JPH1122817A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH1122817A
JPH1122817A JP9178249A JP17824997A JPH1122817A JP H1122817 A JPH1122817 A JP H1122817A JP 9178249 A JP9178249 A JP 9178249A JP 17824997 A JP17824997 A JP 17824997A JP H1122817 A JPH1122817 A JP H1122817A
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JP
Japan
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back pressure
power transmission
accumulator
friction engagement
pressure
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Application number
JP9178249A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Inagawa
智一 稲川
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Yoji Takanami
陽二 高波
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 D→Nシフト時に解放されるクラッチC1
アキュムレータが接続されている場合に、短時間でD→
N→Dシフトが行われた時に、アキュムレータのピスト
ンが初期位置まで戻れなくてクラッチC1 の係合時にシ
ョックが生じることを防止する。 【解決手段】 D→Nシフト時には、クラッチC1 の油
圧PC1が所定の油圧POF F 以下になるまでは、リニアソ
レノイド弁SLNをデューティ制御してアキュムレータ
の背圧を一時的に低下させ、クラッチC1 の急解放によ
るシフトショックを防止する。そして、油圧PC1がP
OFF 以下になったら、リニアソレノイド弁SLNのデュ
ーティ制御の終了に伴って背圧が上昇させられるだけで
なく、リニアソレノイド弁SLTの励磁電流のデューテ
ィ比を変化させて背圧を更に増大させることにより、ア
キュムレータのピストンを速やかに初期位置まで戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力伝達装置に係
り、特に、動力伝達状態を切り換える油圧式摩擦係合装
置の係合、解放時の過渡油圧がアキュムレータによって
調整される場合に、短時間で油圧式摩擦係合装置の解
放、係合制御が行われた時に、アキュムレータの隔壁部
材が初期位置まで戻れなくて油圧式摩擦係合装置の係合
時にショックが生じることを防止する技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】油圧式摩擦係合装置の係合、解放制御に
よって動力伝達状態が切り換えられる動力伝達装置、例
えばシフトレバーの選択操作に従って前進駆動状態、後
進駆動状態、動力伝達を遮断するニュートラル状態等が
切り換えられる車両用前後進切換装置や、アクセル操作
量や車速などの運転状態に応じて変速比が異なる複数の
変速段で変速制御が行われる車両用自動変速機などが知
られている。このような動力伝達装置においては、油圧
式摩擦係合装置の急係合によるショックを防止するた
め、その油圧式摩擦係合装置にアキュムレータを接続
し、油圧に応じてピストン等の隔壁部材が付勢手段の付
勢力に抗して変位せられることにより過渡油圧を調整す
るようにしたものがある。特開平2−80848号公報
に記載されている自動変速機はその一例で、シフトレバ
ーがDレンジへ操作された時に係合させられて前進駆動
状態にする一方、シフトレバーがNレンジへ操作された
時に解放されてニュートラル状態にするクラッチC
1 (図1参照)にはアキュムレータが接続され、係合、
解放時の過渡油圧が調整されるようになっている。この
アキュムレータは付勢手段として背圧が作用させられる
ようになっており、必要に応じてリニアソレノイド弁に
より背圧制御が行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに動力伝達状態を切り換える油圧式摩擦係合装置にア
キュムレータが接続されている場合には、短時間で油圧
式摩擦係合装置の解放、係合制御が行われると、アキュ
ムレータの隔壁部材が解放側の移動端すなわち初期位置
まで戻りきっていない状態で係合制御が開始される可能
性があり、その場合には隔壁部材の変位量が少ないため
急係合によるショックが生じる可能性があった。図1の
自動変速機について具体的に説明すると、例えば短時間
でD→N→Dシフトが行われて前記クラッチC1 が係合
状態から解放され、その後直ちに係合させられる場合、
そのクラッチC1 に接続されているアキュムレータのピ
ストン(隔壁部材)が初期位置まで戻りきっていない状
態で係合制御が開始され、シフトショックを生じる可能
性がある。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、動力伝達状態を切り
換える油圧式摩擦係合装置にアキュムレータが接続され
ている場合に、短時間で油圧式摩擦係合装置の解放、係
合制御が行われた時に、アキュムレータの隔壁部材が初
期位置まで戻れなくて油圧式摩擦係合装置の係合時にシ
ョックが生じることを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、油圧式摩擦係合装置が係合させられ
ることによって第1の動力伝達状態が達成されるととも
に、その油圧式摩擦係合装置が解放されることによって
第2の動力伝達状態が達成される一方、その油圧式摩擦
係合装置に接続され、油圧に応じて隔壁部材が付勢手段
の付勢力に抗して変位せられることによりその油圧式摩
擦係合装置の係合、解放時の過渡油圧を調整するアキュ
ムレータを有する動力伝達装置において、前記油圧式摩
擦係合装置を解放して前記第1の動力伝達状態から前記
第2の動力伝達状態へ切り換える際に、その油圧式摩擦
係合装置が急解放とならない所定の解放条件が成立した
後に、前記アキュムレータの隔壁部材を速やかに初期位
置へ復帰させる迅速復帰手段を設けたことを特徴とす
る。
【0006】第2発明は、上記第1発明の動力伝達装置
において、(a) 前記アキュムレータは、前記付勢手段と
して背圧が前記隔壁部材に作用させられるものであり、
(b)デューティ比が大きくなる程前記背圧を低下させる
第1背圧制御弁と、(c) デューティ比に応じて前記背圧
を制御する第2背圧制御弁と、(d) 前記油圧式摩擦係合
装置を解放して前記第1の動力伝達状態から前記第2の
動力伝達状態へ切り換える際に、前記所定の解放条件が
成立するまで前記第1背圧制御弁をデューティ制御する
ことにより、前記背圧を一時的に低下させて切換ショッ
クを低減する切換時背圧制御手段とを備えている一方、
(e) 前記迅速復帰手段は、前記所定の解放条件が成立し
た後に前記背圧が一時的に増大するように前記第2背圧
制御弁のデューティ比を変化させるものであることを特
徴とする。
【0007】
【発明の効果】第1発明の動力伝達装置によれば、油圧
式摩擦係合装置を解放して第1の動力伝達状態から第2
の動力伝達状態へ切り換える際に、所定の解放条件が成
立した後に迅速復帰手段によってアキュムレータの隔壁
部材が速やかに初期位置へ復帰させられる。これによ
り、短時間で油圧式摩擦係合装置の解放、係合制御が行
われる時に、油圧式摩擦係合装置の急解放によるショッ
クを回避しつつ、アキュムレータの隔壁部材が初期位置
まで戻れなくて油圧式摩擦係合装置の係合時にショック
が生じることが抑制される。
【0008】第2発明では、油圧式摩擦係合装置を解放
して第1の動力伝達状態から第2の動力伝達状態へ切り
換える際に、所定の解放条件が成立するまでは、切換時
背圧制御手段によって第1背圧制御弁がデューティ制御
されることにより、アキュムレータの背圧が一時的に低
下させられるため、急解放による切換ショックが防止さ
れる。所定の解放条件が成立すると、上記切換時背圧制
御手段による第1背圧制御弁のデューティ制御の終了に
伴ってアキュムレータの背圧が上昇させられるだけでな
く、迅速復帰手段によって第2背圧制御弁のデューティ
比が変化させられることによりアキュムレータの背圧が
更に増大させられるため、アキュムレータの隔壁部材が
速やかに初期位置へ復帰させられる。すなわち、油圧式
摩擦係合装置の急解放によるショックを回避しつつ、ア
キュムレータの隔壁部材が速やかに初期位置まで復帰さ
せられるのであり、これにより短時間で油圧式摩擦係合
装置の解放、係合制御が行われる時に、アキュムレータ
の隔壁部材が初期位置まで戻れなくて油圧式摩擦係合装
置の係合時にショックが生じることが抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、自動変速機など車両用
動力伝達装置に好適に適用される。第1および第2の動
力伝達状態は、例えば変速比が異なる2つの変速段や、
前進駆動状態とニュートラル状態、或いは後進駆動状態
とニュートラル状態などである。動力伝達状態には、動
力を伝達する場合だけでなく、ニュートラル状態のよう
に動力伝達が遮断される場合も含まれる。
【0010】第1の動力伝達状態と第2の動力伝達状態
との間の切換えは、運転者のマニュアル操作による場合
だけでなく、運転状態に応じた自動切換えであっても良
い。マニュアル操作と自動の両方で切り換えられるよう
になっていても良い。
【0011】油圧式摩擦係合装置としては、油圧アクチ
ュエータによって係合させられる湿式多板式のクラッチ
やブレーキが好適に用いられる。アキュムレータとして
は、円筒形状のハウジング内を隔壁部材としてのピスト
ンが往復移動させられるものが好適に用いられるが、隔
壁部材としてダイヤフラム等が設けられているものでも
良い。付勢手段としては、スプリングやガス圧、油圧等
の背圧が好適に用いられるが、電磁力などの他の付勢手
段を用いることもできる。それ等の付勢手段の付勢力は
一定であっても良いが、運転状態等に応じて制御するこ
とも可能である。
【0012】迅速復帰手段は、例えば上記背圧や電磁力
などを制御して隔壁部材を速やかに初期位置へ復帰させ
るように構成される。但し、その制御は、油圧式摩擦係
合装置が再係合してショックを生じたり摩擦材の寿命が
低下したりするなどの不都合がないように行われる。
【0013】油圧式摩擦係合装置が急解放とならない所
定の解放条件は、油圧式摩擦係合装置が所定の解放状
態、例えば所定のスリップ状態や油圧式摩擦係合装置が
内蔵しているリターンスプリングと釣り合う程度の油圧
まで低下した完全解放状態になったりすることで、油圧
式摩擦係合装置のスリップ状態や油圧などを検出して判
断するようにしても良いし、切換開始時からの所要時間
を実験などで求めておいて予め設定しておき、タイマに
よりその設定時間が経過したか否かによって判断するよ
うにしても良い。経過時間によって設定する場合には、
切換の種類や油温など所定の解放状態になるまでの所要
時間に影響する各種の物理量をパラメータとして、デー
タマップや演算式などで設定することが望ましい。
【0014】第2発明の背圧制御弁としてはリニアソレ
ノイド弁が好適に用いられ、第1背圧制御弁としては、
例えば変速時等の動力伝達状態の切換時に一時的に信号
油圧PSLN を発生するリニアソレノイド弁SLNが用い
られるとともに、第2背圧制御弁としては、例えばスロ
ットル弁開度やアクセル操作量などに基づいてエンジン
等の動力源の出力に対応して信号油圧PSLT を制御する
リニアソレノイド弁SLTが用いられる。そして、上記
信号油圧PSLN およびPSLT が共に供給され、信号油圧
SLT が大きい程背圧を上昇させる一方、信号油圧P
SLN が大きい程背圧を低下させるアキュムレータコント
ロール弁によって背圧制御が行われるように構成され
る。
【0015】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、車両走行用の動力源であ
るエンジン10の出力は、流体式伝動装置としてのトル
クコンバータ12および自動変速機14から、図示しな
い差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達される。トルク
コンバータ12は、エンジン10のクランク軸16に連
結されているポンプ翼車18と、自動変速機14の入力
軸20に連結されているタービン翼車22と、一方向ク
ラッチ24を介して非回転部材であるハウジング26に
固定されるステータ翼車28と、ダンパを介して上記入
力軸20に連結されたロックアップクラッチ32とを備
えている。ロックアップクラッチ32は、トルクコンバ
ータ12内の係合側油室34よりも解放側油室36内の
油圧が高められると非係合状態となり、トルクコンバー
タ12の入出力回転速度比に応じた増幅率でトルクが伝
達される一方、解放側油室36よりも係合側油室34内
の油圧が高められると係合状態となり、ロックアップク
ラッチ32を介してクランク軸16から入力軸20へエ
ンジン出力が伝達される。
【0016】自動変速機14は動力伝達装置に相当する
もので、同軸上に配設された3組のシングルピニオン型
遊星歯車装置40,42,44と、前記入力軸20と、
遊星歯車装置42のキャリアおよび遊星歯車装置44の
リングギヤに連結された出力軸46とを備えている。遊
星歯車装置40,42,44の構成要素の一部は互いに
一体的に連結されているとともに、他の一部は3つのク
ラッチC0 ,C1 ,C 2 によって互いに選択的に連結さ
れ、或いは4つのブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 によ
ってハウジング26に選択的に連結されるようになって
いる。また、3つの一方向クラッチF0 ,F1 ,F2
よってその回転方向により相互に若しくはハウジング2
6と係合させられるようになっている。なお、トルクコ
ンバータ12および自動変速機14は軸線に対して略対
称的に構成されているため、図1では下側を省略して示
してある。
【0017】上記クラッチC0 〜C2 およびブレーキB
0 〜B3 (以下、特に区別しない場合にはクラッチC,
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油
圧式摩擦係合装置であり、その油圧アクチュエータに
は、図2に示す油圧制御回路84から作動油が供給され
るようになっている。油圧制御回路84は多数の切換バ
ルブ等を備えており、図3に示されているように、
「D」レンジではソレノイドS1,S2の励磁,非励磁
がそれぞれ切り換えられることにより、1stからO/
Dまでの前進4段のうちの何れかの変速段が成立させら
れる。これ等の変速段の変速比(=入力軸20の回転速
度NI /出力軸46の回転速度NO )は、1st変速段
からO/D変速段に向かうに従って小さくなり、3rd
変速段では1である。
【0018】シフトポジション「P」,「R」,
「N」,「D」,「2」,「L」は運転席のシフトレバ
ー72の操作レンジであり、「P」および「N」レンジ
ではマニュアルシフトバルブによる油路の切換えで動力
伝達が遮断されるニュートラル状態が成立させられ、
「D」レンジでは1st〜O/Dの4つの変速段で車両
を前進走行させる前進駆動状態が成立させられ、「R」
レンジでは車両を後進走行させる後進駆動状態が成立さ
せられる。「R」レンジでも、前進車速Vが予め定めら
れた一定車速α以上の場合には、ソレノイドS2が励磁
されることにより後進駆動状態の成立が阻止される。ま
た、「2」レンジでは1stおよび2ndの2段で変速
制御が行われ、「L」レンジでは1st変速段に固定さ
れるとともに、「2」レンジの2nd変速段、「L」レ
ンジの1st変速段では、それぞれブレーキB1 ,B3
が係合させられてエンジンブレーキが効くようになって
いる。
【0019】図3において、ソレノイドの欄の「○」は
ON(励磁)、「×」はOFF(非励磁)、「◎」はロ
ックアップ制御時のON(励磁)を意味している。ま
た、クラッチ,ブレーキの欄の「○」は係合、「×」は
解放を意味している。なお、SLUは、ロックアップク
ラッチ32を所定のスリップ状態で係合させるために油
圧を連続的に調圧するためのリニアソレノイド弁であ
る。
【0020】「D」レンジの前進駆動状態で係合させら
れるとともに、「N」レンジのニュートラル状態で解放
されるクラッチC1 の油圧アクチュエータ90には、図
4に示すようにアキュムレータ100が接続され、係
合、解放時の過渡油圧が調整されるようになっている。
アキュムレータ100は、円筒形状のハウジング102
内に隔壁部材としてピストン104を摺動可能に嵌合し
たもので、そのピストン104は、背圧室106に供給
される背圧PACC およびスプリング108により、常に
は図の上半分に示す初期位置へ向うように付勢されてい
る。そして、クラッチC1 の係合時にライン油圧PL
油室110へ供給されると、ピストン104はそのライ
ン油圧PL により背圧PACC およびスプリング108の
付勢力に抗して図の下半分に示す作用位置まで押し込ま
れ、クラッチC1 の解放時にライン油圧PL の供給が停
止すると、ピストン104は背圧PACC およびスプリン
グ108の付勢力に従って初期位置まで戻され、この時
のピストン104の移動によって係合、解放時における
油圧アクチュエータ90の油圧PC1の大きさや変化タイ
ミングが調整され、前進駆動状態とニュートラル状態と
の間の切換時におけるクラッチC1 の急係合や急解放に
起因する切換ショック(シフトショック)が抑制され
る。ピストン104を初期位置すなわち図4において左
方向へ押圧する荷重Fは、背圧室106の受圧面積を
A、スプリング108の初期ばね力をF0 、ばね定数を
k、ピストン104の初期位置からのストローク量をx
とすると次式(1) で表され、過渡時の油圧PC1はこの荷
重Fに対応して変化させられる。アキュムレータ100
は、並列接続された逆止弁およびオリフィスを介して油
圧アクチュエータ90に接続されている。前進駆動状態
は第1の動力伝達状態に相当し、ニュートラル状態は第
2の動力伝達状態に相当し、背圧PACC およびスプリン
グ108は付勢手段に相当する。 F=A・PACC +FO +k・x ・・・(1)
【0021】上記背圧PACC はアキュムレータコントロ
ール弁112から出力されるとともに、そのアキュムレ
ータコントロール弁112には、リニアソレノイド弁S
LTおよびSLNの信号油圧PSLT 、PSLN が供給され
るようになっており、それ等の信号油圧PSLT 、PSLN
に応じて背圧PACC は調圧される。リニアソレノイド弁
SLTは、ソレノイド114、一定のモジュレータ油圧
M が供給される入力ポート116、信号油圧PSLT
出力する出力ポート118、ドレーンポート120、信
号油圧PSLT が作用させられるフィードバック油室12
2、出力ポート118と入力ポート116およびドレー
ンポート120との連通状態を変化させるスプール弁子
124、およびスプール弁子124をソレノイド114
側へ付勢するスプリング126を備えており、ソレノイ
ド114に供給される励磁電流が変速用電子制御装置7
8(図2参照)によってデューティ制御され、スプール
弁子124がスプリング126の付勢力に抗して移動さ
せられて出力ポート118と入力ポート116およびド
レーンポート120との連通状態が変化させられること
により、信号油圧PSLT を励磁電流のデューティ比に対
応して連続的に変化させる。励磁電流のデューティ比
は、スロットル弁開度θTHやアクセル操作量θ ACなどに
基づいてエンジン10の出力に対応して信号油圧PSLT
が変化するように制御され、この実施例ではエンジン1
0の出力が大きくなる程励磁電流のデューティ比が小さ
くされて信号油圧PSLT が高くなる。このリニアソレノ
イド弁SLTは第2背圧制御弁に相当するものである
が、自動変速機14のクラッチCやブレーキBの係合油
圧すなわちライン油圧PL は、この信号油圧PSLT を用
いて調圧される。
【0022】リニアソレノイド弁SLNは、変速時を含
む動力伝達状態の切換時に一時的に信号油圧PSLN を発
生して前記背圧PACC を制御するもので、ソレノイド1
30、モジュレータ油圧PM が供給される入力ポート1
32、信号油圧PSLN を出力する出力ポート134、ド
レーンポート136、信号油圧PSLN が作用させられる
フィードバック油室138、出力ポート134と入力ポ
ート132およびドレーンポート136との連通状態を
変化させるスプール弁子140、およびスプール弁子1
40をソレノイド130側へ付勢するスプリング142
を備えており、ソレノイド130に供給される励磁電流
が変速用電子制御装置78によってデューティ制御さ
れ、スプール弁子140がスプリング142の付勢力に
抗して移動させられて出力ポート134と入力ポート1
32およびドレーンポート136との連通状態が変化さ
せられることにより、信号油圧PSLN を励磁電流のデュ
ーティ比に対応して連続的に変化させる。この実施例で
は励磁電流のデューティ比が大きい程信号油圧PSLN
高くなり、デューティ比0%の時の信号油圧PSLN は0
である。このリニアソレノイド弁SLNは第1背圧制御
弁に相当する。
【0023】アキュムレータコントロール弁112は、
背圧PACC の元圧としてライン油圧PL が供給される入
力ポート150、背圧PACC を出力する出力ポート15
2、ドレーンポート154、出力ポート152と入力ポ
ート150およびドレーンポート154との連通状態を
変化させるスプール弁子156、前記信号油圧PSLT
供給されてスプール弁子156を図の下方、すなわち出
力ポート152と入力ポート150との連通を拡大する
方向へ付勢する第1信号油室158、背圧PAC C が供給
されてスプール弁子156を図の上方へ付勢するフィー
ドバック油室160、前記信号油圧PSLN が供給されて
スプール弁子156を図の上方へ付勢する第2信号油室
162、およびスプール弁子156を図の下方へ付勢す
るスプリング164を備えており、それ等の油圧やばね
力が釣り合うようにスプール弁子156が移動させられ
ることにより、背圧PACC が信号油圧PSLT 、PSLN
応じて次式(2) に従って調圧される。(2) 式のFS はス
プリング164のばね力で、α、βは各部の受圧面積に
よって定まる係数であり、信号油圧PSLT が高くなる程
背圧PACC は高圧になり、信号油圧PSLN が高くなる程
背圧PACC は低圧になる。なお、この背圧PACC は、他
のクラッチCやブレーキBに接続されたアキュムレータ
にも供給されるようになっている。 PACC =PSLT +α・FS −β・PSLN ・・・(2)
【0024】図2に戻って、車両のエンジン10の吸気
配管には、スロットルアクチュエータ54によって駆動
される電子スロットル弁56が設けられており、その開
度θ THは、アクセル操作量センサ52により検出された
アクセルペダル50の操作量θACに応じてエンジン用電
子制御装置76により制御される。また、エンジン10
の回転速度NE を検出するエンジン回転速度センサ5
8、エンジン10の吸入空気量Q/Nを検出する吸入空
気量センサ60、吸入空気の温度TA を検出する吸入空
気温度センサ62、上記電子スロットル弁56の開度θ
THを検出するスロットル弁開度センサ64、出力軸46
の回転速度NO すなわち車速Vを検出する車速センサ6
6、エンジン10の冷却水温度TW を検出する冷却水温
度センサ68、ブレーキの作動の有無を検出するブレー
キスイッチ70、シフトレバー72の操作位置PSHを検
出する操作位置センサ74、入力軸20すなわちクラッ
チC 0 の回転速度NC0(=NI )を検出するクラッチC
0 回転速度センサ75、油圧制御回路84の作動油温度
OIL を検出する油温センサ77などが設けられてお
り、それ等のセンサから、エンジン回転速度NE 、吸入
空気量Q/N、吸入空気温度TA 、スロットル弁開度θ
TH、車速V、エンジン冷却水温度TW 、ブレーキの有
無、シフトレバー72の操作位置PSH、クラッチC0
回転速度NC0、作動油温度TOIL を表す信号がエンジン
用電子制御装置76或いは変速用電子制御装置78に供
給されるようになっている。
【0025】エンジン用電子制御装置76は、CPU、
RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えたマ
イクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時記
憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラム
に従って入力信号を処理し、種々のエンジン制御を実行
する。例えば、アクセル操作量センサ52によって検出
されたアクセルペダル50の操作量θACに応じて予め定
められたデータマップや演算式などから要求スロットル
弁開度THを求め、実際のスロットル弁開度θ THが要求
スロットル弁開度THとなるようにスロットルアクチュ
エータ54により電子スロットル弁56を制御したり、
スロットル弁開度θTHに応じて燃料噴射弁79による燃
料噴射量を制御したり、点火時期制御のためにイグナイ
タ80を制御したり、アイドルスピード制御のために図
示しないISCバルブを制御したりする。このエンジン
用電子制御装置76は、変速用電子制御装置78と相互
に通信可能に接続されており、一方に必要な情報が他方
から適宜送信されるようになっている。
【0026】変速用電子制御装置78も、上記と同様の
マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時
記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理し、油圧制御回路84の各電
磁弁やリニアソレノイド弁SLU、SLT、SLNを駆
動する。例えば、スロットル弁開度θTH(或いはアクセ
ル操作量θAC)および車速Vをパラメータとして予め定
められた変速条件に従って自動変速機14の変速段を決
定し、その変速段が成立するようにソレノイドS1およ
びS2の励磁、非励磁を切り換えたり、ソレノイドS3
によりロックアップクラッチ32の係合、解放を切り換
えたり、リニアソレノイド弁SLUによりロックアップ
クラッチ32のスリップ量を制御したりする。また、ス
ロットル弁開度θTHやアクセル操作量θACなどに基づい
てリニアソレノイド弁SLTの励磁電流をデューティ制
御し、信号油圧PSLT をエンジン10の出力に対応して
変化させるとともに、変速時やシフトレバー72の切換
操作時には、変速の種類やスロットル弁開度θTH等に基
づいてリニアソレノイド弁SLTおよびSLNの励磁電
流をデューティ制御し、変速時やシフト切換時のショッ
クを抑制する。
【0027】図5は、シフトレバー72が「D」レンジ
から「N」レンジへ切換操作された時の作動を説明する
フローチャートで、上記変速用電子制御装置78によっ
て実行されるようになっており、図6は、その時のタイ
ムチャートの一例である。図5のステップS1では、D
→Nシフト操作されたか否かを例えば操作位置センサ7
4の操作位置PSHを表す信号の変化から判断し、D→N
シフト操作された場合には、ステップS2で信号油圧P
SLN が高くなるようにリニアソレノイド弁SLNのデュ
ーティ制御を開始する。図6の時間t1 は、ステップS
1の判断がYESとなってリニアソレノイド弁SLNの
デューティ制御が開始された時間で、このように信号油
圧PSLN が増圧されることにより背圧PACC が低下する
ため、アキュムレータ100のピストン104が初期位
置へ向かう移動速度が遅くなるとともに、油圧アクチュ
エータ90の油圧PC1の油圧変化が緩やかになり、クラ
ッチC1 が緩やかに解放される。これにより、クラッチ
1 の急解放によるシフトショックが防止される。上記
信号油圧PSLN の大きさ、すなわちデューティ比は、ク
ラッチC1 の急解放に起因してシフトショックが生じな
いように予め実験等により油温などをパラメータとして
定められている。図6の時間t2 は、油圧アクチュエー
タ90に対するライン油圧PL の供給停止に伴って油圧
C1が低下し、アキュムレータ100のピストン104
が作用位置から初期位置へ向かって動き始めた時間であ
る。図6のピストンストロークのグラフの「0」は初期
位置で、「max」は作用位置を表している。
【0028】ステップS3では、水晶発振子等のクロッ
ク信号源からのクロック信号を用いて時間を計測するタ
イマTimAの内容をリセットし、新たに計時を開始する
とともに、ステップS4ではフラグFA を「1」にす
る。フラグFA はフラグFB と共に初期設定で「0」と
されており、ここでフラグFA が「1」とされることに
より、以後のサイクルでステップS1の判断がNOとな
っても、ステップS14でフラグFA が「0」とされる
まではステップS5の判断がYESとなってステップS
6以下が実行される。
【0029】ステップS6では、フラグFB が「1」で
あるか否かを判断し、FB =1であればステップS12
以下を実行するが、当初はFB =0であるためステップ
S7以下を実行する。ステップS7では、タイマTimA
の計測時間が判定時間T1に達したか否かを判断し、判
定時間T1に達するとステップS8以下を実行する。判
定時間T1は、D→Nシフト操作された後クラッチC1
が所定の解放状態になるまでの時間、具体的には油圧P
C1がクラッチC1 をつかむのに十分な油圧の下限値P
OFF まで低下するのに要する時間に所定時間を加えた時
間で、予め実験等により油温などをパラメータとして設
定されている。図6の時間t3 は油圧PC1が下限値P
OFF に達した時間で、時間t4 はタイマTimAの計測時
間が判定時間T1に達した時間であり、上記所定時間
は、その後に背圧PACC を上昇させてもクラッチC1
再係合しないように定められる。なお、油圧PC1を検出
して下限値POFF 以下になったか否かを判断したり、ク
ラッチC1 のスリップ状態を検出して所定の解放状態に
なったか否かを判断したり、タービン回転速度(クラッ
チC0 回転速度NC0がエンジン回転速度NE と略一致す
る同期状態になったか否かを判断したりして、所定時間
経過後にステップS8以下を実行するようにしても良
い。
【0030】ステップS8では、リニアソレノイド弁S
LNのデューティ制御を終了し、これにより信号油圧P
SLN は0になる。ステップS9では、信号油圧PSLT
所定の増圧幅ΔPだけ高くなるようにリニアソレノイド
弁SLTの励磁電流のデューティー比を変更、すなわち
低下させる。このように信号油圧PSLT が増圧される
と、背圧PACC が上昇するため、アキュムレータ100
のピストン104が初期位置へ向かう移動速度が速くな
り、速やかに初期位置まで戻される。増圧幅ΔPは、背
圧PACC の上昇によってクラッチC1 が再係合すること
がないように、予め実験等により油温などをパラメータ
として設定されている。信号油圧PSLT を増圧する時の
変化率や信号油圧PSLN を低下させる時の変化率につい
ても、背圧PACC の急激な変化によってショック等の不
都合が生じないように油温などをパラメータとして設定
することが望ましい。
【0031】ステップS10では、水晶発振子等のクロ
ック信号源からのクロック信号を用いて時間を計測する
タイマTimBの内容をリセットし、新たに計時を開始す
るとともに、ステップS11ではフラグFB を「1」に
する。フラグFB が「1」とされることにより、以後の
サイクルではステップS6の判断がYESとなり、ステ
ップS12以下が実行される。
【0032】ステップS12では、タイマTimBの計測
時間が判定時間T2に達したか否かを判断し、判定時間
T2に達するとステップS13で信号油圧PSLT の増圧
制御を終了する。判定時間T2は、信号油圧PSLT の増
圧制御を開始してからアキュムレータ100のピストン
104が初期位置まで戻るのに必要な時間で、予め実験
等により油温などをパラメータとして設定されている。
図6の時間t5 は、タイマTimBの計測時間が判定時間
T2に達して、信号油圧PSLT の増圧制御が終了した時
間であり、アキュムレータ100のピストン104が初
期位置まで戻されている。ピストン104が初期位置ま
で戻ったことを検出して信号油圧PSLTの増圧制御を終
了するようにしても良い。次のステップS14では、フ
ラグFAおよびFB を共に「0」とし、これによりD→
Nシフト時の一連の制御が終了する。
【0033】変速用電子制御装置78によって実行され
る一連の信号処理のうち、上記ステップS2、S7、お
よびS8を実行する部分は切換時背圧制御手段として機
能しており、ステップS7、S9、およびS13を実行
する部分は迅速復帰手段として機能している。また、ス
テップS7の判断基準、すなわちタイマTimAの計測時
間が判定時間T1に達することが、クラッチC1 が急解
放とならない所定の解放条件に相当する。
【0034】このように本実施例では、クラッチC1
解放して前進駆動状態からニュートラル状態へ切り換え
るD→Nシフト時に、ステップS7の判断がYESとな
るまで、言い換えれば油圧PC1がクラッチC1 をつかむ
のに十分な油圧の下限値POF F 以下まで低下してクラッ
チC1 が解放状態になるまでは、リニアソレノイド弁S
LNをデューティ制御して背圧PACC を一時的に低下さ
せるため、これによりクラッチC1 の急解放によるシフ
トショックが防止される。また、ステップS7の判断が
YESになると、上記リニアソレノイド弁SLNのデュ
ーティ制御の終了に伴って背圧PACC が上昇させられる
だけでなく、リニアソレノイド弁SLTの励磁電流のデ
ューティ比が変化(低下)させられることにより背圧P
ACC が更に増大させられるため、アキュムレータ100
のピストン104が速やかに初期位置まで戻される。す
なわち、D→Nシフト時には、クラッチC1 の急解放に
よるショックを回避しつつ、アキュムレータ100のピ
ストン104が速やかに初期位置まで戻されるのであ
り、これにより短時間でD→N→Dシフト操作が行われ
た場合に、アキュムレータ100のピストン104が初
期位置まで戻れなくてN→Dシフトに伴うクラッチC1
の係合時にショックが生じることが抑制される。
【0035】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0036】例えば、前記実施例ではD→Nシフト時の
制御について説明したが、R→Nシフト時やDレンジ等
における各種の変速時にも、本発明は適用され得る。
【0037】また、前記実施例ではリニアソレノイド弁
SLNをデューティ制御して背圧P ACC を一時的に低下
させることにより、クラッチC1 の急解放によるショッ
クを防止するようになっていたが、本発明の実施に際し
てリニアソレノイド弁SLNのデューティ制御は必ずし
も必須ではない。
【0038】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用の動力伝達装置
を説明する骨子図である。
【図2】図1の動力伝達装置および動力源の制御系統の
電気的構成を説明する図である。
【図3】図1の動力伝達装置におけるシフトポジション
と変速段、および摩擦係合装置の作動状態などの関係を
説明する図である。
【図4】図1の動力伝達装置の油圧制御回路の要部を示
す図である。
【図5】図1の動力伝達装置におけるD→Nシフト時の
作動を説明するフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートに従って制御された場合
の各部の油圧、アキュムレータのピストンストローク、
およびタービン回転速度の変化を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】 14:自動変速機(動力伝達装置) 78:変速用電子制御装置 100:アキュムレータ 104:ピストン(隔壁部材) 106:背圧室 108:スプリング(付勢手段) SLN:リニアソレノイド弁(第1背圧制御弁) SLT:リニアソレノイド弁(第2背圧制御弁) C1 :クラッチ(油圧式摩擦係合装置) PACC :背圧(付勢手段) ステップS2、S7、S8:切換時背圧制御手段 ステップS7、S9、S13:迅速復帰手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式摩擦係合装置が係合させられるこ
    とによって第1の動力伝達状態が達成されるとともに、
    該油圧式摩擦係合装置が解放されることによって第2の
    動力伝達状態が達成される一方、該油圧式摩擦係合装置
    に接続され、油圧に応じて隔壁部材が付勢手段の付勢力
    に抗して変位せられることにより該油圧式摩擦係合装置
    の係合、解放時の過渡油圧を調整するアキュムレータを
    有する動力伝達装置において、 前記油圧式摩擦係合装置を解放して前記第1の動力伝達
    状態から前記第2の動力伝達状態へ切り換える際に、該
    油圧式摩擦係合装置が急解放とならない所定の解放条件
    が成立した後に、前記アキュムレータの隔壁部材を速や
    かに初期位置へ復帰させる迅速復帰手段を設けたことを
    特徴とする動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記アキュムレータは、前記付勢手段と
    して背圧が前記隔壁部材に作用させられるものであり、 デューティ比が大きくなる程前記背圧を低下させる第1
    背圧制御弁と、 デューティ比に応じて前記背圧を制御する第2背圧制御
    弁と、 前記油圧式摩擦係合装置を解放して前記第1の動力伝達
    状態から前記第2の動力伝達状態へ切り換える際に、前
    記所定の解放条件が成立するまで前記第1背圧制御弁を
    デューティ制御することにより、前記背圧を一時的に低
    下させて切換ショックを低減する切換時背圧制御手段と
    を備えている一方、 前記迅速復帰手段は、前記所定の解放条件が成立した後
    に前記背圧が一時的に増大するように前記第2背圧制御
    弁のデューティ比を変化させるものであることを特徴と
    する請求項1に記載の動力伝達装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100325222B1 (ko) * 1999-07-28 2002-03-04 이계안 차량용 자동 변속기의 피스톤 스트로크 동작 검출 장치 및 그 방법
US7033297B2 (en) 2003-05-28 2006-04-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shift control apparatus for automatic transmission
JP2018204706A (ja) * 2017-06-05 2018-12-27 ジヤトコ株式会社 変速機及び変速機の制御方法

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