JPH11221297A - こんろ火災消火装置 - Google Patents

こんろ火災消火装置

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JPH11221297A
JPH11221297A JP10028851A JP2885198A JPH11221297A JP H11221297 A JPH11221297 A JP H11221297A JP 10028851 A JP10028851 A JP 10028851A JP 2885198 A JP2885198 A JP 2885198A JP H11221297 A JPH11221297 A JP H11221297A
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JP
Japan
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fire
water
spray nozzle
stove
fire extinguishing
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Application number
JP10028851A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Uetake
徹 植竹
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Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/006Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for kitchens or stoves

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数口を有するこんろの火災に対応でき、か
つ、排気用ダクトを通じての延焼を防止できるこんろ火
災消火装置を提供すること。 【解決手段】 こんろ4の上側に配置された排気用ダク
ト6の内部に、水等の消火用材を噴出する噴出手段30
を設けてこんろ火災消火装置20を構成し、この噴出手
段30から下方のこんろ4に向かって消火用材を噴出す
るようにした。また、噴出手段30としては、水微粒子
を噴霧する水噴霧ノズルが好適である。これにより、こ
んろ4の全体に消火用材が降りかかるようになるととも
に、排気用ダクト6の内部への炎の進入が防止され、前
記課題の解決が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理用器具である
こんろで発生する火災を消火するこんろ火災消火装置に
係り、建物や船舶内の厨房等で用いられるこんろの火災
の消火に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、厨房で用いられるこんろには、
サーモスタットを使用して鍋の温度を検知し、温度が高
くなると燃料のガスの供給を止める装置が設けられ、こ
れにより、こんろ火災の発生防止および火災が発生した
際の拡大防止が図られている。このような装置には、通
常、こんろ一台当たり一箇所(一口)にサーモスタット
が設けられている。このため、油を使った料理(例え
ば、天ぷら料理等)をする際には、調理者は、サーモス
タットが設けられた口を使用して料理をすることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こんろ
の口数は、通常、複数(二口、三口、四口)であるか
ら、調理者が誤ってサーモスタットの設けられていない
口を使用して油料理を行ってしまう場合もあり得る。こ
のような場合において、調理者が過熱に気づかずに料理
を続けると火災が発生するおそれがあるが、前述した装
置では、サーモスタットの設けられていない口への燃料
のガスの供給を止めることはできないので、対応できな
いという問題があった。
【0004】また、こんろ火災が拡大すると、炎が排気
用ダクトの内部へと進入し、排気用ダクトを通じてこん
ろが設置された空間以外の空間に延焼する場合があっ
た。特に、油を使った料理をしている場合には、排気用
ダクトの内面に付着した油粒子が燃焼するため、このよ
うな延焼の問題が顕著に生じることになり、また、以前
に行った油料理で付着し堆積した油粒子が燃焼する場合
もある。そして、炎が排気用ダクトの内部へと進入する
と、消防士でも火災の所在を特定することができない場
合があり、後になって延焼するケースもあった。
【0005】なお、日本国内の出火件数としては、毎年
こんろ火災によるものが最も多く、こんろ火災を減らす
ことができれば全体の火災件数を減らすことができるの
で、より優れたこんろ火災消火装置の開発が望まれてい
るところである。
【0006】本発明の目的は、複数口を有するこんろの
火災に対応でき、かつ、排気用ダクトを通じての延焼を
防止できるこんろ火災消火装置を提供するところにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、こんろの上側
に配置された排気用ダクトの内部に、こんろに向かって
消火用材を噴出する噴出手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0008】ここで、消火用材とは、液体(半流動体を
含む。)、固体(通常は粉状体や粒状体であるが、固形
物も含む。)のいずれのものも含み、例えば、水道水等
の消火液、あるいは水道水等に炭酸カリウム等の各種の
化学消火剤を混入した強化液の他、粉状若しくは粒状の
化学消火剤そのものであってもよい。
【0009】また、消火用材は、排気用ダクトの外部か
ら供給手段を用いて噴出手段に供給されるものであって
もよく、あるいは予め排気用ダクトの内部に配置された
ものであってもよい。
【0010】さらに、噴出手段には、液体である消火用
材を霧状(ミスト状)にして噴霧するノズル、液体であ
る消火用材を放射するノズル、汎用の消火器の如く粉状
体や粒状体である消火用材を放射するノズル、さらに
は、予め排気用ダクトの内部に配置された液体または固
体である消火用材を排気用ダクトの内部で爆発若しくは
破裂させて周囲に散布するもの等が含まれる。なお、液
体である消火用材を放射するノズルにおいて、消火用材
として水を使用することは、油火災が発生している鍋等
に水を直接放射すると、水が水蒸気となり爆発的に燃焼
する場合があるため、好ましくない。従って、消火用材
として水を使用する場合には、後述する如く、単なる放
射ではなく、霧状にして噴霧する装置とすることが望ま
しい。しかし、油を使わない料理による火災を消火する
場合には、水を直接放射する装置でも対応でき、また、
油を使った料理をするか否か等、調理の種類に応じて消
火用材を選択的に使用できる装置(例えば、調理者が調
理開始時に予め選択しておく、あるいは火災発生時に選
択する等)としておけば、液体である消火用材を放射す
るノズルにおいて、消火用材として水を使用することが
可能となる。
【0011】そして、噴出手段は、排気用ダクトの内部
に一個設けられていてもよく、あるいは複数個設けられ
ていてもよい。
【0012】このような本発明においては、こんろ火災
が発生した際には、排気用ダクトの内部に設けられた噴
出手段から、下方に配置されたこんろに向かって消火用
材を噴出し、こんろ火災の消火を行う。
【0013】従って、消火用材は、こんろ上方の噴出手
段から噴出され、こんろ全体に降りかかることになるの
で、複数口を有するこんろの火災に対応できるようにな
る。
【0014】また、噴出手段は、排気用ダクトの内部に
設けられているので、火災が拡大した際の炎の排気用ダ
クトの内部への進入を防止することが可能となる。この
ため、排気用ダクトを通じての延焼を防止することがで
きるようになり、特に、このような延焼が発生しやすい
油料理をしている際の消火に有効であり、これらにより
前記目的が達成される。
【0015】なお、噴出手段から噴出される消火用材
は、排気用ダクトの入口全体を覆うように噴出されるこ
とが好ましく、そうすることで炎の排気用ダクトの内部
への進入防止がより一層確実に実現されるようになる。
【0016】また、本発明の噴出手段は、前述した如
く、液体である消火用材を霧状にして噴霧するノズル等
の各種のタイプのものを用いることができ、また、これ
に使用する消火用材も、水道水等の各種のものを用いる
ことができるが、その中でも特に好ましいものは、水微
粒子を噴霧する水噴霧ノズルである。
【0017】ここで、水噴霧ノズルとしては、例えば、
内部に螺旋状の流路を有し、同一密度で同一粒径のミス
トを円錐状に噴霧する全面円錐ノズル(いわゆるフルコ
ーンノズル)、あるいは内部に螺旋状の流路を有し、外
郭部が大粒径で密度が低く、内部が小粒径で密度が高い
円錐状のミストを噴霧する中空丸吹きノズル(いわゆる
ホロコーンノズル)等を用いることができる。
【0018】また、水微粒子の大きさとしては、いわゆ
るザウター平均粒径で200μm以下が好ましい。な
お、ザウター平均粒径(または体積/表面積平均粒径)
とは、噴霧粒群の総体積を総表面積で除した値である。
【0019】このように噴出手段を水噴霧ノズルとした
場合には、水微粒子による消火であるため、天ぷら料理
等の油を使った料理の際の火災にも、直接水を放射した
ときのような爆発的な燃焼を生じることなく、好適に対
応可能であるうえ、小水量で消火できることから建物等
の水損防止も図られる。また、消火用材として用いられ
る水は、水道水から容易に調達することができるので、
設備コストの低減が図られる。
【0020】さらに、消火用材として水が用いられるの
で、台所周辺機器への悪影響を回避できるようになる。
すなわち、炭酸カリウム等を混入した強化液をこんろ上
方から噴霧する消火装置も市販されているが、この強化
液は、強アルカリ性の溶液であり腐食性が強いので、噴
霧後に念入りに掃除をしなければ、こんろや排気用ダク
トの入口に設けられたフードの金属部分が時間の経過と
ともに錆びてきてしまうという問題があった。本発明の
水噴霧ノズルを用いた水微粒子の噴霧による消火では、
このような問題は解消されることになる。
【0021】また、本発明のこんろ火災消火装置は、自
動的に作動するものであってもよく、手動により作動さ
せるものであってもよい。しかし、自動的に作動する構
成としておくことが、こんろの火の消し忘れの際にも有
効に機能すること等から好ましい。
【0022】そして、自動的に作動する装置としては、
水噴霧ノズルを用いた装置において、水噴霧ノズルに、
火災の熱で溶けることにより水噴霧ノズルの噴霧口を開
口するヒューズを設けた構成のものを採用することがで
きる。このような装置では、通常時においてノズルの噴
霧口を塞ぐヒューズが火災の熱で溶けることにより、噴
霧口が開口状態となり、水微粒子の噴霧が自動的に開始
される。
【0023】さらに、自動的に作動する装置の別のタイ
プのものとしては、火災発生を感知して噴出手段を自動
的に作動させるための信号を発する感知手段を備えた装
置を採用することができる。ここで、感知手段として
は、温度センサ、煙センサ、熱センサ、赤外線や紫外線
等の炎の輻射を感知する炎センサ、ガスセンサ、臭いセ
ンサ、燃焼音を感知する音センサ等の各種感知器、ある
いは火災の発生していない通常時の状況を画像認識させ
ておきこれと火災発生の際の画像との違いを感知する画
像認識感知装置等を用いることができ、この際、同一種
類の複数個の感知器等を併用あるいは複数種類の感知器
等を併用してもよい。また、感知手段から発せられた信
号は、直接に噴出手段に伝達されるものであってもよ
く、あるいは噴出手段に消火用材を供給する供給手段に
伝達されてこれにより噴出手段を作動させるものであっ
てもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 [第一実施形態]図1には、本発明の第一実施形態のこ
んろ火災消火装置20が設置された建物1の一部の概略
断面が示されている。図1において、建物1の内部に
は、各種調理を行う空間である厨房2が形成され、厨房
2の床上には調理台3が設置されている。この調理台3
の上には、調理用器具であるこんろ4が置かれている。
こんろ4は、プロパンガス等を使用する家庭用二口こん
ろであり、図中左右に二口のガス放出口4A,4Bを備
えている。
【0025】こんろ4の直上には、こんろ4の上方の全
体を覆う大きさのフード5が、こんろ4と一定の距離を
置いて配置されている。さらに、フード5の上側には、
調理で発生した煙等を含む空気を排気するための排気用
ダクト6が連結されている。この排気用ダクト6は、厨
房2の天井に沿って配置され、建物1の壁を貫通して建
物1の外部まで至るように設けられている。また、排気
用ダクト6の途中には、強制排気用のファン7が設けら
れ、これにより排気用ダクト6のフード5側の入口8か
ら煙等を含む空気を吸い込み、この空気を建物1の外部
側の排気口9から外部空間に強制的に排気できるように
なっている。
【0026】こんろ火災消火装置20は、排気用ダクト
6の内部に設けられた噴出手段である水噴霧ノズル30
と、この水噴霧ノズル30に消火用材である水を供給す
る水供給手段40と、火災発生を感知する感知手段50
とを備えて構成されている。
【0027】図2には、水噴霧ノズル30の拡大図が図
中上側半分を断面にした状態で示されている。水噴霧ノ
ズル30は、全面円錐ノズル(いわゆるフルコーンノズ
ル)であり、水供給手段40により水圧のかかった水を
水入口31に送り込み、内部に設けられた螺旋状の流路
32を通し、これを噴霧口33から吹き出す構成となっ
ている。この際、噴霧口33から吹き出された水は、こ
んろ4に向かって同一密度で同一粒径の水微粒子(ミス
ト)として円錐状に噴霧される。なお、水微粒子の大き
さは、ザウター平均粒径で200μm以下であることが
好ましい。
【0028】図1において、水噴霧ノズル30は、排気
用ダクト6の長手方向直交断面の略中央であって、か
つ、こんろ4の図中左右方向の略中央の直上の位置に配
置されている。これにより、水噴霧ノズル30から円錐
状に噴霧された水微粒子は、排気用ダクト6の入口8の
全体を覆い、かつ、こんろ4の全体を覆うようになって
いる。
【0029】ここで、水噴霧ノズル30の噴霧口33
と、こんろ4のガス放出口4A,4Bの上に載せられた
鍋10(標準的な大きさの鍋)の上端との間の距離L
は、水噴霧ノズル30の性能(噴霧圧力、噴霧量、水微
粒子の粒子密度や平均粒子径あるいは粒子速度等)およ
びこんろ4の大きさ等に応じ適宜調整する。なお、この
距離Lの最適化を含め、水微粒子によるこんろ火災消火
の効果の確認のための実験を行っており、その結果は後
述する。
【0030】水供給手段40は、水を溜めておく貯水槽
41と、この貯水槽41内の水を水噴霧ノズル30に加
圧して送るポンプ42と、これらを繋ぐ配管43とを備
えて構成されている。また、貯水槽41には、水道管4
4から水が適宜補給されるようになっている。
【0031】感知手段50は、こんろ4における火災の
発生を感知するものであり、温度センサや煙センサ等の
各種感知器により構成され、フード5の内側の面に設け
られている。この感知手段50による火災発生感知の信
号は、ケーブル等により水供給手段40に伝達され、こ
れによりポンプ42が起動されて水噴霧ノズル30が自
動的に作動するようになっており、こんろ火災消火装置
20の自動化が図られている。なお、配管43の途中に
開閉弁が設けられている場合には、感知手段50の信号
をこれにも伝達するようにして自動的に弁が開かれるよ
うにしておけばよい。
【0032】また、感知手段50の感知レベル(どの程
度で火災発生と判断するかのレベル)の設定や必要な信
号変換処理等は、感知手段50に内蔵された制御部によ
り行ってもよく、あるいは感知手段50と水供給手段4
0のポンプ42との間を繋ぐ信号伝達経路の途中に図示
されない制御手段を別途設けてそこで行うようにしても
よい。特に、画像認識感知等の複雑な処理が必要となる
場合には、外部の制御手段に処理を行わせるようにする
ことで、こんろ4の周辺の煩雑化を回避することができ
る。
【0033】このような第一実施形態においては、以下
のようにしてこんろ火災消火装置20による自動消火を
行う。
【0034】先ず、こんろ4で火災が発生したときに
は、感知手段50によりこの火災発生を感知する。続い
て、感知手段50の火災感知の信号を水供給手段40に
送り、ポンプ42を自動的に起動して水供給手段40に
より水噴霧ノズル30に水を供給し、水噴霧ノズル30
からこんろ4の全体に向かって水微粒子を噴霧する。そ
して、消火が完了した際には、ポンプ42を停止させ、
水噴霧ノズル30への水の供給を止める。なお、消火の
完了の把握は、感知手段50により自動的に行ってもよ
く、あるいは調理者等の判断により行ってもよいが、後
者の場合には、ポンプ42を停止させるスイッチを厨房
2若しくはその近傍に設けておくことが好ましい。
【0035】このような第一実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、水噴霧ノズル30から噴霧
される水微粒子は、こんろ4の全体に降りかかるので、
二口のガス放出口4A,4Bのいずれで発生した火災も
消火することができる。このため、こんろ火災消火装置
20は、複数口(二口、三口、四口等)を有するこんろ
の火災にも対応できることから、前述した従来のサーモ
スタットを用いた装置のような調理者の過誤の場合に対
応できないという不都合を解消することができる。
【0036】また、水噴霧ノズル30は、排気用ダクト
6の内部に設けられているので、火災が拡大した際の炎
の排気用ダクト6の内部への進入を防止することができ
る。このため、例えば、排気用ダクト6の排気口9の周
辺に燃えやすい物が置いてある場合や排気用ダクト6が
厨房2以外の室にも連通されている場合などにおいて、
排気用ダクト6を通じての延焼を防止することができ
る。特に、このような延焼が発生しやすい油料理をして
いる際の消火に有効である。
【0037】そして、水噴霧ノズル30から噴霧される
水微粒子は、排気用ダクト6の入口8の全体を覆うよう
に噴霧されるので、これにより炎の排気用ダクト6の内
部への進入をより一層確実に防止することができる。
【0038】また、水微粒子による消火であるため、天
ぷら料理等の油を使った料理の際の火災にも、直接水を
放射したときのような爆発的な燃焼を生じることなく、
好適に対応することができる。
【0039】さらに、水微粒子による消火であるため、
小水量で消火できることから、建物等の水損防止を図る
ことができる。
【0040】また、消火用材として水を使用するので、
水道水から容易に調達することができ、設備コストの低
減を図ることができる。
【0041】さらに、消火用材として水を使用するの
で、台所周辺機器への悪影響を回避できるうえ、炭酸カ
リウム等を混入した強化液により消火を行った後のよう
な、錆び防止のための手間のかかる作業を行う必要がな
くなるので、事後処理を容易化することができる。
【0042】また、こんろ火災消火装置20は、感知手
段50を備えているので、火災発生を感知して水噴霧ノ
ズル30を自動的に作動させることができるため、こん
ろ4の火の消し忘れの際にも装置を有効に機能させるこ
とができる。
【0043】なお、次のような実験を行い、水微粒子に
よるこんろ火災消火の効果を確認した。
【0044】実験方法は、プロパンガス使用の家庭用
二口こんろ4に、厚さ0.7mmの鉄製の天ぷら専用鍋
10を載せて実験用の箱(鋼板製で一辺を1.5mとす
る立方体で側面を一面のみ開放したもの)内の中央に置
き、鍋10に1000ccのサラダ油を注ぎ、こんろ
4で加熱し、こんろ4から煙が出てきたところで着火
しあるいは自然発火させ、鍋10の上端からの炎の高
さが50〜60cm程度となったときに水噴霧を開始
し、消火後、鍋10の温度が100℃程度となった時
点で、水噴霧を終了するというものである。
【0045】この際、水圧は7〜15kgf/cm2
水量は水圧3kgf/cm2 時において21リットル毎
分、噴霧角度は65度、噴霧距離(水噴霧ノズル30の
噴霧口33と鍋10の上端との間の距離L)は790m
mとした。
【0046】なお、この時に使用したフルコーンタイプ
の水噴霧ノズル30の参考データを挙げると、水圧3k
gf/cm2 時に噴霧口33から500mm離れた位置
での平均粒子径は噴霧中心部においてザウター平均粒径
で102.9μmであり、噴霧端部において224.5
μmである。また、噴霧状態としては、噴霧端部の粒子
数に比べて噴霧中心部の粒子数は約9倍であり、噴霧中
心部における粒子数の方が多い。
【0047】このような状況において、次のような実験
結果が得られた。すなわち、噴霧初期には一時的に水蒸
気により火炎が1.5m程度にまで拡大した。しかし、
本実施形態の如く、水微粒子の噴霧を排気用ダクト6の
入口8の全体を覆うようにしておくことで、排気用ダク
ト6の内部への火炎の進入は防止することができるの
で、特に問題を生じることはない。そして、噴霧開始後
33〜70秒後に消火が完了した。これにより、水微粒
子による火災(特に油火災)の消火の有効性が確認され
た。
【0048】[第二実施形態]図3には、本発明の第二
実施形態のこんろ火災消火装置120が設置された建物
101の一部の概略断面が示されている。図3におい
て、前記第一実施形態と同様に、建物101の内部に
は、厨房102が形成され、調理台103の上には、二
口のガス放出口104A,104Bを備えたこんろ10
4が置かれている。
【0049】また、前記第一実施形態と同様に、こんろ
104の直上には、フード105および排気用ダクト1
06が設けられ、排気用ダクト106の入口108から
排気口109に至る途中には、ファン107が設けられ
ている。
【0050】こんろ火災消火装置120は、排気用ダク
ト106の内部に設けられた噴出手段である水噴霧ノズ
ル130と、この水噴霧ノズル130に消火用材である
水を供給する水供給手段140とを備えて構成されてい
る。
【0051】図4には、水噴霧ノズル130の分解図が
示されている。水噴霧ノズル130は、前記第一実施形
態の水噴霧ノズル30と同様に、全面円錐ノズル(いわ
ゆるフルコーンノズル)であり、内部に螺旋状の流路を
有する本体131と、らっぱ状に拡がった受熱板132
と、これらの間に挟まれた膜状のヒューズ133とを備
えて構成されている。
【0052】ヒューズ133は、通常の状態では、本体
131および受熱板132に密着した状態で挟まれ、本
体131に形成された水微粒子の噴霧口134を受熱板
132とともに塞ぎ(いわばパッキンのように機能
し)、火災発生時には、受熱板132で受けた火災の熱
で溶けることにより、受熱板132を落下させて本体1
31から分離させることで噴霧口134を開口するもの
である。
【0053】そして、ヒューズ133が溶けて開口した
噴霧口134から吹き出された水は、前記第一実施形態
の場合と同様に、こんろ104に向かって同一密度で同
一粒径の水微粒子(ミスト)として円錐状に噴霧され
る。なお、水微粒子の大きさは、ザウター平均粒径で2
00μm以下であることが好ましい。
【0054】図3において、水噴霧ノズル130の排気
用ダクト106内における配置は、前記第一実施形態の
場合と同様であり、水噴霧ノズル130から円錐状に噴
霧された水微粒子は、排気用ダクト106の入口108
の全体を覆い、かつ、こんろ104の全体を覆うように
なっている。また、水噴霧ノズル130の噴霧口134
と、こんろ104のガス放出口104A,104Bの上
に載せられた鍋110の上端との間の距離Lも前記第一
実施形態の場合と同様である。
【0055】水供給手段140は、屋上に設けられた貯
水槽141と、この貯水槽141内の水を水噴霧ノズル
130に加圧して送るポンプ142と、これらを繋ぐ配
管143とを備えて構成されている。また、貯水槽14
1には、水道管144から水が適宜補給されるようにな
っている。
【0056】貯水槽141は、屋上に設けられているの
で、つまり水噴霧ノズル130よりも高所に設けられて
いるので、水噴霧ノズル130には常時所定の水圧(例
えば、1kgf/cm2 )がかかり、ヒューズ133が
火災の熱で溶けて噴霧口134が開口した際には、水微
粒子の噴霧が自動的に開始されるようになっている。な
お、噴霧口134の開口前の状態における配管143内
には、水ではなく、空気を封入しておいてもよい。特
に、寒冷地等では、配管143内に水を溜めておくと凍
ってしまい水噴霧ノズル130が正常に作動しなくなる
おそれがあるので、このような場合には、空気を封入し
ておくことが好ましい。
【0057】また、水供給手段140の配管143に
は、水噴霧ノズル130の作動開始を感知する作動感知
手段150が設けられている。作動感知手段150とし
ては、配管143を流れる水の流量変化(若しくは流速
変化)を電磁流量計、オリフィス、ベンチュリー等で捉
えて作動感知を行うものを採用することができる。この
作動感知手段150により感知した情報は、電気信号と
してケーブル等によりポンプ142に伝達され、あるい
は水等を媒介とした機械的若しくは力学的連動又は連鎖
によりポンプ142に伝達され、これによりポンプ14
2が自動的に起動されて水噴霧ノズル130に必要な水
圧(例えば7〜15kgf/cm2 )が加えられるよう
になっている。また、作動感知手段150として、配管
143の途中に設けられた逆止め弁を採用することもで
きる。この場合には、噴霧開始によって水噴霧ノズル1
30側の圧力が低下することにより逆止め弁が開き、こ
の逆止め弁の開動作に連動してポンプ142が自動的に
起動される構成(通常のスプリンクラーポンプの自動起
動に用いられる、いわゆる自動警報弁の構成)を採るこ
とができる。
【0058】このような第二実施形態においては、以下
のようにしてこんろ火災消火装置120による自動消火
が行われる。
【0059】先ず、こんろ104で火災が発生したとき
には、水噴霧ノズル130の受熱板132が火災の熱で
加熱され、これによりヒューズ133が溶けて受熱板1
32が落下し、噴霧口134が開口する。すると、水噴
霧ノズル130からこんろ104の全体に向かって水微
粒子の噴霧が開始される。
【0060】続いて、作動感知手段150により水噴霧
ノズル130の作動開始が捉えられ、ポンプ142が自
動的に起動されて水噴霧ノズル130に必要水圧が加え
られる。なお、水微粒子の噴霧開始から必要水圧に達す
るまでの時間は、作動感知手段150の感知レベルを誤
作動が生じない限度で低めの設定(低流量の設定)とす
る等の配慮を行い、なるべく短くすることが好ましい。
【0061】そして、消火が完了した際には、ポンプ1
42を停止させるとともに、配管143の途中に設けら
れた図示されないバルブを締め、水噴霧ノズル130へ
の水の供給を止める。なお、ポンプ142の停止および
バルブの閉鎖を指示するスイッチは、厨房102若しく
はその近傍に設けておくことが好ましい。
【0062】このような第二実施形態によれば、前記第
一実施形態と同様に、複数口を有するこんろの火災に対
応できるという効果、排気用ダクト106の内部への炎
の進入防止による延焼防止効果、水微粒子の噴霧による
小水量での消火に伴う建物等の水損防止効果、水道水か
らの消火用材の調達による設備コストの低減効果、消火
用材として水を使用したことによる台所周辺機器への悪
影響の回避効果および事後処理の容易化効果等を得るこ
とができるうえ、水噴霧ノズル130がヒューズ133
を備えていることから、自動消火を行うことができるの
で、こんろ104の火の消し忘れの際にも装置を有効に
機能させることができるという効果がある。
【0063】[変形の形態]なお、本発明は前記各実施
形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成で
きる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0064】すなわち、前記第一実施形態では、水噴霧
ノズル30には、いわゆるフルコーンノズルが用いられ
ていたが(図2参照)、本発明の噴出手段である水噴霧
ノズルは、このようなノズルに限定されるものではな
く、例えば、図5に示すような中空丸吹きノズル(いわ
ゆるホロコーンノズル)を用いた水噴霧ノズル200と
してもよく、要するに水微粒子を噴霧できる構成のノズ
ルであればよい。
【0065】図5には、水噴霧ノズル200であるホロ
コーンノズルの拡大断面図が示されている。水噴霧ノズ
ル200は、水圧のかかった水を水入口201に送り込
み、内部に設けられた螺旋状の流路202を通し、これ
を噴霧口203から吹き出す構成となっている。この
際、噴霧口203からは、外郭部が大粒径で密度が低
く、内部が小粒径で密度が高い円錐状のミストが噴霧さ
れる。
【0066】また、前記第一実施形態では、感知手段5
0は、フード5の内側の面に設けられていたが(図1参
照)、このような位置に限定されるものではなく、例え
ば、こんろ4の近傍の厨房2の壁面等に設けるようにし
てもよい。また、感知手段50を構成する各種センサの
個数も一個に限定されるものではなく複数としてもよ
く、さらに、複数とする場合には、異なる種類のセンサ
を併用するようにしてもよく、要するに火災の発生を感
知することができればよい。
【0067】そして、前記第二実施形態では、水噴霧ノ
ズル130は、膜状のヒューズ133を備えていたが
(図4参照)、本発明のヒューズは、このような形状の
ものに限定されるものではなく、例えば、噴霧口から噴
霧方向に真っ直ぐ延びる棒状のものとしてもよく、要す
るに、通常時において噴霧口を塞ぎ、火災時において熱
で溶けて噴霧口を開口するものであればよい。
【0068】さらに、前記第一実施形態では、感知手段
50が設けられ、前記第二実施形態では、ヒューズ13
3が設けられ、それぞれ自動化が図られていたが、本発
明のこんろ火災消火装置は、自動的に作動するものに限
定されるものではなく、手動により作動させるものであ
ってもよい。しかし、自動化しておくことが、こんろの
火の消し忘れの際にも有効に機能すること等から好まし
い。
【0069】また、前記第一実施形態では、感知手段5
0の信号は、ケーブル等により水供給手段40に直接
に、あるいは図示されない外部の制御手段を介して伝達
され、これによりポンプ42が自動的に起動されて水噴
霧ノズル30が自動的に作動するようになっていたが、
感知手段50は、感知した情報に基づき火災発生を人に
知らせるだけのもの、例えば、警告灯を点滅させるため
のもの、あるいは警告ブザーを鳴動させるためのもの等
としてもよい。このようにした場合には、警告灯の点滅
や警告ブザーの鳴動等により火災発生を把握した人間
が、ポンプ42の起動操作を手動で行えばよい。
【0070】さらに、前記第一実施形態の如く感知手段
50の信号がケーブル等によりポンプ42に伝達される
構成とした場合においても、感知手段50の信号により
警告灯の点滅、警告ブザーの鳴動等を並行して行うよう
にしてもよい。そして、この場合において、警告灯の点
滅、警告ブザーの鳴動等により火災発生を把握した人間
がポンプ42の起動操作を手動で行ったときには、この
手動操作が優先され、一方、このような手動操作が一定
時間経過しても行われないときには、感知手段50の制
御部若しくは図示されない外部の制御手段に内蔵された
タイマーが働き、自動制御が開始されるようにしてもよ
い。なお、この自動制御の開始前に感知手段50により
火災発生状況の再確認をするようにしてもよく、そうす
ることで、例えば、警告灯の点滅等が誤報であった場
合、あるいは人間が自らの手で直ぐに火災を消し止める
等の処置を行ったため、こんろ火災消火装置の処理に頼
る必要がなくなった場合等、何らかの原因により人間が
手動操作をあえて行わなかった場合に対応することがで
きる。
【0071】また、前記各実施形態では、二口のこんろ
4,104が消火対象とされていたが、こんろの口数は
二口に限定されるものではなく、本発明のこんろ火災消
火装置は、一口のこんろ、および三口以上の口数を有す
るこんろの火災にも対応することができる。
【0072】さらに、前記第二実施形態では、作動感知
手段150としては、配管143を流れる水の流量変化
(若しくは流速変化)を捉えて作動感知を行うもの等を
採用できるとしていたが、このような構成に限定される
ものではなく、例えば、貯水槽141の液面の水位変化
を捉えて作動感知を行う構成としてもよく、要するに、
水噴霧ノズル130の作動開始を感知することができれ
ばよい。
【0073】そして、前記第二実施形態では、ポンプ1
42および作動感知手段150が設けられていたが、屋
上に設けられた貯水槽141の位置ヘッドのみで水噴霧
ノズル130の必要水圧が確保できる場合(例えば、貯
水槽141がかなり高所にある場合等)には、これらの
設置を省略することができる。
【0074】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、噴
出手段が排気用ダクトの内部に設けられているので、消
火用材を上方からこんろ全体に降りかけることができる
ため、複数口を有するこんろの火災に対応することがで
きるうえ、排気用ダクトの内部への炎の進入を防止でき
ることから、排気用ダクトを通じての延焼を防止するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のこんろ火災消火装置が
設置された建物の一部の概略断面図。
【図2】第一実施形態の水噴霧ノズルの拡大図。
【図3】本発明の第二実施形態のこんろ火災消火装置が
設置された建物の概略断面図。
【図4】第二実施形態の水噴霧ノズルの分解図。
【図5】本発明の変形の形態を示す水噴霧ノズルの拡大
断面図。
【符号の説明】
4,104 こんろ 6,106 排気用ダクト 30,130,200 噴出手段である水噴霧ノズル 50 感知手段 133 ヒューズ 134 噴霧口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 こんろの上側に配置された排気用ダクト
    の内部に前記こんろに向かって消火用材を噴出する噴出
    手段を設けたことを特徴とするこんろ火災消火装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のこんろ火災消火装置に
    おいて、前記噴出手段は、水微粒子を噴霧する水噴霧ノ
    ズルであることを特徴とするこんろ火災消火装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のこんろ火災消火装置に
    おいて、前記水噴霧ノズルは、火災の熱で溶けることに
    より前記水噴霧ノズルの噴霧口を開口するヒューズを備
    えていることを特徴とするこんろ火災消火装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のこんろ火災消
    火装置において、火災発生を感知して前記噴出手段を自
    動的に作動させるための信号を発する感知手段を備えた
    ことを特徴とするこんろ火災消火装置。
JP10028851A 1998-02-10 1998-02-10 こんろ火災消火装置 Pending JPH11221297A (ja)

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