JPH10215845A - たばこ用消火具及びその収納容器 - Google Patents

たばこ用消火具及びその収納容器

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JPH10215845A
JPH10215845A JP2704697A JP2704697A JPH10215845A JP H10215845 A JPH10215845 A JP H10215845A JP 2704697 A JP2704697 A JP 2704697A JP 2704697 A JP2704697 A JP 2704697A JP H10215845 A JPH10215845 A JP H10215845A
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JP
Japan
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fire extinguisher
tobacco
cigarette
container
fire
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JP2704697A
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Fuminao Nishimura
文直 西村
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 何処へでも手軽に持ち運びでき、そしてた
ばこの火を瞬時のうちに完全に消火できると共に、たば
この灰と吸殻とを分離して、吸殻のみを単なるゴミとし
て簡単に処分することができるたばこ用消火具を提供す
ること。 【解決手段】 上端部の内径がたばこ2の外径より大径
で下端部の内径が前記たばこ2の外径より小径に形成さ
れると共にその下端部が閉塞された断面円形の管体3か
らなり、この管体3の上端部は管体3長手方向に対し斜
めにカットされて正面視楕円形状のたばこ挿入口4を形
成し、管体3の中間所要部から下端部に到る管体下部3
aは下窄まり状テーパとなって、前記挿入口4から挿入
されるたばこ2の着火部Fを消火する消火部6を形成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙巻または葉巻た
ばこ用の消火具、及びその収納具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来より灰皿は、たばこ置
き、火消し、灰及び吸殻入れを併用したものが多く、喫
煙者が家の中や車の中等でたばこの火を消すときは、灰
皿に着火部を押しつけて揉み消すようにすることが多い
が、このような方法では、強く押し付けると、たばこが
折れたり、着火部が押し潰されるため、消したたばこを
再び吸うことができない。また、押し付けが弱いと、消
えにくく、煙も多く出て周りの人に不快感を与え、また
消したつもりが消えていなかったりすると、その火が灰
皿内の他の吸殻に燃え移ったり、また、たばこを灰皿の
上に放置していると、灰皿から脱落し、畳等に落ちて、
火災を招く危険性がある。
【0003】また、従来使用されている灰皿は、普通の
卓上灰皿にしても、車等に備え付けてある蓋付きの灰皿
にしても、灰だけでなく吸殻も一緒に入れるようにして
いることから、ヘビースモーカー等の場合には、灰皿内
が吸殻で短時間に一杯になって、消火がしにくくなり、
特に卓上の灰皿の場合には、上記したように火が完全に
消えていないと他の吸殻に燃え移り易く、また車等に備
付けの灰皿の場合には他の吸殻に燃え移るようなことは
少ないが、吸殻の排出に手間がかかり、掃除も面倒であ
り、更に上記いずれの灰皿の場合も、灰皿の交換、吸殻
の取り出しを頻繁に行う必要がある。
【0004】また、今日、深刻な社会問題となっている
のが、たばこの所謂「ぽい捨て」であり、この「ぽい捨
て」が、市街地における環境汚損の大きな原因となるこ
とから、地方公共団体によっては「ぽい捨て」を防止す
るための条例が施行されているところもあり、そしてま
た山火事の原因の大部分が「ぽい捨て」によるものと言
われている。然るに、小型且つ軽量にして手軽に持ち運
びできる消火部があれば、上記のような「ぽい捨て」を
防止できるものと思われるが、従来より携帯用の灰皿は
いくつか提案されてはいるものの、従来の携帯用灰皿
は、灰と吸殻とを一緒に入れるようにする構造には変わ
りないため、特に小型化及び軽量には限度があり、たば
こケースやポケット等に入れて、どのような場所へでも
手軽に持ち運びでき、しかもきわめて簡単な操作で完全
に消火できるような消火具は未だ提供されていない。
【0005】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたもので、たばこの包装箱、たばこケース、ポケット
等に入れて何処へでも手軽に持ち運びでき、そしてたば
この火を瞬時のうちに完全に消火できると共に、たばこ
の灰と吸殻とを分離して、吸殻のみを単なるゴミとして
簡単に処分することができるたばこ用消火具を提供する
ことを目的とする。更に本発明は、上記たばこ用消火具
を簡便に収納できる収納容器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のた
ばこ用消火具は、上端部の内径が紙巻または葉巻たばこ
2の外径より大径で、下端部の内径が前記たばこ2の外
径より小径に形成されると共に、その下端部が閉塞され
た断面円形の管体3からなり、この管体3の上端部は管
体3長手方向に対し斜めにカットされて、正面視楕円形
状のたばこ挿入口4を形成し、管体3の中間所要部から
下端部に到る管体下部3aは下窄まり状テーパとなっ
て、前記挿入口4から挿入されるたばこ2の着火部Fを
消火する消火部6を形成してなることを特徴とする。
【0007】請求項2は、請求項1に記載のたばこ用消
火具において、消火部6を形成する管体下部3aより上
方の管体上部3bは、管体下部3aのテーパよりも傾斜
の緩いテーパに形成されていることを特徴とする。
【0008】請求項3は、請求項1または2に記載のた
ばこ用消火具において、管体3の上端部にクリップ8が
設けられてなることを特徴とする。
【0009】請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記
載のたばこ用消火具1を収納する収納容器であって、前
記消火具1を遊挿する円筒状の容器本体10aと、この
容器本体10aの上端部に外嵌装着される円筒状のキャ
ップ10bとからなることを特徴とする。
【0010】請求項5は、請求項1〜3のいずれかに記
載のたばこ用消火具1を収納する収納容器であって、前
記消火具1を収納し且つたばこ2の灰Kを入れるように
上面が開口した箱状に形成された容器本体20aと、こ
の容器本体20aに開閉可能に枢着された蓋体20bと
からなり、容器本体20a内には、前記消火具1を挿脱
可能に保持する保持手段12,14を、容器本体20a
内に没入する没入姿勢と、容器本体20aから突出して
起立する起立姿勢とに変更可能に取り付けると共に、容
器本体20aの所要部にたばこ係止用凹部16を設けて
なることを特徴とする。
【0011】請求項6は、請求項1〜3のいずれかに記
載のたばこ用消火具を収納する収納容器であって、上面
が開口した箱状に形成されると共に前記消火具1を収納
する消火具収納部17とたばこ2の灰1を入れる灰入れ
18と吸殻入れ19とにそれぞれ区画形成された容器本
体30aと、この容器本体30aに開閉可能に枢着され
た蓋体30bとからなり、容器本体30aの灰入れ部1
8の所要部にたばこ係止用凹部26を設けてなることを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明すると、図1は本発明に係るたばこ用消火
具1の正面図、図2はその使用状態を示す縦断面側面図
であり、これらの図から分かるように、たばこ用消火具
1は、上端部の内径が紙巻たばこ2の外径より大径で且
つ下端部の内径が前記たばこ2の外径より小径となるよ
うなテーパ状に形成された断面円形のアルミニウム製管
体3からなる。
【0013】この管体3は、その上端部が管体3長手方
向に対し斜めにカットされて図1に示すような正面視楕
円形状のたばこ挿入口4を形成している。この場合、管
体3長手方向に対する傾め切り角度θ(図2参照)は、
例えば約25〜30°程度とされる。そして、このテー
パ状管体3は、当該管体3の内径が前記たばこ2の外径
と同一となる部位5から下方に延びる管体下部3aの内
部が、前記挿入口4から挿入されるたばこ2の着火部F
を消火する消火部6を形成する。
【0014】また、消火部6を形成する管体下部3aよ
り上方の管体上部3bは、管体下部3aのテーパよりも
傾斜の緩いテーパに形成されている。即ち、管体3は、
全体的にテーパに形成されているが、その内径が前記た
ばこ2の外径と同一となる部位5を境にして、それより
上方の管体上部3bは比較的緩やかなテーパに形成さ
れ、下方の管体下部3aは上方管体部3bよりも傾斜の
急なテーパに形成されている。また、管体3の下端は閉
塞されて、閉塞端部7を形成している。
【0015】前記管体3は、アルミ板、鉄板等の金属板
をプレス加工するなどして簡単に形成できるが、合成樹
脂の成形加工によって形成することもできる。アルミ製
の管体3であれば、製作コストが安くつき、放熱性が良
いため瞬時に消火でき、しかも軽いため取扱い及び持ち
運びにきわめて便利となる。
【0016】上記のように構成されるたばこ用消火具1
の使用方法について説明すると、喫煙者がたばこ2の火
を消すときは、図3に例示するように、一方の手で消火
具1を持ち、他方の手でたばこ2のフィルター2a部分
を持って、このたばこ2の着火部F側を、挿入口4から
管体上部3bを経て径小となった管体下部3aの消火部
6に軽く押し込むようにするだけで、この着火部Fが、
図2に示すように管体部3a内部に形成される下窄まり
テーパ状消火部6で急速に圧縮されて、例えば3〜5秒
で完全に消火される。この場合、管体3の下端部が閉塞
されて閉塞端部7を形成しているから、消火された着火
部Fの灰が管体3の下方に落ちることがない。
【0017】上記のようにして着火部Fを消火し終えた
ならば、このたばこ2をそのまま引き抜いて、吸殻とし
て例えば灰皿内に入れるとよい。この場合、たばこ2の
着火部Fは完全に消火されているため、その灰皿に他の
吸殻が複数本入っている場合でも、それらの吸殻に引火
することがなく安全である。こうして消火したたばこ2
は、先端部(着火部F)が消火部6の下窄まりテーパに
よって僅かに圧縮されているだけであるから、再度吸う
ことができ、無駄がなく経済的である。
【0018】上記のように、たばこ2の着火部Fは消火
部6によって完全に消火されるから、灰皿がないとき
は、ポリエチレン製の袋やゴミ入れ用の缶等にゴミとし
て入れおいて、その都度またはある程度たまったとき、
その袋等ごと廃棄処分することができる。また、管体3
の消火部6内に溜まった灰は、管体3のたばこ挿入口4
側を下にして、灰皿その他の灰受けの上で叩けば、簡単
に排出させることができる。このように、消火したたば
こ2の吸殻のみをゴミとして扱うことができるため、室
内で喫煙するときでも従来の灰皿を必要とせず、また特
に屋外で喫煙するときは、このたばこ用消火具1で消火
した後に、その吸殻を所定のゴミ入れにゴミとして捨て
ることができ、「ぽい捨て」をしなくて済むことにな
る。また、たばこ2の灰と吸殻とを分離できるから、ゴ
ミの取扱いも容易となる。
【0019】また、このたばこ用消火具1では、管体3
の上端部を斜めにカットして正面視楕円形状のたばこ挿
入口4を形成していると共に、管体3上端部の内径をた
ばこ2の外径より大径に形成しているから、管体3内へ
のたばこ2の挿入及び引抜きが容易となる。また、上記
のようにたばこ挿入口4が正面視楕円形状に形成されて
その上下方向開口長さが長いため、図2に符号2′で示
されるたばこ2のように吸い残しの短くなったたばこを
消火する場合でも、そのたばこ2′の挿入及び抜き取り
が容易となる。また、たばこ2,2′を管体3から取り
出すには、手で引き抜かなくても、たばこ挿入口4を下
にして灰皿等の上で軽く叩くだけで、自然に抜け落ち、
しかもたばこ2,2′だけでなく、たばこ2の灰も一緒
に落ちるため非常に有効である。
【0020】また、このたばこ用消火具1を形成するテ
ーパ状の管体3は、その内径が前記たばこ2の外径と同
一となる部位5を境にして、それより上方の管体上部3
bが管体下部3aよりも緩やかなテーパに形成されてい
るから、管体3内へのたばこ2の挿入、及び引抜きまた
は取り出しが一層容易となる。
【0021】更に、このたばこ用消火具1は、管体3の
外径がたばこ2の外径より若干大きい程度で、長さもた
ばこ2の長さより短く形成することができる非常に小型
の消火具であるから、その保管にあたっては、例えば図
4に示すように、たばこ2の包装箱Tを開口するときに
同時に開口される外側の透明包袋Hの中に入れておくこ
とができるし、また開口した包装箱Tの中に直接入れる
こともでき、あるいはまた包装箱Tを収納する市販のた
ばこケースに入れることもできる。
【0022】上述したたばこ用消火具では、消火部6を
形成する管体下部3aより上方の管体上部3bを、管体
下部3aのテーパより傾斜の緩いテーパに形成している
が、この管体上部3bは必ずしもテーパに形成する必要
はなく、ストレートでもよい。図5の(A)は、管体上
部3bをストレートに形成したたばこ用消火具11を例
示したものである。
【0023】また、図5の(B−1)及び(B−2)
は、管体3の上端部に、クリップ8を設けたたばこ用消
火具21を示す側面図及び背面図である。このようなク
リップ8を設けたたばこ用消火具1によれば、管体3を
衣服のポケットやベルト等に差して簡単に留めることが
できるから、携帯に非常に便利である。このクリップ8
は、例えばアルミ管材で管体3を製作する際に、管体3
の上端にクリップ部分を予め一体に形成しておいて、こ
のクリップ部分を曲げ加工することによって、簡単に形
成できるものである。
【0024】以上説明したたばこ用消火具の実施形態で
は、普通サイズの紙巻たばこを消火する消火具について
説明したが、本発明のたばこ用消火具は、普通サイズよ
りも長さの短いショート型や、それよりも径の小さいス
リム型等にも同様に使用できる。また上記実施形態で
は、紙巻たばこについて説明したが、本発明のたばこ用
消火具は、葉巻たばこについても同様に適用することが
できる。
【0025】図6は、上述のたばこ用消火具1を収納す
る収納容器10の一実施形態を示している。この収納容
器10は、万年筆型に形成されたもので、消火具を適当
な余裕をもって挿入しうるように形成された円筒状の容
器本体10aと、円筒状に形成されて容器本体10aの
上端部に外嵌装着されるキャップ10bとからなり、容
器本体10aの上端部外周に雄ねじaが、キャップ10
bの下端部内周に雌ねじbが切ってあって、キャップ1
0bを嵌めて螺合するようになっており、またキャップ
10bにはクリップ9が取り付けられている。
【0026】この収納容器10に、たばこ用消火具1を
図6のように収納すれば、キャップ10bを閉めること
により密閉状となるから、消火具1内に灰が溜まってい
ても、こぼれることがなく、また万年筆のように小型で
外観上の体裁が良いから、携帯にきわめて便利となる。
尚、この収納容器10は、図5に示すようなたばこ用消
火具11,21を収納できることは勿論である。
【0027】図7の(A)は、他の実施形態による収納
容器20を示すもので、この収納容器20は、たばこ用
消火具1を収納し且つたばこ2の灰Kを入れるように上
面が開口した浅い箱状に形成された容器本体20aと、
この容器本体20aに枢軸部15により開閉可能に枢着
された蓋体20bとからなる。容器本体20a内には、
たばこ用消火具1を挿脱可能に保持する保持手段12
が、たばこ用消火具1を容器本体20a内に没入する没
入姿勢と、容器本体20aから突出して起立する起立姿
勢とに変更可能に取り付けられている。また、容器本体
20aの側壁部上面13には、たばこ係止用凹部16が
設けられている。容器本体20a及び蓋体20bは、例
えば金属板をプレス成形して形成することができる。
【0028】上記保持手段12は、容器本体20aの内
側面に取り付けられた玉継手12aによって起伏可能な
支持アーム12bの先端に、たばこ用消火具1を嵌め入
れて弾性的に保持する略C字形のばねリング12cを固
定したなるもので、支持アーム12bを手で動かすこと
によって、図7(A)の実線図示のような没入姿勢と同
図の仮想線図示のような起立姿勢とに変更させることが
できる。図7の(B)には他の形態の保持手段14を示
しており、この保持手段14は、容器本体20aの内側
面に取り付けられた玉継手14aによって起伏可能なテ
ーパ状の筒体14bからなるもので、このテーパ状筒体
14bにたばこ用消火具1を嵌め込むようにしている。
【0029】上記のように構成される収納容器20の使
用にあたっては、たばこ2を吸うときに、蓋体20bを
開け、保持手段12または14を仮想線図示のように起
立姿勢にして、リング12cまたはテーパ状筒体14b
に消火具1を嵌め込んで保持しておき、たばこ2の灰K
は容器本体20aの中に落とし、休煙中は、たばこ2は
たばこ係止用凹部16に係止させることができる。たば
こ2の火を消すときは、消火具1をリング12cまたは
テーパ状筒体14bに保持したまま、またはそれから引
き抜いて、たばこ2の着火部Fを挿入すればよい。この
場合、たばこ2の吸殻は容器本体20a内に入れず、適
当なポリエチレン製の袋やゴミ入れ用の缶、あるいはゴ
ミ箱等に入れ、容器本体20a内の灰Kと分離させる。
【0030】そして、たばこ2を吸い終わったならば、
たばこ用消火具1を保持したまま保持手段12を実線図
示のような没入姿勢に倒して、蓋体20bを閉じること
により、たばこ用消火具1を収納容器10内に収容で
き、この状態で何処へでも手軽に持ち運ぶことができ
る。この収納容器10は、たばこ1本分の大きさとあま
りかわらないたばこ用消火具1と共に、吸殻と分離した
たばこ2の灰Kだけを収容するものであるから、例えば
たばこケース程度の大きさに形成でき、従って手軽に持
ち運びできて、室内外を問わず、如何なる場所でも簡便
に使用することができる。
【0031】図7の(C)は、更に他の実施形態による
収納容器30を示しており、この収納容器30は、容器
本体30aと、この容器本体30aに枢軸部25によっ
て開閉可能に枢着された蓋体30bとからなるもので、
容器本体30aは、上面が開口した浅い箱状に形成され
ると共に、たばこ用消火具1を収納する消火具収納部1
7と、たばこ2の灰Kを入れる灰入れ18と、吸殻入れ
19とにそれぞれ区画形成されており、そして灰入れ部
18の所要部にたばこ係止用凹部26が設けられてい
る。
【0032】この収納容器30を使用にあたっては、容
器本体30aの消火具収納部17にたばこ用消火具1を
収容し、蓋体30bをしておいて、たばこ2を吸うとき
に、蓋体30bを開け、たばこ2の灰Kは灰入れ18に
入れ、また休煙中は、そのたばこ2を係止用凹部26に
係止させることができ、たばこ2の火を消すときは、消
火具1を取り出して、これにたばこ2を挿入することに
よって瞬時に消火することができ、そして消火具1によ
って消火したたばこ2の吸殻Rは吸殻入れ19に入れる
ようにすればよい。たばこ2を吸い終わったならば、蓋
体30bを閉めることにより、灰Kや吸殻Rがこぼれ
ず、また灰Kと吸殻Rとが混ざることがない。
【0033】上記のように、この収納容器30は、消火
具収納部17と灰入れ18と吸殻入れ19とを区画形成
した容器本体20aと、これに開閉可能に枢着した蓋体
20bとからなるため、持ち運び可能な灰皿として使用
できると共に、消火具収納部17にたばこ用消火具1を
収納しておくことによって、たばこ2の火を消すときは
消火具1を取り出して瞬時に消火することができ、しか
も消火したたばこ2の吸殻Rと灰Kとを完全に分離でき
るから、短時間のうちに一杯に溜まり易く頻繁に取り出
しを要する吸殻Rの取り出し作業が非常に容易となり、
そしてまた喫煙の際に、たばこ2をたばこ係止用凹部2
6に係止させておいても、たばこ2の火が吸殻Rに引火
するおそれがなく、すこぶる安全である。従って、この
ような収納容器30は、自動車内での使用に最適であ
る。
【0034】
【発明の作用及び効果】請求項1に係る発明のたばこ用
消火具によれば、たばこの着火部側を、管体の挿入口か
らその内部に軽く挿入するだで、その着火部を消火部に
より圧縮させて、瞬時のうちに完全に消火させることが
できる。こうして完全に消火したたばこは、そのまま引
き抜いて、例えば灰皿の中に置けばよく、この場合、灰
皿に他の吸殻が入っていても、消火した直後の吸殻が灰
皿内の他の吸殻に着火するおそれがない。また、この消
火したたばこは、先端の着火部が消火部の下窄まりテー
パによって僅かに圧縮されているだけであるから、再度
吸うことが可能で、無駄がなくなる。
【0035】特に、このたばこ用消火具によると、たば
この着火部を、上記のように消火部によって完全に消火
できると共に、たばこの吸殻と灰とを完全に分離させる
ことができるから、吸殻入れがないときは、適当な袋や
缶等に入れおいて、ゴミとして廃棄処分することができ
る。このように消火したたばこの吸殻のみをゴミとして
扱うことができるため、喫煙するときには従来の灰皿を
必要とせず、また特に屋外で喫煙するときは、たばこ用
消火具で消火した後、そのまま例えばたばこの包装箱等
に入れてもよい。また、再度吸う場合は、消火した吸殻
を包装箱に入れ、新しいものを取り出して吸えばよく、
包装箱に1本分のスペースさえあれば、これをいくらで
も繰り返すことができる。包装箱に入った吸殻は灰が固
まっているため、新しいたばこにはほとんど付着するこ
とはない。そして、全部吸い終わるか、適当な時期に、
そのたばこの吸殻をゴミとして所定のゴミ入れに捨てる
ことができ、従ってまた所謂「ぽい捨て」をしなくて済
むことになる。また、管体の消火部内に溜まった灰は、
管体のたばこ挿入口側を下にして、軽く叩くことによ
り、簡単に排出させることができる。
【0036】また、このたばこ用消火具は、管体の上端
部を斜めにカットして正面視楕円形状のたばこ挿入口を
形成すると共に、管体上端部の内径をたばこの外径より
大径に形成しているから、管体内へのたばこの挿入、及
び引抜きや取り出しが容易となる。特に、たばこ挿入口
が正面視楕円形状に形成されてその上下方向開口長さが
長いため、吸い残しの短くなったたばこを消火する場合
でも、管体への挿入、及び引抜きや取り出しが容易とな
る。また、管体の下端が閉塞されているから、消火され
た着火部の灰が管体の下方に落ちることがない。
【0037】更に、構造が簡単で、しかもたばこ1本の
大きさとほぼ同じ程度のきわめて小型に形成できる消火
具であるから、たばこの包装箱やその外包みの中、ある
いはたばこケースの中、あるいはまたポケットの中に入
れておくことができて、収納保管及び持ち運びにきわめ
て便利で、如何なる場所ででも簡単容易に且つ安全に使
用することができる。
【0038】上記のように、本発明のたばこ用消火具
は、手軽に持ち運び可能で、屋内外を問わず、如何なる
場所においても簡単容易に使用できて、たばこの火を瞬
時の内に完全にしかも安全に消火できると共に、灰と吸
殻とを完全に分離できて吸殻を単なるゴミとして処分す
ることが可能となるから、このたばこ用消火具を使用す
ることによって、たばこの「ぽい捨て」防止、環境の美
麗化、及び火災の予防に大きく貢献することができる。
【0039】請求項2によれば、消火部を形成する管体
下部より上方の管体上部が、管体下部のテーパよりも傾
斜の緩いテーパに形成されているから、管体内へのたば
この挿入、及び引抜きまたは取り出しが一層容易とな
る。
【0040】請求項3によれば、管体の上端部にクリッ
プを設けることによって、管体を衣服のポケットやベル
ト等に差して簡単に留めることができ、携帯に非常に便
利となる。
【0041】請求項4に係る発明の収納容器は、消火具
を遊挿する円筒状の容器本体と、この容器本体の上端部
に外嵌装着される円筒状のキャップとからなるものであ
って、この収納容器に、たばこ用消火具を収納すれば、
キャップを閉めることによって密閉状となるから、消火
具内に灰が溜まっていても、こぼれることがなく、また
この収納容器はあたかも万年筆のように小型で外観上の
体裁が良いから、携帯にきわめて便利となる。
【0042】請求項5に係る発明の収納容器によれば、
たばこを吸うときに、蓋体を開け、保持手段を起立姿勢
にして消火具を保持しておき、たばこの灰は容器本体の
中に落とし、その休煙中、たばこは係止用凹部に係止さ
せることができ、そしてたばこの火を消すときは、消火
具を保持手段から引き抜くか、またはそのままにした状
態で、これにたばこの着火部を挿入すればよく、またた
ばこを吸い終わったならば、保持手段を没入姿勢にし
て、蓋体を閉じることにより、たばこ用消火具を収納容
器内に収容でき、この状態で何処へでも手軽に持ち運ぶ
ことができる。しかして、この収納容器は、たばこ1本
分の大きさとあまり変わらない大きさの消火具と共に、
吸殻と分離したたばこの灰だけを収容するものであるか
ら、係止用凹部に手軽に安心して置け、たばこが脱落す
ることもない。そして、例えばたばこケース程度の大き
さに形成でき、従って手軽に持ち運びできて、室内外を
問わず、如何なる場所でも簡便に使用することができ
る。
【0043】請求項6に係る発明の収納容器によれば、
容器本体の消火具収納部にたばこ用消火具を収容し、蓋
体をしておいて、喫煙の際に蓋体を開け、しかしてたば
この灰は灰入れに入れ、休煙中は、そのたばこを係止用
凹部に安心して係止させることができ、たばこの火を消
すときは、消火具を取り出して、これにたばこを挿入す
ることによって瞬時に消火することができ、そして消火
具で消火したたばこの吸殻は吸殻入れに入れるようにす
る。たばこを吸い終わったならば、蓋体を閉めることに
より、灰や吸殻がこぼれず、また灰と吸殻とが混ざるこ
とがない。
【0044】上記のように、この発明の収納容器は、消
火具収納部と灰入れと吸殻入れとを区画形成した容器本
体と、蓋体とからなるため、持ち運び可能な灰皿として
使用できると共に、消火具収納部にたばこ用消火具を収
納しておくことによって、たばこの火を消すときは消火
具を取り出して瞬時に消火することができ、しかも消火
したたばこの吸殻と灰とを完全に分離できるから、短時
間のうちに一杯に溜まり易く頻繁に取り出しを要する吸
殻の取り出し作業が非常に容易となり、また喫煙中にた
ばこをたばこ係止用凹部6に係止させておいても、たば
この火が吸殻に引火するおそれがなくて安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るたばこ用消火具の一実施形態の
正面図である。
【図2】 同上のたばこ用消火具の使用状態を示す縦断
面側面図である。
【図3】 同上のたばこ用消火具の具体的な使用方法を
示す説明斜視図である。
【図4】 同上の消火具をたばこ包装箱の外包みの中に
収納した状態を示す斜視図である。
【図5】 本発明に係るたばこ用消火具の他の実施形態
を示すもので、(A)は管体上部がストレートを成すた
ばこ用消火具の縦断面側面図、(B−1)はクリップを
有するたばこ用消火具の側面図、(B−2)はその背面
図である。
【図6】 本発明に係る収納容器の一実施形態の一部断
面側面図である。
【図7】 (A)は本発明に係る収納容器の他の実施形
態を示す斜視図、(B)は保持手段の他の例を示す斜視
図であり、(C)は本発明に係る収納容器の更に他の実
施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11,21 たばこ用消火具 11 たばこ用消火具 21 たばこ用消火具 2 紙巻たばこ F たばこの着火部 K 灰 3 管体 3a 管体下部 3b 管体上部 4 たばこ挿入口 6 消火部 7 管体下端の閉塞端部 8,9 クリップ 10 収納容器 10a 容器本体 10b キャップ 12,14 保持手段 16,26 たばこ係止用凹部 17 消火具収納部 18 灰入れ 19 吸殻入れ 20 収納容器 20a 容器本体 20b 蓋体 30 収納容器 30a 容器本体 30b 蓋体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部の内径が紙巻または葉巻たばこの
    外径より大径で、下端部の内径が前記たばこの外径より
    小径に形成されると共に、その下端部が閉塞された断面
    円形の管体からなり、この管体の上端部は管体長手方向
    に対し斜めにカットされて、正面視楕円形状のたばこ挿
    入口を形成し、管体の中間所要部から下端部に到る管体
    下部は下窄まり状テーパとなって、前記挿入口から挿入
    されるたばこの着火部を消火する消火部を形成してなる
    たばこ用消火具。
  2. 【請求項2】 消火部を形成する管体下部より上方の管
    体上部は、管体下部のテーパよりも傾斜の緩いテーパに
    形成されている請求項1に記載のたばこ用消火具。
  3. 【請求項3】 管体の上端部にクリップが設けられてな
    る請求項1または2に記載のたばこ用消火具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のたばこ
    用消火具を収納する収納容器であって、前記消火具を遊
    挿する円筒状の容器本体と、この容器本体の上端部に外
    嵌装着される円筒状のキャップとからなるたばこ用消火
    具の収納容器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のたばこ
    用消火具を収納する収納容器であって、前記消火具を収
    納し且つたばこの灰を入れるように上面が開口した箱状
    に形成された容器本体と、この容器本体に開閉可能に枢
    着された蓋体とからなり、容器本体内には、前記消火具
    を挿脱可能に保持する保持手段を、容器本体内に没入す
    る没入姿勢と、容器本体から突出して起立する起立姿勢
    とに変更可能に取り付けると共に、容器本体の所要部に
    たばこ係止用凹部を設けてなるたばこ用消火具の収納容
    器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載のたばこ
    用消火具を収納する収納容器であって、上面が開口した
    箱状に形成されると共に前記消火具を収納する消火具収
    納部とたばこの灰を入れる灰入れと吸殻入れとにそれぞ
    れ区画形成された容器本体と、この容器本体に開閉可能
    に枢着された蓋体とからなり、容器本体の灰入れ部の所
    要部にたばこ係止用凹部を設けてなるたばこ用消火具の
    収納容器。
JP2704697A 1997-02-10 1997-02-10 たばこ用消火具及びその収納容器 Withdrawn JPH10215845A (ja)

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