JPH11224336A - 画像検出装置 - Google Patents

画像検出装置

Info

Publication number
JPH11224336A
JPH11224336A JP10023293A JP2329398A JPH11224336A JP H11224336 A JPH11224336 A JP H11224336A JP 10023293 A JP10023293 A JP 10023293A JP 2329398 A JP2329398 A JP 2329398A JP H11224336 A JPH11224336 A JP H11224336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel size
detector
stage
image detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10023293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4083854B2 (ja
Inventor
Toshifumi Honda
敏文 本田
Hisae Yamamura
久恵 山村
Hideaki Sasazawa
秀明 笹沢
Takanori Ninomiya
隆典 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP02329398A priority Critical patent/JP4083854B2/ja
Publication of JPH11224336A publication Critical patent/JPH11224336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4083854B2 publication Critical patent/JP4083854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】異種、複数の各検出対象要素または各検出対象
パターンについて画像検出器から必要最大限の解像度を
確保しつつ短時間で画像信号を検出することができる画
像検出装置を提供する。 【解決手段】配線基板実装構造体101等の被検出対象
を画像検出器105が、検出可能な線状の区間幅をもっ
て分割した複数の検出領域毎に画像信号を抽出し、当信
号のY方向の画素サイズを演算手段により決定し、当画
素サイズに対応するYステージ102の移動速度を算出
し、これに基づいてコントロール手段103がYステー
ジの移動を制御する。一方、前記演算手段によって決定
された画像検出領域毎のY方向の画素サイズに対応する
時間間隔の同期信号を生成し、該生成された同期信号で
前記画像検出器から画像信号をサンプリングして抽出す
る同期信号生成手段106とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば種類の異な
る複数の電子部品を配設し、該各電子部品の電極をはん
だ付けして実装された配線基板実装構造体等からなる被
画像検出対象に対して、はんだ付け部のはんだ付けの状
態等の外観検査をする装置等のような、被画像検出対象
から画像信号を検出しその画像信号を処理して被画像検
出対象の状態を判断する画像検出装置に関し、特に高速
に画像信号を検出し、短いタクトタイムで状態の判定を
可能にする画像検出装置および外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号を検出し、その画像を処理して
検出対象の状態を判断する装置としては、たとえば“T
oshifumi Honda、 Automated
Visual Inspection Algori
thm for SolderJoint of Su
rface Mount Devices Based
on Three−Dimensional Shap
e Analysis、 MVA96”(従来技術1)
に記載されているように、ポリゴンミラーを回転させて
レーザビームを走査しx方向の線状の画像データを検出
し、走査方向と鉛直なY方向に検査対象を移動させ、前
記線状の画像データを蓄積して2次元画像を検出し、画
像処理を行うことではんだ付部の検査を行う装置が知ら
れている。
【0003】また、特開平5−249047号公報(従
来技術2)には、被検査対象に光を照射する光源と、前
記被検査対象上に前記光を走査させる光走査手段と、前
記被検査対象を移動させる移動手段と、前記被検査対象
からの反射光の位置を検出する光検出手段と、該光検出
手段によって検出された反射光の位置に基づいて前記被
検査対象の配線パターンを認識し、かつ前記被検査パタ
ーンの検査に係る画像処理をする画像処理手段を具備す
るパターン検査装置において、検査パターンの密度を検
出する検査パターン密度検出手段と、該検査パターン密
度検出手段で検出された検査パターンの密度に基づいて
前記移動手段による前記被検査対象の移動速度を調整す
る移動速度調整手段とを設け、画像処理手段の画像処理
能力の範囲内で被検査対象を移動制御することができ、
その結果、パターン検査の信頼性を向上させることが記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、プリ
ント基板上には0.3mmのリードピッチのQFPのよ
うに電極部が極めて微細なものから部品サイズが3.2
mm×2.6mmのチップ部品のように電極部が大きな
ものまで様々なものがはんだ付けされて実装される。従
来技術1では、このような被画像検出対象に対して、も
っとも微細なものを検出するのに必要な解像度をもとに
検査する検出解像度を決定していたため、サイズが大き
く、粗い解像度での検出でもかまわないものも高い解像
度で検出することになり、この結果、画像信号の検出時
間の増大が発生していた。また、従来技術2において
は、被画像検出対象を移動させる移動手段の速度を制御
することによって微細なパターンについては画像検出器
から画素サイズを小さくした画像信号を検出し、粗いパ
ターンについては画像検出器から画素サイズを大きくし
た画像信号を検出する点について考慮されていない。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
種類の異なる複数の検出対象要素または検出パターンを
配設または形成して構成された被画像検出対象に対し
て、上記各検出対象要素または各検出対象パターンにつ
いて画像検出器から必要最大限の解像度を確保しつつ短
時間で画像信号を検出することができる画像検出装置を
提供することにある。また、本発明の他の目的は、種類
の異なる複数の検出対象要素または検出パターンを配設
または形成して構成された被画像検出対象に対して、上
記各検出対象要素または各検出対象パターンについて画
像検出器から必要最大限の解像度を確保しつつ短時間で
画像信号を検出して、各検出対象要素または各検出対象
パターンの欠陥または欠陥候補を見逃しすることなく高
速で検査できるようにした検査装置を提供することにあ
る。
【0006】また、本発明の他の目的は、種類の異なる
複数の電子部品を配設し、該複数の電子部品の電極をは
んだ付けして実装して構成された配線基板実装構造体に
対して、各電子部品のはんだ付け部について画像検出器
から必要最大限の解像度を確保しつつ短時間で画像信号
を検出して、はんだ付け部の欠陥または欠陥候補を見逃
しすることなく高速で検査できるようにした画像検出装
置または検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被画像検出対象に対してある線状の区間
の物理量を検出し、画像信号に変換する画像検出器と、
少なくとも、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検
出する線状の区間と直交する方向に移動させるYステー
ジと、前記画像検出器から得られる画像信号をデジタル
画像信号に変換するA/D変換器と、該A/D変換器か
ら得られるデジタル画像信号を格納する画像格納手段
と、該画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を読
み出して処理する画像処理手段と、前記被画像検出対象
を前記画像検出器が検出可能な線状の区間の幅をもつ複
数の画像検出領域に分割し、該分割された画像検出領域
毎に前記画像検出器から抽出される画像信号におけるY
方向の画素サイズを決定する演算手段と、該演算手段に
よって決定された画像検出領域毎のY方向の画素サイズ
に対応する前記Yステージの移動速度を算出し、該算出
されたYステージの移動速度に基づいて前記Yステージ
を駆動制御するコントロール手段と、前記演算手段によ
って決定された画像検出領域毎のY方向の画素サイズに
対応する時間間隔の同期信号を生成し、該生成された同
期信号で前記画像検出器から画像信号をサンプリングし
て抽出する同期信号生成手段とを備えたことを特徴とす
る画像検出装置である。
【0008】また、本発明は、被画像検出対象に対して
ある線状の区間の物理量を検出し、画像信号に変換する
画像検出器と、少なくとも、前記被画像検出対象を前記
画像検出器が検出する線状の区間と直交する方向に移動
させるYステージと、前記画像検出器から得られる画像
信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器と、該
A/D変換器から得られるデジタル画像信号を格納する
画像格納手段と、該画像格納手段に格納されたデジタル
画像信号を読み出して処理する画像処理手段と、前記被
画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な線状の区間
の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割された
画像検出領域毎に前記画像検出器から抽出される画像信
号におけるY方向の画素サイズを決定する演算手段と、
該演算手段によって決定された画像検出領域毎のY方向
の画素サイズに対応する前記Yステージの移動速度を算
出し、該算出されたYステージの移動速度に基づいて前
記Yステージを駆動制御するコントロール手段と、前記
コントロール手段において算出された画像検出領域毎の
Yステージの移動速度にほぼ反比例する時間間隔の同期
信号を生成し、該生成された同期信号で前記画像検出器
から画像信号をサンプリングして抽出する同期信号生成
手段とを備えたことを特徴とする画像検出装置である。
【0009】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、前記画像処理手段において処理する画像検出領域毎
のデジタル画像信号について、X方向の画素サイズをY
方向の画素サイズに調整させるX方向画素サイズ調整手
段を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、前記X方向画素サイズ調整手段を、前記画像格納手
段に格納されたデジタル画像信号を読み出してX方向に
ついて圧縮処理または伸長処理するように構成したこと
を特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な
線状の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該
分割された所望の画像検出領域について更に複数の画像
検出要素領域に細分割し、該細分割された画像検出要素
領域毎に前記画像検出器から抽出される画像信号におけ
るY方向の画素サイズを決定する演算手段と、前記所望
の画像検出領域において、前記演算手段によって決定さ
れた画像検出要素領域毎のY方向の画素サイズに対応す
る前記Yステージの移動速度を算出し、該算出されたY
ステージの移動速度に基づいて前記Yステージを駆動制
御するコントロール手段と、前記所望の画像検出領域に
おいて、前記演算手段によって決定された画像検出要素
領域毎のY方向の画素サイズに対応する時間間隔の同期
信号を生成し、該生成された同期信号で前記画像検出器
から画像信号をサンプリングして抽出する同期信号生成
手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な
線状の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該
分割された所望の画像検出領域について更に複数の画像
検出要素領域に分割し、該分割された画像検出要素領域
毎に前記画像検出器から抽出される画像信号におけるY
方向の画素サイズを決定する演算手段と、前記所望の画
像検出領域において、該演算手段によって決定された画
像検出要素領域毎のY方向の画素サイズに対応する前記
Yステージの移動速度を算出し、該算出されたYステー
ジの移動速度に基づいて前記Yステージを駆動制御する
コントロール手段と、前記所望の画像検出領域におい
て、前記コントロール手段において算出された画像検出
要素領域毎のYステージの移動速度にほぼ反比例する時
間間隔の同期信号を生成し、該生成された同期信号で前
記画像検出器から画像信号をサンプリングして抽出する
同期信号生成手段とを備えたことを特徴とする。また、
本発明は、前記画像検出装置において、前記画像処理手
段において処理する前記所望の画像検出領域における画
像検出要素領域毎のデジタル画像信号について、X方向
の画素サイズをY方向の画素サイズに調整させるX方向
画素サイズ調整手段を備えたことを特徴とする。また、
本発明は、前記画像検出装置において、前記X方向画素
サイズ調整手段を、前記画像格納手段に格納されたデジ
タル画像信号を読み出してX方向について圧縮処理また
は伸長処理するように構成したことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な
線状の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該
分割された所望の画像検出領域について更に複数の画像
検出要素領域に細分割し、前記分割された画像検出領域
毎および細分割された画像検出要素領域毎に前記画像検
出器から抽出される画像信号におけるY方向の画素サイ
ズを決定する演算手段と、該演算手段によって決定され
た画像検出領域毎および画像検出要素領域毎のY方向の
画素サイズに対応する前記Yステージの移動速度を算出
し、該算出されたYステージの移動速度に基づいて前記
Yステージを駆動制御するコントロール手段と、前記同
期信号発生手段から得られる同期信号を基にして、前記
演算手段によって決定された画像検出領域毎および画像
検出要素領域毎のY方向の画素サイズに対応する時間間
隔の同期信号を生成し、該生成された同期信号で前記画
像検出器から画像信号をサンプリングして抽出する同期
信号生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、被画像検出対象を画像検出器が検出可能な線状の区
間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割され
た所望の画像検出領域について更に複数の画像検出要素
領域に細分割し、前記分割された画像検出領域毎および
細分割された画像検出要素領域毎に前記画像検出器から
抽出される画像信号におけるY方向の画素サイズを決定
する演算手段と、該演算手段によって決定された画像検
出領域毎および画像検出要素領域毎のY方向の画素サイ
ズに対応する前記Yステージの移動速度を算出し、該算
出された画像検出領域毎および画像検出要素領域毎のY
ステージの移動速度に基づいて前記Yステージを駆動制
御するコントロール手段と、前記コントロール手段にお
いて算出されたYステージの移動速度にほぼ反比例する
時間間隔の同期信号を生成し、該生成された同期信号で
前記画像検出器から画像信号をサンプリングして抽出す
る同期信号生成手段とを備えたことを特徴とする。ま
た、本発明は、前記画像検出装置において、前記画像処
理手段において処理する前記画像検出領域毎および画像
検出要素領域毎のデジタル画像信号について、X方向の
画素サイズをY方向の画素サイズに調整させるX方向画
素サイズ調整手段を備えたことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、前記X方向画素サイズ調整手段を、前記画像格納手
段に格納されたデジタル画像信号を読み出してX方向に
ついて圧縮処理または伸長処理するように構成したこと
を特徴とする。また、本発明は、前記画像検出装置にお
いて、被画像検出対象を、種類の異なる複数の検出対象
要素または検出対象パターンを配設または形成して構成
し、前記種類の異なる各検出対象要素または各検出対象
パターンについて、配設または形成位置座標に対応させ
て前記画像処理手段で処理する画素サイズを記載したテ
ーブルを格納するテーブル格納手段を備えたことを特徴
とする。また、本発明は、前記画像検出装置において、
前記テーブル格納手段には、更に前記画像処理手段で処
理する処理パラメータを前記画素サイズに対応させて記
載したテーブルを格納することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、前記被画像検出対象を、種類の異なる複数の電子部
品を配設し、該各電子部品の電極をはんだ付けして実装
された配線基板実装構造体で構成し、前記画像処理手段
において、前記各電子部品のはんだ付け部のはんだ付け
欠陥または欠陥候補を検査するように構成したことを特
徴とする。また、本発明は、前記画像検出装置におい
て、予め画像検出器における画像信号としての出力値の
変動を、蓄積時間の変化あるいは検出特性の変化をもと
に求めておき、該蓄積時間の変化あるいは検出特性の変
化が生じた際、この蓄積時間の変化あるいは検出特性の
変化に応じて画像検出器における画像信号としての出力
値の増減を補正する検出値補正手段を備えたことを特徴
とする。
【0017】以上説明したように、前記構成によれば、
種類の異なる複数の検出対象要素または検出パターンを
配設または形成して構成された被画像検出対象に対し
て、上記各検出対象要素または各検出対象パターンにつ
いて画像検出器から必要最大限の解像度を確保しつつ短
時間で画像信号を検出することができる画像検出装置を
実現することができる。また、前記構成によれば、種類
の異なる複数の検出対象要素または検出パターンを配設
または形成して構成された被画像検出対象に対して、上
記各検出対象要素または各検出対象パターンについて画
像検出器から必要最大限の解像度を確保しつつ短時間で
画像信号を検出して、各検出対象要素または各検出対象
パターンの欠陥または欠陥候補を見逃しすることなく高
速で検査できるようにした検査装置を実現することがで
きる。また、前記構成によれば、種類の異なる複数の電
子部品をはんだ付けして実装して構成された配線基板実
装構造体に対して、各電子部品のはんだ付け部について
画像検出器から必要最大限の解像度を確保しつつ短時間
で画像信号を検出して、はんだ付け部の欠陥または欠陥
候補を見逃しすることなく高速で検査できるようにした
画像検出装置または検査装置を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1〜図9を用いて説明する。図1は本発明に係るプリン
ト基板上に実装された電子部品のはんだ付状態を検査す
る装置の一実施の形態の概略構成を示す図である。被画
像検出対象である検査対象の配線基板実装構造体101
は、Yステージ102上に保持される。Yステージ10
2は、演算手段であるCPUを内蔵したシーケンスコン
トローラ(コントロール手段)103により制御され
る。同期信号発生手段(エンコーダ)104は、Yステ
ージの移動量に応じてパルスを発生させるもの、即ち、
Yステージ102が一定距離移動する度に同期信号を発
生させるものである。イメージセンサ等で構成される画
像検出器105は、同期信号発生手段106から得られ
る同期信号305、306、307によってアクティブ
に作用してサンプリングされて、Yステージ102が移
動するY方向と直交するX方向の線状の1次元の画素列
からなる1次元の画像信号を検出するものである。この
画像検出器105から検出されるX方向の線状の1次元
画像信号は、同期信号305、306、307とYステ
ージ102の移動速度Vとの関係に応じてY方向の画素
サイズ(画素幅)が変化することになる。検出光学系1
20は、はんだ付け部から得られる反射光を集光させる
集光レンズ121と画像検出器105とによって構成さ
れる。なお、この検出光学系120には、上記画素幅の
最大のものより大きいスポット幅を有するスリット状の
照明光を照射する照明光学系(図示せず)が備えられて
いる。
【0019】同期信号生成手段106は、同期信号発生
手段(エンコーダ)104が発生するパルスに同期して
画像検出器105に対してサンプリングする同期信号を
与えるものである。メモリ(画像格納手段)107は、
画像検出器105により検出された1次元画像信号11
1を蓄積し、2次元の画素列からなる2次元画像信号と
するものである。画素サイズ一致手段108は、Xおよ
びY方向それぞれの画素サイズを一致させるように画素
サイズを修正(変更)させるものである。画像処理手段
109は、画素サイズ一致手段108により、Xおよび
Y方向それぞれの画素サイズを一致させた2次元の画像
信号からはんだ付け部の欠陥または欠陥候補を抽出する
ものである。110は、画像処理パラメータ蓄積手段で
ある。なお、シーケンスコントローラ(コンロール手
段)103、画像処理手段109、画像処理パラメータ
蓄積手段110、およびキーボードやマウスやネットワ
ーク等で構成された入力手段125は、例えばバス12
6によって接続されている。
【0020】従って、画素サイズ一致手段108は、メ
モリ107に蓄積された2次元画像信号のXおよびY方
向それぞれの画素サイズが一致するよう修正(変更)す
る。次に、画像処理手段109は、XおよびY方向それ
ぞれの画素サイズが一致するよう修正された2次元の画
素列からなる2次元画像信号に対して、画像処理パラメ
ータ蓄積手段110に蓄積された画像処理パラメータを
用いて画像処理をしてはんだ付け部の欠陥または欠陥候
補が抽出される。110にて処理する方法としては、た
とえば特願平8−300467号はんだ付検査装置の画
像処理・検査対象物形状検出手段と同様の方法が適用さ
れる。即ち、画素サイズ一致手段108によって、X方
向にも画素サイズを一致させた状態で出力される2次元
の画像信号から、画像処理手段109においてはんだ付
け部に対してウインドウを設定し、該設定されたウイン
ドウ内における高さ情報を抽出し、該高さ情報からはん
だの過不足を判定し、不足によるリードの浮きや過剰に
よるリード間の短絡等の欠陥や欠陥候補を抽出する。は
んだ付け部の高さ情報を抽出する方法としては、光切断
法や合焦点法がある。
【0021】光切断法の場合には、はんだ付け部に対し
てY方向の斜め方向からスリット光束を照射し、上方か
らこのスリット光束とYステージ102の走査とによる
2次元画像信号を画像検出器105によって検出するこ
とによって、はんだ付け部の光切断による高さ情報を示
す2次元の画像信号が得られる。はんだ付け部に対して
スリット光束をY方向の斜め方向から照射した場合、画
像検出器105は高さに応じてY方向にシフトした画像
信号を検出することになる。合焦点法の場合、最も焦点
が合った部分から焦点の合った特徴ある画像信号が得ら
れる。これによって、画像検出器105によって検出さ
れる画像信号からはんだ付け部の高さ情報を抽出するこ
とができる。
【0022】図2は、検査対象プリント板101への電
子部品の実装と画像スキャン単位を示している。検査対
象プリント板101上には、様々な部品が実装されてい
る。201はリードピッチが0.3mmのQFP、20
2は1.27mmピッチのSOP、203は部品サイズ
が3.2mm×2.6mmのチップ部品である。QFP
201は、電極部が微細であるため、そのはんだ付の良
否を正確に判定するためには小さい画素サイズでの画像
検出が必要であるが、SOP202の部品に関しては中
程度、チップ部品203に対しては粗い画素サイズでの
検出で正確な判定を行うことができる。イメージセンサ
等の画像検出器105が検出する線状の1次元画像は、
一般にプリント板の幅に比較して小さい。よって、Yス
テージ102が1回移動する毎に連続して検出される領
域は、204、205、206、207に示すように、
画像検出器101が検出可能な長さと等しい幅を持つ短
冊形の領域となる。ここで、204〜207に示すそれ
ぞれの領域において、同一のスピードでYステージ10
2を移動させるものとする。
【0023】ここで、2次元画像信号のY方向の画素サ
イズは、画像検出器105に対する検出タイミングとY
ステージ102のスピードVとの相関によって決定され
る。このため、Yステージ102のスピードが同一であ
る1つの画像検出領域において画素サイズは一定とな
る。よって、シーケンスコンロール103内の演算手段
であるCPU(図示せず)は、メモリ110に格納され
たはんだ付部位置テーブルデータ401と画像検出器1
01が検出可能なX方向の長さとに基づいて、1つの画
像検出領域の中においてもっとも小さな画素サイズでの
検出が必要な検出対象要素または検出対象パターン(各
電子部品のはんだ付け部)を求め、この求めた画素サイ
ズでその画像検出領域における画像信号111を検出す
ればよいことになる。領域204ではQFP201の画
像が検出される。同様に領域205ではQFP201と
SOP202、領域206ではSOP202、領域20
7ではチップ部品203の画像が検出される。このた
め、領域204と領域205とでは小さい画素サイズで
画像を検出する必要があるが、領域206では中程度、
領域207では粗い画素サイズでの画像の検出でよい。
【0024】図3には、同期信号生成手段106の詳細
な構成および動作を示している。図3(a)には、同期
信号生成手段106における入出力信号の関係を示す。
Yステージ102のスピードは標準の速度以外に標準速
度の2倍、3倍の速度を設定することが可能になってい
る。なお、本実施の形態では、標準速度とその2、3倍
の速度でYステージを動作可能としているが、この速度
は任意に決定することが可能である。図3(b)に示す
ように、301、302、303の各々は、シーケンス
コントローラ(コントロール手段)103の駆動制御に
基づいて移動されるYステージ102の移動量に応じて
同期信号発生手段(Yステージ位置パルス発生手段)1
04で発生して同期信号生成手段106に入力される同
期パルスであり、301は標準速度、302は2倍速、
303は3倍速でYステージを動作させた場合のパルス
を示している。エンコーダ等から構成された同期信号発
生手段104は、ある一定距離Yステージ102が移動
する毎にパルスを発生させるため、Yステージ102の
速度とパルスの間隔とは比例の関係になる。
【0025】304は、同期信号生成手段106に設け
られたステージ速度設定レジスタで、画像取り込み開始
前にYステージの速度Vと相関関係にある値がシーケン
スコンローラ103内のCPUから算出されて設定され
る。すなわち、ステージ速度設定レジスタ304に対し
て、Yステージのスピードが標準の速度の場合は1、2
倍の速度の場合は2というようにYステージスピードと
比例関係にある値を設定する。このようにステージ速度
設定レジスタ304に設定されたステージ速度Vに応じ
た信号310に基づいて、シーケンスコントローラ10
3は、Yステージ102を駆動制御して移動させる。こ
のとき、同期信号生成手段106において、同期信号発
生手段104で発生させる各同期パルス301、30
2、303を基準として、ステージ速度設定レジスタ3
04に設定されたステージ速度値Vに逆比例するY方向
の画素幅に応じた時間間隔毎に、図3(c)に示す画像
検出外部同期信号305、306、307を発生させて
画像検出器105に与える。画像検出器105は、画像
検出外部同期信号305、306、307によりアクテ
ィブに作用して画像動作して、Y方向の画素幅が決ま
り、1次元画像信号111が検出されることになる。
【0026】即ち、各画像検出外部同期信号305、3
06、307は、画像検出器105における各線状の画
像の取り込みタイミングを示している。305は304
に1が設定してある状態で同期パルス301が同期信号
生成手段106に入力された場合における画像検出外部
同期信号である。同様に306は304に2が設定して
ある状態で302が入力された場合、307は304に
3が設定してある状態で303が入力された場合におけ
る画像検出外部同期信号を示している。各画像検出外部
同期信号305、306、307における時間間隔
1、T2、T3は、全て同一となって、画像検出器10
5に対して与えられることになる。一般に画像検出レー
トは、画像検出器105の最大画像検出レートか、また
は画像処理手段109の最大処理レートをもとに決定さ
れ、これをもとに画像検出外部同期信号305、30
6、307は決定される。上記の如く、画像検出外部同
期の信号305〜307において、アクティブになる時
間間隔T1、T2、T3をすべて同一にすれば、すべての
場合において最大画像検出レートによる画像検出、ある
いは最大処理レートによる画像処理を実現することがで
きる。
【0027】画像信号111におけるステージ移動方
向、すなわちY方向の画素サイズは、画像の取り込みタ
イミングTとYステージの移動速度Vとの相関により決
定される。画像検出外部同期305〜307は、ある一
定距離移動する毎に発生するパルス信号301〜303
を基準としているため、画像検出器105から画像信号
111をY方向の画素サイズを正確にして抽出すること
が可能となる。図3(c)に示すように、画像検出外部
同期305〜307の時間間隔T1、T2、T3が、一定
の場合、画像信号111におけるY方向の画素サイズ
(画素幅)は、YステージのスピードVと比例関係にな
る。図2で説明したように、画像検出領域毎204、2
05、206、207に、同期信号生成手段106のY
ステージ速度設定レジスタ304に対してステージ速度
が設定されるので、検出領域毎204、205、20
6、207に、画像検出器105から検出される画像信
号111に対して必要とされるY方向の画素サイズ(画
素幅)が決定されることになる。即ち、高速に画像を検
出するためには複数ある短冊形の領域204〜207を
すべて同一のスピードで画像を検出するのではなく、各
領域の画素サイズに合わせてYステージのスピードを決
定すればよい。たとえばQFPの検出領域204および
205を標準の速度、SOPの検出領域206を標準の
2倍速、チップ部品の検出領域207を標準の3倍速と
いうように移動させる。
【0028】図4には、画像処理パラメータ蓄積手段
(記憶装置)110のデータ構成を示している。はんだ
付部位置テーブルデータ401は、検査対象プリント基
板101上のすべてのはんだ付部の種類のパラメータ
(i1,i2,i3,i1,i2・・・・)に対し、そ
れぞれの代表位置(基準位置)((x1,y1),(x
2,y2),(x3,y3),(x4,y4),(x
5,y5)・・・・)で示され、例えばプリント基板の
CADシステムから得られるCADデータに基づいて入
力されて格納される。すべてのはんだ付部の種類のパラ
メータ(i1,i2,i3,i1,i2・・・・)に
は、実装される電子部品の種類に応じた形状データが含
まれることになる。はんだ付部検査パラメータテーブル
データ402は、はんだ付部の種類(i1,i2,i3
・・・・)毎に、画像処理手段109にて用いる画像処
理パラメータ((p1,p2,p3,p4,p5),
(p1’,p2’,p3’,p4’,p5’),(p
1”,p2”,p3”,p4”,p5”)・・・・)と
はんだ付部の画像を検出するのに必要な画像検出画素サ
イズ(psize1,psize2,psize3,・・・・)とが
記載されて構成され、例えば、入力手段125を用いて
入力されて格納される。画像処理パラメータとしては、
リードピッチ、リード幅、リード厚さ、はんだのリード
からのはみ出し量、および正常にはんだ付けされた場合
における基板電極からのリードの高さ等の情報である。
【0029】シーケンスコントローラ103内に設けら
れたCPUは、記憶装置110に格納されたデータ40
1および電子部品の形状データ(QFP1,i1;SO
P1,i2;チップ部品1,i3;・・・・)403を
読みだすことによって、図2に示すプリント基板101
上に実装された電子部品(QFP201、SOP20
2、チップ部品203等)の配置情報を算出し、該電子
部品の配置情報が算出されたプリント基板に対して、検
査装置の仕様である画像検出器105のスキャン幅のデ
ータ404を基に204〜207に示すように画像検出
領域を決定する。次いで、シーケンスコントローラ10
3内に設けられたCPUは、各画像検出領域毎に、その
領域内にあるすべてのはんだ付部に関し、検出するのに
必要な画像検出画素サイズ(psize)をデータ402よ
り読みだすことによって求め、もっとも小さい画素サイ
ズでの検出が必要なはんだ付部の画素サイズで決定し、
該決定された画像検出領域毎の画素サイズを画像処理手
段109へ送信すると共に決定された画像検出領域毎の
画素サイズに基づいてYステージ速度を求めて同期信号
生成手段106のYステージ速度設定レジスタ304に
格納して設定する。
【0030】図1に示す実施の形態では、既に説明した
ようにY方向の画像の画素サイズはYステージの移動速
度と画像の取り込みタイミングより決定される。しか
し、X方向の画像の検出画素サイズはYステージの移動
スピードとの相関はない。このため、Yステージの移動
速度を変更しただけではX方向とY方向との画素サイズ
が異なってしまい、画像処理手段109における画像処
理を行いにくくなってしまう。この課題を解決する1つ
の方法としては、X方向画素サイズ調整手段である検出
光学系120における集光レンズ121を各画像検出領
域205〜207毎に変え、X方向とY方向の画素サイ
ズを合わせる調整方法が考えられる。この場合、集光レ
ンズ121の特性の変化により画像検出器105の検出
光量が変化し、後段の画像処理が難しくなる場合があ
る。一般に集光レンズ121を変化させて画素サイズを
変化させた場合、検出光量は画素サイズの2乗に比例す
る。また、集光レンズ121のNAが変化した場合、光
量はNAの2乗に比例する。光量の変化を受けなくする
ためには、画像検出器105の後段にゲイン可変のアン
プ(図示せず)を挿入し、そのゲインを変化させれば良
い。本アンプはYステージの移動速度を変更させた場合
に画像検出器105の検出光量が変化した場合にもゲイ
ンを変化させることで光量の変化を抑える効果を持つ。
予め画像検出器105における画像信号としての出力値
の変動を、例えばY方向の画素サイズの変化による蓄積
時間の変化あるいは検出特性の変化をもとに求めてお
き、該Y方向の画素サイズの変化による蓄積時間の変化
あるいは検出特性の変化が生じた際、この蓄積時間の変
化あるいは検出特性の変化に応じて画像検出器105に
おける画像信号としての出力値の増減を、例えばゲイン
可変のアンプからなる検出値補正手段によって補正をす
れば良い。
【0031】Yステージ102の移動速度Vの変更とと
もに集光レンズ121を変更するという方法には、機械
的に集光レンズ121を装着し直す必要があるため、時
間的ロスが発生する可能性が高いという問題がある。よ
って、時間的ロスが小さい場合には機械的に集光レンズ
121を変更する方式をとればよいが、そうでない場合
はX方向の画素サイズはそのままで検出を行い、画像処
理手段109で画像処理の前にX、Y方向の画素サイズ
を修正(変更)する。図1に示した実施の形態では、X
方向画素サイズ調整手段である画素サイズ一致手段(分
解能一致手段)108において、XおよびY方向の画素
サイズを一致させる。図5には、画素サイズ一致手段
(分解能一致手段)108への入力画像信号と出力画像
信号との関係を示す。画素サイズ一致手段(分解能一致
手段)108において、標準速度の場合、メモリ107
から読み出された入力画像信号502は、X、Y方向の
画素サイズが一致しているため、何も処理せず出力画像
信号503を出力する。しかし、画像検出領域206の
ように、Yステージ102の移動速度Vが2倍速になっ
た場合、画素サイズ一致手段(分解能一致手段)108
において、メモリ107から読み出された入力画像信号
504はY方向の画素サイズが2倍となっているため、
X方向の画素サイズとY方向の画素サイズとが一致しな
い。このため、画素サイズ一致手段(分解能一致手段)
108において、間引き、あるいは内挿補間等による圧
縮処理をおこない、X方向の画素サイズとY方向の画素
サイズとを一致させる。出力画像信号505は、入力画
像信号504に対して画素サイズを一致させたものであ
る。
【0032】入力画像信号を2次元配列i1(x,y)
で表した場合、画素サイズ一致手段(分解能一致手段)
108において、この入力画像信号i1(x,y)に対
して、次に示す(数1)式に基づいて間引き変換により
画素サイズを一致させて出力画像信号i2(x,y)を
生成する。即ち、間引き変換は、2倍速の2xに亘る画
素をx画素とする変換である。 i2(x,y)=i1(2x,y) (数1) 同様に3倍速になった場合、間引き変換は、次に示す
(数2)式の関係となる。
【0033】 i2(x,y)=i1(3x,y) (数2) また、入力画像信号を2次元配列i1(x,y)で表し
た場合、画素サイズ一致手段(分解能一致手段)108
において、この入力画像信号i1(x,y)に対して、
次に示す(数3)式に基づいて内挿補間変換により画素
サイズを一致させて出力画像信号i2(x,y)を生成
する。即ち、内挿補間変換は、例えば、2倍速の2xに
亘る画素信号を例えば平均化する変換である。
【0034】 i2(x,y)=[i1(2x,y)+i1((2x+1),y)]/2 (数3) 同様に3倍速になった場合、補間変換は、次に示す(数
4)式の関係となる。 i2(x,y)=[i1(3x,y)+i1((3x+1),y)+i1(( 3x+2),y)]/3 (数4) このように、画素サイズ一致手段(分解能一致手段)1
08において、X方向についても、画素サイズを一致さ
せることが可能となる。
【0035】図1に示した実施の形態では、Yステージ
102のスピードVをもとに画像検出タイミングを決定
しているが、画像検出タイミングを容易には制御できな
いときには本方式は適用できない。この場合には、同期
信号生成手段106から画像検出器105に提供する画
像検出タイミング305、306、307を基に、シー
ケンスコントローラ103は、Yステージ102のスピ
ードVを決定して制御すればよい。
【0036】次に、画像検出タイミング305、30
6、307を基に、Yステージ102のスピードVを制
御する実施の形態について図6を用いて説明する。10
1は電子部品201、202、203をはんだ付けして
実装された検査対象プリント基板である。Yステージ1
02は、検査対象プリント基板101を保持する。10
3は、シーケンスコントローラ(演算手段であるCPU
を内蔵したコントロール手段)で、全体の画像検出シー
ケンスを制御するものである。
【0037】レーザ光源604から出射されたレーザ光
束を、ポリゴンミラー605により一度反射させ、その
後f−θレンズ606で集光し、検査対象プリント基板
101(特にはんだ付け部)に照射する。検査対象プリ
ント基板101からの反射光は、f−θレンズ606を
介して一度ポリゴンミラー605で反射され、その後に
ハーフミラー612を介してフォトセンサ(画像検出
器)607で受光されて画像信号に変換される。ポリゴ
ンミラー605が回転することによりレーザ光束は、Y
方向と直交するX方向にスキャンされ、フォトセンサ
(画像検出器)607によってX方向の1次元画像が検
出される。フォトセンサ607で検出された光は、電気
信号に変換された後、画像入力手段608に入力され、
メモリ108に蓄積される。ポリゴンミラー605を回
転させるとともにYステージ102を移動させることに
よりメモリ108には2次元画像信号として蓄積される
ことになる。
【0038】ポリゴンミラー回転角度に応じた同期信号
生成手段610は、ポリゴンミラー605がn面あった
場合、1回転につきn回パルスを発生させるように構成
される。ステージコントロール手段611は、上記同期
信号生成手段610からのパルス信号を基準にして、Y
ステージ102に制御パルスを与える。メモリ108に
蓄積された2次元の画像信号は、読みだされてX方向の
画素サイズ調整手段である画素サイズ一致手段108に
よりX方向について画素サイズが一致され、その結果、
画像検査領域毎205〜207に必要な分解能を持った
2次元画像信号が得られることになる。このように、画
像検査領域毎205〜207に、必要な分解能を持った
2次元画像信号は、画像処理手段109で処理され、は
んだ付け部についてはんだ過不足等の欠陥または欠陥候
補についての判定が行われる。
【0039】レーザ光源604から出射されたレーザ光
束の被検査対象物101への照射位置は、ポリゴンミラ
ー605の角度に依存するため、画像入力手段608に
よるフォトセンサ607から得られる画像信号の検出タ
イミング(取り込みタイミング)は、同期信号生成手段
610の出力する同期信号を基準にする必要がある。画
像信号のY方向の画素サイズ(画素幅)は、図1に示す
実施の形態と同様に、画像信号の検出タイミングとYス
テージ102のスピードVによって決定される。図1に
示す実施の形態では、画像信号の検出タイミングをYス
テージ102の移動タイミングをもとに変化させ、各画
像検出領域毎205〜207に画素サイズが一定になる
ようにしていた。しかし、図6に示す実施の形態では、
画像信号の検出タイミングT1、T2、T3はポリゴンミ
ラー605の回転角で決定されており、ポリゴンミラー
の回転はイナーシャが大きいため、画像の検出タイミン
グは容易には変更できない。このため、図6に示す実施
の形態では、ステージコントロール手段131が、画像
の検出タイミング、すなわち、同期信号生成手段610
の出力する同期信号を基準にしてYステージ102のス
ピードVを制御する。
【0040】図7には、ステージコントロール手段13
1の詳細な構成および動作を示している。図7(a)に
は、ステージコントロール手段131における入出力信
号の関係を示す。図7(b)には、同期信号生成手段6
10からステージコントロール手段131に入力される
同期信号701を示す。図7(c)には、ステージコン
トロール手段131から出力されるYステージ102へ
の駆動制御パルス703、704、705を示す。ステ
ージコントロール手段131は、Yステージ102のス
ピードVを標準の速度以外に標準速度の2倍、3倍の速
度を設定することが可能になっている。701は同期信
号生成手段610が発生させる同期パルスである。70
2はステージ速度設定レジスタで、画像取り込み開始前
に、Yステージ102の速度Vと相関関係にある値が、
画像処理パラメータ蓄積手段110からバス126を介
して読み出される画素サイズに応じて設定される。すな
わち、画素サイズpsize1に応じたYステージ102の
スピードVが標準の速度の場合は1、画素サイズpsize
2に応じた2倍の速度の場合は2というように速度に比
例した値を設定する。このとき、ステージコントロール
手段131が発生させるYステージ102への駆動制御
パルスは、同期信号701を基準としてステージ速度設
定レジスタ702に設定された値にほぼ逆比例する時間
間隔毎に発生するようにしてある。703、704、7
05は、ステージコントローラ131に同期信号701
が入力された状態で、ステージ速度設定レジスタ702
にそれぞれ1、2、3が設定された場合におけるYステ
ージ102への駆動制御パルスである。Yステージ10
2の速度Vは、Yステージ102への駆動制御パルスの
周波数と比例する。画像信号を検出するタイミングが一
定で、Yステージ102の速度Vのみが変化するため、
検出画像のY方向の画素サイズは、ステージ速度設定レ
ジスタ702に設定した値に比例することになる。Yス
テージ102の駆動制御パルスは、同期信号生成手段6
10が発生させる同期パルスを基準にしているため、画
素サイズを正確に決定することが可能である。
【0041】図1、および図6に示す実施の形態では、
図2の204〜207で示した、1回のYステージの移
動で連続的に検出する画像検出領域は、同じ画素サイズ
で検出することを前提としていた。しかし、1回のYス
テージ102の移動中にYステージ102のスピードを
変化させ、画像を検出することも可能である。図8にお
いて205は一度のYステージの移動により連続的に画
像を検出する領域である。802は小さい画素サイズで
検出する必要があるはんだ付け部、803は大きい画素
サイズでも検出可能なはんだ付け部である。ところで、
シーケンスコントローラ103内に備えられたCPU
は、画像検出領域205を、更に細分化した複数の画像
検出要素領域205a、205bに分割する。いま、2
05aの画像検出要素領域は小さい画素サイズで検出を
行い、205bの画像検出要素領域領域を大きい画素サ
イズで検出することを考える。ここで、画像検出要素領
域205aは標準の画素サイズ、画像検出要素領域20
5bは例えばその2倍の画素サイズで検査が可能とす
る。このとき、205aの画像検出要素領域区間は標準
の速度でYステージ102を移動させ、205bの画像
検出要素領域に入るとYステージ102の速度を上げて
標準に対して例えば2倍のスピードとなったところで一
定速度になる。ここでは205aを標準の画素サイズ、
205bを例えばその2倍の画素サイズと述べたが、シ
ーケンスコントローラ103内のCPUにおいて、各画
像検出要素領域の画素サイズの決定は、図4に示すデー
タ構造よりその領域内にあるすべてのはんだ付部に関
し、検出するのに必要な画像検出画素サイズをはんだ付
け部検査パラメータテーブルデータ402より求め、も
っとも小さい画素サイズでの検出が必要なはんだ付部の
画素サイズで前記画像検出要素領域を検出することによ
り自動的に決定可能である。
【0042】正確な検査を行うためには、はんだ付け部
の位置が正確に画像信号より特定できなければならな
い。このためには画素サイズが変更されるタイミングが
正確に特定できるようにすることが必要である。このた
め、図1で示した実施の形態そのままでは正確に検査す
ることはできず、正確な検査を実現するためには図3で
説明した同期信号生成手段106を多少変更することが
必要である。図9は変更した同期信号生成手段の説明図
である。同期信号生成手段106は、Yステージ位置と
検出画素サイズとの組の配列からなるステージ速度設定
レジスタテーブル902を有している。Y1(90
3)、psize1(904)およびY2(904)、psi
ze2(905)のそれぞれの組は1回のYステージの移
動において検出する画素サイズが等しい領域の開始位置
(Y1、Y2)とその画素サイズ(psize1、psize
2)を示している。901はYステージ位置パルス発生
手段104が発生させる同期パルスである。
【0043】図8に示す画像検出領域205の画像信号
を検出する場合を考える。Y1(903)は、画像検出
要素領域205aの開始点を示す値であり、画像処理パ
ラメータ蓄積手段110から読みだされてセットされ
る。画像検出要素領域205aの画素サイズは標準サイ
ズであるので、標準画素サイズpsize1が画像処理パラ
メータ蓄積手段110から読みだされてセットされる。
また、Y2(905)は、画像検出要素領域205bの
開始点を示す値であり、画像処理パラメータ蓄積手段1
10から読みだされてセットされる。画像検出要素領域
205bの画素サイズは例えば標準サイズの2倍である
ので、2倍の画素サイズpsize2が画像処理パラメータ
蓄積手段110から読みだされてセットされる。ステー
ジ速度設定レジスタテーブル902には、各画像検出要
素領域毎205a、205bの開始点と画素サイズとが
セットされることになる。
【0044】907と908との各々は、画像検出要素
領域205aの開始点を示す値Y1および画像検出要素
領域205bの開始点を示す値Y2に基づいて算出され
る各画像検出要素領域毎205a、205bの検出開始
点と検出終了位置を示す。カウンタ909は、Yステー
ジ位置パルス発生手段104から得られる同期パルス9
01をカウントするものである。カウンタ909でカウ
ントされた値が画像検出要素領域毎205aの検出開始
点907と一致すると、同期信号生成手段106から画
像検出器105に対して画像信号を検出するための外部
同期信号910の出力を開始する。カウンタ909でカ
ウントされた値が、画像検出領域205aの開始点を示
す値Y1(903)と一致すると、Yステージ速度設定
レジスタ304に設定された画素サイズpsize1(90
4)の値と同様の画像信号を検出するための外部同期信
号910が出力される。Yステージ102が移動を続
け、カウンタ909でカウントされた値が、画像検出要
素領域205bの開始点を示す値Y2(905)と一致
すると、Yステージ速度設定レジスタ304に設定され
た画素サイズpsize2(906)の値と同様の画像信号
を検出するための外部同期信号911が出力される。Y
ステージ102はカウンタ値がY2(905)と一致す
るのと同時に加速を開始し、2倍のスピードになって一
定速になる。911に示すようにYステージ102がカ
ウンタ値がY2(905)と一致した直後の加速期間に
おいても画像信号が検出されるが、Yステージ102の
スピードVが一定速度になると画像検出器105に対し
て同期信号910と同じ時間間隔毎にアクティブにな
る。従って、画像検出要素領域毎205a、205b
に、Y方向については、電子部品201、202のリー
ドの密度に応じた分解能(画素サイズ)で画像検出器1
05から画像信号を検出することができる。
【0045】X方向については、X方向の画素サイズ調
整手段である画素サイズ一致手段108により、画像検
出要素領域毎205a、205bに、Y方向と同様に電
子部品201、202のリードの密度に応じた分解能
(画素サイズ)に合わせることで、X方向およびY方向
共に電子部品201、202のリードの密度に応じた分
解能を保ってはんだ付け部の欠陥や欠陥候補を見逃しす
ることなく、検査時間の大幅な短縮を実現することがで
きる。なお、図6に示す実施の形態の場合には、図9に
示す同期信号生成手段106の機能を、ステージコント
ロール手段131に持たせることによって、実現するこ
とができる。
【0046】以上説明した本発明に係る実施の形態は、
プリント基板に実装された電子部品のはんだ付け部から
得られる反射光に基づく画像信号を検出してはんた付け
欠陥又は欠陥候補を検査するものであるが、光以外のも
のを検出して検査するシステムにも適用することは可能
である。たとえば電子線をスキャンし、その2次電子を
検出するSEMのようなシステムでも上記に説明した原
理により画像検出領域毎に異なった画素サイズで検出す
ることが可能である。即ち、被画像検出対象に対してあ
る線状の区間の物理量を検出し、画像信号に変換する画
像検出器を備えた画像検出装置に適用することが可能で
ある。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、様々な検出対象要素ま
たは検出対象パターンが基板上に配置されているとき
に、それぞれの検出対象または検出対象パターンに好適
な検出画素サイズにより画像を検出することにより高速
な画像検出を実現する効果を奏する。また、本発明によ
れば、種類の異なる複数の検出対象要素または検出パタ
ーンを配設または形成して構成された被画像検出対象に
対して、上記各検出対象要素または各検出対象パターン
について画像検出器から必要最大限の解像度を確保しつ
つ短時間で画像信号を検出することができる画像検出装
置を実現することができる効果を奏する。
【0048】また、本発明によれば、種類の異なる複数
の検出対象要素または検出パターンを配設または形成し
て構成された被画像検出対象に対して、上記各検出対象
要素または各検出対象パターンについて画像検出器から
必要最大限の解像度を確保しつつ短時間で画像信号を検
出して、各検出対象要素または各検出対象パターンの欠
陥または欠陥候補を見逃しすることなく高速で検査でき
るようにした検査装置を実現することができる効果を奏
する。また、本発明によれば、種類の異なる複数の電子
部品をはんだ付けして実装して構成された配線基板実装
構造体に対して、各電子部品のはんだ付け部について画
像検出器から必要最大限の解像度を確保しつつ短時間で
画像信号を検出して、はんだ付け部の欠陥または欠陥候
補を見逃しすることなく高速で検査できるようにした画
像検出装置または検査装置を実現することができる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像検出装置であるはんだ付け検
査装置の一実施の形態を示す主要部簡略構成図である。
【図2】本発明に係るはんだ付け検査装置が画像検出対
象とする配線基板実装構造体に対して画像検出方法の一
実施例を説明するための図である。
【図3】図1に示すはんだ付け検査装置において画像検
出タイミングを制御する同期信号生成手段の一実施例を
説明するための図である。
【図4】本発明に係るはんだ付け検査装置の画像処理パ
ラメータ格納手段に格納された検出画像の画素サイズを
自動設定するために用いるデータの構造を説明するため
の図である。
【図5】本発明に係るはんだ付け検査装置の画素サイズ
一致手段によってX方向の画素サイズをY方向の画素サ
イズに一致させるための説明図である。
【図6】本発明に係る画像検出装置であるはんだ付検査
装置の他の一実施の形態を示す主要部簡略構成図であ
る。
【図7】図6に示すはんだ付検査装置において画像検出
タイミングを制御するステージコントロール手段の一実
施例について説明するための図である。
【図8】本発明に係るはんだ付け検査装置が画像検出対
象とする配線基板実装構造体に対して画像検出方法の他
の一実施例を説明するための図である。
【図9】はんだ付け検査装置において画像検出タイミン
グを制御する手段の他の一実施例について説明するため
の図である。
【符号の説明】
101…配線基板実装構造体、102…Yステージ、1
03…シーケンスコントローラ(コントロール手段)、
104…同期信号発生手段(エンコーダ)、105…画
像検出器、106…同期信号発生手段、107…メモ
リ、108…画素サイズ一致手段、109…画像処理手
段、110…画像処理パラメータ蓄積手段、120…検
出光学系、121…集光レンズ、131…ステージコン
トロール手段、202〜207…画像検出領域、205
a、205b…画像検出要素領域、604…レーザ光
源、605…ポリゴンミラー、606…f−θレンズ、
607…フォトセンサ(画像検出器)、608…画像入
力手段、610…同期信号生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 隆典 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被画像検出対象に対してある線状の区間の
    物理量を検出し、画像信号に変換する画像検出器と、 少なくとも、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検
    出する線状の区間と直交する方向に移動させるYステー
    ジと、 前記画像検出器から得られる画像信号をデジタル画像信
    号に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器から得られるデジタル画像信号を格納す
    る画像格納手段と、 該画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を読み出
    して処理する画像処理手段と、 前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な線状
    の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割
    された画像検出領域毎に前記画像検出器から抽出される
    画像信号におけるY方向の画素サイズを決定する演算手
    段と、 該演算手段によって決定された画像検出領域毎のY方向
    の画素サイズに対応する前記Yステージの移動速度を算
    出し、該算出されたYステージの移動速度に基づいて前
    記Yステージを駆動制御するコントロール手段と、 前記演算手段によって決定された画像検出領域毎のY方
    向の画素サイズに対応する時間間隔の同期信号を生成
    し、該生成された同期信号で前記画像検出器から画像信
    号をサンプリングして抽出する同期信号生成手段とを備
    えたことを特徴とする画像検出装置。
  2. 【請求項2】被画像検出対象に対してある線状の区間の
    物理量を検出し、画像信号に変換する画像検出器と、 少なくとも、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検
    出する線状の区間と直交する方向に移動させるYステー
    ジと、 前記画像検出器から得られる画像信号をデジタル画像信
    号に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器から得られるデジタル画像信号を格納す
    る画像格納手段と、 該画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を読み出
    して処理する画像処理手段と、 前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な線状
    の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割
    された画像検出領域毎に前記画像検出器から抽出される
    画像信号におけるY方向の画素サイズを決定する演算手
    段と、 該演算手段によって決定された画像検出領域毎のY方向
    の画素サイズに対応する前記Yステージの移動速度を算
    出し、該算出されたYステージの移動速度に基づいて前
    記Yステージを駆動制御するコントロール手段と、 前記コントロール手段において算出された画像検出領域
    毎のYステージの移動速度にほぼ反比例する時間間隔の
    同期信号を生成し、該生成された同期信号で前記画像検
    出器から画像信号をサンプリングして抽出する同期信号
    生成手段とを備えたことを特徴とする画像検出装置。
  3. 【請求項3】前記画像処理手段において処理する画像検
    出領域毎のデジタル画像信号について、X方向の画素サ
    イズをY方向の画素サイズに調整させるX方向画素サイ
    ズ調整手段を備えたことを特徴とする請求項1または2
    記載の画像検出装置。
  4. 【請求項4】前記X方向画素サイズ調整手段を、前記画
    像格納手段に格納されたデジタル画像信号を読み出して
    X方向について圧縮処理するように構成したことを特徴
    とする請求項3記載の画像検出装置。
  5. 【請求項5】被画像検出対象に対してある線状の区間の
    物理量を検出し、画像信号に変換する画像検出器と、 少なくとも、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検
    出する線状の区間と直交する方向に移動させるYステー
    ジと、 前記画像検出器から得られる画像信号をデジタル画像信
    号に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器から得られるデジタル画像信号を格納す
    る画像格納手段と、 該画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を処理す
    る画像処理手段と、 前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な線状
    の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割
    された所望の画像検出領域について更に複数の画像検出
    要素領域に細分割し、該細分割された画像検出要素領域
    毎に前記画像検出器から抽出される画像信号におけるY
    方向の画素サイズを決定する演算手段と、 前記所望の画像検出領域において、前記演算手段によっ
    て決定された画像検出要素領域毎のY方向の画素サイズ
    に対応する前記Yステージの移動速度を算出し、該算出
    されたYステージの移動速度に基づいて前記Yステージ
    を駆動制御するコントロール手段と、 前記所望の画像検出領域において、前記演算手段によっ
    て決定された画像検出要素領域毎のY方向の画素サイズ
    に対応する時間間隔の同期信号を生成し、該生成された
    同期信号で前記画像検出器から画像信号をサンプリング
    して抽出する同期信号生成手段とを備えたことを特徴と
    する画像検出装置。
  6. 【請求項6】被画像検出対象に対してある線状の区間の
    物理量を検出し、画像信号に変換する画像検出器と、 少なくとも、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検
    出する線状の区間と直交する方向に移動させるYステー
    ジと、 前記画像検出器から得られる画像信号をデジタル画像信
    号に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器から得られるデジタル画像信号を格納す
    る画像格納手段と、 該画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を処理す
    る画像処理手段と、 前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な線状
    の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割
    された所望の画像検出領域について更に複数の画像検出
    要素領域に分割し、該分割された画像検出要素領域毎に
    前記画像検出器から抽出される画像信号におけるY方向
    の画素サイズを決定する演算手段と、 前記所望の画像検出領域において、該演算手段によって
    決定された画像検出要素領域毎のY方向の画素サイズに
    対応する前記Yステージの移動速度を算出し、該算出さ
    れたYステージの移動速度に基づいて前記Yステージを
    駆動制御するコントロール手段と、 前記所望の画像検出領域において、前記コントロール手
    段において算出された画像検出要素領域毎のYステージ
    の移動速度にほぼ反比例する時間間隔の同期信号を生成
    し、該生成された画像検出用の同期信号で前記画像検出
    器から画像信号をサンプリングして抽出する同期信号生
    成手段とを備えたことを特徴とする画像検出装置。
  7. 【請求項7】前記画像処理手段において処理する前記所
    望の画像検出領域における画像検出要素領域毎のデジタ
    ル画像信号について、X方向の画素サイズをY方向の画
    素サイズに調整させるX方向画素サイズ調整手段を備え
    たことを特徴とする請求項5または6記載の画像検出装
    置。
  8. 【請求項8】前記X方向画素サイズ調整手段を、前記画
    像格納手段に格納されたデジタル画像信号を読み出して
    X方向について圧縮処理するように構成したことを特徴
    とする請求項7記載の画像検出装置。
  9. 【請求項9】被画像検出対象に対してある線状の区間の
    物理量を検出し、画像信号に変換する画像検出器と、 少なくとも、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検
    出する線状の区間と直交する方向に移動させるYステー
    ジと、 前記画像検出器から得られる画像信号をデジタル画像信
    号に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器から得られるデジタル画像信号を格納す
    る画像格納手段と、 該画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を処理す
    る画像処理手段と、 前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な線状
    の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割
    された所望の画像検出領域について更に複数の画像検出
    要素領域に細分割し、前記分割された画像検出領域毎お
    よび細分割された画像検出要素領域毎に前記画像検出器
    から抽出される画像信号におけるY方向の画素サイズを
    決定する演算手段と、 該演算手段によって決定された画像検出領域毎および画
    像検出要素領域毎のY方向の画素サイズに対応する前記
    Yステージの移動速度を算出し、該算出されたYステー
    ジの移動速度に基づいて前記Yステージを駆動制御する
    コントロール手段と、 前記演算手段によって決定された画像検出領域毎および
    画像検出要素領域毎のY方向の画素サイズに対応する時
    間間隔の同期信号を生成し、該生成された同期信号で前
    記画像検出器から画像信号をサンプリングして抽出する
    同期信号生成手段とを備えたことを特徴とする画像検出
    装置。
  10. 【請求項10】被画像検出対象に対してある線状の区間
    の物理量を検出し、画像信号に変換する画像検出器と、 少なくとも、前記被画像検出対象を前記画像検出器が検
    出する線状の区間と直交する方向に移動させるYステー
    ジと、 前記画像検出器から得られる画像信号をデジタル画像信
    号に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器から得られるデジタル画像信号を格納す
    る画像格納手段と、 該画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を処理す
    る画像処理手段と、 前記被画像検出対象を前記画像検出器が検出可能な線状
    の区間の幅をもつ複数の画像検出領域に分割し、該分割
    された所望の画像検出領域について更に複数の画像検出
    要素領域に細分割し、前記分割された画像検出領域毎お
    よび細分割された画像検出要素領域毎に前記画像検出器
    から抽出される画像信号におけるY方向の画素サイズを
    決定する演算手段と、 該演算手段によって決定された画像検出領域毎および画
    像検出要素領域毎のY方向の画素サイズに対応する前記
    Yステージの移動速度を算出し、該算出された画像検出
    領域毎および画像検出要素領域毎のYステージの移動速
    度に基づいて前記Yステージを駆動制御するコントロー
    ル手段と、 該コントロール手段において算出されたYステージの移
    動速度にほぼ反比例する時間間隔の同期信号を生成し、
    該生成された同期信号で前記画像検出器から画像信号を
    サンプリングして抽出する同期信号生成手段とを備えた
    ことを特徴とする画像検出装置。
  11. 【請求項11】前記画像処理手段において処理する前記
    画像検出領域毎および画像検出要素領域毎のデジタル画
    像信号について、X方向の画素サイズをY方向の画素サ
    イズに調整させるX方向画素サイズ調整手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項9または10記載の画像検出装
    置。
  12. 【請求項12】前記X方向画素サイズ調整手段を、前記
    画像格納手段に格納されたデジタル画像信号を読み出し
    てX方向について圧縮処理するように構成したことを特
    徴とする請求項11記載の画像検出装置。
  13. 【請求項13】前記被画像検出対象を、種類の異なる複
    数の検出対象要素または検出対象パターンを配設または
    形成して構成し、 前記種類の異なる各検出対象要素または各検出対象パタ
    ーンについて、配設または形成位置座標に対応させて前
    記画像処理手段で処理する画素サイズを記載したテーブ
    ルを格納するテーブル格納手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1または2または3または4または5または6
    または7または8または9または10または11または
    12記載の画像検出装置。
  14. 【請求項14】前記テーブル格納手段には、更に前記画
    像処理手段で処理する処理パラメータを前記画素サイズ
    に対応させて記載したテーブルを格納することを特徴と
    する請求項13記載の画像検出装置。
  15. 【請求項15】前記被画像検出対象を、種類の異なる複
    数の電子部品を配設し、はんだ付けして実装された配線
    基板実装構造体で構成し、 前記画像処理手段において、前記各電子部品のはんだ付
    け部のはんだ付け欠陥または欠陥候補を検査するように
    構成したことを特徴とする請求項1または2または3ま
    たは4または5または6または7または8または9また
    は10または11または12記載の画像検出装置。
JP02329398A 1998-02-04 1998-02-04 画像検出装置 Expired - Fee Related JP4083854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02329398A JP4083854B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 画像検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02329398A JP4083854B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 画像検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11224336A true JPH11224336A (ja) 1999-08-17
JP4083854B2 JP4083854B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=12106574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02329398A Expired - Fee Related JP4083854B2 (ja) 1998-02-04 1998-02-04 画像検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4083854B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100810722B1 (ko) 2007-04-03 2008-03-07 (주)펨트론 표면형상 측정장치 및 그 제어방법
JP2009194124A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hitachi High-Technologies Corp 回路パターンの検査方法及び検査装置
US7664335B2 (en) 2004-12-09 2010-02-16 Seiko Epson Corporation Automatic image correction circuit
JP2010071946A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Anritsu Corp 基板表面変位測定装置
JP2015163842A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 株式会社キーエンス 検査システム、検査装置、制御方法およびプログラム
CN112130053A (zh) * 2020-08-11 2020-12-25 上海华虹集成电路有限责任公司 一种在ate上进行芯片功能同步测试的方法
CN112130053B (zh) * 2020-08-11 2024-05-14 上海华虹集成电路有限责任公司 一种在ate上进行芯片功能同步测试的方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664335B2 (en) 2004-12-09 2010-02-16 Seiko Epson Corporation Automatic image correction circuit
KR100810722B1 (ko) 2007-04-03 2008-03-07 (주)펨트론 표면형상 측정장치 및 그 제어방법
JP2009194124A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hitachi High-Technologies Corp 回路パターンの検査方法及び検査装置
US8134697B2 (en) 2008-02-14 2012-03-13 Hitachi-High Technologies Corporation Inspection apparatus for inspecting patterns of substrate
JP2010071946A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Anritsu Corp 基板表面変位測定装置
JP2015163842A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 株式会社キーエンス 検査システム、検査装置、制御方法およびプログラム
CN112130053A (zh) * 2020-08-11 2020-12-25 上海华虹集成电路有限责任公司 一种在ate上进行芯片功能同步测试的方法
CN112130053B (zh) * 2020-08-11 2024-05-14 上海华虹集成电路有限责任公司 一种在ate上进行芯片功能同步测试的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4083854B2 (ja) 2008-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4752964A (en) Method and apparatus for producing three-dimensional shape
EP1062853B1 (en) Component recognizing method and apparatus
JPH08193816A (ja) 自動焦点合わせ方法及び装置並びに三次元形状検出方法及びその装置
JP2008175686A (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
US4983827A (en) Linescan apparatus for detecting salient pattern of a product
JPH04105341A (ja) 半導体装置のリード曲がり、浮き検出方法及び検出装置
JP2985323B2 (ja) パターン検査方法及びその装置
JP4083854B2 (ja) 画像検出装置
JP2002181732A (ja) 外観検査装置および外観検査方法
JP2004235671A (ja) 電子部品実装装置
JP4137212B2 (ja) 高さ測定方法及び高さ測定装置
JP3922608B2 (ja) 高さ測定方法及び装置
JP2929701B2 (ja) 表面性状観測装置
JPH05107038A (ja) 撮像装置
JP2002071330A (ja) パターン欠陥検査方法及び装置
JP2511021B2 (ja) 実装部品検査装置
JP4654693B2 (ja) 検査画像撮像装置
JP3277691B2 (ja) 実装済みプリント基板の検査方法
JP2884581B2 (ja) 実装済プリント基板の検査装置における基準データーの教示方法
JP3399468B2 (ja) 実装済みプリント基板の検査装置
JP3203853B2 (ja) 実装済みプリント基板の検査装置
JPH10185847A (ja) パターン検査装置並びに電子線によるパターン検査装置及びその方法
JPH03269299A (ja) 物体検査装置
JP2871036B2 (ja) 画像処理装置
JP2007101565A (ja) 高さデータ処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees