JPH11227986A - 自動原稿給紙装置及び滞留jam検知方法 - Google Patents

自動原稿給紙装置及び滞留jam検知方法

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JPH11227986A
JPH11227986A JP10037187A JP3718798A JPH11227986A JP H11227986 A JPH11227986 A JP H11227986A JP 10037187 A JP10037187 A JP 10037187A JP 3718798 A JP3718798 A JP 3718798A JP H11227986 A JPH11227986 A JP H11227986A
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jam
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JP10037187A
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Genichi Tamaoki
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨大なデータテーブルによってメモリ量を増
大することなく、原稿サイズに応じて滞留JAMを検知
することができ、排紙時における原稿破壊等のダメージ
を回避し、原稿にパンチ穴がある場合も滞留JAMを誤
検知することのない自動原稿給紙装置及び滞留JAM検
知方法を提供する。 【解決手段】 給紙時に求めた搬送方向の原稿長さによ
って原稿毎にJAM検知の判断基準を変更し、その原稿
長さLgと排紙時の原稿搬送量Lhとを比較することに
よって(ステップ3002,3006)、排紙部の滞留
JAM検知を行う。また、原稿にパンチ穴がある場合
は、原稿長さ以上搬送した後、滞留JAMの有無を判定
する(ステップ3006,3007)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ等の画像形成装置における自動原稿給紙装置及び滞
留JAM検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動原稿給紙装置は、原稿テーブ
ル上に置かれた原稿を1枚ずつ分離して給紙する給紙
部、その原稿をコンタクトガラス上の所定位置に搬送す
る搬送部、及び読み取り後の原稿を排出する排紙部を有
し、各部はそれぞれ独立して駆動するように構成されて
いた。さらに、滞留JAM等が発生した場合はJAM発
生部のみを駆動停止させることにより、原稿のダメージ
防止及び処理効率の向上を図っていた。このような装置
においては、滞留JAMを検知する際、原稿先端が検知
されてからの駆動時間をタイマ監視し、原稿サイズに応
じて設けられたデータテーブル(JAM判定時間を算出
するためのテーブル)を参照して滞留JAMの有無を判
定していた。例えば、排紙部センサが原稿先端を検知し
てから原稿後端を検知するまでの時間が所定時間以内で
あれば、滞留JAM無しと判定し、また排紙部センサが
原稿先端を検知してから所定時間以内に原稿後端を検知
することができなければ、滞留JAM有りと判定するも
のである。なお、原稿にパンチ穴があると排紙部センサ
が誤検出する恐れがあるため、例えば原稿搬送方法と直
交するように2個のセンサを配置し、両方とも原稿検出
した場合のみ有効と判定していた。
【0003】この種の装置として関連するものには、例
えば特開平8−12184号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、JAM判定時間を算出するためのデータテーブルを
原稿サイズに応じて設けているので、多様なサイズの原
稿に対応するにはデータテーブルを大きくする必要があ
る。さらに、規格サイズ以外の原稿に対応するには膨大
なデータテーブルが必要である。よって、データテーブ
ルを格納するために大容量メモリ等が必要であるという
問題がある。また、駆動系モータの負荷の増減や原稿用
紙の紙質によって原稿の搬送速度が変化した場合でも、
JAM判定時間は同様に設定されていたので、実際にJ
AMが発生した後も排紙部を駆動して原稿破損等のダメ
ージを受ける恐れがあった。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、膨大なデータテーブルによってメモリ量を増大する
ことなく、各種原稿サイズに応じて滞留JAMを検知す
ることができ、原稿破損等のダメージを回避するのに好
適な自動原稿給紙装置及び滞留JAM検知方法を提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、膨大なデー
タテーブルによってメモリ量を増大することなく、各種
原稿サイズに応じて滞留JAMを検知することができ、
原稿破損等のダメージを回避するのに好適であって、原
稿にパンチ穴がある場合でも、滞留JAMの誤検知をす
ることのない自動原稿給紙装置及び滞留JAM検知方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の自動原稿検知装置は、原稿テーブルにセッ
トされた原稿束を1枚ずつ分離して給紙する給紙部と、
分離された原稿をコンタクトガラス上の所定位置に搬送
する搬送部と、前記所定位置にて読み取り後の原稿を排
出する排紙部と、前記分離された原稿を検知する原稿セ
ンサと、前記原稿センサの検知情報と前記給紙部及び排
紙部による原稿の搬送量とを用い、原稿の排紙部滞留J
AMを検知する際の判断基準を原稿サイズに応じて変更
する滞留JAM検知手段とを有することを特徴とする。
【0007】さらに、前記原稿のパンチ穴を給紙時に検
知するパンチ穴検知手段を有し、前記滞留JAM検知手
段は、パンチ穴を有する原稿を原稿長以上搬送した後、
排紙部滞留JAMの有無を判定することを特徴とする。
また、前記目的を達成するため、本発明の自動原稿検知
装置は、原稿テーブルにセットされた原稿束を1枚ずつ
分離して給紙する給紙部と、分離された原稿をコンタク
トガラス上の所定位置に搬送する搬送部と、前記所定位
置にて読み取り後の原稿を排出する排紙部と、前記給紙
部、搬送部、及び排紙部を駆動する駆動手段と、前記分
離された原稿を給排紙時に検知する原稿センサと、給紙
時における原稿検知後に原稿の搬送方向の長さを示す値
を算出する原稿長さ算出手段と、排紙時における原稿先
端検知後に原稿の搬送距離を示す値を算出する搬送距離
算出手段と、排紙時に前記原稿長さ算出手段が算出した
原稿長さを示す値と、前記搬送距離算出手段が算出した
搬送距離を示す値とを比較することにより、原稿の滞留
JAMを検知する滞留JAM検知手段とを有することを
特徴とする。
【0008】さらに、前記原稿のパンチ穴を給紙時に検
知するパンチ穴検知手段を有し、前記滞留JAM検知手
段は、前記原稿にパンチ穴がある場合、排紙時に前記原
稿センサにて原稿先端が検知され、前記搬送方向の原稿
長さ以上、原稿が搬送されてから、前記原稿センサの検
知情報によって滞留JAMの有無を判定することを特徴
とする。
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明の
滞留JAM検知方法は、原稿テーブルにセットされた原
稿束を1枚ずつ分離して給紙する給紙部と、分離された
原稿をコンタクトガラス上の所定位置に搬送する搬送部
と、前記所定位置にて読み取り後の原稿を排出する排紙
部と、前記分離された原稿を検知する原稿センサとを有
する自動原稿給紙装置の滞留JAM検知方法であって、
前記原稿センサにて給排紙時に原稿を検知する原稿検知
ステップと、前記原稿センサの検知情報と前記給紙部及
び排紙部による原稿の搬送量とを用い、原稿の排紙部滞
留JAMを検知する際の判断基準を原稿サイズに応じて
変更する滞留JAM検知ステップとを有することを特徴
とする。
【0010】さらに、前記原稿のパンチ穴を給紙時に検
知するパンチ穴検知ステップを有し、前記滞留JAM検
知ステップは、パンチ穴を有する原稿を原稿長以上搬送
した後、排紙部滞留JAMの有無を判定することを特徴
とする。また、前記目的を達成するため、本発明の滞留
JAM検知方法は、原稿テーブルにセットされた原稿束
を1枚ずつ分離して給紙する給紙部と、分離された原稿
をコンタクトガラス上の所定位置に搬送する搬送部と、
前記所定位置にて読み取り後の原稿を排出する排紙部
と、前記給紙部、搬送部、及び排紙部を駆動する駆動手
段と、前記分離された原稿を検知する原稿センサとを有
する自動原稿給紙装置の滞留JAM検知方法であって、
前記原稿センサにて給排紙時に原稿を検知する原稿検知
ステップと、給紙時における原稿検知後に原稿の搬送方
向の長さを示す値を算出する原稿長さ算出ステップと、
排紙時に原稿先端が検知された後、前記駆動手段を駆動
して原稿を搬送する際の搬送距離を示す値を算出する搬
送距離算出ステップと、排紙時に前記原稿長さ算出ステ
ップにて算出した原稿長さを示す値と、前記搬送距離算
出ステップにて算出した搬送距離を示す値とを比較する
ことにより、原稿の滞留JAMを検知する滞留JAM検
知ステップとを有することを特徴とする。
【0011】さらに、前記原稿のパンチ穴を給紙時に検
知するパンチ穴検知ステップを有し、 前記パンチ穴検
知ステップにおいてパンチ穴有りとされた場合は、前記
滞留JAM検知ステップにおいて、排紙時に前記原稿長
さ算出ステップにて算出した原稿長さを示す値と、前記
搬送距離算出ステップにて算出した搬送距離を示す値と
を比較し、前記搬送方向の原稿長さ以上、原稿が搬送さ
れた後、前記原稿センサにて原稿後端を検知することに
より、滞留JAMの有無を判定することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の一
形態を示す自動原稿給紙装置の概略図、図2は、図1に
示した自動原稿給紙装置の回路ブロック図である。本実
施形態の自動原稿給紙装置は複写機本体に搭載され、給
紙部1、搬送部2、排紙部3を有して、各部はそれぞれ
給紙モータ102、搬送モータ202、排紙モータ30
2等の駆動手段によって独立に駆動するように構成され
ている。なお、各モータの駆動制御は、CPU6により
モータドライバ(トランジスタアレイ101,201,
301)を介して行われる。給紙部1には、呼び出しコ
ロ11、給紙コロ12、リバースコロ13、プルアウト
コロ14a,14b等を有し、原稿テーブル10にセッ
トされた原稿4を1枚ずつ分離して搬送部2に給紙す
る。搬送部2は、搬送駆動コロ21及び搬送従動コロ2
2に架け渡された搬送ベルト20にて、給紙部1で分離
された原稿をコンタクトガラス5上の所定位置に搬送す
る。排紙部3には、反転駆動コロ31、排紙駆動コロ3
5a,35b、切換え爪36,37等を有し、 片面/
両面複写モードに応じて読み取り処理された後の原稿4
を片面複写用の排紙トレイ7あるいは両面複写用の排紙
トレイ30に排出する。また、本実施形態においては、
給紙モータ102及び排紙モータ302としてステッピ
ングモータを用いるので、各モータ駆動時における原稿
の搬送量(=搬送距離を示す値)は、例えば、(ステッ
ピングモータ1ステップ当たりの原稿送り量)×(駆動
ステップ数)で算出できる。なお、ステッピングモータ
1ステップ当たりの原稿送り量は、駆動伝達経路の減速
比及び各駆動コロの径により算出されているものであ
る。この搬送距離は、後述の滞留JAM検知に用いられ
る。
【0013】また、本実施形態においては、前記原稿テ
ーブル10にセットされた原稿4の幅サイズを検知する
原稿サイズ(幅)センサS4(図1には示さず)、及び
搬送原稿を検知する原稿センサ(=レジストセンサS
1、排紙センサS2、反転センサS3)を有し、これら
の検知情報はCPU6に送られ滞留JAM処理を含む駆
動制御に利用される。なお、原稿4に穿たれたパンチ穴
を検知するため、レジストセンサS1において原稿先端
検知後に原稿無しが検知されてから、予め設定したパン
チ穴の最大径分の距離だけ原稿が搬送されるまでに原稿
有りが検知された場合はパンチ穴有りと判定する。すな
わち、レジストセンサS1はパンチ穴検知手段でもあ
る。
【0014】さらに、本実施形態においては、CPU6
に搬送原稿の滞留JAMを検知する機能(=原稿長さ算
出手段、搬送距離算出手段、滞留JAM検知手段)を設
け、従来技術に示したデータテーブルを用いずに滞留J
AMを検知する。すなわち、原稿長さ算出手段は、給紙
センサS1が原稿先端を検知してから原稿後端を検知す
るまでの間の給紙モータ102の駆動ステップ数に、給
紙モータ102の1ステップ当たりの原稿送り量を乗じ
ることにより、給紙された原稿ごとに搬送方向の原稿長
さLg(=原稿長さを示す値)を算出して保持する。な
お、一連の原稿束の原稿サイズが同一である場合に対応
するため、その原稿束ごとに原稿長さLgを算出するよ
うにモード設定してもよい。また、搬送距離算出手段
は、排紙センサS2が原稿を検知している間の排紙モー
タ302の駆動ステップ数に、排紙モータ302の1ス
テップ当たりの原稿送り量を乗じることにより、原稿の
搬送距離Lh(=搬送距離を示す値)を算出する。ま
た、滞留JAM検知手段は、排紙時にその原稿長さLg
と搬送距離Lhを比較し、搬送距離Lhが原稿長さLg
より大きくなった場合は、原稿の滞留JAMが発生した
ものと判定する。なお、原稿4にパンチ穴が検知された
場合には、排紙センサS2が原稿先端を検知してから原
稿長さ以上、排紙モータ302を駆動した後、排紙セン
サS2の検知情報によって滞留JAMの有無を判定す
る。これは、排紙センサS2がパンチ穴を原稿後端と誤
検出することを防ぎ、パンチ穴以降に発生した滞留JA
Mを検知するためである。
【0015】次に、本実施形態における片面複写モード
時の動作について説明する。片面複写モードにおいて
は、原稿4は画像面を上向きにして原稿テーブル10に
セットされる。この後、複写機本体のコピースタートボ
タン(図示せず)の押下により、給紙モータ102が順
回転(時計回り)し、呼び出しコロ11と給紙コロ1
2、プルアウトコロ14aが順回転し、リバースコロ1
3が逆回転する。原稿テーブル10にセットされた原稿
4は、呼び出しコロ11の順回転により最上位の原稿よ
り給紙され、給紙コロ12とリバースコロ13とにより
構成される原稿分離手段(以下、分離部と記す)に搬送
される。原稿搬送方向に順回転する給紙コロ12と逆回
転するリバースコロ13とにより、給紙された原稿4は
1枚ずつ分離され、1対のプルアウトコロ14a,14
bにより分離部より引き抜かれる。プルアウトコロ14
a,14bの下流に配置されたレジストセンサS1によ
り、原稿先端が検知されると、給紙モータ102は順回
転から逆回転(反時計回り)に駆動方向が切り替わり、
駆動系の構成により、呼び出しコロ11と給紙コロ12
は停止し、プルアウトコロ14aは順回転し、リバース
コロ13は逆回転し、次原稿の分離部への進入を阻止
し、現原稿はプルアウトコロ14a,14bにより給紙
部1から搬送部2へと搬送される。給紙モータ102の
逆回転と同時に搬送モータ202が順回転し、原稿は搬
送ベルト20によりコンタクトガラス5上に搬送され
る。レジストセンサS1が搬送ベルト20により搬送さ
れる原稿の後端を検知した後 、搬送モータ202を所
定パルス数駆動して原稿を搬送し、この後に搬送モータ
202を停止させることにより、原稿をコンタクトガラ
ス5上の所定位置に停止させる。コンタクトガラス5上
の原稿は、複写機本体の露光動作終了後、搬送モータ2
02が順回転することにより、搬送ベルト20によって
排紙部3へ搬送される。搬送モータ202の順回転と同
時に排紙モータ302が順回転し、排紙部3へ搬送され
てきた原稿は、切換え爪36が上方に退避しているの
で、反転駆動コロ31と排紙従動コロ32からなるコロ
対により、排紙トレイ7に排出される。なお、本実施形
態における片面複写モード時には、切換え爪36は上方
位置(ホームポジション)に退避し、切換え爪36の下
側が排紙トレイ7への原稿搬送ガイドとして機能する。
また、両面複写モード時には、図1に示すように切換え
爪36は下方に延びた位置に移動する。なお、切換え爪
36の切換え移動は排紙ソレノイド303にて電磁的に
行う。
【0016】次に、本実施形態における両面複写モード
時の動作について説明する。両面複写モードにおいて
は、片面複写モードと同様に給紙動作を行い、給紙モー
タ102の逆回転及び搬送モータ202の順回転によ
り、原稿4は分離搬送されコンタクトガラス5上の所定
位置で停止する。さらに、原稿表面の露光動作終了後、
搬送モータ202が順回転し、搬送ベルト20により排
紙部3へ搬送される。なお、両面複写モード時には、切
換え爪36は前記ホームポジションから下方に移動し、
切換え爪37はホームポジション(図1よりも下方に延
びた位置)から上方に退避した位置(図1に示す位置)
に移動する。これにより、切換え爪37の上面が排紙ト
レイ30への原稿搬送ガイドとして機能する。なお、切
換え爪37の切換え移動は排紙ソレノイド304にて電
磁的に行う。前述の搬送モータ202の順回転と同時
に、排紙モータ302が順回転し、原稿は、反転駆動コ
ロ31と排紙従動コロ32からなるコロ対により、反転
排紙するように搬送され、反転ガイド部材34と切換え
爪37により排紙部内でターンし、反転駆動コロ31と
反転従動コロ33により、原稿の表裏が反転された状態
で再びコンタクトガラス5上へ搬送される。なお、表裏
を反転するために排紙部3に進入してきた原稿の後端を
反転センサS3が検知すると、搬送モータ202は停止
する。その後、搬送モータ202が逆回転し、排紙部3
で表裏反転され搬送されてコンタクトガラス5上に進入
してきた原稿を、搬送ベルト20により所定位置まで搬
送して停止する。複写機本体により、原稿裏面の露光動
作終了後、搬送モータ202が順回転し、搬送ベルト2
0により再び排紙部3へ搬送される。なお、両面複写モ
ードの排紙時には、切換え爪36,37は下方に退避し
た位置に移動する。前述の搬送モータ202の順回転と
同時に、排紙モータ302が順回転し、原稿は、反転駆
動コロ31と排紙従動コロ32からなるコロ対により排
紙部内を搬送され、1対の排紙駆動コロ35a,35b
により排紙トレイ30に排出される。
【0017】さらに、本実施形態における片面複写モー
ド時の原稿の滞留JAM検知方法について説明する。ま
ず、滞留JAM検知で用いる長さデータの取得方法につ
いて述べる。本実施形態においては、前述のように給紙
モータ102及び排紙モータ302はステッピングモー
タにて構成されているため、滞留JAM検知の際に原稿
の搬送量(搬送距離Lh)を用いる。また、その搬送距
離Lhと比較する、搬送方向の原稿長さLgは、給紙時
にレジストセンサS1が原稿先端を検知した後、原稿後
端をを検知するまでの間の給紙モータ102の駆動ステ
ップ数を計測手段(図示せず)でカウントし、得られた
カウント数に給紙モータ102の1ステップ当りの原稿
送り量を乗じることにより算出して記憶手段(図示せ
ず)に保持する。あるいは、カウント数をそのまま保持
してもよい。
【0018】こうして給紙時に原稿長さLgを取得し、
さらに複写機本体の露光動作が終了して、搬送モータ2
02及び排紙モータ302が順回転し、原稿は排紙部方
向へ搬送される。図3に示すように、排紙センサS2に
よる原稿先端検知後、原稿にパンチ穴がない場合は(ス
テップ3001)、排紙センサS2が原稿を検知してい
る間(ステップ3002)、排紙モータ302を駆動す
るステップ数をカウントし、そのカウント数に減速比及
び反転駆動コロ31の径から算出される排紙モータ30
2の1ステップ当りの原稿送り量を乗じて、反転駆動コ
ロ31が原稿を搬送した搬送距離Lhに換算し、原稿長
さLgと搬送距離Lhを比較する(ステップ300
3)。なお、搬送距離Lhとして搬送時のスリップを考
慮した値を求め、その値と原稿長さLgを比較するよう
にしてもよい。さらに、給紙モータ102と排紙モータ
302の1ステップ当りの原稿送り量が等しい場合に
は、前記カウント数(駆動ステップ数)を直接比較して
もよい。また、給紙モータ102と排紙モータ302の
1ステップ当りの原稿送り量が等しくない場合には、そ
れらの原稿送り量の比をカウント数に乗じて比較しても
よい。前記ステップ3003において、搬送距離Lhが
原稿長さLgより大きな値となった場合は、原稿の長さ
以上、排紙部3を駆動したにも拘らず原稿は排紙センサ
S2を通過しおえていないので、搬送経路上に原稿が滞
留していると判断し、駆動系モータ停止等のJAM処理
を行う(ステップ3005)。なお、搬送距離Lhが原
稿長さLgより大きな値となる前に排紙センサS2が原
稿通過を検知した場合は滞留JAM検知を終了する(ス
テップ3004)。
【0019】一方、ステップ3001において、パンチ
穴が検知された場合には、排紙センサS2にて原稿先端
を検知した後、原稿長さLg以上、反転駆動コロ31を
駆動し(ステップ3006)、搬送距離Lhが原稿長さ
Lg以上の値となったところで排紙センサS2の情報に
より原稿の有無を確認する(ステップ3007)。その
結果、原稿無しの場合は原稿が搬送路上に滞留していな
いと判断し、滞留JAM検知を終了する(ステップ30
08)。また、原稿有りの場合には搬送経路上に原稿が
滞留していると判断し、駆動系モータ停止等のJAM処
理を行う(ステップ3005)。なお、本実施形態で
は、原稿にパンチ穴がある場合のみ、搬送距離Lhが原
稿長さLg以上の値となったところで排紙センサS2の
検知情報により原稿の有無を確認しているが、原稿後端
検出後の処理によっては原稿にパンチ穴がない場合に同
様の方法を用いてもよい。
【0020】また、本実施形態では、給紙モータ102
及び排紙モータ302にステッピングモータを用いてい
るため、各ステッピングモータの駆動ステップ数をカウ
ントしているが、給排紙の駆動機構中にエンコーダを配
置して、そのエンコーダのパルス数をカウントし、その
値を用いて滞留JAM検知を行うようにしてもよい。さ
らに、本実施形態では、排紙センサS2を用いた滞留J
AM検知について述べたが、当然ながら本実施形態の制
御は反転センサS3を用いた反転動作時及び両面複写モ
ード時における滞留JAM検知にも適用できる。
【0021】本実施形態によれば、給紙モータ102及
び排紙モータ302にステッピングモータを用い、給紙
時に、給紙モータ102の1ステップ当りの原稿送り量
に、レジストセンサS1が原稿有りを検知している間の
駆動ステップ数を乗じることにより、搬送方向の原稿長
さLgを算出し、排紙時に、排紙モータ302の1ステ
ップ当りの原稿送り量に、排紙センサS2が原稿先端を
検知してからの駆動ステップ数を乗じることにより、原
稿の搬送距離Lhを算出し、原稿長さLg以上原稿が搬
送されるまでに原稿後端が排紙センサS2を通過するか
によって滞留JAMの有無を判定しているので、従来技
術におけるJAM判断時間を記した原稿サイズ対応のデ
ータテーブルを格納するための大容量メモリ等は不要で
あり、規格サイズ及び規格外サイズの原稿に応じて排紙
部滞留JAMを検知できる。また、ステッピングモータ
の搬送速度の変化に対応して搬送量を算出できるので、
滞留JAM発生時には直ちに駆動系モータ停止等のJA
M処理を行い、原稿破損等のダメージを回避することが
できる。
【0022】また、本実施形態によれば、原稿にパンチ
穴がある場合は、搬送距離Lhが原稿長さLg以上の値
となったところで排紙センサS2の情報により原稿の有
無を確認するので、排紙センサS2がパンチ穴を原稿後
端と誤ることはなく、パンチ穴以降に滞留JAMが発生
しても正確に検知することができる。さらに、前記給紙
モータ102と排紙モータ302の1ステップ当りの原
稿送り量が等しい場合は、駆動ステップ数のカウント値
をそのまま用いて比較することにより、より簡略に滞留
JAM検知を行うことができる。また、給排紙の駆動機
構中にエンコーダを配置して、そのエンコーダのパルス
数をカウントした値を用いることにより、DCモータ等
を使用した場合でも、本実施形態を適用して滞留JAM
検知を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、排紙時における原稿の
搬送量によって滞留JAM検知を行い、給紙時に求めた
搬送方向の原稿長さを示す値によって、原稿ごとに滞留
JAM検知の判断基準を変更するので、従来技術におけ
るJAM判断時間のデータテーブルを格納するための大
容量メモリ等を有することなく、規格サイズ及び規格外
サイズの原稿に適した排紙部の滞留JAM判定が可能で
ある。なお、原稿の搬送速度の変化に即した搬送量を算
出するので、搬送速度が変化しても、滞留JAMによる
原稿破損等のダメージを回避することができる。
【0024】また、本発明によれば、原稿にパンチ穴が
ある場合は、原稿長さ以上搬送した後に排紙部の滞留J
AM判定を行うので、排紙センサがパンチ穴を原稿後端
と誤ることはなく、パンチ穴以降に発生した滞留JAM
も検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す自動原稿給紙装置
の概略図である。
【図2】図1に示した自動原稿給紙装置の回路ブロック
図である。
【図3】本発明の実施の一形態を示す自動原稿給紙装置
における排紙部の滞留JAM検知方法を表すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 給紙部 2 搬送部 3 排紙部 4 原稿 5 コンタクトガラス S1 レジストセンサ S2 排紙センサ S3 反転センサ S4 原稿サイズセンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿テーブルにセットされた原稿束を1枚
    ずつ分離して給紙する給紙部と、 分離された原稿をコンタクトガラス上の所定位置に搬送
    する搬送部と、 前記所定位置にて読み取り後の原稿を排出する排紙部
    と、 前記分離された原稿を検知する原稿センサと、 前記原稿センサの検知情報と前記給紙部及び排紙部によ
    る原稿の搬送量とを用い、原稿の排紙部滞留JAMを検
    知する際の判断基準を原稿サイズに応じて変更する滞留
    JAM検知手段と、を有することを特徴とする自動原稿
    給紙装置。
  2. 【請求項2】前記原稿のパンチ穴を給紙時に検知するパ
    ンチ穴検知手段を有し、 前記滞留JAM検知手段は、パンチ穴を有する原稿を原
    稿長以上搬送した後、排紙部滞留JAMの有無を判定す
    ることを特徴とする請求項1記載の自動原稿給紙装置。
  3. 【請求項3】原稿テーブルにセットされた原稿束を1枚
    ずつ分離して給紙する給紙部と、 分離された原稿をコンタクトガラス上の所定位置に搬送
    する搬送部と、 前記所定位置にて読み取り後の原稿を排出する排紙部
    と、 前記給紙部、搬送部、及び排紙部を駆動する駆動手段
    と、 前記分離された原稿を給排紙時に検知する原稿センサ
    と、 給紙時における原稿検知後に原稿の搬送方向の長さを示
    す値を算出する原稿長さ算出手段と、 排紙時における原稿先端検知後に原稿の搬送距離を示す
    値を算出する搬送距離算出手段と、 排紙時に前記原稿長さ算出手段が算出した原稿長さを示
    す値と、前記搬送距離算出手段が算出した搬送距離を示
    す値とを比較することにより、原稿の滞留JAMを検知
    する滞留JAM検知手段と、を有することを特徴とする
    自動原稿給紙装置。
  4. 【請求項4】前記原稿のパンチ穴を給紙時に検知するパ
    ンチ穴検知手段を有し、 前記滞留JAM検知手段は、前記原稿にパンチ穴がある
    場合、排紙時に前記原稿センサにて原稿先端が検知さ
    れ、前記搬送方向の原稿長さ以上、原稿が搬送されてか
    ら、前記原稿センサの検知情報によって滞留JAMの有
    無を判定することを特徴とする請求項3記載の自動原稿
    給紙装置。
  5. 【請求項5】原稿テーブルにセットされた原稿束を1枚
    ずつ分離して給紙する給紙部と、分離された原稿をコン
    タクトガラス上の所定位置に搬送する搬送部と、前記所
    定位置にて読み取り後の原稿を排出する排紙部と、前記
    分離された原稿を検知する原稿センサとを有する自動原
    稿給紙装置の滞留JAM検知方法であって、 前記原稿センサにて給排紙時に原稿を検知する原稿検知
    ステップと、 前記原稿センサの検知情報と前記給紙部及び排紙部によ
    る原稿の搬送量とを用い、原稿の排紙部滞留JAMを検
    知する際の判断基準を原稿サイズに応じて変更する滞留
    JAM検知ステップと、を有することを特徴とする滞留
    JAM検知方法。
  6. 【請求項6】前記原稿のパンチ穴を給紙時に検知するパ
    ンチ穴検知ステップを有し、 前記滞留JAM検知ステップは、パンチ穴を有する原稿
    を原稿長以上搬送した後、排紙部滞留JAMの有無を判
    定することを特徴とする請求項5記載の滞留JAM検知
    方法。
  7. 【請求項7】原稿テーブルにセットされた原稿束を1枚
    ずつ分離して給紙する給紙部と、分離された原稿をコン
    タクトガラス上の所定位置に搬送する搬送部と、前記所
    定位置にて読み取り後の原稿を排出する排紙部と、前記
    給紙部、搬送部、及び排紙部を駆動する駆動手段と、前
    記分離された原稿を検知する原稿センサとを有する自動
    原稿給紙装置の滞留JAM検知方法であって、 前記原稿センサにて給排紙時に原稿を検知する原稿検知
    ステップと、 給紙時における原稿検知後に原稿の搬送方向の長さを示
    す値を算出する原稿長さ算出ステップと、 排紙時に原稿先端が検知された後、前記駆動手段を駆動
    して原稿を搬送する際の搬送距離を示す値を算出する搬
    送距離算出ステップと、 排紙時に前記原稿長さ算出ステップにて算出した原稿長
    さを示す値と、前記搬送距離算出ステップにて算出した
    搬送距離を示す値とを比較することにより、原稿の滞留
    JAMを検知する滞留JAM検知ステップと、を有する
    ことを特徴とする滞留JAM検知方法。
  8. 【請求項8】前記原稿のパンチ穴を給紙時に検知するパ
    ンチ穴検知ステップを有し、 前記パンチ穴検知ステップにおいてパンチ穴有りとされ
    た場合は、前記滞留JAM検知ステップにおいて、排紙
    時に前記原稿長さ算出ステップにて算出した原稿長さを
    示す値と、前記搬送距離算出ステップにて算出した搬送
    距離を示す値とを比較し、前記搬送方向の原稿長さ以
    上、原稿が搬送された後、前記原稿センサにて原稿後端
    を検知することにより、滞留JAMの有無を判定するこ
    とを特徴とする請求項7記載の滞留JAM検知方法。
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