JPH11226017A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH11226017A
JPH11226017A JP3715998A JP3715998A JPH11226017A JP H11226017 A JPH11226017 A JP H11226017A JP 3715998 A JP3715998 A JP 3715998A JP 3715998 A JP3715998 A JP 3715998A JP H11226017 A JPH11226017 A JP H11226017A
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diagnostic apparatus
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Hiroaki Wakabayashi
洋明 若林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体腔内挿入型超音波探触子において、挿入部
10を操作部12に装着した際に、挿入部10の種別を
自動認識する。 【解決手段】 挿入部10において、挿入管14はシー
スチューブ26と回転ワイヤ22とで構成され、回転ワ
イヤ22の先端部には振動子24が設けられる。挿入部
10の接続部18は、操作部12の接続部16と着脱自
在に接続される。その接続状態において、内筒32に設
けられた識別ラベル38は外筒30に形成された透明な
窓40を介して読み取られる。その読み取りは、ラベル
リーダーによって行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波診断装置に関
し、特に血管などの体腔内に挿入される超音波探触子を
備えた超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内挿入型超音波探触子の1つとして
血管内に挿入される細径プローブが知られている。かか
る細径プローブは、大別して挿入部(挿入管)と操作部
とで構成される。挿入部は、シースチューブと、その内
部に挿入される駆動ワイヤと、その駆動ワイヤの先端部
に設けられた超音波振動子と、で構成される。また、操
作部は駆動ワイヤを回転駆動するモータを含み、また挿
入部を着脱自在に装着するための装着機構を有する。挿
入部は一般に使い捨て型として使用され、超音波診断ご
とに交換される。また、直径や超音波の周波数が異なる
各種の挿入部が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、挿入部の種別を
表す各種の情報(タイプ、周波数など)は、超音波診断
装置本体に対してユーザーによって入力されていた。従
って、その入力作業が煩雑であり、また入力ミスという
問題も指摘されている。上記の情報を挿入部から操作部
へ電気的接点を介して伝送することも考えられるが、そ
の場合には操作部が大型化し、また接触不良などが危惧
されるという問題がある。なお、関連出願として特願平
8−260682号があげられる。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、体腔内挿入型超音波探触子を
備えた超音波診断装置において、挿入部の種別を自動認
識できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、超音波の送受波を行う超音波振動子を先
端部に収容し、体腔内に挿入される管であって、シース
をなす外筒とその中で回転する回転軸とからなる挿入管
と、前記回転軸の基端部をモータ軸に着脱自在に連結す
る回転軸連結機構と、前記外筒の基端部に対して着脱自
在に連結される外筒連結機構と、前記回転軸の基端部の
表面に設けられた識別ラベルと、前記識別ラベルの内容
を光学的に読み取るラベルリーダーと、を含み、前記外
筒の基端部における前記ラベルリーダー側から見て前記
識別ラベルを覆う部分は光透過性を有することを特徴と
する。
【0006】上記構成によれば、ラベルリーダーによっ
て回転軸の基端部に設けられた識別ラベルの内容が読み
取られる。この場合、回転軸を回転させて読み取りを行
えば、ラベルリーダーからの光線を走査させる必要がな
くなる。すなわち、回転機構を識別ラベルの読み取りに
そのまま利用できる利点がある。また、識別ラベルは外
筒によって保護され、それが破損したり汚れたりするこ
とを防止できる。
【0007】本発明の好適な態様では、前記識別ラベル
を覆う部分は透明部材で構成され、あるいは、前記識別
ラベルを覆う部分には開口が形成される。前者によれ
ば、識別ラベルの保護をより徹底でき、後者によれば部
品点数を削減できる。
【0008】本発明の好適な態様では、前記識別ラベル
はバーコードであり、そのバーコードを構成する各線が
回転軸方向と並行になるように前記バーコードが前記回
転軸の基端部に設けられる。
【0009】本発明の好適な態様では、前記回転軸の回
転駆動時に前記識別ラベルの内容が前記ラベルリーダー
によって読み取られる。すなわち、回転駆動用のモータ
を識別ラベルの読み取り走査に利用できる。
【0010】本発明の好適な態様では、前記識別ラベル
には、超音波探触子の種別を表す情報が含まれ、前記情
報に応じて装置本体の制御を行う制御部が設けられる。
その情報としては、例えば、挿入管の長さ及び直径、超
音波の周波数、プローブのシリアル番号、などがあげら
れる。
【0011】本発明の好適な態様では、前記挿入管の装
着時に第1回の回転数で前記回転軸を回転させ、超音波
診断時に第2の回転数で前記回転軸を回転させる回転制
御部を有する。この構成によれば、超音波の送受波を行
う場合における高速回転に対してラベルリーダーが追従
できないような場合に対処でき、ラベルリーダーの要求
性能を引き下げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0013】図1には、本発明に係る体腔内挿入型超音
波探触子の外観が示されている。この超音波探触子は、
血管内で超音波の送受波を行うものである。
【0014】超音波探触子は、挿入部10と操作部12
とで構成される。挿入部10は、血管内に挿入される細
長い挿入管を有する。後に図2を用いて説明するよう
に、挿入管14はシースチューブ26とその中で回転す
る回転ワイヤ22とで構成される。
【0015】操作部12内には回転ワイヤを駆動するた
めのモータ19が内蔵されている。挿入管14の接続部
18と操作部12の接続部16は互いに着脱自在に接続
される。それらの接続部16,18が接続された状態で
は、モータ19による回転駆動力が挿入管14内部の回
転ワイヤに伝達される。もちろん、挿入管14の外筒を
なすシースチューブ26は回転されない。操作部12に
はケーブル20を介してコネクタ21が接続され、その
コネクタ21を介して超音波診断装置本体に超音波探触
子が電気的に接続される。
【0016】図2には、挿入管14及び接続部18の具
体的な構成例が示されている。上述したように挿入管1
4は、屈曲性をもったシースチューブ26と、その中で
回転する回転ワイヤ22と、で構成され、回転ワイヤ2
2の先端部には超音波の送受波を行う振動子24が設け
られている。この挿入管14を血管内に挿入した状態
で、回転ワイヤ22を回転させれば、振動子24によっ
て形成される超音波ビームが回転され、いわゆるラジア
ル走査が行われる。
【0017】接続部は大別して、外筒30と内筒32と
で構成される。外筒30は、操作部12側の接続部16
に対して固定的に連結されるものであり、その外筒30
の先端部にはシースチューブ26が連結される。外筒3
0の表面上には突起34が設けられ、その突起は接続部
16内の螺旋状の溝に係合する。そのような構成自体は
従来の探触子と同様である。
【0018】内筒32の基端部にはモータの回転軸に連
結される連結部32Aが設けられ、さらにその内筒32
の基端部表面上には識別ラベル38が設けられている。
この識別ラベル38は本実施形態においていわゆるバー
コードラベルで構成されるものであり、挿入管の長さや
直径あるいは超音波の周波数といった各種の条件がコー
ドとして示されるものである。外筒30には、識別ラベ
ル38の貼付位置に対応して窓40が設けられている。
この窓40には本実施形態において透明部材が配置さ
れ、そのような窓40を介して外部から内筒32上の識
別ラベル38を観察することができる。もちろん、識別
ラベル38は内筒32の回転と共に回転するため、窓4
0を介して露出される識別ラベル38の位置は内筒32
の回転角度に依存する。
【0019】図3には、図2に示すA−A’断面が示さ
れている。図示されるように、接続部16のケーシング
内にはモータ19が配置され、そのモータ19の回転軸
は内筒32に連結される。内筒32の基端部の表面上に
は上述したように識別ラベル38が張り付けられてい
る。外筒30の基端部には窓40が設けられ、その窓4
0を介してラベルリーダー43によって識別ラベル38
の内容を光学的に読み取ることが可能である。ラベルリ
ーダー43は接続部16内に固定されている。ちなみ
に、内筒32内には振動子24と電気的に接続された電
極41,42が設けられている。
【0020】したがって、上記の実施形態によれば、識
別ラベル38が内筒32上に設けられ、すなわち外筒3
0によって識別ラベル38が覆われつつ保護されている
ので、例えば挿入部10を操作部12に装着する際に識
別ラベル38が破損したりあるいは汚れてしまったりと
いった問題を防止することが可能である。ここで、窓4
0は開口としてもよいが、本実施形態では窓40に透明
部材がはめ込まれているため、上記の利点をより高める
ことが可能である。
【0021】さらに、本実施形態によれば、回転部材と
しての内筒32上に識別ラベル38を設けたので、ラベ
ルリーダー43にて形成される光学的なビームを何ら走
査させることなく、内筒32の回転を利用して識別ラベ
ル38の読み取りを行えるという利点がある。したがっ
て、モータ19以外に別途光学的な読み取り用の駆動部
を設ける必要がない。
【0022】ここで、識別ラベル38をラベルリーダー
43によって読み取る際に、必要であれば通常の高速回
転から回転数を引き下げて低速回転とすることも可能で
ある。そのような構成によればラベルリーダー43の読
み取り能力がそれほど高くないような場合においても、
誤りなく識別ラベル38の内容を読み取ることが可能と
なる。この場合、高速回転及び低速回転の切り替えは以
下に説明するように制御部46によって行うことができ
る。
【0023】図4には、本実施形態に係る超音波診断装
置の構成がブロック図で示されている。上述したように
振動子24によって超音波の送受波が行われる。振動子
24には送受信部52から送信信号が供給され、一方、
振動子24からの受信信号は送受信部52を介して図示
されていない画像処理部などに送られる。制御部46は
超音波診断装置全体の制御を行うものである。ラベルリ
ーダー43から出力される信号はコード解釈部44に入
力され、そのコード解釈部44にて識別ラベルの内容が
解釈される。その解釈結果は制御部46に出力され、制
御部46はそのような解釈結果に基づいて送受信部52
の制御やモータ駆動部48の制御などを行う。
【0024】ここで、モータ19にはモータ駆動部48
から駆動信号が供給されている。そのモータ駆動部48
は制御部46によって制御されている。
【0025】図4に示されるように、例えば接続部16
と18の接続を検出する装着センサ50を設け、その装
着センサ50によって装着が検出された場合に、制御部
46によってモータ駆動部48を制御し、モータ19を
駆動すると共にその回転速度を低速に設定することもで
きる。そして、ラベルリーダ42による識別ラベルの内
容の読み取りが完了した後に、制御部46によってモー
タ19の回転数を超音波診断用の回転数すなわち高速回
転に切り換えるようにしてもよい。装着センサ50とし
ては例えば機械的あるいは電気的なスイッチを用いるこ
とができる。
【0026】図3に示したラベルリーダー43として
は、例えばLED等を備えたものを用いることができ
る。あるいはレーザー光を利用してラベルの内容を読み
取るラベルリーダーを用いることもできる。ラベルリー
ダー43は、接続部16と18とが接続された状態にお
いて、外筒に形成された窓40に対向する位置に設けら
れており、上述したようにそのような位置関係の下、窓
40を介して内筒32上の識別ラベル38が光学的に読
みとられる。
【0027】ちなみに、上述の説明では、超音波診断時
とラベル読み取り時とで回転数の切り替えを行ったが、
もちろん超音波診断を行う直前に同じ回転速度の状態で
ラベルの読み取りを行うようにしてもよい。何れにして
も、挿入部10の性能やシリアル番号等を読み取ること
によって、ユーザーによる入力の手間を解消できると共
に超音波診断を適切な条件の下で自動的に実行すること
ができるという利点がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
体腔内挿入型超音波探触子を備えた超音波診断装置にお
いて、挿入部の識別を自動認識できる。特に、識別ラベ
ルの保護を図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る体腔内挿入型超音波探触子の全
体構成を示す斜視図である。
【図2】 挿入管及び接続部の具体例を示す図である。
【図3】 図2に示すA−A’断面を示す断面図であ
る。
【図4】 本実施形態に係る超音波診断装置のブロック
図である。
【符号の説明】
10 挿入部、12 操作部、14 挿入管、16,1
8 接続部、20 ケーブル、22 回転ワイヤ、24
振動子、26 シースチューブ、30 外筒、32
内筒、38 識別ラベル、40 窓。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波の送受波を行う超音波振動子を先
    端部に収容し、体腔内に挿入される管であって、シース
    をなす外筒とその中で回転する回転軸とからなる挿入管
    と、 前記回転軸の基端部をモータ軸に着脱自在に連結する回
    転軸連結機構と、 前記外筒の基端部に対して着脱自在に連結される外筒連
    結機構と、 前記回転軸の基端部の表面に設けられた識別ラベルと、 前記識別ラベルの内容を光学的に読み取るラベルリーダ
    ーと、 を含み、 前記外筒の基端部における前記ラベルリーダー側から見
    て前記識別ラベルを覆う部分は光透過性を有することを
    特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記識別ラベルを覆う部分は透明部材で構成されたこと
    を特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記識別ラベルを覆う部分には開口が形成されたことを
    特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記識別ラベルはバーコードであり、そのバーコードを
    構成する各線が回転軸方向と並行になるように前記バー
    コードが前記回転軸の基端部に設けられたことを特徴と
    する超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記回転軸の回転駆動時に前記識別ラベルの内容が前記
    ラベルリーダーによって読み取られることを特徴とする
    超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の装置において、 前記識別ラベルには、超音波探触子の種別を表す情報が
    含まれ、 前記情報に応じて装置本体の制御を行う制御部が設けら
    れたことを特徴とする超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の装置において、 前記挿入管の装着時に第1回の転数で前記回転軸を回転
    させ、超音波診断時に第2の回転数で前記回転軸を回転
    させる回転制御部を有することを特徴とする超音波診断
    装置。
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