JP2005335865A - ウェブの蛇行認識装置 - Google Patents

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【課題】 ウェブが蛇行しているか否かをリアルタイムに把握することができるウェブの蛇行認識装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 ウェブの両端縁に設けられた直線状絵柄を撮影し、ウェブの蛇行を認識するウェブの蛇行認識装置であり、ウェブの両端縁の直線状絵柄をそれぞれ撮影して画像信号を出力する第1と第2の撮影手段と、第1と第2の撮影手段からの画像信号に基づいて、前記ウェブの両端縁の基準絵柄と検査絵柄との座標位置のデジタル化した変化量をそれぞれ出力する画像処理装置10と、画像処理装置10からの該変化量を受けて記憶するコンピュータ12と、コンピュータ12が受けた該変化量をアナログ信号に変換する第1と第2のD/A変換器12c,12dと、第1と第2のDA変換器12c,12dからのそれぞれのアナログ信号によって、ウェブの蛇行状態を記録する2ペン式のアナログ式記録計13とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロール状シートから連続搬送されるウェブの搬送状態を容易に把握し得るウェブの蛇行認識装置に関するものである。
従来、ロール状シートは、例えば印刷済みの紙ロールや樹脂フィルム等の肉厚がシート両端で異なったり、或いは、樹脂フィルムなどでは温度変化によって、シートの幅が変化することがあって、連続搬送されるウェブが蛇行して巻き取られることがあった。このように蛇行して巻き取られたウェブ製品は、製品として問題が無いにもかかわらず不良印刷物と判断されることがあった。
従来のウェブの蛇行を防ぐ装置としては、例えば、図5の蛇行修正装置がある。同図において、蒸着フィルムFの巻出ロール1が可動フレーム2に支持され、可動フレーム2が固定基台3に固定されている。可動フレーム2はアクチュエータAに連結され、可動フレーム2を蒸着フィルムFの幅方向(矢印Y)に移動させることができる。センサSは光電式または空気流式等であり、蒸着フィルムFのエッジを検出し、蒸着フィルムFの蛇行を検出し、その検出信号が制御装置5を経由してアクチュエータAを制御するようにし、蒸着フィルムFの蛇行方向とは逆方向に可動フレーム2を移動して、蒸着フィルムFの蛇行を修正している。しかし、この蛇行修正装置では、一定速度で搬送されているウェブに対して蛇行修正を行っており、また走行応答性が悪く高精度に蛇行を修正することができないことから複数のセンサ及び可動フレームを設けて2段階にわたり、蒸着フィルムの蛇行状態を修正して高精度に修正しようとするものがある。(例えば、特許文献1参照)
一方、ロール状シートから送り出されるウェブの蛇行を認識する方法には、上記の光電式または空気流式によるセンサ以外に、CCDカメラ等を用いて認識する画像処理方法がある。画像処理による蛇行認識では、検査画像データと基準画像データとを比較して各画素位置の座標データのレベル差が所定値内に収まっているか否かを判定し、印刷物の良否を判定している。また、検査対象画像として印刷物の絵柄が用いられ、検査対象画像を撮影してその画像データからエッジ画像を作成し、エッジ画像の画素データと基準画像の基準データとの差分を求め、この差分が所定値を超えて所定数以上生じた場合にウェブが蛇行していると認識している。(例えば、特許文献2参照)
特開平5−43095号公報(明細書段落〔0003〕,図面図3) 特開平5−77408号公報(明細書段落〔0002〕〔0004〕,図面図2〜図3)
従来、ロール状シートから送り出されるウェブをスリッタで切り分けて巻き戻す際、上記のような蛇行修正装置によりウェブの蛇行を検出して修正しているが、蛇行修正装置では修正不可能な蛇行が発生する場合があり、このような修正不能の蛇行がウェブに発生しないように、オペレータがウェブの搬送状態を監視して未然に事故が発生するのを防止している。しかし、比較的小型の装置であれば全体を監視することが可能かも知れないが、例えばロール幅が1m以上あり、1秒間隔に1m程度の速度で搬送されるウエブでは、オペレータがウェブ全体の搬送状態を監視し、しかもウェブの蛇行が許容できる範囲内であるか否かを判断するのは困難な面があり、また、ウェブの蛇行が徐々に進行している場合も蛇行の認識が困難な面があった。
また、ウェブ製品には、目視により認識できない程度の僅かな蛇行が発生したものであっても不良印刷物と見なされるものがあり、目視でウェブの蛇行を監視するのは限界があった。しかも、顧客に対しては、ウェブ製品の品質保証に際し、ウェブの蛇行が許容範囲であったことを示しており、ウェブを一定間隔毎に撮影して基準位置からのずれを数値で示した記録シートを作成し、ウェブ製品の品質保証を行っている。しかし、この記録シートは、作業工程において、ウェブの蛇行をリアルタイムに把握できるデータではなく、作業終了後に出力される記録シートであり、ウェブの蛇行監視に利用することができなかった。
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであって、ウェブが蛇行しているか否かを作業工程でリアルタイムに把握することができるウェブの蛇行認識装置を提供することを目的とするものであり、さらに、この装置のウェブの蛇行認識に際し、蛇行が許容範囲内であるか否かを判定し、ウェブの搬送状態を制御する信号を送出し得るようにしたウェブの蛇行認識装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を達成したものであり、請求項1の発明は、ウェブの両端縁に設けられた直線状絵柄を間欠的に撮影して画像処理し、ウェブの蛇行を認識するウェブの蛇行認識装置であって、
該ウェブの両端縁の直線状絵柄をそれぞれ撮影して画像信号を出力する第1と第2の撮影手段と、
該第1と第2の撮影手段からの画像信号に基づいて、前記ウェブの両端縁の基準絵柄と検査絵柄との座標位置のデジタル化した変化量をそれぞれ出力する画像処理手段と、
該画像処理手段からの該変化量を受けて記憶するコンピュータと、
該コンピュータが受けた該変化量をアナログ信号に変換する第1と第2のD/A変換手段と、
該第1と第2のDA変換手段からのそれぞれのアナログ信号によって、ウェブの蛇行状態を記録紙に記録するアナログ式記録計と、を備えることを特徴とするウェブの蛇行認識装置である。なお、アナログ式記録計は、ウェブの両端縁の蛇行を記録するために2ペン式のものが用いられる。
また、請求項2の発明は、前記コンピュータが前記変化量に補間データを付加する積分演算処理手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のウェブの蛇行認識装置である。この積分演算処理手段は、例えばデジタル化された変化量のデータが所定間隔(約1秒程度の間隔)でコンピュータに入力されており、このデータの最初のデータから次ぎのデータが入力されるデータが存在しない期間、補間データを生成して補う手段である。D/A変換手段には、デジタル化された変化量と補間データとが供給される。なお、補間データは、所定間隔で生成される最初の変化量と等しい値のデジタルデータが生成される。
また、請求項3の発明は、前記コンピュータが蛇行判定手段を備え、該蛇行判定手段によって、前記変化量が所定値を超えたと判定された場合のみ前記アナログ式記録計によりウェブの蛇行状態を記録紙に記録することを特徴とする請求項1または2に記載のウェブの蛇行認識装置である。
また、請求項4の発明は、前記コンピュータが蛇行判定手段を備え、該蛇行判定手段によって、前記変化量が所定値を超えたと判定された場合、該コンピュータからウェブを搬送するモータのモータ制御回路に減速信号を出力してウェブの搬送速度を減速し、該ウェブの蛇行修正操作を行った後、変化量が修正されたか否かを判定し、悪化していると判定された場合、該コンピュータがウェブの搬送停止信号を出力することを特徴とする請求項1,2または3に記載のウェブの蛇行認識装置である。
請求項1の発明では、ウェブの両端縁に設けられた直線状絵柄を間欠的に撮影して画像処理し、ウェブの蛇行を認識するウェブの蛇行認識装置であって、
該ウェブの両端縁の直線状絵柄をそれぞれ撮影して画像信号を出力する第1と第2の撮影手段と、
該第1と第2の撮影手段からの画像信号に基づいて、前記ウェブの両端縁の基準絵柄と検査絵柄との座標位置の変化量をデジタル信号としてそれぞれ出力する画像処理手段と、
該画像処理手段からの変化量であるデジタル信号を受けて記憶するコンピュータと、
該コンピュータにて受けた該デジタル信号をアナログ信号に変換する第1と第2のD/A変換手段と、
該第1と第2のD/A変換手段からのそれぞれのアナログ信号により、ウェブの両端縁を記録紙にそれぞれ記録してウェブの蛇行状態を示すアナログ式記録手段と、
を備えることを特徴とするウェブの蛇行認識装置であるので、アナログ式記録計が、ウェブの両端縁の蛇行に応じた軌跡が記録紙に描かれるので、オペレータはウェブの搬送状態をリアルタイムに知ることができる利点がある。また、この記録紙は品質保証を行う際のデータとして利用することができる。
また、請求項2の発明では、前記デジタル化された変化量を、前記コンピュータによる積分演算処理手段により処理して前記第1と第2のD/A変換手段を経て前記アナログ式記録計に供給されることを特徴とする請求項1に記載のウェブの蛇行認識装置であるので、例えば、デジタル化された変化量のデータは、1秒間に一回の割合でコンピュータに入力されるので、前記積分演算処理手段では、1秒間の間を補うように補間データが付加され、第1と第2のD/A変換手段に供給されるようにし、1秒間の間を補間データが時系列に付加されてD/A変換されることによって、記録紙には滑らかに変動する軌跡が記録される利点がある。
また、請求項3の発明では、前記コンピュータが蛇行判定手段を備え、該蛇行判定手段によって、前記変化量が所定値を超えたと判定された場合のみ前記アナログ式記録計によりウェブの蛇行状態を記録紙に記録することを特徴とする請求項1または2に記載のウェブの蛇行認識装置であり、ウェブが蛇行を開始した時のみアナログ式記録計によりペンを駆動させて記録紙に記録するようにすることによって、記録紙が必要以上に消費されるのを防止することができるし、アナログ式記録計の2つのペンが作動を開始すれば、蛇行し始めたことを容易に認識することができる利点がある。
また、請求項4の発明では、前記コンピュータが蛇行判定手段を備え、該蛇行判定手段によって、前記変化量が所定値を超えたと判定された場合、該コンピュータからウェブを搬送するモータのモータ制御回路に減速信号を出力してウェブの搬送速度を減速し、該ウェブの蛇行修正操作を行った後、変化量が修正されたか否かを判定し、悪化していると判定された場合、該コンピュータがウェブの搬送停止信号を出力することを特徴とする請求項1,2または3に記載のウェブの蛇行認識装置であるので、変化量が所定値を超えた場合、ウェブの搬送速度を減速すべく、制御信号をモータ回転制御回路に供給してモータの回転数を低減し、蛇行修正装置によりウェブの蛇行を修正し、再び変化量が蛇行判定手段で正常であるか否かを判定し、ウェブの蛇行が悪化しているようであれば、ウェブの搬送を停止するようにし、ウェブの蛇行による不良が発生するのを抑制することができる利点がある。
以下、本発明に係るウェブの蛇行認識装置の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図であり、ロール状にウェブWが巻取軸6に巻き取られ、巻取軸6をモータ22で回転させるとともに巻き取り側巻取軸の回転を同期させるようにしてウェブWが搬送され、ウェブWがガイドローラ21に送られる直前に設けられたスリッタ20により所定のスリットラインに沿ってウェブWにスリットRcが形成されて切り分けられ、それぞれ巻き取られている。ウェブWは、印刷済みの紙ロールや樹脂フィルム等の材料であり、幅方向に印刷層などによる厚みが異なっていたり、或いはアルミ蒸着膜等によるバリア性層が形成されている場合があって、しかも樹脂フィルムのように温度変化により伸縮する材料が多く、ウェブWが搬送する際に蛇行する性質がある。このようなウェブWの処理工程には通常蛇行修正装置を設けてウェブWの蛇行を修正している。なお、図1は蛇行修正装置の図示を省略した。また、蛇行修正装置は、ウェブの搬送速度を一定にして蛇行修正が行われおり、蛇行修正に限界があったことは上記で説明したとおりである。
本実施形態は、ウェブWの両端の直線状絵柄Ra,RbをそれぞれCCDカメラ15,17で撮影し、それらの画像信号を画像処理装置10に供給し、絵柄Ra,Rbを撮影してウェブWの蛇行を検出する。CCDカメラ15,17はスライダ15a,17aに設けられ、モータ駆動によりCCDカメラ15,17が左右に移動するように設けられている。CCDカメラ15,17は、スライダ15a,17aにより直線状絵柄Ra,Rbの撮影に最適な位置に設定され、かつ調光機能を備えた照明用電源19から発光ダイオード等の照明灯16,18に電流を供給し点灯させて直線状絵柄Ra,Rbを照明し、輝度バランスの良好な撮影画像がCCDカメラ15,17から得られるようにしている。
画像処理装置10には、A/D変換器10a,10bと記憶部10cと制御部10d等とが備えられ、CCDカメラ15,17からの画像信号は、A/D変換器10a,10bによりデジタル信号に変換されて記憶部10cに記憶される。制御部10dでは、ウェブWの両端縁に設けられた直線状絵柄Ra,RbをCCDカメラ15,17により間欠的に撮影し得るタイミング信号を出力したり、CCDカメラ15,17からの画像信号を記憶部10cに記憶し、ウェブWの両端縁の基準絵柄と検査絵柄との座標位置の変化量を演算処理して求められ、算出された変化量は記憶部10cに記憶されるとともに、I/F10eを通してコンピュータ12に供給される。記憶部10cに記録された画像は、D/A変換器10gを通して画像処理用ディスプレー11に表示される。また、照明灯16,18が最適な照度となるように、照明用電源19に調光制御信号がI/F10fを介して供給されている。
コンピュータ12は中央演算処理部(CPU)と記憶部12a等が設けられ、アナログ式記録計13,ディスプレー14及び、図示を省略したが、キーボード等の入力装置が接続されている。中央演算処理部(CPU)では、制御プログラムによる積分演算処理手段12bが設けられている。画像処理装置10から得られる変化量(デジタル信号)は、積分演算処理手段12bにより積分され、D/A変換器12c,12dを通してアナログ式記録計13を駆動しウェブWの蛇行が記録紙13aに記録されている。記録紙13が一定速度で送り出され、ウェブWの両端縁が蛇行するのに応じて、2ペン式のアナログ式記録計13のそれぞれペンが作動し、ウェブWの両端縁の蛇行状態が記録紙13に軌跡として記録される。
積分演算処理手段12bは、例えばデジタル化された変化量のデータが所定間隔(約1秒)で入力されており、データが無となる期間を補間データで補う機能を有する。補間データは、最初の変化量と等しい値のデジタル信号である。即ち、デジタル化された変化量のデータは、1秒間に一回の割合でコンピュータに入力され、変化量のデータ間のデータの無の期間を補うように、積分演算処理手段12bにより補間データを生成して付加し、D/A変換器12c,12dに変化量と補間データとが時系列に供給される。補間データを付加することにより、記録紙13aにウェブWの蛇行軌跡が滑らかに記録されるようにしている。
無論、デジタル化された変化量を積分演算処理手段12bによる処理を行うことなく、D/A変換器12c,12dを通してアナログ式記録計13に供給するようにしてもよい。その場合、アナログ式記録計13の記録紙13aの送り出し速度を低速にすることによって、ウェブWの蛇行状態を比較的把握し易い。しかし、積分演算処理手段12bにより補間データを付加することによって、アナログ式記録計13は、ウェブWの蛇行に応じた滑らかな曲線を記録紙13aに表示し、オペレータがウェブWの蛇行をより認識し易い。
また、コンピュータ12は、変化量が所定範囲内であるか否かを判定する蛇行判定手段を備えており、所定値以上に蛇行したと判断された場合、蛇行異常であると判定してウェブの搬送停止するための制御信号を出力したり、蛇行異常を記録するようにしている。また、本実施形態では、蛇行判定手段によって、ウェブWの一端縁を蛇行修正装置により蛇行を修正している場合、修正側が所定以上に蛇行していることを検出してウェブWの搬送を停止するようにしてもよいし、ウェブWの両端縁が蛇行していることを検出して直ちにウェブWの搬送停止するように制御する等の種々の制御が可能である。
次に、本実施形態における変化量の求め方について、図2を参照して説明する。同図には直線状絵柄Ra或いは直線状絵柄Rbの基準画像Rと検査対象画像Aが図示されており、基準画像Rは、40mmの画像領域(ウィンドー)を示し、例えば直線状絵柄Raが20mmの位置に撮影されている。このようにCCDカメラ16,17は、直線状絵柄Ra,Rbが概ね中央に撮影されるようにセットされ、搬送されるウェブWの直線状絵柄Ra,Rbを所定時間経過毎(約1秒間隔)にそれぞれ数カ所撮影し、それぞれの画像の平均的画像を選択し基準画像Rとして記憶する。同図の基準画像Rでは、例えば直線状絵柄Raが20mmの位置にあり、この中心位置を座標が、g(X,0)となる。なお、Y軸方向の座標値は0としている。一方、検査対象画像Aのウィンドーには、撮影された直線状絵柄Raが表示され、直線状絵柄Raの中心位置の座標が、g(X+ΔX,0)である。従って、検査対象画像Aの座標g(X+ΔX,0)を基準位置の座標g(X,0)と比較すると、X軸方向の変化量はΔxであり、変化量ΔxはウェブWの蛇行による変化量である。
続いて、本実施形態における画像処理装置10による変化量を算出する概略制御フローを図3を参照して説明する。ステップS1において、数箇所を撮影して、基準画像となる平均値近傍の位置座標の画素(ピクセル)、g(X,0)を基準として記憶する。ステップS2において、搬送されるウェブWの測定を開始し、各測定点の位置座標の画素g(X′,0)を読み取り、ステップS3において、X軸方向のずれを、X−X′=ΔXの演算式により算出する。ΔXはドット数である。ステップS3において、変化量ΔXをコンピュータ12に送出する。
また、コンピュータ12では、変化量ΔXに基づいて、ウェブWの搬送制御を行う機能を有する。図4を参照してその処理フローの一例を説明する。同図のステップS1において、画像処理装置10から入力される各測定位置の変化量ΔXが記憶領域に格納される。続いて、ステップS2において、変化量ΔXから測定された直線状絵柄の基準位置からのずれがどの程度であるかを、ΔX・A(但し、Aは1ドット当たりの寸法(mm)である)によりドットをミリ単位に変換して記憶領域に格納する。記憶領域には、ΔX及びΔX・Aが時系列で記憶される。
続いて、ステップS3において、変化量ΔXが所定値Xrを超えたか否かを蛇行判定手段(ΔX>Xr)により判定する。なお、Xrは、Xr<Xmaxであり、Xmaxは許容される最大変化量である。ステップS3において、所定値Xrを超えている場合、ステップS4に進み、ウェブWの走行速度(搬送速度)を徐々に減速してウェブWの単位搬送距離に対する蛇行修正の効果を高める。また、ステップS3において、NOであれば、ステップS7に進み、ウェブWの搬送速度を維持する。ステップS4からステップS5に進み、変化量ΔXが安定したか否かを蛇行判定手段(ΔX<Xr)により判定し、NOであればウェブWの搬送を停止し、YESであればステップS7に進む。無論、ステップS3において、ΔX>Xmaxであれば、直ちにステップS6に進み、モータ23の回転を停止すべく、コンピュータ12がモータ制御回路23に減速信号を出力し、ウェブWの搬送を停止させる。
このようにコンピュータ12の蛇行判定手段が、上記のように制御することによって、変化量ΔXが所定値Xrを超えたと判定された場合、コンピュータ12からモータの減速信号を出力し、ウェブWの蛇行修正操作を行った後、変化量が修正されたか否かを判定し、蛇行状態が悪化していると判定された場合、コンピュータ12はウェブWの搬送停止信号を出力する。このようにウェブWの搬送速度を低下させ、蛇行修正装置を作動させて蛇行を修正することによって、ウェブWを高速で搬送した状態で蛇行修正操作を行うよりも蛇行修正操作の効率が一層改善される。
また、コンピュータ12の蛇行判定手段は、変化量ΔXが所定値Xrを超えたと判定された場合、即ちウェブWが蛇行を認識した際、アナログ式記録計13のペンを作動させてウェブWの蛇行状態を記録するように制御することも可能であり、オペレータはアナログ式記録計13のペンが作動すれば、ウェブWが蛇行したことを認識することができる。その際、ウェブWの加工処理開始時間からの時間を計時し、蛇行発生時間を記録紙に記録するようにしてもよい。さらに、ウェブWの蛇行を認識した際、蛇行判定手段は、上記で説明したように、モータ制御回路に減速信号を送出し、ウェブWの搬送速度を減衰した上でウェブWの蛇行修正操作を行い、再度変化量ΔXからウェブWの蛇行が悪化しているか否かを判定し、悪化していると判定された場合、ウェブWの搬送を停止する搬送停止信号を出力してウェブWの搬送を停止する。なお、上記実施形態においても同様であるが、ウェブWの蛇行が改善されていると判定された場合、ウェブWの低速搬送を維持した後、所定の搬送速度に復帰するように制御することができる。
また、本実施形態において、ウェブWの両端縁の蛇行を検出し、その一方の端縁の蛇行を修正制御するように蛇行修正装置が設けられている場合、ウェブWの修正を行っている端縁側に蛇行が検出された際、無条件でウェブWの搬送を停止するように制御してもよい。また、ウェブWの両端縁において、所定レベルを超える蛇行が検出された場合、無条件でウェブWの搬送を停止するように制御してもよい。これらの制御はウェブの蛇行特性に応じて、コンピュータ12により種々の制御が可能である。
本発明は、ウェブにスリットを形成してウェブを切り分ける際の蛇行認識に有効であるが、このような蛇行認識は、スリットを形成する以外にウェブに種々の加工を加える場合に効果的である。
本発明におけるウェブの蛇行認識装置の一実施形態を示し、ウェブの搬送を示す概略図に制御系のブロック図を加えた図である。 本実施形態における蛇行認識を画像処理にて行う際の一例を示す説明図である。 本実施形態における蛇行認識の処理フローを示す図である。 本実施形態の蛇行認識におけるウェブ搬送制御の処理フローを示す図である。 従来のウェブの蛇行修正装置を示す斜視図である。
符号の説明
6 ウェブの巻取軸
10 画像処理装置
10a,10b A/D変換器
10c 記憶部
11 画像処理装置用ディスプレー
12 コンピュータ
12a 記憶部
12b 積分演算処理手段
12c,12d D/A変換器
13 アナログ式記録計
14 ディスプレー
15,16 CCDカメラ
15a,16a スライダ
17,18 発光ダイオード
19 照明用電源
20 スライダー
21 ガイドローラ
22 モータ
23 モータ制御回路
Ra,Rb 直線状絵柄
Rc スリット
W ウェブ

Claims (4)

  1. ウェブの両端縁に設けられた直線状絵柄を間欠的に撮影して画像処理し、ウェブの蛇行を認識するウェブの蛇行認識装置であって、
    該ウェブの両端縁の直線状絵柄をそれぞれ撮影して画像信号を出力する第1と第2の撮影手段と、
    該第1と第2の撮影手段からの画像信号に基づいて、前記ウェブの両端縁の基準絵柄と検査絵柄との座標位置のデジタル化した変化量をそれぞれ出力する画像処理手段と、
    該画像処理手段からの該変化量を受けて記憶するコンピュータと、
    該コンピュータが受けた該変化量をアナログ信号に変換する第1と第2のD/A変換手段と、
    該第1と第2のD/A変換手段からのそれぞれのアナログ信号によって、ウェブの蛇行状態を記録紙に記録するアナログ式記録計と、
    を備えることを特徴とするウェブの蛇行認識装置。
  2. 前記コンピュータが前記変化量に補間データを付加する積分演算処理手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のウェブの蛇行認識装置。
  3. 前記コンピュータが蛇行判定手段を備え、該蛇行判定手段によって、前記変化量が所定値を超えたと判定された場合のみ前記アナログ式記録手段によりウェブの蛇行状態を記録紙に記録することを特徴とする請求項1または2に記載のウェブの蛇行認識装置。
  4. 前記コンピュータが蛇行判定手段を備え、該蛇行判定手段によって、前記変化量が所定値を超えたと判定された場合、該コンピュータからウェブを搬送するモータのモータ制御回路に減速信号を出力してウェブの搬送速度を減速し、該ウェブの蛇行修正操作を行った後、変化量が修正されたか否かを判定し、悪化していると判定された場合、該コンピュータがウェブの搬送停止信号を出力することを特徴とする請求項1,2または3に記載のウェブの蛇行認識装置。
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