞれ(A)はガスの吹きつけ時、(B)
は円柱状のプラズマ発生時、(C)はピンチプラズマ発
生時の状況を示す図である。
【図3】図1の炭素化合物製造装置の炭素膜製造時の状
態を示す断面図である。
【図4】擬一次元構造炭素同素体の結晶構造を示す図で
あり、(A)は要部側面図、(B)は要部平面図であ
る。
【図5】従来の擬一次元構造炭素同素体の製造装置を示
す断面図である。
【図6】従来の異なる擬一次元構造炭素同素体の製造装
置を示す説明図であり、(A)は全体の構成を示す斜視
図、(B)は(A)の基板34だけを取り出して示した
斜視図、(C)は(B)の基板34上に炭素の結晶が堆
積した状態を示す断面図である。
【図7】先願の擬一次元構造炭素同素体の製造装置を示
す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ガス吹き出し側で炭素クラスターを発生するグラフ
ァイトの電極 1A,1B ガス通路 2 ガスを受ける側のグラファイトの電極 3 高温高密度のピンチプラズマ 3A 放射光 4 バルブ 5 真空容器(反応室) 6 炭素膜 7 間隙 8 光学窓 9 ガス導入系 10 電源 11 投入スイッチ 12 レーザー光(レーザーアプレーション) 17 レーザー発振機 30 ガス 31 プラズマ 34,36 基板 35 炭素原子 35A 炭素鎖 40 励起された炭素クラスター(合成物のフラグメン
ト) 41 基板 42 炭素膜(カルビン薄膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 修一 神奈川県横須賀市長坂2丁目2番1号 株 式会社富士電機総合研究所内 (72)発明者 角舘 洋三 茨城県つくば市東1丁目1番 工業技術院 物質工学工業技術研究所内 (72)発明者 藤原 修三 茨城県つくば市東1丁目1番 工業技術院 物質工学工業技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内にグラファイ卜製の電極対を
    収納し、該電極対の間隙に希ガスを流した状態でピンチ
    プラズマを発生させると同時に、前記グラファイ卜製の
    少なくとも一方の電極の表面にレーザー光を照射して、
    該グラファイ卜からのアブレーションによる炭素クラス
    ターを前記電極対の間隙のプラズマ中に取り込むことに
    より、擬一次元構造炭素化合物を基板上に製膜すること
    を特徴とする炭素化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記希ガスの代わりに窒素ガスを用いて
    窒化炭素化合物を前記基板上に製膜することを特徴とす
    る請求項1に記載の炭素化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 真空容器内に収納されたグラファイ卜製
    の電極対と、 該電極対の間隙に希ガスを流すガス供給手段と、 前記電極対の間隙に希ガスを流した状態で前記電極対に
    電圧を印加することでピンチプラズマを発生させる電源
    供給手段と、 前記電極対の間隙にピンチプラズマを発生させている時
    に、前記グラファイ卜製の少なくとも一方の電極の表面
    にレーザー光を照射するレーザー発生手段と、 前記ピンチプラズマから高速に拡散される炭素クラスタ
    ーを受け止めて擬一次元構造炭素化合物を製膜する基板
    とを具備し、前記グラファイ卜からのアブレーションに
    よる炭素クラスターを前記電極対の間隙のプラズマ中に
    取り込むことにより、擬一次元構造炭素化合物を前記基
    板上に製膜することを特徴とする炭素化合物の製造装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガス供給手段は前記希ガスの代わり
    に窒素ガスを流し、これにより窒化炭素化合物を前記基
    板上に製膜することを特徴とする請求項3に記載の炭素
    化合物の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147231A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Ihi Corp プラズマ光源とプラズマ光発生方法
JP2012064577A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 General Electric Co <Ge> アーク消去のための装置およびシステムならびに組み立て方法

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