JPH11223559A - 婦人体温計 - Google Patents

婦人体温計

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JPH11223559A
JPH11223559A JP10026954A JP2695498A JPH11223559A JP H11223559 A JPH11223559 A JP H11223559A JP 10026954 A JP10026954 A JP 10026954A JP 2695498 A JP2695498 A JP 2695498A JP H11223559 A JPH11223559 A JP H11223559A
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JP
Japan
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processing means
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JP10026954A
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English (en)
Inventor
Kazuko Awaya
加寿子 粟屋
Keiko Noda
桂子 野田
Tadashi Nakatani
直史 中谷
Hirofumi Inui
弘文 乾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の婦人体温計は子供が欲しい人のための
ものであり、基礎体温のみを管理するようになっている
もので、妊娠後から出産までの間をサポートするには不
十分であるという課題を有している。 【解決手段】 測温部1によって測温した基礎体温の表
示と、体重入力手段8によって入力された体重を表示手
段4に表示し、妊娠に入ってからの体重が標準体重の範
囲を越えているときは表示手段4に警告表示を行う婦人
体温計としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毎日の基礎体温と
体重の変化を記憶及び表示できる婦人体温計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】未公開ではあるが、発明者らは以前に使
用者が測定した基礎体温データを自動的に本体内のメモ
リに保存し、必要に応じて画面上に各データを棒グラフ
で表示できる婦人体温計を提案している。この婦人体温
計では、画面に表示できるデータは、過去の全データと
することも週単位とすることもできるようになってい
る。また、荻野式や基礎体温法を用いてグラフ上に可妊
期表示を行ったり、妊娠の判定を行って妊娠の可能性の
あるものは特定のマークを表示したり、あるいは出産予
定日を表示することもできるようにしている。また他
に、子供が欲しい人のために排卵日を予測して表示した
り、次の生理予定日を表示しているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の婦人体温計
は子供が欲しい人のためのものであり、基礎体温のみを
管理するようになっているもので、妊娠後から出産まで
の間をサポートするには不十分であるという課題を有し
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、測温部によっ
て測温した基礎体温の表示と、体重入力手段によって入
力された体重の表示を共に行い、妊娠に入ってからの体
重が標準体重の範囲を越えているときは表示手段に警告
表示を行う婦人体温計としている。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、測温
部によって測温した基礎体温の表示と、体重入力手段に
よって入力された体重の表示を共に行い、妊娠に入って
からの体重が標準体重の範囲を越えているときは表示手
段に警告表示を行う婦人体温計としている。
【0006】請求項2に記載した発明は、演算処理手段
が表示手段に表示する警告は、体重入力手段から入力さ
れた体重が所定日以内に標準体重の範囲を越えた場合に
行うようにして、使用者の注意を促すことが出来る婦人
体温計としている。
【0007】請求項3に記載した発明は、測温部のデー
タから妊娠と判断した場合で、体重入力手段からのデー
タ入力がない場合には標準体重を入力するように表示手
段に表示するようにして、妊娠前に体重入力をしていな
くても標準体重入力手段を使用して標準体重を入力する
ようにすれば、出産までの間、体温・体重の両面からサ
ポートができる婦人体温計としている。
【0008】請求項4に記載した発明は、演算処理手段
が妊娠と判定するまでの間に体重入力手段から受けた全
体重データの内の最新値を標準体重として記憶するよう
にして、体重データが飛び飛びに入力されているような
場合であっても、妊娠後の体調の管理が正確に出来る婦
人体温計としている。
【0009】請求項5に記載した発明は、演算処理手段
が妊娠と判定するまでの間に体重入力手段から受けた全
体重データの平均値を標準体重として記憶するようにし
て、妊娠前に測定した結果がばらついていても一時的な
体重増加や体重減少の影響を無視でき、信頼性の高い管
理が出来る婦人体温計としている。
【0010】請求項6に記載した発明は、演算処理手段
は、所定の週毎の体重データを妊娠と判断した時点に遡
って最新の生理開始日から週単位でグラフで表示し、こ
のグラフ表示の代表値には所定の週内の複数データのう
ちの最新のデータを使用するようにして、1週間に1
回、好きな日に体重データを入力するだけで体重の管理
が出来る婦人体温計としている。
【0011】請求項7に記載した発明は、演算処理手段
は、所定の週毎の体重データを妊娠と判断した時点に遡
って最新の生理開始日から週単位でグラフで表示し、こ
のグラフ表示の代表値には最新の生理開始曜日と同じ曜
日のデータを使用するようにして、グラフの代表値がい
つも同じ曜日のデータであり、体重増加の経緯が信頼性
高く把握できる婦人体温計としている。
【0012】請求項8に記載した発明は、音声によって
注意メッセージを報知する報知手段を備え、演算処理手
段は所定の曜日に報知手段を動作させるようにして、デ
ータ入力漏れが無く使用者が正確に体重の変化を把握で
きる婦人体温計としている。
【0013】請求項9に記載した発明は、表示手段に表
示させるグラフは、標準体重の範囲を示す境界線表示を
有するようにして、自分の体重の変化が標準体重の範囲
との関係で視認でき、体重の管理を確実に出来る婦人体
温計としている。
【0014】請求項10に記載した発明は、体重入力手
段に入力した体重データが所定の範囲を超えたときには
報知手段を動作させるようにして、使用者の注意を促す
ことが出来る婦人体温計としている。
【0015】請求項11に記載した発明は、表示手段に
表示させる体重グラフを週単位と日単位とに切り換える
ようにして、長期的な体重変化と短期的な体重変化の両
方を見ることができ、使い勝手の良い婦人体温計として
いる。
【0016】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1は本実施例の構成を示す斜視図であ
る。本実施例の婦人体温計は本体3と付属品である測温
部1から成っている。測温部1としては、赤外線センサ
を用いて鼓膜から放射される赤外線を測定する非接触式
放射体温計やサーミスタ等を用いた接触式体温計を使用
することができる。非接触式放射体温計を使用した場合
には、測温ボタン2を押すことによって測温が開始でき
る。測温部1の測温データは、本実施例では有線で本体
3に伝達されるようになっているが、赤外線や電波・音
・光等を使用して無線で本体3とデータ通信をしてもよ
いものである。本体3には、体重を入力する体重入力手
段8を構成する体重入力ボタン8aと、入力した体重デ
ータを呼び出す体重グラフ呼び出しボタン8bと、図2
に示している演算処理手段19と、演算処理手段19の
指示によって前記測温部1の測定結果と体重入力手段8
に入力された体重データを表示する表示手段4と、キー
スイッチ5と、シフトボタン6a、6bと、生理開始ボ
タン7と、データ呼び出しボタン11と電源ボタン12
とを備えている。表示手段4として本実施例では、持ち
運びを容易にするために液晶を使用している。電源ボタ
ン12を押すと、電源として使用している電池が接続さ
れ各部が動作するものである。キースイッチ5は、演算
処理手段19の動作環境を設定するためのもので、日付
・現在時刻の設定や、報知手段22を動作させるアラー
ム時刻の設定を行うために使用される。生理開始ボタン
7は、使用者が生理開始日を設定するものである。シフ
トボタン6a、6b・体重入力手段8は、体重を記録す
るためのものである。体温グラフ呼び出しボタン9は、
体温グラフを表示手段4に表示するものであり、データ
呼び出しボタン11は、体温の値を表示手段4に表示す
るものである。
【0017】図2は、本体3の電気接続を示すブロック
図である。測温部1の測温データと、体重入力手段8か
らの体重データとは演算処理手段19に伝達されてい
る。演算処理手段19は、内部にデータ処理手段15・
標準体重記憶手段16・妊娠判定手段17・体重判別手
段18・メモリ手段20を有している。また、演算処理
手段19には前記表示手段4と、報知手段22が接続さ
れている。
【0018】以下本実施例の動作について説明する。使
用者がキースイッチ5を用いて演算処理手段19の動作
環境を設定する。つまり、日付の設定、現在時刻の設
定、報知手段22を動作させるアラーム時刻の設定を行
う。前記アラーム時刻に達すると、報知手段22が動作
して、使用者は体温測定の時刻がきたことを認識する。
そこで、測温部1を使用して体温測定を実行する。この
体温測定は、測温ボタン2を押して測温部1を鼓膜に近
づけて行うものである。こうすることによって、鼓膜内
から放射される赤外線を検知し、体温を測定するもので
ある。この体温測定は使用者が目覚めた段階で行うもの
であり、基礎体温となっている。測定した体温データ
は、演算処理手段19のデータ処理手段15によって日
付と共に処理され、メモリ手段20に記憶される。
【0019】データ処理手段15のデータ処理の一つ
は、使用者が生理開始ボタン7で入力した生理開始日を
基準とする生理周期毎に基準体温を求めることである。
つまり、低温期体温の平均値と高温期体温の平均値の中
間値を基準体温として求めるものである。こうして求め
た過去数ケ月の基準体温の平均値を、現在周期の基準体
温と認識するものである。また第二に、測温部1が検出
した測温データに日付データをつけて、妊娠判定手段1
7に伝達することである。妊娠判定手段17は、データ
処理手段15から受けたデータによって使用者が妊娠し
ていると判断したときには、図1に示しているように表
示手段4に「妊娠」と表示するものである。前記妊娠か
どうかの判定は、次のようにして行っている。生理開始
日を含む現在周期の基礎体温が、前記基準体温より低い
日を低温日高い日を高温日とすると、1つの生理周期中
の基礎体温は低温期と高温期の2相に分かれるものであ
る。妊娠判定手段17は、データ処理手段15から受け
た基礎体温のデータが生理開始日から高温期に入って2
1日以上高温日が続いたときに妊娠と判断するものであ
る。
【0020】本実施例では前記基礎体温による管理と、
体重の変化による管理とを同時に行うことが出来るよう
になっているものである。使用者が体重入力手段8であ
る体重入力ボタンを押すと、初期値である”50kg”
が表示手段4に表示される。このときシフトボタン6a
または6bを押すと、100g単位で増加または減少す
る。こうして、例えば49.0kgになるようにシフト
ボタン6bを10回押して表示手段4の表示が49.0
kgとなった時点でシフトボタン6aまたは6bから手
を放すものである。こうすると表示手段4の表示は4
9.0kgと表示されたままになり、数秒するとこの値
が確定されてメモリー手段20に日付データと共に保存
されて、表示手段4からは消える。保存データとして確
定されメモリ手段20に記憶される。この体重データは
体重入力手段8のの一部を構成する体重グラフ呼び出し
ボタン8bによって呼び出すことができる。つまり、体
重グラフ呼び出しボタン8bを押すと、前記データ処理
手段15が保存した体重データをグラフ化し、表示手段
4に表示するものである。また、次回からは最新の保存
データが初期値として更新され表示される。
【0021】使用者が妊娠判定手段17によって妊娠と
判断された場合、演算処理手段19は、妊娠前の1週間
の体重データを平均化し標準体重とし、標準体重記憶手
段16に記憶する。一般的に妊娠後の体重の増加は8k
g〜10kgであり、使用者の体重がこの範囲を超える
と難産や妊娠中毒症の可能性が大きくなるものである。
そこで本実施例では、体重判別手段18が前記標準体重
と最新の体重とを比較して、所定の体重差を越えると報
知手段22を使用して警告するものである。つまり体重
入力時に報知手段22が作動して、警告音が鳴るもので
ある。
【0022】なお本実施例では、前記グラフ表示に体温
グラフ呼び出しボタン9と体重グラフ呼び出しボタン8
bとを使用している。つまり、表示手段4の表示を必要
に応じて基礎体温の変化を示すグラフと、体重の変化を
示すグラフとに切り替えられるようになっている。この
とき本実施例では、体重グラフの表示は常時は日単位と
し、妊娠後は週単位で表示するようにしている。また基
礎体温の表示は日単位としている。一画面での表示可能
容量は、日単位では40日分であり、週単位では40週
分となっている。このため、基礎体温の変化は1周期分
を1度に表示することができるものである。また体重に
ついても、一般に妊娠から出産まで40週と言われてい
るので、1度に出産に至るまでの間の体重の増加の経過
を見ることができる。
【0023】以上のように本実施例によれば、妊娠する
までの体温管理だけでなく、妊娠してからも体重増加な
どの管理を行うことで、出産までのサポートも行うこと
ができる。
【0024】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。本実施例では、演算処理手段19は
体重入力手段8によって入力された体重が所定日以内に
標準体重の範囲を越えた場合に報知手段22を作動させ
るようにしている。つまり、一般的に、妊娠後に定時刻
測定した体重が1週間に500g以上増加した場合には
妊娠中毒症になりやすいものである。そこで本実施例で
は、今週の体重値が先週よりも500g以上増加していた場
合、警告音またはメッセージやマークで注意を促すよう
にしているものである。もちろんこのときの体重測定
は、朝食前か夜寝る前など、できるだけ定時刻に測定す
るものである。
【0025】以上のように本実施例によれば、1週間毎
の体重増加の管理をすることで短期的な急激な体重増加
を防ぐことができる。
【0026】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。本実施例では、図3・図4に示して
いるように標準体重入力手段23を使用しており、この
入力情報が演算処理手段19に伝達されるようになって
いる。
【0027】本実施例は、妊娠判定手段17が妊娠と判
断したときに、使用者が妊娠前の体重データを入力して
いなかったときのためのものである。つまり、実施例1
で説明した基準体重に相当するデータが存在しない場合
についてのものである。このような場合、使用者が標準
体重入力手段23を使用して現在の自分の体重を標準体
重として入力するものである。この入力の仕方は実施例
1で説明したものと同様である。入力された体重は標準
体重記憶手段16に標準体重として記憶され、その後新
しく体重データが入力されると体重判別手段18が前記
標準体重と比較するものである。こうして実施例1で説
明したと同様、今週の体重が先週よりも500g以上増加し
ていた場合、報知手段22を動作させて警告音を発生し
たり、表示手段4が表示する画面上にメッセージやマー
クを表示して注意を促すようにしているものである。
【0028】以上のように本実施例によれば、妊娠前に
体重入力をしていなくても、標準体重入力手段23を使
用して標準体重を入力するようにすれば、出産までの
間、体温・体重の両面からサポートができるものであ
る。
【0029】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。本実施例では演算処理手段19は、妊
娠判定手段17が妊娠と判断した直前に体重入力手段8
に入力された最新データに決定しているものである。つ
まり、体重データが毎日ではなく飛び飛びに入力されて
いるような場合に、標準体重として採用するデータを妊
娠判定の直前の体重データとしているものである。この
構成とすることによって、妊娠後の体調の管理が正確に
出来るものである。
【0030】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて説明する。本実施例も体重データが毎日ではなく
飛び飛びに入力されている場合に適用できるものであ
る。例えば体重データがしばらく入力されていない状態
で妊娠した場合に、最新の体重データが何週間も前のも
のになっている可能性がある。このデータを標準体重と
したときには、体重判別が信頼性の無いものになってし
まう。また女性は、黄体ホルモンの関係で、低温期と高
温期で体重が変化する人も存在する。そこで本実施例で
は、演算処理手段19は、妊娠以前の体重データをすべ
て平均したものを標準体重として標準体重記憶手段16
に記憶するようにしているものである。
【0031】以上のように本実施例によれば、妊娠以前
の体重データをすべて平均したものを標準体重として採
用するようにしているため、例えば妊娠前に測定した結
果がばらついていても一時的な体重増加や体重減少の影
響を無視でき、信頼性の高い管理が出来るものである。
【0032】(実施例6)続いて本発明の第6の実施例
について説明する。本実施例は、妊娠後の体重データの
入力方法に関するものである。つまり、本実施例では妊
娠してから1週間に複数回の体重データの入力があった
場合、演算処理手段19がその週の最終データをグラフ
の代表値として表示するようにしているものである。つ
まり、逆に言えば1週間に1回しかデータ入力をしなく
とも体重の管理が出来るものである。
【0033】以上のように本実施例によれば、1週間に
1回、好きな日に体重データを入力するだけで体重の管
理が出来るものである。
【0034】(実施例7)次に本発明の第7の実施例に
ついて説明する。本実施例では、演算処理手段19は体
重グラフを表示するに当たって、その週の代表値として
妊娠判定時点の直前の生理開始日の曜日と同じ曜日の体
重データを採用するようにしているものである。
【0035】こうすることによって、グラフ代表値がい
つも同じ曜日のデータであることから、体重増加の経緯
が信頼性のあるものとなる。
【0036】(実施例8)続いて本発明の第8の実施例
について説明する。本実施例では、測温部1を使用する
体温測定直後に、演算処理手段19が報知手段22を使
用して、音声で「今日は体重入力の日です」とメッセー
ジを流す、またはメロディや電子音等を流して使用者に
体重データを入力する日であることを知らせるものであ
る。あるいは、電源12をオンしたときに表示手段4に
「今日は体重入力の日です」と所定時間の間メッセージ
を掲載するようにしているものである。こうすることに
よって、使用者は体重データの入力を忘れることがな
く、確実に体重データを入力でき、正確な体重管理が出
来るものである。
【0037】(実施例9)次に本発明の第9の実施例に
ついて説明する。本実施例では演算処理手段19が表示
手段4に表示させるグラフを図5に示すような形式とし
ているものである。つまり、妊娠判定手段17が妊娠し
ていると判定した後、表示手段4に表示させるグラフに
は標準体重の範囲を示す境界線を表示しているものであ
る。すなわち、8kgラインと10kgラインを表示している
ものである。
【0038】使用者は体重グラフを表示させたときに、
自分の体重の変化が標準体重の範囲との関係で視認で
き、体重の管理を確実に出来るものである。
【0039】(実施例10)続いて本発明の第10の実
施例について説明する。本実施例では演算処理手段19
は、体重入力手段8に入力された体重データが所定の範
囲を超えたときには報知手段22を動作させるようにし
ているものである。つまり、体重入力手段8を使用して
入力した体重が妊娠前の標準体重から8kgまたは10kg以
上オーバーしていたときには、報知手段22を動作させ
て警告音を発生したり、または、「8kg以上又は10kg以
上オーバーしています。」と警告メッセージを流すもの
である。この警告は、前記音声によるものに加えて、表
示手段4が表示する画面上にも警告マークやメッセージ
を表示するようにしても良いものである。
【0040】以上のように本実施例によれば、体重入力
時に音声によって警告を受けたり、表示画面を見ること
によって、使用者自身が体重を減らすなどして難産にな
らないよう意識づけできるものである。
【0041】(実施例11)次に本発明の第11の実施
例について説明する。本実施例では、図6・図7に示し
ているように、演算処理手段19は体重表示切り替え手
段25の指示を受けて、表示手段4に表示する体重グラ
フを週単位と日単位とに切り換えるようにしているもの
である。
【0042】つまり通常は、表示手段4に表示する体重
グラフは妊娠状態に入ってからは週単位としているもの
である。この理由は、1画面に表示可能な容量が40週
分であって、妊娠から出産までの体重変化を1画面で見
ることが出来るようにしているためである。しかし、妊
娠に入ってからも微少な体重の変化を見たい場合がある
ものである。このような場合に、本実施例では体重表示
切り替え手段25を押すことによって、今までの週単位
の表示から日単位の表示に切り替わるものである。さら
にもう一度、体重表示切り替え手段25を押すことによ
って、日単位の表示から週単位の表示に戻るものであ
る。従って本実施例によれば、必要に応じて体重グラフ
の表示を日単位と週単位とに切り換えることができ、1
0ケ月の大きな変化と約1ケ月の微少変化の両方を見る
ことができるものである。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、体温を測定
する測温部と、体重を入力する体重入力手段と、測温部
と体重入力手段のデータを処理する演算処理手段と、演
算処理手段の信号を表示する表示手段とを備え、前記演
算処理手段は妊娠に入ってからの体重が標準体重の範囲
を越えていると判断したときに表示手段に警告表示を行
う構成として、基礎体温の表示と体重の表示を共に行う
ことができ、妊娠に入ってからの体重が標準体重の範囲
を越えているときは警告表示を行うことができる婦人体
温計を実現するものである。
【0044】請求項2に記載した発明は、演算処理手段
が表示手段に表示する警告は、体重入力手段から入力さ
れた体重が所定日以内に標準体重の範囲を越えた場合に
行う構成として、請求項1に記載した効果に加え、体重
が所定日以内に標準体重の範囲を越えた場合には使用者
の注意を促すことが出来る婦人体温計を実現するもので
ある。
【0045】請求項3に記載した発明は、演算処理手段
は、測温部のデータから妊娠したと判断した場合で、体
重入力手段からのデータ入力がない場合には標準体重を
入力するように表示手段に表示する構成として、請求項
1に記載した効果に加え、妊娠前に体重入力をしていな
くても、出産までの間、体温・体重の両面からサポート
ができる婦人体温計を実現するものである。
【0046】請求項4に記載した発明は、演算処理手段
は妊娠と判定するまでの間に体重入力手段から受けた全
体重データの内の最新値を標準体重として記憶する構成
として、請求項1に記載した効果に加え、体重データが
飛び飛びに入力されているような場合であっても、妊娠
後の体調の管理が正確に出来る婦人体温計を実現するも
のである。
【0047】請求項5に記載した発明は、演算処理手段
は妊娠と判定するまでの間に体重入力手段から受けた全
体重データの平均値を標準体重として記憶する構成とし
て、請求項1に記載した効果に加え、妊娠前に測定した
結果がばらついていても一時的な体重増加や体重減少の
影響を無視でき、信頼性の高い管理が出来る婦人体温計
を実現するものである。
【0048】請求項6に記載した発明は、演算処理手段
は、所定の週毎の体重データを妊娠と判断した時点に遡
って最新の生理開始日から週単位でグラフで表示し、こ
のグラフ表示の代表値には所定の週内の複数データのう
ちの最新のデータを使用する構成として、請求項1に記
載した効果に加え、1週間に1回、好きな日に体重デー
タを入力するだけで体重の管理が出来る婦人体温計を実
現するものである。
【0049】請求項7に記載した発明は、演算処理手段
は、所定の週毎の体重データを妊娠と判断した時点に遡
って最新の生理開始日から週単位でグラフで表示し、こ
のグラフ表示の代表値には最新の生理開始曜日と同じ曜
日のデータを使用する構成として、グラフの代表値がい
つも同じ曜日のデータであり、体重増加の経緯が信頼性
高く把握できる婦人体温計を実現するものである。
【0050】請求項8に記載した発明は、体温を測定す
る測温部と、体重を入力する体重入力手段と、測温部と
体重入力手段のデータを処理する演算処理手段と、演算
処理手段の信号を表示する表示手段と、音声によって注
意メッセージを報知する報知手段とを備え、前記演算処
理手段は所定の曜日に報知手段を動作させる構成とし
て、請求項1に記載した効果に加え、体重データの入力
忘れがなく、確実に体重データを入力でき、正確な体重
管理が出来る婦人体温計を実現するものである。
【0051】請求項9に記載した発明は、演算処理手段
が表示手段に表示させるグラフは、標準体重の範囲を示
す境界線表示が存在する構成として、請求項1に記載し
た効果に加え、自分の体重の変化が標準体重の範囲との
関係で視認でき、体重の管理を確実に出来る婦人体温計
を実現するものである。
【0052】請求項10に記載した発明は、演算処理手
段は体重入力手段に入力された体重データが所定の範囲
を超えたときには報知手段を動作させる構成として、請
求項8に記載した効果に加え、体重入力手段を使用した
段階で使用者の注意を促すことが出来る婦人体温計を実
現するものである。
【0053】請求項11に記載した発明は、体温を測定
する測温部と、体重を入力する体重入力手段と、測温部
と体重入力手段のデータを処理する演算処理手段と、演
算処理手段の信号を表示する表示手段とを備え、前記演
算処理手段は表示手段に表示させる体重グラフを週単位
と日単位とに切り替える構成として、請求項1に記載し
た効果に加え、長期的な体重変化と短期的な体重変化の
両方を見ることができる使い勝手の良い婦人体温計を実
現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である婦人体温計の構成
を示す斜視図
【図2】同、電気接続を示すブロック図
【図3】同、第3の実施例である婦人体温計の構成を示
す斜視図
【図4】同、電気接続を示すブロック図
【図5】同、第9の実施例である婦人体温計が表示する
体重グラフを示す説明図
【図6】本発明の第11の実施例である婦人体温計の構
成を示す斜視図
【図7】同、電気接続を示すブロック図
【符号の説明】
1 測温部 4 表示手段 8 体重入力手段 19 演算処理手段 23 標準体重入力手段 22 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体温を測定する測温部と、体重を入力す
    る体重入力手段と、測温部と体重入力手段のデータを処
    理する演算処理手段と、演算処理手段の信号を表示する
    表示手段とを備え、前記演算処理手段は妊娠に入ってか
    らの体重が標準体重の範囲を越えていると判断したとき
    に表示手段に警告表示を行う婦人体温計。
  2. 【請求項2】 演算処理手段が表示手段に表示する警告
    は、体重入力手段から入力された体重が所定日以内に標
    準体重の範囲を越えた場合に行う請求項1に記載した婦
    人体温計。
  3. 【請求項3】 演算処理手段は、測温部のデータから妊
    娠したと判断した場合で、体重入力手段からのデータ入
    力がない場合には標準体重を入力するように表示手段に
    表示する請求項1に記載した婦人体温計。
  4. 【請求項4】 演算処理手段は妊娠と判定するまでの間
    に体重入力手段から受けた全体重データの内の最新値を
    標準体重として記憶する請求項1から3のいずれか1項
    に記載した婦人体温計。
  5. 【請求項5】 演算処理手段は妊娠と判定するまでの間
    に体重入力手段から受けた全体重データの平均値を標準
    体重として記憶する請求項1から3のいずれか1項に記
    載した婦人体温計。
  6. 【請求項6】 演算処理手段は、所定の週毎の体重デー
    タを妊娠と判断した時点に遡って最新の生理開始日から
    週単位でグラフで表示し、このグラフ表示の代表値には
    所定の週内の複数データのうちの最新のデータを使用す
    る請求項1から5のいずれか1項に記載した婦人体温
    計。
  7. 【請求項7】 演算処理手段は、所定の週毎の体重デー
    タを妊娠と判断した時点に遡って最新の生理開始日から
    週単位でグラフで表示し、このグラフ表示の代表値には
    最新の生理開始曜日と同じ曜日のデータを使用する請求
    項1から5のいずれか1項に記載した婦人体温計。
  8. 【請求項8】 体温を測定する測温部と、体重を入力す
    る体重入力手段と、測温部と体重入力手段のデータを処
    理する演算処理手段と、演算処理手段の信号を表示する
    表示手段と、音声によって注意メッセージを報知する報
    知手段とを備え、前記演算処理手段は所定の曜日に報知
    手段を動作させる婦人体温計。
  9. 【請求項9】 演算処理手段が表示手段に表示させるグ
    ラフは、標準体重の範囲を示す境界線表示が存在する請
    求項1から8のいずれか1項に記載した婦人体温計。
  10. 【請求項10】 演算処理手段は体重入力手段に入力さ
    れた体重データが所定の範囲を超えたときには報知手段
    を動作させる請求項8に記載した婦人体温計。
  11. 【請求項11】 体温を測定する測温部と、体重を入力
    する体重入力手段と、測温部と体重入力手段のデータを
    処理する演算処理手段と、演算処理手段の信号を表示す
    る表示手段とを備え、前記演算処理手段は表示手段に表
    示させる体重グラフを週単位と日単位とに切り換える婦
    人体温計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002200086A (ja) * 2000-12-28 2002-07-16 Tanita Corp 産後支援装置
CN108038331A (zh) * 2017-12-27 2018-05-15 重庆工商职业学院 一种基于云计算的高精度温度数据校正方法

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