JPH11225057A - 光電センサ - Google Patents

光電センサ

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JPH11225057A
JPH11225057A JP2713898A JP2713898A JPH11225057A JP H11225057 A JPH11225057 A JP H11225057A JP 2713898 A JP2713898 A JP 2713898A JP 2713898 A JP2713898 A JP 2713898A JP H11225057 A JPH11225057 A JP H11225057A
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light
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JP2713898A
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English (en)
Inventor
Seiji Imai
清司 今井
Takashi Kamei
隆 亀井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電センサにおいて閾値設定の操作を簡略化
できるようにすること。 【解決手段】 動作モードと感度設定モードをモード切
換スイッチにより切換える。モード切換スイッチを感度
設定モードから動作モードに設定した際に、そのときの
受光レベルに基づいて閾値を設定する。こうすればティ
ーチングスイッチを用いることなく適切な閾値を設定す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感度の設定方法に特
徴を有する光電センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光電センサにあってはセンサの設置時に
投光スポットを測定対象に合わせて設置位置を決定して
いる。しかし微量な光量差を検出する用途の場合には、
その位置調整と共に閾値レベルを正確に設定することが
必要となる。従来の光電センサにおいて感度設定方法と
しては、モード切換スイッチを用いて感度設定モードと
してから、光電センサの前方に被検知物体であるワーク
を配置し、又は配置しない状態で1回ティーチングスイ
ッチをオンとし、受光レベルの上下に2つの仮の閾値を
設定し、ワークのある状態で通過による受光レベルの変
化からいずれか一方をこれより低い状態で真の閾値とし
て設定する方法(以下、一点ティーチングという)が提
案されている(特開平7−221623号)。又ワークの有り
及びワークの無しでいずれもティーチングを行い、この
受光レベルの中間値に正式の閾値を設定する方法(以
下、二点ティーチングという)も提案されている(実用
新案第2515903号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の感度設定方法によれば、一旦感度設定モードに
設定し、1回又は2回ティーチングスイッチを投入した
後ティーチングを終え、通常の動作モードに切換える必
要があり、操作が手間がかかるという欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、感度調整時の操作を容易と
し、容易に感度を設定できるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、投光素子を有し、光を投光する投光部と、検知領域
を介して前記投光部から照射される光を受光する受光部
と、前記受光部より得られる受光レベルに基づく特徴量
を所定の閾値で弁別することにより外部の物理状態を判
別する信号処理手段と、感度設定モードか否かを切換え
るモード切換スイッチ手段と、前記モード切換スイッチ
手段により感度設定モードから他のモードへの切換えら
れた時点又は切換える時点以降の所定期間の受光レベル
に基づいて閾値を設定する感度設定手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明は、請求項1の光電
センサにおいて、前記感度設定手段は、モード切換えの
タイミングでの受光レベルより所定値高いレベル及び低
いレベルに第1,第2の仮閾値を設定し、物理状態の変
化による受光レベルの変化に基づいていずれか一方の仮
閾値を前記信号処理手段の閾値として設定することを特
徴とするものである。
【0007】本願の請求項3の発明は、投光素子を有
し、光を投光する投光部と、検知領域を介して前記投光
部から照射される光を受光する受光部と、前記受光部よ
り得られる受光レベルに基づく特徴量を所定の閾値で弁
別することにより外部の物理状態を判別する信号処理手
段と、感度設定モードか否かを切換えるモード切換スイ
ッチ手段と、感度設定のタイミングを入力するティーチ
ングスイッチ手段と、前記モード切換スイッチ手段によ
り感度設定モードから他のモードへの切換えられた時点
又は切換時点以降の所定期間の受光レベルに基づいて閾
値を設定する第1の感度設定手段と、感度設定モードに
おいて2回のティーチングスイッチ手段の投入があった
ときにその投入時点の受光レベル間に感度を設定する第
2の感度設定手段と、感度設定モードにおいて所定時間
連続してティーチングスイッチ手段が投入されたときに
規定の閾値を設定する第3の感度設定手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項4の発明は、請求項3の光電
センサにおいて、前記第1の感度設定手段は、モード切
換えのタイミングでの受光レベルより所定値高いレベル
及び低いレベルに第1,第2の仮閾値を設定し、物理状
態の変化による受光レベルの変化に基づいていずれか一
方の仮閾値を前記信号処理手段の閾値として設定するも
のであることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
による光電センサの全体構成を示すブロック図である。
本図において投光回路2はマイクロコンピュータ1から
投光パルスが与えられ、この投光パルスに応じて投光素
子3を駆動するものである。投光素子3から物体検知領
域に照射された光の一部は、物体の有無やその表面状態
等によって異なったレベルの光となってフォトダイオー
ド等の受光素子4に入射する。受光回路5は受光量を受
光信号に変換するものであって、その出力はアンプ部6
を介してマイクロコンピュータ1に与えられる。マイク
ロコンピュータ1内の投光処理部1aは通常の物体検知
時には後述するように一定のタイミングで投光パルスを
発生し、光軸調整や投光スポット確認時にはこれよりも
光量を増加させるように投光パルスを発生し、投光回路
2に出力するものである。又A/D変換部1bはアンプ
部6から与えられる受光信号をA/D変換し、判定処理
部1c又は感度設定部1dに出力するものである。判定
処理部1cは動作モード(RUNモード)でA/D変換
値に基づいて所定の閾値から外部の物理状態、即ち物体
の有無等を判定する信号処理手段であり、その判定出力
を出力処理部1eを介して出力部7に出力するものであ
る。又判定処理部1cの出力は表示処理部1fにも与え
られる。表示処理部1fは入光レベル,閾値や物体検知
の有無を表示するための処理を行うものであり、表示信
号を表示部8に出力する。又感度設定部1dは感度設定
モードの切換時のタイミングでの受光レベルに基づいて
閾値を決定するものであり、感度設定モードでの受光状
態が表示処理部1fを介して表示部8に表示されるよう
に構成されている。入力部9は動作モードや出力モード
を切換えると共にティーチング信号を入力するものであ
る。
【0010】ここで投光素子3,受光素子4は光学系を
介して直接物体検知領域に投光し、又は受光するように
構成し、反射型又は透過型の光電センサを構成してもよ
く、図示しない光ファイバを介して投光素子3からの光
を物体検知領域に導き、これと対向するように受光用光
ファイバを配置して光ファイバ式の透過型光電センサと
してもよい。更に投受光用光ファイバを物体検知領域に
向けて光ファイバ式の反射型光電センサとすることもで
きる。
【0011】図2(a)はこの光電センサのパネル面を
示す図である。この実施の形態による光電センサのパネ
ル面には、表示部8として受光レベルを表示する複数の
表示素子である発光ダイオード(LED)から成るレベ
ル表示部8aが設けられ、各レベルの中間部に設定され
た閾値を表示する閾値表示部8bのLEDが設けられて
いる。又その上部には物体検知状態で出力をオン状態と
したときに点灯する出力用の表示素子8cが設けられ
る。一方入力部9には、動作モード(RUNモード)と
感度設定モード(TEACHモード)とを切換えるモー
ド切換スイッチ9aが設けられている。本実施の形態で
は感度設定モードにおいて光電センサの投光スポット位
置の確認や光軸調整を行うものとし、感度設定モードは
同時に投光スポット確認モードともなっている。又入力
部9には出力モードをライトオンとダークオンとに切換
える出力モード切換スイッチ9bが設けられる。
【0012】次に本実施の形態の動作についてタイムチ
ャート及びフローチャートを参照しつつ説明する。図3
は動作モードでのマイクロコンピュータ1の処理を示す
フローチャートである。動作を開始するとまずステップ
S1において動作モード(RUNモード)かどうかをチ
ェックする。モード切換スイッチ9aが「RUN」側に
あればステップS2に進んで投光処理を行い、図4
(a)に示すように一定の周期で投光パルスを発生す
る。この投光パルスはT1、例えば5μSのみHレベル
(投光)とし、T2、例えば125μSの間Lレベル
(投光停止)とし、このときのデューティ比を第1のデ
ューティ比とする。この投光パルスは投光回路2に与え
られ、T1の間のみ前述した投光素子3が駆動される。
受光素子4はこの光を物体検知領域を介して受光する
と、受光回路5及びアンプ部6を介してマイクロコンピ
ュータ1に入力する。マイクロコンピュータ1ではA/
D変換部1bで図4のステップS3に示すようにA/D
変換処理を行う。次いでステップS4において判定処理
部1cによってオンオフの判定処理を行う。そしてステ
ップS5において判定結果に基づいて表示処理及び出力
処理が行われる。出力処理部1eでは物体の有無等の判
別信号等が出力部7を介して外部に出力される。又表示
処理部1fでは受光レベルをレベル表示部8aに、閾値
を閾値表示部8bに表示するように表示部8に出力を出
す。又物体の検出時には、物体検出用の表示素子8cが
点灯するように表示部8に出力を出す。
【0013】閾値表示部8bはそのとき設定されている
閾値のレベルを表示するもので、通常中間の位置の素子
を点灯させており、その上下一定範囲内の受光があれば
レベル表示部8aにレベル表示される。そして受光レベ
ルが閾値を越えた場合には物体検知信号が出力され、表
示素子8cが点灯する。透過型光電センサにあっては受
光レベルの反転値がレベル表示され、遮光レベルが高く
閾値を越えれば物体検知信号が点灯する。
【0014】次に光軸の調整時には、まず入力部9のモ
ード切換スイッチ9aを「TEACH」側と切換える。
こうすれば図5に示すように感度設定モードでの処理が
開始される。感度設定モードではまずステップS11,
S12においてバースト投光,無投光の期間かどうかを
判別する。バースト投光期間であればステップS11よ
りステップS13に進んで、動作モードのデューティ比
より十分大きいデューティ比のバースト投光の投光パル
スを発生させる。無投光期間であればステップS12よ
りステップS14に進んで無投光の処理を行う。又これ
らのいずれの投光期間でもなければサンプリング投光期
間であるので、一定時間サンプリング投光処理を行う
(ステップS15)。こうしてバースト投光,無投光及
びサンプリング投光期間を繰り返す投光パルスを発生す
る。図4(b),(c)はこの感度設定モードでの投光
パルスであり、図4(b)は図4(a)と同一の時間ス
ケールで示し、図4(c)はこれより時間軸を縮小して
同一の投光パルスを示している。図4(b)に示すよう
にバースト投光期間T5ではT3の投光、T3′の投光
停止を夫々例えば125μSとしてデューティ50%で
バースト投光を行う。これに続く無投光期間T6では投
光パルスをLレベルに保って投光を停止する。そして無
投光期間の後、動作モードの第1のデューティ比よりも
小さいデューティ比のサンプリング投光期間T7を設け
る。サンプリング投光期間T7は例えば投光時間が動作
モードと同一のT1(5μS)とし、停止期間をT2よ
り十分長い時間T4、例えば1250μSとする。
【0015】この3つの期間T5,T6,T7を繰り返
すことにより全体として図4(c)に示すような投光パ
ルスを発生させる。バースト投光期間T5は通常の投光
時よりも十分大きいデューティ比とするため明るくな
り、このとき投光スポットが十分確認できる程度の時
間、例えば200mSとする。又バースト投光期間T5
はデューティ比を大きくしているため、使用者の目視感
覚としては、図4(d)に示すように連続して明るく認
識され、次の無投光期間T6、及びサンプリング投光期
間T7では暗く認識される。
【0016】このような投光が繰り返されるため、反射
型光電センサの場合には図7(a)に示すように、検出
すべき物体に対して投受光部又は投受光部に接続されて
いるファイバユニットのヘッド部を所定の位置に配置し
たり、投光スポットを正確に調整することができる。透
過型の光電センサの場合も投光部から明るいスポット光
が受光部側に照射されるため、投受光部の光軸調整を比
較的容易に行うことができる。
【0017】ここで感度設定モードにおけるサンプリン
グ投光期間では、ステップS16において投光パルスに
応じて信号が得られる毎に受光レベルの表示処理を行
う。受光レベルの表示処理は図3に示す受光レベル用の
表示素子8aをそのままレベル表示とし、閾値表示用の
表示素子8bをピーク値表示とする。従って光軸を調整
する際にピーク値が最大となるレベルに配置すればよ
い。そしてピーク値から所定幅低下した範囲内では動作
表示灯を点灯させるようにすれば現在ピーク値に近接し
ていることが認識でき、光軸調整が容易に行えることと
なる。
【0018】そしてステップS17において動作モード
に切換えられたかどうかをチェックし、動作モードに切
換えられていなければステップS18において一定時間
T8、例えば10分間が経過したかどうかをチェックす
る。図4(c)に示すようなバースト投光と無投光,サ
ンプリング投光とを繰り返していても、徐々に投光回路
2の温度が上昇するため、一定時間T8が経過していな
ければステップS11に戻って同様の処理を繰り返す。
一定時間T8を経過していればバースト投光を行わない
ようにし、ステップS15に戻ってサンプリング投光の
みを繰り返す。こうすればT8以後は投光スポットの確
認はできないが、受光レベルの表示やティーチングが行
える。
【0019】さてステップS17において動作モードに
切換えられれば、ステップS19に進んで一点ティーチ
処理を行う。図6はこの一点ティーチ処理の詳細な動作
を示すフローチャートである。一点ティーチ処理ではま
ずステップS31において動作モードと同一の第1のデ
ューティ比で投光パルスを出力し、投光素子3を駆動す
る。そしてそのとき得られる受光レベルの上下の所定
値、例えば+10%及び−10%のレベルに、第1の仮
閾値Vth1 及び第2の仮閾値Vth2 を設定する(ステッ
プS32)。そしてステップS33に進んで第1のデュ
ーティ比の投光パルスの出力を継続し、受光回路5より
仮閾値Vth1 以上の受光出力又は仮閾値Vth2 以下の受
光出力が得られるかどうかをチェックする(ステップS
34,35)。図7(a)に示すように検出物体を接近
させた状態でモード切換スイッチ9aを「TEACH」
から「RUN」に切換えた場合には、その時点の受光レ
ベルは高いため、Vth1 ,Vth2 のレベルも高く、物体
が検知領域から外れると受光レベルが低下して仮閾値V
th2 以下となる。従ってステップS36においてVth2
を閾値Vthとする。又図7(b)に示すように物体が接
近していない状態でモード切換スイッチ9aを「TEA
CH」から「RUN」に切換えると、次に物体が到来し
たときに仮閾値Vth1 以上の受光レベルが得られる。従
ってステップS34よりステップS37に進んで仮閾値
Vth1 を真の閾値Vthとする。こうして一点ティーチ処
理を終えた後、図5のステップS20より動作モードに
戻って図3に示す処理を続ける。こうすればティーチン
グのタイミングを設定するためにティーチング用押しボ
タンスイッチを用いることなく、操作を容易にしつつ適
切な閾値を設定することができる。
【0020】尚この実施の形態による一点ティーチング
では、モードが切換えられた時点での受光レベルから閾
値を設定するようにしているが、モード切換え後一定時
間の間、検知領域にワークを通過させ、そのときの受光
レベルの変化から閾値を設定するようにしてもよい。
【0021】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図8は第2の実施の形態による光電センサのブ
ロック図であり、前述した第1の実施の形態と同一部分
は同一符号を付して詳細な説明を省略する。この実施の
形態では前述したようにモード切換スイッチが動作モー
ドとなったタイミングで自動的に一点ティーチング(オ
ートティーチング)をする第1の感度設定部1dに加え
て、ティーチングスイッチの2回の投入時により二点テ
ィーチングをする第2の感度設定部1g、及びティーチ
ングスイッチの連続した投入により最大感度に設定する
第3の感度設定部1h、ティーチングスイッチを用いて
一点ティーチングをする第4の感度設定部1iを有して
いる。その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様
であるので詳細な説明を省略する。
【0022】又第2の実施の形態による光電センサは、
図2(b)に示すようにモード切換スイッチ9a,出力
モード切換スイッチ9bに加えて押ボタン型のティーチ
ングスイッチ9cを用いている。この実施の形態による
光電センサはティーチングスイッチ9cを用いつつティ
ーチング時の操作を簡単にすると共に、前述したオート
ティーチング,二点ティーチング,最大感度設定及び一
点ティーチングとを選択的に行えるようにしたものであ
る。
【0023】次にこの実施の形態による光電センサのテ
ィーチングモードでの処理についてフローチャートを参
照しつつ説明する。図9はこの実施の形態による光電セ
ンサの感度設定モードでの処理を示すフローチャートで
あり、図5に示すフローチャートと同一部分は同一符号
を付して詳細な説明を省略する。この実施の形態による
光電センサはステップS18までの処理は同一であり、
ステップS16による受光レベルの表示処理を終えると
ステップS41に進んで、ティーチングスイッチ9cの
入力があるかどうかを判別する。ティーチング入力がな
ければステップS17に進んで前述した第1の実施の形
態と同様の処理を繰り返す。ティーチング入力があれば
ステップS42に進んで閾値設定/選択処理を行う。
【0024】図10はこの閾値設定/選択処理を示すフ
ローチャートである。この処理が開始されると、まずス
テップS51においてティーチングスイッチ9cの投入
を計数するためのカウンタに1を加算する。そしてステ
ップS51において連続してティーチングスイッチ9c
が投入されている所定時間T9を例えば3秒間とし、そ
の時間が経過しているかどうかを判別する。連続してT
9以上ティーチングスイッチ9cがオン状態であれば、
ステップS53に進んで閾値を所定値、例えば最小レベ
ルに設定して処理を終える。又時間T9が経過していな
ければ、ステップS54に進んでカウンタが奇数かどう
かを判別する。最初のティーチングスイッチ9cの投入
ではこのカウンタが1であるため、ステップS55に進
んで第1のデューティ比で投光パルスを出力し、そのと
きの受光レベルV1を認識する。この状態では一点ティ
ーチングによるスイッチ投入か、二点ティーチングの1
回目のスイッチ投入かが判別できないため、ステップS
56において受光レベルをV1と認識し、更にステップ
S57において前述したように仮閾値Vth1,Vth2を設
定して処理を終える。次いでステップS17に戻って動
作モードに切換えられたかどうかをチェックし、切換え
られていなければステップS18に戻って同様の処理を
繰り返す。
【0025】又動作モードに切換えられる前にティーチ
ングスイッチ9cが2回投入されると、ステップS42
内の処理においてカウンタが2となる。従ってステップ
S54よりステップS58に進んで第1のデューティ比
の投光パルスを出力する。そしてステップS59に進ん
でそのときの受光レベルV2を認識して保持する。次い
でステップS60に進んで受光レベルV1,V2の中間
値に閾値を設定して処理を終える。ティーチングスイッ
チが2回又は偶数回オン状態となれば、通常の二点ティ
ーチングであるため、次に動作モードに切換えられれば
そのまま設定された閾値を用いて物体の有無等の判別処
理を行う。
【0026】そしてステップS17において動作モード
に切換えられた場合にはステップ43において閾値決定
処理を行う。ステップS43の閾値決定処理は図11に
示すように、処理を開始するとまずステップS61にお
いて既に感度が設定されているかどうかをチェックす
る。ステップS53で最小閾値、即ち最大感度に設定さ
れている場合及び前述した二点ティーチングで既に閾値
が設定されている場合には、ステップS71に進んでカ
ウンタをクリアして処理を終える。感度設定済みでなけ
ればステップS62に進んでカウンタが「0」かどうか
を判断し、「0」であればステップS63,S64にお
いて前述した第1の実施の形態と同様に、第1のデュー
ティ比の投光パルスを出力し、そのとき得られる受光レ
ベルに基づいて仮閾値Vth1,Vth2 の設定を行う。そし
てステップS64に進んでカウンタが奇数かどうかをチ
ェックする。カウンタが奇数、例えば1に設定されてい
れば、前述したステップS57で一点ティーチングの仮
閾値が設定された状態であるため、ステップS66に進
んで第1のデューティ比で投光パルスを出力する。そし
てステップS66〜70においてステップS33〜37
と同様に、以後の受光レベルによって仮閾値のいずれか
一方を選択する処理を行う。そして選択処理を終えた後
ステップS71に進んでカウンタをクリアして処理を終
える。ステップS65においてカウンタが偶数である場
合には、ステップS71に進んでカウンタをクリアして
処理を終える。こうすればティーチングスイッチを用い
るが、ティーチングスイッチをオン状態とすることなく
モード切換スイッチ9aを動作モードに切換えると、ス
テップS62〜70においてそのタイミングで自動的に
一点ティーチング(オーストティーチング)処理が行わ
れる。又ティーチングスイッチを用いて一点ティーチン
グ,二点ティーチングや最大感度設定のいずれをも行う
ことができる。ここでマイクロコンピュータ1はステッ
プS62〜70においてティーチングスイッチの投入が
なく、動作モードに切換えられたときにその切換えのタ
イミングの受光レベルに基づいて閾値を設定する第1の
感度設定手段の機能を達成しており、マイクロコンピュ
ータ1はステップS54〜60において2回のティーチ
ングスイッチの投入時にその中間値に閾値を設定する二
点ティーチングを行う第2の感度設定手段を構成してい
る。更にステップS52,53において感度を所定値に
設定する第3の感度設定手段の機能を達成しており、マ
イクロコンピュータ1はステップS54〜57,ステッ
プS65〜70において1回のティーチングスイッチの
投入後にモードが切換えられたときに一点ティーチング
処理を行う第4の感度設定手段の機能を達成している。
【0027】尚この実施の形態による一点ティーチング
では、モードが切換えられた時点での受光レベルから閾
値を設定するようにしているが、モード切換え後一定時
間の間、検知領域にワークを通過させ、そのときの受光
レベルの変化から閾値を設定するようにしてもよい。又
背景でティーチングボタンをオンとし、物体を検知すべ
き状態でティーチングスイッチをオンとして、物体を検
知する位置での閾値を設定する等、他のティーチングを
用いてもよい。
【0028】尚この実施の形態では物体の有無を検出す
る光電センサについて説明しているが、物体の物理状態
を検出する他の形式の光電センサに本発明を適用するこ
とができる。例えば反射光や透過光を分光し、物体に付
されたマークの色を検出するセンサや光源として複数の
波長を用いて波長毎に受光レベルを検出するカラーマー
クセンサ等に本発明を適用することができる。又光源と
なる投光素子の偏光方向をP偏光又はS偏光のみとし、
反射光をハーフミラーを介して偏光ビームスプリッタで
偏光成分毎に分光することにより、P偏光又はS偏光の
受光量の差又は比から検出物体の光沢度を検出する光電
センサに適用することもできる。更に所定の閾値でその
光沢度を弁別して光沢の有無や表面粗さ,凹凸状態,色
と光沢の組合せや塗装の有無等を検出する光電センサ等
にも、本発明を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜4の発明によれば、ティーチングのタイミングを投
入するスイッチを用いることなくモード切換スイッチを
動作モードに切換えるだけでその時点の受光レベルに基
づいて閾値を設定することができ、閾値設定時の操作を
大幅に簡略化することができる。又請求項3,4の発明
では、ティーチングスイッチを用いているが、このティ
ーチングスイッチを用いることなくモード切換スイッチ
を動作モードに切換えたときには、切換えたタイミング
で閾値を設定することができる。又ティーチングスイッ
チを用いて物体の有無を夫々二点としてティーチングを
行うことにより、二点ティーチングが行える。更にティ
ーチングスイッチを連続して所定時間オン状態としてお
くことによって、所定の感度に設定することもでき、閾
値設定時の自由度を大幅に大きくすることができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光電センサの
全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1,第2の実施の形態による光電セ
ンサのパネル面を示す図である。
【図3】動作モードでのマイクロコンピュータの処理を
示すフローチャートである。
【図4】動作モード及び感度設定モードでの投光パルス
を示すタイムチャートである。
【図5】第1の実施の形態による光電センサの感度設定
モードでの処理を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態による光電センサの一点ティ
ーチ処理を示すフローチャートである。
【図7】ティーチング処理におけるワークとの関係を示
す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による光電センサの
全体構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施の形態による光電センサの感度設定
モードでの処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態による光電センサの感度設
定モードでの閾値設定/選択処理を示すフローチャート
である。
【図11】第2の実施の形態による光電センサの感度設
定モードでの閾値決定処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 1a 投光処理部 1b A/D変換部 1c 判定処理部 1d 感度設定部 1e 出力処理部 1f 表示処理部 1g 第1の感度設定部 1h 第2の感度設定部 1i 第3の感度設定部 1j 第4の感度設定部 2 投光回路 3 投光素子 4 受光素子 5 受光回路 6 アンプ部 7 出力部 8 表示部 8a レベル表示部 8b 閾値表示部 8c 出力表示素子 9 入力部 9a モード切換スイッチ 9b 出力モード切換スイッチ 9c ティーチングスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光素子を有し、光を投光する投光部
    と、 検知領域を介して前記投光部から照射される光を受光す
    る受光部と、 前記受光部より得られる受光レベルに基づく特徴量を所
    定の閾値で弁別することにより外部の物理状態を判別す
    る信号処理手段と、 感度設定モードか否かを切換えるモード切換スイッチ手
    段と、 前記モード切換スイッチ手段により感度設定モードから
    他のモードへの切換えられた時点又は切換時点以降の所
    定期間の受光レベルに基づいて閾値を設定する感度設定
    手段と、を有することを特徴とする光電センサ。
  2. 【請求項2】 前記感度設定手段は、モード切換えのタ
    イミングでの受光レベルより所定値高いレベル及び低い
    レベルに第1,第2の仮閾値を設定し、物理状態の変化
    による受光レベルの変化に基づいていずれか一方の仮閾
    値を前記信号処理手段の閾値として設定するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の光電センサ。
  3. 【請求項3】 投光素子を有し、光を投光する投光部
    と、 検知領域を介して前記投光部から照射される光を受光す
    る受光部と、 前記受光部より得られる受光レベルに基づく特徴量を所
    定の閾値で弁別することにより外部の物理状態を判別す
    る信号処理手段と、 感度設定モードか否かを切換えるモード切換スイッチ手
    段と、 感度設定のタイミングを入力するティーチングスイッチ
    手段と、 前記モード切換スイッチ手段により感度設定モードから
    他のモードへの切換えられた時点又は切換時点以降の所
    定期間の受光レベルに基づいて閾値を設定する第1の感
    度設定手段と、 感度設定モードにおいて2回のティーチングスイッチ手
    段の投入があったときにその投入時点の受光レベル間に
    感度を設定する第2の感度設定手段と、 感度設定モードにおいて所定時間連続してティーチング
    スイッチ手段が投入されたときに規定の閾値を設定する
    第3の感度設定手段と、を具備することを特徴とする光
    電センサ。
  4. 【請求項4】 前記第1の感度設定手段は、 モード切換えのタイミングでの受光レベルより所定値高
    いレベル及び低いレベルに第1,第2の仮閾値を設定
    し、物理状態の変化による受光レベルの変化に基づいて
    いずれか一方の仮閾値を前記信号処理手段の閾値として
    設定するものであることを特徴とする請求項3記載の光
    電センサ。
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