JPH08107942A - 台所の油火災用消火装置 - Google Patents
台所の油火災用消火装置Info
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- JPH08107942A JPH08107942A JP6246372A JP24637294A JPH08107942A JP H08107942 A JPH08107942 A JP H08107942A JP 6246372 A JP6246372 A JP 6246372A JP 24637294 A JP24637294 A JP 24637294A JP H08107942 A JPH08107942 A JP H08107942A
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- Japan
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- fire
- water
- kitchen
- oil
- nozzles
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-
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- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C3/00—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
- A62C3/006—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for kitchens or stoves
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- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 台所火災、特に天ぷら油火災の消火におい
て、水蒸気爆発を起こし火災の拡大させる危険性のある
消火薬剤としての水を粒径100ミクロン前後以下のフ
ォグとして放出することにより使用可能とし、該μmオ
ーダーのフォグを天ぷら油火災発生の空間内に浮遊・充
満させ水滴の蒸発により、火災空間・周辺部を冷却及び
窒息状態にして消火・燃焼抑制する。 【構成】 消火薬剤としての水を加圧貯蔵した水貯蔵ボ
ンベ3と、該水貯蔵ボンベ3の加圧水をフォグとして放
出可能な水微噴霧ノズル4とを有する消火装置1を形成
し、該消火装置1の前記水微噴霧ノズル4を台所11の
レンジ12の上方または側方に配設した台所の油火災用
消火装置に構成し、水噴霧ノズル4から消火薬剤として
の水を粒径100ミクロン前後以下のフォグとして放出
し消火するので、水蒸気爆発を起こすことなく消火・燃
焼抑制できる。
て、水蒸気爆発を起こし火災の拡大させる危険性のある
消火薬剤としての水を粒径100ミクロン前後以下のフ
ォグとして放出することにより使用可能とし、該μmオ
ーダーのフォグを天ぷら油火災発生の空間内に浮遊・充
満させ水滴の蒸発により、火災空間・周辺部を冷却及び
窒息状態にして消火・燃焼抑制する。 【構成】 消火薬剤としての水を加圧貯蔵した水貯蔵ボ
ンベ3と、該水貯蔵ボンベ3の加圧水をフォグとして放
出可能な水微噴霧ノズル4とを有する消火装置1を形成
し、該消火装置1の前記水微噴霧ノズル4を台所11の
レンジ12の上方または側方に配設した台所の油火災用
消火装置に構成し、水噴霧ノズル4から消火薬剤として
の水を粒径100ミクロン前後以下のフォグとして放出
し消火するので、水蒸気爆発を起こすことなく消火・燃
焼抑制できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は台所火災、特に天ぷら
油火災などの油火災用消火装置に関するものである。
油火災などの油火災用消火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に水を燃焼物に注水すると燃焼物を
着火温度以下の温度にさせるだけでなく燃焼物から蒸発
潜熱を奪い水蒸気状態に変化させ、発生した水蒸気によ
る燃焼物への空気遮断、いわゆる窒息効果を生じ消火さ
せることができる。
着火温度以下の温度にさせるだけでなく燃焼物から蒸発
潜熱を奪い水蒸気状態に変化させ、発生した水蒸気によ
る燃焼物への空気遮断、いわゆる窒息効果を生じ消火さ
せることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この消火薬剤
として最適な水も、火災が油火災、例えば、台所におけ
る天ぷら油火災のときに、消火薬剤の水を散水すると水
は油と溶け合わず、かつ、油よりも比重が重いので水蒸
気爆発を起こし、火の着いた天ぷら油が付近に飛び散
り、火災を拡大させる危険が大きく、油火災の消火薬剤
として水を使用することは不適当である。
として最適な水も、火災が油火災、例えば、台所におけ
る天ぷら油火災のときに、消火薬剤の水を散水すると水
は油と溶け合わず、かつ、油よりも比重が重いので水蒸
気爆発を起こし、火の着いた天ぷら油が付近に飛び散
り、火災を拡大させる危険が大きく、油火災の消火薬剤
として水を使用することは不適当である。
【0004】そこで、炭酸水素ナトリウムを主成分とし
た粉末消火薬剤の使用が考えられるが、この粉末消火薬
剤を火源に多量放射すると、粉末が燃焼面を広く厚く覆
い天ぷら油への空気遮断による窒息効果があり、水蒸気
爆発による火面流出はしないものの消火後粉末消火薬剤
が台所中に飛散し消火後にこの飛散した粉末消火薬剤の
後始末に手間取り、またものによっては使用不能となる
などのダメージが大きい。
た粉末消火薬剤の使用が考えられるが、この粉末消火薬
剤を火源に多量放射すると、粉末が燃焼面を広く厚く覆
い天ぷら油への空気遮断による窒息効果があり、水蒸気
爆発による火面流出はしないものの消火後粉末消火薬剤
が台所中に飛散し消火後にこの飛散した粉末消火薬剤の
後始末に手間取り、またものによっては使用不能となる
などのダメージが大きい。
【0005】また、消火薬剤として炭酸カリウムの濃厚
な強アルカリ性の水溶液、即ち強化液を使用することが
提案されているが、強化液が強アルカリ性のため台所の
器具の破損や人体に害を与える問題がある。
な強アルカリ性の水溶液、即ち強化液を使用することが
提案されているが、強化液が強アルカリ性のため台所の
器具の破損や人体に害を与える問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は台所火災、特
に天ぷら油火災に対して不可とされている消火薬剤の水
の使用を可能としたことである。この発明は消火薬剤の
水を加圧貯蔵した水貯蔵ボンベと、該貯蔵ボンベの加圧
水をフォグとして放出可能な水微噴霧ノズルとを有する
消火装置を形成し、該消火装置の前記水微噴霧ノズルを
台所のレンジの上方、または側方に配設した台所の油火
災用消火装置に形成したことである。
に天ぷら油火災に対して不可とされている消火薬剤の水
の使用を可能としたことである。この発明は消火薬剤の
水を加圧貯蔵した水貯蔵ボンベと、該貯蔵ボンベの加圧
水をフォグとして放出可能な水微噴霧ノズルとを有する
消火装置を形成し、該消火装置の前記水微噴霧ノズルを
台所のレンジの上方、または側方に配設した台所の油火
災用消火装置に形成したことである。
【0007】また、水微噴霧ノズルがフードファン直下
であって、レンジの真上の空間に突設されてい台所の油
火災用消火装置としたことである。
であって、レンジの真上の空間に突設されてい台所の油
火災用消火装置としたことである。
【0008】また、水微噴霧ノズルをヒューズメタルの
熔融により開栓する感知器一体型ノズルとした台所の油
火災用消火装置としたことである。
熔融により開栓する感知器一体型ノズルとした台所の油
火災用消火装置としたことである。
【0009】また、水微噴霧ノズルから放出されるフォ
グが微粒子水滴、例えば粒径100ミクロン前後以下の
霧状の水滴とした台所の油火災用消火装置としたことで
ある。
グが微粒子水滴、例えば粒径100ミクロン前後以下の
霧状の水滴とした台所の油火災用消火装置としたことで
ある。
【0010】さらにまた、水貯蔵ボンベの水がCO2 や
窒素等の不活性ガスで加圧充填されている台所の油火災
用消火装置としたことである。
窒素等の不活性ガスで加圧充填されている台所の油火災
用消火装置としたことである。
【0011】
【作用】この発明は台所火災、特に天ぷら油火災の消火
において備え付けの水貯蔵ボンベの水微噴霧ノズルをヒ
ューズメタルの熔融により開栓すると、消火薬剤として
の水を粒径100ミクロン前後以下のフォグとして放出
し、該フォグを火災発生の空間に浮遊・充満させ水滴の
蒸発により火災空間周辺部の冷却及び窒息状態にして消
火、燃焼抑制できる。
において備え付けの水貯蔵ボンベの水微噴霧ノズルをヒ
ューズメタルの熔融により開栓すると、消火薬剤として
の水を粒径100ミクロン前後以下のフォグとして放出
し、該フォグを火災発生の空間に浮遊・充満させ水滴の
蒸発により火災空間周辺部の冷却及び窒息状態にして消
火、燃焼抑制できる。
【0012】フォグの水滴が小さいので、水滴の状態の
まま高温の天ぷら油の中に到達することがなく、フォグ
が到達したとしても小さな100ミクロンオーダーの水
滴であるから、直ぐに蒸発するので、冷却効果と水蒸気
となった時の酸欠で消火することができる。
まま高温の天ぷら油の中に到達することがなく、フォグ
が到達したとしても小さな100ミクロンオーダーの水
滴であるから、直ぐに蒸発するので、冷却効果と水蒸気
となった時の酸欠で消火することができる。
【0013】
【実施例】この発明の台所の油火災用消火装置の一実施
例を図1〜図4により説明する。図1はこの発明の油火
災用消火装置を取り付けた台所の一部省略した透視図で
あり、1は消火装置本体で、該装置本体は台所11のレ
ンジ12の上方に設けたフードファン13の真下に位置
する壁面14に取り付けられている。前記消火装置本体
1はケーシング2に消火薬剤としての水を貯蔵したボン
ベ3を内蔵している。また、消火装置本体1に水貯蔵ボ
ンベ3の消火薬剤の水を100ミクロンオーダーのフォ
グとして放出可能な水微噴霧ノズル4を設け、該水微噴
霧ノズル4をレンジ12の火口12aの上方に位置する
ように配設する。前記水微噴霧ノズル4はヒューズメタ
ル(図示せず)の熔融によって開栓するノズル感知部一
体型で例えば、熔融温度を102.5°Cに設定し、熔
融開栓と同時に消火薬剤としての水を100ミクロンオ
ーダーでフォグとして放出させることができる。前記消
火装置本体1が内蔵する水貯蔵ボンベ3は図4に示す様
に容積1.4リットルの横型容器で、該容器内にCO2
や窒素等の不活性ガスによって所定圧に加圧された加圧
水1リットルを保有している。また、この水貯蔵ボンベ
3の容器ヘッダ5に圧力計6を取り付け圧力監視をする
とともに、分岐管7を取り付け他側の水微噴霧ノズル4
と連通させてある。また、図中4aは水微噴霧ノズルの
感熱板、8はケーシング2の底板、9はステー、10は
ケーシング固定ビス、16は天井、17は火災検知器で
ある。
例を図1〜図4により説明する。図1はこの発明の油火
災用消火装置を取り付けた台所の一部省略した透視図で
あり、1は消火装置本体で、該装置本体は台所11のレ
ンジ12の上方に設けたフードファン13の真下に位置
する壁面14に取り付けられている。前記消火装置本体
1はケーシング2に消火薬剤としての水を貯蔵したボン
ベ3を内蔵している。また、消火装置本体1に水貯蔵ボ
ンベ3の消火薬剤の水を100ミクロンオーダーのフォ
グとして放出可能な水微噴霧ノズル4を設け、該水微噴
霧ノズル4をレンジ12の火口12aの上方に位置する
ように配設する。前記水微噴霧ノズル4はヒューズメタ
ル(図示せず)の熔融によって開栓するノズル感知部一
体型で例えば、熔融温度を102.5°Cに設定し、熔
融開栓と同時に消火薬剤としての水を100ミクロンオ
ーダーでフォグとして放出させることができる。前記消
火装置本体1が内蔵する水貯蔵ボンベ3は図4に示す様
に容積1.4リットルの横型容器で、該容器内にCO2
や窒素等の不活性ガスによって所定圧に加圧された加圧
水1リットルを保有している。また、この水貯蔵ボンベ
3の容器ヘッダ5に圧力計6を取り付け圧力監視をする
とともに、分岐管7を取り付け他側の水微噴霧ノズル4
と連通させてある。また、図中4aは水微噴霧ノズルの
感熱板、8はケーシング2の底板、9はステー、10は
ケーシング固定ビス、16は天井、17は火災検知器で
ある。
【0014】レンジ12の上で天ぷらを調理中に、天ぷ
ら油に引火し炎があがると、その熱によって水微噴霧ノ
ズル4は感熱板4aが加熱されヒューズメタルが熔融
し、放出口(図示せず)が開栓する。これにより、水貯
蔵ボンベ3の例えばCO2 によって加圧された加圧水
は、分岐管7を介して水微噴霧ノズル4に供給され、そ
の放出口から50〜100μmの微粒子のフォグとして
レンジ12に向け放出される。放出されたフォグはレン
ジ12の周囲空間に浮遊充満して火災を生じた天ぷら鍋
の周囲を覆い、火源への新たな空気の流入を阻止すると
ともに、油面に到達しようとする水の微粒子はその途中
で熱によって蒸発し、周囲温度を低下させる。この天ぷ
ら鍋を含むレンジ12の周囲空間に浮遊充満するフォグ
の冷却作用と窒息作用により天ぷら鍋の火災を消火抑制
する。従って、従来のものに比べ、非常に少ない水で消
火が可能となる。
ら油に引火し炎があがると、その熱によって水微噴霧ノ
ズル4は感熱板4aが加熱されヒューズメタルが熔融
し、放出口(図示せず)が開栓する。これにより、水貯
蔵ボンベ3の例えばCO2 によって加圧された加圧水
は、分岐管7を介して水微噴霧ノズル4に供給され、そ
の放出口から50〜100μmの微粒子のフォグとして
レンジ12に向け放出される。放出されたフォグはレン
ジ12の周囲空間に浮遊充満して火災を生じた天ぷら鍋
の周囲を覆い、火源への新たな空気の流入を阻止すると
ともに、油面に到達しようとする水の微粒子はその途中
で熱によって蒸発し、周囲温度を低下させる。この天ぷ
ら鍋を含むレンジ12の周囲空間に浮遊充満するフォグ
の冷却作用と窒息作用により天ぷら鍋の火災を消火抑制
する。従って、従来のものに比べ、非常に少ない水で消
火が可能となる。
【0015】なお、実施例において、消火薬剤を内蔵し
た消火装置本体をフードファン直下に取り付けてある
が、熱感知型の水噴霧ノズル4がレンジの火口の上方に
臨むように設けてあれば、消火装置本体1は他の壁面1
5に取り付けてもよい。また、実施例において、水微噴
霧ノズル4をレンジ12の上方に取り付けてあるが、レ
ンジ12の周囲空間にフォグを浮遊充満できる位置であ
れば、水微噴霧ノズル4を壁面14や15などのレンジ
12の側方に取り付けてもよい。
た消火装置本体をフードファン直下に取り付けてある
が、熱感知型の水噴霧ノズル4がレンジの火口の上方に
臨むように設けてあれば、消火装置本体1は他の壁面1
5に取り付けてもよい。また、実施例において、水微噴
霧ノズル4をレンジ12の上方に取り付けてあるが、レ
ンジ12の周囲空間にフォグを浮遊充満できる位置であ
れば、水微噴霧ノズル4を壁面14や15などのレンジ
12の側方に取り付けてもよい。
【0016】さらに、実施例において、水微噴霧ノズル
4として感知部一体型のノズルを用いたが、感知部を感
熱弁として水微噴霧ノズルと別体とし、感熱弁を分岐管
7の途中で例えばレンジ12の上方に設けるようにして
もよい。この場合には、水微噴霧ノズルの放出口部分に
は料理や塵埃のミストによる目詰まりを防止するため
に、加圧水の放出弁によってはずれるキャップを設ける
とよい。
4として感知部一体型のノズルを用いたが、感知部を感
熱弁として水微噴霧ノズルと別体とし、感熱弁を分岐管
7の途中で例えばレンジ12の上方に設けるようにして
もよい。この場合には、水微噴霧ノズルの放出口部分に
は料理や塵埃のミストによる目詰まりを防止するため
に、加圧水の放出弁によってはずれるキャップを設ける
とよい。
【0017】なお、実施例において、ヒューズメタルの
熔融により水微噴霧ノズルの放出口を開栓したが、容器
ヘッダ5に制御弁、例えば電磁弁を設け、台所のレンジ
の上方またはレンジフードの側面に設置されている炎感
知器、熱感知器またはCOガス検知器、あるいは台所の
天井または側壁面に設置されている炎感知器、熱感知
器、煙感知器またはCOガス検知器等の火災検知器の作
動信号と連動させて制御弁を開放し、分岐管7を介し
て、水微噴霧ノズルの放出口からフォグを放出するよう
にしてもよい。
熔融により水微噴霧ノズルの放出口を開栓したが、容器
ヘッダ5に制御弁、例えば電磁弁を設け、台所のレンジ
の上方またはレンジフードの側面に設置されている炎感
知器、熱感知器またはCOガス検知器、あるいは台所の
天井または側壁面に設置されている炎感知器、熱感知
器、煙感知器またはCOガス検知器等の火災検知器の作
動信号と連動させて制御弁を開放し、分岐管7を介し
て、水微噴霧ノズルの放出口からフォグを放出するよう
にしてもよい。
【0018】
【発明の効果】天ぷら料理中に何らかの原因で天ぷらな
べに火が入り火災を起こしたときに、水微噴霧ノズルの
感熱板が過熱し、該水微噴霧ノズルの孔を閉止していた
ヒューズメタルが熔融し、開栓することにより水微噴霧
ノズルから微粒子水滴、例えば粒径100ミクロン前後
以下の霧状の水滴を放出させ、該フォグを火災発生の空
間に浮遊・充満させ水滴の蒸発により火災空間周辺部の
冷却及び窒息状態にして消火燃焼を抑制できる。
べに火が入り火災を起こしたときに、水微噴霧ノズルの
感熱板が過熱し、該水微噴霧ノズルの孔を閉止していた
ヒューズメタルが熔融し、開栓することにより水微噴霧
ノズルから微粒子水滴、例えば粒径100ミクロン前後
以下の霧状の水滴を放出させ、該フォグを火災発生の空
間に浮遊・充満させ水滴の蒸発により火災空間周辺部の
冷却及び窒息状態にして消火燃焼を抑制できる。
【0019】消火薬剤として水を使用しても、当該消火
薬剤の水は粒径100ミクロン前後以下の霧状の水滴で
あるから、霧状の水滴が高温の天ぷら油の中に到達する
ことがなく、水滴が油面に到達したとしても小さな粒径
100ミクロン前後の水滴であるので、直ぐに蒸発する
から、水蒸気爆発を起こさずに冷却効果と水蒸気となっ
た時の酸欠で油火災を消火することができる。この発明
の消火装置は粒径100ミクロン前後以下のフォグを放
出しフォグを火災発生の空間内に浮遊・充満させ、水滴
の蒸発により、火災空間・周辺部の熱を冷却し、また発
生した水蒸気により、火災空間・周辺部の窒息状態にで
きる。また、この発明は小型ボンベに消火薬剤として水
が入りCO2 や窒素等の不活性ガスで充填し、フォグを
放出するノズルを取り付けたものを天ぷら油火災等の台
所火災の消火器として使用しても従来の粉末消火器のよ
うな後始末をしなくても済む。
薬剤の水は粒径100ミクロン前後以下の霧状の水滴で
あるから、霧状の水滴が高温の天ぷら油の中に到達する
ことがなく、水滴が油面に到達したとしても小さな粒径
100ミクロン前後の水滴であるので、直ぐに蒸発する
から、水蒸気爆発を起こさずに冷却効果と水蒸気となっ
た時の酸欠で油火災を消火することができる。この発明
の消火装置は粒径100ミクロン前後以下のフォグを放
出しフォグを火災発生の空間内に浮遊・充満させ、水滴
の蒸発により、火災空間・周辺部の熱を冷却し、また発
生した水蒸気により、火災空間・周辺部の窒息状態にで
きる。また、この発明は小型ボンベに消火薬剤として水
が入りCO2 や窒素等の不活性ガスで充填し、フォグを
放出するノズルを取り付けたものを天ぷら油火災等の台
所火災の消火器として使用しても従来の粉末消火器のよ
うな後始末をしなくても済む。
【図1】この発明の油火災消火装置取付け状態を示す図
である。
である。
【図2】この発明の油火災消火装置の正面図である。
【図3】この発明の油火災消火装置の側面図である。
【図4】この発明の油火災消火装置の開蓋状態の正面図
である。
である。
1 消火装置本体 2 ケーシング 3 水貯蔵ボンベ 4 水微噴霧ノズル 4a 感熱板 5 容器ヘッダ 6 圧力計 7 分岐管 8 ケーシングの底板 9 ステー 10 ケーシング固定ビス 11 台所 12 レンジ 12a 火口 13 フードファン 14 壁面 15 壁面 16 天井 17 火災感知器
Claims (7)
- 【請求項1】 消火薬剤の水を加圧貯蔵した水貯蔵ボン
ベと、該貯蔵ボンベの加圧水をフォグとして放出可能な
水微噴霧ノズルとを有する消火装置を形成し、該消火装
置の前記水微噴霧ノズルを台所のレンジの上方または側
方に配設したことを特徴とする台所の油火災用消火装
置。 - 【請求項2】 前記水微噴霧ノズルがフードファン直下
であって、レンジの真上の空間に突設されていることを
特徴とする請求項1記載の台所の油火災用消火装置。 - 【請求項3】 前記水微噴霧ノズルがヒューズメタルの
熔融により開栓する感知器一体型ノズルであることを特
徴とする請求項1〜2記載の台所の油火災用消火装置。 - 【請求項4】 前記水微噴霧ノズルから放出されるフォ
グが粒径100ミクロン前後以下の霧状の水滴であるこ
とを特徴とする請求項1〜3記載の台所の油火災用消火
装置。 - 【請求項5】 前記水貯蔵ボンベの水がCO2 や窒素等
の不活性ガスで加圧充填されていることを特徴とする請
求項1記載の台所の油火災用消火装置。 - 【請求項6】 前記水微噴霧ノズルが火災検知器の作動
信号により開放される制御弁を介してフォグを放出する
ノズルであることを特徴とする請求項1〜2記載の台所
の油火災用消火装置。 - 【請求項7】 前記火災検知器が台所のレンジの上方ま
たはレンジフードの側面、あるいは台所の天井または側
壁面に設置されている炎感知器、熱感知器またはCOガ
ス検知器、あるいは台所の天井または側壁面に設置され
ている煙感知器であることを特徴とする請求項6記載の
台所の油火災用消火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6246372A JPH08107942A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 台所の油火災用消火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6246372A JPH08107942A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 台所の油火災用消火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08107942A true JPH08107942A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17147570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6246372A Pending JPH08107942A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 台所の油火災用消火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08107942A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008148986A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Morita Ug:Kk | 本体左右に放出導管を配置した自動消火装置 |
EP2272567A1 (en) * | 2009-07-08 | 2011-01-12 | Bonex Inc. | The method of extinguishing a fire and the extinguisher |
JP2012041121A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Morita Holdings Corp | プレス式塵芥収集車の延焼防止装置 |
ES2375981A1 (es) * | 2009-10-29 | 2012-03-08 | Manuel Jiménez Subires | Sistema de extinción de incendios automático en campanas extractoras. |
CN115887993A (zh) * | 2022-11-22 | 2023-04-04 | 江苏凯迪消防科技有限公司 | 一种用于厨房定点位置消防的可调压喷雾覆盖机构 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP6246372A patent/JPH08107942A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008148986A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Morita Ug:Kk | 本体左右に放出導管を配置した自動消火装置 |
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