JPH11225540A - 結球野菜収穫機 - Google Patents

結球野菜収穫機

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Publication number
JPH11225540A
JPH11225540A JP3936298A JP3936298A JPH11225540A JP H11225540 A JPH11225540 A JP H11225540A JP 3936298 A JP3936298 A JP 3936298A JP 3936298 A JP3936298 A JP 3936298A JP H11225540 A JPH11225540 A JP H11225540A
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JP
Japan
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head
endless
vegetable
tension
pair
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Pending
Application number
JP3936298A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kanemitsu
幹雄 金光
Tomohiko Ota
智彦 太田
Yoshihide Kanai
芳秀 金井
Tsukasa Ito
宰 伊藤
Keizo Kato
啓造 加藤
Kazumasa Miyamoto
一正 宮本
Shinichi Toyama
信一 遠山
Minoru Hiramoto
実 平本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Sasaki Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Sasaki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp, Bio Oriented Technology Research Advancement Institution, Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd, Sasaki Co Ltd filed Critical Kubota Corp
Priority to JP3936298A priority Critical patent/JPH11225540A/ja
Publication of JPH11225540A publication Critical patent/JPH11225540A/ja
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結球野菜Aの径の大きさに応じて搬入口42を
拡縮調整可能とし、結球野菜Aを挟持コンベヤ25の搬入
口42にスムーズに搬入でき、結球野菜Aの外葉を搬入口
42で損傷することなく挟持して搬送できる結球野菜収穫
機を提供する。 【解決手段】 走行車体1と、結球野菜Aの根部Bを切
断する切断装置138 と、結球野菜Aを搬送する搬送装置
24とを具備する。搬送装置24は挟持コンベヤ25を有し、
挟持コンベヤ25は結球野菜Aを植栽状態に挟持搬送する
無端回行体35と、無端回行体25の後側折返し部36を案内
する後側案内体37と、無端回行体35の前側折返し部38を
案内する前側案内体39及び内側回行部33を附勢案内する
テンション体40を有する搬入口調整手段43を備える。搬
入口調整手段43は前側案内体39とテンション体40との間
を移動する対向した内側回行部33にて前方に向かって拡
開した結球野菜Aの搬入口42を形成し、この搬入口42を
拡縮調整可能にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は結球野菜収穫機に係
り、たとえば、白菜等の結球する葉菜類の結球野菜を収
穫するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の葉菜類、たとえば、白菜
等の結球野菜を圃場から収穫する場合は、結球野菜の外
葉が傷み易いことから、通常は人手によって結球野菜を
1個ずつ傾けた状態で、この結球野菜の根部すなわち、
結球野菜の根及びこの根元の外葉の4乃至5枚分を切断
して除去し、これらの結球野菜を圃場に並べ、この結球
野菜の箱詰め時にはこの結球野菜を更に出荷用に仕上げ
て箱詰めしている。
【0003】しかし、結球野菜の収穫は、圃場からの切
り取り作業から出荷用に仕上げる仕上げ作業までが結球
野菜の1個ずつを人手によって行われているため、作業
能率が悪く、過大な労力を必要とし、また、圃場から結
球野菜を切り取ってから、これらの結球野菜を圃場に並
べて出荷用の仕上げ作業に備えるため、結球野菜の外葉
が傷み易いとともに、この結球野菜の外葉及びこの結球
野菜の根部を切断した切口部に泥土が付着して汚損し易
く、商品価値を低下する原因になり易い、という問題が
ある。
【0004】そこで、作業能率の向上と労力の軽減及び
結球野菜の外葉及び根部を切断した切口部に泥土が付着
することを防止する目的で、走行車体と、この走行車体
の前方に設けられ圃場に植栽された結球野菜を植栽状態
でこの結球野菜の根部を切断するカッターと、このカッ
ターにて根部を切断された結球野菜を植栽状態で挟持し
て搬送する挟持コンベヤと、前記走行車体上に設けられ
前記挟持コンベヤにて搬送された結球野菜を出荷用に仕
上げる調整作業台及びこの調整作業台にて仕上げられた
結球野菜を箱詰め封函する仕上げ作業部と、を具備する
結球野菜収穫機が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記結球野菜収穫機の
挟持コンベヤは、互いに反対方向に向かって回行自在に
設けられ対向する内側回行部にて前記結球野菜を植栽状
態に挟持して搬送する一対の無端回行体と、この一対の
無端回行体の後側折返し部を案内する回転自在の後側案
内体と、前記一対の無端回行体の前側折返し部を案内す
る回転自在の前側案内体及びこの前側案内体の内側後方
に一対の無端回行体の内側回行部を案内するテンション
ローラとを有し、前記前側案内体とテンションローラと
の間を移動する対向した内側回行部にて結球野菜の搬入
口を一定の大きさに開口して形成する構成となっている
ため、結球野菜の径の大きさによっては結球野菜が搬入
口にスムーズに搬入されず、結球野菜が無理に搬入口に
搬入された場合には結球野菜の外葉を損傷するおそれが
ある。
【0006】すなわち、白菜等の結球野菜は出荷調整を
目的として一方の圃場に対する植え付け時期より他方の
圃場に対する植え付け時期をずらして植付けるが、これ
らの結球野菜の収穫時期によっては結球野菜の径の大き
さが異なるので、このような場合、結球野菜の搬入口が
一定の大きさに開口して形成されていると、たとえば、
一方の圃場の結球野菜は搬入口にスムーズに搬入されて
も、他方の圃場の結球野菜の径が大きくなり過ぎて結球
野菜が搬入口にスムーズに搬入されず、結球野菜が無理
に搬入口に搬入された場合には結球野菜の外葉を損傷す
るおそれがある。
【0007】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、収穫する結球野菜の径の大きさに応じて結球
野菜の搬入口を拡縮調整可能に形成し、収穫する結球野
菜を挟持コンベヤの搬入口にスムーズに搬入でき、この
結球野菜の外葉を搬入口で損傷することなく挟持して後
方に向かって搬送することができる搬送装置を備えた結
球野菜収穫機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の結球野菜
収穫機は、走行車体と、この走行車体の前方に設けられ
圃場に植栽された結球野菜を植栽状態でこの結球野菜の
根部を切断するカッターを有する切断装置と、この切断
装置のカッターにて根部を切断された結球野菜を植栽状
態で搬送する搬送装置と、を具備し、前記搬送装置は、
前記結球野菜を植栽状態に挟持して後方に向かって搬送
する挟持コンベヤを有し、前記挟持コンベヤは、互いに
反対方向に向かって回行自在に設けられ対向する内側回
行部にて前記結球野菜を植栽状態に挟持して搬送する一
対の無端回行体と、この一対の無端回行体の後側折返し
部をそれぞれ係合してこの後側折返し部を案内する回転
自在の後側案内体と、前記一対の無端回行体の前側折返
し部をそれぞれ係合してこの前側折返し部を案内する回
転自在の前側案内体及びこの前側案内体の内側後方に離
間位置してそれぞれの無端回行体の内側回行部を挟持方
向に向かって附勢して案内する回転自在のテンション体
を有する搬入口調整手段とを備え、前記搬入口調整手段
は、前記前側案内体とテンション体との間を移動する対
向した前記無端回行体の内側回行部にて前方に向かって
拡開した結球野菜の搬入口を形成し、かつ、前記前側案
内体とテンション体とを移動して前記搬入口を拡縮調整
可能にした、ものである。
【0009】そして、圃場に植栽して成長した収穫する
結球野菜の径の大きさにより、必要に応じて搬入口調整
手段を調整操作して前側案内体及びテンション体を移動
することにより、この前側案内体とテンション体との間
を移動する対向した内側回行部にて前方に向かって拡開
した結球野菜の搬入口が拡縮調整され、この搬入口が収
穫する結球野菜を無理なく搬入できる所定の大きさに開
口形成される。
【0010】また、走行車体を走行することにより、切
断装置のカッターにて圃場に植栽された植栽状態での結
球野菜の根部が順次切断されるとともに、この結球野菜
が植栽状態のまま搬送コンベヤの挟持コンベヤの搬入口
に順次搬入される。この際、搬入口を形成したテンショ
ン体は結球野菜を挟持する方向に向かって附勢されてい
ることにより、この結球野菜の径の大きさに応じてテン
ション体が多少進退しながら前側案内体とテンション体
との間を移動する対向した内側回行部にて結球野菜が両
側部から挟持される。
【0011】したがって、結球野菜が搬入口に無理に搬
入されることなくスムーズに搬入されて対向した内側回
行部にて挟持されるとともに、この搬入口に搬入時に結
球野菜の外葉が損傷されることを防止される。
【0012】そして、搬入口に搬入されて挟持された各
結球野菜が搬入口から挟持コンベヤの一対の無端回行体
の内側回行部にて植栽状態のまま挟持されて後方に向か
って搬送され、これらの各結球野菜が挟持コンベヤの搬
出端部から、たとえば、走行車体上の仕上げ作業部に搬
出される。
【0013】請求項2記載の結球野菜収穫機は、請求項
1記載の結球野菜収穫機において、搬入口調整手段は、
固定基板と、この固定基板に左右方向に回動自在に設け
られ選択された位置で前記固定基板に固定される調整板
と、この調整板に設けられ前端部に前側案内体を回転自
在に軸架した支持アームと、この支持アームに回動自在
に設けられ前端部にテンション体を回転自在に軸架した
テンションアームと、このテンションアームを附勢しテ
ンション体を無端回行体の内側回行部に常時係合させる
スプリングと、を有する、ものである。
【0014】そして、搬入口を拡縮調整する場合は、固
定基板に対して調整板を回動調整するとともに、この調
整板に設けた支持アームが調整板の回動調整により無端
回行体に対して左右方向に回動調整され、この支持アー
ムの前端部の前側案内体が所定の位置に配置した状態
で、この支持アームを有する調整板を固定基板に固定す
る。
【0015】また、支持アームを有する調整板が固定さ
れることにより、この支持アームに設けたテンションア
ームの前端部のテンション体が支持アームの回動調整方
向に移動され、このテンション体が無端回行体の内側回
行部の所定の位置に配置され、このテンション体が無端
回行体の内側回行部の所定の位置に常時附勢されて係合
される。
【0016】したがって、前側案内体とテンション体と
の間を移動する対向した内側回行部にて搬入口が拡縮調
整される。
【0017】請求項3記載の結球野菜収穫機は、請求項
2記載の結球野菜収穫機において、固定基板は、調整板
を回動自在に軸支した軸支部と、この軸支部に離間位置
して設けられ前記調整板を選択した位置に固定する固定
部と、を有し、前記調整板は、前記固定基板の軸支部に
回動自在に軸支される上下方向の支軸と、この支軸に離
間位置して形成され前記固定基板の固定部に連通する複
数の調整孔と、この複数の調整孔から選択した1つの調
整孔から前記固定基板の固定部に嵌合する固定ピンと、
を有する、ものである。
【0018】そして、搬入口を拡縮調整する場合は、固
定基板の軸支部に対して調整板を支軸を中心に回動調整
するとともに、この調整板に設けた支持アームが調整板
の回動調整により無端回行体に対して左右方向に回動調
整され、この支持アームの前端部の前側案内体が所定の
位置に配置した状態で、この支持アームを有する調整板
の選択した1つの調整孔から前記固定基板の固定部に固
定ピンを嵌合することにより、調整板が固定基板に回動
不能に固定される。
【0019】また、支持アームを有する調整板が固定さ
れることにより、この支持アームに設けたテンションア
ームの前端部のテンション体が支持アームの回動調整方
向に移動され、このテンション体が無端回行体の内側回
行部の所定の位置に配置され、このテンション体が無端
回行体の内側回行部の所定の位置に常時附勢されて係合
される。
【0020】したがって、前側案内体とテンション体と
の間を移動する対向した内側回行部にて搬入口が拡縮調
整される。
【0021】請求項4記載の結球野菜収穫機は、請求項
2または3記載の結球野菜収穫機において、調整板は、
両側部に相対して突設され支持アームの後端部を介在し
た係合突起部と、この両側部の係合突起部に離間して突
設され前記支持アームを左右方向に回動自在に軸支した
上下方向の支軸と、この支軸を中心に前記一方側の係合
突起部に前記支持アームの後端部を係合させる方向にこ
の支持アームを附勢するスプリングと、を有する、もの
である。
【0022】そして、搬入口を形成した前端部に前側案
内体を有する支持アームがスプリングにて調整板の一方
側の係合突起部に常時係合するように附勢されているこ
とにより、搬入口に搬入した結球野菜の径の大きさに前
側案内体が押動されると、この前側案内体を有する支持
アームが調整板の支軸を中心にスプリングに抗して無端
回行体に対して左右方向に多少開閉回動しながらこの前
側案内体とテンション体との間を移動する対向した内側
回行部にて結球野菜が両側部から挟持される。
【0023】請求項5記載の結球野菜収穫機は、請求項
1または2記載の結球野菜収穫機において、前側案内
体、テンション体及び後側案内体は、外周面に開口した
係合溝を有するプーリーにてそれぞれ形成し、無端回行
体は、内周面に前記プーリーの係合溝に係合する無端の
係合突条を有する、ものである。
【0024】そして、一対の無端回行体は内周面の無端
の係合突条が各プーリーの係合溝に係合してそれぞれ回
行されることにより、この一対の無端回行体の内側回行
部にて結球野菜を挟持して搬送する際にこの結球野菜の
重みにより一対の無端回行体が各プーリーから外れるこ
となく各プーリーにより結球野菜の搬送方向に向かって
回行される。
【0025】請求項6記載の結球野菜収穫機は、請求項
1記載の結球野菜収穫機において、搬送装置は、挟持コ
ンベヤの一対の無端回行体の対向する内側回行部間の下
方に位置して後方に向かって回行自在に設けられ前記一
対の無端回行体にて植栽状態で搬送される結球野菜の下
端部を載置して搬送し前記一対の無端回行体の内側回行
部と同方向に回行される無端回行帯を有する載置コンベ
ヤを備えている、ものである。
【0026】そして、結球野菜が植栽状態で挟持コンベ
ヤの一対の無端回行体の対向する内側回行部にて挟持さ
れて搬送される際には、この結球野菜の下端部すなわ
ち、結球野菜の根部を切断した切口部が載置コンベヤの
無端回行帯上に載置された状態で、この挟持コンベヤの
一対の無端回行体と載置コンベヤの無端回行帯とによ
り、結球野菜が植栽状態で後方に向かって搬送され、こ
れらの搬出端部から結球野菜が、たとえば、走行車体の
仕上げ作業部に搬出される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0028】1は走行車体で、この走行車体1は、車体
本体2と、この車体本体2の下部に設けられ両側部に回
行自在の無限軌道帯3を有する走行体4と、前記車体本
体2に設けられエンジン5、タンク及びポンプ6、ミッ
ション7、油圧モーター8及び減速機9を備えてこれら
が連動連結された駆動機構10と、を有し、前記ミッショ
ン7の出力軸からの出力により前記走行体4の両側部の
無限軌道帯3がそれぞれ回行駆動され、この両側の無限
軌道帯3にて走行車体1が直進走行及び旋回走行される
ようになっている。
【0029】また、前記車体本体2は、略矩形状に形成
された搭乗板11を有し、この搭乗板11は進行方向に対し
て左右方向の一側前部にオペレータ12が搭乗して前記駆
動機構10を制御する制御機器13備えた運転席14が設けら
れている。
【0030】また、前記走行体4の架台15の前端左右部
に前側支枠16がそれぞれ上方に向かって一体に突設さ
れ、この左右の前側支枠16はそれぞれ同じ高さ位置に上
端部を有している。また、前記左右の前側支枠16の後方
に位置して前記車体本体2の左右に後側支枠17がそれぞ
れ上方に向かって一体に突設され、この左右の後側支枠
17はそれぞれ同じ高さ位置に上端部を有している。さら
に、前記左右の後側支枠17の前方に位置した前記車体本
体2の左右に中間支枠18がそれぞれ前上方に向かって一
体に突設されている。
【0031】また、前記左右の前側支枠16に支軸19にて
前後方向の前側リンク20がそれぞれ上下方向に回動自在
に軸着され、前記左右の後側支枠17に支軸21にて前後方
向の後側リンク22がそれぞれ上下方向に回動自在に軸着
されている。また、前記左右に中間支枠18間に連結した
左右方向の連結枠(図示せず)にシリンダ装置23の本体
が支軸(図示せず)にて上下方向に回動自在に軸着さ
れ、このシリンダ装置23のロッドの先端部が前記左右の
後側支枠17間に連結した左右方向の連結枠(図示せず)
に支軸(図示せず)にて上下方向に回動自在に軸着され
ている。
【0032】つぎに、24は根部を切断された白菜等の結
球野菜Aを植栽状態で搬送する搬送装置で、この搬送装
置24は、前記結球野菜Aを植栽状態に挟持して後上方に
向かって搬送する挟持コンベヤ25と、この挟持コンベヤ
25の下方に位置してこの挟持コンベヤ25にて挟持して搬
送される前記植栽状態の結球野菜Aの下端部を載置して
後上方に向かって搬送する前後方向の載置コンベヤ26
と、を有して構成され、前記挟持コンベヤ25のコンベヤ
フレーム27と前記載置コンベヤ26のコンベヤフレーム28
とは左右両側部に前後方向に所定の間隔をおいて配置し
た上下方向の複数の連結片29にて一体に連結されてい
る。
【0033】また、前記前側左右の連結片29に前記左右
の前側リンク20の上端部が支軸30にてそれぞれ回動自在
に軸着され、この前側左右の連結片29より後方の所定位
置の後側左右の連結片29に前記左右の後側リンク22の上
端部がこの左右の後側リンク22を前記左右の前側リンク
20と平行に配置して支軸31にてそれぞれ回動自在に軸着
されている。
【0034】そして、前記シリンダ装置23にて前記前側
左右の連結片29及び後側左右の連結片29を介して前記搬
送装置24が後上方に向かって所定の傾斜角度に傾斜した
状態に支持され、このシリンダ装置23のロッドが伸縮さ
れることにより、前記前側左右の連結片29及び後側左右
の連結片29を介して前記搬送装置24が前後方向に回動さ
れ、この搬送装置24の前方に設けられる後述する切断装
置が下降回動され結球野菜Aの根部を切断する作業位置
及びこの作業位置から切断装置が後上方に向かって引き
上げ回動され地面上に離間した非作業位置に移動される
ようになっている。
【0035】つぎに、前記挟持コンベヤ25は、左右方向
の両側部に離間して配置固定した前後方向のフレーム部
材32を有する前記コンベヤフレーム27と、このコンベヤ
フレーム27の前記両側部のフレーム部材32に沿って互い
に反対方向に向かって回行自在に設けられ対向する内側
回行部33にて結球野菜Aを植栽状態に挟持して搬送する
搬送空間34を形成した一対の無端回行体35と、を有して
いる。
【0036】また、前記挟持コンベヤ25は、さらに、前
記一対の無端回行体35の後側折返し部36をそれぞれ係合
してこの後側折返し部36を案内する回転自在の後側案内
体37と、前記一対の無端回行体35の前側折返し部38をそ
れぞれ係合してこの前側折返し部38を案内する回転自在
の前側案内体39及びこの前側案内体39の内側後方に離間
してそれぞれの無端回行体35の内側回行部33の前端近傍
部を結球野菜Aの挟持方向に向かって附勢して案内する
回転自在のテンション体40をそれぞれ有する搬入口調整
手段43と、を備え、前記搬入口調整手段43は、前記前側
案内体39とテンション体40との間を移動する対向した前
記無端回行体35の内側回行部33の傾斜状部41にて前方に
向かって拡開した結球野菜Aの搬入口42が形成され、か
つ、前記前側案内体39とテンション体40とを移動して前
記搬入口42を拡縮調整可能に構成されている。
【0037】前記一対の無端回行体35は、所定の幅を有
する無端回行ベルト44にて形成されている。この一対の
無端回行ベルト44は、内周面の上下に平行に内方に向か
って突出した無端の係合突条45をそれぞれ有する非伸縮
性のベルト本体46と、このベルト本体46の外周面に沿っ
てこのベルト本体46と同じ幅で一体に形成され結球野菜
Aを挟持する弾性挟持体47と、により構成され、この弾
性挟持体47は、結球野菜Aを挟持した際に結球野菜Aの
外葉を損傷しない材料、たとえば、スポンジ部材等の弾
性部材にて形成され、その幅方向の下部は外方に向かっ
て一体に突出した無端の挟持突条48を有して肉厚に形成
され、その幅方向の上部は幅方向の下部より肉薄に形成
されている。
【0038】前記左右の後側案内体37は、前記左右のフ
レーム部材32の後端部に軸受体49にて回転自在に軸支さ
れた上下方向の駆動軸50の上端部に固定されたプーリー
としての駆動プーリー51にてそれぞれ形成され、この左
右の駆動プーリー51は、外周面の上下に前記無端回行ベ
ルト44の上下の係合突条45をそれぞれ係合する外周面に
開口した係合溝52をそれぞれ有している。
【0039】また、前記左右の駆動プーリー51の前側近
傍に位置して前記左右のフレーム部材32に前記一対の無
端回行ベルト44の内側回行部33の後端近傍部を結球野菜
Aの挟持方向に向かって附勢して案内するテンションプ
ーリー53がそれぞれ回転自在に軸架され、この左右のテ
ンションプーリー53と前記左右の駆動プーリー51との間
を移動する対向した内側回行部33の傾斜状部54にて後方
に向かって拡開した結球野菜Aの搬出口55が形成されて
いる。
【0040】また、前記左右のテンションプーリー53の
前方に位置して前記左右のフレーム部材32の前後に前記
一対の無端回行ベルト44の外側回行部56をそれぞれのフ
レーム部材32に向かって附勢する左右のテンションプー
リー57及び前記一対の無端回行ベルト44の外側回行部56
をそれぞれのフレーム部材32から離間する方向に向かっ
て附勢する左右のテンションプーリー58がそれぞれ回転
自在に軸架されている。
【0041】つぎに、前記搬入口調整手段43は、前記左
右のフレーム部材32の前側部にベース59を介して複数の
固定ボルト60にて固定された固定基板61と、この固定基
板61に左右方向に回動自在に設けられ選択された位置で
前記固定基板61に固定される調整板62と、この調整板62
に左右方向に回動可能に設けられ前端部に前側案内体39
を回転自在に軸架した前後方向の支持アーム63と、この
支持アーム63の後端部を附勢するコイルスプリング64
と、前記支持アーム63に前後方向に回動可能に設けられ
前端部に前記テンション体40を回転自在に軸架したテン
ションアーム65と、このテンションアーム65を附勢し前
記テンション体40を前記一対の無端回行ベルト44の前端
近傍部の内側回行部33に常時係合させるコイルスプリン
グ66と、を有して構成されている。
【0042】前記固定基板61は、略矩形状に形成され、
その前端部に突設され前記調整板62を回動自在に軸支し
た軸支部67と、この軸支部67に離間位置してその後端部
に突設され前記調整板62を選択した位置に固定する固定
部68と、を有し、前記軸支部67は上下方向に貫通した軸
挿通孔69にて形成され、前記固定部68は上下方向に貫通
したピン挿通孔70にて形成されている。
【0043】前記調整板62は、その前端部に突設され前
記固定基板61の軸挿通孔69にその下部71a を回動自在に
挿入して軸支される支軸71と、その後端部に形成され前
記固定基板61のピン挿通孔70に連通する左右方向に離間
した複数の調整孔72と、この複数の調整孔72から選択し
た1つの調整孔72から前記ピン挿通孔70に嵌合する固定
ピン73と、その中間部の左右に相対して離間して上方に
向かって一体に突出された左右の係合突起部74と、この
一方側の係合突起部74と前記調整孔72との間に位置して
一方側に突出された突片75の端部に固定された上下方向
の係止ピン76と、を有して形成されている。
【0044】また、前記左右の係合突起部74は、その一
方側の係合突起部74が上方に向かって一体に突出された
係合突片77にて形成され、その他方側の係合突起部74が
上方に向かって一体に突出された係合ピン78にて形成さ
れ、前記係合突片77は上端部にねじ孔79を有し、このね
じ孔79に前記係合ピン78との間の間隔を調整する調整ボ
ルト80が係合ピン78に向かって回動により進退調整自在
に螺着され、この調整ボルト80はロックナット81を有し
ている。
【0045】そして、前記固定基板61の軸挿通孔69に前
記調整板62の支軸71の下部71a が回動自在に嵌合され、
この調整板62の複数の調整孔72から選択した1つの調整
孔72から固定基板61のピン挿通孔70に固定ピン73が嵌合
されることにより前記固定基板61に前記調整板62が固定
されるようになっている。
【0046】前記支持アーム63は、前後方向の第1のア
ーム板82と、この第1のアーム板82の前端部に前方に向
かって突出した状態で一体に固定された前後方向の第2
のアーム板83と、を有して形成されている。
【0047】前記第1のアーム板82は、前後方向の略中
間部に形成され前記調整板62の支軸71の上部71b に嵌合
して回動自在に軸支された軸嵌合孔84と、この軸嵌合孔
84内の前記支軸71の上部71b に前記軸嵌合孔84の開口縁
部に当接する座金85を介して螺着され第1のアーム板82
を抜止めするボルト86と、その後端部に一体に突設され
た係止ピン87と、前記軸嵌合孔84の近傍に位置して一方
側に向かって突出され上方に向かって一体に突出された
取付片88を有する支持板89と、この支持板89の取付片88
に進退自在に挿通されこの取付片88の前後にロックナッ
ト90及び調整ナット91を有する前後方向の調整螺杆92
と、を有している。
【0048】また、前記第1のアーム板82は、この第1
のアーム板82の軸嵌合孔84に前記調整板62の支軸71の上
部71b を回動自在に嵌合するとともに、この第1のアー
ム板82の後端部を前記調整板62の調整ボルト80の先端部
と前記係合ピン78との間に介在した状態で、前記第1の
アーム板82の後端部の係止ピン87と前記突片75の係止ピ
ン76との間に前記コイルスプリング64が張設されてい
る。
【0049】そして、前記コイルスプリング64にて前記
調整板62の支軸71の上部71b を中心に前記調整ボルト80
の先端部に前記第1のアーム板82の後端部を係合させる
方向にこの第1のアーム板82が附勢されている。
【0050】また、前記第2のアーム板83は、前端部か
ら下方に向かって垂直状に突出された垂直状板部93と、
この垂直状板部93の下端部から前方に向かって水平状に
突出された水平状板部94と、を有して形成され、この水
平状板部94の前端部に形成された取付部95に上下方向の
上下のボルト96にてボールベアリング97を介して前記前
側案内体39が正面からみて垂直方向の軸線に対して上端
部を前記搬入口42に向かって傾けて所定の傾斜角度に傾
斜して回転自在に軸架されている。
【0051】すなわち、前記一対の無端回行ベルト44が
後上方に向かって傾斜して回行されることにより、前記
前側案内体39は、垂直方向の軸線に対して上端部を前方
(収穫機の進行方向)に向かって傾けて所定の傾斜角度
に傾斜した状態で、かつ、正面からみて垂直方向の軸線
に対して上端部を前記搬入口42に向かって傾けて所定の
傾斜角度に傾斜した状態で回転自在に軸架されている。
【0052】前記前側案内体39は、前記水平状板部94の
取付部95の上下に前記上下のボルト96にて前記ボールベ
アリング97を介して一体として回転自在に軸架されたプ
ーリーとしての上下の従動プーリー98にて形成され、こ
の上下の従動プーリー98は、外周面に前記一対の無端回
行ベルト44の内周面の上下の係合突条45をそれぞれ係合
して案内する係合溝99を有している。
【0053】さらに、前記第2のアーム板83は、前記垂
直状板部93の近傍に位置して前後に上下方向の中空円筒
状の軸支体100 がそれぞれ一体に固定され、この前後の
軸支体100 は上端部をそれぞれ同じ高さに形成されてい
る。
【0054】前記テンションアーム65は、前記前後の軸
支体100 の一方に回動自在に嵌合する上下方向の支軸10
1 及び水平状の取付突片102 をそれぞれ一方側に有する
アーム基板103 と、このアーム基板103 の他方側に下方
に向かって一体に突出された中間部材104 を介して他方
側に向かって略水平状に一体に突出された支持アーム10
5 と、を有して形成されている。
【0055】また、前記支持アーム105 の先端部(前端
部)に形成された取付部106 に上下方向の上下のボルト
107 及びナット108 にてボールベアリング109 を介して
前記テンション体40が正面からみて垂直方向の軸線に対
して上端部を前記搬送空間34に向かって傾けて所定の傾
斜角度に傾斜して回転自在に軸架されている。
【0056】すなわち、前記一対の無端回行ベルト44が
後上方に向かって傾斜して回行されることにより、前記
テンション体40は、垂直方向の軸線に対して上端部を前
方(収穫機の進行方向)に向かって傾けて所定の傾斜角
度に傾斜した状態で、かつ、正面からみて垂直方向の軸
線に対して上端部を前記搬送空間34に向かって傾け所定
の傾斜角度に傾斜した状態で回転自在に軸架されてい
る。
【0057】前記テンション体40は、前記支持アーム10
5 の取付部106 の上下に前記ボルト107 及びナット108
にてボールベアリング109 を介して一体として回転自在
に軸架されたプーリーとしての上下のテンションプーリ
ー110 にて形成され、この上下のテンションプーリー11
0 は、外周面に前記一対の無端回行ベルト44の内周面の
上下の係合突条45をそれぞれ係合して案内する係合溝11
1 を有している。
【0058】また、前記前後の軸支体100 の一方に前記
アーム基板103 の支軸101 を回動自在に嵌合し、この支
軸101 を嵌合した軸支体100 の下端開口縁部に当接した
座金112 を介して前記支軸101 にボルト113 を螺着する
ことにより、この軸支体100を介して第2のアーム板83
に支軸101 を中心としてアーム基板103 が前後方向に回
動自在に取り付けられている。
【0059】さらに、前記アーム基板103 の取付突片10
2 と前記第1のアーム板82の一方側に設けた前後方向の
調整螺杆92の前端部との間に前記コイルスプリング66が
張設され、このコイルスプリング66にて前記テンション
アーム65を附勢し前記テンション体40の上下のテンショ
ンプーリー110 を前記一対の無端回行ベルト44の内側回
行部33に常時係合させるようになっている。
【0060】つぎに、前記載置コンベヤ26は、前記挟持
コンベヤ25の左右のフレーム部材32の下方に沿って後上
方に向かって傾斜した傾斜状部114a及びこの傾斜状部11
4aに連続して形成され前記左右のフレーム部材32の後端
部から後方に向かって突出され前記搭乗板11上に延在し
た水平状部114bをそれぞれ形成して相対して左右に配置
された前後方向のフレーム部材114 を有する前記コンベ
ヤフレーム28を有している。
【0061】また、前記載置コンベヤ26は、前記挟持コ
ンベヤ25の搬入口42の後方下部に位置して前記左右のフ
レーム部材114 の傾斜状部114aの前端部間に回転自在に
軸架された左右方向の従動ローラ115 と、前記左右のフ
レーム部材114 の水平状部114bの後端部間に位置して回
転自在に軸架された左右方向の駆動ローラ116 と、この
駆動ローラ116 の前方に位置して前記水平状部114bの前
端近傍部及び前記従動ローラ115 との間に所定の間隔を
おいて配設された回転自在の複数のテンションローラ11
7 と、を有している。
【0062】また、前記載置コンベヤ26は、前記挟持コ
ンベヤ25の一対の無端回行ベルト44の対向する内側回行
部33間の下方に位置して前記複数のテンションローラ11
7 を介して前記従動ローラ115 と駆動ローラ116 との間
に回行自在に懸架された平ベルト等にて形成された無端
回行帯118 を有している。
【0063】そして、前記無端回行帯118 は、前記一対
の無端回行ベルト44の対向する内側回行部33と同方向で
かつ同速で回行され、かつ、この一対の無端回行ベルト
44の対向する内側回行部33にて挟持されて植栽状態で搬
送される結球野菜Aの下端部を回行上部119 に載置して
搬送するようになっている。
【0064】また、前記左右のフレーム部材114 の傾斜
状部114a間を移動する無端回行帯118 の回行上部119 は
結球野菜Aを後上方に向かって持ち上げ搬送する搬送部
として移動し、前記左右のフレーム部材114 の水平状部
114b間を移動する無端回行帯118 の回行上部119 は結球
野菜Aを取り上げる取上げ部として移動するようになっ
ている。
【0065】つぎに、前記走行車体2上に第1のギヤケ
ース120 が固定され、この第1のギヤケース120 の入力
軸120aは連動軸121 を介して前記駆動機構10の減速機9
の出力軸9aに連結されているとともに、この第1のギヤ
ケース120 の出力軸120bに一端部の自在継手122 を連結
した前後方向の回転伝動軸123 の他端部の自在継手124
は前記走行車体2上の支枠125 に回転自在に支持されて
いる。
【0066】また、前記自在継手124 に第2のギヤケー
ス126 の入力軸126aを連結した第2のギヤケース126 の
出力軸126bに後上方に向かって傾斜した前後方向の第1
の伝動ケース127 の一端部が上下方向に回動自在に取り
付けられ、この第1の伝動ケース127 の他端部に設けた
連動軸128 に前上方に向かって傾斜した前後方向の第2
の伝動ケース129 の一端部が上下方向に回動自在に取り
付けられ、この第2の伝動ケース129 の他端部が前記駆
動ローラ116 の駆動軸130 の一端部に回動自在に取り付
けられている。
【0067】そして、前記第2のギヤケース126 の出力
軸126bからの出力により前記第1の伝動ケース127 内の
連動媒体131 及び第2の伝動ケース129 内の連動媒体13
2 を介して前記駆動ローラ116 の駆動軸130 が回転駆動
され、この駆動ローラ116 の回転により、前記載置コン
ベヤ26の無端回行帯118 が後方に向かって回行駆動され
るようになっている。
【0068】また、前記駆動ローラ116 の駆動軸130 の
両端部に前下方に向かって傾斜した前後方向の第3の伝
動ケース133 の一端部がそれぞれ上下方向に回動自在に
取り付けられ、この両側部の第3の伝動ケース133 の他
端部に前記駆動軸130 の両端部に連動媒体134 を介して
第3のギヤケース135 の入力軸136 がそれぞれ回転自在
に設けられ、この両側部の第3のギヤケース135 の出力
軸137 に前記左右の駆動プーリー51の駆動軸50が連結さ
れている。
【0069】そして、前記駆動ローラ116 の駆動軸130
の両端部からの出力により前記両側部の第3の伝動ケー
ス133 内の連動媒体134 を介して第3のギヤケース135
の入力軸136 がそれぞれ回転されるとともに、この両側
部の第3のギヤケース135 の出力軸137 により前記左右
の駆動プーリー51の駆動軸50がそれぞれ回転駆動され、
この左右の駆動軸50にて左右の駆動プーリー51が互いに
反対方向の内側に向かって回転駆動され、この左右の駆
動プーリー51の回転により、前記挟持コンベヤ25の一対
の無端回行ベルト44が互いに反対方向の内側に向かって
回行されるようになっている。
【0070】つぎに、138 は前記走行車体1の前方に設
けられ圃場に植栽された結球野菜Aを植栽状態でこの結
球野菜Aの根部Bを切断するカッター139 を有する切断
装置で、この切断装置138 は、前記挟持コンベヤ25のコ
ンベヤフレーム27の左右のフレーム部材32の前端近傍部
に一体に連結された連結フレーム140 と、この連結フレ
ーム140 の左右に水平状に固定された前後方向の左右の
固定フレーム141 と、この左右の固定フレーム141 の下
方に位置してこの左右の固定フレーム141 に平行に配置
される前後方向の左右の可動フレーム142 と、前記左右
の固定フレーム141 に前記左右の可動フレーム142 を平
行に上下動可能に取り付ける前後一対の左右の平行リン
ク143 と、を有している。
【0071】また、前記切断装置138 は、更に前記左右
の可動フレーム142 の前端部にそれぞれ設けられた前記
カッター139 及びこの左右のカッター139 の前方にそれ
ぞれ設けられ前記左右のカッター139 の地上高を規制し
て結球野菜Aの根部Bの切断位置を保持するガイドホイ
ル144 をそれぞれ駆動回転させる駆動手段145 と、前記
前後一対の左右の平行リンク143 を附勢し前記カッター
139 及びガイドホイル144 を所定の高さ位置に附勢保持
する附勢手段146 と、を有して構成されている。
【0072】前記連結フレーム140 は、前記左右のフレ
ーム部材32の前端近傍部に一体に連結された上下方向の
左右の後側支持板部147 と、この左右の後側支持板部14
7 の上端部から前方に向かって略水平状に一体に突出さ
れた左右の水平板部149 と、この左右の水平板部149 に
それぞれ一体に固定された上下方向の左右の前側支持板
部148 と、前記左右の水平板部149 の前端部間に一体に
形成された左右方向の連続板部150 と、を有して形成さ
れている。
【0073】つぎに、前記左右の固定フレーム141 は、
その前端部及び後端部が前記左右の後側支持板部147 及
び前側支持板部148 の下端部にそれぞれ水平状に一体に
固定されて支持され、この左右の固定フレーム141 の前
端部及び後端部に軸受体151,152 がそれぞれ設けられ
ている。
【0074】つぎに、前記左右の可動フレーム142 は、
前後方向の略中間部にそれぞれ形成され下面を開口して
上方に向かって円弧状に突出して切株を回避する逃げ凹
部153 と、その前端部及び後端部にそれぞれ設けられた
軸受体154 ,155 と、その前端部にそれぞれ内側前方に
向かって所定の傾斜角度に傾斜して一体に突設された水
平状の支持板156 と、この支持板156 の近傍に位置して
可動フレーム142 にそれぞれ内側方に向かって一体に突
設され前後方向に開口した挿通孔157 を有する上下方向
の調整支板158 と、を有して構成され、この左右の可動
フレーム142 は、前後方向の略中間部間に連結した連杆
159 及び後端部間に連結した連杆160 にてそれぞれ平行
に一体に連結されている。
【0075】つぎに、前記前後一対の左右の平行リンク
143 は、側面視略L字形状に形成された前側の第1のリ
ンク161 と、この第1のリンク161 と同形状の側面視略
L字形状に形成された後側の第2のリンク162 と、を有
して構成され、前記第1のリンク161 及び第2のリンク
162 は、後下方に向かって所定の傾斜角度に傾斜して突
出された細幅板状の前後方向の支持板部163 及びこの支
持板部163 の前端部から前上方に向かって一体に突出さ
れた細幅板状の上下方向の連動板部164 と、をそれぞれ
有して形成されている。
【0076】そして、前記左右の第1のリンク161 の支
持板部163 は、その前端部に前記左右の固定フレーム14
1 の前端部の軸受体151 に回動自在に軸支された左右方
向の前側の支軸165 をそれぞれ有するとともに、その後
端部に前記左右の可動フレーム142 の前端部の軸受体15
4 に回動自在に軸支された左右方向の後側の支軸166を
それぞれ有している。
【0077】また、前記左右の第2のリンク162 の支持
板部163 は、その前端部に前記左右の固定フレーム141
の後端部の軸受体152 に回動自在に軸支された左右方向
の前側の支軸167 をそれぞれ有するとともに、その後端
部に前記左右の可動フレーム142 の後端部の軸受体155
に回動自在に軸支された左右方向の後側の支軸168 をそ
れぞれ有している。
【0078】さらに、前記左右の第1のリンク161 の連
動板部164 の上端部に左右方向の連結ピン169 にて前後
方向の間隔調整体170 の一端部に設けた連結部171 がそ
れそれ着脱自在にかつ回動自在に軸着され、この左右の
間隔調整体170 の他端部に設けた連結部172 が前記左右
の第2のリンク162 の連動板部164 の上端部に左右方向
の支軸173 にてそれぞれ回動自在に軸着されている。前
記間隔調整体170 は、第1のリンク161 と第2のリンク
162 との間を間隔調整して連結するもので、伸縮調整自
在のターンバックル174 にて形成されている。また、前
記左右の第2のリンク162 の支持板部163 は、その後端
部間に連結した連杆175 にて一体に連結されている。
【0079】そして、前記前後一対の左右の平行リンク
143 及び前記前後左右の各支軸165,166 ,167 ,168
にて前記左右の固定フレーム141 に対して前記左右の可
動フレーム142 がそれぞれ平行に上下動可能に取り付け
られている。
【0080】つぎに、前記カッター139 及びガイドホイ
ル144 をそれぞれ駆動回転させる左右の駆動手段145
は、平面視略く字形状に形成された左右の伝動ケース17
6 の略中間部にそれぞれ設けられ、この左右の駆動手段
145 は油圧モーター177 にてそれぞれ形成され、この左
右の油圧モーター177 の上下方向の出力軸178 は前記左
右の伝動ケース176 内にそれぞれ回転自在に突出されて
いる。また、前記左右の伝動ケース176 内に位置して前
記油圧モーター177 の出力軸178 の上下にスプロケット
179 ,180 がそれぞれ離間して固定されている。
【0081】前記左右の伝動ケース176 は、前側ケース
部181 と、この前側ケース部181 と一体の後側ケース部
182 と、を有してそれぞれ形成されている。前記左右の
後側ケース部182 は、前端部に上方に向かってそれぞれ
一体に突設され前記油圧モーター177 を固定した側面視
逆L字形状の支持枠183 と、その後端部に一体に形成さ
れこの後側ケース部182 を水平方向に回動自在に嵌合し
たボールベアリング等の軸受体184 を有する取付板部18
5 と、を有している。
【0082】また、前記左右の後側ケース部182 は、さ
らに、前記軸受体184 にそれぞれ回転自在に軸架されス
プロケット186 を固定した上下方向の回転軸187 と、前
記後側ケース部182 の下方に位置して前記回転軸187 の
下端部にそれぞれ固定された前記カッター139 と、この
カッター139 の下端部にそれぞれ固定され前記ガイドホ
イル144 の沈下時に接地する略円錐形状の接地体188
と、前記軸受体184 にそれぞれ取り付けられ一方側に向
かって水平状に突出された連結板189 と、この連結板18
9 の前方に位置して前記取付板部185 にそれぞれ一方側
に向かって水平状に突出された連結突片190 と、を有し
ている。
【0083】そして、前記左右の後側ケース部182 の連
結板189 は、前記左右の可動フレーム142 の前端部の支
持板156 にそれぞれ複数のボルト191 にて略水平状に固
定されて支持されている。そうして、前記左右の支持板
156 及びこれに固定された連結板189 にて前記軸受体18
4 を介して前記左右の伝動ケース176 がそれぞれ片持式
に略水平状に支持され、また、前記左右の伝動ケース17
6 は前記連結板189 に支持された前記軸受体184 を中心
に左右方向に回動されるようになっている。
【0084】また、前記油圧モーター177 の出力軸178
の下部のスプロケット180 と前記回転軸187 のスプロケ
ット186 との間には無端チェーン192 が回行自在に掛け
回されている。そして、前記左右のカッター139 は前記
左右の油圧モーター177 の出力軸178 からの出力により
無端チェーン192 を介して互いに反対方向の内側後方に
向かって回転されるようになっている。
【0085】また、前記左右のカッター139 を有する回
転軸187 は、前記左右のカッター139 にて切断された結
球野菜Aの根部Bの切株を回避するように前記左右のカ
ッター139 を前下方に向かって僅かに傾斜する状態で回
転させるため、前記左右の油圧モーター177 の出力軸17
8 は前記左右のカッター139 を有する回転軸187 に対し
て平行になるように僅かに傾斜して設けられている。
【0086】また、前記左右のカッター139 は円盤状に
それぞれ形成され、その外周縁部に切断刃139aをそれぞ
れ有し、この切断刃139aは対向して回転する内周縁部を
上下に重ね合わせ状態で摺動しつつ結球野菜Aの根部B
を両側から切断するようになっている。そして、前記左
右のカッター139 は前記載置コンベヤ26の無端回行帯11
8 の前方で、かつ、前記挟持コンベヤ25の搬入口42の下
方に位置して配置されている。
【0087】つぎに、前記左右の前側ケース部181 は、
前端部に固定された軸受体193 にて回転自在に軸支され
スプロケット194 を有する上下方向の垂直状の回転軸19
5 と、この回転軸195 の下端部に固定された前記ガイド
ホイル144 と、前記回転軸195 を上下動して前記ガイド
ホイル144 の接地高さを調整するガイドホイル調整手段
196 と、を有している。
【0088】前記回転軸195 は、上部に前記スプロケッ
ト194 を有するとともに下部を前記軸受体193 に下方に
向かって抜止めされた状態で回転自在に嵌合された上下
方向の中空の外筒軸197 と、この外筒軸197 内にキー溝
198 及びこのキー溝198 に上下動自在に嵌合したキー19
9 にて上下動自在に、かつ、軸回り方向に回動不能に嵌
合され上端部に上方に向かって突出し外周軸方向に雄ね
じ200 を形成したねじ軸201 を有する上下方向の連動軸
202 と、を有して構成されている。
【0089】しかして、前記外筒軸197 は、上下方向の
略中間部に形成され前記軸受体193の上端部に係合した
係合段部203 と、その下端部に回動自在に螺着され前記
軸受体193 の下端部に当接するナット体204 と、を有
し、前記係合段部203 とナット体204 とにより、前記軸
受体193 に抜止めされた状態で回転自在に嵌合されてい
る。
【0090】また、前記連動軸202 の下端部に形成され
た連結軸部205 に前記ガイドホイル144 の中心部に固定
された筒状の上下方向の軸支体206 が嵌合され、この連
結軸部205 に軸支体206 がキー207 及び固定ねじ208 に
て抜止めされた状態で固定され、この連結軸部205 に前
記ガイドホイル144 が固定されている。
【0091】また、前記外筒軸197 のスプロケット194
と前記油圧モーター177 の出力軸178 の上部のスプロケ
ット179 との間に無端チェーン209 が回行自在に掛け回
されている。そして、前記左右のガイドホイル144 は前
記左右の油圧モーター177 の出力軸178 からの出力によ
り無端チェーン209 を介して互いに反対方向の内側後方
に向かって回転されるようになっている。
【0092】また、前記左右のガイドホイル144 を有す
る回転軸195 は、前記左右のカッター139 にて切断され
た結球野菜Aの根部Bの切株を回避するように前記左右
のカッター139 を前下方に向かって僅かに傾斜する状態
で回転させるため、前記左右の油圧モーター177 の出力
軸178 は前記左右のカッター139 を有する回転軸187に
対して平行になるように僅かに傾斜して設けられている
ことにより、前記無端チェーン209 は垂直状の外筒軸19
7 の水平状のスプロケット194 と出力軸178 の上部の僅
かに傾斜したスプロケット179 との間に回行自在に掛け
回されているが、この無端チェーン209 は回行時に自重
により下方に向かって撓むため、前記出力軸178 の上部
のスプロケット179 から外れることなく回行されるよう
になっている。
【0093】つぎに、前記左右のガイドホイル144 は、
結球野菜Aの姿勢を両側から整えてこの結球野菜Aを植
栽状態のまま前記左右のカッター139 間に案内するもの
で、それぞれ合成樹脂または金属等にて円盤状に形成さ
れ、その上面部に結球野菜Aの下面部を載置する略水平
状の載置面部210 を有するとともに、その下面部に中心
部に向かって下降傾斜し畝上面に沿って摺接回転する円
錐形状の接地面部211を有してそれぞれ形成されてい
る。また、前記左右のガイドホイル144 の対向する内周
部間にて結球野菜Aの根部Bを案内する所定の間隔の案
内口212 が開口して形成されている。
【0094】そして、前記左右の油圧モーター177 から
の出力により、前記無端チェーン209 及び回転軸195 を
介して前記左右のガイドホイル144 は互いに反対方向の
内側後方に向かって同速で回転駆動されるようになって
いる。
【0095】つぎに、前記ガイドホイル調整手段196
は、前記左右の前側ケース部181 に一体に突設され前記
外筒軸197 の上端外周部に形成された縮径摺動部213 を
図示しないスリーブを介して回転自在に支持して前記連
動軸202 のねじ軸201 を上方に向かって突出した環状の
フランジ214 と、このフランジ214 の開口縁部に図示し
ないスリーブを介して回動自在に当接する環状のフラン
ジ215 を下端部に有するとともに前記ねじ軸201 の雄ね
じ200 を螺合した雌ねじ216 を内壁部に有する上下方向
の中空円筒状の調整体217 と、この調整体217 の上端部
に固定されたキャップ状の操作体218 と、を有してい
る。
【0096】また、前記ガイドホイル調整手段196 は、
更に、前記操作体218 の下方に位置して前記調整体217
に嵌合され下端部に前記フランジ214 上に複数のボルト
219にて固定した環状の固定部220 を有するとともに上
端部に前記調整体217 を挿通した挿通孔221 を有する上
下方向のカバー体222 と、このカバー体222 と前記調整
体217 との間に介在され上端部を前記挿通孔221 の開口
縁部に係合し下端部を前記調整体217 のフランジ215 に
係合してこの調整体217 を常時前記回転軸195に向かっ
て附勢するコイルスプリング223 と、を有している。
【0097】そして、前記左右の操作体218 にて調整体
217 をそれぞれ回動操作することにより、この左右の調
整体217 の雌ねじ216 に雄ねじ200 を螺合したねじ軸20
1 がそれぞれ上下動されるとともに、このねじ軸201 に
一体の左右の連動軸202 がキー溝198 及びこのキー溝19
8 に嵌合したキー199 をガイドとして外筒軸197 に対し
てそれぞれ上下動され、この左右の連動軸202 の下端部
のガイドホイル144 がそれぞれ上下動調整され、この左
右のガイドホイル144 にて前記左右のカッター139 が相
対的に上下動され、この左右のカッター139 の高さ位
置、すなわち切断位置が設定される。
【0098】つぎに、前記カッター139 及びガイドホイ
ル144 を回転駆動する駆動手段145を有する左右の伝動
ケース176 の連結突片190 と、前記左右の可動フレーム
142の前端部の調整支板158 との間に、前記左右の伝動
ケース176 をそれぞれの前記軸受体184 を中心に左右方
向に回動して前記左右のガイドホイル144 間の案内口21
2 の間隔を調整する案内口調整手段224 がそれぞれ設け
られている。
【0099】前記左右の案内口調整手段224 は、前記伝
動ケース176 の連結突片190 に一端部の連結部225 を連
結ピン226 にて回動自在に軸着するとともに他端部を前
記可動フレーム142 の調整支板158 の挿通孔157 に進退
自在に挿通した前後方向の調整螺杆227 と、前記調整支
板158 から後方に向かって突出した前記調整螺杆227の
他端部にそれぞれ回動により進退調整自在に螺着された
調整ナット228 及びロックナット229 と、前記調整支板
158 と前記調整螺杆227 の一端部の連結部225との間に
位置してこの調整螺杆227 に巻回されこの調整螺杆227
を常時前方に向かって附勢するコイルスプリング230
と、を有して構成されている。
【0100】そして、前記調整ナット228 及びロックナ
ット229 にて前記コイルスプリング230 に抗して前記左
右の調整螺杆227 を進退調整することにより、この左右
の調整螺杆227 にて連結突片190 を介して前記左右の伝
動ケース176 がそれぞれの前記軸受体184 を中心に左右
方向に回動されて前記左右のガイドホイル144 間の案内
口212 の間隔が結球野菜Aの根部Bの径に応じてこの根
部Bを案内する所定の大きさに間隔調整されるようにな
っている。
【0101】つぎに、前記前後一対の左右の平行リンク
143 を附勢し前記カッター139 及びガイドホイル144 を
所定の高さ位置に附勢保持する附勢手段146 は、圧縮ガ
スを充填したシリンダ装置231 にて形成されている。
【0102】前記シリンダ装置231 は、一端部に取付部
232 を有する中空筒状のシリンダ本体233 と、このシリ
ンダ本体233 内に軸方向に液密に摺動自在に設けられこ
のシリンダ本体233 内を圧縮ガスaを充填したA室234
と圧縮ガスaを充填したB室235 とに区分しかつこのA
室234 とB室235 とを連通するオリフィス236 を有する
ピストン237 と、このピストン237 に連結されて前記シ
リンダ本体233 に対して進退可能に設けられこのシリン
ダ本体233 から突出した他端部に取付部238 を有するピ
ストンロッド239 と、前記シリンダ本体233 の他端部に
液密に嵌合され前記ピストンロッド239 の進退を案内す
るロッドガイド240 及びこのロッドガイド240 の内側部
のシール材241 と、前記B室235 内に充填し前記ピスト
ンロッド239 の進退時の速度を制御するオイルbと、前
記シリンダ本体233 の他端部に固定され前記ピストンロ
ッド239 を被覆する伸縮自在の蛇腹状のカバー体242
と、を有して構成されている。
【0103】そして、前記ピストンロッド239 に後退方
向の外力を作用させたとき、前記ピストン237 が前記B
室235 の任意の位置でつり合い、静止しているものと
し、この時の圧縮ガスaの圧力とB室235 内のオイルb
の圧力とは同じ圧力で均衡が保たれるようになってい
る。また、前記ピストンロッド239 がシリンダ本体233
に対して進退動すると、そのピストンロッド239 の進退
の過程ではA室234 とB室235 との圧縮ガスaがオリフ
ィス236 により交互に移動し合うため、このオリフィス
236 により前記ピストンロッド239 の進退時の速度が制
御されるようになっている。
【0104】つぎに、前記シリンダ本体233 の一端部の
取付部232 が前記連結フレーム140の左右の後側支持板
部147 に一体に突設された取付板243 に左右方向の支軸
244にてそれぞれ回動自在に軸着され、このシリンダ本
体233 に設けた前記ピストンロッド239 の他端部の取付
部238 が前記左右の第1のリンク161 の連動板部164に
設けた前記ピストンロッド239 の圧力を調整する圧力調
整手段245 にそれぞれ回動自在に軸着されている。
【0105】前記圧力調整手段245 は、前記左右の第1
のリンク161 の連動板部164 に前方に向かって一体に突
出されたブラケット246 と、この左右のブラケット246
にそれぞれ水平状に一体に突設された左右方向の取付支
軸247 と、この左右の取付支軸247 に回動自在に嵌合さ
れた回動体248 と、この左右の回動体248 の前後に相対
して離間して上方に向かって一体に突出された取付片24
9 間に設けた前後方向の支軸250 にそれぞれ左右方向に
回動自在に軸支された上下方向の操作ハンドル251 と、
を有している。
【0106】また、前記圧力調整手段245 は、さらに、
前記後側の取付片249 にそれぞれ後方に向かって一体に
突設され前記ピストンロッド239 の他端部の取付部238
を回動自在に軸支した連結片252 と、前記左右のブラケ
ット246 の上端部に一体に突設され前記操作ハンドル25
1 を係脱自在に係合する複数の係合凹部253 を前後方向
に並設した固定板254 と、を有して構成されている。
【0107】そして、前記操作ハンドル251 を前後方向
に回動操作すると、この操作ハンドル251 にて連結片25
2 を介して前記ピストンロッド239 がシリンダ本体233
に対して進退動され、このピストンロッド239 の進退の
過程ではA室234 とB室235との圧縮ガスaがピストン2
37 のオリフィス236 により交互に移動し合い、圧縮ガ
スaの圧力とB室235 内のオイルbの圧力とは同じ圧力
に圧力調整されて均衡が保たれる。そうして、前記操作
ハンドル251 を前記固定板254 の選択した位置の1つの
係合凹部253 に係合する。
【0108】したがって、前記左右の圧力調整手段245
にて圧力調整された前記左右の附勢手段146 (左右の前
記シリンダ装置231 )と、前記左右の固定フレーム141
に平行リンク143 を介して軸支した前記左右のカッター
139 及び左右のガイドホイル144 を有する左右の可動フ
レーム142 との重量バランスが保持され、この左右のシ
リンダ装置231 にて左右の可動フレーム142 に設けた前
記左右のカッター139及び左右のガイドホイル144 が所
定の高さ位置に保持されるようになっている。
【0109】つぎに、前記搭乗板11は前記載置コンベヤ
26の搬出端部の周辺部及び前記運転席14の後方部のスペ
ースを仕上げ作業部255 として構成されている。この仕
上げ作業部255 は前記載置コンベヤ26の搬出端部の側端
部に位置して前記載置コンベヤ26の搬出端部に搬送され
た各結球野菜Aを取り上げて順次整列状に載置する第1
の作業台256 と、この第1の作業台256 に隣接して前記
搭乗板11の後端部に設けられた第2の作業台257 と、こ
の第2の作業台257 に隣接して前記運転席14の後方に位
置して側方に突設された第3の作業台258 と、空箱載置
スペース259 と、を有している。
【0110】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0111】圃場に走行車体1を搬入し、この走行車体
1に設けた搬送装置24の前方の切断装置138 の一対のガ
イドホイル144 を結球野菜Aを植栽した畝肩上に配置す
ることにより、この一対のガイドホイル144 にて一対の
カッター139 の切削位置を規制した状態で切断装置138
が畝上に配置される。この際、走行車体1の走行体4の
両側の無限軌道帯3は畝の両側部の畝溝上または一方の
無限軌道帯3は結球野菜Aを収穫した畝上にかつ他方の
無限軌道帯3は結球野菜Aを収穫する畝上に配置する。
【0112】また、畝に植栽した結球野菜Aの状況に応
じて左右の圧力調整手段245 を調整操作して左右の附勢
手段146 (左右のシリンダ装置231 )を圧力調整し、こ
の左右のシリンダ装置231 にて左右の可動フレーム142
に設けた左右のカッター139及び左右のガイドホイル144
を結球野菜Aの根部Bを切断する所定の高さ位置に調
整する。
【0113】そして、左右の圧力調整手段245 にて圧力
調整された左右の附勢手段146 (左右の前記シリンダ装
置231 )と、左右の固定フレーム141 に平行リンク143
を介して軸支したカッター139 、ガイドホイル144 及び
駆動手段145 を備えた左右の伝動ケース176 を有する左
右の可動フレーム142 との重量バランスが保持され、こ
の左右のシリンダ装置231 にて左右の可動フレーム142
に設けた左右の伝動ケース176 のガイドホイル144 が畝
肩上に所定の接地圧でそれぞれ接地され、この左右のガ
イドホイル144 にて左右のカッター139 の切削位置がそ
れぞれ規制される。
【0114】したがって、左右の附勢手段146 (左右の
シリンダ装置231 )は左右の圧力調整手段245 の操作ハ
ンドル251 を調整操作することにより、左右のシリンダ
装置231 が簡単に圧力調整され、この左右のシリンダ装
置231 にて左右の可動フレーム142 に設けた左右のガイ
ドホイル144 が結球野菜Aを植栽した畝に対してそれぞ
れ沈下し過ぎたり、浮き上がり過ぎることなく接地さ
れ、この左右のガイドホイル144 にて左右のカッター13
9 の切削位置がそれぞれ確実に位置規制される。すなわ
ち、前記左右のガイドホイル144 の接地面部211 が畝の
両畝肩上に所定の接地圧で接地され、この左右のガイド
ホイル144 により、左右のカッター139 が結球野菜Aの
根部Bを切断する適正の高さの切削位置に確実に位置規
制される。
【0115】また、畝に植栽された結球野菜Aの根部B
の径すなわち太さ等結球野菜Aの状況に応じて、案内口
調整手段224 のロックナット229 をそれぞれ弛緩すると
ともに、調整ナット228 をそれぞれ回動操作することに
より、コイルスプリング230にて附勢されている左右の
調整螺杆227 がそれぞれ前後方向に進退動され、この左
右の調整螺杆227 にて連結突片190 を介して左右の伝動
ケース176 がそれぞれの軸受体184 を中心に左右方向に
回動される。
【0116】そして、左右のガイドホイル144 間の案内
口212 の間隔が、結球野菜Aの根部Bの太さに応じてこ
の根部Bを案内しつつこの結球野菜Aの姿勢を整えてこ
の結球野菜Aを左右のカッター139 に案内する適正な間
隔に調整され、この状態で調整ナット228 及びロックナ
ット229 をそれぞれ締め付けることにより、左右のガイ
ドホイル144 間の案内口212 の間隔が適正な間隔に開口
される。
【0117】したがって、調整ナット228 及びロックナ
ット229 を回動操作することにより、左右のガイドホイ
ル144 間の案内口212 の間隔が収穫する結球野菜Aの根
部Bの太さ応じてかつ結球野菜Aの姿勢を整えてこの結
球野菜Aを左右のカッター139 に案内する適正な間隔に
簡単に調整される。
【0118】つぎに、圃場に植栽して成長した収穫する
結球野菜Aの径の大きさにより、必要に応じて搬入口調
整手段43を調整操作して前側案内体39及びテンション体
40を移動することにより、この前側案内体39とテンショ
ン体40との間を移動する対向した一対の無端回行体35の
内側回行部33にて前方に向かって拡開した結球野菜Aの
搬入口42が拡縮調整され、この搬入口42が収穫する結球
野菜Aを無理なく搬入できる所定の大きさに開口形成さ
れる。
【0119】すなわち、搬入口42を拡縮調整する場合
は、左右の固定基板61の軸支部67(軸挿通孔69)に対し
て左右の調整板62を支軸71の下部71a を中心にそれぞれ
回動調整するとともに、この左右の調整板62に設けた支
持アーム63が調整板62の回動調整により走行車体1の走
行方向にすなわち無端回行体35に対してそれぞれ左右方
向に回動調整され、この左右の支持アーム63の前端部の
前側案内体39が所定の位置に配置した状態で、この左右
の支持アーム63を有する左右の調整板62の選択した1つ
の調整孔72から左右の固定基板61の固定部68(ピン挿通
孔70)に固定ピン73を嵌合することにより、左右の調整
板62が固定基板61にそれぞれ回動不能に固定される。
【0120】また、左右の支持アーム63を有する左右の
調整板62がそれぞれ固定されることにより、この左右の
支持アーム63に設けた左右のテンションアーム65の前端
部のテンション体40が支持アーム63の回動調整方向に移
動され、この左右のテンション体40が一対の無端回行体
35の内側回行部33の所定の位置に配置され、この左右の
テンション体40が一対の無端回行体35の内側回行部33の
所定の位置に常時附勢されて係合される。
【0121】また、左右の調整板62の一方側の係合突起
部74(係合突片77)のロックナット81を弛緩回動し、こ
のロックナット81を有する調整ボルト80を回動して係合
突片77に対して進退調整することにより、この調整ボル
ト80の先端部にて支持アーム63の後端部がコイルスプリ
ング64に抗して押動され、この支持アーム63の回動角度
が調整され、すなわち、支持アーム63の後端部を介在し
た調整ボルト80の先端部と他方側の係合ピン78との間の
間隔が調整されることにより、この支持アーム63の回動
角度が調整され、その設定位置で調整ボルト80にロック
ナット81を締め付けて調整ボルト80を位置固定する。
【0122】したがって、左右の支持アーム63に設けた
前側案内体39とテンション体40との間を移動して対向し
た一対の無端回行体35の内側回行部33にて搬入口42が簡
単に拡縮調整される。
【0123】さらに、必要に応じて、左右のガイドホイ
ル調整手段196 の左右の操作体218にて調整体217 をそ
れぞれ回動操作することにより、この左右の調整体217
の雌ねじ216 に雄ねじ200 を螺合したねじ軸201 がそれ
ぞれ上下動されるとともに、このねじ軸201 に一体の左
右の連動軸202 がキー溝198 及びこのキー溝198 に嵌合
したキー199 をガイドとして外筒軸197 に対してそれぞ
れ上下動される。
【0124】そして、この左右の連動軸202 の下端部の
ガイドホイル144 がそれぞれ上下動調整され、この左右
のガイドホイル144 にて左右のカッター139 が相対的に
上下動され、この左右のカッター139 の高さ位置、すな
わち結球野菜Aの根部Bを切断する所定の切断位置に左
右のカッター139 が設定される。したがって、操作体21
8 にて調整体217 を回動操作することにより、左右のガ
イドホイル144 及び左右のカッター139 が相対的に簡単
に上下動調整される。
【0125】また、必要に応じて、左右の案内口調整手
段224 の調整ナット228 及びロックナット229 にてコイ
ルスプリング230 に抗して左右の調整螺杆227 を進退調
整することにより、この左右の調整螺杆227 にて連結突
片190 を介して左右の伝動ケース176 がそれぞれの軸受
体184 を中心に左右方向に回動される。そして、左右の
ガイドホイル144 間の案内口212 の間隔が結球野菜Aの
根部Bの径に応じてこの根部Bを案内する所定の大きさ
でかつ結球野菜Aを姿勢を整いて左右のカッター139 に
案内する所定の大きさの間隔に拡縮調整される。したが
って、左右のガイドホイル144 間の案内口212 の間隔が
所定の大きさに簡単に調整される。
【0126】つぎに、駆動機構10からの出力が走行体
4、挟持コンベヤ25及び載置コンベヤ26に出力される
と、走行体4の無限軌道帯3が駆動回行されて走行車体
1が進行され、また、挟持コンベヤ25の一対の無端回行
体35が互いに反対方向の内側後方に向かって回行され、
すなわち対向した内側回行部33が同じ速度で後方に向か
って回行移動され、また、載置コンベヤ26の無端回行帯
118 の回行上部119 が後方に向かって一対の無端回行体
35の内側回行部33と同じ速度で後方に向かって回行移動
される。
【0127】また、切断装置138 の左右の駆動手段145
(油圧モーター177 )の出力軸178からの出力により無
端チェーン192 ,209 を介して左右の伝動ケース176 の
前後の回転軸187 ,195 がそれぞれ回転されると、その
後部の左右の回転軸187 にて左右のカッター139 がそれ
ぞれ互いに反対方向の内側後方に向かって同速で回転さ
れるとともに、その前部の左右の回転軸195 にて左右の
ガイドホイル144 がそれぞれ互いに反対方向の内側後方
に向かって同速で回転される。
【0128】そして、左右のガイドホイル144 がこの接
地面部211 を畝両肩に接地した状態で畝両肩に倣ってそ
れぞれ回転しながら進行され、この左右のガイドホイル
144の載置面部210 にて畝上に植栽された植栽状態での
各結球野菜Aはこの各結球野菜Aの根部Bが左右のガイ
ドホイル144 間の案内口212 を通過しながら姿勢を整え
られて植栽状態のままで左右のカッター139 間に順次案
内され、かつ、これらの各結球野菜Aが植栽状態のまま
で挟持コンベヤ25の一対の無端回行体35の対向した内側
回行部33の前端部にて形成された搬入口42に順次搬入さ
れて挟持される。
【0129】このとき、左右のガイドホイル144 は畝両
肩上に接地して摺接回転する円錐形状の接地面部211 を
有するので、畝両肩上に倣ってスムーズに回転進行さ
れ、また、この左右のガイドホイル144 を合成樹脂にて
形成することにより、畝両肩上に倣って更にスムーズに
回転進行され、この左右のガイドホイル144 の回転進行
時にこの左右のガイドホイル144 に泥土が付着し難く、
この左右のガイドホイル144 から泥土を排除する手間も
少なく、発錆することもなくガイドホイル144 を軽量化
できる。
【0130】また、一対の無端回行体35は、外周面に弾
性挟持体47を有し、この弾性挟持体47は幅方向の下部に
外周面に突出した挟持突条48を有し、全体として幅方向
の上部が薄く幅方向の下部が外周面に突出した挟持突条
48にて厚く形成されていることにより、この一対の無端
回行体35の対向した搬入口42の内側回行部33が各結球野
菜Aの下部の形態に沿った状態でこの対向した搬入口42
の内側回行部33にて各結球野菜Aが植栽状態のままで確
実に挟持される。
【0131】また、各結球野菜Aが一対の無端回行体35
の搬入口42に搬入されて挟持されると同時に、左右のカ
ッター139 のそれぞれの切断刃139aにて植栽状態の各結
球野菜Aの根部B、すなわち、各結球野菜Aの根及び外
葉の複数枚の下端部からなる根部Bが適正位置から順次
切断される。
【0132】また、各結球野菜Aが一対の無端回行体35
の搬入口42に搬入されて挟持されるとき、搬入口42の大
きさより結球野菜Aの径が多少大きい場合には、搬入口
42を形成した前端部にガイドホイル144 を有する左右の
支持アーム63がそれぞれコイルスプリング64にて調整板
62の一方側の調整ボルト80の先端部に常時係合するよう
に附勢されていることにより、搬入口42に搬入した結球
野菜Aの径の大きさに左右のガイドホイル144 が押動さ
れ、このガイドホイル144 を有する左右の支持アーム63
がそれぞれ調整板62の支軸71を中心にコイルスプリング
64に抗して走行車体1の走行方向に対して左右方向に多
少開閉回動しながらこの左右のガイドホイル144 とテン
ション体40との間を移動する対向した搬入口42の内側回
行部33にて結球野菜Aが両側部から確実に挟持される。
【0133】したがって、各結球野菜Aは植栽状態で搬
入口42の内側回行部33にて挟持されると同時に、その各
結球野菜Aの根部Bが左右のカッター139 の切断刃139a
にて適正位置から順次確実に切断される。
【0134】この際、左右のシリンダ装置231 にて左右
の可動フレーム142 に設けた左右の伝動ケース176 のガ
イドホイル144 が結球野菜Aを植栽した畝に対してそれ
ぞれ沈下し過ぎたり、浮き上がり過ぎることなく所定の
接地圧で接地され、すなわち、左右のガイドホイル144
の接地面部211 が畝の両畝肩上に所定の接地圧で接地さ
れているため、この左右のガイドホイル144 が畝上の凹
凸等の表面変化により上下動したときは、左右のシリン
ダ装置231 の圧力調整された圧力及び左右の平行リンク
143 の回動により左右の可動フレーム142 がそれぞれの
固定フレーム141 に対して平行に上下動し、この左右の
可動フレーム142 の左右の伝動ケース176 のガイドホイ
ル144 がそれぞれ畝上の表面変化に追従して進行する。
【0135】また、この左右のガイドホイル144 にて、
左右のカッター139 が結球野菜Aの根部Bを切断する適
正な高さの切断位置にそれぞれ規制されているため、こ
の左右のカッター139 の切削刃139aにて各結球野菜Aの
根部Bが適正位置から順次確実に切断される。
【0136】したがって、左右の可動フレーム142 の左
右のガイドホイル144 及び左右のカッター139 が畝に対
してそれぞれ沈下し過ぎたり、浮き上がり過ぎることが
なく、左右のガイドホイル144 の接地面部211 が畝の両
畝肩上に所定の接地圧で接地して回転進行され、この左
右のガイドホイル144 により、左右のカッター139 が結
球野菜Aの根部Bを切断する適正な切断位置に規制され
て回転進行され、この左右のカッター139 にて結球野菜
Aの根部Bが適正な切断位置から確実に切断される。
【0137】また、切断装置138 を前端部に有する搬送
装置24は走行車体1に前後左右の前側リンク20及び後側
リンク22並びにシリンダ装置23にて支持されているた
め、走行車体1の収穫走行時に搬送装置24が振動するこ
となく固定状態に支持され、この搬送装置24の前端部の
切断装置138 の左右のガイドホイル144 及び左右のカッ
ター139 が搬送装置24によって沈下し過ぎたり、浮き上
がり過ぎることなく進行される。
【0138】つぎに、左右のカッター139 にて植栽状態
で根部Bが順次切断されかつ搬入口42の対向する内側回
行部33にて植栽状態で挟持された各結球野菜Aは、この
一対の無端回行体35の対向する内側回行部33にて植栽状
態で挟持されたまま後上方に向かって順次搬送され、こ
の各結球野菜Aの根部Bが切断された下端部すなわち切
口部が載置コンベヤ26の無端回行帯118 の回行上部119
の搬入部に順次搬入されて載置される。
【0139】そして、挟持コンベヤ25の一対の無端回行
体35の対向する内側回行部33と載置コンベヤ26の無端回
行帯118 の回行上部119 とにより、各結球野菜Aが植栽
状態で仕上げ作業部255 に向かって順次搬送される。こ
の際、各結球野菜Aは植栽状態で一対の無端回行体35の
対向する内側回行部33にて挟持され、かつ、この各結球
野菜Aの切口部が載置コンベヤ26の無端回行帯118 の回
行上部119 にて支持されて搬送されることにより、各結
球野菜Aは落下したり、大きく傾いたり、外葉を傷める
ことなく整然と搬送される。
【0140】また、各結球野菜Aが一対の無端回行体35
の対向する内側回行部33の搬出端部に搬送され、かつ、
載置コンベヤ26の無端回行帯118 の回行上部119 の水平
状部114bに搬送されると、これらの各結球野菜Aは回行
上部119 の水平状部114b及び仕上げ作業部255 の第1の
作業台256 に向き合って待機する作業者によって順次取
り上げられ、これらの各結球野菜Aは第1の作業台256
上に順次整列状に載置される。
【0141】この際、第1の作業台256 上には各結球野
菜Aは順次整列状に載置され、第1の作業台256 上に各
結球野菜Aの相互を積み重ねることがないように載置さ
れるため、各結球野菜Aの外葉を傷めることが防止され
る。
【0142】また、第1の作業台256 上に所定数の結球
野菜Aが整列載置されると、この第1の作業台256 の各
結球野菜Aは仕上げ作業部255 の第2の作業台257 上に
順次移し変えられて整列載置される。そして、この第2
の作業台257 上の各結球野菜Aは第2の作業台257 上に
おいて不要な外葉等が除去されて出荷用に順次仕上げら
れる。
【0143】さらに、仕上げ作業部255 の第3の作業台
258 上でダンボール箱260 内に第2の作業台257 上で出
荷用に仕上げられた所定個数の結球野菜Aが箱詰めされ
るとともに、封函される。そして、所定個数の結球野菜
Aが箱詰め封函したダンボール箱260 は第3の作業台25
8 上から圃場または道路脇等に順次搬出されて運び出し
に備える。
【0144】つぎに、往路行程から復路行程に方向転換
する場合には、シリンダ装置23を作動してこのシリンダ
装置23のロッドを伸長すると、このロッドにて平行四辺
形の左右の後側リンク22が後方に向かって押動されると
ともに、この左右の後側リンク22がそれぞれの支軸21を
中心にかつ左右の前側リンク20がそれぞれの支軸19を中
心にそれぞれ後上方に向かって回動される。
【0145】そして、この左右の前側リンク20及び左右
の後側リンク22にて支軸30,31を介して連結された搬送
装置24のコンベヤフレーム27が後上方に向かって持ち上
げ回動され、すなわち搬送装置24の全体が後上方に向か
って持ち上げ回動される。また、この搬送装置24の全体
が持ち上げ回動されることにより、この搬送装置24の前
端部に設けた切断装置138 が全体として搬送装置24と同
様に後上方に向かって持ち上げ回動され、この切断装置
138 の左右のカッター139 及び左右のガイドホイル144
がそれぞれ畝上に離間した方向転換可能な所定の高さ位
置に持ち上げられる。
【0146】また、制御機器13を作動して走行体4にて
走行車体1を旋回することにより、この走行車体1にて
切断装置138 及び搬送装置24を所定の高さ位置に持ち上
げた状態のままで往路行程から復路行程に方向転換され
る。
【0147】また、シリンダ装置23を作動してこのシリ
ンダ装置23のロッドを収縮すると、このロッドにて左右
の前側リンク20及び左右の後側リンク22がそれぞれの支
軸19,21を中心に前下方に向かって回動されるととも
に、この左右の前側リンク20及び左右の後側リンク22に
て支軸30,31を介して連結された搬送装置24のコンベヤ
フレーム27が前下方に向かって下降回動され、すなわち
搬送装置24の全体が前下方に向かって下降回動される。
【0148】そして、この搬送装置24が結球野菜Aを搬
送する状態に復帰されるとともに、この搬送装置24にて
切断装置138 の左右のカッター139 及び左右のガイドホ
イル144 がそれぞれ畝上の所定の作業位置に復帰され
る。そうして、復路行程では、前記往路行程の場合と同
様に畝上の各結球野菜Aが順次植栽状態のままで根部B
を切断されて搬送され、仕上げ作業部255 で出荷用に仕
上げられて箱詰め封函される。
【0149】このように、走行車体1を往路行程と復路
行程とを順次繰り返すことにより、圃場の各列の畝に植
栽状態の各結球野菜Aが順次植栽状態のままで根部Bを
切断されて搬送され、仕上げ作業部255 で出荷用に仕上
げられて順次箱詰め封函され、これらの各ダンボール箱
260 は圃場または道路脇等に搬出されて運び出しに備え
る。
【0150】前記実施の形態では、往復行程により収穫
作業を行う場合について説明したが、これに限らず、ワ
ンウェイ行程または回り行程により収穫作業を行うよう
にしてもよい。
【0151】前記実施の形態では、各結球野菜Aは両側
部を挟持コンベヤ25の一対の無端回行体35の対向する内
側回行部33にて挟持するとともに、この各結球野菜Aの
根部Bを切断した切口部を載置コンベヤ26の無端回行帯
118 の回行上部119 上に載置して植栽状態のままで搬送
する場合について説明したが、これに限らず、各結球野
菜Aは両側部を挟持コンベヤ25の一対の無端回行体35の
対向する内側回行部33にて挟持して植栽状態のままで搬
送するようにしてもよい。
【0152】また、前記実施の形態では、無端回行帯11
8 は、一対の無端回行ベルト44の対向する内側回行部33
と同速で回行する場合について説明したが、これに限ら
ず、無端回行帯118 は、一対の無端回行ベルト44の対向
する内側回行部33より僅かに速い速度で回行するように
してもよい。
【0153】このように構成することにより、無端回行
帯118 の回行上部119 上に根部Bを切断された切口部を
載置して一対の無端回行ベルト44の対向する内側回行部
33により挟持されて搬送される結球野菜Aは、無端回行
帯118 の回行速度に応じて切口部側が僅かに先行して傾
斜した状態で搬送される。
【0154】そして、この結球野菜Aが一対の無端回行
ベルト44の対向する内側回行部33の後端部の搬出口55に
おいて挟持を解除されるとともに、この結球野菜Aは、
無端回行帯118 の回行上部119 上に倒れ、この回行上部
119 上にはその切口部を搬送方向の前側に向け、かつ、
切口部と反対側の結球野菜Aの上端部を搬送方向の後側
に向けた状態に載置されて搬送される。
【0155】したがって、無端回行帯118 の回行上部11
9 上から結球野菜Aを取り出す結球野菜Aの取出し位置
には、各結球野菜Aは常に同じ向きで順次整然と搬送さ
れ、これらの結球野菜Aを回行上部119 上から取り出し
て第1の作業台256 上に同じ向きに簡単に載置され、こ
の第1の作業台256 での仕上げ作業が容易に行われる。
【0156】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、収穫する結球
野菜の径の大きさにより、必要に応じて搬入口調整手段
を調整操作して前側案内体及びテンション体を移動する
ことにより、この前側案内体とテンション体との間を移
動する対向した一対の無端回行体の内側回行部にて前方
に向かって拡開した結球野菜の搬入口を確実に拡縮調整
することができ、この搬入口を収穫する結球野菜を無理
なく搬入できる所定の大きさに簡単に開口形成できる。
【0157】また、走行車体を走行することにより、切
断装置のカッターにて植栽状態での結球野菜の根部を順
次切断してこの結球野菜を植栽状態のまま挟持コンベヤ
の搬入口に順次搬入されるが、この際、搬入口を形成し
たテンション体は結球野菜を挟持する方向に向かって附
勢したので、この結球野菜の径の大きさに応じてテンシ
ョン体が多少進退しながら前側案内体とテンション体と
の間を移動する対向した一対の無端回行体の内側回行部
にて結球野菜を植栽状態のまま両側部から確実に挟持で
きる。
【0158】したがって、結球野菜を搬入口に無理に搬
入することなくスムーズに搬入して対向した一対の無端
回行体の内側回行部にて確実に挟持できるとともに、こ
の搬入口に搬入時に結球野菜の外葉を損傷することを確
実に防止でき、収穫作業時に外葉を傷め易い白菜等を商
品価値の低下を防止しつつ収穫することができる。
【0159】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、搬入口を拡縮調整するときは、固定基板
に対して調整板を回動調整するとともに、この調整板に
設けた支持アームが走行車体の走行方向に対して左右方
向に回動調整され、この支持アームの前端部の前側案内
体を所定の位置に配置した状態で、この支持アームを有
する調整板を固定基板に固定することにより、この支持
アームに設けたテンションアームの前端部のテンション
体が支持アームの回動調整方向に移動され、このテンシ
ョン体が無端回行体の内側回行部の所定の位置に配置さ
れ、このテンション体が無端回行体の内側回行部の所定
の位置に常時附勢されて係合され、したがって、前側案
内体とテンション体との間を移動する対向した一対の無
端回行体の内側回行部にて搬入口を簡単に拡縮調整する
ことができる。
【0160】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加え、搬入口を拡縮調整するときは、固定基板
の軸支部に対して調整板を支軸を中心に回動調整すると
ともに、この調整板に設けた支持アームが走行車体の走
行方向に対して左右方向に回動調整され、この支持アー
ムの前端部の前側案内体を所定の位置に配置した状態
で、この支持アームを有する調整板の選択した1つの調
整孔から固定基板の固定部に固定ピンを嵌合することに
より、調整板を固定基板に確実に回動不能に固定でき
る。
【0161】また、支持アームを有する調整板が固定さ
れることにより、この支持アームに設けたテンションア
ームの前端部のテンション体が支持アームの回動調整方
向に移動され、このテンション体が無端回行体の内側回
行部の所定の位置に配置され、このテンション体が無端
回行体の内側回行部の所定の位置に常時附勢されて係合
される。したがって、前側案内体とテンション体との間
を移動する対向した一対の無端回行体の内側回行部にて
搬入口を簡単に拡縮調整することができる。
【0162】請求項4の発明によれば、請求項2または
3の発明の効果に加え、搬入口を形成した前端部に前側
案内体を有する支持アームがスプリングにて調整板の一
方側の係合突起部に常時係合するように附勢したので、
搬入口に搬入した結球野菜の径の大きさにより前側案内
体が押動されると、この前側案内体を有する支持アーム
が調整板の支軸を中心にスプリングに抗して走行車体の
走行方向に対して左右方向に多少開閉回動しながらこの
前側案内体とテンション体との間を移動する対向した一
対の無端回行体の内側回行部にて結球野菜を両側部から
確実に挟持して搬送することができる。
【0163】請求項5の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、一対の無端回行体は内周面の無
端の係合突条が各プーリーの係合溝に係合してそれぞれ
回行されるので、この一対の無端回行体の対向した内側
回行部にて結球野菜を挟持して搬送する際にこの結球野
菜の重みにより一対の無端回行体が各プーリーから外れ
ることなく各プーリーにより結球野菜を搬送方向に向か
って確実に搬送することができる。
【0164】請求項6の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、結球野菜が植栽状態で挟持コンベヤの一
対の無端回行体の対向する内側回行部にて挟持されて搬
送される際に、この結球野菜の下端部すなわちこの結球
野菜の根部を切断した切口部を載置コンベヤの無端回行
帯上に載置して搬送でき、この挟持コンベヤの一対の無
端回行体と載置コンベヤの無端回行帯とにより、結球野
菜を植栽状態に保持して後方に向かって搬送でき、この
結球野菜の搬送時に結球野菜が一対の無端回行体の対向
する内側回行部から外れて落下することを確実に防止で
き、結球野菜を植栽状態に保持して確実に搬送すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す結球野菜収穫機の
側面図である。
【図2】同上搬入口調整手段の分解斜視図である。
【図3】同上搬入口調整手段を備えた搬送装置の前側部
の拡大平面図である。
【図4】同上搬送装置の後側部の拡大平面図である。
【図5】同上結球野菜収穫機の説明平面図である。
【図6】同上搬入口調整手段の一部を切欠した側面図で
ある。
【図7】同上搬入口調整手段の作動状態を示す説明平面
図である。
【図8】同上挟持コンベヤの拡大正面図である。
【図9】同上搬送装置及び切断装置を持ち上げた状態の
結球野菜収穫機の側面図である。
【図10】同上結球野菜収穫機の仕上げ作業部の斜視図
である。
【図11】同上切断装置の分解斜視図である。
【図12】同上切断装置の一部の拡大側面図である。
【図13】同上切断装置の一部の拡大平面図である。
【図14】同上切断装置の一部の拡大断面図である。
【図15】同上切断装置のガイドホイル調整手段の断面
図である。
【図16】同上切断装置の附勢手段の断面図である。
【符号の説明】
1 走行車体 24 搬送装置 25 挟持コンベヤ 26 載置コンベヤ 33 内側回行部 35 無端回行体 36 後側折返し部 37 後側案内体 38 前側折返し部 39 前側案内体 40 テンション体 42 搬入口 43 搬入口調整手段 45 係合突条 51,98,110 プーリー 52,99,111 係合溝 61 固定基板 62 調整板 63 支持アーム 64,66 スプリング 65 テンションアーム 67 軸支部 68 固定部 71 支軸 72 調整孔 73 固定ピン 74 係合突起部 118 無端回行帯 138 切断装置 139 カッター A 結球野菜 B 結球野菜の根部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 智彦 埼玉県大宮市日進町一丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 金井 芳秀 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 伊藤 宰 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 加藤 啓造 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 宮本 一正 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内 (72)発明者 遠山 信一 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内 (72)発明者 平本 実 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体と、この走行車体の前方に設け
    られ圃場に植栽された結球野菜を植栽状態でこの結球野
    菜の根部を切断するカッターを有する切断装置と、この
    切断装置のカッターにて根部を切断された結球野菜を植
    栽状態で搬送する搬送装置と、を具備し、 前記搬送装置は、前記結球野菜を植栽状態に挟持して後
    方に向かって搬送する挟持コンベヤを有し、 前記挟持コンベヤは、 互いに反対方向に向かって回行自在に設けられ対向する
    内側回行部にて前記結球野菜を植栽状態に挟持して搬送
    する一対の無端回行体と、 この一対の無端回行体の後側折返し部をそれぞれ係合し
    てこの後側折返し部を案内する回転自在の後側案内体
    と、 前記一対の無端回行体の前側折返し部をそれぞれ係合し
    てこの前側折返し部を案内する回転自在の前側案内体及
    びこの前側案内体の内側後方に離間位置してそれぞれの
    無端回行体の内側回行部を挟持方向に向かって附勢して
    案内する回転自在のテンション体を有する搬入口調整手
    段とを備え、 前記搬入口調整手段は、前記前側案内体とテンション体
    との間を移動する対向した前記無端回行体の内側回行部
    にて前方に向かって拡開した結球野菜の搬入口を形成
    し、かつ、前記前側案内体とテンション体とを移動して
    前記搬入口を拡縮調整可能にした、 ことを特徴とする結球野菜収穫機。
  2. 【請求項2】 搬入口調整手段は、固定基板と、この固
    定基板に左右方向に回動自在に設けられ選択された位置
    で前記固定基板に固定される調整板と、この調整板に設
    けられ前端部に前側案内体を回転自在に軸架した支持ア
    ームと、この支持アームに回動自在に設けられ前端部に
    テンション体を回転自在に軸架したテンションアーム
    と、このテンションアームを附勢しテンション体を無端
    回行体の内側回行部に常時係合させるスプリングと、を
    有する、 ことを特徴とする請求項1記載の結球野菜収穫機。
  3. 【請求項3】 固定基板は、調整板を回動自在に軸支し
    た軸支部と、この軸支部に離間位置して設けられ前記調
    整板を選択した位置に固定する固定部と、を有し、前記
    調整板は、前記固定基板の軸支部に回動自在に軸支され
    る上下方向の支軸と、この支軸に離間位置して形成され
    前記固定基板の固定部に連通する複数の調整孔と、この
    複数の調整孔から選択した1つの調整孔から前記固定基
    板の固定部に嵌合する固定ピンと、を有する、 ことを特徴とする請求項2記載の結球野菜収穫機。
  4. 【請求項4】 調整板は、両側部に相対して突設され支
    持アームの後端部を介在した係合突起部と、この両側部
    の係合突起部に離間して突設され前記支持アームを左右
    方向に回動自在に軸支した上下方向の支軸と、この支軸
    を中心に前記一方側の係合突起部に前記支持アームの後
    端部を係合させる方向にこの支持アームを附勢するスプ
    リングと、を有する、 ことを特徴とする請求項2または3記載の結球野菜収穫
    機。
  5. 【請求項5】 前側案内体、テンション体及び後側案内
    体は、外周面に開口した係合溝を有するプーリーにてそ
    れぞれ形成し、無端回行体は、内周面に前記プーリーの
    係合溝に係合する無端の係合突条を有する、 ことを特徴とする請求項1または2記載の結球野菜収穫
    機。
  6. 【請求項6】 搬送装置は、挟持コンベヤの一対の無端
    回行体の対向する内側回行部間の下方に位置して後方に
    向かって回行自在に設けられ前記一対の無端回行体にて
    植栽状態で搬送される結球野菜の下端部を載置して搬送
    し前記一対の無端回行体の内側回行部と同方向に回行さ
    れる無端回行帯を有する載置コンベヤを備えている、 ことを特徴とする請求項1記載の結球野菜収穫機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109451958A (zh) * 2018-11-06 2019-03-12 常州汉森机械股份有限公司 自动偏摆的割草装置以及割草机
CN112020989A (zh) * 2020-08-05 2020-12-04 四川老李科技有限公司 麦冬摘果切苗机

Cited By (3)

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