JPH11228410A - イミダゾールアンジオテンシン−ii受容体拮抗薬からなる慢性腎不全治療剤 - Google Patents

イミダゾールアンジオテンシン−ii受容体拮抗薬からなる慢性腎不全治療剤

Info

Publication number
JPH11228410A
JPH11228410A JP10321761A JP32176198A JPH11228410A JP H11228410 A JPH11228410 A JP H11228410A JP 10321761 A JP10321761 A JP 10321761A JP 32176198 A JP32176198 A JP 32176198A JP H11228410 A JPH11228410 A JP H11228410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
alkyl
substituted
phenyl
twenty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10321761A
Other languages
English (en)
Inventor
David J Carini
カリーニ,デイビツド・ジヨン
John Jonas V Duncia
ダンシア,ジヨン・ジヨウナス・ビトータス
Pancras Chor-Bun Wong
ウオン,パンクラス・チヨー−ブン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPH11228410A publication Critical patent/JPH11228410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/41Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
    • A61K31/4151,2-Diazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • A61P13/02Drugs for disorders of the urinary system of urine or of the urinary tract, e.g. urine acidifiers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • A61P13/12Drugs for disorders of the urinary system of the kidneys
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンジオテンシン−IIにより媒介される慢性
腎不全の治療薬を提供することを目的とする。 【解決手段】 2−アルキル−4−ハロゲン−1−(ビ
フェニル−4−イル)メチルイミダゾールのような置換
されたイミダゾール誘導体またはこれらの誘導体の医薬
的に許容し得る塩はアンジオテンシン−IIにより媒介さ
れる慢性腎不全の治療に有用である。具体的な化合物の
例として、2−プロピル−4−クロロ−1−〔(2′−
1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル)メチル〕−5−(ヒドロキシメチル)イミダゾー
ル、2−ブチル−4−クロロ−1−〔(2′−(カルボ
キシビフェニル−4−イル)−メチル〕−5−(ヒドロ
キシメチル)イミダゾールなどが挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、慢性腎不全を治療
する方法、特にアンジオテンシン−IIにより媒介される
慢性腎不全を治療するために、イミダゾールアンジオテ
ンシン−II(AII)受容体拮抗薬を利用する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アンジオテンシン変換酵素阻害剤は、糖
尿病性腎症、本態性高血圧症および他の内因性腎疾患を
包含する種々な由来の進行性腎疾患において、他の抗高
血圧剤以上の有利な作用を有す〔例えば、Hypertensio
n:Pathophysiology, Diagnosis,and Management, ed.
by J. H. Laragh and B. M. Brenner, Vol. 1, pp. 11
63-1176, Raven Press, Ltd., New York, 1990;Hypert
ension:Pathophysiology, Diagnosis, and Managemen
t, ed. by J. H. Laragh and B. M. Brenner, Vol.2,
pp. 1677-1687, Raven Press, Ltd., New York, 1990参
照〕。
【0003】例えば、部分的に腎摘出されたラットにお
いて、残存腎における糸球体毛細血管の高血圧は、進行
性蛋白尿症、巣状糸球体硬化症および中程度の高血圧と
関係がある。全身性動脈圧および糸球体毛細血管圧を低
下させアンジオテンシン変換酵素阻害剤は、糸球体損傷
を制限する。 全身性動脈血圧を同様な程度低下させるけれども、糸球
体毛細血管圧は低下させない他の抗高血圧剤がある。こ
のような抗高血圧剤は、糸球体の損傷の進行を阻止しな
い。これらのラットにおいては、アンジオテンシン−II
の腎内発生は導出細動脈を収縮させそして糸球体の水圧
の増加を起こすということが推測される。それから、糸
球体の過濾過、過灌流および(または)高血圧が開始さ
れそして糸球体病変を誘発する。すなわち、アンジオテ
ンシン変換酵素阻害剤によるアンジオテンシン−IIの腎
内形成の遮断は、腎不全の劣化を遅延させることができ
る。部分的に腎摘出されたラットは中程度の高血圧と関
係があるけれども、全身性高血圧は、腎疾患の加速に対
して必要であると思われない。ストレプトゾシン−誘発
糖尿病を有するインシュリン−処理したラットにおいて
は、全身性動脈圧は正常であるが、糸球体毛細血管圧は
高い。部分的に腎摘出されたラットのモデルと同様に、
アンジオテンシン変換酵素阻害剤は、糸球体構造病変を
制限するのに有益であって、全身性動脈高血圧ではなく
糸球体毛細血管高血圧が進行性腎不全のラットにおいて
重要な役割を果たすということを示唆している。
【0004】非ペプチドアンジオテンシン−II受容体拮
抗薬は、アンジオテンシン−IIの由来とは完全に関係な
くアンジオテンシン−IIの腎作用を遮断するので、非ペ
プチドアンジオテンシン−II受容体拮抗薬は、臨床の慢
性腎不全の治療において、アンジオテンシン変換酵素阻
害剤よりより有効であると信じられる。これに対して、
アンジオテンシン変換酵素阻害剤は、選択的にキニナー
ゼIIを遮断しそしてその結果、腎内におけるアンジオテ
ンシン−IIの局所形成を全体的に阻害しない。他の型の
ペプチジルジペプチダーゼも、また、アンジオテンシン
−IIの形成の原因である。(Wong, P. C. and Zimmerma
n, B. G.:Role of Extrarenal and Intrarenal Conver
ting Enzyme Inhibition in Renal Vasodilator Respon
se to Intravenous Captopril. Life Sci. 27:1291, 1
980;Schmidt M., Giesen-Crouse, E. M., Krieger, J.
P., Welsch, C. and Imbs, J. L.:Effect of angioten
sin converting enzyme inhibitors on the vasoconstr
ictor action of angiotensin I on isolated rat kidn
ey. J. Cardiovasc. Pharmacol. 8(Suppl. 10):S100,
1986))。
【0005】臨床腎動脈狭窄症において、アンジオテン
シン変換酵素阻害剤の有用性は、狭窄腎における濾過の
可逆性喪失により制限される。非ペプチドアンジオテン
シン−II受容体拮抗剤が、狭窄腎において同様な腎作用
を有するであろうことは、ありうることである。1980年
6月10日発行の米国特許第4,207,324号において、K. Ma
tsumura等は、式
【化21】 (式中、R1は、水素、ニトロまたはアミノであり、R
2は、場合によっては、ハロゲン、低級アルキル、低級
アルコキシまたはジ−低級アルキルアミノにより置換さ
れていてもよいフェニル、フリルまたはチエニルであ
り、R3は、水素または低級アルキルであり、Xはハロゲ
ンである)の1,2−ジ置換−4−ハロイミダゾール−
5−酢酸誘導体およびその生理学的に許容し得る塩を開
示している。これらの化合物は、利尿作用および血圧低
下作用を有している。
【0006】1982年10月19日発行の米国特許第4,355,04
0号において、Furukawa等は、式
【化22】 (式中、R1は、低級アルキル、シクロアルキルまたは場
合によって置換されているフェニルであり、X1、X2およ
びX3は、それぞれ水素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、低
級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオキシまたはヒ
ドロキシであり、YはハロゲンでありそしてR2は水素ま
たは低級アルキルである)を有する血圧降下性のイミダ
ゾール−5−酢酸誘導体およびその塩を開示している。
【0007】1982年7月20日付発行の米国特許第4,340,
598号において、Furukawa等は、式
【化23】 〔式中、R1は、低級アルキルまたは場合によってはハロ
ゲンまたはニトロにより置換されていてもよいフェニル
C1〜C2アルキルであり、R2は、低級アルキル、シクロア
ルキルまたは場合によっては置換されていてもよいフェ
ニルであり、R3およびR4の1個は、-(CH2)nCOR5(式
中、R5は、アミノ、低級アルコキシルまたはヒドロキシ
ルでありそしてnは0、1、2である)でありそしてR3
およびR4の他のものは水素またはハロゲンであり、そし
て但し、R3が水素であり、n=1でありそしてR5が低級
アルコキシルまたはヒドロキシルである場合は、R1は低
級アルキルまたはフェネチルである〕の血圧降下性のイ
ミダゾール誘導体およびその塩を開示している。
【0008】欧州特許出願103,647において、Furukawa
等は、式
【化24】 (式中、Rは、低級アルキルを示す)の浮腫および高血
圧を治療するのに有用な4−クロロ−2−フェニルイミ
ダゾール−5−酢酸誘導体およびその塩を開示してい
る。
【0009】血圧降下剤4−クロロ−1−(4−メトキ
シ−3−メチルベンジル)−2−フェニル−イミダゾー
ル−5−酢酸の代謝および性質が、H. Toriiにより武田
研究所報41、No3/4、180-191(1982)に開示されてい
る。欧州特許出願125,033-Aにおいて、Frazee等は、ド
パミン−β−ヒドロキシラーゼの阻害剤でありそして抗
高血圧剤、利尿剤および強心剤として有用である1−フ
ェニル(アルキル)−2−(アルキル)−チオイミダゾ
ール誘導体を開示している。S.S.L. Parhiにより1984年
10月16日に出願された欧州特許出願146,228は、1−置
換−5−ヒドロキシメチル−2−メルカプイミダゾール
の製法を開示している。とりわけ、CrossおよびDickins
onの米国特許第4,448,781号(1984年5月15日発行)、Il
zuka等の米国特許第4,226,878号(1980年10月7日発
行)、Regel等の米国特許第3,772,315号(1973年11月13
日発行)、Vorbrueggen等の米国特許第4,379,927号(198
3年4月12日発行)のような多数の文献が、1−ベンジ
ル−イミダゾールを開示している。
【0010】Pals等によるCirculation Research 29,67
3(1971)には、内因性の血管収縮薬ホルモンAIIの1−
位にサルコシン残基および8−位にアラニンを導入し
て、脳脊髄を穿刺したラットの血圧に対するAIIの作用
を遮断する(オクタ)ペプチドを得ることが記載されて
いる。はじめ“P−113”そして後に“サララシン”と
称されているこの同族体〔Sar1、Ala8〕AIIは、大部分
のいわゆるペプチド−AII−拮抗剤と同様に、それ自体
のアゴニスト作用を有するけれども、AIIの作用のもっ
とも強力な競合拮抗剤の1種であることが見出されてい
る。サララシンは、(上昇した)血圧が循環AIIに存性
である場合に、哺乳動物およびヒトにおける動脈圧を低
下することが証明されている〔Pals等、Circulation Re
search, 29, 673(1971);Streeten and Anderson, Ha
ndbook of Hypertension, Vol. 5,Clinical Pharmacol
ogy of Antihypertensive Drugs, A. E. Doyle(Edito
r),Elsevier Science Publishers B. V., p. 246(198
4)〕。しかしながら、そのアゴニスト特性のために、サ
ララシンは、一般に血圧がAIIにより持続されない場合
に、昇圧作用を刺激する。ペプチドなので、サララシン
の薬理学的性質は、比較的短時間持続されそして非経口
的投与後に示されるにすぎない。経口的投与は、有効で
ない。ペプチドAII−ブロッカーの治療的使用は、サラ
ラシンと同様に、経口的に使用した場合の無効性および
短時間の持続作用のために制限される。これらの物質
は、主として医薬標準として利用される。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、哺乳動
物に次の式(I)化合物またはその医薬的に許容し得る塩
の治療的に有効な量を投与することからなるAIIにより
媒介される慢性腎不全を治療する方法が提供される。
【化25】
【0012】上記式において、R1は、4-CO2H;4-CO
2R9;-O-SO2-OH;-SO3H;-C(CF3)2OH;-O-PO(OH)2;-PO
3H 2;-NH-PO(OH)2;4-NHSO2CH3;-4-NHSO2CF3;-CONHOR
12;-SO2NH2
【化26】
【0013】R2は、H;Cl;Br;I;F;NO2;CN;1
〜4個の炭素原子のアルキル;1〜4個の炭素原子のア
シルオキシ;1〜4個の炭素原子のアルコキシ;CO2H;
CO2R 9;NHSO2CH3;NHSO2CF3;CONHOR12;SO2NH2
【化27】 R3は、H;Cl;Br、IまたはF;1〜4個の炭素原子の
アルキルまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシであ
り、R4は、CN、NO2またはCO2R11であり、R5は、H、1
〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個の炭素原子のシ
クロアルキル、2〜4個の炭素原子のアルケニルまたは
アルキニルであり、R6は、2〜10個の炭素原子のアル
キル、3〜10個の炭素原子のアルケニルまたはアルキ
ニルまたはFまたはCO2R14により置換された同じ基;3
〜8個の炭素原子のシクロアルキル、4〜10個の炭素
原子のシクロアルキルアルキル、5〜10個の炭素原子
のシクロアルキルアルケニルまたはシクロアルキルアル
キニル;場合によってはFまたはCO2R14により置換され
ていてもよい(CH2)sZ(CH2)mR 5;ベンジルまたはフェニ
ル環上において1または2個のハロゲン、1〜4個の炭
素原子のアルコキシ、1〜4個の炭素原子のアルキルま
たはニトロにより置換されているベンジルであり、
【0014】R7は、H、F、Cl、Br、I、NO2、CvF2v+1
(式中、v=1〜6);C6F5;CN;-COR16;1〜6個の
炭素原子の直鎖状または分枝鎖状のアルキル;フェニル
またはフェニルアルキル(アルキルは1〜3個の炭素原
子を有す);または1〜4個の炭素原子のアルキル、
F、Cl、Br、OH、OCH3、CF3およびCOOR(式中、RはH、
1〜4個の炭素原子のアルキルまたはフェニルである)
から選択された1個または2個の置換分により置換され
ている置換されたフェニルまたは置換されたフェニルア
ルキル(アルキルは1〜3個の炭素原子を有す);ビニ
ル;2〜10個の炭素原子のアルキニル;フェニルアル
キニル(アルキニル部分は2〜6個の炭素原子を有
す);2−および3−チエニル、2−および3−フリ
ル、2−、3−および4−ピリジル、2−ピラジニル、
2−、4−および5−ピリミジニル、3−および4−ピ
リダジニル、2−、4−および5−チアゾリル、2−、
4−および5−セレナゾリル、2−、4−および5−オ
キサゾリル、2−または3−ピロリル、3−、4−また
は5−ピラゾリルおよび2−、4−または5−イミダゾ
リルから選択されたヘテロアリール;o−、m−または
p−ビフェニリル;o−、m−またはp−フェノキシフ
ェニル;環炭素上においてハロゲン、1〜5個の炭素原
子のアルコキシ、1〜5個の炭素原子のアルキル、-N
O2、-CN、-CF3、-COR16、-CH2OR17、-NHCOR17、CONR18R
19、S(O)rR17およびSO2NR18R19から選択された1個また
は2個の置換分により置換された上述したような置換さ
れたフェニルアルキニル、ヘテロアリール、ビフェニル
またはフェノキシフェニル;環窒素上において1〜5個
の炭素原子のアルキルまたはベンジルにより置換された
上述したようなピロリル、ピラゾリルまたはイミダゾリ
ル;または、上述したような置換されたまた置換されな
いヘテロアリール、ビフェニリルまたはフェノキシフェ
ニル基で置換された1〜10個の炭素原子の置換された
アルキル、アルケニルまたはアルキニル;ハロゲン、1
〜5個の炭素原子のアルコキシ、1〜5個の炭素原子の
アルキル、-NO2、-CN、-CF3、-COR16、-CH2OR17、-NHCO
R17、CONR18R19、S(O)rR17およびSO2NR18R19から選択さ
れた1個または2個の置換分で置換された上記多環式ア
リール基の何れか;4,5−ジカルボキシル−1−または
2−ナフチルの無水物;または上述したような置換され
たまたは置換されない多環式アリール基で置換された1
〜10個の炭素原子のアルキル、2〜10個の炭素原子
のアルケニルまたはアルキニルであり、
【0015】R8は、H、CN、1〜10個の炭素原子のア
ルキル、3〜10個の炭素原子のアルケニルまたはFで
置換された同じ基;脂肪族部分が2〜6個の炭素原子を
有するフェニルアルケニル;-(CH2)m−イミダゾール−
1−イル;場合によってはCO2CH3または1〜4個の炭素
原子のアルキルから選択された1個または2個の基によ
り置換されていてもよい-(CH2)m−1,2,3−トリアゾリ
ル;-(CH2)s−テトラゾリル;-(CH2)n-1CH(OR17)-R11
-(CH2)nOCOR14;-(CH2)nSR15;-CH=CH(CH2)sCH(R14)OR
15;-CH=CH(CH2)sCOR16;-COR16;-CH=CH(CH2)sOCO
R11;-(CH2)s-CH(CH3)-COR16;-(CH2)nCOR16;-(CH2)nO
C(=Y)NHR10;-(CH2)nNR11CO(=Y)R10;-(CH2)nNR11CONHR
10;-(CH2)nNR11SO2R10;-(CH2)nNR11C(=Y)R10;-(CH2)
mF;-(CH2)mONO 2;-CH2N3;-(CH2)mNO2;-CH=N-NR
11R17
【化28】 R9は、-CH(R24)-OCOR21 であり、R10は、1〜6個の炭
素原子のアルキルまたは1〜6個の炭素原子のパーフル
オロアルキル、1−アダマンチル、1−ナフチル、1−
(1−ナフチル)エチルまたは(CH2)pC6H5であり、R11
は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個の炭
素原子のシクロアルキル、フェニルまたはベンジルであ
り、R12は、H、メチルまたはベンジルであり、
【0016】R13は、-CO2H;-CO2R9;-CH2CO2H;-CH2CO
2R9;-O-SO2-OH;-O-PO(OH)2;-SO3H;-NHPO(OH)2;-PO
3H2;-C(CF3)2OH;-NHSO2CH3;-NHSO2CF3;-NHCOCF3;-
CONHOR12;-SO2NH2
【化29】 であり、R14は、H、1〜8個の炭素原子のアルキルま
たはパーフルオロアルキル、3〜6個の炭素原子のシク
ロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、R15は、
H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個の炭素原
子のシクロアルキル、フェニル、ベンジル、1〜4個の
炭素原子のアシル、フェナシルであり、R16は、H、1
〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個の炭素原子のシ
クロアルキル、(CH2)pC6H5、OR17またはNR18R19であ
り、R17は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜
6個の炭素原子のシクロアルキル、フェニルまたはベン
ジルであり、
【0017】R18およびR19は、独立して、H、1〜4個
の炭素原子のアルキル、フェニル、ベンジル、α−メチ
ルベンジルであるか、または窒素と一緒になって式
【化30】 (式中、QはNR20、OまたはCH2である)の環を形成し、R
20は、H、1〜4個の炭素原子のアルキルまたはフェニ
ルであり、R21は、1〜6個の炭素原子のアルキル、-NR
22R23または-CH(NH2)CH2CO2CH3であり、R22およびR
23は、独立して、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、
ベンジルであるかまたは一緒になって(CH2)u(式中、u
は3〜6である)を形成し、R24は、H、CH3またはC6H5
であり、R25は、NR27R28、OR28、NHCONH2、NHCSNH2
【化31】 R26は、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、
ベンジルまたはアリルであり、R27およびR28は、独立し
て水素、1〜5個の炭素原子を有するアルキルまたはフ
ェニルであり、R29およびR30は、独立して、1〜4個の
炭素原子のアルキルであるかまたは一緒になって-(CH2)
q-であり、R31は、H、1〜4個の炭素原子のアルキ
ル、-CH2CH=CH2または-CH2C6H4R32であり、R32は、H、
NO2、NH2、OHまたはOCH3であり、
【0018】Xは、炭素−炭素単一結合、-CO-、-CH
2-、-O-、-S-、-NH-、-N(R26)- 、-CON(R23)-、-N(R23)
CO-、-OCH2-、-CH2O-、-SCH2-、-CH2S-、-NHC(R27)
(R28)-、-NR 23SO2-、-SO2NR23-、-C(R27)(R28)NH-、-CH
=CH-、-CF=CF-、-CH=CF-、-CF=CH-、-CH2CH2-、-CF2CF2
-、
【化32】 -CH(OR14)、-CH(OCOR17)、-C(=NR25)-、または -C(O
R29)(OR30)-であり、Yは、OまたはSであり、Zは、
O、NR11またはSであり、mは、1〜5であり、nは、
1〜10であり、pは、0〜3であり、qは、2〜3で
あり、rは、0〜2であり、sは、0〜5であり、t
は、0または1である。
【0019】但し、(1) R1基は、オルト位になく、
(2) R1が、
【化33】 であり、Xが単一結合でありそしてR13がCO2Hまたは
【化34】 である場合は、R13はオルトまたはメタ位になければな
らず、またはR1およびXが上述した通りでありそしてR
13がNHSO2CF3またはNHSO2CH3である場合は、R13はオル
ト位になければならず、
【0020】(3) R1
【化35】 でありそしてXが単一結合以外のものである場合は、X
=NR23COでありそしてR1 3がNHSO2CF3またはNHSO2CH3
あるときはR13はオルトまたはメタ位になければならな
いということを除いては、R13はオルト位になければな
らず、(4) R1が4−CO2Hまたはその塩である場合は、
R6はS−アルキルであることができず、(5) R1が4−
CO2Hまたはその塩である場合は、イミダゾールの4−位
の置換分は、CH2OH、CH2OCOCH3またはCH2CO2Hであるこ
とはできず、(6) R1
【化36】 であり、Xが-OCH2-でありそしてR13が2−CO2Hであり
そしてR7がHである場合は、R6はC2H5Sでなく、
【0021】(7) R1
【化37】 でありそしてR6がn−ヘキシルである場合は、R7および
R8は、両方水素でなく、(8) R1
【化38】 である場合は、R6はメトキシベンジルでなく、(9) R6
基は、-CHFCH2CH2CH3またはCH2OHでなく、(10) r=0
であり、R1
【化39】 であり、Xが-NH-CO-であり、R13が2−NHSO2CF3であり
そしてR6がn−プロピルである場合は、R7およびR8は、
-CO2CH3でなく、
【0022】(11) r=0であり、R1
【化40】 であり、Xが-NH-CO-であり、R13が2−COOHでありそし
てR6がn−プロピルである場合は、R7およびR8は、-CO2
CH3でなく、(12) r=1であり、R1
【化41】 であり、Xが単一結合であり、R7がClでありそしてR8
-CHOである場合は、R13は、3−(テトラゾール−5−イ
ル)でなく、
【0023】(13) r=1であり、R1
【化42】 であり、Xが単一結合であり、R7がClでありそしてR8
-CHOである場合は、R13は、4−(テトラゾール−5−イ
ル)でなく、(14) r=1であり、R1
【化43】 であり、Xが単一結合であり、R7がClでありそしてR8
-CH2OHまたは-COOHである場合は、R13は、2−(テトラ
ゾール−5−イル)ではない。
【0024】本発明の方法において好ましい化合物は、
次の式(II)を有する化合物およびこれらの化合物の医薬
的に許容し得る塩である。
【化44】
【0025】上記式において、R1は、-CO2H;-NHSO2C
F3
【化45】 R6は、3〜10個の炭素原子のアルキル、3〜10個の
炭素原子のアルケニル、3〜10個の炭素原子のアルキ
ニル、3〜8個の炭素原子のシクロアルキル、フェニル
環上において、1〜4個の炭素原子のアルコキシ、ハロ
ゲン、1〜4個の炭素原子のアルキルおよびニトロから
選択された2個までの基により置換されたベンジルであ
り、R8は、-(CH2)s−テトラゾリル;-(CH2)nOR11;-(CH
2)nOCOR14;-CH=CH(CH2)sCOR16;-CH=CH(CH2)sCH(R14)O
R15;-(CH2)nCOR16;-(CH2)nNHCO2R10;-(CH2)nNHSO2R
10;-(CH2)mF;または-COR16;フェニルアルケニル(脂
肪族部分は、2〜4個の炭素原子を有する);-(CH2)m
イミダゾール−1−イル;または場合によっては-CO2CH
3または1〜4個の炭素原子のアルキルから選択された
1個または2個の基により置換されていてもよい−(C
H2)m−1,2,3−トリアゾリルであり、R13は、-CO2H、-CO
2R9、NHSO2CF3;SO3Hまたは
【化46】 R16は、H、1〜5個の炭素原子のアルキル、OR17また
はNR18R19であり、Xは、炭素−炭素単一結合、-CO-、-
CH2CH2-、-CON(R23)-、-N(R23)-CO-、-OCH2-、-CH2O-、
-O-、-SCH2-、-CH2S-、-NH-CH2-、-CH2NH-または-CH=CH
-である。
【0026】本発明の方法においてより好ましい化合物
は、R2が、H、1〜4個の炭素原子のアルキル、ハロゲ
ンまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシであり、R
6が、アルキル、アルケニルまたは3〜7個の炭素原子
のアルキニルであり、R7が、2−および3−チエニル、
2−および3−フリル、2−、3−および4−ピリジル
から選択されたヘテロアリール、p−ビフェニリル、
H、Cl、Br、I;CvF2v+1(式中、v=1〜3);-COR
16;1〜6個の炭素原子の直鎖状または分枝鎖状のアル
キルまたはフェニルであり、R8が-(CH2)mOR11;-(CH2)m
OCOR14;-CH=CH-CH(R14)OR15;-(CH2)mCOR16;-CH2NHCO
2R10;-(CH2)mNHSO2R10
【化47】 R10がCF3、1〜6個の炭素原子のアルキルまたはフェニ
ルであり、R11がHまたは1〜4個の炭素原子のアルキ
ルであり、
【0027】R13がCO2H;CO2CH2OCOC(CH3)3;NHSO2C
F3
【化48】 R14がHまたは1〜4個の炭素原子のアルキルであり、R
15がH、1〜4個の炭素原子のアルキルまたは1〜4個
の炭素原子のアシルであり、R16がH、1〜5個の炭素
原子のアルキル、OR17または
【化49】 mが1〜5であり、Xが単一結合、-O-、-CO-、-NHCO-
または-OCH2-である好ましい範囲の化合物およびその医
薬的に許容し得る塩である。
【0028】本発明の方法におけるより好ましい化合物
は、R1
【化50】 (式中、Xは単一結合である)である式(II)の化合物お
よびその医薬的に適当な塩である。
【0029】本発明の方法においてもっとも好ましい化
合物は、以下の化合物から選択された式(II)の化合物お
よびこれらの化合物の医薬的に許容し得る塩である。 2−ブチル−4−クロロ−1−〔(2′−カルボキシビ
フェニル−4−イル)−メチル〕−5−(ヒドロキシメ
チル)イミダゾール、2−ブチル−4−クロロ−1−
〔(2′−カルボキシビフェニル−4−イル)メチル〕
−5−〔(メトキシカルボニル)アミノメチル〕イミダ
ゾール、2−ブチル−4−クロロ−1−〔(2′−カル
ボキシビフェニル−4−イル)メチル〕−5−〔(プロ
ポキシカルボニル)アミノメチル〕イミダゾール、2−
ブチル−4−クロロ−1−〔(2′−カルボキシビフェ
ニル−4−イル)メチル〕イミダゾール−5−カルボキ
サルデヒド、2−ブチル−1−〔(2′−カルボキシビ
フェニル−4−イル)メチル〕イミダゾール−5−カル
ボキサルデヒド、2−(1E−ブテニル)−4−クロロ−
1−〔(2′−カルボキシビフェニル−4−イル)メチ
ル〕−5−(ヒドロキシメチル)イミダゾール、2−
(1E−ブテニル)−4−クロロ−1−〔(2′−カルボ
キシビフェニル−4−イル)メチル〕イミダゾール−5
−カルボキサルデヒド、2−プロピル−4−クロロ−1
−〔(2′−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル)メチル〕−5−(ヒドロキシメチル)イ
ミダゾール、2−プロピル−4−クロロ−1−〔(2′
−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル)メチル〕イミダゾール−5−カルボキサルデヒド、
2−ブチル−4−クロロ−1−〔(2′−(1H−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル〕イ
ミダゾール−5−カルボキサルデヒド、2−(1E−ブテ
ニル)−4−クロロ−1−〔(2′−(1H−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル〕−5−
(ヒドロキシメチル)イミダゾール、2−(1E−ブテニ
ル)−4−クロロ−1−〔(2′−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル〕イミダゾール
−5−カルボキサルデヒド、 2−プロピル−4−クロロ−1−〔(2′−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル〕
イミダゾール−5−カルボン酸、2−プロピル−4−ト
リフルオロメチル−1−〔(2′−(1H−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル〕イミダゾ
ール−5−カルボン酸、2−プロピル−4−トリフルオ
ロメチル−1−〔(2′−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル)メチル〕−5−(ヒドロキ
シメチル)−イミダゾール、2−ブチル−4−トリフル
オロメチル−1−〔(2′−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル)メチル〕イミダゾール−5
−カルボン酸、2−プロピル−4−トリフルオロメチル
−1−〔(2′−(カルボキシビフェニル−4−イル)
メチル〕イミダゾール−5−カルボキサルデヒド、2−
プロピル−4−ペンタフルオロエチル−1−〔(2′−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル)メチル〕−5−(ヒドロキシメチル)−イミダゾー
ル、2−プロピル−1−〔(2′−(1H−テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル〕イミダゾ
ール−4,5−ジカルボン酸、2−プロピル−4−ペンタ
フルオロエチル−1−〔(2′−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル〕イミダゾール
−5−カルボン酸、 2−プロピル−4−ペンタフルオロエチル−1−
〔(2′−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル)メチル〕イミダゾール−5−カルボキサル
デヒド、1−〔(2′−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル)メチル〕−4−フェニル−
2−プロピルイミダゾール−5−カルボキサルデヒド、
1−〔(2′−カルボキシビフェニル−4−イル)メチ
ル〕−4−フェニル−2−プロピルイミダゾール−5−
カルボキサルデヒド。
【0030】明細書を通じて、アルキル置換分の用語を
使用する場合は、特にことわらない限り正則鎖状のアル
キル構造を意味する(すなわち、ブチルはn−ブチルで
ある)。医薬的に適当な塩は、金属(無機)塩および有
機塩を包含する。塩のリストは、Remington's Pharmace
utical Sciences, 17th Edition, pg.1418 (1985)に記
載されている。当業者によく知られているように、適当
な塩形態は、物理的および化学的安定性、流動性、吸湿
性および可溶性を基にして選択される。上述した理由の
ために好ましい本発明の塩は、カリウム、ナトリウム、
カルシウムおよびアンモニウム塩である。
【0031】また、慢性腎不全を治療するために、適当
な医薬担体および式(I)の化合物を含有する医薬組成物
を使用する方法も、本発明の範囲に含まれる。医薬組成
物は、場合によっては、1種または2種以上の他の治療
剤を含有することができる。上記の構造式において、基
が上述した1個より多い基における置換分であることが
できる場合、第1の基は、独立してそれぞれの上述した
基において選択することができるということに注意しな
ければならない。例えば、R1、R2およびR3は、それぞれ
CONHOR12であることができる。R12は、R1、R2およびR3
において同じ置換分である必要はなく、独立してこれら
のそれぞれに対して選択することができる。
【0032】本発明において有用な式(I)の化合物は、
欧州特許出願EPA 0 324 377(7/19/89に公開)(17頁5
行〜212頁32行)、欧州特許出願EPA 0 253 310(1/20/8
8公開)(15頁26行〜276頁)および6/30/89に出願された
米国特許出願07/373,755(16頁21行〜153頁15行)〔これ
らの特許出願の内容は、本明細書において参照として引
用する〕に記載されておりそして記載されている方法に
より製造される。本明細書に記載されている化合物は、
AIIにより媒介される大部分の慢性腎不全の治療に有効
であると信じられる。明らかではないけれども、これら
の化合物の効能は狭窄腎における濾過の可逆性喪失のた
めに腎動脈狭窄症の治療に制限される可能性がある。
【0033】以下は、アンジオテンシン−IIにより媒介
される慢性腎不全を治療するために、非ペプチドAII受
容体拮抗薬を使用することを説明する。部分的に腎摘出されたラット J. Clin. Invest., Vol. 76, 612-619頁(1985年8月)
にAnderson等により記載されているようにして、ラット
を、外科的に右腎臓を除去することにより5/6腎剥離に
うけしめそして左腎動脈の2本または3本の枝の結紮に
より左腎臓の約 2/3の硬塞にうけしめる。ラットに約2
4重量%の蛋白質を含有する標準ラット食物を与えそし
て2つのグループに分割する。グループIのラットは、
処理しない。グループIIのラットは、上述した化合物の
1種を使用して4週にわたり処理する。腎血液動態およ
び糸球体損傷を、4週後に両グループにおいて監視す
る。グループI(処理しない)におけるラットは、高い
血圧、尿蛋白および糸球体構造病変を有し、これに反し
て、グループII(試験化合物で処理した)におけるラッ
トは、正常な血圧、低い尿蛋白および少ない糸球体病変
を有するということが予期される。
【0034】ストレプトゾトシン−誘発糖尿病ラット この操作は、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 82:5963-59
67(1985年9月)にZatz等により記載されている。ラッ
トを、ストレプトゾトシン(60mg/kg、静脈内)で1
回注射した後、2〜10週検査する。さらに、レンテ−
インシュリンを与えて200〜400mg/dlの間の血液
グルコースレベルを維持する。ラットを、約50重量%の
蛋白質を含有する食餌で維持する。次に、ラットを2つ
のグループに分離する。グループIにおけるラットは、
処理しない。グループIIのラットは、上述した化合物の
1種を使用して、ストレプトゾトシン注射後約4〜5週
間処理する。腎血液動態および糸球体損傷を、両グルー
プのラットについて監視する。グループI(処理しな
い)におけるラットは、正常な血圧、尿蛋白および糸球
体構造病変を有し、これに反して、グループII(試験化
合物で処理した)におけるラットは、僅かに低い血圧、
低い尿蛋白および少ない糸球体病変を有するということ
が予期される。
【0035】投与形態 本発明の化合物は、活性化合物と作用の部位との接触を
行う何れかの手段によって、本発明によりAII−媒介慢
性腎不全を治療するために投与することができる。例え
ば、投与は、非経口的、すなわち、皮下的、静脈内的、
筋肉内的または腹腔内的に行うことができる。このよう
にする代りに、ある場合においては、投与は、経口的方
法により行うことができる。化合物は、個々の治療剤と
してまたは治療剤の組み合わせとして、医薬に関して使
用するために利用できる何れかの普通の手段によって投
与することができる。これらの化合物は、単独で投与す
るか、または、一般に、選択された投与方法および標準
製薬実施に基づき選択された医薬担体と一緒に投与する
ことができる。この開示の目的に対して、温血動物は、
恒常性機構を有する多数の動物界でありそして哺乳動物
および鳥類を包含する。
【0036】投与される投与量は、患者の年令、健康お
よび体重、病気の程度、もしありとすれば同時的処理の
種類、処理の頻度および望まれる作用の性質に依存す
る。普通、活性成分化合物の1日当りの投与量は、1日
当り約1〜500mgである。通常、1回または2回以上
の適用における1日当り10〜100mgの投与量が、所
望の結果を得るのに有効である。活性成分は、カプセ
ル、錠剤および粉末のような固体の投与形態でまたはエ
リキサー、シロップおよび懸濁液のような液体の投与形
態で、経口的に投与することができる。また、活性成分
は、滅菌した液体の投与形態で非経口的に投与すること
もできる。ゼラチンカプセルは、活性成分および粉末状
の担体、例えばラクトース、澱粉、セルロース誘導体、
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、などを含有
する。同様な稀釈剤を使用して、圧縮錠剤を製造するこ
とができる。錠剤およびカプセルは、何れも、一定の時
間医薬の連続した放出を与える持続性放出製品として製
造することができる。圧縮錠剤は、不快な味を遮蔽しそ
して錠剤を大気から保護するために糖被覆またはフイル
ム被覆するか、または胃腸管における選択的崩壊のため
にエンテリック被覆することができる。
【0037】経口投与のための液体の投与形態は、患者
の許容を増大するために、着色料および風味料を含有す
ることができる。一般に、水、適当な油、生理食塩水、
水性デキストロース(グルコース)および関連した糖溶
液およびグリコール、例えばプロピレングリコールまた
はポリエチレングリコールが、非経口溶液に対する適当
な担体である。非経口的投与の溶液は、好ましくは、活
性成分の水溶性塩、適当な安定剤および必要に応じて緩
衝物質を含有する。単独または組み合わされた酸性亜硫
酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、またはアスコルビン
酸のような抗酸化剤が適当な安定剤である。また、クエ
ン酸およびその塩およびナトリウムEDTAも使用される。
さらに、非経口的溶液は、防腐剤、例えばベンザルコニ
ウムクロライド、メチル−またはプロピル−パラベンお
よびクロロブタノールを含有することができる。適当な
医薬担体は、この分野の標準参考書であるRemington's
PharmaceuticalSciences, A. Osolに記載されている。
本発明の化合物を投与するための有用な医薬投与形態
は、次の通り例示することができる。
【0038】カプセル:それぞれのカプセルが、粉末状
活性成分100mg、ラクトース150mg、セルローズ5
0mg、およびステアリン酸マグネシウム6mgを含有する
ように、標準2−片硬質ゼラチンカプセルを充填するこ
とによって、多数の単位カプセルを製造する。軟質ゼラチンカプセル :大豆油、綿実油またはオリーブ
油のような消化油中の活性成分の混合物を製造しそして
容量形ポンプによってゼラチン中に注入して活性成分1
00mgを含有する軟質ゼラチンカプセルを形成させる。
このカプセルを洗浄しそして乾燥する。
【0039】錠剤:投与単位が活性成分100mg、コロ
イド二酸化珪素0.2mg、ステアリン酸マグネシウム5m
g、微小結晶性セルローズ275mg、澱粉11mgおよび
ラクトース98.8mgであるように、多数の錠剤を普通
の操作により製造する。美味性を増加しまたは吸収を遅
延するために、適当な被膜を適用することができる。注射液 :10容量%のプロピレングリコール中の活性成
分1.5重量%を撹拌することによって、注射による投
与に適した非経口的組成物を製造する。溶液は、注射水
で所定の容量となしそして滅菌する。
【0040】懸濁液:それぞれの5mlが、微細な活性成
分100mg、ナトリウムカルボキシメチルセルローズ10
0mg、安息香酸ナトリウム5mg、ソルビトール溶液U.S.
P. 1.0gおよびバニリン0.025mlを含有するよう
にして、経口投与用の水性懸濁液を製造する。
【0041】本発明の化合物を他の治療剤と一緒に段階
的に投与する場合は、一般に同じ投与形態を使用するこ
とができる。薬剤を物理的組み合わせで投与する場合
は、投与形態および投与方法は、両薬剤と矛盾しないよ
うに選択しなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 403/10 233 C07D 403/10 233 (72)発明者 ダンシア,ジヨン・ジヨウナス・ビトータ ス アメリカ合衆国デラウエア州19711.ニユ ーアーク.マータインコート 35−ビー (72)発明者 ウオン,パンクラス・チヨー−ブン アメリカ合衆国デラウエア州19808.ウイ ルミントン.ホワイトマンロード3227

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 の化合物および(または)これらの化合物の医薬的に許
    容し得る塩からなる哺乳動物におけるAIIにより媒介さ
    れる慢性腎不全の治療剤。上記式において、 R1は、4-CO2H;4-CO2R9;-O-SO2-OH;-SO3H;-C(CF3)2O
    H;-O-PO(OH)2;-PO3H 2;-NH-PO(OH)2;4-NHSO2CH3;-4
    -NHSO2CF3;-CONHOR12;-SO2NH2; 【化2】 【化3】 R2は、H;Cl;Br;I;F;NO2;CN;1〜4個の炭素
    原子のアルキル;1〜4個の炭素原子のアシルオキシ;
    1〜4個の炭素原子のアルコキシ;CO2H;CO2R 9;NHSO2
    CH3;NHSO2CF3;CONHOR12;SO2NH2; 【化4】 R3は、H;Cl;Br、IまたはF;1〜4個の炭素原子の
    アルキルまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシであ
    り、 R4は、CN、NO2またはCO2R11であり、 R5は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個の
    炭素原子のシクロアルキル、2〜4個の炭素原子のアル
    ケニルまたはアルキニルであり、 R6は、2〜10個の炭素原子のアルキル、3〜10個の
    炭素原子のアルケニルまたはアルキニルまたはFまたは
    CO2R14により置換された同じ基;3〜8個の炭素原子の
    シクロアルキル、4〜10個の炭素原子のシクロアルキ
    ルアルキル、5〜10個の炭素原子のシクロアルキルア
    ルケニルまたはシクロアルキルアルキニル;場合によっ
    てはFまたはCO2R14により置換されていてもよい(CH2)s
    Z(CH2)mR 5;ベンジル、またはフェニル環上において1
    または2個のハロゲン、1〜4個の炭素原子のアルコキ
    シ、1〜4個の炭素原子のアルキルまたはニトロにより
    置換されているベンジルであり、 R7は、H、F、Cl、Br、I、NO2、CvF2v+1(式中、v=
    1〜6);C6F5;CN;-COR16;1〜6個の炭素原子の直
    鎖状または分枝鎖状のアルキル;フェニルまたはフェニ
    ルアルキル(アルキルは1〜3個の炭素原子を有す);
    または1〜4個の炭素原子のアルキル、F、Cl、Br、O
    H、OCH3、CF3およびCOOR(式中、RはH、1〜4個の炭
    素原子のアルキルまたはフェニルである)から選択され
    た1個または2個の置換分により置換されている置換さ
    れたフェニルまたは置換されたフェニルアルキル(アル
    キルは1〜3個の炭素原子を有す);ビニル;2〜10
    個の炭素原子のアルキニル;フェニルアルキニル(アル
    キニル部分は2〜6個の炭素原子を有す);2−および
    3−チエニル、2−および3−フリル、2−、3−およ
    び4−ピリジル、2−ピラジニル、2−、4−および5
    −ピリミジニル、3−および4−ピリダジニル、2−、
    4−および5−チアゾリル、2−、4−および5−セレ
    ナゾリル、2−、4−および5−オキサゾリル、2−ま
    たは3−ピロリル、3−、4−または5−ピラゾリルお
    よび2−、4−または5−イミダゾリルから選択された
    ヘテロアリール;o−、m−またはp−ビフェニリル;
    o−、m−またはp−フェノキシフェニル;環炭素上に
    おいてハロゲン、1〜5個の炭素原子のアルコキシ、1
    〜5個の炭素原子のアルキル、-NO2、-CN、-CF3、-COR1
    6、-CH2OR17、-NHCOR17、CONR18R19、S(O)rR17およびSO
    2NR18R19から選択された1個または2個の置換分により
    置換された上述したような置換されたフェニルアルキニ
    ル、ヘテロアリール、ビフェニルまたはフェノキシフェ
    ニル;環窒素上において1〜5個の炭素原子のアルキル
    またはベンジルにより置換された上述したようなピロリ
    ル、ピラゾリルまたはイミダゾリル;または、上述した
    ような置換されたまた置換されないヘテロアリール、ビ
    フェニリルまたはフェノキシフェニル基で置換された1
    〜10個の炭素原子の置換されたアルキル、アルケニル
    またはアルキニル;ハロゲン、1〜5個の炭素原子のア
    ルコキシ、1〜5個の炭素原子のアルキル、-NO2、-C
    N、-CF3、-COR16、-CH2OR17、-NHCOR17、CONR18R19、S
    (O)rR17およびSO2NR18R19から選択された1個または2
    個の置換分で置換された上記多環式アリール基の何れ
    か;4,5−ジカルボキシル−1−または2−ナフチル
    の無水物;または上述したような置換されたまたは置換
    されない多環式アリール基で置換された1〜10個の炭
    素原子の置換されたアルキル、2〜10個の炭素原子の
    アルケニルまたはアルキニルであり、 R8は、H、CN、1〜10個の炭素原子のアルキル、3〜
    10個の炭素原子のアルケニルまたはFで置換された同
    じ基;脂肪族部分が2〜6個の炭素原子を有するフェニ
    ルアルケニル;-(CH2)m−イミダゾール−1−イル;場
    合によってはCO2CH3または1〜4個の炭素原子のアルキ
    ルから選択された1個または2個の基により置換されて
    いてもよい-(CH2)m−1,2,3−トリアゾリル;-(CH2)s
    −テトラゾリル;-(CH2)n-1CH(OR17)-R11;-(CH2)nOCOR
    14;-(CH2)nSR15;-CH=CH(CH2)sCH(R14)OR15;-CH=CH(C
    H2)sCOR16;-COR16;-CH=CH(CH2)sOCOR11;-(CH2)s-CH
    (CH 3)-COR16;-(CH2)nCOR16;-(CH2)nOC(=Y)NHR10;-(C
    H2)nNR11CO(=Y)R10;-(CH2) nNR11CONHR10;-(CH2)nNR11
    SO2R10;-(CH2)nNR11C(=Y)R10;-(CH2)mF;-(CH2)mON
    O2;-CH2N3;-(CH2)mNO2;-CH=N-NR11R17; 【化5】 R9は、-CH(R24)-OCOR21であり、 R10は、1〜6個の炭素原子のアルキルまたは1〜6個
    の炭素原子のパーフルオロアルキル、1−アダマンチ
    ル、1−ナフチル、1−(1−ナフチル)エチルまたは
    (CH2)pC6H5であり、 R11は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個
    の炭素原子のシクロアルキル、フェニルまたはベンジル
    であり、 R12は、H、メチルまたはベンジルであり、 R13は、-CO2H;-CO2R9;-CH2CO2H;-CH2CO2R9;-O-SO2-
    OH;-O-PO(OH)2;-SO3H;-NHPO(OH)2;-PO3H2;-C(CF3)
    2OH;-NHSO2CH3;-NHSO2CF3;-NHCOCF3;-CONHOR12;-S
    O2NH2; 【化6】 であり、 R14は、H、1〜8個の炭素原子のアルキルまたはパー
    フルオロアルキル、3〜6個の炭素原子のシクロアルキ
    ル、フェニルまたはベンジルであり、 R15は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個
    の炭素原子のシクロアルキル、フェニル、ベンジル、1
    〜4個の炭素原子のアシル、フェナシルであり、 R16は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個
    の炭素原子のシクロアルキル、(CH2)pC6H5、OR17または
    NR18R19であり、 R17は、H、1〜6個の炭素原子のアルキル、3〜6個
    の炭素原子のシクロアルキル、フェニルまたはベンジル
    であり、 R18およびR19は、独立して、H、1〜4個の炭素原子の
    アルキル、フェニル、ベンジル、α−メチルベンジルで
    あるか、または窒素と一緒になって式 【化7】 (式中、QはNR20、OまたはCH2である)の環を形成
    し、 R20は、H、1〜4個の炭素原子のアルキルまたはフェ
    ニルであり、 R21は、1〜6個の炭素原子のアルキル、-NR22R23また
    は-CH(NH2)CH2CO2CH3であり、 R22およびR23は、独立して、H、1〜6個の炭素原子の
    アルキル、ベンジルであるかまたは一緒になって(CH2)u
    (式中、uは3〜6である)を形成し、 R24は、H、CH3またはC6H5であり、 R25は、NR27R28、OR28、NHCONH2、NHCSNH2、 【化8】 R26は、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、
    ベンジルまたはアリルであり、 R27およびR28は、独立して水素、1〜5個の炭素原子を
    有するアルキルまたはフェニルであり、 R29およびR30は、独立して、1〜4個の炭素原子のアル
    キルであるかまたは一緒になって-(CH2)q-であり、 R31は、H、1〜4個の炭素原子のアルキル、-CH2CH=CH
    2または -CH2C6H4R32であり、 R32は、H、NO2、NH2、OHまたはOCH3であり、 Xは、炭素−炭素単一結合、-CO-、-CH2-、-O-、-S-、-
    NH-、-N(R26)-、-CON(R23)-、-N(R23)CO-、-OCH2-、-CH
    2O-、-SCH2-、-CH2S-、-NHC(R27)(R28)-、 -NR2 3SO2-、-
    SO2NR23-、-C(R27)(R28)NH-、-CH=CH-、-CF=CF-、-CH=C
    F-、-CF=CH-、-CH2CH2-、-CF2CF2-、 【化9】 -CH(OR14)-、-CH(OCOR17)-、-C(=NR25)-または-C(OR29)
    (OR30)-であり、 Yは、OまたはSであり、 Zは、O、NR11またはSであり、 mは、1〜5であり、 nは、1〜10であり、 pは、0〜3であり、 qは、2〜3であり、 rは、0〜2であり、 sは、0〜5であり、 tは、0または1である。 但し、 (1) R1基はオルト位になく、 (2) R1が、 【化10】 であり、Xが単一結合でありそしてR13がCO2Hまたは 【化11】 である場合は、R13はオルトまたはメタ位になければな
    らず、またはR1およびXが上述した通りでありそしてR
    13がNHSO2CF3またはNHSO2CH3である場合は、R13はオル
    ト位になければならず、 (3) R1が 【化12】 でありそしてXが単一結合以外のものである場合は、X
    =NR23COでありそしてR1 3がNHSO2CF3またはNHSO2CH3
    あるときはR13はオルトまたはメタ位になければならな
    いということを除いては、R13はオルト位になければな
    らず、 (4) R1が4−CO2Hまたはその塩である場合は、R6はS
    −アルキルであることができず、 (5) R1が4−CO2Hまたはその塩である場合は、イミダ
    ゾールの4−位の置換分は、CH2OH、CH2OCOCH3またはCH
    2CO2Hであることはできず、 (6) R1が 【化13】 であり、Xが-OCH2-でありそしてR13が2−CO2Hであり
    そしてR7がHである場合は、R6はC2H5Sでなく、 (7) R1が 【化14】 でありそしてR6がn−ヘキシルである場合は、R7および
    R8は、両方水素でなく、 (8) R1が 【化15】 である場合は、R6はメトキシベンジルでなく、 (9) R6基は、-CHFCH2CH2CH3でもCH2OHでもなく、 (10) r=0であり、R1が 【化16】 であり、Xが-NH-CO-であり、R13が2−NHSO2CF3であり
    そしてR6がn−プロピルである場合は、R7およびR8は-C
    O2CH3でなく、 (11) r=0であり、R1が 【化17】 であり、Xが-NH-CO-であり、R13が2−COOHでありそし
    てR6がn−プロピルである場合は、R7およびR8は-CO2CH
    3でなく、 (12) r=1であり、R1が 【化18】 であり、Xが単一結合であり、R7がClでありそしてR8
    -CHOである場合は、R13は3−(テトラゾール−5−イ
    ル)でなく、 (13) r=1であり、R1が 【化19】 であり、Xが単一結合であり、R7がClでありそしてR8
    -CHOである場合は、R13は4−(テトラゾール−5−イ
    ル)でなく、 (14) r=1であり、R1が 【化20】 であり、Xが単一結合であり、R7がClでありそしてR8
    -CH2OHまたは-COOHである場合は、R13は2−(テトラゾ
    ール−5−イル)ではない。
JP10321761A 1990-06-22 1998-11-12 イミダゾールアンジオテンシン−ii受容体拮抗薬からなる慢性腎不全治療剤 Pending JPH11228410A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54235190A 1990-06-22 1990-06-22
US542351 1995-10-12

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3512070A Division JPH05509086A (ja) 1990-06-22 1991-06-07 イミダゾールアンジオテンシン―2受容体拮抗薬による慢性腎不全の治療

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11228410A true JPH11228410A (ja) 1999-08-24

Family

ID=24163446

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3512070A Pending JPH05509086A (ja) 1990-06-22 1991-06-07 イミダゾールアンジオテンシン―2受容体拮抗薬による慢性腎不全の治療
JP10321761A Pending JPH11228410A (ja) 1990-06-22 1998-11-12 イミダゾールアンジオテンシン−ii受容体拮抗薬からなる慢性腎不全治療剤

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3512070A Pending JPH05509086A (ja) 1990-06-22 1991-06-07 イミダゾールアンジオテンシン―2受容体拮抗薬による慢性腎不全の治療

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0533840B1 (ja)
JP (2) JPH05509086A (ja)
AT (1) ATE146076T1 (ja)
CA (1) CA2085584C (ja)
DE (1) DE69123582T2 (ja)
DK (1) DK0533840T3 (ja)
GR (1) GR3022035T3 (ja)
WO (1) WO1992000067A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011518884A (ja) * 2008-04-29 2011-06-30 セラヴァンス, インコーポレーテッド 二重活性抗高血圧剤

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2058198A1 (en) * 1991-01-04 1992-07-05 Adalbert Wagner Azole derivatives, process for their preparation, and their use
JP3810020B2 (ja) * 1993-04-22 2006-08-16 武田薬品工業株式会社 腎疾患の予防または治療剤
FR2719598B1 (fr) * 1994-05-03 1996-07-26 Rhone Poulenc Chimie Composition élastomère silicone et ses applications, notamment pour l'enduction de sac gonflable, destiné à la protection d'un occupant de véhicule.
AU677702B2 (en) * 1994-10-13 1997-05-01 Takeda Pharmaceutical Company Limited A prophylactic or therapeutic drug for renal diseases
US6498142B1 (en) * 1996-05-06 2002-12-24 Curis, Inc. Morphogen treatment for chronic renal failure
JP5033276B2 (ja) 1997-05-05 2012-09-26 ストライカー コーポレイション 急性腎不全の治療
SE9903028D0 (sv) 1999-08-27 1999-08-27 Astra Ab New use
EP1353662B1 (en) 2001-01-26 2007-04-18 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Methods for the treatment of diseases using malonyl-coa decarbox ylase inhibitors
CA2435067C (en) 2001-01-26 2011-11-15 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Malonyl-coa decarboxylase inhibitors useful as metabolic modulators
JP4267920B2 (ja) 2001-01-26 2009-05-27 中外製薬株式会社 代謝調節剤として有用なマロニル−CoA脱炭酸酵素阻害剤
US7709510B2 (en) 2001-02-20 2010-05-04 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Azoles as malonyl-CoA decarboxylase inhibitors useful as metabolic modulators
HU229431B1 (en) 2001-02-20 2013-12-30 Chugai Pharmaceutical Co Ltd Azoles as malonyl-coa decarboxylase inhibitors useful as metabolic modulators
US7696365B2 (en) 2003-08-01 2010-04-13 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Heterocyclic compounds useful as malonyl-CoA decarboxylase inhibitors
WO2005037258A2 (en) 2003-08-01 2005-04-28 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Cyanoguanidine-based azole compounds useful as malonyl-coa decarboxylase inhibitors
CA2533763C (en) 2003-08-01 2012-11-20 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Cyanoamide compounds useful as malonyl-coa decarboxylase inhibitors
JP4648317B2 (ja) 2003-08-01 2011-03-09 中外製薬株式会社 マロニル−CoAデカルボキシラーゼ阻害剤として有用なピペリジン化合物
US8257797B2 (en) 2003-11-03 2012-09-04 Bluestar Silicones France Silicone composition and process that is useful for improving the tear strength and the combing strength of an inflatable bag for protecting an occupant of a vehicle
US8969514B2 (en) 2007-06-04 2015-03-03 Synergy Pharmaceuticals, Inc. Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of hypercholesterolemia, atherosclerosis, coronary heart disease, gallstone, obesity and other cardiovascular diseases
EA020466B1 (ru) 2007-06-04 2014-11-28 Синерджи Фармасьютикалз Инк. Агонисты гуанилатциклазы, пригодные для лечения желудочно-кишечных нарушений, воспаления, рака и других заболеваний
CA2726917C (en) 2008-06-04 2018-06-26 Synergy Pharmaceuticals Inc. Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of gastrointestinal disorders, inflammation, cancer and other disorders
CA2730603C (en) 2008-07-16 2019-09-24 Synergy Pharmaceuticals Inc. Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of gastrointestinal disorders, inflammation, cancer and other disorders
WO2011077712A1 (ja) * 2009-12-22 2011-06-30 興和株式会社 新規な1-(ビフェニル-4-イル-メチル)-1h-イミダゾール誘導体及びこれを含有する医薬
US9616097B2 (en) 2010-09-15 2017-04-11 Synergy Pharmaceuticals, Inc. Formulations of guanylate cyclase C agonists and methods of use
CA2905435A1 (en) 2013-03-15 2014-09-25 Synergy Pharmaceuticals Inc. Compositions useful for the treatment of gastrointestinal disorders
EP2970384A1 (en) 2013-03-15 2016-01-20 Synergy Pharmaceuticals Inc. Agonists of guanylate cyclase and their uses
CN113388007A (zh) 2013-06-05 2021-09-14 博士医疗爱尔兰有限公司 鸟苷酸环化酶c的超纯激动剂、制备和使用所述激动剂的方法
BR112018077075A2 (pt) 2016-06-29 2019-04-30 Universite De Montreal heterociclos de biarilmetila

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5015651A (en) * 1988-01-07 1991-05-14 E. I. Du Pont De Nemours And Company Treatment of hypertension with 1,2,4-angiotensin II antagonists
EP0955294B1 (en) * 1989-06-14 2003-09-24 Smithkline Beecham Corporation Imidazolyl-alkenoic acid
KR0163595B1 (ko) * 1989-06-30 1998-12-01 미리암디, 메코너헤이 치환된 이미다졸
CA2032289A1 (en) * 1989-12-29 1991-06-30 Joseph A. Finkelstein Substituted 5-(alkyl) carboxamide imidazoles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011518884A (ja) * 2008-04-29 2011-06-30 セラヴァンス, インコーポレーテッド 二重活性抗高血圧剤

Also Published As

Publication number Publication date
ATE146076T1 (de) 1996-12-15
CA2085584A1 (en) 1991-12-23
DK0533840T3 (da) 1996-12-30
EP0533840A1 (en) 1993-03-31
DE69123582D1 (de) 1997-01-23
EP0533840B1 (en) 1996-12-11
WO1992000067A2 (en) 1992-01-09
DE69123582T2 (de) 1997-05-15
CA2085584C (en) 2003-02-11
JPH05509086A (ja) 1993-12-16
GR3022035T3 (en) 1997-03-31
WO1992000067A3 (en) 1993-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11228410A (ja) イミダゾールアンジオテンシン−ii受容体拮抗薬からなる慢性腎不全治療剤
US5210079A (en) Treatment of chronic renal failure with imidazole angiotensin-II receptor antagonists
JP3370347B2 (ja) 心臓および血管の肥大および過形成の治療剤
JP6337170B2 (ja) ネコの全身性疾患の予防又は治療の為のアンジオテンシンii受容体アンタゴニスト
US8088827B2 (en) Use of irbesartan for the preparation of medicinal products that are useful for treating pulmonary hypertension
WO1995026724A1 (en) Improvement of insulin sensitivity with angiotensin ii receptor blocking imidazoles
CZ281570B6 (cs) Farmaceutický přípravek obsahující antagonistu receptoru angiotensinu-II a sloučeninu blokující vápníkové kanálky
CN107072972A (zh) 用伊非曲班治疗心脏纤维化的组合物和方法
ES2211867T5 (es) Uso de un antagonista de angiotensina (at1) para reducir la morbilidad y mortalidad post-infarto de miocardio.
WO1991015206A1 (en) Treatment of glaucoma and ocular hypertension with imidazole angiotensin-ii receptor antagonists
JP4011114B2 (ja) 脳浮腫抑制剤
US5021448A (en) Method of reducing serum uric acid and/or increasing renal uric acid clearance with thromboxane synthetase inhibitor inhibitor and/or thromboxane receptor antagonist
JP2008044871A (ja) 心血管疾患予防・治療剤
KR20070053239A (ko) 사구체 질환 치료제
WO1999016437A1 (en) Use of an angiotensin ii receptor antagonist for the preparation of drugs to increase the survival rate of renal transplant patients
KR20010030713A (ko) 엔도텔린 길항제와 레닌-앤지오텐신 시스템 억제제의 조합제제
EP0612523B1 (en) Vascular hypertrophy suppressor
US11369601B2 (en) Prophylactic or therapeutic agent for pulmonary hypertension comprising mebendazole and/or itraconazole or salt thereof
KR100222627B1 (ko) 앙기오텐신-ii 수용체 길항제 및 칼슘 채널 차단제의 신규한 조성물
AU740646B2 (en) Method of treating isolated systolic hypertension
JP3512793B6 (ja) 糖尿病性腎症の治療におけるアンジオテンシン▲ii▼受容体拮抗剤の使用
US20030045561A1 (en) Method of treating isolated systolic hypertension
MXPA99009495A (en) Method of using cyclooxygenase-2 inhibitors in the prevention of cardiovascular disorders