JP2001102771A - カバー体のロック装置 - Google Patents

カバー体のロック装置

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JP2001102771A
JP2001102771A JP27546499A JP27546499A JP2001102771A JP 2001102771 A JP2001102771 A JP 2001102771A JP 27546499 A JP27546499 A JP 27546499A JP 27546499 A JP27546499 A JP 27546499A JP 2001102771 A JP2001102771 A JP 2001102771A
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Yoshikatsu Kameyama
宜克 亀山
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で第1カバー体5の閉止が完全か
否かを判別する。 【解決手段】 下ケース2の上面後部を覆う第1カバー
体5の後端を枢軸38を介して下ケース2の後部に上下
回動可能に装着する一方、下ケース2の上面前部を覆う
操作パネル部3の前端のフランジ部3cを前ピン18を
介して下ケース2の前部に上下回動可能に装着する。第
1カバー体の左右を支持する左右一対のフレーム37,
37にそれぞれロックレバー47,47を単独で上下回
動可能となるよう配置し、各ロックレバー47のフック
部47aが下ケース2に設けた係合ピン50に係合して
ロックできる。各ロックレバー47には突出部49を設
け、第1カバー体5が正規の位置に閉止されたときの
み、各突出部49が操作パネル部3の下面板51に設け
た設定孔52内に臨んで、操作パネル部3が閉止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ装置、複写機等の画像形成装置等の本体ケースに
対する2つのカバー体のロック装置の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平10−20738
号公報に開示されているように、プリンタやファクシミ
リ装置等のように用紙に画像等を印字する装置において
は、本体ケースの一方(後側)の端部に給紙部への給紙
トレイを配置し、該給紙トレイからの用紙が本体ケース
内を通過して後、当該本体ケースの他方(前側)に排紙
されるようなものが公知である。
【0003】そして、前記給紙トレイを差し込む給紙側
カバー体(後カバー体)を本体ケースの後端に対して上
下回動可能に構成され、キー等を備え、印字部等の上側
を覆うための前カバー体を本体ケースの前端側を中心に
して上下回動に構成し、前記前カバー体及び後カバー体
はそれぞれ本体ケースに設けた係合部に対してロックす
るように構成されているものがあった。
【0004】その場合、用紙の幅方向(用紙の通過方向
に対して平面視で直交する方向)の寸法が大きい前カバ
ー体や後カバー体では、前記用紙の通過の幅方向からは
ずれた左右両側端部にロック部を備えて、各ロック部が
それぞれ単独でロック及びロ解除できるようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記前
カバー体や後カバー体を合成樹脂製とした場合等、その
剛性があまり大きくないときには、当該各カバー体が用
紙の幅方向にねじれるような撓みが発生し易いから、各
カバー体を閉止すべく一方のロック部にロックしたにも
拘らず、他方のロック部はロックされていない状態で
も、カバー体が一応閉止位置になることがあった。この
状態で印字作業を開始すると、給紙方向が片側に歪み、
用紙における正規の位置に印字できないとか、紙詰まり
が発生し易いという問題があった。
【0006】この問題を解消するため、前記左右両側の
ロック部を連動さる構成を採用する、または各ロック部
よるロック状態を検知するセンサを、左右両側のロック
部に対応させて配置することが考えられる。しかし、い
ずれの場合も、部品点数が増大して構成が複雑になると
共に、製造コストも高くなるという別の問題を招来する
のであった。
【0007】他方、左右両側のロック部が同時にロック
されて、カバー体の閉止状態を検知するためのセンサ
を、用紙の幅方向に中央に1つだけ設けるとすれば、カ
バー体の剛性を高くすると共に、カバー体の開閉の左右
バランスも均一にする等の設定が必要となり、調整等の
作業に時間が掛かり、これもコストアップの原因となる
という問題があった。
【0008】本発明は、これらの従来の問題を解決すべ
くなされたものであって、2つのカバー体の閉止状態を
簡単に検知できるようにしたカバー体のロック装置を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明のカバー体におけるロック
装置は、画像形成装置等におけるケース本体等の固定部
の上面に第1カバー体と第2カバー体とを、各回動中心
が互いに遠い位置にあり、且つ両カバー体の開放端面側
が互いに接近するようにして上下回動開閉するように配
置されており、第1カバー体に設けた一対のロックレバ
ーを前記固定部に設けた一対のロック部に対して各々単
独にて上下回動して係脱するよう構成する一方、前記各
ロックレバーには突出部を設け、第1カバー体が正規の
位置に閉止されたとき、前記各突出部が第2カバー体の
下面側に設けた設定孔内に臨んで、当該第2カバー体が
閉止でき、前記第1カバー体が正規の位置に閉止されな
かったときには、前記少なくとも一方の突出部が第2カ
バー体の下面に干渉して閉止不能となるように構成した
ものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のカバー体のロック装置において、前記第2カバ
ー体には、前記少なくとも一方のロックレバーにおける
突出部を検知できるようにしたセンサを設けたものであ
る。
【0011】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のカバー体のロック装置におい
て、前記第1カバー体の回動中心を本体ケースの後端部
側に設け、第2カバー体の回動中心を本体ケースの前端
部側に設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。図1はファ
クシミリ装置1の側断面図、図2はファクシミリ装置1
の平面概略図、図3はファクシミリ装置1の後部概略平
面図、図5は第1カバー体5及び操作パネル部3の開閉
状態を示す側面図である。
【0013】先ず、ファクシミリ装置1の構造について
概略説明する。なお、本実施例のファクシミリ装置1
は、原稿8から画像等を読取り、その画像データをファ
クシミリデータとして電話回線を介して他のファクシミ
リ装置に送信すると共に電話回線を介して他のファクシ
ミリ装置から送信されたファクシミリデータを受信して
記録用紙4にその画像を形成する、通常のファクシミリ
装置としての機能の他、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ等からプリンタケーブルまたは赤外線等の
無線を介して伝送されてきたプリントデータを受けてそ
のデータに応じて画像を形成するプリンタとしての機能
を有する。
【0014】ファクシミリ装置1のケース本体としての
下ケース2の上面前部にはキースイッチ3aや液晶表示
装置3b等を有する第2カバー体としての操作パネル部
3が上下開閉可能に配置されており、合成樹脂製の操作
パネル部3はその前端下部のフランジ部3cが、下ケー
ス2の前端部に枢着される回動中心としての前ピン18
に回動可能に枢支されている(図5参照)。そして、操
作パネル部3の上面一側(実施形態では、図2で原稿排
出側から見て左側)には、送受話器46が配置されてい
る。
【0015】また、後述する給紙口13と排紙口32
と、原稿読取り部への原稿8の導入部33とにわたって
覆う合成樹脂製等の第1カバー体5が下ケース2に対し
て後述するように上向きに開き回動可能に配置されてい
る。前記第1カバー体5の上面前後中途部には原稿台7
が着脱可能に装着されている。
【0016】即ち、前記第1カバー体5が取付けられる
左右一対のフレーム37(図4及び図5では片方のみ示
す)には、後述する給紙部14における給紙ローラ1
5、印字部におけるプラテン20、及び排紙通路板3
0,排紙ローラ対31が取付けられ、この左右一対フレ
ーム37の後端部が下ケース2の後端部に取付けられた
枢軸38を中心に上下回動するように装着されている
(図4参照)。
【0017】そして、カットシート状の記録用紙4を斜
め下向き状の立てた状態で積層して前記給紙部14に給
紙するための給紙トレイ体6の基端が、図4に示すよう
な第1カバー体5の上面後端寄り部位の枢支部34に対
して上下回動可能に枢支され、ファクシミリ装置1を使
用しない時や記録用紙4に印刷しない時には、前記第1
カバー体5の上面の前記給紙口13及び排紙口32を給
紙トレイ体6にて覆うように閉じることができる。
【0018】記録用紙4を斜め下向き状の立てた状態で
積層して載置するためのホッパー部としての左右一対の
断面コ字状のガイド体35,35は、開いたとき上面と
なる前記給紙トレイ体6の内面側(表面)に設けられて
いる。
【0019】そして、この左右一対のガイド体35,3
5は、給紙時と排紙時と兼用しているガイド部であっ
て、給紙トレイ体6の内面側(表面)に近い底片44か
ら突出し、記録用紙4の搬送方向と平行状に前後に延び
る左右一対の縦片43,43と、その上端から互いに接
近する方向に対峙して延びる分離片42,42とからな
り、左右一対の縦片43,43と左右両分離片42,4
2とで囲まれる空間(分離片42の下面側)に多数枚の
記録用紙4を積層させて導入して、記録用紙4の給紙通
路とする。このとき、左右一対の縦片43,43の内面
にて給紙される記録用紙4の左右両側縁を当接させて、
記録用紙4が真っ直ぐに移動するように案内する。ま
た、各ガイド体35における記録用紙4の搬送方向とほ
ぼ平行状に前後に延びる左右一対の分離片42,42の
上側を排紙通路となし、排紙口32から放出された記録
用紙4が給紙側の記録用紙4と混ざらないようにしてい
る。
【0020】この場合、前記第1カバー体5の上面に
は、排紙口32から給紙口13までの間であって、当該
給紙口13に近い側で次第に高くなる規制凸部45が形
成されており、この規制凸部45の高さが分離片42の
下端(給紙口13側)の高さ位置より高いかもしくはほ
ぼ等しくなるように設定する。これにより、排紙口32
から放出された記録用紙4が下向きに曲がり移動するの
を規制凸部45にて規制し、当該放出された記録用紙4
が分離片42の下端から給紙通路側に紛れ込んだり、給
紙口13に直接入り込むのを一層確実に防止することが
できる(図4参照)。
【0021】前記左右一対のガイド体35,35は記録
用紙のサイズがA4の場合の左右幅寸法に等しく固定し
ているが、記録用紙4のサイズに併せて一対のガイド体
35,35の間隔を増減調節できるように、両ガイド体
35,35もしくは一方のガイド体35を移動調節可能
に構成しても良い。
【0022】長い記録用紙4の後端部を支持するための
平面視コ字状に屈曲形成されたワイヤ体からなる偏平な
補助ホッパー体36の左右両側の基端36a,36aが
給紙トレイ体6の内面後部(自由端寄り部位)に突設さ
れた左右一対のブラケット6a,6aに回動可能に枢支
されている(図3及び図4参照)。
【0023】補助ホッパー体36が給紙トレイ体6の内
面の延長線にほぼ沿うように延出した姿勢と、図3の二
点鎖線に示すように、補助ホッパー体36の先端36b
が給紙トレイ体6の内面のうち回動中心線(枢支部3
4)寄り部位に接近してほぼ平行状となるように折り畳
んだ姿勢と、に選択的に起伏回動するように構成したも
のである。
【0024】下ケース2内には、前記操作パネル3の下
方位置に、前記原稿台7からの原稿8を搬送するための
フィードローラ9と、送りローラ対19と、密着型イメ
ージスキャナ部(CIS)10とその読取り部(ガラス
面)の上側に配置した原稿押え体11と、排紙ローラ対
12とが配置されている。
【0025】なお、給紙部14は、給紙口13からの記
録用紙4を一枚ずつ搬送するための水平軸心回りに間欠
的に回転する給紙ローラ15と、その下周面にばねにて
付勢された分離パッド16と、該分離パッド16よりも
搬送上流側にて積層された記録用紙4を給紙ローラ15
の円周面の一部(後面)に押圧する押圧体17とからな
る。
【0026】この給紙部14の下方には、記録部として
のローラ状のプラテン20と、該プラテン20の下面に
向かってばね21にて付勢されたサーマルヘッド22の
印字台23と、該印字台23に跨がるように配置するイ
ンクリボンカートリッジ24とが配置されている。下ケ
ース2の後部側に配置されたインクリボンカートリッジ
24における供給側リボンスプール25から前方の巻取
り側リボンスプール26に巻回したインクリボン27
は、サーマルヘッド22及びバネ板製のテンション体2
8の上面を通過し、巻取り側リボンスプール26の下周
面側に至る。このとき、広幅の樹脂フィルムからなるイ
ンクリボン27の上面(インク面)に記録用紙4を対面
させるようにして、プラテン20とラインプリンタであ
るサーマルヘッド22の記録面とにより挟み込んで、画
像データに応じてサーマルヘッド22の発熱体に通電す
ることにより、1ラインずつ記録用紙4に画像が形成さ
れる。
【0027】前記サーマルヘッド22による印字部にて
印刷されたのちの記録用紙4は、排紙通路板30及び排
紙ローラ対31を介して、排紙口32から前記給紙時と
排紙時とに兼用するガイド体35,35の上面側に排紙
されて積層する。
【0028】そして、前記インクリボンカートリッジ2
4の交換作業や紙詰まりの記録用紙4の除去作業等に際
して、前記第1カバー体5を図4の実線状態から一点鎖
線まで上向きに矢印A方向に開き回動するとき、その回
動角度を大きくした位置で当該第1カバー体5が不用意
に閉まり方向に回動しないように保持するための開閉装
置として、前記一方のフレーム37には前記回転中心軸
線としての枢軸38から所定の半径の位置に、前記回転
中心軸線と平行にピン39を横向き突設する。
【0029】他方、固定部としての下ケース2の適宜箇
所には、合成樹脂製の中空(筒状)枠体40をビス(図
示せず)等にて固定する。この中空枠体40の内径部に
は、図4に示すように、前記回転中心軸線としての枢軸
38に対して偏心する凸湾曲面41aを備え、且つ弾性
変形可能な(可撓性を有する)摺接片41を一体的に形
成する。この場合、摺接片41の基部は、前記中空枠体
40の一側片に連設され、摺接片41の自由端側が中空
枠体40の内径部に位置する。
【0030】また、この摺接片41は、その自由状態に
おいて、前記基部側が回転中心軸線に近く、摺接片41
の自由端方向に行くに従って、次第に回転中心軸線から
遠ざかるように前記凸湾曲面41aが形成されている。
さらに、第1カバー体5を下ケース2に対して閉じてい
るときには、前記ピン39は摺接片41の基部側であっ
て、凸湾曲面41aと当接しない位置にセットされ、第
1カバー体5を上向き開き回動するに従って、ピン39
の回動軌跡が凸湾曲面41aに接近し、当該ピン39の
外周下面が凸湾曲面41aを下向きに押圧するように摺
接させ、且つピン39が摺接片41の自由端側に行くに
従って、摺接片41の撓みによるピン39に対する弾性
抵抗力が大きくなるように配置が設定されている。
【0031】次に、第1カバー体5のロック装置の構
成、及び前記ロック装置によるロック状態か否かを判別
する構成について説明する。上述のように、第1カバー
体5が取付けられた金属板製等の左右一対のフレーム3
7,37の後端の回動中心である枢軸38は、固定部で
ある下ケース2の後端に位置して、第1カバー体5の前
端側が上下回動する(図4及び図5参照)。他方、第2
カバー体として操作パネル部3の左右一対のフランジ部
3c(図5及び図6で片方のみ示す)は、下ケース2の
前端側で前ピン18の箇所を回動中心として上下回動す
る。
【0032】第1カバー体5のロック装置は、前記左右
一対のフレーム37,37の前側の外面に横軸48,4
8に対してそれぞれ単独で上下回動可能に枢支された一
対のロックレバー47であり(図5及び図6では片方の
み示す)、各ロックレバー47の基部の下面側には、後
向きに開放状のフック部47aが一体的に形成され、ま
た、ロックレバー47の基部の上面側には、上向きに突
出する角状の突出部49が一体的に設けられている。こ
の突出部49は使用者がロックレバー47をロック解除
方向に操作するときの操作部としての機能も果たす。
【0033】そして、左右一対のロックレバー47,4
7におけるフック部47a,47aが固定部である下ケ
ース2の内側面に横向きに設けた係合ピン50,50に
それぞれ係合するとき、第1カバー体5は正規の閉止状
態の姿勢となる(図5の実線状態参照)。
【0034】さらに、各ロックレバー47は、図示しな
いねじりばね等の付勢手段により、前記各フック部47
aが係合ピン50に噛み合う方向(図5及び図6で時計
回り方向)に付勢されている。従って、閉止すべく第1
カバー体5が矢印C方向(図6で時計回り方向)に回動
したとき、各ロックレバー47におけるフック部47a
の下面がまず係合ピン50の上面に当接し、作業者が第
1カバー体5をさらに下方に押圧すると、前記付勢手段
に抗して各ロックレバー47が一旦図6の反時計方向に
回動し(図6の二点鎖線状態参照)、しかる後、各フッ
ク部47aが係合ピン50を抱え込むようしてロックす
るのである。なお、第1カバー体5を開くには、前記各
ロックレバー47における突出部49を使用者の指で反
時計方向に押しながら第1カバー体5を矢印A方向に回
動すれば良い。
【0035】正規の閉止状態の第1カバー体5の前端部
(開放端部)に対して、第2カバー体としての操作パネ
ル部3の開放端側(後端側)が上方から被さって、両開
放端側が互いに接近したとき、当該操作パネル部3の下
面板51に穿設された左右一対の設定孔52,52に対
して前記各突出部49が嵌まるのである(図2及び図5
参照)。これにより、第2カバー体としての操作パネル
部3も正規の位置(例えば、原稿8の送りローラ対19
のうち上側のローラ19aの軸受け等に、フランジ部3
cの所定の下面が当接する位置)に閉止できるのであ
る。
【0036】そして、前記操作パネル部3の内面には、
少なくとも、前記左右いずれか一方の設定孔52の箇所
の上方位置にセンサ53が配置され、このセンサ53の
下方には、ばねにより下向きに付勢されたセンサカバー
54が設けられており、第1カバー体54及び操作パネ
ル部3がそれぞれ正規の位置で閉止されると、前記ロッ
クレバー47における突出部49がセンサカバー54を
上向きに押し、センサ53がONされる。
【0037】このセンサ53の信号により、図示しない
制御部を介して、前記液晶表示部3bに「カバー体が閉
止され、使用可能である」旨を表示して、使用者に知ら
せることができる。逆に後述するように少なくとも片方
のロックレバー47がロックされていないときには、前
記突出部49がセンサカバー54を押圧しないからセン
サ53がOFF状態の信号を出し、「第1カバー体5を
閉めて下さい」等の表示が出ることになる。表示装置に
代えて、ブザー等の警報装置を備えても良い。なお、図
示しないロック装置により、操作パネル部3を閉止状態
に保持することができる。
【0038】他方、前記第1カバー体5の剛性が小さい
等により、当該第1カバー体5を閉止するとき、万一、
片方のロックレバー47のフック部47aが対応する係
合ピン50に係合していない状態(他方のロックレバー
47のフック部47aは既に係合ピン50に係合してい
るものとする)では、そのロックレバー47における突
出部49の回動位置が図6の実線状態になり、その部分
に覆い被さる操作パネル部3の下面板51に干渉して衝
突し、前記設定孔52には入らない。即ち、第2カバー
体としての操作パネル部3は浮いた状態となって閉止で
きない。使用者はこの状態を観察することで、第1カバ
ー体5または操作パネル部3が正規の閉止位置にないこ
とを感知できる。なお、この非正規の位置では、第1カ
バー体5の上面板部分は若干歪んでいる。
【0039】前述のように、片側のロックレバー47が
係合ピン50に対してロックされていない状態では、使
用者は操作パネル部3を下向きに押圧すると、その下面
板51にて前記突出部49を図6における実線状態から
二点鎖線状態へと回動させることができ、これにより、
前記ロックレバー47のフック部47aが係合ピン50
に係合できるのである。
【0040】前記実施形態ではロックレバー47におけ
るフック部47aを後向き開放状に形成したが、前向き
に開放したもの(図6の実施形態と逆向き)であっても
良く、その場合、係合ピン50に対してフック部47a
が係合する方向にバネ付勢することはいうまでもなく、
さらに、片方のロックレバー47のフック部47aが対
応する係合ピン50に係合していない状態において、そ
のロックレバー47における突出部49が操作パネル部
3の下面板51に干渉して衝突したとき、さらに操作パ
ネル部3を下向きに押圧すると、前記ロックレバー47
が図6の時計方向に回動して、ロックされるように構成
しても良いのである。
【0041】なお、第1カバー体5が下ケース2の上面
を覆う閉止位置では、フレーム37に突設したピン39
は摺接片41に当接しない。そして、まず、操作パネル
部3を開いた後、左右両ロックレバー47,47の突出
部49,49を図5の反時計方向に回動させ、第1カバ
ー体5を図5の矢印A方向に回動して開き運動させる
と、ピン39が摺接片41の凸湾曲面41aに押圧摺接
し、当該ピン39が摺接片41の自由端側に移動する
(第1カバー体5の開き角度が大きくなる)に従って、
摺接片41の曲げ撓み量が大きくなり、ピン39に対す
る摺接抵抗力が増大するようになるから、第1カバー体
5を大きく開いた位置で保持できるのであり、作業者が
手を放しても、当該第1カバー体5がその自重により急
激に閉じる方向に移動しないから安全であるという効果
を奏する。
【0042】なお、金属製もしくは合成樹脂製のピン3
9の外周面に摩擦係数の高いゴム等の被嵌材39aを装
着しておけば、ピン39にて摺接片41を撓ませながら
の押圧摺接時に凸湾曲面41aの適宜の位置でピン39
を停止させ易くすることができて好ましい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明のカバー体におけるロック装置は、画像形成装置等
におけるケース本体等の固定部の上面に第1カバー体と
第2カバー体とを、各回動中心が互いに遠い位置にあ
り、且つ両カバー体の開放端面側が互いに接近するよう
にして上下回動開閉するように配置されており、第1カ
バー体に設けた一対のロックレバーを前記固定部に設け
た一対のロック部に対して各々単独にて上下回動して係
脱するよう構成する一方、前記各ロックレバーには突出
部を設け、第1カバー体が正規の位置に閉止されたと
き、前記各突出部が第2カバー体の下面側に設けた設定
孔内に臨んで、当該第2カバー体が閉止でき、前記第1
カバー体が正規の位置に閉止されなかったときには、前
記少なくとも一方の突出部が第2カバー体の下面に干渉
して閉止不能となるように構成したものである。
【0044】このようにすることより、使用者が第2カ
バー体の閉止状態を観察するだけで、第1カバー体が正
規の位置(正規の姿勢で)閉止できているか否かを至極
簡単に判断できるという効果を奏する。
【0045】そして、互いに離れた位置に配置された一
対のロックレバーを連動させる機構が不要となるので、
部品点数も少なく、構成を簡単になって、製造コストを
低減できるという効果を奏する。
【0046】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のカバー体のロック装置において、前記第2カバ
ー体には、前記少なくとも一方のロックレバーにおける
突出部を検知できるようにしたセンサを設けたものであ
るから、前記使用者の目による観察に加えて、センサの
信号により、使用者に適切な警告(警報)等の表示等に
より報知することができるとう効果を奏する。
【0047】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のカバー体のロック装置におい
て、前記第1カバー体の回動中心を本体ケースの後端部
側に設け、第2カバー体の回動中心を本体ケースの前端
部側に設けたものである。この構成によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明の効果に加えて、使用者の
手前側となる第2カバー体の状態の観察及び操作が容易
となるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の側断面図である。
【図2】ファクシミリ装置の概略平面図である。
【図3】図1の III−III 線矢視で示す給紙トレイ体を
開いた状態で示す第1カバー体の平面図である。
【図4】第1カバー体及び給紙トレイ体の開閉状態を示
す側断面図である。
【図5】第1カバー体及び第2カバー体としての操作パ
ネル部の開閉状態を示す概略側面図である。
【図6】ロックレバーの回動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 下ケース 3 第2カバー体としての操作パネル部 3a フランジ部 4 記録用紙 5 第1カバー体 6 給紙トレイ体 8 原稿 18 前ピン 32 排紙口 34 枢支部 37,37 フレーム 38,38 枢軸 47,47 ロックレバー 47a,47a フック部 49,49 突出部 50,50 係合ピン 51 下面板 52,52 設定孔 53 センサ 54 センサカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 BB10 CD15 4E360 AB03 AB04 AB13 BA04 BA12 BB02 BB03 BB12 BB17 BB22 BC03 BC04 BC05 CA03 EA13 EA18 EC11 EC14 EC16 ED04 ED13 ED15 ED16 ED23 ED28 FA08 GA02 GA06 GA44 GA46 GB24 GB48

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置等におけるケース本体等の
    固定部の上面に第1カバー体と第2カバー体とを、各回
    動中心が互いに遠い位置にあり、且つ両カバー体の開放
    端面側が互いに接近するようにして上下回動開閉するよ
    うに配置されており、 第1カバー体に設けた一対のロックレバーを前記固定部
    に設けた一対のロック部に対して各々単独にて上下回動
    して係脱するよう構成する一方、 前記各ロックレバーには突出部を設け、第1カバー体が
    正規の位置に閉止されたとき、前記各突出部が第2カバ
    ー体の下面側に設けた設定孔内に臨んで、当該第2カバ
    ー体が閉止でき、前記第1カバー体が正規の位置に閉止
    されなかったときには、前記少なくとも一方の突出部が
    第2カバー体の下面に干渉して閉止不能となるように構
    成したことを特徴とするカバー体のロック装置。
  2. 【請求項2】 前記第2カバー体には、前記少なくとも
    一方のロックレバーにおける突出部を検知できるように
    したセンサを設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    カバー体のロック装置。
  3. 【請求項3】 前記第1カバー体の回動中心を本体ケー
    スの後端部側に設け、第2カバー体の回動中心を本体ケ
    ースの前端部側に設けたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のカバー体のロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007074794A1 (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Sharp Kabushiki Kaisha 画像記録装置のフレーム構造体、およびこれを備えた画像記録装置
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