JPH11227992A - 画像形成装置における給排紙装置 - Google Patents

画像形成装置における給排紙装置

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JPH11227992A
JPH11227992A JP10031768A JP3176898A JPH11227992A JP H11227992 A JPH11227992 A JP H11227992A JP 10031768 A JP10031768 A JP 10031768A JP 3176898 A JP3176898 A JP 3176898A JP H11227992 A JPH11227992 A JP H11227992A
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JP10031768A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Kameyama
宜克 亀山
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上ケース5に回動可能に装着された一つの給
紙トレイ体6にて給紙通路と排紙通路とを形成して互い
の記録用紙が混じり合わないようにする。 【解決手段】 上ケース5に枢支部34にて回動可能に
装着された給紙トレイ体6の下端を給紙口13に臨ま
せ、断面コ字状の左右一対のガイド体35,35を給紙
トレイ体6の表面のうち給紙口に接近するように設け
る。両ガイド体35,35の上側の一対の分離片42,
42により、その下方を給紙通路とし、上側を排紙通路
とするように分離させる。上ケース5のうち給紙口13
に近い側には規制凸部45を設けて、排紙される記録用
紙4の先端が直接給紙口13に巻き込まれないように規
制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ装置、複写機等の画像形成装置における給排紙装
置の構成に係り、より詳しくは、給紙から排紙迄の用紙
通過経路をUターンパスとして給紙すべき用紙と排紙さ
れた用紙とを、混在させないようにしてほぼ一箇所に集
めることのできる給排紙装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平7−2345号公
報には、原稿読取り装置における原稿読取り部への原稿
給紙のためのトレイと排紙のためのトレイとを一体化す
る構成が開示されている。この構成によれば、装置のケ
ース本体の後上角部を挟んで下側(後面側の上部寄り部
位)に給紙口を形成し、ケース本体の上面後部に排紙口
を形成し、ケース本体の後面には、前記給紙口に向かっ
て斜め下向き傾斜状にトレイを装着していた。そして、
このトレイの上面の片方に、原稿サイズ規制用のガイド
体を設け、トレイに載置された原稿の表面とほぼ平行状
に配置されたガイド体における上側の規制片にて、その
上面側に、排紙される原稿が通過するように分離するこ
とが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記原
稿サイズ規制用のガイド体が一側にだけ設けられている
ため、ガイド体が配置されていない側で、原稿用紙が互
い逆方向に移動するときの擦れ作用のために、一旦排出
された用紙が給紙側に回り込んで、再度読み込まれると
いうように、使用前後の用紙が互いに混じり合うという
問題や、前記回り込み時に用紙が斜め状態になって紙詰
まりや破損するおそれが生じるという問題があった。
【0004】本発明は、これらの従来の問題を解決すべ
くなされたものであって、給紙側と排紙側との記録用紙
が互いに混じり合わず、且つ斜めに給紙されないように
した画像形成装置における給排紙装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の画像形成装置における給
排紙装置は、画像形成装置のケース本体に、給紙口と排
紙口とを並列状に設け、給紙口を挟んで排紙口と反対側
の部位に、給紙トレイ体を、その表面側が前記給紙口に
向かって斜め下向きになるように立設し、給紙トレイ体
の表面側には、積層状にして載置する記録用紙の左右両
側縁を給紙口方向に案内するための左右一対のガイド体
を突設し、該左右両ガイド体には、下方を給紙通路と
し、上方を排紙通路とするための分離片を設けたもので
ある。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像形成装置における給排紙装置において、前
記ケース本体の上面に、給紙口と排紙口とを適宜隔てて
並列状に設け、ケース本体の上面には、前記給紙口と排
紙口との間には、排紙口から放出される記録用紙を前記
左右両ガイド体における分離片の上面側に案内するため
の規制凸部を形成したものである。
【0007】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の画像形成装置における給排紙
装置において、前記左右両ガイド体は、前記記録用紙の
左右両側縁が通過する開放部が相対峙するように断面ほ
ぼコ字状に形成となるように前記分離片を形成し、該各
分離片には前記記録用紙の導入側で高く給紙口側で低く
なる傾斜部を有するように構成したものである。
【0008】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし請求項3に記載の画像形成装置における給排紙
装置において、前記給紙トレイ体をケース本体に対して
回動可能に装着し、給紙トレイ体を、その表面がケース
本体に接近させるように閉じたとき、ケース本体に開口
する少なくとも給紙口を塞ぐように構成し、前記給紙ト
レイ体における表面には、前記左右両ガイド体の間にて
ワイヤ状の補助ホッパー体が起伏回動可能に装着されて
いるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。図1はファ
クシミリ装置1の側断面図、図2は図1のII−II線矢視
で示す給紙トレイ体を開いた状態の平面図、図3は給紙
トレイ体に対して補助ホッパー体を折り畳んだ状態の正
面図、図4は上ケースの開閉回動状態を示す側断面図で
ある。
【0010】先ず、ファクシミリ装置1の構造について
概略説明する。なお、本実施例のファクシミリ装置1
は、原稿8から画像等を読取り、その画像データをファ
クシミリデータとして電話回線を介して他のファクシミ
リ装置に送信すると共に電話回線を介して他のファクシ
ミリ装置から送信されたファクシミリデータを受信して
記録用紙4にその画像を形成する、通常のファクシミリ
装置としての機能の他、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ等からプリンタケーブルまたは赤外線等の
無線を介して伝送されてきたプリントデータを受けてそ
のデータに応じて画像を形成するプリンタとしての機能
を有する。
【0011】ファクシミリ装置1のケース本体としての
下ケース2の一側には、図示しない受話器が配置され、
下ケース2の上面前部にはキースイッチ3aや液晶表示
装置3bなどを有する操作パネル部3が設けられてい
る。また、後述する給紙口13と排紙口32と、原稿読
取り部への原稿8の導入部33とにわたって覆うケース
本体としての合成樹脂製等の上ケース5が下ケース2に
対して後述するように上向きに開き回動可能に配置され
ている。前記上ケース5の上面前後中途部には原稿台7
が着脱可能に装着されている。
【0012】そして、カットシート状の記録用紙4を斜
め下向き状の立てた状態で積層して前記給紙部14に給
紙するための給紙トレイ体6の基端が、図4に示すよう
な上ケース5の上面後端寄り部位の枢支部34に対して
上下回動可能に枢支され、ファクシミリ装置1を使用し
ない時や記録用紙4に印刷しない時には、前記上ケース
5の上面の前記給紙口13及び排紙口32を給紙トレイ
体6にて覆うように閉じることができる。
【0013】記録用紙4を斜め下向き状の立てた状態で
積層して載置するためのホッパー部としての左右一対の
断面コ字状のガイド体35,35は、開いたとき上面と
なる前記給紙トレイ体6の内面側(表面)に設けられて
いる。そして、この左右一対のガイド体35,35は、
給紙時と排紙時と兼用しているガイド部であって、給紙
トレイ体6の内面側(表面)に近い底片44から突出
し、記録用紙4の搬送方向と平行状に前後に延びる左右
一対の縦片43,43と、その上端から互いに接近する
方向に対峙して延びる分離片42,42とからなり、左
右一対の縦片43,43と左右両分離片42,42とで
囲まれる空間(分離片42の下面側)に多数枚の記録用
紙4を積層させて導入して、記録用紙4の給紙通路とす
る。このとき、左右一対の縦片43,43の内面にて給
紙される記録用紙4の左右両側縁を当接させて、記録用
紙4が真っ直ぐに移動するように案内する。
【0014】各ガイド体35における記録用紙4の搬送
方向とほぼ平行状に前後に延びる左右一対の分離片4
2,42の上側を排紙通路となし、排紙口32から放出
された記録用紙4が給紙側の記録用紙4と混ざらないよ
うにしている。この場合、前記上ケース5の上面には、
排紙口32から給紙口13までの間であって、当該給紙
口13に近い側で高さH2のように次第に高くなる規制
凸部45が形成されており、この規制凸部45の高さH
2が分離片42の下端(給紙口13側)の高さ位置にほ
ぼ等しいか、もしくは前記高さH2のほうが高くなるよ
うに設定する。これにより、排紙口32から放出された
記録用紙4が下向きに曲がり移動するのを規制凸部45
にて規制し、当該放出された記録用紙4が分離片42の
下端から給紙通路側に紛れ込んだり、給紙口13に直接
入り込むのを一層確実に防止することができる(図5及
び図6参照)。
【0015】また、前記左右両分離片42,42のう
ち、記録用紙4の導入側(給紙搬送方向の上流側)が高
く(図5の寸法H1の箇所参照)、給紙口13側で低く
なるにように傾斜状に形成することにより、多数枚の記
録用紙4を左右一対のガイド体35,35間に挿入し易
くする一方、両ガイド体35,35における分離片4
2、42の上面を上向きに滑って排紙された記録用紙4
の先端が、給紙されるとき下向きに移動する記録用紙4
に接触し難くなり、排紙された記録用紙4が給紙される
記録用紙4に引きずられて再度給紙されるという不都合
もなくなるのである。
【0016】前記左右一対のガイド体35,35は記録
用紙のサイズがA4の場合の左右幅寸法に等しく固定し
ているが、記録用紙4のサイズに併せて一対のガイド体
35,35の間隔を増減調節できるように、両ガイド体
35,35もしくは一方のガイド体35を移動調節可能
に構成しても良い。長い記録用紙4の後端部を支持する
ための平面視コ字状に屈曲形成されたワイヤ体からなる
偏平な補助ホッパー体36の左右両側の基端36a,3
6aが給紙トレイ体6の内面後部(自由端寄り部位)に
突設された左右一対のブラケット6a,6aに回動可能
に枢支されている。
【0017】換言すると、図2の二点鎖線及び図3に示
すように、補助ホッパー体36の先端36bが給紙トレ
イ体6の内面のうち回動中心線(枢支部34)寄り部位
に接近してほぼ平行状となるように折り畳んだ姿勢と、
この折り畳んだ状態から、補助ホッパー体36の先端3
6b側が給紙トレイ体6の内面から離れるように回動し
て、図2の実線状態に示すように、前記先端36b側が
給紙トレイ体6の自由端から大きく離れた位置に倒れ
て、補助ホッパー体36が給紙トレイ体6の内面の延長
線にほぼ沿うように延出した姿勢とに選択的に起伏回動
するように構成したものである。
【0018】従って、給紙トレイ体6を上ケース5から
離れるように立て起こし回動させると、上ケース5の上
面には給紙口13及び排紙口32が開口される。次い
で、補助ホッパー体36の先端36b側が給紙トレイ体
6の自由端側から大きく延出した姿勢のときには、給紙
トレイ体6の表面(内面)に積層状等で載置された記録
用紙4のうち、前記給紙トレイ体6の自由端側からはみ
出した搬送後部側が先端36b等の補助ホッパー体36
の全体にて支持できることになり、長い記録用紙4を、
給紙トレイ体6に載置して長時間放置しても曲がり癖が
付かない。
【0019】給紙トレイ体6にて前記給紙口13及び排
紙口32を塞ぐように閉じる前に、予め補助ホッパー体
36を、その先端36b側が給紙トレイ体6の内面に接
近するように折り畳み回動させた状態にしておくことが
必要となる。このようにすれば、前記補助ホッパー体3
6の先端36bが給紙トレイ体6の内面側に配置されて
いるときには、給紙トレイ体6を閉止回動させたとき邪
魔にならない。
【0020】下ケース2内には、前記操作パネル3の下
方位置に、前記原稿台7からの原稿8を搬送するための
フィードローラ対9と、密着型イメージスキャナ部(C
IS)10とその読取り部(ガラス面)の上側に配置し
た原稿押え体11と、排紙ローラ対12とが配置されて
いる。なお、給紙部14は、給紙口13からの記録用紙
4を一枚ずつ搬送するための水平軸心回りに間欠的に回
転する給紙ローラ15と、その下周面にばねにて付勢さ
れた分離パッド16と、該分離パッド16よりも搬送上
流側にて積層された記録用紙4を給紙ローラ15の円周
面の一部(後面)に押圧する押圧体17とからなる。
【0021】この給紙部14の下方には、記録部として
のローラ状のプラテン20と、該プラテン20の下面に
向かってばね21にて付勢されたサーマルヘッド22の
印字台23と、該印字台23に跨がるように配置するイ
ンクリボンカートリッジ24とが配置されている。下ケ
ース2の後部側に配置されたインクリボンカートリッジ
24における供給側リボンスプール25から前方の巻取
り側リボンスプール26に巻回したインクリボン27
は、サーマルヘッド22及びバネ板製のテンション体2
8の上面を通過し、巻取り側リボンスプール26の下周
面側に至る。このとき、広幅の樹脂フィルムからなるイ
ンクリボン27の上面(インク面)に記録用紙4を対面
させるようにして、プラテン20とラインプリンタであ
るサーマルヘッド22の記録面とにより挟み込んで、画
像データに応じてサーマルヘッド22の発熱体に通電す
ることにより、1ラインずつ記録用紙4に画像が形成さ
れる。
【0022】前記サーマルヘッド22による印字部にて
印刷されたのちの記録用紙4は、排紙通路板30及び排
紙ローラ対31を介して、排紙口32から前記給紙時と
排紙時とに兼用するガイド体35,35の上面側に排紙
されて積層する。前記上ケース5が取付けられる左右一
対のフレーム37(図4では片方のみ示す)には、前記
給紙部14における給紙ローラ15、印字部におけるプ
ラテン20、及び排紙通路板30,排紙ローラ対31が
取付けられ、この左右一対フレーム37の後端部が下ケ
ース2の後端部に取付けられた枢軸38を中心に上下回
動するように装着されている(図4参照)。
【0023】そして、前記インクリボンカートリッジ2
4の交換作業や紙詰まりの記録用紙4の除去作業等に際
して、前記上ケース5を図4の実線状態から一点鎖線ま
で上向きに矢印A方向に開き回動するとき、その回動角
度を大きくした位置で当該上ケース5が不用意に閉まり
方向に回動しないように保持するための開閉装置とし
て、前記一方のフレーム37には前記回転中心軸線とし
ての枢軸38から所定の半径の位置に、前記回転中心軸
線と平行にピン39を横向き突設する。
【0024】他方、固定部としての下ケース2の適宜箇
所には、合成樹脂製の中空(筒状)枠体40をビス(図
示せず)等にて固定する。この中空枠体40の内径部に
は、図4に示すように、前記回転中心軸線としての枢軸
38に対して偏心する凸湾曲面41aを備え、且つ弾性
変形可能な(可撓性を有する)摺接片41を一体的に形
成する。この場合、摺接片41の基部は、前記中空枠体
40の一側片に連設され、摺接片41の自由端側が中空
枠体40の内径部に位置する。
【0025】また、この摺接片41は、その自由状態に
おいて、前記基部側が回転中心軸線に近く、摺接片41
の自由端方向に行くに従って、次第に回転中心軸線から
遠ざかるように前記凸湾曲面41aが形成されている。
さらに、上ケース5を下ケース2に対して閉じていると
きには、前記ピン39は摺接片41の基部側であって、
凸湾曲面41aと当接しない位置にセットされ、上ケー
ス5を上向き開き回動するに従って、ピン39の回動軌
跡が凸湾曲面41aに接近し、当該ピン39の外周下面
が凸湾曲面41aを下向きに押圧するように摺接させ、
且つピン39が摺接片41の自由端側に行くに従って、
摺接片41の撓みによるピン39に対する弾性抵抗力が
大きくなるように配置が設定されている。
【0026】次に、前記構成により、上ケース5を下ケ
ース2の上面を覆う閉止位置では、フレーム37に突設
したピン39は摺接片41に当接しない。そして、図4
の矢印A方向に回動して上ケース5を開き運動させる
と、ピン39が摺接片41の凸湾曲面41aに押圧摺接
し、当該ピン39が摺接片41の自由端側に移動する
(上ケース5の開き角度が大きくなる)に従って、摺接
片41の曲げ撓み量が大きくなり、ピン39に対する摺
接抵抗力が増大するようになるから、上ケース5を大き
く開いた位置で保持できるのであり、作業者が手を放し
ても、当該上ケース5がその自重により急激に閉じる方
向に移動しないから安全であるという効果を奏する。
【0027】なお、金属製もしくは合成樹脂製のピン3
9の外周面に摩擦係数の高いゴム等の被嵌材39aを装
着しておけば、ピン39にて摺接片41を撓ませながら
の押圧摺接時に凸湾曲面41aの適宜の位置でピン39
を停止させ易くすることができて好ましい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の画像形成装置における給排紙装置は、画像形成装
置のケース本体に、給紙口と排紙口とを並列状に設け、
給紙口を挟んで排紙口と反対側の部位に、給紙トレイ体
を、その表面側が前記給紙口に向かって斜め下向きにな
るように立設し、給紙トレイ体の表面側には、積層状に
して載置する記録用紙の左右両側縁を給紙口方向に案内
するための左右一対のガイド体を突設し、該左右両ガイ
ド体には、下方を給紙通路とし、上方を排紙通路とする
ための分離片を設けたものであるから、この左右両側の
分離片によって、給紙される記録用紙の移動方向と排紙
される記録用紙の移動方向とが全く正反対であっても、
互いの記録用紙が接触しないから、特に排紙された記録
用紙が再度給紙通路に巻き込まれてしまうことが防止さ
れ、画像形成不良が発生することがない。また、給紙ト
レイ体の表面に設けた一対のガイド体だけで前記機能が
達成されるので、構成が至極簡単となるという効果を奏
する。
【0029】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像形成装置における給排紙装置において、前
記ケース本体の上面に、給紙口と排紙口とを適宜隔てて
並列状に設け、ケース本体の上面には、前記給紙口と排
紙口との間には、排紙口から放出される記録用紙を前記
左右両ガイド体における分離片の上面側に案内するため
の規制凸部を形成したものであるから、ケース本体の上
面を通過する排紙側の記録用紙が前記左右一対のガイド
体の下端側から給紙口に入ることを規制凸部で規制でき
て、排紙側の記録用紙が給紙側に紛れ込みの不都合を一
層確実に防止できるという効果を奏する。
【0030】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の画像形成装置における給排紙
装置において、前記左右両ガイド体は、前記記録用紙の
左右両側縁が通過する開放部が相対峙するように断面ほ
ぼコ字状に形成となるように前記分離片を形成し、該各
分離片には前記記録用紙の導入側で高く給紙口側で低く
なる傾斜部を有するように構成したものである。
【0031】従って、請求項1または請求項2に記載の
発明の効果に加えて、左右両分離片のうち、記録用紙導
入側が高いから、多数枚の記録用紙を左右一対のガイド
体間に挿入し易くなる一方、両ガイド体における分離片
の上面を上向きに滑って排紙された記録用紙4の先端
は、分離片の上端側に行くにつれて給紙通路からはなれ
るようになるから、給紙されるとき下向きに移動する記
録用紙に接触し難くなり、排紙された記録用紙が給紙さ
れる記録用紙に引きずられて再度給紙されるという不都
合もなくなるという効果を奏するのである。
【0032】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし請求項3に記載の画像形成装置における給排紙
装置において、前記給紙トレイ体をケース本体に対して
回動可能に装着し、給紙トレイ体を、その表面がケース
本体に接近させるように閉じたとき、ケース本体に開口
する少なくとも給紙口を塞ぐように構成し、前記給紙ト
レイ体における表面には、前記左右両ガイド体の間にて
ワイヤ状の補助ホッパー体が起伏回動可能に装着されて
いるものである。
【0033】この構成によれば、ケース本体に対して給
紙トレイ体を開き回動した状態で、ワイヤ状の偏平な補
助ホッパー体を、その先端が給紙トレイ体における自由
端から大きくはみ出すように回動させておけば、給紙ト
レイ体の内面から補助ホッパー体にわたるように記録用
紙を積層状にて載置しても、給紙トレイ体における自由
端からはみ出した記録用紙の部分に曲がり癖などがつか
つず、また垂れ下がらないようにして給紙を円滑にし、
且つ印刷むらも無くなるという効果を奏する。
【0034】このような補助ホッパー体を、前記左右一
対のガイド体の間で起伏回動するように折り畳めるか
ら、給紙トレイ体をケース本体に被せるように閉じると
きにも邪魔にならずコンパクトになるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の側断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視で示す給紙トレイ体を開い
た状態で示す上ケースの平面図である。
【図3】給紙トレイ体の内面(表面)を示す平面図であ
る。
【図4】上ケース及び給紙トレイ体の開閉状態を示す側
断面図である。
【図5】給紙トレイ体と、給紙口及び排紙口の状態を示
す概略斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視拡大断面図である。
【符号の説明】
2 下ケース 4 記録用紙 5 上ケース 6 給紙トレイ体 13 給紙口 14 給紙部 15 給紙ローラ 32 排紙口 34 枢支部 35,35 ガイド体 36 補助ホッパー体 42 分離片 43 縦片 44 底片 45 規制凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置のケース本体に、給紙口と
    排紙口とを並列状に設け、 給紙口を挟んで排紙口と反対側の部位に、給紙トレイ体
    を、その表面側が前記給紙口に向かって斜め下向きにな
    るように立設し、給紙トレイ体の表面側には、積層状に
    して載置する記録用紙の左右両側縁を給紙口方向に案内
    するための左右一対のガイド体を突設し、該左右両ガイ
    ド体には、下方を給紙通路とし、上方を排紙通路とする
    ための分離片を設けたことを特徴とする画像形成装置に
    おける給排紙装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース本体の上面に、給紙口と排紙
    口とを適宜隔てて並列状に設け、ケース本体の上面に
    は、前記給紙口と排紙口との間には、排紙口から放出さ
    れる記録用紙を前記左右両ガイド体における分離片の上
    面側に案内するための規制凸部を形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置における給排紙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記左右両ガイド体は、前記記録用紙の
    左右両側縁が通過する開放部が相対峙するように断面ほ
    ぼコ字状に形成となるように前記分離片を形成し、該各
    分離片には前記記録用紙の導入側で高く給紙口側で低く
    なる傾斜部を有することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の画像形成装置における給排紙装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙トレイ体をケース本体に対して
    回動可能に装着し、給紙トレイ体を、その表面がケース
    本体に接近させるように閉じたとき、ケース本体に開口
    する少なくとも給紙口を塞ぐように構成し、前記給紙ト
    レイ体における表面には、前記左右両ガイド体の間にて
    ワイヤ状の補助ホッパー体が起伏回動可能に装着されて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の
    画像形成装置における給排紙装置。
JP10031768A 1998-02-13 1998-02-13 画像形成装置における給排紙装置 Pending JPH11227992A (ja)

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