JP4233707B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパイロット電磁弁の作動によって主弁軸を軸方向に移動させて流路の切り換えを行うようにした間接作動形の電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
流路の切り換えを行うための間接作動形の電磁弁は、主弁軸が設けられた主弁組立体とパイロット電磁弁が組み込まれたパイロット組立体とを有し、単一の電磁弁として使用されるだけでなく、複数の電磁弁を組み合わせてマニホールド化したマニホールド電磁弁としても使用されることがある。
【0003】
マニホールド電磁弁としては、共通の給気流路と排気流路とが形成されたマニホールドブロックに複数の電磁弁を搭載して、それぞれの電磁弁の給気孔と排気孔とをそれぞれマニホールドブロックの給気流路と排気流路とに連通させるようにしたブロックタイプと、電磁弁の主弁ブロックに給気孔に連通する給気連通孔と排気孔に連通する排気連通孔とが形成され、複数の電磁弁を積層することによって各々の主弁ブロックの給気連通孔と排気連通孔とにより共通の給気流路と排気流路とが形成されるようにしたスタッキングタイプとがある。
【0004】
間接作動形の電磁弁にあっては、単一の電磁弁として使用される場合でも、マニホールド電磁弁として複数個使用される場合でも、電磁弁の主弁軸の切換位置を自己保持タイプと自己復帰タイプのいずれにも使用者が任意に切り換えることができるようにしたものが、たとえば、特開平7-198054号公報に示されるように開発されている。
【0005】
自己保持タイプは2つのパイロット電磁弁を作動させるようにしており、ダブルソレノイドタイプとも言われ、主弁軸の両端に設けられた空気圧室に対してパイロット流体を給排制御するようにし、一方のパイロット電磁弁を作動させると主弁軸は一方の位置に切り換わり、作動を停止してもその位置を保持し、他方のパイロット電磁弁を作動させると主弁軸は他方の位置に切り換わり、作動を停止してもその位置を保持する。
【0006】
これに対して、自己復帰タイプは一方の空気圧室に常時パイロット流体を供給させた状態とし、1つのパイロット電磁弁の作動により主弁軸を駆動させるようにしており、シングルソレノイドタイプとも言われ、パイロット電磁弁を作動させて他方の空気圧室にパイロット流体を供給すると主弁軸は切り換わり、作動を停止させると一方の空気圧室に供給されているパイロット流体により主弁軸は元の位置に復帰することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような両方のタイプに切り換えることができるようにした従来の電磁弁にあっては、2つのパイロット電磁弁をパイロット組立体の中にモールドするようにしており、1つのパイロット電磁弁のみが使用されるときには、他のパイロット電磁弁を取り外すことができない。
【0008】
パイロット電磁弁に対して電力を供給するために、パイロット電磁弁にはコネクターが接続されるようになっているが、コネクターのタイプには、たとえば、グロメット式、キャブタイヤケーブル式、DINコネクター式、プラグイン式など種々のものがある。
【0009】
従来では、それぞれのコネクターのタイプに合わせて、複数の種類のパイロット組立体を用意しており、部品点数が多くなるという問題点がある。
【0010】
本発明の目的は、パイロット電磁弁の交換を容易に行い得るようにすることにある。
【0011】
本発明の他の目的は、タイプが相違した複数のコネクターを取り付けることができるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の電磁弁は、両端部がシリンダ室内に配置された主弁軸を軸方向に摺動自在に収容する弁孔が形成され、該弁孔に開口して形成された給気孔からの流体が流出する複数の出力ポートが形成された主弁組立体と、前記主弁組立体に取り付けられ、収容空間が設けられたパイロット組立体と、前記収容空間内に装着され、少なくとも一方の前記シリンダ室にパイロット流体を供給する少なくとも1つのパイロット電磁弁と、前記パイロット組立体の表面に開閉自在に設けられ、前記パイロット電磁弁を着脱する際に開かれるカバーと、前記パイロット電磁弁に設けられた手動操作ボタンに対応させて前記カバーに開閉自在に装着される蓋部材とを有し、前記手動操作ボタンが蓋部材により覆われるようにしたことを特徴とする。
【0013】
本発明の電磁弁は、前記カバーにより前記パイロット電磁弁を前記収容空間内に固定するようにしたことを特徴とする。また、本発明の電磁弁は、前記パイロット組立体に第1係合部を設け、コネクター組立体に前記第1係合部に係合する第2係合部を設け、タイプが相違した前記コネクター組立体前記パイロット組立体に装着し得るようにしたことを特徴とする。さらに、本発明の電磁弁は、型番などを表示する名板が着脱自在に装着される名板装着部を前記コネクター組立体に設けたことを特徴する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施の形態である電磁弁を示す斜視図であり、図2は図1の正面図であり、図3(A)は図2の平面図である。
【0016】
本発明の電磁弁は単一で使用することもでき、マニホールドブロックに複数の電磁弁を搭載したブロックタイプのマニホールド電磁弁として使用することもでき、さらには、複数の電磁弁を積層して形成された電磁弁積層体の両側にエンドブロックを配置したスタッキングタイプのマニホールド電磁弁としても使用することができる。
【0017】
図1は本発明の電磁弁10を複数個マニホールドブロック11に搭載したブロックタイプのマニホールド電磁弁を示す。
【0018】
図2に示すように、それぞれの電磁弁10は主弁ブロック12を有し、これの一端には密閉プレート13が取り付けられ、主弁ブロック12の他端にはアダプター14が取り付けられ、これらの部材により主弁組立体15が構成されている。主弁組立体15のアダプター14にはパイロット組立体16が取り付けられ、パイロット組立体16にはコネクター組立体17aが着脱自在に取り付けられるようになっており、図1に示すように、それぞれの電磁弁10の全体形状はほぼ直方体となっている。
【0019】
それぞれの電磁弁10はソレノイドにより作動する直動弁からなるパイロット電磁弁と、このパイロット電磁弁からの圧縮空気により作動する主弁軸を有する間接作動形切換弁とから構成されており、図4に示すように、主弁ブロック12に形成された弁孔21には主弁軸22が軸方向に往復動自在に装着され、この主弁軸22の一端には大径の第1ピストン23が設けられ、他端には小径の第2ピストン24が設けられている。
【0020】
主弁ブロック12にはその長手方向中央部に位置させて給気孔25が弁孔21に連通して形成されており、給気孔25の両側に位置させて弁孔21に連通させて2つの出力孔26,27が形成され、一方の出力孔26は出力ポートAに連通し、他方の出力孔27は出力ポートBに連通している。それぞれの出力ポートA,Bには空気圧シリンダなどの空気圧機器に接続された配管がねじ結合されることになる。
【0021】
主弁ブロック12には弁孔21に連通する2つの排気孔28,29が形成されており、図4に示すように、主弁軸22が図において左側に移動したときには、給気孔25から弁孔21内に流入した空気が出力ポートAに流出し、出力ポートBから戻った空気は排気孔28に流出することになる。一方、主弁軸22が右側に移動したときには、給気孔25から流入した空気は出力ポートBに流出し、出力ポートAから戻った空気は排気孔29に流出することになる。
【0022】
マニホールドブロック11には、全ての電磁弁10の給気孔25に連通する共通の給気流路が形成され、この給気流路の端部には図1に示すように、給気ポート31が設けられている。さらに、マニホールドブロック11にはそれぞれの排気孔28,29に連通する共通の排気流路が形成され、それぞれの排気流路の端部には排気ポート32,33が設けられている。
【0023】
主弁軸22の一端に設けられた第1ピストン23はアダプター14に形成された大径の第1空気圧室34に配置され、他端に設けられた第2ピストン24は主弁ブロック12に形成された小径の第2空気圧室35に配置されている。
【0024】
給気孔25に流入し出力ポートA,Bに供給される圧縮空気をパイロット流体としてもパイロット電磁弁に供給するために、主弁ブロック12にはパイロット流路36が形成されている。このパイロット流路36から供給されたパイロット流体を一方の第1空気圧室34に対して給排制御するために、パイロット組立体16内には第1パイロット電磁弁37が着脱自在に装着され、パイロット流体を他方の第2空気圧室35に対して給排制御するために、パイロット組立体16内には、図3(B)に示すように、第2パイロット電磁弁38が着脱自在に装着されている。
【0025】
パイロット組立体16は、図2および図3に示すように、その表面に開閉式のカバー41が設けられたケース部42を有し、このケース部42内には第1と第2の2つのパイロット電磁弁37,38が装着される収容空間43が形成されている。図3(B)は開閉式のカバー41を開いた状態を示し、カバー41を開くと、収容空間43内に収容された2つのパイロット電磁弁37,38の表面が外部から目視される。
【0026】
それぞれのパイロット電磁弁37、38は、ソレノイドに対する通電によって開閉作動する弁体を有する3ポート型の直動弁となっており、パイロット流体を案内するパイロット圧入力路に接続された入力流路と、パイロット圧出力路に接続され弁体の作動時に前記入力流路に連通状態となる出力流路と、排気路に接続され入力流路と出力流路との連通を解いたときに不要なパイロット流体を排出する排気流路とを有している。
【0027】
パイロット組立体16には、図4に示すように、パイロット圧入力路44の入力ポート44aが収容空間43に開口して形成され、パイロット圧出力路45の出力ポート45aが収容空間43に開口して形成され、排気路46の排気ポート46aが収容空間43に開口して形成されている。
【0028】
図5はパイロット組立体16の収容空間43内に装着された第1パイロット電磁弁37を示す拡大平面図であり、図6は図5の断面図である。
【0029】
パイロット組立体16に組み込まれる第1パイロット電磁弁37は、図6に示すように、パイロット組立体16に形成された第1パイロット圧入力路44の入力ポート44aに接続される入力流路44bと、第1パイロット圧出力路45の出力ポート45aに接続される出力流路45bと、排気ポート46aに接続される排気流路46bとを有している。
【0030】
パイロット組立体16に装着される第2パイロット電磁弁38も第1パイロット電磁弁37と同様の構造であり、第2パイロット電磁弁38に対応させて、パイロット組立体16には、図示しない第2パイロット圧入力路の入力ポートと第2パイロット圧出力路の出力ポートと第2排気路の排気ポートとがそれぞれ収容空間43に開口して形成されており、第2パイロット電磁弁38は、それぞれのポートに対応する入力流路と出力流路と排気流路とを有している。
【0031】
第1パイロット電磁弁37に対応した第1パイロット圧入力路44は、図4において矢印で示す連通路36aによりパイロット流路36に接続され、第2パイロット電磁弁38に対応した第2パイロット圧入力路もパイロット流路36に図示しない連通路により接続されている。
【0032】
第1パイロット電磁弁37の第1パイロット圧出力路45は連通孔47により第1空気圧室34に連通され、第2パイロット電磁弁38の第2パイロット圧出力路は、主弁ブロック12に形成されたパイロット圧出力路48に連通しており、このパイロット圧出力路48は第2空気圧室35に連通している。
【0033】
図4に示すように、第1パイロット圧出力路45には、出力ポート45aから第1空気圧室34に向かう空気の流れを許容し、逆方向の流れを阻止するとともに、逆方向に流れる空気を急速排気路51に案内するために、急速排気弁52が組み込まれている。この急速排気路51は第1ピストン23が図4において左側の位置から右側に移動するときに第1ピストン23の内面側の空気を外部に排出するための排気連通口53に連通してお、排気を流して逆方向の流れを阻止するための逆止弁54が急速排気路51に設けられるとともに、急速排気路51は図1に示すように、マニホールドブロック11に形成された排気孔55に連通している。
【0034】
第2パイロット圧出力路48にも、第1パイロット圧出力路45と同様に、急速排気弁が組み込まれるとともに、急速排気路に逆止弁が設けられている。
【0035】
このように、主弁軸22の両端にのピストン23,24が配置される2つの空気圧室34,35には、それぞれのパイロット電磁弁37,38の駆動によってパイロット流体が供給されるようになっているので、この電磁弁10は、自己保持タイプつまりダブルソレノイドタイプの電磁弁となる。
【0036】
この場合には、パイロット流路36からはそれぞれのパイロット電磁弁37,38のパイロット圧入力路にパイロット流体が供給されることになり、第1パイロット電磁弁37を作動させてその出力流路にパイロット流体を流すと、そのパイロット流体は第1空気圧室34に供給され、主弁軸22は図4において右方向の移動し、給気ポート31からの圧縮空気つまり作動流体は出力ポートBに流出することになる。そして、第1パイロット電磁弁37の作動を停止しても、主弁軸22は作動時の状態を保持することになる。
【0037】
一方、第2パイロット電磁弁38を作動させてその出力ポートにパイロット流体を流すと、そのパイロット流体は第2パイロット圧出力路48を介して第2空気圧室35に供給され、主弁軸22は図4において実線で示すように左側の位置となり、給気ポート31からの圧縮空気は出力ポートAから流出することになる。そして、第2パイロット電磁弁38の作動を停止しても、主弁軸22は作動時の状態を保持することになる。
【0038】
ただし、第2空気圧室35に常時パイロット流体を供給するようにし、パイロット組立体16内に1つのパイロット電磁弁37を装着するようにすると、電磁弁10は1つのパイロット電磁弁37により主弁軸22を作動させる自己復帰タイプつまりシングルソレノイドタイプの電磁弁となる。
【0039】
この場合には、第2空気圧室35には常にパイロット流体が供給されることになり、パイロット流体によって主弁軸22には図4に示すように、左側の位置に向かう推力が常時加えられることになる。パイロット電磁弁37を作動させて第1空気圧室34にパイロット流体を供給すると、第1ピストン23の方が第2ピストン24よりも大径となっているので、主弁軸22は図4において右方向に向けて移動する。これにより、給気ポート31からの圧縮空気は出力ポートBから流出することになる。
【0040】
一方、パイロット電磁弁37に対する通電を解くと、第1空気圧室34内の空気は外部に排出され、第2空気圧室35内に供給されるパイロット流体によって主弁軸22は図4において実線で示すように左側の位置となる。これにより、給気ポート31からの圧縮空気は出力ポートAから流出することになる。
【0041】
同じパイロット組立体16に、2つのパイロット電磁弁37,38あるいは1つのパイロット電磁弁37を装着するようにしても良く、2つのパイロット電磁弁37,38を装着するパイロット組立体16と、1つのパイロット電磁弁37を装着するパイロット組立体16とを用意するようにしても良い。ただし、外観寸法はそれぞれ同一とすることが好ましい。
【0042】
主弁ブロック12の底面に開口してそれぞれの出力ポートA,Bに対応した出力流路26b,27bが形成されており、マニホールドブロック11にそれぞれの出力流路26a,27aに対応させて出力ポートを設けるようにすることもできる。
【0043】
図6に示すように、第1パイロット電磁弁37の弁ハウジング60内にはコイル61が巻き付けられたボビン62が組み込まれ、このボビン62には固定鉄心63が固定され、可動鉄心64が軸方向に摺動自在となっている。可動鉄心64の先端には、入力流路44bと出力流路45bとの間の連通孔65を開閉する弁体66が設けられ、この弁体66に対して連通孔65を閉じる方向のばね力がコイルばね67により加えられている。出力流路45bと排気流路46bとの間の連通孔68が連通孔65と同心の位置に設けられ、この連通孔68を開閉するフラッパ弁69が図示しない連動ロッドによって弁体66と同期して作動するようになっている。したがって、コイル61に通電すると、弁体66が連通孔65を開いてフラッパ弁69が連通孔68を閉じることにより、入力流路44bから流入したパイロット流体が出力流路45bに供給される。一方、通電を解くと、弁体66が連通孔65を閉じてフラッパ弁69が連通孔68を開いて出力流路45b内の流体は排気流路46bから外部に排出される。
【0044】
弁ハウジング60内に組み込まれた制御基板71には、図5および図6に示すように、コイル61に通電がなされたときに、その状態を点灯表示するためのLED素子72が設けられ、コイル61およびLED素子72に対して電力を供給するためのソケット部73が第1パイロット電磁弁37の底面から突出している。第2パイロット電磁弁38の底面からもソケット部73が突出している。
【0045】
ソケット部73は、図4に示すように、パイロット組立体16の底面に着脱自在に取り付けられるコネクター組立体17aの中に組み込まれた通電プラグ74に嵌合されるようになっており、通電プラグ74には通電ケーブル75が接続されている。
【0046】
弁体66およびフラッパ弁69をそれぞれ手動によって作動させるために、図6に示すように、弁ハウジング60には可動鉄心64の先端部に接触する手動操作ボタン76が可動鉄心64の移動方向に対して直角の方向に移動自在に設けられており、手動操作ボタン76にはコイルばね77によって可動鉄心64から離れる方向のばね力が加えられている。手動操作ボタン76の後端面は弁ハウジング60の表面に露出されており、手動操作ボタン76を工具などを用いて押し込むことにより手動操作ボタン76を介して可動鉄心64を手動で操作することができ、電磁弁10のメンテナンス時などにおいて通電することなく電磁弁10を手動で作動させることができる。
【0047】
手動操作ボタン76は固定ピン78によって抜け止めされるとともに、手動操作ボタン76を押し込んだ状態で90度程度回転させると、固定ピン78に形成された係合溝に固定ピン78が係合して、手動操作ボタン76を押し込んだ状態に保持することができる。
【0048】
このように、第2パイロット電磁弁38の手動操作ボタン76を押し込んだ状態とし、第1パイロット電磁弁37のみを作動させるようにすると、常時、第2空気圧室35にパイロット流体を供給し続けることができるので、シングルソレノイドタイプの電磁弁に設定することができる。
【0049】
パイロット電磁弁37,38は、図5に示すように、ねじ部材79によってパイロット組立体16のケース部42内に固定されるようになっている。図3(B)および図4に示すように、ケース部42にはカバー41が開閉自在に設けられており、パイロット電磁弁37,38をパイロット組立体16に着脱する際には、カバー41を開くことによってその作業を行うことができる。これにより、電磁弁10の組立時やパイロット電磁弁の交換時やダブルソレノイドタイプとシングルソレノイドタイプとに切り換える際には、その作業が容易となる。
【0050】
図7はカバー41を示す図であり、カバー41にはケース部42に嵌合されるヒンジ部81が設けられている。カバー41にはケース部42の表面に形成された係合爪82と係合する係合凹部83が形成され、これらの係合によってカバー41は閉じた状態に保持される。
【0051】
カバー41が閉じられた状態をねじ部材などを用いて強固に保持するようにするとともに、カバー41がパイロット電磁弁37,38を押し付けるようにすることにより、パイロット電磁弁37,38はケース部42にねじ部材79を用いて締結することなく、ケース部42内に固定させることができる。
【0052】
カバー41には、図7に示すように、パイロット電磁弁37,38の手動操作ボタン76に対応させて開口窓84が形成されており、この開口窓84には蓋部材85が開閉自在に設けられている。蓋部材85はヒンジ部86を中心に揺動自在となっており、図7(A)は蓋部材85が閉じた状態を示し、図7(B)は開いた状態を示す。蓋部材85の先端部の両側には係合突起87が設けられ、蓋部材85を閉じると、係合突起87はカバー41に設けられた係合凹部88に係合して閉じた状態を保持することになる。
【0053】
このように、パイロット電磁弁37,38の手動操作ボタン76はカバー41に設けられた蓋部材85により覆われており、作業者が不用意に手動操作ボタン76に触れてこれを誤動作することが防止される。操作する場合には、蓋部材85を開くことによって容易に手動操作ボタン76を操作することができる。なお、カバー41にはLED素子72の位置に対応させて透明ないし半透明となった透光部89が設けられ、LED素子72が点灯すると、その光を透光部89を介して外部から目視することができる。
【0054】
図8(A)は図4に示されたコネクター組立体17aの底面図であり、図8(B)はコネクター組立体17aを取外した状態におけるパイロット組立体16の底面図であり、図8(C)はパイロット組立体16とコネクター組立体17aの端面を示す左側面図である。
【0055】
コネクター組立体17aはストレート形のグロメット式となっており、コネクター組立体17aをパイロット組立体16に対して着脱自在に装着するために、パイロット組立体16の底面には図8(B)に示すように、第1係合部91が突出している。この第1係合部91は外側辺91aと内側辺91bと2つの側辺91c,91dとを有し、ほぼ四辺形となっている。コネクター組立体17aには、図4に示すように、第1係合部91の外側に嵌合する第2係合部92が設けられ、第2係合部92を外側辺91aとの間で挟み込む突起部93と、第2係合部92を内側辺91bとの間で挟み込む突起部94とがそれぞれパイロット組立体16の底面に設けられている。これにより、電磁弁10を組み立てる時には、コネクター組立体17aをパイロット組立体16に押し付けることにより容易にこれらを組み立てることができる。
【0056】
コネクター組立体17aの底面には、図8(A),(C)に示すように、名板収容溝95が形成されており、この名板収容溝95には電磁弁の型番、ワークの名称、使用者の目的に応じた種々の文字や記号などを表示する名板が着脱自在に装着されるようになっている。
【0057】
パイロット組立体16には、前述したコネクター組立体17a以外に、複数のタイプのコネクター組立体をそのまま装着することができる。
【0058】
図9はエル形グロメット式のコネクター組立体17bを示す図であり、コネクター組立体17aの端面から通電ケーブル75を繰り出しているのに対して、コネクター組立体17bはその底面から通電ケーブル75を繰り出すようにしている。
【0059】
図10はキャブタイヤケーブル式のコネクター組立体17cを示す図であり、この場合にもコネクター組立体17cの底面から通電ケーブル75を繰り出すようにしている。
【0060】
図9および図10に示すタイプのコネクター組立体17b,17cはコネクター組立体17aとほぼ同様の構造のものを使用することができ、パイロット組立体16の第1係合部91に対応してこれに係合する第2係合部92が設けられ、底面には名板収容溝95が形成されている。
【0061】
図11はDIN式コネクター組立体17dを示す図であり、この場合にはコネクター組立体17dにはパイロット組立体16の表面方向に向けて通電ケーブル75を案内するためのガイド筒96が設けられている。
【0062】
図12はプラグイン式のコネクター組立体17eを示す図であり、このコネクター組立体17eはスタッキングタイプのマニホールド電磁弁とする場合に使用され、ケーブル収容孔97を有している。電磁弁10を積層すると、ケーブル収容孔97によって共通のケーブル配線用の通路が形成されることになる。
【0063】
図11および図12に示すタイプのコネクター組立体17d,17eにあっても、第1係合部に係合する第2係合部92が設けられている。
【0064】
このように、グロメット式、DIN式およびプラグイン式のいずれのタイプのコネクターをも装着することができる。
【0065】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0066】
たとえば、図1は本発明の電磁弁10を複数個マニホールドブロック11に搭載するようにしたブロックタイプのマニホールド電磁弁を示すが、複数の電磁弁を積層するようにしたスタッキングタイプの電磁弁とするようにしても良く、電磁弁10を単体として使用するようにしても良い。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明にあっては、パイロット組立体の内部に収容空間を形成し、その中に着脱自在にパイロット電磁弁を装着し得るようにし、パイロット組立体に開閉自在にカバーを設けたので、パイロット電磁弁の取付け、取外しおよび交換作業をカバーを開くことによって容易に行うことができる。パイロット電磁弁に設けられた手動操作ボタンを操作する際には、カバーに開閉自在に設けられた蓋部材を開くことにより容易にその操作を行うことができるとともに、蓋部材を閉じておくことによって不用意に手動操作ボタンが操作されることを防止することができる。カバーがパイロット組立体の中に収容されたパイロット電磁弁を締結するようにすることにより、パイロット電磁弁の取付け作業を容易に行うことができる。パイロット組立体に装着されるコネクター組立体を複数種類用意しておき、それぞれのコネクター組立体にパイロット組立体に設けられた第1係合部に係合する共通の第2係合部を形成しておくことにより、複数の種類のコネクター組立体をパイロット組立体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である電磁弁を積層したマニホールド電磁弁を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】(A)は図2の平面図であり、(B)はカバー開いた状態における同図(A)の一部を示す平面図である。
【図4】電磁弁の内部構造を示す断面図である。
【図5】パイロット電磁弁を示す拡大平面図である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】(A)はパイロット組立体に設けられ、蓋部材が閉じた状態におけるカバーを示す斜視図であり、(B)は蓋部材が開いた状態におけるカバーを示す斜視図である。
【図8】(A)は図4に示されたコネクター組立体の底面図であり、(B)はパイロット組立体の底面図であり、(C)は図4の左側面図である。
【図9】他のタイプのコネクター組立体を示す断面図である。
【図10】さらに他のタイプのコネクター組立体を示す断面図である。
【図11】さらに他のタイプのコネクター組立体を示す断面図である。
【図12】さらに他のタイプのコネクター組立体を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電磁弁
11 マニホールドブロック
12 主弁ブロック
15 主弁組立体
16 パイロット組立体
17a〜17e コネクター組立体
22 主弁軸
23 第1ピストン
24 第2ピストン
31 給気ポート
32,33 排気ポート
34 第1空気圧室
35 第2空気圧室
36 パイロット流路
37 第1パイロット電磁弁
38 第2パイロット電磁弁
41 カバー
42 ケース部
43 収容空間
73 ソケット部
74 通電プラグ
75 通電ケーブル
76 手動操作ボタン
85 蓋部材
91 第1係合部
92 第2係合部
95 名板収容溝

Claims (4)

  1. 両端部がシリンダ室内に配置された主弁軸を軸方向に摺動自在に収容する弁孔が形成され、該弁孔に開口して形成された給気孔からの流体が流出する複数の出力ポートが形成された主弁組立体と、
    前記主弁組立体に取り付けられ、収容空間が設けられたパイロット組立体と、前記収容空間内に装着され、少なくとも一方の前記シリンダ室にパイロット流体を供給する少なくとも1つのパイロット電磁弁と、
    前記パイロット組立体の表面に開閉自在に設けられ、前記パイロット電磁弁を着脱する際に開かれるカバーと、
    前記パイロット電磁弁に設けられた手動操作ボタンに対応させて前記カバーに開閉自在に装着される蓋部材とを有し、
    前記手動操作ボタンが蓋部材により覆われるようにしたことを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1記載の電磁弁において、前記カバーにより前記パイロット電磁弁を前記収容空間内に固定するようにしたことを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1または2記載の電磁弁において、前記パイロット組立体に第1係合部を設け、コネクター組立体に前記第1係合部に係合する第2係合部を設け、タイプが相違した前記コネクター組立体前記パイロット組立体に装着し得るようにしたことを特徴とする電磁弁。
  4. 請求項3記載の電磁弁において、型番などを表示する名板が着脱自在に装着される名板装着部を前記コネクター組立体に設けたことを特徴する電磁弁。
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