JPH11225736A - ライター付携帯用灰皿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用灰皿にライターを装着できるようにし
た、ライター付き携帯用灰皿を提供する。 【解決手段】 上面に窓を設け、側面にスプリングを使
用したストッパ機構の設けられた箱状の引き出しと、そ
れを収納する容器から構成されている携帯用灰皿に隣接
して、ライターを収納又は装着できる装置を設ける。そ
の携帯用灰皿の収納容器と、ライターを収納又は装着で
きる装置の外形は断差がなく接続されでいる一体構造と
する。また、携帯用灰皿の引き出しの外側には、必要に
応じ引き出し用突起が設けられ、引き出し収納容器の側
面には、小窓が設けられて、引き出しの側面に設けられ
たスプリングの一部が突出する構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用灰皿にライ
ターを装着できるようにした、ライター付携帯用灰皿に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来袋状又は箱状の携帯用灰皿はあった
が、ライターと一体の物はなかった。また、卓上用灰皿
に併設されたライターはあったが、形状が大きく携帯に
は適さなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】通常煙草を吸う人は、
ライターを持っている人が多いが、携帯用灰皿を持って
いる人は、数少ないのが現状である。両方をそれぞれ持
つには、面倒であった。登山とか、散歩時などで、煙草
を吸いたくなっても手近に灰皿がなければ喫煙を我慢し
なければならないことが多かった。これらの不具合を解
決する為に、また火災防止及び地球環境の汚染防止の第
一歩である、煙草の吸殻の投げ捨てを防止する為に、喫
煙者自らが煙草の吸殻を処理できる物を開発することが
課題である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】携帯用灰皿は、上面に窓
を設け、側面にスプリングを使用したストッパ機構の設
けられた箱状の引き出しと、それを収納する容器から構
成されている。携帯用灰皿に隣接して、ライターを収納
又は装着できる装置を設け、その携帯用灰皿の収納容器
と、ライターを収納又は装着できる装置の外形は段差が
なく接続されている一体構造とする。また、携帯用灰皿
の引き出しの外側には、必要に応じ引き出し用突起が設
けられ、引き出し収納容器の側面には、小窓が設けられ
て、引き出しの側面に設けられたスプリングの一部が突
出する構造になっている。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、第１乃至第６の発明の実施
の形態を、図１から図１２に従って説明する。

【０００６】本発明のライター付携帯用灰皿は、図１に
示すように、引き出し２とライター１２を収納する外筒
１及びストッパ機構を構成するスプリング９とから構成
されている。外筒１は、図２のように引き出し２を収納
する部分４と、ライター１２を収納する部分３から構成
されており、外筒１の断面形状は、図６のように略Ｌ字
形をしており、手に馴染み、ライター１２の使用が容易
な形状である。

【０００７】引き出し２は、筒状で外筒１の、引き出し
２を収納する部分４に、ガタなく内挿される形状になっ
ている。引き出し２の引き出し側１３には、これを収納
する外筒４の外周と、段差がない同一外形状の蓋６が設
けられており、引き出し２の奥側は図５のように開口さ
れている。図３のように引き出し２の外筒４に収納され
る部分１４の上面には窓５が設けられており、側面１５
には、長手方向に凹部７が設けられている。

【０００８】引き出し２の、凹部７には、スプリング９
が埋め込まれ、その先端部分１６は、蓋６の内側と引き
出し２の側面１５の間で固定されている。スプリング９
は、ピアノ線などの金属又は樹脂などのバネ材料で製作
され、図４のように直線部分１７と山形部分８から構成
されている。スプリング９の直線部分１７は、引き出し
２の側面１５の凹部７の中に合まれ、山形部分８は、引
き出し２の側面１５より突出しており、山形部分８の先
端部分１８は、凹部７に設けられた孔１９から引き出し
２内部に突出している。

【０００９】引き出し２の外筒４に内挿される先端部分
２０は、開口部分２１を狭くする方向に曲げられてお
り、外筒４に挿入しやすくなっている。外筒４の側面１
０には、図２のように引き出し２の凹部７に含まれたス
プリング９の山形部分８が突出する小窓１１が設けられ
ている。外筒１のライター１２を収納する部分３の内径
はライター１２の外径より、わずかに大きく、ガタなく
ライター１２が挿入できる形状に成形されている。

【００１０】外筒１の材質は、金属板の溶接又は、樹脂
の一体成形で、引き出し２は、金属板で加工されてい
る。引き出し２を、アルミ板で加工する時は、図１３の
ように切り起こし加工部分３６を設け、スプリング９の
端末部分を係止する。

【００１１】本発明は以上のように構成されているが、
その使用方法について説明する。通常携帯する時は、引
き出し２は、外筒４の中に収納されて図８のような状態
になっている。煙草を吸う時は、図９のようにして火を
付けて使用する。

【００１２】煙草の灰や吸殻を、捨てる時は図１のよう
に、引き出し２の蓋６を持って、引出し２の側面１５に
設けた、スプリング９の山形８が、外筒４の側面の小窓
１１に突出するまで外側に引っ張る。そこで、引き出し
２の上面の窓５から引き出し２の内部に灰や吸殻を捨て
て、終わったら引き出し２の蓋６を押して引き出し２閉
じる。

【００１３】引き出し２の内側に、灰や吸殻がいっぱい
になった時には、外筒４の小窓１１から突出したスプリ
ング９の山形８を指で押さえて、引き出し２の蓋６をも
う一方の手で強く引き出す。それから、引き出し２の奥
側に設けた開口部２１から灰や吸殻を所定のゴミ箱に放
出する。

【００１４】引き出し２を、外筒４の中に挿入する際、
スプリング９の山形８が圧縮されて、なめらかに挿入で
き、小窓１１の位置でスプリング９の山形８が外筒４か
ら外に突出する。その突出した部分を指で押さえて、引
き出し２を押すと、通常携帯する図８の形状に戻る。ス
プリング９の山形部分８は、引き出し２を挿入する際及
び引き出す際に外筒４の内側面に接触して引き出し２の
ガタを吸収するとともに、引き出し２をなめらかに摺動
させる働きをしている。

【００１５】なお、本発明は次ぎに示す別の実施形態に
も具体化することができる。図１０に示す第２の実施例
は、引き出し２の外筒４とライター１２を収納する部分
３を並列して形成された外筒２２の断面形状は略長方形
であり、縦壁２３で、引き出し２を収納する外筒４とラ
イター１２を収納する部分３の２つに分けられている。
引き出し２の蓋６上の、引き出し２の窓５と同じ側に突
起２４を設ける。灰皿を使用する場合は、突起２４のあ
る側を上に向けて、蓋６を外側に引き出して使用する。
これにより、灰皿内に貯まった灰や吸殻が、裏側から誤
って落ちるのを防止することができる。その他の使用法
は実施例１と同一である。

【００１６】さらに、図１１に示す第３実施例は長方形
断面管２５の上部に、ライター１２を収納し、その下部
に回転可能な引き出し２６を設けた構造となっている。
長方形断面管２５の内部に、ストッパ板２７を設けでラ
イター１２を挿入しすぎるのを防止する。

【００１７】回転可能な引き出し２６は、長方形断面管
２５の下端部２８にピン２９で接合されている。回転可
能な引き出し２６の上面には窓３０が設けてある。さら
に、回転可能な引き出し２６の外側上部３１には、山形
のストッパスプリング３２が設けてあり、ストッパ板２
７に強く接触して回転可能な引き出し２６が無力で外側
に開放されるのを防止する。また、回転可能な引き出し
２６の窓３０の開口側の回転可能引き出し２６の外側に
は、突起３３が設けてある。これにより灰や吸殻の入っ
た回転可能な引き出し２６が裏向きに引き出されるのを
防止できる。

【００１８】回転可能な引き出し２６を回転して、長方
形断面管２５の内部に収納する際、収納しすぎるのを防
止するため回転可能な引き出し２６の外側面３４が延長
されており、長方形断面管２５の外面に接触する。

【００１９】実施例３の発明を使用する場合は、突起３
３を手で回転可能な引き出し２６が開く方向に押して、
外に出す。この実施例で、回転可能な引き出し２６のピ
ン接合の位置は長方形断面管２５の中央部でもよい。こ
の時回転可能な引き出し２６は実施例３と回転方向が逆
になる。

【００２０】図１２に示す第４の実施例は、第１から第
３の実施例と異なりライター１２を装着できる装置を、
筒状ではなく３５のような帯状の金属、樹脂、ゴム、布
又は革等の素材で構成した物である。灰皿の部分は、第
１から第３の実施例のいずれでも採用可能である。

【００２１】

【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、携
帯用灰皿とライターが一体になっているため、別々に持
つ不便を解消でき、登山、旅行や散歩時など灰皿のない
場所で自由に煙草を吸うことが可能になる。また、小型
で携帯に適した形状であるためポケットやハンドバック
にも容易に収納でき、ノベルテー商品としても利用でき
る。また火災防止及び地球環境の汚染防止の第一歩であ
る、煙草の投げ捨て防止が可能になる、非常に便利な装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本発明に係るライター付き携帯用灰皿の灰皿
を引き出した状態を示す斜視図である。

【図 ２】本発明に係る外筒の斜視図である。

【図 ３】本発明に係る引き出しの斜視図である。

【図 ４】図３の引き出しのＣ−Ｃ断面視図である。

【図 ５】図３の引き出しの開口部を示すＢ矢視図であ
る。

【図 ６】外筒のＡ矢視図である。

【図 ７】ライターの斜視図である。

【図 ８】この発明の、ライター及び携帯用灰皿を収納
した斜視図である。

【図 ９】この発明を使用して、火を付ける場面を示す
図である。

【図１０】本発明の第２の実施例を示す斜視図である。

【図１１】本発明の第３の実施例を示す斜視図である。

【図１２】本発明の第４の実施例を示す斜視図である。

【図１３】本発明の引き出しがアルミ板の時のスプリン
グの係止を示す図である。

【符号の説明】

１ 外筒 ２ 引き出し ３ ライターを収納する外筒 ４ 引き出しを収納する外筒 ５ 引き出しの窓 ６ 引き出しの蓋 ７ 凹部 ８ スプリングの山形部分 ９ スプリング １０ 外筒の側面 １１ 小窓 １２ ライター １３ 引き出しの引き出し側 １４ 引き出しの外筒に収納される部分 １５ 引き出しの側面 １６ スプリングの先端 １７ スプリングの直線部分 １８ スプリングの先端部分 １９ 引き出しの凹部に設けられた孔 ２０ 引き出しの先端部分 ２１ 引き出しの先端開口部分 ２２ 実施例２の外筒 ２３ 縦壁 ２４ 実施例２の引き出しの突起 ２５ 長方形断面管 ２６ 実施例３の回転可能引き出し ２７ ストッパ板 ２８ 長方形断面管の下端部 ２９ ピン ３０ 実施例３の引き出しの窓 ３１ 回転可能な引き出し外側上部 ３２ ストッパスプリング ３３ 突起 ３４ 回転可能引き出しの外側面 ３５ 第４実施例の帯状装着物 ３６ 切り起こし加工部分

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯用灰皿に、ストッパ機構を設け、ライ
   ターを装着できるようにしたことを特徴とするライター
   付携帯用灰皿。
2. 【請求項２】携帯用灰皿は、上面に窓を設け、側面にス
   プリングを使用した箱状の引き出しと、それを収納する
   容器とから構成されていることを特徴とする請求項１の
   ライター付携帯用灰皿。
3. 【請求項３】携帯用灰皿に隣接して、ライターを収納又
   は装着できる装置を設け、携帯用灰皿収納容器とライタ
   ーを収納又は装着できる装置の外形は段差がなく、接続
   されていることを特徴とする請求項１、２のライター付
   携帯用灰皿。
4. 【請求項４】携帯用灰皿の引き出しの外側には引き出し
   用突起が設けられていることを特徴とする請求項１、
   ２、３のライター付携帯用灰皿。
5. 【請求項５】携帯用灰皿の引き出し収納容器の側面に
   は、小窓が設けられていることを特徴とする請求項１、
   ２、３、４のライター付携帯用灰皿。
6. 【請求項６】携帯用灰皿の箱状の引き出しの後端が開口
   していることを特徴とする請求項１、２、３、４、５の
   ライター付携帯用灰皿。