JPH1122819A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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Publication number
JPH1122819A
JPH1122819A JP17576097A JP17576097A JPH1122819A JP H1122819 A JPH1122819 A JP H1122819A JP 17576097 A JP17576097 A JP 17576097A JP 17576097 A JP17576097 A JP 17576097A JP H1122819 A JPH1122819 A JP H1122819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
temperature
coils
continuously variable
variable transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP17576097A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Suzuki
明人 鈴木
Tatsuo Wakahara
龍雄 若原
Masakazu Tominaga
真和 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17576097A priority Critical patent/JPH1122819A/ja
Publication of JPH1122819A publication Critical patent/JPH1122819A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極低温下での始動においても正常な動作を可
能とする、無段変速機の変速制御装置を提案する。 【解決手段】 変速制御弁を操作するモータを作動油に
浸漬した状態で動作させる車両用無段変速機の変速制御
装置において、極低温下での該車両のエンジンの始動に
際し、変速制御弁を動作させるモータのコイル全てに一
定時間通電することによりモータの回転を抑止すると共
に、モータのコイルを流れる電流により発生する熱で作
動油を加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の無段変速
機の変速制御装置に関するものであり、特に変速制御弁
を操作するモータの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の無段変速機の変速制御装置とし
ては、例えば特開平8-178042号公報に記載のものがあ
る。この装置は、変速制御弁をステップモータ、サーボ
モータ等のモータにより操作する構成を取り、運転状態
に適応した好適な目標変速比を演算し、これに対応した
変速比指令により前記モータを回転させて変速制御弁を
操作し、変速動作を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる変速
制御装置においては、前記モータを、変速制御弁を作動
させる作動油中に浸漬した状態で作動させているが、冬
季、特に寒冷地等での使用に際し、外気温に伴って作動
油の温度が低下すると、その粘性抵抗が大きくなる。そ
のため、車両のエンジン始動時には、変速制御弁を動作
させるモータに常温時と比較して非常に大きな負荷が加
わり、モータの脱調が生じて変速制御弁の応答性が低下
するという問題がある。とりわけ極低温(−30℃以下)
の場合には、作動油が固体に近い状態となっているた
め、モータに通電してもすぐには動作できず、したがっ
てモータへの通電によって作動油が温まるまでの間、変
速動作も不可能となる。
【0004】そして従来の装置では、モータを作動させ
るために複数のコイルに選択的に通電する通常の制御に
伴って、コイルがその通電で発熱することで、前記した
低温状態が解消するのを待つ必要があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決し、極低温
時でも変速制御弁を操作するモータの正常な動作を短時
間で可能とする、無段変速機の変速制御装置に関するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、目標変速比に
対応した位置にモータを回転させることにより変速制御
弁を操作し、この操作に応じて該変速制御弁が出力する
変速制御圧により変速比を決定する、車両用の無段変速
機において、該無段変速機の作動油の温度を検出する油
温検出手段と、前記車両のエンジンの始動に際し、前記
検出した油温が所定値以下の場合に、前記モータの全て
のコイルに所定時間同時に通電することにより、それら
のコイルを発熱させて前記作動油を加熱すると共に、前
記モータの動作を所定時間禁止する低温状態解消手段
と、を具えることを特徴とする、無段変速機の変速制御
装置に関するものである。
【0007】すなわち、本発明に係る装置においては、
極低温時での始動に際し、変速制御弁を操作するモータ
の全てのコイルに同時に通電してモータの回転を所定時
間禁止すると同時に、通電によりコイルに発生する熱に
よって作動油を加熱するものである。それによって作動
油の温度をモータが回転可能となるのに十分な温度にす
ることができると共に、その温度に到達するまでモータ
を回転させないようにするため、モータの脱調により変
速制御弁の応答性が低下するという問題を防ぐことが可
能となる。
【0008】本発明の好適な実施形態においては、作動
油の温度が−30℃以下の場合に前記モータの全てのコイ
ルに同時に通電を行うこととしても良い。これにより、
特にモータの回転が困難となる−30℃以下の場合に、モ
ータの脱調を防止することができる。
【0009】また、本発明の好適な実施形態において
は、前記モータの全てのコイルに同時に通電する時間を
少なくとも10秒間としても良い。これにより、極低温の
場合でも確実に作動油温を上昇させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。
【0011】図1は、本発明に係る変速制御装置におけ
る、ステップモータとその周辺を概略示す断面図であ
る。ここで本装置は、前述した特開平8-178042号公報に
記載のものと同様の全体構成を取る。したがって、変速
制御に関する説明は省略する。図において、オイルパン
1には作動油2が満たされ、その中にステップモータ3
および変速制御弁4が浸漬されている。ステップモータ
3は4個のコイル3a〜3dからなるステータと、ロータ3e
を具える。オイルパン1の外部には制御ユニット5があ
り、このユニットから延びるコード6a〜6dが、ステップ
モータ3のコイル3a〜3dとそれぞれ接続している。また
作動油2の温度は油温センサ7で検出する。
【0012】通常のステップモータ3の制御において
は、制御ユニット5より所定の手順でステップモータ3
の各コイル3a〜3dにそれぞれ通電され、そのため各コイ
ル3a〜3dに発生する磁界によってロータ3eが回転して、
先の従来の変速制御装置と同様にして変速制御弁4を作
動させる。
【0013】ここで、油温センサ7により作動油2の温
度を測定した結果、油温が極低温、例えば−30℃以下と
なっていた場合、本装置においては、始動時にステップ
モータ3のコイル3a〜3d全てに同時に通電する。全ての
コイルに通電するため、ロータ3eは回転することができ
ない。同時に、各コイルを流れる電流により発生する熱
のため、作動油2の温度、特にコイル3a〜3dとロータ3e
との間のギャップ中にある作動油の温度が上昇する。そ
の結果、ロータ3eが回転できるようになり、ステップモ
ータ3が動作可能となる。
【0014】図2は、本装置における、極低温下での始
動の際のステップモータ制御手順を示すフローチャート
である。以下、この制御手順を説明する。まず、ステッ
プ11で作動油の温度を測定する。このとき、油温が−30
℃より低い場合、次のステップ12でステップモータ3の
全てのコイル3a〜3dに通電し、励磁する。なお、この通
電時間は10秒間とする。その後ステップ13で変速制御弁
4の弁位置等を含めた変速制御装置の初期設定を行い、
最後にステップ14で通常の変速制御を行う。なお、ステ
ップ11で油温が−30℃以上であった場合には、直ちにス
テップ13で変速制御装置の初期設定を行い、次いでステ
ップ14で通常の変速制御を行う。
【0015】なお、上記の例ではステップモータを用い
た場合について説明したが、本装置はステップモータに
限らず、例えばブラシレスDCサーボモータ等の場合にも
適用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、極低温下
での始動に際しても、変速制御装置を動作させるモータ
が正常に作動するようになるため、変速制御弁の応答性
が低下するといった問題を防ぐことが可能となる。
【0017】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、モータにより変速動作を行う他の形
態の変速制御装置にも適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変速装置における、ステップモー
タとその周辺を概略示す断面図である。
【図2】本装置における、極低温下での始動の際のステ
ップモータ制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 オイルパン 2 作動油 3 ステップモータ 4 変速制御弁 5 制御ユニット 6a, 6b, 6c, 6d コード 7 油温センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標変速比に対応した位置にモータを回
    転させることにより変速制御弁を操作し、この操作に応
    じて該変速制御弁が出力する変速制御圧により変速比を
    決定する車両用の無段変速機において、 該無段変速機の作動油の温度を検出する油温検出手段
    と、 前記車両のエンジンの始動に際し、前記検出した作動油
    温が所定値以下の場合に、前記モータの全てのコイルに
    所定時間同時に通電することにより、それらのコイルを
    発熱させて前記作動油を加熱すると共に、前記モータの
    動作を所定時間禁止する低温状態解消手段と、 を具えることを特徴とする、無段変速機の変速制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記低温状態解消手段が、前記作動油の温度が−30℃以
    下の場合に前記モータの全てのコイルに同時に通電を行
    うことを特徴とする、無段変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の装置において、 前記低温状態解消手段が、前記モータの全てのコイルに
    同時に通電する時間が少なくとも10秒間であることを特
    徴とする、無段変速機の変速制御装置。
JP17576097A 1997-07-01 1997-07-01 無段変速機の変速制御装置 Pending JPH1122819A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102510246A (zh) * 2012-01-04 2012-06-20 北京蓝卡软件技术有限公司 一种低温条件下电机加热的方法、装置和系统
JP2012127413A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Isuzu Motors Ltd 自動制御式マニュアルトランスミッション及びその制御方法
CN103151983A (zh) * 2013-01-08 2013-06-12 科比传动技术(上海)有限公司 永磁伺服电机的加热方法及系统
US8532887B2 (en) 2008-04-15 2013-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic control apparatus
JP2015529440A (ja) * 2012-06-01 2015-10-05 エスエムエー ソーラー テクノロジー アーゲー インバータのための絶縁抵抗測定
JP2016050670A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 株式会社デンソー レンジ切換制御装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020730