JPH11222716A - 超光沢扁平アクリル系繊維及びその繊維製品 - Google Patents

超光沢扁平アクリル系繊維及びその繊維製品

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JPH11222716A JP10037973A JP3797398A JPH11222716A JP H11222716 A JPH11222716 A JP H11222716A JP 10037973 A JP10037973 A JP 10037973A JP 3797398 A JP3797398 A JP 3797398A JP H11222716 A JPH11222716 A JP H11222716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた光沢を有し、繊維製品、特にハイパイ
ル、ボア等の立毛パイル布帛に用いたときに、光沢とと
もに獣毛調の風合いを呈する超光沢扁平アクリル系繊維
を提供し、またその繊維を用いてなる立毛パイル布帛等
の繊維製品を提供する。 【解決手段】 アクリロニトリル系ポリマーからなる繊
維断面が長方形状の扁平繊維であって、繊維断面におけ
る長軸方向の直線部には0.3μmを超える深さの凹部
のない長さ25μm以上の平滑面を有する、またその超
光沢扁平アクリル系繊維を用いて立毛パイル布帛等の繊
維製品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた光沢を有
し、ハイパイル、ボア等の立毛パイル布帛に加工した場
合に獣毛調の風合いを呈する超光沢扁平アクリル系繊維
及びその繊維を用いてなる繊維製品に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系異形断面繊維は、ハイパイ
ル、ボア等の立毛パイル製品に用いられ、特に断面が扁
平形状のアクリル系扁平繊維は、獣毛調風合いが得られ
るため広く用いられている。ところで、パイル布帛用の
アクリル系繊維、特に単繊維繊度が11dtexを超え
る太繊度アクリル系繊維においては、光沢を有する繊維
に対する要求がある。しかしながら、一般に湿式紡糸法
で得られるアクリル系繊維は、繊維表面に微細な皺が形
成されるとともに、繊維内部にボイドが形成されるた
め、繊維表面で光を乱反射し、光沢を有する繊維が得ら
れ難い。
【0003】そのため、例えば繊維断面を三角形とし、
繊維表面に平滑部分をつくることにより光の反射率を上
げ光沢を付与する方法が提案されている。しかし、この
方法で11dtexを超えるような太繊度の光沢繊維を
作ろうとしても、繊維内部に多数のボイドが形成され易
くなるとともに、繊維表面の皺が形成されてしまうた
め、太繊度の光沢繊維を得ることができない。湿式紡糸
における紡糸条件、特に凝固浴を凝固が緩慢になる条件
とすることでボイド生成の抑制は可能であるが、繊維形
態が崩れ、光沢発現に有効な平滑面が得られない。
【0004】また、親水性成分を共重合したアクリロニ
トリル系ポリマーを単独或いはブレンドして紡糸原液と
し、凝固を緩慢にさせることで繊維内部のボイドを低減
し、光沢を向上する方法が提案され、例えば特公平7−
62285号公報にて通常のアクリロニトリル系ポリマ
ーとアニオン性モノマーを共重合したアクリロニトリル
系ポリマーとをブレンドして紡糸原液とし、凝固を緩慢
とする紡糸条件で紡糸することによりボイドのないアク
リル系異形断面繊維を得る方法が開示されている。しか
しながら、このような方法では、ボイドの少ない繊維が
得られるものの、優れた光沢繊維を得るには不十分であ
る。何故ならば、ボイドの少ないことは光沢を得るため
の必要条件ではあるが、光沢は、繊維表面の平滑性及び
平滑面の有効面積にも依存しているからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維が光沢
を発現するためには、イ.繊維表面に一定面積以上の平
滑部分の存在、ロ.繊維内部に一定個数以下のボイドの
存在、ハ.繊維断面が扁平形状、が重要であるとの見地
から鋭意検討の結果、到ったものである。本発明の目的
は、優れた光沢を有し、繊維製品、特にハイパイル、ボ
ア等の立毛パイル布帛に用いたときに、光沢とともに獣
毛調の風合いを呈する超光沢扁平アクリル系繊維を提供
し、またその繊維を用いてなる立毛パイル布帛等の繊維
製品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクリロニト
リル系ポリマーからなる繊維断面が長方形状の扁平繊維
であって、繊維断面における長軸方向の直線部には0.
3μmを超える深さの凹部のない長さ25μm以上の平
滑面を有することを特徴とする超光沢扁平アクリル系繊
維、及び、前記の超光沢扁平アクリル系繊維を2重量%
以上含有することを特徴とする繊維製品、にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の超光沢扁平アクリル系繊
維は、アクリロニトリル系ポリマーからなり、特にアク
リル系繊維の優れた染色性を保持させる点から、アクリ
ロニトリル系ポリマーがアクリロニトリルを50重量%
以上含有するアクリロニトリル系コポリマーであること
が好ましい。アクリロニトリル系コポリマーは、アクリ
ロニトリルと、アクリロニトリルと共重合可能な不飽和
モノマーとが共重合されてなる。
【0008】アクリロニトリルと共重合可能な不飽和モ
ノマーとしては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2ーエチルヘキシル、アクリル酸2ーヒ
ドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル等のア
クリル酸エステル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n
−ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸2ーヒドロキシエチル、メタ
クリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチル等のメタクリル酸エステル、アクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、臭化ビニリデ
ン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等の不飽和モノマ
ー等が挙げられる。
【0009】さらに、染色性等改良の目的で共重合され
るモノマーとして、p−スルホフェニルメタリルエーテ
ル、メタリルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2ーアクリルアミドー2ーメチルプロパン
スルホン酸、及びこれらのアルカリ金属塩等が挙げられ
る。アクリロニトリルを含有するコポリマーのアクリロ
ニトリルの含有量が50重量%未満では、染色鮮明性、
発色性等のアクリル繊維としての特徴が発揮されず、ま
た熱特性をはじめとする他の物性も低下する傾向とな
る。
【0010】アクリロニトリル系ポリマーの分子量は、
通常アクリル系繊維の製造に用いられる範囲のものであ
れば特に限定されないが、分子量が低すぎると、紡糸性
が低下すると同時に原糸の糸質も悪化する傾向にあり、
分子量が高すぎると、紡糸原液に最適粘度を与えるポリ
マー濃度が低くなり、生産性が低下する傾向にあり、適
宜紡糸条件に従って選択される。
【0011】本発明の超光沢扁平アクリル系繊維は、ア
クリロニトリル系ポリマーからなる繊維断面が長方形状
の扁平繊維であって、繊維断面における長軸方向に直線
部を有し、この長軸方向の直線部には0.3μmを超え
る深さの凹部がなく長さが25μm以上の平滑面を有す
ることを特徴とする。繊維断面における長軸方向の直線
部での平滑面の長さが25μm未満では、平滑面による
光沢が不十分であり、直線部に深さが0.3μmを超え
る凹部があると、凹部が溝となり光の乱反射を生じ光沢
が減少し平滑面とはならない。
【0012】本発明の超光沢扁平アクリル系繊維は、繊
維断面における長軸方向の直線部の平滑面を辺とする四
角形領域に存在する直径0.15μm以上のボイドが5
個以下であることが、光沢とともに透明性が発現するこ
とから、好ましいことであり、直径0.15μm以上の
ボイドが5個を超えると光沢性が低下する。
【0013】また、本発明の超光沢扁平アクリル系繊維
は、繊維断面が長軸の最小値と短軸の最大値との比で表
される扁平率が10〜30の長方形状であることが好ま
しい。繊維断面の扁平率が10未満では、光沢に有効な
平滑面が狭くなり、光の反射に不十分となり、扁平率が
30を超えると、繊維断面が割れ易くなり、逆に割繊に
より光沢が低下し易くなる。本発明の超光沢扁平アクリ
ル系繊維は、単繊維繊度が6〜34dtexであり、極
めて太繊度の扁平アクリル系繊維が提供できる。
【0014】本発明の超光沢扁平アクリル系繊維を製造
するには、例えばアクリロニトリルを50重量%以上含
有するアクリロニトリル系ポリマーを溶剤に溶解してな
る紡糸原液を、溶剤と水との凝固浴に孔形状が長方形の
異形紡糸ノズルより吐出し、凝固、脱溶剤、延伸する湿
式紡糸法が用いられる。紡糸原液及び凝固浴に用いられ
る溶剤としては、ジメチルアセトアミド、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、エチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、γーブチロラクトン、ア
セトン等の有機溶剤、硝酸、ロダン酸ソーダ、塩化亜鉛
等の無機溶剤が挙げられるが、繊維断面形状を精密に制
御する上では、有機溶剤が好ましくは用いられる。
【0015】紡糸原液は、水を0〜6重量%含有し、か
つ有機溶剤で調製された紡糸原液を用いることが好まし
く、水を好ましくは0.5重量%以上含有する場合は、
光沢が向上するが、水の含有量が6重量%を超えると、
紡糸原液粘度が上昇し、凝固浴で糸切れが生じ、紡糸原
液粘度を下げるためにポリマー濃度を低下させると繊維
表面が粗面化し光沢が得られなくなる。凝固浴は、有機
溶剤を25〜55重量%含有する水溶液で、温度20〜
40℃の凝固浴が好ましく用いられる。
【0016】凝固浴の有機溶剤が25重量%未満では、
繊維内部にボイドが生成し易く、55重量%を超える
と、紡糸性が低下し、糸切れ等の工程トラブルが発生し
易くなる。温度が20℃未満では、紡糸性が低下し、糸
切れ等の工程トラブルが発生し易くなり、40℃を超え
ると、繊維内部にボイドが生成し、光沢が減少する。
【0017】アクリロニトリル系ポリマーの溶剤溶液を
紡糸原液として用い、湿式紡糸してアクリル系繊維を得
る場合には、紡糸原液組成や凝固浴組成の他に紡糸ドラ
フでも繊維構造が決定されるが、本発明の超光沢扁平ア
クリル系繊維の製造において、有機溶剤含有の凝固浴を
用いた場合には、紡糸ドラフトを好ましくは0.4〜
2.0に設定する。紡糸ドラフトが0.4未満では、得
られる繊維の断面形状の制御が困難となり丸みを帯びて
しまい、紡糸ドラフトが2.0を超えると、繊維表面に
微小な皺が生じ光沢が減少する。
【0018】紡出し凝固した未延伸糸は、熱水中で脱溶
剤するとともに延伸倍率2〜5倍に延伸し、常法により
油剤処理後、150℃前後で乾燥し、必要により180
〜220℃の乾熱ロールで1.2〜3倍に延伸し、クリ
ンプ付与後、熱緩和処理等を施し、所定の繊維長にカッ
トされる。
【0019】本発明の超光沢扁平アクリル系繊維は、立
毛パイル布帛等の繊維製品に加工されるが、本発明の超
光沢扁平アクリル系繊維を立毛パイル布帛等繊維製品に
加工した場合に、優れた光沢と獣毛調の風合いを効果的
に発現させるためには、繊維製品中に2重量%以上含有
させることが必要である。本発明には、本発明の超光沢
扁平アクリル系繊維を2重量%以上含有する繊維製品を
包含するものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例における評価項目は次の方法により測
定した。
【0021】〔繊維断面の直線部での平滑面の長さ〕繊
維束を内径1mmのポリエチレン製チューブに詰め、繊
維軸方向と直角にカットし、カット面を酸素プラズマエ
ッチング処理して繊維断面を露出させ、繊維10本につ
いての繊維断面を走査型電子顕微鏡(倍率5000倍)
で観察し、繊維断面の直線部の平滑面の長さを測定し、
各20回測定の平均値で求めた。
【0022】〔平滑面領域のボイド数〕平滑面の長さ測
定の用いたと同様に繊維断面を走査型電子顕微鏡(倍率
5000倍)で観察し、平滑面のある四角形領域での直
径0.15μm以上のボイド数を数え、各10回測定の
平均値で求めた。
【0023】〔光沢〕ハイパイルでの光沢を目視判定
し、比較として繊度16.7dtexのボンネルH15
5(三菱レイヨン社製扁平アクリル繊維)及び繊度3.
3dtexのボンネルH235(三菱レイヨン社製三角
断面光沢アクリル繊維)を目安として三段階評価した。 ×:H155レベル ○:H155レベル以上H235レベル未満 ◎:H235レベル以上
【0024】〔風合い〕ハイパイルの風合いを触感によ
る官能試験により判定し、三段階評価した。 ×:獣毛調風合いを呈しない △:獣毛調風合いが不十分である ○:獣毛調風合いを呈する
【0025】(実施例1)水系懸濁重合法により得たア
クリロニトリル93重量%及び酢酸ビニル7重量%から
なるポリマーを、ジメチルアセトアミドに溶解し、ポリ
マー濃度25重量%のジメチルアセトアミド溶液の紡糸
原液を得た。この紡糸原液を孔形状が縦横比17の長方
形状の紡糸ノズルにて、ジメチルアセトアミド30重量
%の水溶液、温度25℃の凝固浴条件で、紡糸ドラフト
1.2で湿式紡糸し、沸水中で洗浄して脱溶剤しながら
2倍に延伸し、油剤を付着させ、150℃の熱ローラで
乾燥し、さらに180℃で2倍に乾熱延伸した。次いで
2.5kg/cm2の加圧スチーム中で緩和処理し、単
繊維繊度11dtex、繊維断面が長方形状で扁平率1
8の原綿を得た。得られた原綿についての繊維断面の直
線部での平滑面の長さ、直線部を長辺とする長方形部分
のボイド個数を表1に示した。
【0026】得られた原綿を長さ51mmにカットし、
この原綿80重量%と繊維長32mm、単繊維繊度3.
3dtexの繊維断面がそら豆型のアクリル繊維(三菱
レイヨン社製ボンネルV17)20重量%とを混合し、
重量が10g/mのスライバーを作製し、スライバーニ
ッティング機により、生地1.5m2あたりの重量が1
038gのパイル布帛を得た。この編地の裏面に樹脂噴
霧機によりアクリル酸エステル樹脂溶液を噴霧し、乾燥
機によりキュアリングした。次いでブラッシングにより
十分にパイルを分繊後、ポリッシャー機とシャーリング
機により余剰のパイルを剪毛除去し、ポリッシングを繰
り返して繊維のクリンプを除き、シャーリングによりパ
イル長18mmのハイパイルを得た。得られたハイパイ
ルの光沢及び風合いの評価結果を表1に示した。
【0027】(比較例1〜3)実施例1において、紡糸
ノズルを孔形状の縦横比を5、8及び30にそれぞれ変
更した孔形状が長方形状の紡糸ノズルに代えた以外は、
実施例1と同様にして原綿及びハイパイルをそれぞれ得
た。得られた原綿及びハイパイルについての評価結果を
表1に示した。
【0028】(実施例2)実施例1において、紡糸原液
を、水1.5重量%を含有するポリマー濃度22重量%
のジメチルアセトアミド溶液の紡糸原液に代えた以外
は、実施例1と同様にして原綿及びハイパイルをそれぞ
れ得た。得られた原綿及びハイパイルについての評価結
果を表1に示した。
【0029】(実施例3)実施例2において、紡糸ノズ
ルを孔形状の縦横比を20に変更した孔形状が長方形状
の紡糸ノズルに代えた以外は、実施例2と同様にして原
綿及びハイパイルをそれぞれ得た。得られた原綿及びハ
イパイルについての評価結果を表1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】(比較例4)実施例3において、紡糸原液
を、水7重量%を含有するポリマー濃度19重量%のジ
メチルアセトアミド溶液の紡糸原液に代えて、実施例3
と同様にして原綿を得ようとしたが、ノズル圧上昇及び
凝固浴での糸切れのため、紡糸不可能であった。
【0032】
【発明の効果】本発明の超光沢扁平アクリル系繊維は、
優れた光沢を有し、繊維製品、特にハイパイル、ボア等
の立毛パイル布帛に用いたときに、光沢とともに獣毛調
の風合いを呈するものであり、またその繊維を用いてな
る立毛パイル布帛等の繊維製品は、光沢及び獣毛調の風
合いを呈し、アクリル系繊維本来の染色性の効果が加わ
り意匠性に優れたものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリル系ポリマーからなる繊
    維断面が長方形状の扁平繊維であって、繊維断面におけ
    る長軸方向の直線部には0.3μmを超える深さの凹部
    のない長さ25μm以上の平滑面を有することを特徴と
    する超光沢扁平アクリル系繊維。
  2. 【請求項2】 繊維断面における直線部の平滑面を辺と
    する四角形領域に存在する直径0.15μm以上のボイ
    ドが5個以下である請求項1記載の超光沢扁平アクリル
    系繊維。
  3. 【請求項3】 アクリロニトリル系ポリマーがアクリロ
    ニトリルを50重量%以上含有するアクリロニトリル系
    コポリマーである請求項1または請求項2記載の超光沢
    扁平アクリル系繊維。
  4. 【請求項4】 単繊維繊度が6〜34dtexである請
    求項1、請求項2または請求項3記載の超光沢扁平アク
    リル系繊維。
  5. 【請求項5】 繊維断面が長軸の最小値と短軸の最大値
    との比で表される扁平率が10〜30の長方形状である
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の超
    光沢扁平アクリル系繊維。
  6. 【請求項6】 水を0〜6重量%含有し、かつ有機溶剤
    で調製された紡糸原液を用い、湿式紡糸法により製造さ
    れた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請
    求項5記載の超光沢扁平アクリル系繊維。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
    載の超光沢扁平アクリル系繊維を2重量%以上含有する
    ことを特徴とする繊維製品。
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