JPH1122230A - 3縦列型昇降式駐車装置 - Google Patents

3縦列型昇降式駐車装置

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JPH1122230A
JPH1122230A JP18359097A JP18359097A JPH1122230A JP H1122230 A JPH1122230 A JP H1122230A JP 18359097 A JP18359097 A JP 18359097A JP 18359097 A JP18359097 A JP 18359097A JP H1122230 A JPH1122230 A JP H1122230A
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Setsuo Matsunuma
世津雄 松沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出庫の円滑性に優れ、機構が簡単でコスト
が安く、故障が少なく、かつ中2階等の無駄な空間なな
く全高を低くでき、これにより一定高さ内の駐車台数を
増やすことができ、かつ待ち時間を短縮できる3縦列型
昇降式駐車装置を提供する。 【解決手段】 手前側A、中央B、奥側Cからなる各装
置が、パレット横送り装置7を内蔵し2階まで昇降する
主リフト3と、3階以上の昇降路を挟んで設けられた駐
車棚4とを備え、主リフトと駐車棚との間でパレットを
幅方向に横送りして受渡しするようになっている。ま
た、1階部分は、手前側Aの全面が前面空地10に、中
央Bの主リフト下部が入出庫スペース9になっている。
入出庫スペースにはパレット横送り装置17が設置さ
れ、中央Bの入出庫スペースの両側には、パレット縦送
り装置16を内蔵し1階と2階との間を昇降する補助リ
フト13が設けられている。更に、2階部分に昇降路を
挟んで両側の手前側Aと奥側Cにパレット縦送り装置1
6が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は昇降式駐車装置に係
り、特に昇降式駐車装置を縦方向に3列並べた3縦列型
昇降式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昇降路内を昇降するリフトと、昇降路に
沿ってその両側に多段に設けられた駐車棚とを有し、リ
フトにより自動車を搬送して駐車棚に格納する昇降式駐
車装置が従来から用いられている。かかる昇降式駐車装
置の駐車台数を増すため、縦方向(車の長手方向)に複
数並べて配置する縦列型昇降式駐車装置がある。なお、
従来2縦列型昇降式駐車装置は多数存在するが、3縦列
のものは少なかった。3縦列型昇降式駐車装置は、例え
ば、特開平5−106359号「エレベータ式立体駐車
装置」に開示されている。
【0003】図5は上記公報に開示されたものである。
図示するように、建屋aの中央部に設けたエレベータシ
ャフト(昇降路)bを昇降するエレベータEに隣接し
て、その前後左右および対角位置の合計8箇所に配置さ
れた格納スペース(駐車棚)P1〜P8と、エレベータ
Eおよび格納スペースP1〜P8の床に、自動車を載せ
たパレットを縦方向、横方向に選択的に移動するパレッ
ト搬送手段(図示せず)を備えている。
【0004】パレット搬送手段はビーム上に適宜間隔で
ローラを配した1対の縦行ガイドと、それと直角方向を
向けてローラを配した1対の横行ガイドとを有してお
り、ローラは駆動ローラと従動ローラが交互に配してあ
る。縦行ガイドは固定されており、横行ガイドは昇降可
能で、パレットを縦行(車の長手方向の移動)させると
きには横行ガイドを下降させてパレットを縦行ガイドに
より支持し、パレットを横行(車の幅方向の移動)させ
るときには横行ガイドを上昇させて、それによりパレッ
トを支持するようになっている。
【0005】かかるエレベータ式立体駐車装置に自動車
を格納する場合、エレベータEに直接隣接しているP
2,P4,P5,P7の格納スペースについてはエレベ
ータEとの間で直接自動車の受渡しをすればよいが、対
角の位置にあるP1,P3,P6,P8の格納スペース
については一旦隣接する格納スペース(P2,P4,P
5,P7のいずれか1つ)に水平移動し、次いで対角位
置の格納スペース(P1,P3,P6,P8)に水平移
動することにより車の受渡しをすることになる。この水
平移動のためP1〜P8の内いずれかの1ヶ所の格納ス
ペースをパレットのない空スペースとしておく必要があ
り、従って各階毎の駐車可能台数は7台ということにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の3縦列
型昇降式駐車装置(特開平5−106359号)につい
ては以下の問題点があった。 (1)7台の格納スペースに対して1台のエレベータE
で処理しており、しかもエレベータEと対角の位置にあ
る格納スペースとの間で自動車の受渡しをするには一旦
エレベータEに直接隣接する格納スペースに自動車を水
平移動させねばならないので、その分入出庫時間が余計
にかかり、円滑性が十分とはいえない。 (2)上記水平移動のための縦行ガイドおよび横行ガイ
ドの構造が複雑であり、かつ駆動モータが多数必要であ
る。従って、故障の機会もそれだけ多くなり、コストも
高い。
【0007】上記問題点を解決するために、本発明の発
明者等は、先に、上述した問題点を解決することができ
る3縦列型昇降式駐車装置(特願平8−292117
号、未公開)を創案し出願した。しかしこの装置は、2
階と中2階との間で昇降可能なパレット横送り装置を用
いており、この中2階のために、例えば1.5〜2m程
度駐車装置の全高が高くなり、全高が制限される場合に
一定高さ内の駐車台数が減ることがあった。
【0008】本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案
出されたもので、入出庫の円滑性に優れ、機構が簡単で
コストが安く、故障が少なく、かつ中2階等の無駄な空
間ななく全高を低くでき、これにより一定高さ内の駐車
台数を増やすことができる3縦列型昇降式駐車装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の3縦列形昇降式駐車装置は、縦方向に縦列され
た手前側A、中央B、奥側Cの3基からなる3縦列型昇
降式駐車装置であって、各昇降式駐車装置は、パレット
横送り装置を内蔵し2階まで昇降路内を昇降する主リフ
トと、3階以上の昇降路を挟んで多段に設けられた駐車
棚とを備え、主リフトと駐車棚との間でパレットに載せ
た自動車を幅方向に横送りして受渡しするようになって
おり、1階部分は、手前側Aの全面が前面空地になって
おり、中央Bの主リフト下部が入出庫スペースになって
おり、該入出庫スペースにはパレット横送り装置が設置
され、中央Bの入出庫スペースの両側には、パレット縦
送り装置を内蔵し1階と2階との間を昇降する補助リフ
トが設けられ、2階部分には昇降路を挟んで両側の手前
側Aと奥側Cにパレット縦送り装置が配置されているも
のとした。
【0010】次に本発明の構成の3縦列型昇降式駐車装
置の作動順序を説明する。駐車開始前にすべての駐車棚
には車の載らない空パレットをおいておく。 (A)入出庫時には、一方の補助リフトは1階に、他方
の補助リフトは2階に位置する。1階の入出庫スペース
のパレット横送り装置により、1階に位置する補助リフ
トから入出庫スペースに空パレットが横送りされてい
る。また、2階に位置する補助リフトには空パレットが
載っている。
【0011】(B)車が入出庫スペースのパレット上に
入庫すると、車を載せた実パレットを1階に位置する補
助リフト上に横行させ、次いでこの補助リフトが2階ま
で上昇する。これと、同時に2階に位置する補助リフト
が下降し、次いで入出庫スペースのパレット横送り装置
により空パレットが入出庫スペースに横送りされる。従
って、2つの補助リフトは並行して作動し、横行、昇降
の2ステップのみで、入出庫スペースにおける入庫を連
続して円滑に行うことができる。逆に出庫を連続的に行
う場合も同様であり、更に、入庫と出庫が同時に行われ
る場合も、空パレットが出庫予定の車を載せた実パレッ
トに代わる点を除き、同様である。
【0012】(C)2階に位置する補助リフトからの作
動順序は、中央Bの駐車装置(以下「B棟」という)の
場合と、手前側A(A棟)と奥側C(C棟)の場合で若
干相違する。B棟に駐車する場合には、2階に位置する
補助リフトからB棟の主リフト上にパレットを移載し、
主リフトが上昇し、A棟の所定の駐車棚に車を載せた実
パレットを移載して入庫が完了する。更に、A棟に入庫
する場合には、別の駐車棚から空パレットを主リフト上
に移載し、2階まで下降して2階に位置する補助リフト
上に空パレットを移載する。A棟から出庫する場合に
は、空パレットの代わりに出庫予定の車を載せた実パレ
ットを同様に補助リフト上に移載する。
【0013】A棟又はC棟に駐車する場合には、補助リ
フト上のパレット縦送り装置と、A棟又はC棟のパレッ
ト縦送り装置とを連動させて、2階に位置する補助リフ
トから予めA棟又はC棟にパレットを縦送りする。その
後の作動順序は、B棟の場合と同様である。また、入庫
を続けて行う場合及び出庫する場合も、2階に位置する
補助リフト上にパレット縦送り装置によりパレットを縦
送りする必要がある点を除き、B棟の場合と同様であ
る。
【0014】以上述べたように本発明によれば3階以上
の階のすべての駐車棚は主リフトに直接隣接しており、
各階の駐車棚間での水平移動がないので、円滑性に優れ
ている。また、B棟の1階部分と2階部分の間を昇降す
る2台の補助リフトを設けて交互に連続的に入出庫でき
るので、入出庫時間の短縮が可能である。特に、前記補
助リフトの一方が1階に停止時に他方は2階に位置し、
次の入出庫の待機状態にあることにより、横行、昇降の
2ステップのみで、入出庫スペースにおける入出庫を連
続して一層円滑に行うことができる。
【0015】更に立体駐車場については少くとも5m角
の前面空地が法的に義務付けられているがA棟の1階部
分は全面が前面空地になっており、従ってA棟は前面空
地の上方空間の有効利用になっている。また、各駐車棚
には駆動用のモータは無く、構造も簡単なので故障も少
ない。更に、中2階がなく、補助リフトにより2階と1
階との間でパレットを昇降させるので、中2階に必要と
された1.5〜2m程度の高さ分全高を低くでき、これ
により一定高さ内の駐車台数を増やすことができる。
【0016】また、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、2階床部に補助リフトが通過する吹抜け開口部を有
し、前記補助リフトは一体に昇降する天井部を有し、該
天井部により1階停止時に前記吹抜け開口部を閉鎖す
る。この構成により、1階停止時に吹抜け開口部が天井
部により閉鎖されるので、利用者の安全性を更に高める
とともに、意匠的効果を得ることができる。
【0017】更に、前記2階床部は、前記吹抜け開口部
を除き、剛性の高い鉄骨で構成されることが好ましい。
この構成により、主リフトが下降時にオーバーランした
場合等でも、人の出入する入出庫スペースの安全性を更
に高めることができる。
【0018】また、中央Bの入出庫スペースに更にター
ンテーブルを設置することが好ましい。この構成によ
り、入出庫スペースにおいて車の向きを反転することが
でき、前進入庫、前進出庫が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態に
ついて図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の3縦
列型昇降式駐車装置の側面図である。図2(A)は図1
の1階部分の平面図であり、図2(B)は同じく2階部
分の平面図であり、図2(C)は同じく3階以上の平面
図である。また、図3は図1のA−A線における拡大断
面図である。
【0020】図1、図2に示すように、本発明の3縦列
型昇降式駐車装置は、縦方向(図1で左右方向)に縦列
された手前側A、中央B、奥側Cの3基の昇降式駐車装
置からなる。各昇降式駐車装置(A棟、B棟、C棟)は
パレット横送り装置7を内蔵し2階まで昇降路2内を昇
降する主リフト3と、3階以上の昇降路を挟んで多段に
設けられた駐車棚4とを備え、主リフト3と駐車棚4と
の間でパレットに載せた自動車を幅方向(図1で紙面に
直交方向)に横送りして受渡しするようになっている。
【0021】図3に示すように、1は建屋であり、2は
主リフト3の昇降路である。また、昇降路2を挟んで3
階以上に多段に駐車棚4が設けられている。5はパレッ
トであり、自動車6を載せて駐車棚4に格納される。パ
レット5には4隅に車輪5aが取り付けられている。ま
た、図1、図3において、主リフト3は、昇降路2内を
昇降するケージ3aと、ケージ3aをワイヤーロープ3
cを介して吊り下げる昇降装置3bとを有している。な
お、ケージ3aは図示しないカウンタウエイトにワイヤ
ーロープを介して連結され、自重がバランスされてい
る。また、ケージ3aの上にはパレット横送り装置7が
設けられている。
【0022】パレット横送り装置7は、先端にローラの
突起7aを有するアーム7bを旋回させて、突起7aを
パレット5の側面に設けられ下方に開いた溝内に挿入
し、更にアーム7bを旋回させることにより、パレット
を横行させるものである。図2(C)に示すように、パ
レットは駐車棚4の長手方向両端に設けられたレール4
a上と、ケージ3の長手方向両端に設けられたレール3
d上との間で横行する。
【0023】本発明の3縦列型昇降式駐車装置は、以上
述べた昇降式駐車装置を縦方向に3列連設したもので、
図2(A)に示すように、中央B(B棟)の1階部分に
は自動車6の入出庫口扉8を有する入出庫スペース9が
設けられている。また、B棟の手前側(この図で左側)
の棟は手前側Aの駐車装置(A棟)であり、1階部分は
全面が前面空地10になっており、そこにはターンテー
ブル11が設けられている。B棟の奥側(この図で右
側)の棟は奥側Cの駐車装置(C棟)であり、1階部分
は制御装置や資材を置く機械室12になっている。
【0024】上記入出庫スペース9には、先に説明した
ケージ3a上のパレット横送り装置7と同様のパレット
横送り装置17が設けられている。また、長手方向の両
端部にレール9aが設けられている。
【0025】また、図3に示すように、中央Bの入出庫
スペース9の両側には、1階と2階との間を昇降する補
助リフト13が設けられている。この補助リフト13
は、図2(A)に示すように、パレット縦送り装置16
を内蔵している。また、2階床部に補助リフト13が通
過する吹抜け開口部15が設けられている。更に補助リ
フト13は一体に昇降する天井部13aを有し、この天
井部13aにより1階停止時に吹抜け開口部15を閉鎖
するようになっている。また、補助リフト13は、側面
視コの字状のケージであり、支柱に沿ってチェーン等で
昇降されるようになっている。かかる天井部13aによ
り、1階停止時に吹抜け開口部15が閉鎖されるので、
利用者の安全性を更に高めるとともに、意匠的効果を得
ることができる。
【0026】更に、図3に示すように、2階床部は、吹
抜け開口部15を除き、剛性の高い鉄骨14で構成され
ている。この構成により、主リフトが下降時にオーバー
ランした場合等でも、人の出入する入出庫スペースの安
全性を更に高めることができる。また、中央Bの入出庫
スペースに更にターンテーブルを設置することが好まし
い。かかるターンテーブルを内蔵することにより、入出
庫スペースにおいて車の向きを反転することができ、前
進入庫、前進出庫が可能となる。
【0027】更に、図2(B)に示すように、2階部分
には昇降路2を挟んで両側の手前側Aと奥側Cにパレッ
ト縦送り装置16が配置されている。パレット縦送り装
置16は、パレットの長手方向に延びかつ上下移動可能
な縦送り用レール16aと、このレール16aに取り付
けられた鍔付ローラ16bとからなり、縦送り用レール
16aを上昇させると、鍔付ローラ16b上にパレット
が載り同時にパレットの車輪が横送り用レールから外れ
て、鍔付ローラ16bの回転によりパレットを縦方向に
移動させることができる。逆に縦送り用レール16aを
下降させると、鍔付ローラ16bがパレットから離れ同
時にパレットの車輪が横送り用レール上に乗って、パレ
ット横送り装置7,17によりパレットを横方向に移動
させることができる。
【0028】図4は、本発明の3縦列型昇降式駐車装置
の作動説明図である。以下、この図を用いて本発明の装
置の作動を説明する。なお、駐車開始前にすべての駐車
棚には車の載らない空パレットをおいておく。 (A)入出庫時には、図3に示すように、一方の補助リ
フトは1階(B地点)に、他方の補助リフトは2階に位
置する。1階の入出庫スペースAのパレット横送り装置
17により、1階に位置する補助リフトから入出庫スペ
ースAに空パレットが横送りされている。また、2階に
位置する補助リフトは空パレットを載せている。 (B)車が入出庫スペースAのパレット上に入庫すると
()、車を載せた実パレットを1階に位置する補助リ
フト上に横行させ(′)、同時に2階に位置する空パ
レットを載せた補助リフト13を下降させる()。次
に実パレットを載せた補助リフト13が上昇し
(′)、同時に1階に位置する補助リフト13から空
パレットが入出庫スペースAに横送りされる()。
【0029】従って、2つの補助リフトは並行して作動
し、横行、昇降の2ステップのみで、入出庫スペースA
における入庫を連続して円滑に行うことができる。逆に
出庫を連続的に行う場合も同様であり、更に、入庫と出
庫が同時に行われる場合も、空パレットが出庫予定の車
を載せた実パレットに代わる点を除き、同様である。
【0030】(C)2階(C地点)に位置する補助リフ
ト13からの作動順序は、中央Bの駐車装置(以下「B
棟」という)の場合と、手前側A(A棟)と奥側C(C
棟)の場合で若干相違する。B棟に駐車する場合には、
2階(C地点)に位置する補助リフト13からB棟の主
リフト上にパレットを移載し()、主リフトが上昇し
て()、A棟の所定の駐車棚に車を載せた実パレット
を移載して入庫が完了する。更に、続けてA棟に入庫す
る場合には、別の駐車棚から空パレットを主リフト上に
移載し、2階まで下降して2階に位置する補助リフト上
に空パレットを移載する。また、A棟から出庫する場合
には、空パレットの代わりに出庫予定の車を載せた実パ
レットを同様に補助リフト13上に移載する。
【0031】A棟又はC棟に駐車する場合には、補助リ
フト13上のパレット縦送り装置16と、A棟又はC棟
のパレット縦送り装置16とを連動させて、2階に位置
する補助リフトから予めA棟又はC棟にパレットを縦送
りする()。その後の作動順序は、B棟の場合と同様
である。また、入庫を続けて行う場合及び出庫する場合
も、補助リフト上にパレット縦送り装置によりパレット
を縦送りする必要がある点を除き、B棟の場合と同様で
ある。
【0032】以上述べたように本発明によれば3階以上
の階のすべての駐車棚4は主リフト3に直接隣接してお
り、各階の駐車棚間での水平移動がないので、円滑性に
優れている。また、B棟の1階部分と2階部分の間を昇
降する2台の補助リフト13を設けて交互に連続的に入
出庫できるので、入出庫時間の短縮が可能である。特
に、補助リフト13の一方が1階に停止時に他方は2階
に位置し、次の入出庫の待機状態にあることにより、横
行、昇降の2ステップのみで、入出庫スペースにおける
入出庫を連続して一層円滑に行うことができる。
【0033】更に立体駐車場については少くとも5m角
の前面空地が法的に義務付けられているがA棟の1階部
分は全面が前面空地になっており、従ってA棟は前面空
地の上方空間の有効利用になっている。また、各駐車棚
には駆動用のモータは無く、構造も簡単なので故障も少
ない。
【0034】更に、中2階がなく、補助リフトにより2
階と1階との間でパレットを昇降させるので、中2階に
必要とされた1.5〜2m程度の高さ分全高を低くで
き、これにより一定高さ内の駐車台数を増やすことがで
きる。
【0035】なお本発明は以上述べた実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変更が可能である。例えば本実施形態ではパレット5
の4隅に走行用の車輪5aを取付けているが、パレット
5に車輪を取付けず、レールにパレットを支持する支持
ローラを取付けてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の3縦列型昇
降式駐車装置は、ABC号機に主リフトがあり、主リフ
トは2階まで下降し、2階の棚下部には縦送り装置があ
り、補助リフト上部が待機位置であり、補助リフトが天
井付であるので、入出庫の円滑性に優れ、機構が簡単で
コストが安く、故障が少なく、かつ中2階等の無駄な空
間ななく全高を低くでき、これにより一定高さ内の駐車
台数を増やすことができ、かつ待ち時間を短縮できる、
等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3縦列型昇降式駐車装置の全体側面図
である。
【図2】図1の1階、2階部分、及び3階以上の平面図
である。
【図3】図1のAーA矢視図である。
【図4】本発明の3縦列型昇降式駐車装置の作動説明図
である。
【図5】従来の3縦列型昇降式駐車装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 建屋 2 昇降路 3 主リフト 4 駐車棚 5 パレット 6 自動車 7 パレット横送り装置 8 入出庫口扉 9 入出庫スペース 10 前面空地 11 ターンテーブル 12 機械室 13 補助リフト 14 鉄骨 15 吹抜け開口部 16 パレット縦送り装置 17 パレット横送り装置
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】(C)2階に位置する補助リフトからの作
動順序は、中央Bの駐車装置(以下「B棟」という)の
場合と、手前側A(A棟)と奥側C(C棟)の場合で若
干相違する。B棟に駐車する場合には、2階に位置する
補助リフトからB棟の主リフト上にパレットを移載し、
主リフトが上昇し、棟の所定の駐車棚に車を載せた実
パレットを移載して入庫が完了する。更に、棟に入庫
する場合には、別の駐車棚から空パレットを主リフト上
に移載し、2階まで下降して2階に位置する補助リフト
上に空パレットを移載する。棟から出庫する場合に
は、空パレットの代わりに出庫予定の車を載せた実パレ
ットを同様に補助リフト上に移載する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】(C)2階(C地点)に位置する補助リフ
ト13からの作動順序は、中央Bの駐車装置(以下「B
棟」という)の場合と、手前側A(A棟)と奥側C(C
棟)の場合で若干相違する。B棟に駐車する場合には、
2階(C地点)に位置する補助リフト13からB棟の主
リフト上にパレットを移載し()、主リフトが上昇し
て()、棟の所定の駐車棚に車を載せた実パレット
を移載して入庫が完了する。更に、続けて棟に入庫す
る場合には、別の駐車棚から空パレットを主リフト上に
移載し、2階まで下降して2階に位置する補助リフト上
に空パレットを移載する。また、棟から出庫する場合
には、空パレットの代わりに出庫予定の車を載せた実パ
レットを同様に補助リフト13上に移載する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に縦列された手前側A、中央B、
    奥側Cの3基からなる3縦列型昇降式駐車装置であっ
    て、各昇降式駐車装置は、パレット横送り装置を内蔵し
    2階まで昇降路内を昇降する主リフトと、3階以上の昇
    降路を挟んで多段に設けられた駐車棚とを備え、主リフ
    トと駐車棚との間でパレットに載せた自動車を幅方向に
    横送りして受渡しするようになっており、 1階部分は、手前側Aの全面が前面空地になっており、
    中央Bの主リフト下部が入出庫スペースになっており、
    該入出庫スペースにはパレット横送り装置が設置され、
    中央Bの入出庫スペースの両側には、パレット縦送り装
    置を内蔵し1階と2階との間を昇降する補助リフトが設
    けられ、 2階部分には昇降路を挟んで両側の手前側Aと奥側Cに
    パレット縦送り装置が配置されている、ことを特徴とす
    る3縦列型昇降式駐車装置。
  2. 【請求項2】 2階床部に補助リフトが通過する吹抜け
    開口部を有し、前記補助リフトは一体に昇降する天井部
    を有し、該天井部により1階停止時に前記吹抜け開口部
    を閉鎖する、ことを特徴とする請求項1に記載の3縦列
    型昇降式駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記2階床部は、前記吹抜け開口部を除
    き、剛性の高い鉄骨で構成される、ことを特徴とする請
    求項1に記載の3縦列型昇降式駐車装置。
  4. 【請求項4】 前記補助リフトの一方が1階に停止時に
    他方は2階に位置し、次の入出庫の待機状態にある、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の3縦列型昇降式駐車装
    置。
  5. 【請求項5】 中央Bの入出庫スペースに更にターンテ
    ーブルを設置する、ことを特徴とする請求項1に記載の
    3縦列型昇降式駐車装置。
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