JPH11227929A - ベルト調整装置 - Google Patents

ベルト調整装置

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JPH11227929A
JPH11227929A JP3019198A JP3019198A JPH11227929A JP H11227929 A JPH11227929 A JP H11227929A JP 3019198 A JP3019198 A JP 3019198A JP 3019198 A JP3019198 A JP 3019198A JP H11227929 A JPH11227929 A JP H11227929A
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Hiroaki Fukuzawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属性のベルトの位置ずれを確実に防止する
ベルト位置調整装置を提供する。 【解決手段】 搬送装置のベルトの位置を検出する位置
検出手段と、ベルトを巻回しているローラを駆動する駆
動手段と、検出装置の検出した値に基づいてローラの作
動量を演算する演算手段と、演算手段が演算した値に基
づいて駆動手段を駆動させる制御手段とから構成した。
これにより、ベルトが周回する毎にベルトのずれを検出
でき、そのずれ量に基づいて修正することからベルトに
無理な負担が掛かることなく確実に基準位置に修正する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト搬送装置のベル
ト位置を調整するベルト調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルトを用いた搬送装置として、例えば
図8にCVD装置の一例を示す。CVD装置50は、図
8に示すように、ガス燃焼器52を有する高温部54を
備え、図の左方においてロボット等(図示せず)を用い
てベルト4上にウエハ(図示せず)が載せられ、高温部
54内に搬送されて加熱され、又所定の処理が行なわれ
た後、図8の右方側に搬出される。高温部54から出さ
れたウエハは、ロボット等(図示せず)によって把持さ
れ、次の工程に送られる。
【0003】このようにCVD装置50は、高温部54
内を通してベルト4を周回させていることから、ベルト
4には耐熱性が必要とされ、金属線を編み込んで金網状
のベルトを形成し、この金属製のベルト4を周回してウ
エハを載せて搬送している。このように、CVD装置5
0は、高い温度に保持された高温部54の処理工程にウ
エハを搬送するため、ベルト4に金属線を編んで形成し
た金網状のベルトを用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベルト
4に加わえられる張力に不均衡が発生したり、高温部5
4内の温度と室温との温度差が大きく、大きな温度変化
が生じる等のため、CVD装置50を稼動させている
と、ベルト4の位置が徐々にずれてしまうことがある。
【0005】ベルト4の位置がずれると、ベルト4によ
って搬送されているウエハの位置もずれてしまい、処理
工程における処理条件にばらつきが発生したり、ベルト
4の一部がCVD装置50の側壁等に接触して塵埃を発
生してしまうことがある。更に、ベルト4の位置が一定
方向に継続してずれてしまうと最終的にベルト4がロー
ラから外れてしまうことがある。
【0006】本発明は、金属線を編んで形成した金網状
のベルトを用いたベルト搬送装置において、ベルトの位
置を常に予め定められた適切な位置に調整できるベルト
調整装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ベルト搬送装置のベルト位置を調整するベ
ルト調整装置を次のように構成した。
【0008】すなわち、搬送装置のベルトの位置を検出
する位置検出手段と、ベルトを巻回しているローラを駆
動する駆動手段と、検出装置の検出した値に基づいてロ
ーラの駆動量を演算する演算手段と、演算手段が演算し
た値に基づいて駆動手段を駆動させる制御手段とから構
成した。
【0009】位置検出手段は、カメラと画像処理手段等
からなり、ベルトの画像を撮影し、撮影画像からベルト
の位置を検出する。検出位置としては、ベルトの端部が
好ましく、特にベルトに一定間隔毎に形成されている部
材、例えば溶接点等が好ましい。尚、別途ベルトに位置
検出用の基準点や、基準線等を形成してもよい。
【0010】演算手段は、例えばベルトが一周したとき
のベルト端部の位置の平均を求め、その平均値と基準位
置との差を求め、その差を用いて比例制御及び積分制御
を行なう。これは、求められた差に所定のパラメータを
掛けるとともに一周毎の位置の差に所定のパラメータを
掛けた値の積分値を加える等により求める。求められた
値は、制御手段に送られる。
【0011】制御手段は、演算手段の演算値を駆動手段
に送り、駆動手段を作動させてローラを駆動させる。駆
動手段は、ローラの回転中心軸と平行な方向にローラを
移動させたり、あるいは、ローラの中心を通りローラが
巻き取るベルト面に対して垂直な軸周りにローラを回動
させるようにしてもよい。
【0012】ベルト位置の調整は、例えばベルトがベル
トの進行方向に対して右方向にずれてきたなら、ローラ
を右方向に移動させたり、あるいは右側が前方に出るよ
うに回動させる。すると、ベルトの右側の張力が大きく
なることからベルトは徐々に左方向に移動し、基準位置
に復帰する。
【0013】これにより、ベルトを常に最適な位置に設
定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるベルト調整
装置の一実施の形態について図を用いて説明する。
【0015】ベルト調整装置2は、図8に示すように常
圧CVD装置50に設置されており、CVD装置50の
マッフル出口56に設けられている。
【0016】ベルト調整装置2は、図1及び図3に示す
ようにベルト4の側端部の位置を検出するカメラ6と、
カメラ6からの画像を処理して制御する制御手段7と、
ローラ10を駆動する駆動機構12等から構成されてい
る。
【0017】ベルト4は、金属線を編んだ金網状のベル
トであり、図2に示すように進行方向と垂直に横線5を
渡し、横線5の端部において屈曲した金属線7を溶接に
より固着させている。
【0018】カメラ6は、CCDカメラであり、ベルト
4の進行方向右側端部の上方に設置してあり、ベルト4
の端部の画像を撮影する。具体的には、ベルト4の端部
に一定間隔をもって形成してある溶接点3を撮影し、そ
の画像を制御手段5に送る。
【0019】制御手段7は、処理部と、演算部と、記憶
部等からなっている。
【0020】処理部は、カメラ6からの画像を処理し、
周回しているベルト4の一周分の平均位置を検出する。
すなわち、ベルト4の溶接点の通過位置を求めるととも
に溶接点3の通過数を計測し、通過数がベルト一周分に
達したなら、ベルト4の一周分の平均位置の値を算出す
る。
【0021】演算部では、求められた平均値と記憶部に
記憶されている基準位置とを比較し、その値からローラ
10の作動量を演算する。具体的には、平均値Xと基準
値Aとの差を求め、その差に所定の係数Pを掛けるとと
もに、一周毎の差にIを掛けた値の積算値を加える。い
わゆる比例積分制御である。
【0022】そして、得られた演算結果を駆動機構12
に送出する。
【0023】駆動機構12を図2に示す。図2に示すよ
うに、駆動機構12は、ローラ10を回転自在に支持す
る支持機構20と、支持機構20を垂直軸周りに回動さ
せる回動機構22等から構成されている。回動機構22
は、ローラ10の中心を通る垂直な回転軸周りにローラ
10を回動させるもので、モータ(図示せず)によって
任意な角度回動できる。
【0024】次に、ベルト調整装置2の作用について図
4を参照して説明する。
【0025】CVD装置50を稼動させると、それに伴
ってベルト4が周回を開始し( F−1) 、ウエハが順次
搬送される。ベルト4が周回されると、カメラ6がベル
ト4の端部を撮影し、撮影画像を処理部に送る。処理部
では、画像からベルト4端部の溶接点を選びだし、その
位置を検出する( F−) 2。そして、ベルト4が一周し
たことを確認したなら( F−3) 、検出した位置情報か
らベルト4の平均位置を算出して( F−4) 、演算部に
送る。
【0026】演算部では、記憶部から基準位置情報を取
り出し、その基準位置と、処理部から送られた平均位置
情報とを比較し( F−5) 、その差が閾値を超えている
場合には、ベルト位置の修正必要と判断し、駆動機構1
2の駆動量を演算する( F−6) 。
【0027】駆動量の演算は、平均位置の値と基準位置
の値との差を求め、その差に所定値を掛け、かつ各一周
毎の差に所定値を掛けた値を積算した値を加える。この
ようにして求められた駆動量を駆動機構12に送り出
す。
【0028】駆動機構12は、送られてきた駆動量に従
ってモータが作動し、ローラ10が所定角度傾動する(
F−7) 。ローラ10が傾動することにより、ベルト4
の張力が変化し、ベルト4が周回しながら徐々に基準位
置に移動する。
【0029】以上述べたように、上記実施例によればベ
ルト4の周回位置を、一周毎の平均値から求めた駆動量
に従って変動させることから、確実にベルト位置を修正
することができ、かつ、ローラ10を頻繁に作動させな
いので、ベルト4への負担を軽減し、ベルト寿命を長く
することができる。
【0030】なお、上記実施例では、駆動機構12でロ
ーラ10を傾動させることとしたが、これに限らず、図
5から図7に示すように、ローラ10をローラ10の回
転軸と平行な方向に沿って移動自在とし、駆動モータ等
によりローラを横方向に移動させるようにしてもよい。
このように駆動機構12を構成しても、ベルト4を周回
させながら所定の基準位置に戻すことができる。
【0031】
【発明の効果】第1の効果は、ベルトの蛇行を防止し、
ベルトが処理装置の側壁等に接触して塵埃が発生するこ
とを防止できる。
【0032】第2の効果は、ベルトを所定の位置に保持
することができるので、ウエハを所定の位置に確実に通
過させることができ、処理の信頼性を向上できる。
【0033】第3の効果は、ベルトの位置調整を頻繁に
行なわないことから、ベルト、及びベルト駆動機構への
負担を小さくし、ベルト機構の寿命を長くすることがで
きる。第4の効果は、自動化することができ、従来人手
で行なっていた作業を無くし、省力化してコストを低減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベルト調整装置の一例を示す図
である。
【図2】本発明にかかるベルト調整装置の一例を示す図
である。
【図3】本発明にかかるベルト調整装置の一例を示す図
である。
【図4】ベルト調整装置のフローチャートを示す図であ
る。
【図5】本発明にかかるベルト調整装置の他の例を示す
図である。
【図6】本発明にかかるベルト調整装置の他の例を示す
図である。
【図7】本発明にかかるベルト調整装置の他の例を示す
図である。
【図8】ベルト調整装置を備えたCVD装置を示す全体
図である。
【符号の説明】
2 ベルト調整装置 3 溶接点 4 ベルト 5 横線 6 カメラ 10 ローラ 12 駆動機構 20 指示機構 22 駆動機構 50 CVD装置 52 ガス燃焼器 54 高温部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属線からなるベルトを周回させて搬送
    する搬送装置におけるベルト調整装置において、 前記ベルトの画像を取り込む撮像装置と、該撮像装置が
    撮影した画像から前記ベルトの位置を検出する検出手段
    と、前記ベルトの基準位置を記憶する記憶手段と、前記
    検出手段が検出した前記ベルトの位置と前記記憶手段の
    基準位置とを比較し、両者の差を求める比較手段と、基
    準位置との差の比例制御、及び所定周回毎の値の積分制
    御を行なう演算手段と、該演算手段の演算値に基づいて
    前記ベルトの位置を変動させる駆動手段とを備えたこと
    を特徴としたベルト調整装置。
  2. 【請求項2】 前記所定周回数を前記ベルトの1周とし
    たことを特徴とする請求項1に記載のベルト調整装置。
  3. 【請求項3】 前記取り込む画像は、前記ベルトの端部
    に形成された溶接点であることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のベルト調整装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、ローラを幅方向に移動
    させることにより前記ベルトの位置を調整することを特
    徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のベルト調
    整装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、ローラの幅方向の中心
    を通る軸周りに該ローラを回動させて前記ベルトの位置
    を調整することを特徴とした請求項1〜4のいずれか1
    項に記載のベルト調整装置。
  6. 【請求項6】画像処理して基準位置から求めた差の値が
    予め定められた閾値を超えているときに、前記駆動手段
    を作動させることを特徴とした請求項1〜5のいずれか
    1項に記載のベルト調整装置。
  7. 【請求項7】 前記ベルト調整装置は、常圧CVD装置
    に設置されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のベルト調整装置。
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