JP2008175686A - 外観検査装置及び外観検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する外観検査装置及び外観検査方法において、現在設定されている検査条件が、実際の試料に適した条件であるか否かを判定する。
【解決手段】外観検査装置1を、試料2の被検査面を撮像した画像を入力しこの画像に存在する欠陥を検出する欠陥検出部20、24と、検査対象である試料2の表面に予め設けられた既知の標準欠陥9の位置情報を記憶する標準欠陥データ記憶部61と、標準欠陥9が設けられた試料2の表面を撮像した画像中の、標準欠陥データ記憶部61に記憶された位置情報が示す位置に存在する標準欠陥9を欠陥検出部20、24が検出できるか否かを判定する検出感度判定部50と、を備えるように構成する。
【選択図】図10

Description

本発明は、検査対象となる試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する外観検査装置及び外観検査方法に関する。特に、半導体ウエハや、フォトマスク用基板、並びに液晶表示パネル用基板、液晶デバイス用基板などの表面の撮像画像に基づき、これらの表面に形成されたパターンの欠陥を検出する外観検査装置及び外観検査方法に関する。より詳しくはこのような外観検査装置及び外観検査方法における欠陥検出感度の良否を判定する技術に関する。
半導体ウエハや、フォトマスク用基板、並びに液晶表示パネルなどの半導体装置等の製造は多数の工数から成り立っており、最終及び途中の工程での欠陥の発生具合を検査して製造工程にフィードバックすることが歩留まり向上の上からも重要である。製造工程の途中で欠陥を検出するために、半導体ウエハ、フォトマスク用基板、液晶表示パネル用基板、液晶デバイス用基板などの試料の表面に形成されたパターンを撮像し、これにより得られた画像を検査することにより試料表面に存在する欠陥を検出するパターン欠陥検査などの外観検査が広く行われている。
以下の説明では、半導体ウエハ上に形成されたパターンの欠陥を検査する半導体ウエハ用外観検査装置を例として説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、半導体製造用フォトマスク用基板や、液晶デバイス用基板、液晶表示パネル用基板などの半導体装置を検査する外観検査装置にも広く適用可能である。
図1に、本願の出願人が特願2003−188209(下記特許文献1)にて提案するものと同様の外観検査装置のブロック図を示す。一般に外観検査装置1は、半導体ウエハ2(以下、単に「ウエハ2」と示す)の撮像画像を得るための顕微鏡部10と、取得した画像を検査してウエハ2の表面に現れる欠陥を検出する画像処理部20とを備えて構成される。
顕微鏡部10には、2次元方向に自在に移動可能なステージ11が設けられており、ステージ11の上面には試料台(チャックステージ)12が設けられている。この試料台12の上に検査対象となる試料であるウエハ2を載置して固定する。ステージ11は、ステージ制御部18からの制御信号に従ってX方向及びY方向の2次元方向に移動し、また試料台12をZ方向に昇降させることでウエハ2を3次元方向に移動させることが可能である。
また顕微鏡部10は、ウエハ2の表面の光学像を投影する対物レンズ13と、対物レンズ13により投影されたウエハ2の表面の光学像を撮像する撮像部14と、を備える。撮像部14には1次元又は2次元のCCDカメラ、好適にはTDIカメラなどのイメージセンサが使用され、その受光面に結像するウエハ2の表面の光学像を電気信号に変換する。
本構成例では撮像部14として1次元のTDIカメラを使用する。そしてステージ制御部18がステージ11を移動させて撮像部14とウエハ2とを相対的に移動させ、ウエハ2に対して撮像部14をX方向又はY方向に走査させることによってウエハ2の表面の2次元画像を得る。
さらに顕微鏡部10は、ウエハ2を照明するための光源15及び集光レンズ16と、対物レンズ13の投影光路上に設けられた半透鏡(ビームスプリッタ)17を備える。半透鏡17は、集光レンズ16により集光された照明光を対物レンズ13に向けて反射させるとともに、対物レンズ13が撮像部14の受光面上に投影するウエハ2の表面の光学像の投影光を透過する。
ウエハ2の表面は、対物レンズ13の光軸を含む垂直方向から明視野照明光が与えられ、撮像部14は照明されたウエハ2の正反射光の像を捉える。
以下、説明の簡単のために明視野照明光学系を備える外観検査装置を例として説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。外観検査装置には、照明光を直接捉えない暗視野照明光学系も採用されており、暗視野照明光学系を有する外観検査装置も本発明の対象である。暗視野照明の場合、ウエハを斜め方向又は垂直方向から照明して正反射は検出しないようにセンサを配置し、照明光の照射位置を順次走査することにより対象表面の暗視野像を得る。このため暗視野装置ではイメージセンサを使用しない場合もあるが、これも当然発明の対象である。
撮像部14から出力される画像信号は、多値のディジタル信号(グレイレベル信号)に変換された後に画像処理部20内の信号記憶部21に記憶される。
ウエハ2上には、図2に示すように複数のダイ(チップ)3がX方向とY方向にそれぞれ繰返しマトリクス状に配列されている。各ダイには同じパターンが形成されるので、これらのダイを撮像した画像同士は本来同一となるはずであり、各ダイの撮像画像の対応する部分同士の画素値は本来同様の値となる。
したがって2つのダイの撮像画像内の本来同一となるべき対応箇所同士の画素値の差分(グレイレベル差信号)を検出すると、両方のダイに欠陥がない場合に比べて一方のダイに欠陥がある場合にグレイレベル差信号が大きくなり、このような大きなグレイレベル差を検出することによりダイ上に存在する欠陥を検出できる(ダイトゥダイ比較)。
また、1つのダイ内にメモリセルのような繰り返しパターンが形成されている場合には、この繰り返しパターン内の本来同一となるべき対応箇所を撮像した画像同士のグレイレベル差を検出しても欠陥を検出できる(セルトゥセル比較)。
なお、ダイトゥダイ比較では、隣り合う2つのダイ同士を撮像した画像を比較するのが一般的である(シングルティテクション)。これではどちらのダイに欠陥があるか分からない。したがって、更に異なる側に隣接するダイとの比較を行い、再び同じ部分のグレイレベル差が閾値より大きくなった場合にそのダイに欠陥があると判定する(ダブルディテクション)。セルトゥセル比較でも同様である。
図1に戻り、画像処理部20は、信号記憶部21に記憶されたウエハ2の画像において、2つのダイの撮像画像の対応箇所同士のグレイレベル差を算出するための差分検出部22を備える。
ステージ制御部18がウエハ2に対して撮像部14を相対的に走査する間に、1次元TDIカメラである撮像部14の出力信号を取り込むと、信号記憶部21にウエハ2の2次元画像が蓄積される。
ダイトゥダイ比較を行う場合には、差分検出部22は、ステージ制御部18から入力されるステージ11の位置情報に基づいて、隣接する複数のダイの対応箇所の部分画像を信号記憶部21から取り出し、その一つを検査画像とし他方を参照画像とする。そして検査画像と参照画像との間の対応箇所の画素同士のグレイレベル差信号を算出して、検出閾値計算部23と欠陥検出部24に出力する。
セルトゥセル比較を行う場合には、差分検出部22は、同様に、隣接する複数のセルの対応箇所の部分画像を信号記憶部21から取り出し、その一つを検査画像とし他方を参照画像として上記グレイレベル差を算出する。
検出閾値計算部23は、差分検出部22が検出したグレイレベル差の分布に基づいて検出閾値を決定して欠陥検出部24に出力する。
欠陥検出部24は、差分検出部22から入力したグレイレベル差と検出閾値計算部23が決定した検出閾値とを比較して、検査画像に含まれる欠陥を検出する。すなわち欠陥検出部24は、グレイレベル差信号が検出閾値を超える場合には、このようなグレイレベル差信号を算出した画素の位置に、検査画像が欠陥を含んでいると判断する。
そして欠陥検出部24は、検出した欠陥の位置、大きさ、検査画像と参照画像との間のグレイレベル差、これらの画像のグレイレベル値等の情報を含む欠陥情報を検出した欠陥毎に作成し、出力する。
図3は、検出閾値計算部23の構成例を示すブロック図である。
図示するように、検出閾値計算部23は、差分検出部22が出力するグレイレベル差を入力して、その累積頻度を算出する累積頻度算出部31と、この累積頻度を入力して、グレイレベル差に対してリニアな関係になるように累積頻度を変換し変換累積頻度を算出する変換累積頻度算出部32と、この変換累積頻度全体を直線近似して、近似直線を算出する近似直線算出部33と、この近似直線に基づいて所定の累積頻度の値から所定の算出方法に従って閾値を決定する閾値決定部34とを備える。
このように構成された検出閾値計算部23及び上記各構成要素の動作を、図4の(A)〜図4の(C)を参照して説明する。ここに、図4の(A)〜図4の(C)は、図3に示す検出閾値計算部23による検出閾値計算処理の説明図である。
図1に示す差分検出部22が算出した各画素(ピクセル)毎のグレイレベル差は、図3の累積頻度算出部31に入力される。累積頻度算出部31は、検査画像及び参照画像に含まれる全画素について各々算出されたグレイレベル差のヒストグラムを、図4の(A)に示すように作成する。なお、対象となる画素数が多い場合には、ヒストグラムはすべての画素のグレイレベル差を使用して作成する必要はなく、サンプリングした一部の画素のグレイレベル差を使用して作成される。
そして累積頻度算出部31は、このヒストグラムからグレイレベル差の累積頻度を算出する。
変換累積頻度算出部32は、検出閾値計算部23に入力されるグレイレベル差がある所定の分布に従うと仮定した上で、累積頻度算出部31が算出した累積頻度を、グレイレベル差に対して累積頻度が直線関係となるように変換する。このとき、変換累積頻度算出部32は、グレイレベル差が正規分布、ポアソン分布、又はχ二乗分布などのある分布に従うと仮定して累積頻度を変換する。この変換累積頻度を図4の(B)に示す。
近似直線導出部33は、変換累積頻度算出部32が変換した変換累積頻度に応じて、グレイレベル差と変換累積頻度との関係を示す近似直線(y=ax+b)を導出する(図4の(C)参照)。
閾値決定部34は、近似直線のパラメータa、b及び感度設定パラメータ(固定値)から閾値を決定する。ここでは、グレイレベル差と変換累積頻度の近似直線において、固定の感度設定パラメータとしてVOPとHOを設定しておき、累積確率(p)に相当する累積頻度P1(pにサンプル数を乗じて求める。)になる直線上の点を求め、その点から縦軸方向にVOP、横軸方向にHO移動したグレイレベル差を閾値とする。従って、閾値Tは、所定の計算式、
T=(P1−b+VOP)/a+HO …(1)
により算出される。このようにして、被検査画像のグレイレベル差のヒストグラムに応じて閾値を適切に設定することができる。
特開2004−177397号公報
近年における半導体装置等の回路パターンの微細化に伴い、外観検査装置も微細な欠陥でも正確に検出できるように欠陥検出感度の向上が求められている。
外観検査装置の欠陥検出感度は、顕微鏡部10のような光学系の光学条件(例えば照明光の強さや結像光学系のフォーカス位置など)や、欠陥検出部24の欠陥の検出条件(例えば欠陥の検出に用いる上記検出閾値など)を含む外観検査装置自身の検査条件に依存する。
検査条件が適切に設定されていない状態で検査を行った場合、本来その外観検査装置の性能で検出できるはずの欠陥も検出できない。この場合、試料上に本当に欠陥が存在しないのか、それとも条件が適切に設定されていないのかが不明となる。
ところが、従来行われている装置状態の確認作業は、例えば一日1回といった定期的な頻度で、検査作業の前に毎回同じダミーウエハを使用してその外観検査を行い、前回確認を行ったときから装置状態が変化しないことを確認するだけにとどまっていた。これは検出感度に影響する外観検査装置の設定箇所が多岐に及ぶため、調整部位の全てに亘ってかつ頻繁に調整を行うのは煩雑すぎるからである。
しかしながら、外観検査を行う際には検査対象ウエハによって検査の際に使用される条件が異なる。このような条件の相違の例として、照明光に使用する光の波長や検査対象とする層の違いがある。このために検査作業の前にダミーウエハを使用して設定した、上記光学条件や欠陥検出条件といった検査条件が、個々の検査対象のウエハにとって適切なものであるか否か不明なまま外観検査を行っていた。
上記問題に鑑み、本発明は、現在設定されている検査条件が、実際の検査対象の試料に適した条件であるか否かを判定することが可能な外観検査装置及び外観検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明では、実際に検査の対象となる試料に予め既知の欠陥を設けておき、現在の検査条件の下でこの欠陥を欠陥検出できるか否かを判定する。このように実際に検査の対象となる試料に予め設ける既知の欠陥を「標準欠陥」と記す。
すなわち、実際の検査対象である試料の表面に予め設けられた標準欠陥を検出できれば、その試料に対して行われた検査は、少なくともその標準欠陥と同程度の欠陥を検出できるだけの検出感度を有していたことを保証できる。
本発明の第1形態によれば、試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する外観検査装置が提供される。本外観検査装置は、試料の被検査面を撮像した画像を入力してこの画像に存在する欠陥を検出する欠陥検出部と、検査対象である試料の被検査面に予め設けられた既知の標準欠陥の位置情報を記憶する標準欠陥データ記憶部と、標準欠陥が設けられた試料の被検査面を撮像した画像中の、標準欠陥データ記憶部に記憶された位置情報が示す位置に存在する標準欠陥を、欠陥検出部が検出できるか否かを判定する検出感度判定部と、を備える。
例えば、上記の欠陥検出部を、試料の被検査面を撮像した画像において本来同一となるべき対応箇所同士のグレイレベル差が所定の検出条件を満たすとき該対応箇所を欠陥候補として検出するように構成する場合には、検出感度判定部は、標準欠陥が設けられた試料の被検査面を撮像した画像において標準欠陥の箇所と他の箇所との間に生じるグレイレベル差である標準欠陥グレイレベル差が、所定の検出条件を満たすか否かに従って、標準欠陥を欠陥検出部で検出できるか否かを判定する。
また例えば、欠陥検出部は、検出された欠陥の位置情報を含む欠陥情報を出力するように構成する場合には、検出感度判定部は、標準欠陥が設けられた試料の被検査面を撮像した画像から欠陥検出部が検出した欠陥の欠陥情報に含まれる位置情報と、標準欠陥データ記憶部に記憶された位置情報とを比較することにより、標準欠陥が欠陥検出部に検出されたか否かを判定する。
本発明の第2形態によれば、試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する欠陥検出ステップを有する外観検査方法が提供される。本方法では、検査対象である試料の被検査面に予め設けられた既知の標準欠陥の位置情報を記憶する標準欠陥データ記憶ステップと、標準欠陥が設けられた試料の被検査面を撮像する撮像ステップと、撮像ステップにより得られた画像中の、標準欠陥データ記憶ステップで記憶された位置情報が示す位置に存在する標準欠陥を、欠陥検出ステップで検出できるか否かを判定する検出感度判定ステップと、を有する。
試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する外観検査装置及び外観検査方法において、現在設定されている検査条件が、実際の試料に適した条件であるか否かを判定することが可能となる。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図5は、本発明の第1実施例による外観検査装置の全体ブロック図である。外観検査装置1は、実際に検査を行う試料であるウエハ2の表面の光学像を撮像して撮像画像を得るための光学系である顕微鏡部10と、顕微鏡部10による撮像画像を入力しこの現れる欠陥を検出する画像処理部20と、検出感度判定部50と、を備える。
ここで検出感度判定部50は、顕微鏡部10が所定の光学条件の下で撮像した特定のウエハ2の表面の画像に対して、画像処理部20が所定の欠陥検出条件を用いて欠陥検出処理を行なった場合に、外観検査装置1が所望の欠陥検出感度を有しているか否かを判定する機能を有する。これら画像処理部20及び検査条件決定部50は、コンピュータ等のデータ処理及び演算を行う計算機で実現することとしてよい。
図5に示す顕微鏡部10の構成例を示すブロック図を図6に示し、同じく画像処理部20の構成例を示すブロック図を図7に示す。図6及び図7にそれぞれ示した顕微鏡部10及び画像処理部20は、図1を参照して説明した外観検査装置に類似する構成を有しており、したがって同様の構成要素には同じ参照番号を付すこととし同様の機能については説明を省略する。
以下の説明では、外観検査装置1が有する欠陥検出感度に影響を及ぼす光学条件の例として、図6に示す光源15の光量を考える。また同じく光学条件の例として、ステージ11により試料台12を昇降させ対物レンズ13を含む結像光学系とウエハ2との間の相対距離を変更することによって調整可能なフォーカス状態を考える。
さらに、外観検査装置1が有する欠陥検出感度に影響を及ぼす画像処理部20の欠陥検出条件の例として、図7に示す欠陥検出部24による欠陥検出の際に、差分検出部22から出力されるグレイレベル差(ΔGL)と比較される検出閾値Tを考える。
また、上記の顕微鏡部10の光学条件や画像処理部20の検出条件のような、外観検査装置1の検出感度に影響を及ぼす外観検査装置1の設定条件を総称する場合には、以下本明細書において「検査条件」と記すことがある。
検出感度判定部50は、検査面上に所定の標準欠陥が設けられたウエハが検査対象として外観検査装置1に入力されると、この試料の検査面を顕微鏡部10で撮像した撮像画像に基づいて、外観検査装置1が所望の欠陥検出感度を有しているか否かを判定する。
図8に標準欠陥の設置例を示す。ウエハ2の表面には複数のダイ3a、3b、3c、3d…がX方向とY方向にそれぞれ繰返しマトリクス状に配列されている。例えば塗りつぶされた四角印で示した標準欠陥9は繰返し配列されたダイの1つおき、或いは複数個おきに離して配置する。塗りつぶされていない四角印8は、ダイトゥダイ比較において標準欠陥9と比較される正常パターン部分を示す。
このように標準欠陥9を設けると、隣接するダイ同士の間でダイトゥダイ比較を行った場合に、隣接するダイの組の一方のダイ3aに設けた標準欠陥9の箇所と、他方のダイ3b内における対応箇所8(すなわち、標準欠陥9のダイ3aにおけるダイ内位置と同じダイ内位置を有するダイ3b内の位置)と、を各々撮像した撮像画像のグレイレベル同士の差が大きくなり、通常の欠陥と同様に検出することが可能となる。
また標準欠陥は、塗りつぶされた丸印9’のようにダイの外側のダイシングスペースに設けてもよい。塗りつぶされていない丸印8’はダイトゥダイ比較において標準欠陥9’と比較される正常パターン部分を示す。標準欠陥9’をX方向だけでなくY方向についても2ダイ以上離して配置することによって、X方向及びY方向のどちらの方向にダイトゥダイ比較を行っても、標準欠陥9’を検出することが可能となる。
同様にセルトゥセル比較を行う場合の検査条件を決定する場合には、標準欠陥9を互いに2セル以上離して配置する。
なお、1つの検査面上に複数の標準欠陥9を配置する場合には、標準欠陥9の種類は1種類とは限らなくてよく、寸法や形状が異なる複数種類の標準欠陥9を配置することも可能である。
図9の(A)はウエハ2の表面に形成されるパターン例を示す拡大図であって、標準欠陥を含まない本来のパターンを示す図であり、図9の(B)は、図9の(A)のパターン上に標準を設けた様子を示す図である。
図9の(A)に示すように、ウエハ2の表面上の所定の領域100に形成されるパターンは、複数の線状の導体回路パターン101〜104から成り、かつそのうちライン102は図示105の箇所において切断部を有し、ライン104は図示106の箇所において切断部を有する。
標準欠陥は、例えば図9の(B)の図示91部分及び92部分に示すように、それぞれ本来のライン101領域及びライン102領域から導体が突出した微小部分として形成してよい。また標準欠陥は、図示93部分に示すように、本来のライン103の領域から導体が浸食された微小部分として形成してもよい。
あるいは、図示94部分及び95部分に示すように、本来のライン長を伸長し或いは短縮して形成してもよい。
これら標準欠陥91〜95は、その幅及び長さといった寸法として、半導体プロセス管理上管理すべき最小寸法を含む態様でウエハ2に設けられることが望ましい。このような寸法の標準欠陥を設けることにより、製造プロセス上、歩留りに影響しうる最小の欠陥を検出できるか否かを判定できる。また標準欠陥91〜95は、ウエハ2表面に形成された検査対象となるパターンを形成した製造プロセスにおいて形成してよい。或いは検査対象となるパターンを形成する前または形成した後にウエハ2の表面上に形成してもよい。
図5に戻り外観検査装置1は、外観検査装置1の動作に必要なその他の各種データを入力するためのデータ入力部4を備える。データ入力部4は、オペレータがデータを入力するためのキーボード、マウス、タッチパネル等のユーザインターフェース、フレキシブルディスク、CD−ROMやメモリーカードなどの各種リムーバブルメディアに記憶されて提供されるデータを読み込むためのフレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、メモリ読み取り装置などのリムーバブルメディア読み取り装置、及びデータをオンラインで入力するためのインタフェース装置等の、任意の入力装置のいずれかを含んで構成してよい。
データ入力部4は、ウエハ2に設けられた標準欠陥9に関する標準欠陥データを検査条件決定部50に入力するためにも使用される。標準欠陥データは、標準欠陥9が設けられているダイを指定するダイ指定情報及びそのダイ内のどの位置に設けられているか等を示す標準欠陥9の位置情報を少なくとも含む。また、標準欠陥データに複数の標準欠陥9に関するデータが含まれる場合には、個々の標準欠陥9を識別するための識別子情報を含めることもできる。
図5に戻り、標準欠陥9が設けられたウエハ2の表面を顕微鏡部10で撮像し、この撮像画像を画像処理部20に入力すると、図7に示す画像処理部20は、図1〜図4を参照して上述した外観検査方法と同様に、信号記憶部21、差分検出部22、検出閾値計算部23及び欠陥検出部24によって、ウエハ2の表面に現れる欠陥を検出し、検出した欠陥に関する欠陥情報を各欠陥毎に作成して画像処理部20から出力する。出力される欠陥情報には標準欠陥9を検出した結果作成された欠陥情報も含まれる。
画像処理部20から出力された欠陥情報は、図5に示すデータ出力部5を介して外観検査装置1の外部に出力される。
データ出力部5は、出力すべきデータをオペレータに表示するCRTや液晶表示パネル等のディスプレイ装置や、紙媒体などに印字するプリンタ装置、出力すべきデータを記憶してフレキシブルディスク、CD−ROMやメモリーカードなどの各種リムーバブルメディアに書き込むためのフレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、メモリ書き込み装置などのリムーバブルメディア書き込み装置、及びデータをオンラインで出力するためのインタフェース装置等の、任意の出力装置のいずれかを含んで構成してよい。
図10は、図5に示す検出感度判定部50の第1構成例を示すブロック図である。図示するとおり検出感度判定部50は、グレイレベル差検出部60と、標準欠陥データ記憶部61と、標準欠陥グレイレベル差抽出部62と、バックグラウンドノイズレベル算出部63と、仮検出条件決定部64と、検出条件比較部65を備える。
グレイレベル差検出部60は、標準欠陥が設けられたウエハ2の表面を撮像した撮像画像を撮像部14から入力し、図1を参照して説明した差分検出部22と同様の動作により、入力された撮像画像において本来同一となるべき対応箇所同士のグレイレベル差を検出する。
標準欠陥データ記憶部61は、入力部4から入力された標準欠陥データを記憶する。標準欠陥データ記憶部61に記憶される標準欠陥データは少なくとも上記の標準欠陥が設けられた位置の位置情報を含む。
標準欠陥グレイレベル差抽出部62は、標準欠陥データ記憶部61に記憶された標準欠陥の位置情報に基づいて、グレイレベル差検出部60が検出したグレイレベル差のうち、標準欠陥が設けられた箇所で検出されたグレイレベル差、すなわち標準欠陥グレイレベル差ΔGLsを抽出する。
バックグランドノイズレベル算出部63は、標準欠陥データ記憶部61に記憶された標準欠陥の位置情報に基づいて、グレイレベル差検出部61が検出したグレイレベル差のうち、標準欠陥の箇所以外で検出されたグレイレベル差すなわちバックグラウンドのグレイレベル差だけを抽出し、検出感度判定部50に入力された撮像画像のバックグランドのノイズレベルNを算出する。
仮検出条件決定部64は、標準欠陥グレイレベル差抽出部62が抽出した標準欠陥グレイレベル差ΔGLsと、バックグランドノイズレベル算出部63が算出したノイズレベルNとに応じて仮検出閾値Taを決定する。
この仮検出閾値Taは、入力された撮像画像において本来同一となるべき対応箇所同士の間に標準欠陥グレイレベル差ΔGLsよりも大きなグレイレベル差が生じたとき、このような対応箇所を欠陥候補として検出するのに適した閾値となるように、後に例示する所定の決定方法に従って決定される。
検出条件比較部65は、画像処理部20の欠陥閾値計算部23から、欠陥検出部24による欠陥検出処理に現在使用されている欠陥検出閾値Thを入力し、この欠陥検出閾値Thと仮検出条件決定部64が決定した仮検出閾値Taとを比較する。そして検出条件比較部65は、TaとThとの間の差や比が所定の許容範囲ΔT内であるとき外観検査装置1の検出感度が良いと判定し、TaとThとの間の差や比が所定の許容範囲ΔT外であるとき外観検査装置1の検出感度が許容範囲外と判定する。検出条件比較部65は、この判定結果を示す判定結果データを出力部5へ出力する。
図11は、本発明の第1実施例による検出感度判定方法のフローチャートであって、図10に示す検出感度判定部50が外観検査装置1の検出感度の良否を判定する方法を示す。
ステップS1において、検出条件比較部65は、画像処理部20の欠陥閾値計算部23から、欠陥検出部24による欠陥検出処理に現在使用されている欠陥検出閾値Thを入力する。ステップS2において、標準欠陥が設けられたウエハ2の表面を撮像した撮像画像が、撮像部14からグレイレベル差検出部60へ入力される。
ステップS3において、グレイレベル差検出部60は、撮像画像において本来同一となるべき対応箇所同士のグレイレベル差を検出する。グレイレベル差検出部60は、例えば上述のダイトゥダイ比較やセルトゥセル比較において、図1や図7に示す差分検出部22がパターン比較を行う際の検査画像とこれに対応する参照画像との間のグレイレベル差を検出してよい。
ステップS4において、標準欠陥グレイレベル差抽出部62は、グレイレベル差検出部61が検出したグレイレベル差のうち、標準欠陥が設けられた箇所で検出されたグレイレベル差、すなわち標準欠陥グレイレベル差ΔGLsを抽出する。
このとき標準欠陥グレイレベル差抽出部62は、標準欠陥データ記憶部61に記憶されている標準欠陥の位置情報を読み出し、グレイレベル差検出部60がグレイレベル差を検出した画素のうち、標準欠陥が存在する画素について検出したグレイレベル差だけを検出する。この様子を図12の(A)及び図12の(B)を参照して説明する。
図12の(A)は、図示の領域9に標準欠陥91〜99が設けられたダイ3aを示す図である。このダイ3aと、このダイに隣接する他のダイであって標準欠陥が設けられていないダイと、の間のグレイレベル差を検出すると、標準欠陥91〜99が設けられた領域9において検出されるグレイレベル差ΔGLの分布は、図12の(B)に示すとおりとなる。図示のΔGLAveは、領域9内のグレイレベルの平均値を示す。
図12の(B)に例示するグレイレベル差の分布のうち、分布の中央を含む図示120の部分は領域9内の各画素のうち標準欠陥91〜99以外の画素で生じたバックグランドのグレイレベル差の分布を示し、図示120の部分のグレイレベル差と比べてグレイレベル差の絶対値が大きい図示121及び122の部分は、標準欠陥91〜99で生じたグレイレベル差の分布を示す。
標準欠陥グレイレベル差抽出部62は、標準欠陥データ記憶部61に記憶されている標準欠陥の位置情報に基づき、標準欠陥が存在する画素について検出したグレイレベル差だけ抽出することにより、図示121及び122の部分のグレイレベル差の分布を得ることができる。
ステップS5において、標準欠陥グレイレベル差抽出部62は、図示121及び122の部分の分布を有するグレイレベル差の代表値を決定し、これを標準欠陥グレイレベル差ΔGLsとする。
ここで標準欠陥グレイレベル差ΔGLsは、以後のステップにおいて仮検出閾値Taを決定する基準として使用される。仮検出閾値Taは、図7に示す欠陥検出部24により欠陥検出閾値として用いられたとき、欠陥検出部24が標準欠陥91〜99の全てを欠陥として検出できるように設定される。そこで、標準欠陥グレイレベル差抽出部62は、標準欠陥91〜99により生じた図示121及び122の部分の分布に基づいて標準欠陥グレイレベル差ΔGLsを決定する。
図13を参照して標準欠陥グレイレベル差ΔGLsの決定方法を説明する。標準欠陥グレイレベル差抽出部62は、標準欠陥グレイレベル差ΔGLsの決定に用いる複数の標準欠陥91〜99のそれぞれについて、これらの標準欠陥について検出されたグレイレベル差の代表値をそれぞれ求め、これら代表値のうち最も小さい値を標準欠陥グレイレベル差ΔGLsとしてよい。
図13の例では、3つの標準欠陥についてそれぞれ検出されたグレイレベル差の分布121〜123の最大値をそれぞれの代表値ΔGL1、ΔGL2及びΔGL3として定め、このうち最も小さいΔGL1を標準欠陥グレイレベル差ΔGLsとして決定する。
撮像画像の各画素は撮像画像のノイズレベルに従って変動し、仮検出閾値Taにはノイズレベルに応じたマージンを設けるのが好適である。またノイズレベルはバックグラウンドの分散に比例する量と仮定することができる。
このため、ステップS6において、バックグランドノイズレベル算出部63は、グレイレベル差検出部61が検出したグレイレベル差のうち、標準欠陥の箇所以外で検出されたグレイレベル差すなわちバックグラウンドのグレイレベル差だけを抽出する。このグレイレベル差の分布は、図12の(B)における図示120の部分のとおりとなる。
ステップS7において、バックグランドノイズレベル算出部63は、検出感度判定部50に入力された撮像画像のバックグランドのノイズレベルNを算出する。ノイズレベルNは、例えばステップS6で抽出したバックグラウンドのグレイレベル差の分散値として決定してよく、または簡単に標準欠陥の箇所以外で検出されたグレイレベル差の分布の幅として決定してもよい。
ステップS8において、仮検出条件決定部64は、標準欠陥グレイレベル差抽出部62が抽出した標準欠陥グレイレベル差ΔGLsから、バックグランドノイズレベル算出部63が算出したノイズレベルNに応じたマージン(α×N)+βを差し引いた値である、
T1=ΔGLs−(α×N)−β (1)
を仮検出閾値Taとして決定する。ここでα及びβは所定の定数である。
またはより簡単に、条件決定部64は、標準欠陥グレイレベル差ΔGLsから所定のマージンβを差し引いた値である、
T2=ΔGLs−β (2)
を仮検出閾値Taとして決定する。仮検出閾値Taとして採用されるこれらの値T1及びT2と、標準欠陥グレイレベル差ΔGLsとの関係を図12の(B)に示す。
ステップS9において、検出条件比較部65は、ステップS8で算出した仮検出閾値Taと、ステップS1で入力した現在の欠陥検出閾値Thとを比較する。そしてTaとThとの間の差や比が所定の許容範囲ΔT内であるときは、検出条件比較部65はステップS10にて外観検査装置1の検出感度が良いと判定し、TaとThとの間の差や比が所定の許容範囲ΔT外であるときには検出条件比較部65はステップS11にて外観検査装置1の検出感度が許容範囲外であると判定する。
許容範囲ΔTの幅は、仮検出閾値Taとして上記の値T1が採用されるときには、マージン(α×N)+βよりも小さな値に設定され、仮検出閾値Taとして上記の値T2が採用されるときにはマージンβよりも小さな値に設定される。したがって、ステップS10にて外観検査装置1の検出感度が良いと判定された場合には、欠陥検出部24は現在の欠陥検出感度Thを用いて標準欠陥91〜99を全て検出することが可能である。
図14は、本発明の第2実施例による外観検査装置1の全体ブロック図である。図14に示す外観検査装置1の構成は、図5に示す外観検査装置5の構成と類似しているため、同様の構成要素について同じ参照符号を付することとし同様の機能については説明を省略する。
本構成では、画像処理部20がウエハ2に形成された標準欠陥を検出し、検出感度判定部50は、画像処理部20が生成した欠陥情報を用いて外観検査装置1が所望の欠陥検出感度を有しているか否かを判定する機能を有する。
図15及び図16は、それぞれ図14に示す顕微鏡部10及び画像処理部20の構成例を示すブロック図である。これら顕微鏡部10及び画像処理部20は、図6及び図7にそれぞれ示す顕微鏡部10及び画像処理部20と類似する構成を有するため、同様の構成要素について同じ参照符号を付することとし同様の機能については説明を省略する。
本構成における欠陥検出部24は、差分検出部22によって比較される検査画像と参照画像の間、すなわち撮像画像中の本来同一であるべき対応箇所同士の間で比較した結果を示す所定の評価値を欠陥条件に含めて出力する。
ここでは評価値として、欠陥箇所において検査画像とこれに対応する参照画像との間の差の程度に応じて変わる値を選択する。このような評価値として、欠陥検出部24は、例えば検査画像と参照画像の間において当該欠陥の検出位置で生じたグレイレベル差や、検出された欠陥のサイズを欠陥情報に含めてよい。
図17は、図5に示す検出感度判定部50の構成例を示すブロック図である。図示するとおり検出感度判定部50は、標準欠陥データ記憶部61と、標準欠陥抽出部70と、欠陥比較部71と、を備える。
図10に示した検出感度判定部50の構成の場合と同様に、標準欠陥データ記憶部61は、入力部4から入力された標準欠陥データを記憶する。標準欠陥データ記憶部61に記憶される標準欠陥データは少なくとも上記の標準欠陥が設けられた位置の位置情報を含む。さらに本構成では、標準欠陥データには、欠陥検出部24が標準欠陥について出力した欠陥情報に含まれる上記の所定の評価値に対応する目標評価値を含む。
この目標評価値は、この標準欠陥部分について生じた検査画像と参照画像の間の差が本来予定された差とどれだけ異なるかの尺度を、標準欠陥について出力された欠陥情報に含まれる所定の評価値とこの目標評価値との間の差分の大きさに応じて定めることが可能な値である。このような目標評価値の例を上げると、上述の所定の評価値が検査画像と参照画像の間において当該欠陥の検出位置で生じたグレイレベル差である場合には、ウエハ2の表面上の標準欠陥を設ける予定箇所に、標準欠陥を設けた場合と設けなかった場合にこの予定箇所を撮像部14でそれぞれ撮像した画像の間のグレイレベル差を目標評価値としてよい。また例えば所定の評価値が検出された欠陥サイズである場合には、目標評価値は標準欠陥のサイズであってもよい。
このような目標評価値は、データ入力部4を介して外部から検出感度判定部50に与えてもよいが、外観検査装置1内の顕微鏡部10で撮像した撮像画像を用いて画像処理部20で算出してもよい。本構成による検出感度判定部50は、欠陥検出部24から出力される欠陥情報を入力して、このような目標評価値を含む標準欠陥データを作成する標準欠陥データ作成部72を備える。
標準欠陥データの作成は例えば次の通りに行う。まず外観検査装置1の検査条件を変えながら何度か欠陥検出を行い、標準欠陥を良好に検出できる状態に設定しておく。そしてこの状態で、欠陥検出部24から出力される欠陥情報を標準欠陥データ作成部72に入力する。
標準欠陥データ作成部72は、入力した欠陥情報のうちから、標準欠陥データ記憶部61に記憶された標準欠陥の位置情報に基づいて、標準欠陥に係る欠陥情報を抽出する。
欠陥検出部24から出力される欠陥情報には、検出した欠陥の位置における検査画像と参照画像との間で生成した評価値が含まれている。標準欠陥データ作成部55は、好適な検出状態において検出した標準欠陥の欠陥情報に含まれる評価値を、目標評価値として標準欠陥データ記憶部61に記憶する。
例えば上記のようなグレイレベル差を所定の目標評価値として標準欠陥データに含める場合には、標準欠陥の位置において検査画像と参照画像との間で検出されたグレイレベル差が評価値として含まれている。
ここで、標準欠陥は検査画像と参照画像のいずれか一方に存在し、他方の画像には存在しない。また標準欠陥が設けられなかった場合にはこれら検査画像及び参照画像は本来同一となる。したがって、標準欠陥箇所において検査画像と参照画像の間で検出されたグレイレベル差は、ウエハ2の表面上の標準欠陥を設ける予定箇所に、標準欠陥を設けた場合と設けなかった場合にこの予定箇所を撮像部14でそれぞれ撮像した画像の間のグレイレベル差を与える。このような評価値を好適な検査状態において作成することによって、標準欠陥部分について検査画像と参照画像の間に本来生じるべき差を示す目標評価値を得ることができる。標準欠陥のサイズについても同様である。
標準欠陥抽出部70は、欠陥検出部24から欠陥情報を入力し、入力された欠陥情報が示す欠陥の位置情報と、標準欠陥データ記憶部61に記憶された標準欠陥の位置情報とを比較することにより、入力された欠陥情報が標準欠陥に関する欠陥情報か否かを判定し、標準欠陥に関する欠陥情報のみを抽出する。
欠陥比較部71は、標準欠陥抽出部70により抽出された欠陥情報が示す標準欠陥に関する情報と、標準欠陥データ記憶部61に記憶されている標準欠陥に関する情報とを比較し、この比較結果に応じて外観検査装置1の検出感度の良否を判定する。具体的な判定方法は以下に例示する。
図18は、本発明の第2実施例による検出感度判定方法のフローチャートであって、図10に示す検出感度判定部50が外観検査装置1の検出感度の良否を判定する方法を示す。
ステップS21において、標準欠陥データを入力部4から入力し又は標準欠陥データ作成部72で作成することにより、予め標準欠陥データを標準欠陥データ記憶部61に記憶しておく。
ステップS22において、標準欠陥抽出部70は欠陥検出部24から欠陥情報を入力する。
ステップS23において、標準欠陥抽出部70は、入力された欠陥情報のうちから標準欠陥に関する欠陥情報だけを抽出する。このとき評価値抽出部66は、標準欠陥データ記憶部72に記憶されている標準欠陥の位置情報を読み出し、入力された欠陥情報に含まれる欠陥検出位置が、標準欠陥データ記憶部72に記憶されている標準欠陥の位置情報のいずれかに該当するか否かを判断することによって、入力された欠陥情報が標準欠陥に関するものであるか否かを判断する。そして標準欠陥に関する欠陥情報のみを抽出し、欠陥比較部71に出力する。
ステップS24において、欠陥比較部71は、標準欠陥抽出部70から入力した欠陥情報が示す標準欠陥に関する情報と、標準欠陥データ記憶部72に記憶されている標準欠陥に関する情報とを比較し、この比較結果に応じて外観検査装置1の検出感度の良否を判定する。
例えば、欠陥比較部71は、ウエハ2の所定の範囲内において欠陥検出部24が検出した標準欠陥の数と、この所定の範囲内に本来存在している筈の標準欠陥の数とを比較する。
または欠陥比較部71は、ある標準欠陥に関する欠陥情報に含まれる上記所定の評価値と、この標準欠陥に関する標準欠陥データに含まれる目標評価値とを比較する。
ステップS25において、欠陥比較部71は、ステップS24において行った比較の結果が所定の許容範囲内である場合には、ステップS26において外観検査装置1の検出感度が良いと判定し、比較結果が所定の許容範囲外であるときはステップS27において外観検査装置1の検出感度が許容範囲外であると判定する。
例えば欠陥比較部71は、所定の範囲内に本来存在している筈の標準欠陥の数に対する、欠陥検出部24が検出した標準欠陥の数の割合である検出率が、許容される最低検出率よりも低い場合には外観検査装置1の検出感度が許容範囲外であると判定し、この検出率が最低検出率よりも大きい場合には外観検査装置1の検出感度が適正と判定する。
また例えば欠陥比較部71は、ある標準欠陥に関する欠陥情報に含まれる評価値と、この標準欠陥に関する標準欠陥データに含まれる目標評価値との差が、許容値よりも大きい場合には外観検査装置1の検出感度が許容範囲外であると判定し、この差が許容値よりも小さい場合には外観検査装置1の検出感度が適正と判定する。
以上、本発明の実施例を、照明光を用いた光学式撮像手段により得た試料表面の撮像画像に現れる欠陥を検出する外観検査装置について説明した。しかし本発明はこれに限定されず、走査型電子顕微鏡(SEM)などの電子線を用いた電子光学式撮像手段を用いて取得した試料表面の撮像画像に現れる欠陥を検出する外観検査装置にも適用可能である。
したがって、特許請求の範囲に記載される「光学系」およびその「光学条件」は、電磁波である光を扱う光学系及びその光学条件のほか、電子線を扱う電子光学系及びその電子光学系の設定条件も含まれるものとして使用される。
本発明は、検査対象となる試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する外観検査装置及び外観検査方法に利用可能である。特に、半導体ウエハや、フォトマスク用基板、並びに液晶表示パネル用基板、液晶デバイス用基板などの表面の撮像画像に基づき、これらの表面に形成されたパターンの欠陥を検出する外観検査装置及び外観検査方法に利用可能である。
従来の外観検査装置のブロック図である。 半導体ウエハ上のダイの配列を示す図である。 検出閾値計算部23の構成例を示すブロック図である。 図3に示す検出閾値計算部による検出閾値計算処理の説明図である。 本発明の第1実施例による外観検査装置の全体ブロック図である。 図5に示す顕微鏡部の構成例を示すブロック図である。 図5に示す画像処理部の構成例を示すブロック図である。 標準欠陥の設置例を示す図である。 (A)はウエハ2の表面に形成される本来のパターン例を示す拡大図であり、(B)は(A)のパターン上に標準を設けた様子を示す図である。 図5に示す検出感度判定部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施例による検出感度判定方法のフローチャートである。 図11における検出感度判定方法の説明図である。 標準欠陥グレイレベル差の決定方法の一例の説明図である。 本発明の第2実施例による外観検査装置の全体ブロック図である。 図14に示す顕微鏡部の構成例を示すブロック図である。 図14に示す画像処理部の構成例を示すブロック図である。 図14に示す検出感度判定部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2実施例による検出感度判定方法のフローチャートである。
符号の説明
1 外観検査装置
2 ウエハ
3、3a〜3d ダイ(チップ)
9、91〜99 標準欠陥

Claims (6)

  1. 試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する外観検査装置であって、
    前記試料の被検査面を撮像した画像を入力し、この画像に存在する欠陥を検出する欠陥検出部と、
    検査対象である前記試料の被検査面に予め設けられた既知の標準欠陥の位置情報を記憶する標準欠陥データ記憶部と、
    前記標準欠陥が設けられた前記試料の前記被検査面を撮像した画像中の、前記標準欠陥データ記憶部に記憶された位置情報が示す位置に存在する前記標準欠陥を、前記欠陥検出部が検出できるか否かを判定する検出感度判定部と、
    を備えることを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記欠陥検出部は、前記試料の被検査面を撮像した画像において本来同一となるべき対応箇所同士のグレイレベル差が所定の検出条件を満たすとき該対応箇所を欠陥候補として検出するように構成され、
    前記検出感度判定部は、前記標準欠陥が設けられた前記試料の前記被検査面を撮像した画像において前記標準欠陥の箇所と他の箇所との間に生じるグレイレベル差である標準欠陥グレイレベル差が、前記所定の検出条件を満たすか否かに従って、前記標準欠陥を前記欠陥検出部で検出できるか否かを判定するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記欠陥検出部は、検出された前記欠陥の位置情報を含む欠陥情報を出力し、
    前記検出感度判定部は、前記標準欠陥が設けられた前記試料の前記被検査面を撮像した画像から前記欠陥検出部が検出した欠陥の欠陥情報に含まれる位置情報と、前記標準欠陥データ記憶部に記憶された前記位置情報とを比較することにより、前記標準欠陥が前記欠陥検出部に検出されたか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  4. 試料の被検査面を撮像した画像を検査することによりこの被検査面に存在する欠陥を検出する欠陥検出ステップを有する外観検査方法であって、
    検査対象である前記試料の被検査面に予め設けられた既知の標準欠陥の位置情報を記憶する標準欠陥データ記憶ステップと、
    前記標準欠陥が設けられた前記試料の前記被検査面を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにより得られた画像中の、前記標準欠陥データ記憶ステップで記憶された位置情報が示す位置に存在する前記標準欠陥を、前記欠陥検出ステップで検出できるか否かを判定する検出感度判定ステップと、
    を有することを特徴とする外観検査方法。
  5. 前記欠陥検出ステップは、前記試料の被検査面を撮像した画像において本来同一となるべき対応箇所同士のグレイレベル差が所定の検出条件を満たすとき該対応箇所を欠陥候補として検出し、
    前記検出感度判定ステップは、前記標準欠陥が設けられた前記試料の前記被検査面を撮像した画像において前記標準欠陥の箇所と他の箇所との間に生じるグレイレベル差である標準欠陥グレイレベル差が、前記所定の検出条件を満たすか否かに従って、前記標準欠陥を前記欠陥検出部で検出できるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の外観検査方法。
  6. 前記欠陥検出ステップにより検出された前記欠陥の位置情報を含む欠陥情報を出力し、
    前記検出感度判定ステップは、前記標準欠陥が設けられた前記試料の前記被検査面を撮像した画像から前記欠陥検出ステップにより検出した欠陥の位置情報と、前記標準欠陥データ記憶ステップで記憶された前記標準欠陥の位置情報とを比較することにより、前記標準欠陥が前記欠陥検出ステップにより検出されたか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の外観検査方法。
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