JPH11222261A - 化粧料用パウチパック - Google Patents

化粧料用パウチパック

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JPH11222261A
JPH11222261A JP2099298A JP2099298A JPH11222261A JP H11222261 A JPH11222261 A JP H11222261A JP 2099298 A JP2099298 A JP 2099298A JP 2099298 A JP2099298 A JP 2099298A JP H11222261 A JPH11222261 A JP H11222261A
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JP
Japan
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layer
pouch pack
aluminum layer
cosmetic
resin layer
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Application number
JP2099298A
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English (en)
Inventor
Yoichi Harada
容一 原田
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はアルミ層を有する化粧料用パウチパッ
クに関し、金属腐食性成分を含む内容物を充填しても経
時保証を確保することを課題とする。 【解決手段】金属腐食性成分を含む化粧料を内容物12
とし、アルミ層1と、このアルミ層1の内側に配設され
たアルミ層1に対し接着性の高いエチレン−ビニルモノ
マー重合体層6とを具備する化粧料用パウチパックにお
いて、エチレン−ビニルモノマー重合体層6の更に内側
に金属腐食性成分に対しバリアー性を有したバリヤー性
樹脂層4を設け、アルミ層1に腐食が発生することを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料用パウチパッ
クに係り、特に金属層であるアルミ層を有する化粧料用
パウチパックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば化粧料の一種であるヘ
アカラー,脱色剤の容器として、化粧料用パウチパック
が知られている。この化粧料用パウチパックは、安価で
簡便な容器であるため、広く用いられいる。図4は、従
来の化粧料用パウチパックの一例を示している。同図
は、化粧料用パウチパックの断面を拡大して示す図であ
る。図示されるように、化粧料用パウチパック20は積
層構造を有しており、中央部分にアルミ層21を有する
と共に、このアルミ層21の外側にポリエチレンテレフ
タレート層22(以下、PET層22という)が、また
アルミ層21の内側にエチレン−ビニルモノマー重合体
層24が設けられた構成とされている。
【0003】アルミ層21とPET層22とは直接接合
することができないため、PET層22は接着剤層23
を介してアルミ層21に接着されている。これに対し、
エチレン−ビニルモノマー重合体層24はアルミ層21
に対する接着性が非常に良好であるため、エチレン−ビ
ニルモノマー重合体層24はアルミ層21に直接接着さ
れた構成とされている。
【0004】ところで、化粧料用パウチパック20の内
容物としてヘアカラー,脱色剤を用いた場合には、この
内容物にアンモニア等の金属腐食性を有した成分を含む
場合がある。従って、内容物が直接アルミ層21に触れ
る構成とすると、この金属腐食性成分によりアルミ層2
1は腐食してしまう。このため、アルミ層21の内側に
エチレン−ビニルモノマー重合体層24を設け、アルミ
層21に腐食が発生することを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、エチレン−
ビニルモノマー重合体層24は内容物に含まれる金属腐
食性成分に対し完全なバリアー性を有しておらず、金属
腐食性成分の種類やその配合量によっては、金属腐食性
成分がエチレン−ビニルモノマー重合体層24に浸透し
てアルミ層21に到る場合が生じる。この場合、アルミ
層21とエチレン−ビニルモノマー重合体層24との間
に層間剥離(デラミ)が発生したり、アルミ層21に変
色が発生するという問題点が発生する。
【0006】上記のようにエチレン−ビニルモノマー重
合体層24はアルミ層21の接着性が非常に良好である
ため、金属腐食性成分がアルミ層21に到達しても、他
の樹脂をエチレン−ビニルモノマー重合体層24に代え
て配設した構成に比べてデラミの発生は少なくなる。し
かるに、経時的に金属腐食性成分によるアルミ層21の
腐食が進むと、たとえアルミ層21とエチレン−ビニル
モノマー重合体層24との接着性が高くてもデラミが発
生してしまう。
【0007】このため、長期的な経時保証を考えると、
安価で簡便な化粧料用パウチパックを化粧料の包材とし
て使用することができないという問題点があった。本発
明は上記の点に鑑みてなされたものであり、金属腐食性
成分を含む内容物を充填しても経時保証を確保できる化
粧料用パウチパックを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次に述べる
手段を講じることにより解決することができる。請求項
1記載の発明では、化粧料を内容物とする化粧料用パウ
チパックにおいて、アルミ層と、このアルミ層の内側に
配設されると共に前記化粧料に含まれる金属腐食性成分
に対しバリアー性を有したバリアー性樹脂層とを具備す
ることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の化粧料用パウチパックにおいて、前記バリア
ー性樹脂層として、エチレンビニルアルコール共重合樹
脂、或いはナイロンを用いたことを特徴とするものであ
る。また、請求項3記載の発明では、前記請求項1また
は2記載の化粧料用パウチパックにおいて、前記バリア
ー性樹脂層の厚さを10μm〜30μmに設定したこと
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項4記載の発明では、化粧料を
内容物とし、アルミ層と、該アルミ層の内側に配設され
た前記アルミ層に対し接着性の高い第1の樹脂層とを具
備する化粧料用パウチパックにおいて、前記第1の樹脂
層の更に内側に、前記化粧料に含まれる金属腐食性成分
に対しバリアー性を有した第2の樹脂層を設けたことを
特徴とするものである。
【0011】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項4記載の化粧料用パウチパックにおいて、前記第2の
樹脂層として、エチレンビニルアルコール共重合樹脂、
或いはナイロンを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明では、前記請求項4または5
記載の化粧料用パウチパックにおいて、前記第1の樹脂
層として、エチレンとビニルモノマーの重合体を用いた
ことを特徴とするものである。
【0012】更に、請求項7記載の発明では、前記請求
項4乃至6のいずれかに記載の化粧料用パウチパックに
おいて、前記第2の樹脂層の厚さを10μm〜30μm
に設定したことを特徴とするものである。上記の各手段
は、次のように作用する。
【0013】請求項1記載の発明によれば、化粧料に含
まれる金属腐食性成分に対しバリアー性を有したバリア
ー性樹脂層をアルミ層の内側に配設したことにより、金
属腐食性成分がアルミ層に浸透することはなく、よって
アルミ層に腐食が発生することを防止することができ
る。よって、化粧料用パウチパックの経時保証を確保す
ることができる。
【0014】また、請求項2記載の発明によれば、バリ
アー性樹脂層として、エチレンビニルアルコール共重合
樹脂、或いはナイロンを用いたことにより、より有効に
金属腐食性成分がアルミ層に浸透することを防止でき
る。また、請求項3記載の発明によれば、バリアー性樹
脂層の厚さを10μm〜30μmに設定したことによ
り、より有効に金属腐食性成分がアルミ層に浸透するこ
とを防止できる。
【0015】また、請求項4記載の発明によれば、第1
の樹脂層はアルミ層に対する接着性が高いため、アルミ
層に対し第1の樹脂層が剥離することはない。また、金
属腐食性成分に対しバリアー性を有した第2の樹脂層
が、アルミ層の内側に配設された第1の樹脂層の更に内
側に配設されることにより、金属腐食性成分が第1の樹
脂層(アルミ層)に浸透することを防止できる。よっ
て、アルミ層に腐食が発生することを防止できると共
に、第1及び第2の樹脂層の剥離を防止することがで
き、化粧料用パウチパックの経時保証を確保することが
できる。
【0016】また、請求項5記載の発明によれば、第2
の樹脂層として、エチレンビニルアルコール共重合樹
脂、或いはナイロンを用いたことにより、より有効に金
属腐食性成分がアルミ層に浸透することを防止できる。
また、請求項6記載の発明によれば、第1の樹脂層とし
て、エチレンとビニルモノマーの重合体を用いたことに
より、アルミ層に対する接着性を確実に確保することが
できる。
【0017】更に、請求項7記載の発明によれば、第2
の樹脂層の厚さを10μm〜30μmに設定したことに
より、より有効に金属腐食性成分がアルミ層に浸透する
ことを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1及び図2は、本発明の第
1実施例である化粧料用パウチパック10を示してい
る。図1は化粧料用パウチパック10の一部を拡大して
示す断面図であり、図2は化粧料用パウチパック10の
全体構成を示す部分切截図である。
【0019】まず、図2を用いて化粧料用パウチパック
10の全体構成について説明する。化粧料用パウチパッ
ク10は、例えば内容物12としてヘアカラー(染毛
剤),脱色剤等の化粧料を充填する容器として用いられ
る。この化粧料用パウチパック10は、後に詳述する複
数の層を積層した構造を有している。ところで、内容物
12となるヘアカラーには種々のものが提供されてお
り、その一種として永久染毛剤と呼ばれるものが知られ
ている。この永久染毛剤にも酸化染毛剤,植物性染毛
剤,金属性染毛剤等の種類があるが、この内の酸化染毛
剤はその成分としてアンモニア水が含まれている。アン
モニア水は、アルミニウム等の金属を腐食する性質があ
ることは周知のところである。
【0020】このように、内容物12にアンモニア水等
の金属腐食性を有した成分(以下、金属腐食性成分とい
う)を含む場合、化粧料用パウチパック10の最内層を
アルミ層等の金属層により構成した場合、金属腐食性成
分により金属層が腐食してしまうことは前述した通りで
ある。続いて、化粧料用パウチパック10を構成する各
層について主に図1を用いて説明する。化粧料用パウチ
パック10は、大略するとアルミ層1,ポリエチレンテ
レフタレート層2(以下、PET層2という),バリヤ
ー性樹脂層4,及びポリエチレン層7(以下、PE層7
という)等により構成されている。
【0021】アルミ層1は金属層であるため、揮発成分
を通過させない特性(ガスバリアー性)を有すると共
に、外から化粧料用パウチパック10内への酸素の透過
を防止する特性を有している。よって、アルミ層1を設
けることにより、内容物に揮発性を有する成分が存在し
ても、この揮発性成分が化粧料用パウチパック10の外
部に逸散することを防止でき、また外部からの酸素の透
過も防止されるため、内容物12に変質が発生すること
を防止することができる。このアルミ層1の厚さT1
は、例えば7μmの厚さで形成されている(尚、図示の
便宜上、各層の実際の厚さと図示した厚さとは対応して
いない)。
【0022】このアルミ層1の外側には、PET層2が
設けられている。このPET層2はアルミ層1に直接接
合することができないため、接着剤層3を介してPET
層2はアルミ層1に接着されている。このPET層2
は、主に化粧料用パウチパック10の外周に印刷を行な
うため、またアルミ層1の外周側面に酸化が発生するこ
とを防止するために配設されるものである。よって、化
粧料用パウチパック10の本来的機能からすれば、この
PET層2は必ずしも設ける必要がないものである。
【0023】また、PET層2に代えてポリエチレン
(PE),或いはポリプロピレン(PP)等よりなる層
を用いることも可能である。尚、PET層2の厚さT2
は例えば12μm程度であり、また接着剤層3の厚さT
3は例えば20μm程度とされている。一方、アルミ層
1の内側には、本実施例の特徴となるバリヤー性樹脂層
4が配設されている。このバリヤー性樹脂層4として
は、例えばエチレンビニルアルコール共重合樹脂(EV
OH)或いはナイロンを選定することが適当である。
【0024】エチレンビニルアルコール共重合樹脂(E
VOH)及びナイロンは、高いバリヤー性を有してい
る。ここで、バリヤー性とは、ガスバリヤー性,揮発性
物質の耐透過性,及び液状物質の耐透過性等をいい、具
体的には内容物12に含まれるアンモニア水等の金属腐
食性成分を透過させない特性をいう。このバリヤー性樹
脂層4はアルミ層1に直接接合することができないた
め、接着剤層5を介してバリヤー性樹脂層4はアルミ層
1に接着される。また、バリヤー性樹脂層4の厚さT4
は、10μm〜30μmとなるよう設定されている。こ
れは、バリヤー性樹脂層4の厚さはバリヤー性と関係を
有しており、あまり薄いとバリヤー性を十分に発揮する
ことができないからである。また、バリヤー性樹脂層4
の厚さの上限を30μmとしたのは、これ以上の厚さと
なると生産性が低下し、これに伴いコストが上昇してし
まうからである。尚、接着剤層5の厚さT5は、約20
μm程度に設定されている。
【0025】上記構成とされたバリヤー性樹脂層4の内
側には、更にポリエチレン層7(以下、PE層7とい
う)が配設されている。このPE層7は、図2に示した
接合部13において化粧料用パウチパック10の下部を
熱溶着し製袋する場合に熱溶着層として機能するもので
ある。また、PE層7はバリヤー性樹脂層4に直接接合
することができないため、接着剤層8を介してPE層7
はバリヤー性樹脂層4に接着される。このPE層7の厚
さT7は例えば20μm程度に設定されており、また接
着剤層8の厚さT5も20μm程度に設定されている。
【0026】上記の如く各層2〜5,7,8を構成する
ことにより、内容物12に含まれる金属腐食性成分は、
この金属腐食性成分に対しバリアー性を有したバリアー
性樹脂層4により浸透が阻止される。具体的には、最内
層となるPE層7及び接着剤層8はバリヤー性を有して
いないため、内容物12に含まれる金属腐食性成分はバ
リアー性樹脂層4に浸透する。しかるに、バリアー性樹
脂層4は金属腐食性成分に対しバリアー性を有している
ため、金属腐食性成分はバリアー性樹脂層4より外側へ
の浸透を阻止される。
【0027】これにより、金属腐食性成分がアルミ層1
に浸透することはなく、よってアルミ層1に腐食が発生
することを防止することができる。また、これによりア
ルミ層1とバリアー性樹脂層4との間に剥離(デラミ)
が発生することを防止できる。よって、化粧料用パウチ
パック10の長期的な経時保証を確保することができ
る。
【0028】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。図3は本発明の第2実施例である化粧料用パウチ
パックの断面を拡大して示す図である。尚、図3におい
て、図1及び図2に示した構成と同一構成については同
一符号を付し、その説明を省略する。本実施例に係る化
粧料用パウチパックでは、第1実施例に係る構成におい
て、アルミ層1と接着層5との間にエチレン−ビニルモ
ノマー重合体層6(第1の樹脂)を介装したことを特徴
とするものである。このエチレン−ビニルモノマー重合
体層6としては、例えばエチレンアクリル酸共重合樹脂
(EAA),エチレンメタクリル酸共重合樹脂(EMA
A),及びアイオノマー(エチレンメタクリル酸共重合
樹脂の金属イオン架橋ポリマー)等を選定することが適
当である。
【0029】このエチレン−ビニルモノマー重合体層6
は、アルミ層1に対して高い接着性を有している。この
ため、エチレン−ビニルモノマー重合体層6はアルミ層
1に直接接着した構成とされており、両者1,6の間に
接着剤層は介在していない。尚、エチレン−ビニルモノ
マー重合体層6の厚さT6は、例えば20μmに設定さ
れている。
【0030】本実施例のように、アルミ層1の内側にエ
チレン−ビニルモノマー重合体層6を直接接着した構成
とすることにより、上記のようにエチレン−ビニルモノ
マー重合体層6はアルミ層1に対する接着性が高いた
め、アルミ層1からエチレン−ビニルモノマー重合体層
6が容易に剥離するようなことはない。また、金属腐食
性成分に対しバリアー性を有したバリアー性樹脂層4
(第2の樹脂)が、アルミ層1の内側に配設されたエチ
レン−ビニルモノマー重合体層6の更に内側に配設され
ることにより、金属腐食性成分がエチレン−ビニルモノ
マー重合体層6に浸透することを防止できる。
【0031】よって、長期間にわたり内容物12を化粧
料用パウチパック内に充填した状態としても、アルミ層
1に腐食が発生することを防止できると共に、バリアー
性樹脂層4及びエチレン−ビニルモノマー重合体層6に
剥離が発生することを防止することができる。また、長
期にわたり化粧料用パウチパックの経時保証を確保する
ことが可能となる。
【0032】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、金属腐食性成分がアルミ層に浸透すること
はなく、よってアルミ層に腐食が発生することを防止す
ることができるため、化粧料用パウチパックの経時保証
を確保することができる。
【0033】また、請求項2記載の発明によれば、バリ
アー性樹脂層として、エチレンビニルアルコール共重合
樹脂、或いはナイロンを用いたことにより、より有効に
金属腐食性成分がアルミ層に浸透することを防止でき
る。また、請求項3記載の発明によれば、バリアー性樹
脂層の厚さを10μm〜30μmに設定したことによ
り、より有効に金属腐食性成分がアルミ層に浸透するこ
とを防止できる。
【0034】また、請求項4記載の発明によれば、アル
ミ層に腐食が発生することを防止できると共に、第1及
び第2の樹脂層の剥離を防止することができ、化粧料用
パウチパックの経時保証を確保することができる。ま
た、請求項5記載の発明によれば、第2の樹脂層として
エチレンビニルアルコール共重合樹脂或いはナイロンを
用いたことにより、より有効に金属腐食性成分がアルミ
層に浸透することを防止できる。
【0035】また、請求項6記載の発明によれば、第1
の樹脂層としてエチレンとビニルモノマーの重合体を用
いたことにより、アルミ層に対する接着性を確実に確保
することができる。更に、請求項7記載の発明によれ
ば、第2の樹脂層の厚さを10μm〜30μmに設定し
たことにより、より有効に金属腐食性成分がアルミ層に
浸透することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である化粧料用パウチパッ
クの断面を拡大して示す図である。
【図2】本発明の第1実施例である化粧料用パウチパッ
クの断面図である。
【図3】本発明の第2実施例である化粧料用パウチパッ
クの断面を拡大して示す図である。
【図4】従来の化粧料用パウチパックの一例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 アルミ層 2 PET層 3,5,8 接着剤層 4 バリヤー性樹脂層 6 エチレン−ビニルモノマー重合体層 7 PE層 10 化粧料用パウチパック 12 内容物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 75/28 A61K 7/06 // A61K 7/06 B65D 85/84 B65D 85/84 1/00 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧料を内容物とし、 アルミ層と、該アルミ層の内側に配設されると共に前記
    化粧料に含まれる金属腐食性成分に対しバリアー性を有
    したバリアー性樹脂層とを具備することを特徴とする化
    粧料用パウチパック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧料用パウチパックに
    おいて、 前記バリアー性樹脂層として、エチレンビニルアルコー
    ル共重合樹脂、或いはナイロンを用いたことを特徴とす
    る化粧料用パウチパック。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の化粧料用パウチ
    パックにおいて、 前記バリアー性樹脂層の厚さを10μm〜30μmに設
    定したことを特徴とする化粧料用パウチパック。
  4. 【請求項4】 化粧料を内容物とし、 アルミ層と、該アルミ層の内側に配設された前記アルミ
    層に対し接着性の高い第1の樹脂層とを具備する化粧料
    用パウチパックにおいて、 前記第1の樹脂層の更に内側に、前記化粧料に含まれる
    金属腐食性成分に対しバリアー性を有した第2の樹脂層
    を設けたことを特徴とする化粧料用パウチパック。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の化粧料用パウチパックに
    おいて、 前記第2の樹脂層として、エチレンビニルアルコール共
    重合樹脂、或いはナイロンを用いたことを特徴とする化
    粧料用パウチパック。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の化粧料用パウチ
    パックにおいて、 前記第1の樹脂層として、エチレンとビニルモノマーの
    重合体を用いたことを特徴とする化粧料用パウチパッ
    ク。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかに記載の化粧
    料用パウチパックにおいて、 前記第2の樹脂層の厚さを10μm〜30μmに設定し
    たことを特徴とする化粧料用パウチパック。
JP2099298A 1998-02-02 1998-02-02 化粧料用パウチパック Pending JPH11222261A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280403A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Toppan Printing Co Ltd 積層包装袋

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280403A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Toppan Printing Co Ltd 積層包装袋

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