JPH1122850A - 電磁弁の手動装置 - Google Patents

電磁弁の手動装置

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JPH1122850A
JPH1122850A JP11878798A JP11878798A JPH1122850A JP H1122850 A JPH1122850 A JP H1122850A JP 11878798 A JP11878798 A JP 11878798A JP 11878798 A JP11878798 A JP 11878798A JP H1122850 A JPH1122850 A JP H1122850A
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尚宏 江口
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清辰 夏目
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秀三 増尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁弁の弁体を強制的に駆動するために操作
される手動装置につき、その操作性の向上と電磁弁の小
型化の両立を図ること。 【解決手段】 電磁弁1はスプール弁5を内蔵する切換
弁部3と、スプール弁5を駆動するために電気的に制御
されるアクチュエータ部4とを備える。切換弁部3に設
けられた手動装置9は切換軸10、操作片12及びカバ
ー13を含む。切換軸10はアクチュエータ部4の制御
から独立してスプール弁5を強制的に駆動するために押
圧される。操作片12は切換軸10を押圧するためにス
ライドされる。操作片12は切換弁部3の長さ方向に沿
ってスライド可能に設けられる。カバー13は操作片1
2を露出させる位置と、操作片12を覆う位置とに配置
される。従って、操作片12の移動代を比較的大きくと
ることが可能になり、その移動代を含めることなく切換
弁部3の幅寸法を小さくすることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体の流路を切
り換えるために弁体が駆動される切換弁部と、その弁体
を駆動するために電気的に制御されるアクチュエータ部
とを備えた電磁弁に係る。特に詳しくは、電磁弁に設け
られ、弁体を、アクチュエータ部の制御から独立して強
制的に駆動するために操作される手動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体の流路を切り換えるため
に使用される電磁弁がある。実開平5−45363号公
報はこの種の電磁弁の一例を開示する。図40に示すよ
うに、この電磁弁201は、スプール弁(図示しない)
を往復動可能に内蔵する切換弁部202と、そのスプー
ル弁を流体圧(パイロット圧)により間接的に動かすた
めのアクチュエータ部203とを有する。アクチュエー
タ部203は電気的に制御される一対のソレノイド(共
に図示しない)を内蔵する。これらのソレノイドがそれ
ぞれオン・オフされることにより、切換弁部202に対
するパイロット圧の供給が切り換えられ、スプール弁が
駆動される。これにより、電磁弁201における流体の
流路が切り換えられる。
【0003】一般に、この種の電磁弁201は、空気圧
回路を含むある種の機械装置に適用される。そして、電
磁弁201は、各ソレノイドが所定のシーケンスプログ
ラム等に基づいて自動制御される。その一方で、上記機
械装置の組立調整、或いは、そのメンテナンスの際に
は、電磁弁201をシーケンスプログラムによる制御か
ら独立して強制的、かつ任意に駆動させる必要がある。
そこで、この電磁弁201には、各ソレノイドの制御か
ら独立してスプール弁を強制的に駆動させるために操作
される手動装置204が設けられる。
【0004】図40,41に示すように、この手動装置
204は各ソレノイドに対応して設けられた一対の切換
軸205,206と、各切換軸205,206の上端に
係合可能に設けられたカム体207と、そのカム体20
7と一体回動可能に設けられた切換摘み208とを含
む。カム体207はその下面にカム部207aを有す
る。切換摘み208は切換弁部202の上面から外部へ
露出する。各切換軸205,206は、スプール弁を強
制的に駆動させるために、切換弁部202に対して上下
動可能に設けられる。切換摘み208を回動操作するこ
とにより、カム体207が同摘み208と一体的に回動
される。このとき、カム部207aが各切換軸205,
206の上端に選択的に係合して各切換軸205,20
6が下方へ押し下げられる。これにより、スプール弁の
強制的な駆動が設定される。
【0005】即ち、図40に示すように、切換摘み20
8の突起208aが中立位置PN に配置される。これに
より、カム体207が両切換軸205,206を押し下
げることはなく、スプール弁が強制的に駆動されること
はない。図40において、切換摘み208が回動操作さ
れ、その突起208aが第1の操作位置P1 に対応して
配置される。これにより、カム体207のカム部207
aが一方の切換軸205のみを押し下げる。これによ
り、スプール弁が一方向へ強制的に駆動される。図40
において、切換摘み208が回動操作され、その突起2
08aが第2の操作位置P2 に対応して配置される。こ
れにより、カム体207のカム部207aが他方の切換
軸206のみを押し下げる。これにより、スプール弁が
上記とは反対の方向へ強制的に駆動される。各操作位置
P1,P2では、切換摘み208が回動されない限り、各
切換軸205,206が同じ状態で保持されることにな
る。つまり、各操作位置P1,P2では、各切換軸20
5,206の配置の状態が保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
手動装置204では、各切換軸205,206を動かす
ために、切換摘み208を回動操作しなければならな
い。このため、電磁弁201の外形寸法を設定するため
に、その幅寸法Wを切換摘み208やカム体207の回
動寸法、即ち外形の最大寸法よりも大きく設定する必要
がある。従って、切換摘み208の操作性を考慮して切
換摘み208の外形寸法を比較的大きく設定した場合、
電磁弁201の幅寸法Wを相対的に大きくしなければな
らず、電磁弁201が大型化することになる。一方、電
磁弁201を小型化するためにその幅寸法Wを比較的小
さく設定した場合、切換摘み208の外形寸法を相対的
に小さくしなければならず、その操作性が犠牲になる。
つまり、電磁弁201の小型化及び摘み208の操作性
向上を両立させることが難しい。
【0007】従来の手動装置204では、切換摘み20
8が切換弁部202の上面から上方へ突出することか
ら、使用者が切換摘み208に不用意に触るおそれがあ
る。このため、切換摘み208が誤って回動され、切換
軸205,206が誤って作動するおそれがある。
【0008】従来の手動装置204では、切換摘み20
8を操作しない限り、各切換軸205,206を動かす
ことができない。このため、切換摘み208が中立位置
PNに配置されたときに、各切換軸205,206を切
換摘み208の操作とは別に任意に操作することができ
ない。
【0009】従来の手動装置204では、切換摘み20
8の操作位置が表示されることにより、電磁弁201の
作動状態が示されるものの、その摘み208の配置は一
見して分かり難い傾向にある。特に多数の電磁弁201
が互いに隣接して並列に配置された場合、個々の切換摘
み208の配置が紛らわしいばかりでなく、操作された
電磁弁201を複数の電磁弁の中から特定するのが容易
でない。このため、場合によっては、使用者が切換摘み
208を所定の操作位置P1,P2に一旦切り換えた後、
それが中立位置PN に戻されることなく忘れられること
も考えられる。
【0010】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その第1の目的は、電磁弁の小型化及び
手動装置の操作性向上の両立を図ることを可能にした電
磁弁の手動装置を提供することにある。
【0011】この発明の第2の目的は、第1の目的に加
え、手動装置の誤操作を防止することを可能にした電磁
弁の手動装置を提供することにある
【0012】この発明の第3の目的は、第2の目的に加
え、操作の有無を容易に判別することを可能にした電磁
弁の手動装置を提供することにある
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1に記載の第1の発明は、流体の流路を
切り換えるために弁体が駆動される切換弁部と、弁体を
駆動するために電気的に制御されるアクチュエータ部と
を備えた電磁弁に設けられ、アクチュエータ部の制御か
ら独立して弁体を強制的に駆動するために操作される手
動装置であって、切換弁部に対して移動可能に設けられ
た切換部材と、その切換部材が、弁体を強制的に駆動す
るための作動位置と弁体の駆動をアクチュエータ部の制
御に依存させるための非作動位置とに選択的に切り換え
配置されることと、切換部材を覆い、同切換部材に係合
可能に設けられ、切換弁部の幅方向と直交する方向に沿
ってスライド可能に設けられた操作部材と、操作部材は
外部からの操作によりスライドされることにより、切換
部材を作動位置に配置するための操作位置と、切換部材
を非作動位置に配置するための中立位置とに選択的に配
置されることとを備えたことを趣旨とする。
【0014】上記第1の発明によれば、操作部材が中立
位置に配置されることにより、切換部材が非作動位置に
配置される。この状態で、アクチュエータ部が制御され
ることにより、弁体がアクチュエータ部の制御に依存し
て駆動され、切換弁部における流体の流路が切り換えら
れる。
【0015】一方、操作部材が外部からの操作によりス
ライドされて操作位置に配置されることにより、切換部
材が作動位置に配置される。これにより、弁体がアクチ
ュエータ部の制御から独立して強制的に駆動され、切換
弁部における流体の流路が切り換えられる。
【0016】ここで、切換部材が操作部材に覆われるこ
とから、切換部材の外部からの操作が阻止される。切換
部材を操作するために操作部材が切換弁部の幅方向と直
交する方向に沿ってスライドされることから、切換弁部
における操作部材の移動代を比較的大きく設定すること
が可能になる。加えて、操作部材を切換弁部の幅方向に
移動させる必要がないことから、切換弁部の幅寸法に操
作部材の移動代を加える必要がない。
【0017】上記第1の目的を達成するために請求項2
に記載の第2の発明は、流体の流路を切り換えるために
弁体が駆動される切換弁部と、弁体を駆動するために電
気的に制御されるアクチュエータ部とを備えた電磁弁に
設けられ、アクチュエータ部の制御から独立して弁体を
強制的に駆動するために操作される手動装置であって、
切換弁部に対して移動可能に設けられた第1の切換部材
及び第2の切換部材と、それら各切換部材が、弁体を強
制的に駆動するための作動位置と弁体の駆動をアクチュ
エータ部の制御に依存させるための非作動位置とに選択
的に切り換え配置されることと、両切換部材を覆い、同
切換部材に係合可能に設けられ、切換弁部の幅方向と直
交する方向に沿ってスライド可能に設けられた操作部材
と、操作部材は外部からの操作によりスライドされるこ
とにより、第1の切換部材を作動位置に配置すると共に
第2の切換部材を非作動位置に配置するための第1の操
作位置と、第1の切換部材を非作動位置に配置すると共
に第2の切換部材を作動位置に配置するための第2の操
作位置と、第1及び第2の切換部材を共に非作動位置に
配置するための中立位置とに選択的に配置されることと
を備えたことを趣旨とする。
【0018】上記第2の発明によれば、操作部材が中立
位置に配置されることにより、第1及び第2の切換部材
が共に非作動位置に配置される。この状態で、アクチュ
エータ部が制御されることにより、弁体がアクチュエー
タ部の制御に依存して駆動され、切換弁部における流体
の流路が切り換えられる。
【0019】一方、操作部材が外部からの操作によりス
ライドされて第1の操作位置に配置されることにより、
第1の切換部材が作動位置に配置されると共に第2の切
換弁部が非作動位置に配置される。これにより、弁体が
アクチュエータ部の制御から独立して強制的に駆動さ
れ、切換弁部における流体の流路が切り換えられる。
【0020】これに対し、操作部材が外部からの操作に
よりスライドされて第2の操作位置に配置されることに
より、第1の切換部材が非作動位置に配置されると共に
第2の切換弁部が作動位置に配置される。これにより、
弁体がアクチュエータ部の制御から独立して強制的に駆
動され、切換弁部における流体の流路が切り換えられ
る。
【0021】ここで、両切換部材が操作部材に覆われる
ことから、両切換部材の外部からの操作が阻止される。
切換部材を操作するために操作部材が切換弁部の幅方向
と直交する方向に沿ってスライドされることから、切換
弁部における操作部材の移動代を比較的大きく設定する
ことが可能になる。加えて、操作部材を切換弁部の幅方
向に移動させる必要がないことから、切換弁部の幅寸法
に操作部材の移動代を加える必要がない。
【0022】上記第1の目的を達成するために請求項3
に記載の第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の構
成において、操作部材は切換部材の一部を外部へ露呈さ
せるための露孔を有し、その露孔は操作部材が中立位置
に配置されたときにだけ切換部材と整合することを趣旨
とする。
【0023】上記第3の発明によれば、第1又は第2の
発明の作用に加え、操作部材が中立位置に配置されるこ
とにより、露孔に切換部材が整合してその切換部材の一
部が外部へ露呈することになる。従って、露孔を通じて
切換部材を外部から任意に操作することが可能になり、
これによって切換部材が非作動位置から作動位置へ切り
換えられる。この任意の操作は、操作部材が中立位置に
配置されたときにだけ許容される。
【0024】上記第2の目的を達成するために請求項4
に記載の第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明の何
れか一つの構成において、操作部材を覆うためのカバー
を更に備えたことを趣旨とする。
【0025】上記第4の発明によれば、第1の発明乃至
第3の発明の何れか一つの作用に加え、操作部材がカバ
ーに覆われることから、操作部材が不用意に操作される
ことが阻止される。
【0026】上記第3の目的を達成するために請求項5
に記載の第5の発明は、第1の発明乃至第3の発明の何
れか一つの構成において、操作部材を覆うためのカバー
を更に備え、そのカバーは、操作部材が中立位置に配置
されたときに操作部材を覆う位置に配置され、操作部材
が操作位置に配置されたときに操作部材に係合して覆う
位置への配置が規制されることを趣旨とする。
【0027】上記第5の発明によれば、第1の発明乃至
第3の発明の何れか一つの作用に加え、操作部材が中立
位置に配置されたとき、カバーが操作部材を覆う位置に
配置される。このため、切換部材が非作動位置に配置さ
れた状態において、操作部材の操作がカバーにより規制
される。一方、操作部材が操作位置に配置されたときに
は、カバーが操作部材に係合して上記覆う位置への配置
が規制される。このため、切換部材が作動位置に配置さ
れた状態において、その状態がカバーの配置によって区
別される。操作部材がカバーに覆われることにより、操
作部材の不用意な操作が阻止される。個々の電磁弁につ
き、カバーの配置が目印となって操作部材の配置が視覚
的に容易に特定される。
【0028】上記第3の目的を達成するために請求項6
に記載の第6の発明は、第4又は第5の発明の構成にお
いて、電磁弁は複数の電磁弁が互いに隣接して配置され
るものであり、切換部材、操作部材及びカバーは個々の
電磁弁に対して個別に設けられることを趣旨とする。
【0029】上記第6の発明によれば、第4又は第5の
発明の作用に加え、特定の電磁弁につき、その操作部材
が操作されたときに、対応するカバーの配置を、他の電
磁弁のカバーの配置と異ならせる。これにより、カバー
の配置が目印となり、複数の電磁弁の中で、操作部材が
操作された電磁弁が視覚的に容易に特定される。
【0030】上記第3の目的を達成するために請求項7
に記載の第7の発明は、第4又は第5の発明の構成にお
いて、電磁弁は複数の電磁弁が互いに隣接して配置され
るものであり、切換部材、操作部材は個々の電磁弁に対
して個別に設けられ、カバーは全ての操作部材を一体的
に覆うものであることを趣旨とする。
【0031】上記第7の発明によれば、第4又は第5の
発明の作用に加え、互いに隣接して配置された複数の電
磁弁につき、それらの操作部材の一つでも操作されると
きに、全ての操作部材が操作されないときと比べてカバ
ーの配置を異ならせる。例えば、カバーを、全ての操作
部材が露出される位置に配置する。或いは、操作位置に
配置された操作部材にカバーが係合したときには、上記
の覆う位置への配置が規制される。これにより、カバー
の配置の違いが目印となり、少なくとも一つの操作部材
が操作されていることが視覚的に容易に認識される。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の態様)以下、本発明に係る電磁弁の手動
装置を具体化した第1の実施の形態を図1〜図25を参
照して詳細に説明する。
【0033】図1,3はこの実施の形態の電磁弁1の平
面図を示す。図2,4はこの電磁弁1の全体構造を示
し、図2は図1のA−A線に沿った断面図であり、図4
は図3のB−B線に沿った断面図である。
【0034】図1〜図4に示すように、電磁弁1は幅寸
法Wの比較的小さい箱形をなす。電磁弁1は支持レール
2の上に支持される。電磁弁1は切換弁部3と、その片
側に設けられたアクチュエータ部4とを備える。切換弁
部3は流体(気体)の流路を切り換えるためのスプール
弁5を有する。スプール弁5は本発明の弁体を構成す
る。図5はアクチュエータ部4の断面図を拡大して示
す。図5に示すように、アクチュエータ部4はスプール
弁5を駆動するために電気的に制御される一対をなす第
1及び第2のソレノイド弁6,7と、両ソレノイド弁
6,7に兼用されるケーシング8とを有する。切換弁部
3はその上側に手動装置9を有する。
【0035】手動装置9は、スプール弁5をアクチュエ
ータ部4の制御から独立して強制的、かつ任意に駆動す
るために操作される。手動装置9は一対をなす第1及び
第2の切換軸10,11、操作片12及びカバー13を
備える。各切換軸10,11は本発明の切換部材を構成
し、互いに平行に配列され、切換弁部3に対して垂直に
配置される。各切換軸10,11は垂直方向へ往復動可
能である。図2,4に示すように、第1の切換軸10は
第2の切換軸11よりも短い。操作片12は本発明の操
作部材を構成し、両切換軸10,11の頭部10a,1
1aを覆い、両頭部10a,11aに係合可能に設けら
れる。操作片12は切換弁部3の長手方向(長さ方向)
に沿ってスライド可能に設けられる。ここで、長さ方向
とは、電磁弁1の幅寸法Wの方向、即ち幅方向と直交す
る方向である。切換弁部3の幅方向と直交する方向に
は、この他にも切換弁部3の高さ方向が含まれる。カバ
ー13は操作片12を覆うためのものであり、切換弁部
3に対して回動可能に設けられる。カバー13はその回
動により、後述するように操作片12を覆う位置又は操
作片12に係合する位置と、図1,3に示すように操作
片12を露出させる位置とに選択的に配置される。
【0036】図1〜4に示すように、切換弁部3はスプ
ールハウジング15と、第1及び第2のピストンハウジ
ング16,17と、手動ケーシング18と、ポートハウ
ジング19と、切換ハウジング20と、二つの通路ハウ
ジング21,22とを有する。スプールハウジング15
に収容されたスプール弁5はその軸線方向へ所定のスト
ロークをもって往復動可能をなす。第1のピストンハウ
ジング16は第1の加圧室23を含む。第2のピストン
ハウジング17は第2の加圧室24を含む。各加圧室2
3,24には、スプール弁5を駆動するためのパイロッ
ト圧がそれぞれ供給される。図4に示すように、スプー
ルハウジング15及び第1のピストンハウジング16は
第1の加圧室23に連通する第1の通路26を有する。
図2に示すように、スプールハウジング15及び第2の
ピストンハウジング17は第2の加圧室24に連通する
第2の通路27を有する。
【0037】スプール弁5はその軸上に、互いに離れて
配置された複数の弁部5aを有する。各弁部5aの外径
は軸のそれよりも大きい。スプールハウジング15は給
気ポート29、一対の排気ポート30,31、第1のポ
ート32及び第2のポート33を有する。スプール弁5
がその軸方向へ移動することにより、給気ポート29に
供給される空気の流路が、第1のポート32と第2のポ
ート33との間で切り換えられる。これと同時に、第1
のポート32は排気ポート30と、第2のポート33は
排気ポート31と連通し、供給された空気は排出され
る。
【0038】スプール弁5はその両端に、同弁5を押圧
するための第1のピストン34と、第2のピストン35
とを備える。第1のピストン34は略円筒状をなし、ス
プール弁5に一体的に設けられ、第1の加圧室23に配
置される。第2のピストン35は略円筒状をなし、スプ
ール弁5と一体的に設けられ、第2の加圧室24に配置
される。
【0039】ポートハウジング19は二つのパイプ継手
37,38と、給気ポート39とを有する。一方のパイ
プ継手37はスプールハウジング15の第1のポート3
2に連通し、他方のパイプ継手38は同ウジング15の
第2のポート33に連通する。給気ポート39はスプー
ルハウジング15の給気ポート29に連通する。ポート
ハウジング19の給気ポート39には、この電磁弁1に
より流路が切り換えられる圧縮空気(作動圧として使用
される。)が供給される。
【0040】図2,4に示すように、前述した二つの切
換軸10,11は切換ハウジング20に設けられる。即
ち、このハウジング20は垂直方向に延びて上方へ開口
する一対をなす第1及び第2の軸穴40,41を含む。
第1の軸穴40は第2の軸穴41よりも浅い。これら軸
穴40,41には、対応する各切換軸10,11がそれ
ぞれ組み込まれる。各切換軸10,11の頭部10a,
11aは、このハウジング20から上方へ突出する。各
軸穴40,41の底部には、各切換軸10,11を上方
へ付勢するためのバネ42がそれぞれ設けられる。
【0041】図2に示すように、切換ハウジング20は
第1の軸穴40に連通する第4、第5及び第6の通路4
3,44,45を有する。第4及び第5の通路43,4
4は第1の軸穴40に対して互いに近接する位置に連通
する。第6の通路45は第1の軸穴40の底部に連通す
る。第6の通路45には、圧縮空気(パイロット圧とし
て使用される。)を供給するためのパイロット給気ポー
ト46が連通する。
【0042】図4に示すように、切換ハウジング20は
第2の軸穴41に連通する第7及び第8の通路47,4
8を有する。これらの通路47,48は第2の軸穴41
の底部に連通する。第6の通路45は第2の軸穴41に
も連通する。図2,4に示すように、このハウジング2
0は作動圧用の圧縮空気を外部へ排出するための排気ポ
ート49と、パイロット圧用の圧縮空気を外部へ排出す
るためのパイロット排気ポート50とを備える。上記作
動圧用の排気ポート49には、スプールハウジング15
の二つの排気ポート30,31が連通する。
【0043】図2に示すように、第1の切換軸10はそ
の軸上に二つの弁部10b,10cを有する。第1の切
換軸10の上側の弁部10bは、第1の軸穴40を介し
て第4及び第5の通路43,44の間を開閉する。図4
に示すように、第2の切換軸11はその軸上に同じく二
つの弁部11b,11cを有する。第2の切換軸11の
下側の弁部11cは、第2の軸穴41を介して第7及び
第8の通路48,49の間を開閉する。
【0044】図2,4,5に示すように、通路ハウジン
グ21は第9,10,11,12の通路51,52,5
3,54を有する。第9の通路51は、第5の通路44
に連通する。第10の通路52は第6の通路45に連通
する。第11の通路53は第8の通路48に連通する。
第12の通路54はパイロット排気ポート50に連通す
る。
【0045】図2,4,5に示すように、別の通路ハウ
ジング22は第1及び第2の給排気通路55,56、パ
イロット通路57及び排気通路58を有する。第1の給
排気通路55は第9の通路51に連通する。パイロット
通路57は第10の通路52に連通する。第2の給排気
通路56は第11の通路53に連通する。排気通路58
は第12の通路54に連通する。
【0046】図5に示すように、第1のソレノイド弁6
はソレノイド61、プランジャ62及び第1の弁体63
を備える。第2のソレノイド弁7は、ソレノイド64、
プランジャ65及び第2の弁体66を備える。第1の弁
体63はプランジャ62に連動して移動する。同じく、
第2の弁体66はプランジャ65に連動して移動する。
ケーシング8は各弁体63,66にそれぞれ対応する弁
座67,68を有する。両弁座67,68は共通の弁孔
69を有する。ケーシング8は、各弁体63,66にそ
れぞれ対応する別の弁座70,71を有する。各弁座7
0,71はそれぞれ弁孔72,73を有する。ケーシン
グ8はパイロット出力ポート74、パイロット給気ポー
ト75、パイロット出力ポート76及びパイロット排気
ポート77を有する。両弁座67,68に共通する弁孔
69はパイロット給気ポート75を通じてパイロット通
路57に連通する。別の弁座70,71の各弁孔72,
73はパイロット排気ポート77を通じて排気通路58
に連通する。パイロット出力ポート74及びパイロット
出力ポート76はそれぞれ、給排気通路55,56に連
通する。
【0047】第1のソレノイド弁6において、ソレノイ
ド61が励磁(オン)されることにより、第1の弁体6
3が弁孔69を開き、対応する二つのポート74,75
が互いに連通する。これにより、パイロット給気ポート
46から供給されるパイロット圧が、通路55,51,
44を通じて第1の軸穴40に供給される。第2のソレ
ノイド弁7において、ソレノイド64が励磁(オン)さ
れることにより、第2の弁体66が弁孔69を開き、対
応する二つのポート75,76が互いに連通する。これ
により、パイロット給気ポート46から供給されるパイ
ロット圧が、通路56,53,48を通じて第2の軸穴
41に供給される。第1及び第2のソレノイド弁6,7
は所定のコントローラ(図示しない)により、所定のシ
ーケンスプログラムに基づいてオン・オフ制御される。
【0048】図1〜4に示すように、手動装置9は手動
ケーシング18を含む。各切換軸10,11の頭部10
a,11aはこのケーシング18を貫通してその上面か
ら上方へ突出する。
【0049】図2では、第1の切換軸10がバネ42の
付勢力に基づいて上方へ押し上げられる。この状態で
は、上側の弁部10bにより、通路43と通路44との
間が開かれる。下側の弁部10cが通路45の上側に配
置され、その通路45と通路43との間が閉じられる。
この場合、第1のソレノイド弁6に対応するパイロット
出力ポート74が、通路55,51,44、軸穴40及
び通路43,27を介して第2の加圧室24に連通す
る。このため、給気ポート46から通路45に導入され
る圧縮空気が、パイロット圧として、通路52,57、
パイロット給気ポート75及び第1のソレノイド弁6を
介して第2の加圧室24に導入される。このとき、第1
のソレノイド弁6が開かれることにより、第2の加圧室
24にパイロット圧が供給される。これにより、スプー
ル弁5が第2のピストン35により押圧されて、図2に
示すように下方へ移動する。第1のソレノイド弁6が閉
じられることにより、第2の加圧室24へのパイロット
圧の供給が遮断される。この場合、第1の切換軸10の
配置によってスプール弁5が強制的に駆動されることは
なく、スプール弁5の駆動は第1のソレノイド弁6の制
御に依存することになる。以下の説明において、図2に
示す第1の切換軸10の配置を、同軸10の「非作動位
置」と定義する。
【0050】図14は図2に準ずる電磁弁1の断面図を
示す。図14では、第1の切換軸10がバネ42の付勢
力に抗して軸穴40の底部へ押し下げらる。この状態で
は、上側弁部10bにより、通路43と通路44との間
が閉じられる。下側の弁部10cが通路45の下側に配
置され、通路45と通路43との間が軸穴40を介して
開かれる。この場合、パイロット給気ポート46が、第
1のソレノイド弁6を介することなく、通路45、軸穴
40、通路43及び第2の通路27を通じて直接的に第
2の加圧室24に連通する。このため、パイロット給気
ポート46から通路45に導入される圧縮空気は、パイ
ロット圧として、第2の加圧室24に直接的かつ強制的
に導入される。このとき、第1のソレノイド弁6が制御
により選択的に開閉されることに拘わらず、第2の加圧
室24にはパイロット圧が常時供給される。これによ
り、スプール弁5が第2のピストン35により押圧さ
れ、図14に示すように下方へ移動する。つまり、スプ
ール弁5は第1のソレノイド弁6の開閉に拘わらず強制
的に動かされることになる。この場合、第1の切換軸1
0の配置によって、スプール弁5が強制的に駆動される
ことになる。以下の説明において、図14に示す第1の
切換軸10の配置を、同軸10の「作動位置」と定義す
る。
【0051】図4では、第2の切換軸11がバネ42の
付勢力に基づいて上方へ押し上げられる。この状態で
は、下側の弁部11cにより、通路47と通路48との
間が開かれ、通路45と通路47との間が閉じられる。
上側の弁部11bは通路45の上側に配置されて外部へ
の圧力の洩れを防ぐ。この場合、第2のソレノイド弁7
に対応するパイロット出力ポート76が、通路56,5
3,48、軸穴41及び通路47を介して第1の加圧室
23に連通する。このため、パイロット給気ポート46
から通路45に導入される圧縮空気は、パイロット圧と
して、通路52,57、パイロット給気ポート75及び
第2のソレノイド弁7を介して第1の加圧室23に導入
される。この場合、第2のソレノイド弁7が開かれるこ
とにより、第1の加圧室23にパイロット圧が供給され
る。これにより、スプール弁5が第1のピストン34に
より押圧され、図4に示すように上方へ移動する。第2
のソレノイド弁7が閉じられることにより、第1の加圧
室23へのパイロット圧の供給が遮断される。この場
合、第2の切換軸11の配置によってスプール弁5が強
制的に駆動されることはなく、スプール弁5の駆動は第
2のソレノイド弁7の制御に依存することになる。以下
の説明において、図4に示す第2の切換軸11の配置
を、同軸11の「非作動位置」と定義する。
【0052】図20は図4に準ずる電磁弁1の断面図を
示す。図20では、第2の切換軸11がバネ42の付勢
力に抗して軸穴41の底部へ押し下げられる。この状態
では、下側の弁部11cにより、通路47と通路48と
の間が閉じられ、通路45と通路47との間が開かれ
る。この場合、パイロット給気ポート46が第2のソレ
ノイド弁7を介することなく、通路45、軸穴41及び
通路47,26を介して直接的に第1の加圧室23に連
通する。このため、給気ポート46から通路45に導入
される圧縮空気は、パイロット圧として、第1の加圧室
23に直接的かつ強制的に導入される。このとき、第2
のソレノイド弁7の開閉に拘わらず、第1の加圧室23
にパイロット圧が常時供給される。これにより、スプー
ル弁5が第1のピストン34により押圧され、図20に
示すように上方へ移動する。つまり、スプール弁5は第
2のソレノイド弁7の開閉に拘わらず強制的に動かされ
ることになる。この場合、第2の切換軸11の配置によ
って、スプール弁5が強制的に駆動されることになる。
以下の説明において、図20に示す第2の切換軸11の
配置を、同軸11の「作動位置」と定義する。
【0053】図6は手動装置9を示す分解斜視図であ
る。図7は操作片12の底面側を示す斜視図である。図
8は操作片12を示す底面図である。ケーシング18は
その上側に凹所85を有する。この凹所85はケーシン
グ18の片方へ開口する。操作片12とカバー13はこ
の凹所85に取り付けられる。即ち、凹所85はケーシ
ング18の長さ方向へ互いに平行に延びる一対の案内溝
86を有する。凹所85は、その開口端と反対の位置
(以下「凹所85の奥」と称する。)において、その底
壁に複数の凹み87を有する。これら凹み87は凹所8
5の長さ方向における中心線に沿って等間隔に配列され
る。
【0054】操作片12は板状をなし、その両側に互い
に平行に延びる一対の案内レール88を有する。これら
案内レール88が案内溝86に嵌め込まれることによ
り、操作片12が凹所85に支持される。操作片12は
一対の露孔89,90を有する。これら露孔89,90
は各切換軸10,11の頭部10a,11aに整合可能
に配置される。これら露孔89,90の内径は各頭部1
0a,11aの外径よりも小さい。従って、頭部10
a,11aが露孔89,90に整合したとき、それらは
露孔89,90から上方へ突出することはない。操作片
12はその上面に断面鋸刃状をなす滑り止め91を有す
る。図7,8に示すように、操作片12はその底面に一
対をなす第1及び第2の凹部92,93を有する。これ
ら凹部92,93は各露孔89,90にそれぞれ対応
し、操作片12の移動方向に沿って平行に延びる。各露
孔89,90は、対応する凹部92,93の中央に位置
する。各凹部92,93には、各切換軸10,11の頭
部10a,11aが配置される。第1の切換軸10に対
応する第1の凹部92は、その一端に斜面92aを有す
る。第2の切換軸11に対応する第2の凹部93は、第
1の凹部92とは逆の端に、同じく斜面93aを有す
る。操作片12はその底面の先端に、前述した各凹み8
7に係合可能な突起94を有する。操作片12の先端部
は凹所85の奥に対応し、操作片12の基端部は凹所8
5の開口に対応する。
【0055】カバー13は板状をなし、その外形は凹所
85のそれに整合する。カバー13はその基端両側に、
一対の支軸13aを有する。カバー13はその先端両側
に、一対の突起13bを有する。カバー13は、その基
端部及び先端部にそれぞれリブ13c,13dを有す
る。
【0056】凹所85の開口には、ストッパ95が装着
される。ストッパ95は操作片12の脱落を防止する。
ストッパ95は板状をなし、その両側に互いに平行に延
びる一対の側壁95a及び一対のレール95bを有す
る。各側壁95aは、一方へ開口される軸受溝95cを
有する。各軸受溝95cはカバー13の支軸13aに対
応する。操作片12が凹所85に装着された状態におい
て、凹所85の案内溝86にストッパ95のレール95
bが嵌め込まれることにより、ストッパ95が凹所85
に装着される。このとき、ストッパ95の軸受溝95c
には、カバー13の支軸13aが嵌め込まれる。従っ
て、カバー13と共にストッパ95を凹所85に装着す
ることにより、操作片12の脱落が防止される。併せ
て、カバー13がケーシング18に対して回動可能に支
持される。
【0057】従って、操作片12の滑り止め91に使用
者が指を当てて水平方向へ力を加えることにより、操作
片12が案内溝86に沿って凹所85をその長さ方向、
即ち切換弁部3の長さ方向に沿ってスライドする。この
スライドにともない、操作片12が中立位置と、第1の
操作位置と、第2の操作位置とに選択的に配置される。
ここで、操作片12の中立位置とは、図1〜4に示すよ
うに両切換軸10,11を非作動位置に配置するための
位置である。この中立位置では、凹所85の奥と操作片
12の先端部との間、並びにストッパ95と操作片12
の基端部との間にある程度の隙間が生じる。操作片12
の第1の操作位置とは、図13,14に示すように第1
の切換軸10を作動位置に配置するとともに第2の切換
軸11を非作動位置に配置するための位置である。この
第1の操作位置では、凹所85の奥と操作片12の先端
部との間の隙間がほとんど無くなり、ストッパ95と操
作片12の基端部との間の隙間が中立位置でのそれより
も大きくなる。操作片12の第2の操作位置とは、図1
9,20に示すように第1の切換軸10を非作動位置に
配置すると共に第2の切換軸11を作動位置に配置する
ための位置である。この第2の操作位置では、凹所85
の奥と操作片12の先端部との間の隙間が中立位置での
それよりも大きくなり、ストッパ95と操作片12の基
端部との間の隙間がほとんど無くなる。
【0058】カバー13をその支軸13aを中心に回動
させることにより、カバー13が全開位置と、半開位置
と、半閉位置と、全閉位置とに選択的に配置される。こ
こで、全開位置とは、図2,4,14,20に実線及び
二点鎖線で示すように、カバー13が操作片12を完全
に露出させる位置である。半開位置とは、図18に示す
ように、カバー13の基端部のリブ13cが操作片12
に係合して操作片12をやや露出させる位置である。半
閉位置とは、図24に示すように、カバー13の先端部
のリブ13dが操作片12に係合して操作片12をほぼ
覆う位置である。全閉位置とは、図12に示すように、
カバー13の各リブ13c,13dが操作片12に係合
することなく操作片12を完全に覆う位置である。この
全閉位置では、操作片12の先端部と凹所85の奥との
間の隙間、操作片12の基端部とストッパ95との間の
隙間のそれぞれにカバー13のリブ13c,13dが入
り込み、それらが互いに干渉することはない。
【0059】以上説明したように、この実施の形態の電
磁弁1及び手動装置9によれば、次のような作用及び効
果が得られる。
【0060】図1〜4に示すように、操作片12が中立
位置に配置された状態では、両切換軸10,11が非作
動位置に配置される。この状態で、各ソレノイド弁6,
7が所定のシーケンスプログラムに従って電気的にオン
・オフ制御される。これにより、第1及び第2の加圧室
23,24に対するパイロット圧の供給が制御される。
この結果、スプール弁5が駆動・停止され、切換弁部3
における気体の流路、即ち各ポート29〜33の間の空
気の流れが、シーケンスプログラムに従って切りる。こ
のように、操作片12が中立位置に配置されると、スプ
ール弁5はアクチュエータ部4の制御に依存して駆動さ
れる。
【0061】図9は手動ケーシング18の凹所85にお
いて操作片12が中立位置に配置された状態を拡大して
示す平断面図である。図10は第1の切換軸10を中心
に示す縦断面図である。図11は第2の切換軸11を中
心に示す縦断面図である。図12は第1の切換軸10を
中心に示す縦断面図であって、操作片12とカバー13
との関係を特に示す。
【0062】図9〜図11に示すように、中立位置にお
ける操作片12は、その底面の突起94が凹所85の一
つの凹み87に係合し、同位置での操作片12の配置が
保持される。このため、多少の振動によっては、操作片
12が中立位置から移動することはない。
【0063】この実施の形態によれば、操作片12が各
切換軸10,11の頭部10a,11aを外部へ露呈さ
せる(現す)ための露孔89,90を有する。そして、
各露孔89,90は、操作片12が中立位置に配置され
たときにだけ、対応する各切換軸10,11と整合す
る。従って、操作片12が中立位置に配置されたときに
は、非作動位置に配置された各切換軸10,11の頭部
10a,11aが対応する露孔89,90から現れる。
このため、各切換軸10,11は、対応する各露孔8
9,90を通じて外部から任意に操作可能となり、各切
換軸10,11を非作動位置から作動位置へ切り換える
ことが可能になる。即ち、各切換軸10,11に係る任
意の操作は、操作片12が中立位置に配置され、両切換
軸10,11が共に非作動位置に配置されたときにだけ
許容される。換言すると、両切換軸10,11が共に非
作動位置に配置されるときには、それらの配置がロック
されることはなく、それらを任意に操作することが可能
になる。つまり、各切換軸10,11はノンロック状態
で操作可能となる。この意味で、手動装置9としての操
作性を向上させることができる。ここで、各露孔89,
90の内径は各頭部10a,11aの外径より小さいこ
とから、各頭部10a,11aが各露孔89,90から
上方へ突出することはない。このため、各頭部10a,
11aが各露孔89,90から現れるものの、各切換軸
10,11が誤って操作されることはない。
【0064】この実施の形態では、上記のような操作
が、カバー13が全開位置に配置されたときに許容され
る。これに対し、図12に示すように、操作片12が中
立位置に配置されたときには、カバー13が操作片12
を完全に覆う全閉位置に配置される。このため、両切換
軸10,11が非作動位置に配置された状態で、操作片
12がカバー13により完全に覆われることから、操作
片12が外部から不用意に操作されることがない。この
ため、カバー13が全閉位置に配置されたときに、操作
片12が誤操作されて電磁弁1が誤作動を起こすことを
確実に防止することができる。
【0065】この実施の形態では、カバー13が全閉位
置に配置されたときに、カバー13の先端部の突起13
bが凹所85の内壁と係合することにより、カバー13
の移動がある程度規制される。このため、カバー13が
全閉位置に配置された状態で、電磁弁1の振動などに伴
ってカバー13ががたついたり、独りでに開いたりする
ことがない。その意味で、カバー13の振動騒音や操作
片12の誤操作を防止することができる。
【0066】図13,14に示すように、操作片12が
第1の操作位置に配置されると、第1の切換軸10が作
動位置に配置されると共に第2の切換軸11が非作動位
置に配置される。図13,14に関連して示す図15〜
図18は、図9〜図12の図面に準ずる。
【0067】図15〜図17に示すように、操作片12
が中立位置からスライドされて第1の操作位置に配置さ
れると、操作片12と各切換軸10,11との相対的な
位置が変わる。このとき、第1の切換軸10は、その頭
部10aが操作片12の第1の凹部92に沿って相対的
に移動する過程で斜面92aにより下方へ押し下げられ
る。これにより、図16に示すように、第1の切換軸1
0が作動位置に配置される。これに対し、第2の切換軸
11は、その頭部11aが下方へ押し下げられることな
く第2の凹部93に沿って相対的に移動する。これによ
り、図17に示すように、第2の切換軸11が非作動位
置に保持される。第1の操作位置における操作片12
は、その突起94が凹所85の一つの凹み87に係合し
て同位置で保持される。このため、多少の振動によって
は、操作片12が第1の操作位置から独りでに移動する
ことはない。
【0068】この実施の形態では、操作片12が第1の
操作位置に配置されたときには、各切換軸10,11が
各露孔89,90に整合してその露孔89,90から現
れることはない。このため、各切換軸10,11が各露
孔89,90を通じて外部から操作されることはない。
つまり、各切換軸10,11に係る任意の操作は、操作
片12が第1の操作位置に配置されたときには規制さ
れ、各切換軸10,11はロックされた状態で保持され
る。
【0069】この実施の形態では、上記のような操作
が、カバー13が全開位置に配置されたときに許容され
る。これに対し、図18に示すように、操作片12が第
1の操作位置に配置されたときには、カバー13の基端
部のリブ13cが操作片12に係合し、カバー13が操
作片12をほぼ覆う半開位置に配置される。このため、
各切換軸10,11が作動位置、非作動位置にそれぞれ
配置された状態で、操作片12がカバー13によりほぼ
覆われることから、操作片12が外部から不用意に操作
されるおそれがない。このため、カバー13が半開位置
に配置されたときに、操作片12が誤操作されて電磁弁
1が誤作動を起こすことを防止することができる。或い
は、操作片12が第1の操作位置に配置されたまま放置
されることを防ぐことができる。
【0070】図19,20に示すように、操作片12が
第2の操作位置に配置されると、第1の切換軸10が非
作動位置に配置されると共に第2の切換軸11が作動位
置に配置される。図19,20に関連して示す図21〜
図24は、図9〜図12の図面に準ずる。
【0071】図21〜図23に示すように、操作片12
が中立位置からスライドされて第2の操作位置に配置さ
れると、操作片12と各切換軸10,11との相対的な
位置が変わる。このとき、第2の切換軸11は、その頭
部11aが操作片12の第2の凹部93に沿って相対的
に移動する過程で斜面93aにより下方へ押し下げられ
る。これにより、図23に示すように、第2の切換軸1
1が作動位置に配置される。これに対し、第1の切換軸
10は、その頭部10aが下方へ押し下げられることな
く第1の凹部92に沿って相対的に移動する。これによ
り、図22に示すように、第1の切換軸10が非作動位
置に保持される。第2の操作位置における操作片12
は、その突起94が凹所85の一つの凹み87に係合し
て同位置で保持される。このため、多少の振動によって
は、操作片12が第2の操作位置から独りでに移動する
ことはない。
【0072】この実施の形態では、操作片12が第2の
操作位置に配置されたときには、各切換軸10,11が
各露孔89,90に整合してその各露孔89,90から
現れることはない。このため、各切換軸10,11が各
露孔89,90を通じて外部から操作されることはな
い。つまり、各切換軸10,11に係る任意の操作は、
操作片12が第2の操作位置に配置されたときには規制
され、各切換軸10,11はロックされた状態で保持さ
れる。
【0073】この実施の形態では、上記のような操作
が、カバー13が全開位置に配置されたときに許容され
る。これに対し、図24に示すように、操作片12が第
2の操作位置に配置されたときには、カバー13の先端
部のリブ13dが操作片12に係合し、カバー13が操
作片12をほぼ覆う半閉位置に配置される。このため、
各切換軸10,11が作動位置、非作動位置にそれぞれ
配置された状態で、操作片12がカバー13によりほぼ
全閉位置に近い状態で覆われることから、操作片12が
外部から不用意に操作されることはない。このため、カ
バー13が半閉位置に配置されたときに、操作片12が
誤操作されて電磁弁1が誤作動を起こすことを防止する
ことができる。或いは、操作片12が第2の操作位置に
配置されたまま放置されることを防ぐことができる。即
ち、操作片12の、中立位置への戻し忘れを未然に防止
することができる。
【0074】この実施の形態によれば、操作片12が中
立位置に配置されたときには、カバー13を全閉位置に
配置することができる。操作片12が第1の操作位置に
配置されたときには、カバー13を半開位置に配置する
ことができる。操作片12が第2の操作位置に配置され
たときには、カバー13を半閉位置に配置することがで
きる。更には、操作片12を操作するときには、カバー
13が全開位置に配置される。このため、操作片12の
配置、延いては、各切換軸10,11の配置状態がカバ
ー13の配置の違いによって区別される。そして、一つ
の電磁弁1につき、カバー13の配置の違いが目印とな
って操作片12等の配置が視覚的に容易に特定される。
この意味からも、手動装置9の誤操作防止と操作性向上
とを図ることができ、延いては、電磁弁1の誤作動を防
止することができる。
【0075】この実施の形態では、一つの操作片12を
スライド操作することにより二つの切換軸10,11を
同時に切り換える。この意味で、手動装置9に係る操作
性を向上させることができる。
【0076】この実施の形態では、操作片12を操作す
るために、その操作片12を手動ケーシング18の長さ
方向に沿ってスライドさせる。このため、手動ケーシン
グ18における操作片12の移動代、即ち移動ストロー
クを比較的大きく設定することが可能になる。このた
め、二つの切換軸10,11を有効に作動させるため
に、操作片12を余裕をもって操作することができる。
この意味で、操作片12の操作性が良好である。
【0077】この実施の形態では、操作片12を手動ケ
ーシング18の幅寸法Wの方向に移動させる必要がな
い。従って、ケーシング18の幅寸法Wを極力小さく設
定するために、操作片12の移動ストロークを制限する
必要がない。このため、電磁弁1の外形寸法を設定する
のに、操作片12の移動ストロークをある程度確保した
上で、電磁弁1の幅寸法Wを操作片12の移動ストロー
クよりも小さくすることができる。従って、操作片12
の操作性を高めながら、電磁弁1の薄型化を図ることが
できる。つまり、この実施の形態によれば、電磁弁1の
小型化と手動装置9の操作性向上との両立を図ることが
できる。
【0078】この実施の形態の電磁弁1は、単独で使用
される場合以外に、図25に示すように、多数の電磁弁
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1Hが支
持レール2上に並列に配置され、一対の保持ハウジング
96,97により保持された状態で使用される場合があ
る。この場合、個々の電磁弁1A〜1Hのそれぞれが個
別に各切換軸10,11、操作片12及びカバー13を
備える。
【0079】ここで、図25に示すように、ある特定の
電磁弁1F,1Gにつき、それらの操作片12を操作す
るために、カバー13が全開位置に配置されたとする。
このとき、それら電磁弁1F,1Gのカバー13は、他
の電磁弁1A〜1E,1Hのカバー13の配置と異なる
状態になる。このため、それら電磁弁1F,1Gのカバ
ー13に係る他と異なる配置が目印となり、多数の電磁
弁1A〜1Hの中で、操作片12が操作された電磁弁1
F,1Gが視覚的に容易に特定される。つまり、多数の
電磁弁1A〜1Hの中では、一見しただけでは操作片1
2が操作されたか否かが分かり難い特定の電磁弁1F,
1Gにつき、それらのカバー13の配置の違いによって
操作の有無が明らかに表示され、区別される。この意味
で、多数の電磁弁1A〜1Hを並列使用する場合におい
て、操作片12が操作された電磁弁1F,1Gを容易に
判別することができ、延いては、手動装置9の操作性を
向上させることができる。
【0080】(第2の実施の態様)この発明に係る電磁
弁の手動装置を具体化した第2の実施の形態を図26〜
図29に従って説明する。尚、この実施の形態におい
て、前記第1の実施の形態と同一の構成部材について
は、同一の符号を付して説明を省略する。従って、以下
には主に第1の実施の形態と異なる点を中心に説明す
る。
【0081】図26はこの実施の形態の手動装置101
を示す断面図である。この手動装置101は本発明の切
換部材としての一対の切換軸10,11と、操作部材と
しての操作片102と、その操作片102を覆うための
カバー(図示しない)とを備える。この実施の形態で
は、二つの切換軸10,11が手動ケーシング18の長
さ方向に沿って配列される。その配列に対応して操作片
102の形状が決定される。従って、操作片102は、
前述した操作片12と同様に、露孔89,90、凹部9
2,93等を有するが、それらの配置は各切換軸10,
11の配列に対応して決定される。これらの点で、本実
施の形態は前記第1の実施の形態と異なる。
【0082】図27は操作片102の平面図を示し、図
28は操作片102の底面図を示す。図29は操作片1
02の底面側を示す斜視図である。図27〜図29に示
すように、両露孔89,90は操作片102の長さ方向
に沿って配列される。同様に、両凹部92,93は操作
片102の長さ方向に沿って直列に配置される。
【0083】この実施の形態によれば、図26に示す操
作片102の位置がその中立位置となる。この状態で
は、両切換軸10,11がそれぞれ非作動位置に配置さ
れる。この場合の電磁弁1の動作は第1の実施の態様の
それと同じである。
【0084】図26において、操作片102が中立位置
から左方へスライドされることにより、操作片102が
第1の操作位置に配置される。これにより、各切換軸1
0,11が対応する凹部92,93に沿って相対的に移
動し、第1の切換軸10の頭部10aのみが斜面92a
によって押し下げられる。この結果、第1の切換軸10
が作動位置に配置されると共に第2の切換軸11が非作
動位置に配置される。この場合の電磁弁1の動作は、第
1の実施の態様のそれと同じである。
【0085】図26において、操作片102が中立位置
から右方へスライドされることにより、操作片102が
第2の操作位置に配置される。これにより、各切換軸1
0,11が対応する凹部92,93に沿って相対的に移
動し、第2の切換軸11の頭部11aのみが斜面93a
によって押し下げられる。この結果、第1の切換軸10
が非作動位置に配置されると共に第2の切換軸11が作
動位置に配置される。この場合の電磁弁1の動作は、第
1の実施の態様のそれと同じである。
【0086】この実施の形態では、各切換軸10,11
が手動ケーシング18の長さ方向に沿って配列され、そ
れに対応して操作片102の形状が決定される。このた
め、電磁弁1の幅寸法Wを第1の実施の形態のそれより
も小さくすることができる。この実施の形態のその他の
作用及び効果については、前記第1の実施の形態のそれ
に準ずる。
【0087】(第3の実施の態様)この発明に係る電磁
弁の手動装置を具体化した第3の実施の形態を図30〜
図33に従って説明する。尚、この実施の形態におい
て、前記第2の実施の形態と同一の構成部材について
は、同一の符号を付して説明を省略する。従って、以下
には主に第2の実施の形態と異なる点を中心に説明す
る。
【0088】図30はこの実施の形態の手動装置111
の断面図を示す。手動装置111は本発明の切換部材と
しての一対の切換軸10,11と、操作部材としての操
作片112と、その操作片112を覆うためのカバー
(図示しない)とを備える。この実施の形態では、二つ
の切換軸10,11が手動ケーシング18の長さ方向に
沿って配列される。その配列に対応して操作片112の
形状が決定される。操作片112は二つの露孔89,9
0を内包する共通する一つの凹部113を有する点で、
前記第2の実施の形態の操作片102と異なる。
【0089】図31,32,33は前述した図27〜図
29の図面に準ずる。凹部113は操作片112の長さ
方向に沿って延びる。二つの露孔89,90は凹部11
3の長さ方向に沿って配列される。凹部113はその両
端にそれぞれ斜面113a,113bを含む。
【0090】この実施の形態によれば、図30に示す操
作片112の位置がその中立位置となる。この状態で
は、両切換軸10,11がそれぞれ非作動位置に配置さ
れる。この場合の電磁弁1の動作は第1の実施の態様の
それと同じである。
【0091】図30において、操作片112が中立位置
から右方へスライドされることにより、操作片112が
第1の操作位置に配置される。これにより、各切換軸1
0,11が凹部113に沿って相対的に移動し、第1の
切換軸10の頭部10aのみが斜面113aによって押
し下げられる。この結果、第1の切換軸10が作動位置
に配置されると共に第2の切換軸11が非作動位置に配
置される。この場合の電磁弁1の動作は第1の実施の態
様のそれと同じである。
【0092】図30において、操作片112が中立位置
から左方へスライドされることにより、操作片112が
第2の操作位置に配置される。これにより、各切換軸1
0,11が凹部113に沿って相対的に移動し、第2の
切換軸11の頭部11aのみが斜面113bによって押
し下げられる。この結果、第1の切換軸10が非作動位
置に配置されると共に第2の切換軸11が作動位置に配
置される。この場合の電磁弁1の動作は第1の実施の態
様のそれと同じである。
【0093】この実施の形態では、各切換軸10,11
が手動ケーシング18の長さ方向に沿って配列され、そ
れに対応して操作片112の形状が決定される。このた
め、電磁弁1の幅寸法Wを第1の実施の形態のそれより
も小さくすることができる。更に、露孔89,90が一
つの凹部113に配列されるとともに、その凹部113
の両端に斜面113a,113bが設けられる。このた
め、操作片112の長さを操作片102のそれよりも小
さくすることができ、手動ケーシング18における凹所
85の長さをより小さくすることができる。この意味
で、手動装置111を第2の実施の形態の手動装置10
1よりも小さくすることができる。この実施の形態のそ
の他の作用及び効果については、前記第2の実施の形態
のそれに準ずる。
【0094】(第4の実施の態様)この発明に係る電磁
弁の手動装置を具体化した第4の実施の形態を図34〜
図37に従って説明する。尚、この実施の形態におい
て、前記各実施の形態と同一の構成部材については、同
一の符号を付して説明を省略する。従って、以下には主
に前記各実施の形態と異なる点を中心に説明する。
【0095】図34はこの実施の形態の手動装置121
を示す断面図である。手動装置121は本発明の切換部
材としての一つの切換軸10と、操作部材としての操作
片122と、その操作片122を覆うためのカバー(図
示しない)とを備える。この実施の形態では、一つの切
換軸10が手動ケーシング18の凹所85の中に配置さ
れる。その配置に対応して操作片122の形状が決定さ
れる。操作片122は一つの露孔123を内包する一つ
の凹部124を有する点で前記各実施の形態の操作片1
2,102,112と異なる。
【0096】図35,36,37は前述した図27〜図
29の図面に準ずる。凹部124は操作片122の長さ
方向に沿って延びる。一つの露孔123は凹部124の
中央に配置される。凹部124はその一端に斜面124
aを含む。
【0097】この実施の形態によれば、図34に示す操
作片122の位置がその中立位置となる。この状態で
は、切換軸10が非作動位置に配置される。この場合の
電磁弁1の動作は第1の実施の態様のそれに準ずる。
【0098】図34において、操作片122が中立位置
から左方へスライドされることにより、操作片122が
第1の操作位置に配置される。これにより、切換軸10
が凹部124に沿って相対的に移動し、第1の切換軸1
0の頭部10aが斜面124aによって押し下げられ
る。この結果、第1の切換軸10が作動位置に配置され
る。この場合の電磁弁1の動作は第1の実施の態様のそ
れに準ずる。
【0099】この実施の形態では、一つの切換軸10が
手動ケーシング18の凹所85に配置され、それに対応
して操作片122の形状が決定される。このため、電磁
弁1の幅寸法Wを第1の実施の形態のそれよりも小さく
することができる。この実施の形態のその他の作用及び
効果については、前記第1の実施の形態のそれに準ず
る。
【0100】(第5の実施の態様)この発明に係る電磁
弁の手動装置を具体化した第5の実施の形態を図38,
39に従って説明する。前記第1の実施の形態では、図
25において、多数の電磁弁1A〜1Hが互いに隣接し
て配置され、それら個々の電磁弁1A〜1Hのそれぞれ
個別に各切換軸10,11、操作片12及びカバー13
が設けられた場合を説明した。これに対し、図38,3
9に示すように、複数の電磁弁1A〜1Hが互いに隣接
して配置され、それら個々の電磁弁1A〜1Hのそれぞ
れに個別に各切換軸、操作片12が設けられ、それら全
ての操作片12が一体カバー100により一体的に覆わ
れるようにしてもよい。
【0101】この場合、図39に示すように、複数の電
磁弁1A〜1Hにつき、それらの操作片12の少なくと
も一つを操作するために一体カバー100が全開位置に
配置されたとする。或いは、少なくとも一つの操作片1
2が第1又は第2の操作位置に配置されたときに、一体
カバー100がその操作片12に係合して半開位置又は
半閉位置に配置されたとする。このとき、一体カバー1
00の配置の違いが目印となり、少なくとも一つの操作
片12が操作されていることが視覚的に容易に認識され
る。従って、この認識の上で、複数の操作片12の位置
の違いを改めて視覚的に確認することにより、操作され
た操作片12を特定することができる。このため、多数
の電磁弁1A〜1Hの中で、操作片12に関する操作の
有無を、一体カバー100の配置によって容易に判別す
ることができ、手動装置9の操作性を向上させることが
できる。更には、操作片12が各操作位置に配置された
まま放置されることを防止することができる。
【0102】尚、この発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て次のように実施することもできる。
【0103】(1)前記各実施の形態では、切換弁部3
の片側のみに一つのアクチュエータ部4を配置した電磁
弁1に具体化した。これに対し、切換弁部の両側に一対
のアクチュエータ部を配置した電磁弁に具体化してもよ
い。
【0104】(2)前記各実施の形態では、切換弁部3
の長さ方向に沿って操作片12をスライド可能に設けた
が、切換弁部3の幅方向と直交する方向であればよく、
操作片を切換弁部の高さ方向に沿ってスライド可能に設
けてもよい。
【0105】
【発明の効果】請求項1に記載の第1の発明によれば、
電磁弁の弁体を強制的に駆動するための作動位置と、そ
の弁体の駆動をアクチュエータ部の制御に依存させるた
めの非作動位置とに配置される切換部材を設ける。その
切換部材を作動位置に配置するための操作位置と、非作
動位置に配置するための中立位置とに、スライド操作に
よって配置される操作部材を設ける。そして、その操作
部材を切換弁部の幅方向と直交する方向に沿ってスライ
ド可能に設けている。
【0106】従って、操作部材が切換弁部の幅方向と直
交する方向に沿ってスライドされることから、切換弁部
における操作部材の移動代を比較的大きくすることが可
能になり、切換弁部の幅寸法を設定するために操作部材
の移動代を考慮する必要がない。このため、電磁弁の幅
寸法を小さくしてその小型化を図ることができ、併せて
手動装置を比較的大きめに設定してその操作性の向上を
図ることができるという効果を発揮する。
【0107】請求項2に記載の第2の発明によれば、電
磁弁の弁体を強制的に駆動するための作動位置と、その
弁体の駆動をアクチュエータ部の制御に依存させるため
の非作動位置とに配置される第1及び第2の切換部材を
設ける。第1の切換部材を作動位置に配置すると共に第
2の切換部材を非作動位置に配置するための第1の操作
位置と、第1の切換部材を非作動位置に配置すると共に
第2の切換部材を作動位置に配置するための第2の操作
位置と、両切換軸を共に非作動位置に配置するための中
立位置とに、スライド操作によって配置される操作部材
を設ける。そして、その操作部材を切換弁部の幅方向と
直交する方向に沿ってスライド可能に設けている。
【0108】従って、操作部材が切換弁部の幅方向と直
交する方向に沿ってスライドされることから、切換弁部
における操作部材の移動代を比較的大きく設定すること
が可能になり、切換弁部の幅寸法において操作部材の移
動代を含ませる必要がない。このため、電磁弁の幅寸法
を小さくしてその小型化を図ることができ、併せて手動
装置を比較的大きめに設定してその操作性の向上を図る
ことができるという効果を発揮する。
【0109】請求項3に記載の第3の発明によれば、第
1又は第2の発明の構成において、操作部材に露孔を設
け、操作部材が中立位置に配置されたときにだけ切換部
材を露孔に整合させるようにしている。従って、第1又
は第2の発明の作用及び効果に加え、操作部材が中立位
置に配置されたときだけ、切換部材を、外部から露孔を
通じて非作動位置から作動位置へ切り換えることが可能
になる。この意味で、手動装置の操作性を一層向上させ
ることができるという効果を発揮する。
【0110】請求項4に記載の第4の発明の構成によれ
ば、第1の発明乃至第3の発明の何れか一つの構成にお
いて、操作部材を覆うためのカバーを設ける。従って、
第1の発明乃至第3の発明の何れか一つの作用及び効果
に加え、操作部材がカバーに覆われることから、操作部
材の不用意な操作が阻止される。この結果、手動装置の
誤操作を防止することができ、これによって電磁弁の誤
作動の発生を防止することができるという効果を発揮す
る。
【0111】請求項5に記載の第5の発明は、第1の発
明乃至第3の発明の何れか一つの構成において、操作部
材を覆うためのカバーを、中立位置における操作部材を
覆う位置と、操作位置における操作部材に係合する位置
とに配置可能に設ける。
【0112】従って、第1の発明乃至第3の発明の何れ
か一つの作用及び効果に加え、操作部材が中立位置に配
置されたときには、操作部材の操作がカバーにより規制
され、操作部材の不用意な操作が規制される。操作部材
が操作位置に配置されたときには、操作部材の配置の状
態がカバーの配置によって区別される。このため、操作
部材の操作の有無をカバーの配置によって容易に判別す
ることができ、操作部材が操作位置に配置されたまま放
置されるということを防止することができるという効果
を発揮する。
【0113】請求項6に記載の第6の発明は、第4又は
第5の発明の構成において、複数の電磁弁を互いに隣接
して配置し、切換部材、操作部材及びカバーを個々の電
磁弁に対して個別に設けている。従って、第4又は第5
の発明の作用及び効果に加え、特定の電磁弁につき、そ
の操作部材が操作されたときには、対応するカバーの配
置を他のカバーのそれと異ならせることにより、カバー
の配置が目印となり、その電磁弁が視覚的に容易に特定
される。このため、複数の電磁弁の中で、操作部材に関
する操作の有無をカバーの配置によって容易に判別する
ことができ、延いては、手動装置の操作性を向上させる
ことができるという効果を発揮する。
【0114】請求項7に記載の第7の発明は、第4又は
第5の発明の構成において、複数の電磁弁を互いに隣接
して配置し、切換部材、操作部材を個々の電磁弁に対し
て個別に設け、カバーにより全ての操作部材を一体的に
覆うようにしている。従って、第4又は第5の発明の作
用及び効果に加え、何れかの操作部材が操作されるとき
に、全操作部材がカバーに覆われる場合と異なりカバー
の配置を変えることにより、その配置の違いが目印とな
り、何れかの操作部材が操作されていることが容易に認
識される。このため、複数の電磁弁の中で、操作部材に
関する操作の有無をカバーの配置によって容易に判別す
ることができ、延いては、手動装置の操作性を向上させ
ることができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁弁の手動装置を具体化した第1の
実施の形態に係り、操作片が中立位置に配置されたとき
の電磁弁を示す平面図である。
【図2】第1の実施の形態に係り、図1のA−A線に沿
った断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係り、操作片が中立位置に
配置されたときの電磁弁を示す平面図である。
【図4】第1の実施の形態に係り、図3のB−B線に沿
った断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係り、アクチュエータ部の
構造を示す縦断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係り、手動装置を示す分解
斜視図である。
【図7】第1の実施の形態に係り、操作片の底面側を示
す斜視図である。
【図8】第1の実施の形態に係り、操作片を示す底面図
である。
【図9】第1の実施の形態に係り、操作片が中立位置に
配置されたときの手動装置を示す平断面図である。
【図10】第1の実施の形態に係り、同じく中立位置に
配置されたときの第1の切換軸を示す手動装置の縦断面
図である。
【図11】第1の実施の形態に係り、同じく中立位置に
配置されたときの第2の切換軸を示す手動装置の縦断面
図である。
【図12】第1の実施の形態に係り、同じく中立位置に
配置されたときのカバーの配置を示す手動装置の縦断面
図である。
【図13】第1の実施の形態に係り、操作片が第1の操
作位置に配置されたときの電磁弁を示す平面図である。
【図14】第1の実施の形態に係り、図13における図
2に準ずる断面図である。
【図15】第1の実施の形態に係り、操作片が第1の操
作位置に配置されたときの手動装置を示す平断面図であ
る。
【図16】第1の実施の形態に係り、同じく第1の操作
位置に配置されたときの第1の切換軸を示す手動装置の
縦断面図である。
【図17】第1の実施の形態に係り、同じく第1の操作
位置に配置されたときの第2の切換軸を示す手動装置の
縦断面図である。
【図18】第1の実施の形態に係り、同じく第1の操作
位置に配置されたときのカバーの配置を示す手動装置の
縦断面図である。
【図19】第1の実施の形態に係り、操作片が第2の操
作位置に配置されたときの電磁弁を示す平面図である。
【図20】第1の実施の形態に係り、図19における図
2に準ずる断面図である。
【図21】第1の実施の形態に係り、操作片が第2の操
作位置に配置されたときの手動装置を示す平断面図であ
る。
【図22】第1の実施の形態に係り、同じく第2の操作
位置に配置されたときの第1の切換軸を示す手動装置の
縦断面図である。
【図23】第1の実施の形態に係り、同じく第2の操作
位置に配置されたときの第2の切換軸を示す手動装置の
縦断面図である。
【図24】第1の実施の形態に係り、同じく第2の操作
位置に配置されたときのカバーの配置を示す手動装置の
縦断面図である。
【図25】第1の実施の形態に係り、多数の電磁弁が支
持レール上に並列に配置された状態を示す斜視図であ
る。
【図26】本発明の電磁弁の手動装置を具体化した第2
の実施の形態に係り、手動装置を示す縦断面図である。
【図27】第2の実施の形態に係り、操作片を示す平面
図である。
【図28】第2の実施の形態に係り、操作片を示す底面
図である。
【図29】第2の実施の形態に係り、操作片の底面側を
示す斜視図である。
【図30】本発明の電磁弁の手動装置を具体化した第3
の実施の形態に係り、手動装置を示す縦断面図である。
【図31】第3の実施の形態に係り、操作片を示す平面
図である。
【図32】第3の実施の形態に係り、操作片を示す底面
図である。
【図33】第3の実施の形態に係り、操作片の底面側を
示す斜視図である。
【図34】本発明の電磁弁の手動装置を具体化した第4
の実施の形態に係り、手動装置を示す縦断面図である。
【図35】第4の実施の形態に係り、操作片を示す平面
図である。
【図36】第4の実施の形態に係り、操作片を示す底面
図である。
【図37】第4の実施の形態に係り、操作片の底面側を
示す斜視図である。
【図38】本発明の電磁弁の手動装置を具体化した第5
の実施の形態に係り、多数の電磁弁が支持レール上に並
列に配置された状態を示す斜視図である。
【図39】第5の実施の形態に係り、多数の電磁弁が支
持レール上に並列に配置された状態を示す斜視図であ
る。
【図40】従来の電磁弁を示す平面図である。
【図41】従来の電磁弁の手動装置の一部を破断して示
す側面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 3 切換弁部 4 アクチュエータ部 5 弁体としてのスプール弁 9 手動装置 10 第1の切換軸(切換部材を構成する。) 11 第2の切換軸(切換部材を構成する。) 12 操作片(操作部材を構成する。) 13 カバー 29 給気ポート 30 排気ポート 31 排気ポート 32 第1のポート 33 第2のポート(29〜33は流体の流路を構成
する。) 89 露孔 90 露孔 101 手動装置 102 操作片(操作部材を構成する。) 111 手動装置 112 操作片(操作部材を構成する。) 121 手動装置 122 操作片(操作部材を構成する。) 123 露孔
フロントページの続き (72)発明者 日比野 智彦 愛知県小牧市大字北外山字早崎3005番地 シーケーディ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路を切り換えるために弁体が駆
    動される切換弁部と、前記弁体を駆動するために電気的
    に制御されるアクチュエータ部とを備えた電磁弁に設け
    られ、前記アクチュエータ部の制御から独立して前記弁
    体を強制的に駆動するために操作される手動装置であっ
    て、 前記切換弁部に対して移動可能に設けられた切換部材
    と、その切換部材が、前記弁体を強制的に駆動するため
    の作動位置と前記弁体の駆動を前記アクチュエータ部の
    制御に依存させるための非作動位置とに選択的に切り換
    え配置されることと、 前記切換部材を覆い、同切換部材に係合可能に設けら
    れ、前記切換弁部の幅方向と直交する方向に沿ってスラ
    イド可能に設けられた操作部材と、前記操作部材は外部
    からの操作によりスライドされることにより、前記切換
    部材を前記作動位置に配置するための操作位置と、前記
    切換部材を前記非作動位置に配置するための中立位置と
    に選択的に配置されることとを備えたことを特徴とする
    電磁弁の手動装置。
  2. 【請求項2】 流体の流路を切り換えるために弁体が駆
    動される切換弁部と、前記弁体を駆動するために電気的
    に制御されるアクチュエータ部とを備えた電磁弁に設け
    られ、前記アクチュエータ部の制御から独立して前記弁
    体を強制的に駆動するために操作される手動装置であっ
    て、 前記切換弁部に対して移動可能に設けられた第1の切換
    部材及び第2の切換部材と、それら各切換部材が、前記
    弁体を強制的に駆動するための作動位置と前記弁体の駆
    動を前記アクチュエータ部の制御に依存させるための非
    作動位置とに選択的に切り換え配置されることと、 前記両切換部材を覆い、同切換部材に係合可能に設けら
    れ、前記切換弁部の幅方向と直交する方向に沿ってスラ
    イド可能に設けられた操作部材と、前記操作部材は外部
    からの操作によりスライドされることにより、前記第1
    の切換部材を前記作動位置に配置すると共に前記第2の
    切換部材を非作動位置に配置するための第1の操作位置
    と、前記第1の切換部材を前記非作動位置に配置すると
    共に前記第2の切換部材を前記作動位置に配置するため
    の第2の操作位置と、前記第1及び第2の切換部材を共
    に前記非作動位置に配置するための中立位置とに選択的
    に配置されることとを備えたことを特徴とする電磁弁の
    手動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電磁弁の
    手動装置において、 前記操作部材は前記切換部材の一部を外部へ露呈させる
    ための露孔を有し、前記露孔は前記操作部材が前記中立
    位置に配置されたときにだけ前記切換部材と整合するこ
    とを特徴とする電磁弁の手動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記
    載の電磁弁の手動装置は前記操作部材を覆うためのカバ
    ーを更に備えたことを特徴とする電磁弁の手動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記
    載の電磁弁の手動装置は前記操作部材を覆うためのカバ
    ーを更に備え、 前記カバーは、前記操作部材が前記中立位置に配置され
    たときに前記操作部材を覆う位置に配置され、前記操作
    部材が前記操作位置に配置されたときに前記操作部材に
    係合して前記覆う位置への配置が規制されることを特徴
    とする電磁弁の手動装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の電磁弁の
    手動装置において、 前記電磁弁は複数の電磁弁が互いに隣接して配置される
    ものであり、前記切換部材、前記操作部材及び前記カバ
    ーは前記個々の電磁弁に対して個別に設けられることを
    特徴とする電磁弁の手動装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は請求項5に記載の電磁弁の
    手動装置において、 前記電磁弁は複数の電磁弁が互いに隣接して配置される
    ものであり、前記切換部材、前記操作部材は前記個々の
    電磁弁に対して個別に設けられ、前記カバーは前記全て
    の操作部材を一体的に覆うものであることを特徴とする
    電磁弁の手動装置。
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