JPH09276433A - 自動消火装置用噴射ノズル - Google Patents
自動消火装置用噴射ノズルInfo
- Publication number
- JPH09276433A JPH09276433A JP8111871A JP11187196A JPH09276433A JP H09276433 A JPH09276433 A JP H09276433A JP 8111871 A JP8111871 A JP 8111871A JP 11187196 A JP11187196 A JP 11187196A JP H09276433 A JPH09276433 A JP H09276433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge port
- nozzle
- fire extinguishing
- injection nozzle
- deflector
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C3/00—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
- A62C3/006—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places for kitchens or stoves
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】自動消火装置用噴射ノズルを改良することによ
り、厨房内において噴射ノズルから全周方向にわたり死
角のない均一な消火剤噴射を可能とする。 【解決手段】消火対象域に臨ませて設置された噴射ノズ
ルであって、該噴射ノズルは導管先端に取り付けるため
の接続部を有するノズル本体と、導管から供給される消
火剤を下方に向けて放射する放出口とを有するととも
に、該放出口には周縁部が放出口周縁との間に若干の隙
間を介在させた状態にて、基端をノズル本体の奥方に支
承させ、しかもノズル本体の放出口より外方に突出した
先端には、上記放出口の開口方向に対して交差する方向
の円形の邪魔板を有するデフレクターが取り付けられて
いる。 これにより放出口よりデフレクターに沿って放
射される消火剤は、従来の噴射ノズルのように消火剤放
射の死角がなく、円周方向の全周にわたり均等に放射さ
れる結果、迅速かつ確実な消火を可能とする。
り、厨房内において噴射ノズルから全周方向にわたり死
角のない均一な消火剤噴射を可能とする。 【解決手段】消火対象域に臨ませて設置された噴射ノズ
ルであって、該噴射ノズルは導管先端に取り付けるため
の接続部を有するノズル本体と、導管から供給される消
火剤を下方に向けて放射する放出口とを有するととも
に、該放出口には周縁部が放出口周縁との間に若干の隙
間を介在させた状態にて、基端をノズル本体の奥方に支
承させ、しかもノズル本体の放出口より外方に突出した
先端には、上記放出口の開口方向に対して交差する方向
の円形の邪魔板を有するデフレクターが取り付けられて
いる。 これにより放出口よりデフレクターに沿って放
射される消火剤は、従来の噴射ノズルのように消火剤放
射の死角がなく、円周方向の全周にわたり均等に放射さ
れる結果、迅速かつ確実な消火を可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として厨房のレ
ンジや天麩羅用のフライヤー、あるいはフード、ダクト
等の箇所において発生した一連の火災を、単一または複
数の消火器もしくは消火設備より供給される消火薬剤に
て消火するべく対象域に薬剤を噴射するための自動消火
装置用噴射ノズルの改良に関し、消火薬剤の全周方向へ
の均等噴射を可能にして消火効率を高めることを目的と
する。
ンジや天麩羅用のフライヤー、あるいはフード、ダクト
等の箇所において発生した一連の火災を、単一または複
数の消火器もしくは消火設備より供給される消火薬剤に
て消火するべく対象域に薬剤を噴射するための自動消火
装置用噴射ノズルの改良に関し、消火薬剤の全周方向へ
の均等噴射を可能にして消火効率を高めることを目的と
する。
【０００２】
【従来の技術】厨房のレンジや天麩羅用のフライヤー、
あるいはフード、ダクト等の箇所に取り付けられる自動
消火設備用の噴射ノズルとしては、実公平５−２５６３
１号公報に開示されたようなものが一般的に知られてい
る。 これは厨房などの調理設備の天蓋内において、消
火器より案内供給される導管の先端に取り付けて設置さ
れ、しかもその周囲には横円周方向に向けて消火剤を噴
射するための多数の噴出口が設けられているものであ
る。
あるいはフード、ダクト等の箇所に取り付けられる自動
消火設備用の噴射ノズルとしては、実公平５−２５６３
１号公報に開示されたようなものが一般的に知られてい
る。 これは厨房などの調理設備の天蓋内において、消
火器より案内供給される導管の先端に取り付けて設置さ
れ、しかもその周囲には横円周方向に向けて消火剤を噴
射するための多数の噴出口が設けられているものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来型の噴射ノズルにあっては、ノズルの周囲に形成
された各ノズル口に対応する範囲にしか消火剤が噴出さ
れないために、各ノズル口の相互間に位置する対応範囲
には殆ど消火剤が噴出されず、消火が不完全となり、も
しくは著しく消火活動が遅延するなどの弊害をもたら
す。 このことは液体消火剤の噴射の場合においてもっ
とも著しい傾向を呈することはいうまでもない。
た従来型の噴射ノズルにあっては、ノズルの周囲に形成
された各ノズル口に対応する範囲にしか消火剤が噴出さ
れないために、各ノズル口の相互間に位置する対応範囲
には殆ど消火剤が噴出されず、消火が不完全となり、も
しくは著しく消火活動が遅延するなどの弊害をもたら
す。 このことは液体消火剤の噴射の場合においてもっ
とも著しい傾向を呈することはいうまでもない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、ノ
ズルを中心とし、その全周にわたり均一な消火剤の噴射
を可能とすることによって、迅速かつ確実な消火を可能
とするものであって、具体的には、消火対象域に臨ませ
て設置された噴射ノズルであって、該噴射ノズルは導管
先端に取り付けるための接続部を有するノズル本体と、
導管から供給される消火剤を下方に向けて放射する放出
口とを有するとともに、該放出口には周縁部が放出口周
縁との間に若干の隙間を介在させた状態にて、基端をノ
ズル本体の奥方に支承させ、しかもノズル本体の放出口
より外方に突出した先端には、上記放出口の開口方向に
対して交差する方向の円形の邪魔板を有するデフレクタ
ーが取り付けられていることを特徴とした自動消火装置
用噴射ノズルに関する。
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、ノ
ズルを中心とし、その全周にわたり均一な消火剤の噴射
を可能とすることによって、迅速かつ確実な消火を可能
とするものであって、具体的には、消火対象域に臨ませ
て設置された噴射ノズルであって、該噴射ノズルは導管
先端に取り付けるための接続部を有するノズル本体と、
導管から供給される消火剤を下方に向けて放射する放出
口とを有するとともに、該放出口には周縁部が放出口周
縁との間に若干の隙間を介在させた状態にて、基端をノ
ズル本体の奥方に支承させ、しかもノズル本体の放出口
より外方に突出した先端には、上記放出口の開口方向に
対して交差する方向の円形の邪魔板を有するデフレクタ
ーが取り付けられていることを特徴とした自動消火装置
用噴射ノズルに関する。
【０００５】また本発明は、消火対象域に臨ませて設置
された噴射ノズルであって、該噴射ノズルは導管先端に
取り付けるための接続部を有するノズル本体と、導管か
ら供給される消火剤を下方に向けて放射する放出口とを
有するとともに、該放出口には周縁部が放出口周縁との
間に若干の隙間を介在させた状態にて、基端をノズル本
体の奥方に支承させ、しかもノズル本体の放出口より外
方に突出した先端には、上記放出口の開口方向に対して
交差する方向の円形の邪魔板を有するデフレクターが取
り付けられ、しかも上記ノズル本体には、突出するデフ
レクターの先端部を覆うことのできる大きさであって、
消火剤噴射時に消火剤の噴出圧力により容易に外れるよ
うにした隠蔽キヤップがはめ込まれるようにした自動消
火装置用噴射ノズルにも関する。
された噴射ノズルであって、該噴射ノズルは導管先端に
取り付けるための接続部を有するノズル本体と、導管か
ら供給される消火剤を下方に向けて放射する放出口とを
有するとともに、該放出口には周縁部が放出口周縁との
間に若干の隙間を介在させた状態にて、基端をノズル本
体の奥方に支承させ、しかもノズル本体の放出口より外
方に突出した先端には、上記放出口の開口方向に対して
交差する方向の円形の邪魔板を有するデフレクターが取
り付けられ、しかも上記ノズル本体には、突出するデフ
レクターの先端部を覆うことのできる大きさであって、
消火剤噴射時に消火剤の噴出圧力により容易に外れるよ
うにした隠蔽キヤップがはめ込まれるようにした自動消
火装置用噴射ノズルにも関する。
【０００６】さらに本発明は、上記したノズル本体の放
出口に取り付けられるデフレクターにおいて、先端の円
形邪魔板の突出方向角度を異ならしめた複数種のデフレ
クターを着脱自在とした自動消火装置用噴射ノズルにも
関する。
出口に取り付けられるデフレクターにおいて、先端の円
形邪魔板の突出方向角度を異ならしめた複数種のデフレ
クターを着脱自在とした自動消火装置用噴射ノズルにも
関する。
【０００７】厨房内に設置された火災感知器が火災発生
を感知すると、消火装置に電気的信号を送り、起爆装置
を起爆させる。 消火装置の起爆装置が起爆し、その発
生ガス圧により加圧ガス容器を開封し、高圧ガスを噴出
させると、該ガスが当該消火装置を起動させて消火薬剤
を放出させ、これを導管を介して厨房内等消火対象域に
臨ませて設置されたところの、導管から供給される消火
剤を下方に向けて放射する放出口を有する噴射ノズル内
に圧送して、下部放出口より放出される。
を感知すると、消火装置に電気的信号を送り、起爆装置
を起爆させる。 消火装置の起爆装置が起爆し、その発
生ガス圧により加圧ガス容器を開封し、高圧ガスを噴出
させると、該ガスが当該消火装置を起動させて消火薬剤
を放出させ、これを導管を介して厨房内等消火対象域に
臨ませて設置されたところの、導管から供給される消火
剤を下方に向けて放射する放出口を有する噴射ノズル内
に圧送して、下部放出口より放出される。
【０００８】このとき、消火剤は周縁部が放出口周縁と
の間に若干の隙間を介在させた状態にて、ノズル本体に
取り付けられたデフレクターとの間の隙間を通過した
後、上記デフレクターの円形の邪魔板に当たり、邪魔板
に沿って水平放射方向に放出方向を変えて円周方向に放
射される。
の間に若干の隙間を介在させた状態にて、ノズル本体に
取り付けられたデフレクターとの間の隙間を通過した
後、上記デフレクターの円形の邪魔板に当たり、邪魔板
に沿って水平放射方向に放出方向を変えて円周方向に放
射される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的な
内容を図１〜２にあらわした一実施例に基づいて説明す
ると、１は消火対象域に臨ませて設置される噴射ノズル
をあらわし、該噴射ノズル１はノズル本体２および導管
１６の先端に取り付けるための接続部３、および導管１
６から供給される消火剤を下方に向けて放射する放出口
６を有する。
内容を図１〜２にあらわした一実施例に基づいて説明す
ると、１は消火対象域に臨ませて設置される噴射ノズル
をあらわし、該噴射ノズル１はノズル本体２および導管
１６の先端に取り付けるための接続部３、および導管１
６から供給される消火剤を下方に向けて放射する放出口
６を有する。
【００１０】さらに放出口６は奥方内壁面に螺条部６ａ
が施されているとともに、その下側開口寄りに拡大室７
を有し、さらに最下端部には若干斜め下方向に向けなが
ら内径方向に突出させたスリーブ８が形成されている。
なお１１はノズル本体２の下方外周面に無端状に形成
された溝内にはめ込んで取り付けられた弾性のシール材
をあらわす。 さらに前記した放出口６内にはデフレク
ター９が取り付けられる。
が施されているとともに、その下側開口寄りに拡大室７
を有し、さらに最下端部には若干斜め下方向に向けなが
ら内径方向に突出させたスリーブ８が形成されている。
なお１１はノズル本体２の下方外周面に無端状に形成
された溝内にはめ込んで取り付けられた弾性のシール材
をあらわす。 さらに前記した放出口６内にはデフレク
ター９が取り付けられる。
【００１１】このデフレクター９は、基体９ａの上方、
すなわち略中間より上方部が中空であって、しかもその
外周面に螺条部（図示省略）が形成され、この螺条部を
前記したノズル本体２の螺条部６ａに螺入させて取り付
けられ、さらに略中間部、すなわち基体９ａとの境界部
近くには放射方向に向けた複数の通孔９ｂが形成され、
またそれより先の部分の周縁部は、前記した放出口６の
開口部を形成するスリーブ８の突出先端部との間に若干
の隙間１０を介在させた状態にて、基端をノズル本体の
奥方に支承させ、しかもノズル本体２の、スリーブ８よ
り外方に突出した先端には、上記放出口６の開口方向に
対して一定の角度９ｄを形成して交差する方向に突出さ
せた円形の邪魔板９ｃが一体に形成されている。
すなわち略中間より上方部が中空であって、しかもその
外周面に螺条部（図示省略）が形成され、この螺条部を
前記したノズル本体２の螺条部６ａに螺入させて取り付
けられ、さらに略中間部、すなわち基体９ａとの境界部
近くには放射方向に向けた複数の通孔９ｂが形成され、
またそれより先の部分の周縁部は、前記した放出口６の
開口部を形成するスリーブ８の突出先端部との間に若干
の隙間１０を介在させた状態にて、基端をノズル本体の
奥方に支承させ、しかもノズル本体２の、スリーブ８よ
り外方に突出した先端には、上記放出口６の開口方向に
対して一定の角度９ｄを形成して交差する方向に突出さ
せた円形の邪魔板９ｃが一体に形成されている。
【００１２】なおこの場合における邪魔板９ｃの設定角
度については、消火薬剤の希望放射方向にあわせて角度
の異なる複数種の邪魔板９ｄを有するデフレクター９を
準備しておき、必要に応じてこれらを交換することがで
きるようにすると、消火対象域の状況如何により、これ
に見合った噴射角度のデフレクター９を取り付けもしく
は交換するだけで最適の噴射ノズル１の取り付けが可能
となる。 また図において１２は隠蔽キャップをあらわ
し、ノズル本体２より外方に突出するデフレクター９の
先端部を覆うことのできる大きさであって、開口部を前
記したノズル本体２の下方外周面に施された環状の溝内
にはめ込まれている弾性のシール材１１に圧入保持させ
て嵌合され、しかも消火剤噴射時に消火剤の噴出圧力に
より容易に外れるようにノズル本体２にはめ込まれる。
度については、消火薬剤の希望放射方向にあわせて角度
の異なる複数種の邪魔板９ｄを有するデフレクター９を
準備しておき、必要に応じてこれらを交換することがで
きるようにすると、消火対象域の状況如何により、これ
に見合った噴射角度のデフレクター９を取り付けもしく
は交換するだけで最適の噴射ノズル１の取り付けが可能
となる。 また図において１２は隠蔽キャップをあらわ
し、ノズル本体２より外方に突出するデフレクター９の
先端部を覆うことのできる大きさであって、開口部を前
記したノズル本体２の下方外周面に施された環状の溝内
にはめ込まれている弾性のシール材１１に圧入保持させ
て嵌合され、しかも消火剤噴射時に消火剤の噴出圧力に
より容易に外れるようにノズル本体２にはめ込まれる。
【００１３】上記した噴射ノズル１は、そのノズル本体
２に形成した接続部３をもって厨房のレンジフード１９
内に臨ませた導管１６の先端に取り付け、シール材４を
介して内面側に螺条を施した固定ネジ５により、上記し
た外周面に螺条を形成した接続部３に締め付け固定され
る。 さらに導管１６は接続パイプ１５・１４を介して
消火器１３に接続されているほか、同じレンジフード１
９内には、厨房のレンジ台３０上の調理鍋２８および天
麩羅鍋などのフライヤー２９のそれぞれの直上に位置し
て設けられた噴射ノズル２１および２４が設けられ、こ
れらに接続する導管２３および２６により、それぞれの
消火器２２・２５に接続されている。
２に形成した接続部３をもって厨房のレンジフード１９
内に臨ませた導管１６の先端に取り付け、シール材４を
介して内面側に螺条を施した固定ネジ５により、上記し
た外周面に螺条を形成した接続部３に締め付け固定され
る。 さらに導管１６は接続パイプ１５・１４を介して
消火器１３に接続されているほか、同じレンジフード１
９内には、厨房のレンジ台３０上の調理鍋２８および天
麩羅鍋などのフライヤー２９のそれぞれの直上に位置し
て設けられた噴射ノズル２１および２４が設けられ、こ
れらに接続する導管２３および２６により、それぞれの
消火器２２・２５に接続されている。
【００１４】なお図中において、１８は前記したレンジ
フード１９に連なるダクト２０内に臨ませて、接続導管
１７を介して取り付けられた噴射ノズルをあらわし、ま
た２７はレンジフード１９のダクト２０の入り口付近に
取り付けられた温度センサーをあらわす。
フード１９に連なるダクト２０内に臨ませて、接続導管
１７を介して取り付けられた噴射ノズルをあらわし、ま
た２７はレンジフード１９のダクト２０の入り口付近に
取り付けられた温度センサーをあらわす。
【００１５】したがって、厨房内において、レンジ台３
０上の調理鍋２８やフライヤー２９から出火した場合、
その炎は通常では上方のフード内の全体にわたって燃え
広がり、さらには経時的に付着したダクト内の油脂類に
も延焼して炎が蔓延することになる。 この場合レンジ
フード１９内やダクト２０の入り口付近に設置した火災
感知器２７が、火災発生を感知し、直ちにこれを図示し
ない制御部に伝え、電気的に起爆装置を起爆させるなど
の手段により消火器１３・２２・２５を起動させて消火
剤を、それぞれの導管１４・２３・２６を介して噴射ノ
ズル１・２１・および１８からそれぞれの消火対象域内
に向けて消火剤を噴射放出させる。
０上の調理鍋２８やフライヤー２９から出火した場合、
その炎は通常では上方のフード内の全体にわたって燃え
広がり、さらには経時的に付着したダクト内の油脂類に
も延焼して炎が蔓延することになる。 この場合レンジ
フード１９内やダクト２０の入り口付近に設置した火災
感知器２７が、火災発生を感知し、直ちにこれを図示し
ない制御部に伝え、電気的に起爆装置を起爆させるなど
の手段により消火器１３・２２・２５を起動させて消火
剤を、それぞれの導管１４・２３・２６を介して噴射ノ
ズル１・２１・および１８からそれぞれの消火対象域内
に向けて消火剤を噴射放出させる。
【００１６】この際とくに噴射ノズル１においては、導
管１６から圧送される消火剤が放出口６内のデフレクタ
ー９内に入り、通孔９ｂから拡大室７内へと送り出さ
れ、さらに拡大室７からデフレクターの基体９ａに沿っ
て、前記スリーブ８との間に形成された隙間１０から外
方に向けて放射され、さらに放出口６の開口方向に対し
て交差方向に形成された円形の邪魔板９ｃに当たり、そ
の角度９ｄ面に沿って略直角放射方向に放射される。
なおこの場合において、噴射ノズル１の隠蔽キャップ１
２は消火剤放射時に、放射圧力により自動的に吹き飛ば
される。
管１６から圧送される消火剤が放出口６内のデフレクタ
ー９内に入り、通孔９ｂから拡大室７内へと送り出さ
れ、さらに拡大室７からデフレクターの基体９ａに沿っ
て、前記スリーブ８との間に形成された隙間１０から外
方に向けて放射され、さらに放出口６の開口方向に対し
て交差方向に形成された円形の邪魔板９ｃに当たり、そ
の角度９ｄ面に沿って略直角放射方向に放射される。
なおこの場合において、噴射ノズル１の隠蔽キャップ１
２は消火剤放射時に、放射圧力により自動的に吹き飛ば
される。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上記した通り、消火対象域に臨
ませて設置された噴射ノズルであって、該噴射ノズルは
導管先端に取り付けるための接続部を有するノズル本体
と、導管から供給される消火剤を下方に向けて放射する
放出口とを有するとともに、該放出口には周縁部が放出
口周縁との間に若干の隙間を介在させた状態にて、基端
をノズル本体の奥方に支承させ、しかもノズル本体の放
出口より外方に突出した先端には、上記放出口の開口方
向に対して交差する方向の円形の邪魔板を有するデフレ
クターが取り付けられているものであるために、放出口
よりデフレクターに沿って放射される消火剤は、従来の
噴射ノズルのように消火剤放射の死角がなく、円周方向
の全周にわたり均等に放射される結果、迅速かつ確実な
消火を実施することができる。
ませて設置された噴射ノズルであって、該噴射ノズルは
導管先端に取り付けるための接続部を有するノズル本体
と、導管から供給される消火剤を下方に向けて放射する
放出口とを有するとともに、該放出口には周縁部が放出
口周縁との間に若干の隙間を介在させた状態にて、基端
をノズル本体の奥方に支承させ、しかもノズル本体の放
出口より外方に突出した先端には、上記放出口の開口方
向に対して交差する方向の円形の邪魔板を有するデフレ
クターが取り付けられているものであるために、放出口
よりデフレクターに沿って放射される消火剤は、従来の
噴射ノズルのように消火剤放射の死角がなく、円周方向
の全周にわたり均等に放射される結果、迅速かつ確実な
消火を実施することができる。
【００１８】また上記ノズル本体には、突出するデフレ
クターの先端部を覆うことのできる大きさであって、消
火剤噴射時に消火剤の噴出圧力により容易に外れるよう
にした隠蔽キヤップがはめ込まれるようにしたものであ
る場合においては、厨房内における油煙等に長期間晒さ
れるノズルの開口部に煤等が付着して、火災発生時に消
火剤の放射に障害をもたらすようなおそれがなく、した
がって長期間にわたりメンテナンスを不要とし、安全性
を一層向上することができる。
クターの先端部を覆うことのできる大きさであって、消
火剤噴射時に消火剤の噴出圧力により容易に外れるよう
にした隠蔽キヤップがはめ込まれるようにしたものであ
る場合においては、厨房内における油煙等に長期間晒さ
れるノズルの開口部に煤等が付着して、火災発生時に消
火剤の放射に障害をもたらすようなおそれがなく、した
がって長期間にわたりメンテナンスを不要とし、安全性
を一層向上することができる。
【００１９】さらにノズル本体の放出口に取り付けられ
るデフレクターについて、先端の円形邪魔板の突出方向
角度を異ならしめた複数種のデフレクターを着脱自在と
するように構成した場合においては、厨房内等消火対象
域の状況如何により、放射方向の適当なデフレクターを
交換もしくは取り付けるだけで噴射ノズルの取り付け工
事を完了することができるために、作業効率が良好とな
るのみならず、消火対象域毎に最大の効率を発揮できる
自動消火装置の設置が可能となる。
るデフレクターについて、先端の円形邪魔板の突出方向
角度を異ならしめた複数種のデフレクターを着脱自在と
するように構成した場合においては、厨房内等消火対象
域の状況如何により、放射方向の適当なデフレクターを
交換もしくは取り付けるだけで噴射ノズルの取り付け工
事を完了することができるために、作業効率が良好とな
るのみならず、消火対象域毎に最大の効率を発揮できる
自動消火装置の設置が可能となる。
【図１】本発明の一実施例である自動消火装置用噴射ノ
ズルの、下部の隠蔽キャップを取り外した状態の縦断面
図。
ズルの、下部の隠蔽キャップを取り外した状態の縦断面
図。
【図２】本発明に係わる噴射ノズルを用いた厨房用自動
消火設備の概略説明図。
消火設備の概略説明図。
１ 噴射ノズル ２ ノズル本体 ３ 接続部 ４ シール材 ５ 固定ネジ ６ 放出口 ６ａ 螺条部 ７ 拡大室 ８ スリーブ ９ デフレクター ９ａ 基体 ９ｂ 通孔 ９ｃ 邪魔板 ９ｄ 角度 １０ 隙間 １１ シール材 １２ 隠蔽キャップ １３ 消火器 １４ 導管 １５ 接続パイプ １６ 導管 １７ 接続導管 １８ 噴射ノズル １９ レンジフード ２０ ダクト ２１ 噴射ノズル ２２ 消火器 ２３ 導管 ２４ ノズル ２５ 消火器 ２６ 導管 ２７ 温度センサー ２８ 調理鍋 ２９ フライヤー ３０ レンジ台
Claims (3)
- 【請求項１】消火対象域に臨ませて設置された噴射ノズ
ルであって、該噴射ノズルは導管先端に取り付けるため
の接続部を有するノズル本体と、導管から供給される消
火剤を下方に向けて放射する放出口とを有するととも
に、該放出口には周縁部が放出口周縁との間に若干の隙
間を介在させた状態にて、基端をノズル本体の奥方に支
承させ、しかもノズル本体の放出口より外方に突出した
先端には、上記放出口の開口方向に対して交差する方向
の円形の邪魔板を有するデフレクターが取り付けられて
いることを特徴とした自動消火装置用噴射ノズル。 - 【請求項２】消火対象域に臨ませて設置された噴射ノズ
ルであって、該噴射ノズルは導管先端に取り付けるため
の接続部を有するノズル本体と、導管から供給される消
火剤を下方に向けて放射する放出口とを有するととも
に、該放出口には周縁部が放出口周縁との間に若干の隙
間を介在させた状態にて、基端をノズル本体の奥方に支
承させ、しかもノズル本体の放出口より外方に突出した
先端には、上記放出口の開口方向に対して交差する方向
の円形の邪魔板を有するデフレクターが取り付けられ、
しかも上記ノズル本体には、突出するデフレクターの先
端部を覆うことのできる大きさであって、消火剤噴射時
に消火剤の噴出圧力により容易に外れるようにした隠蔽
キヤップがはめ込まれるようにした自動消火装置用噴射
ノズル。 - 【請求項３】ノズル本体の放出口に取り付けられるデフ
レクターは、先端の円形邪魔板の突出方向角度を異なら
しめた複数種のデフレクターを着脱自在としたものであ
ることを特徴とした請求項１又は請求項２に記載の自動
消火装置用噴射ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8111871A JPH09276433A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 自動消火装置用噴射ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8111871A JPH09276433A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 自動消火装置用噴射ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09276433A true JPH09276433A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14572254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8111871A Pending JPH09276433A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 自動消火装置用噴射ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09276433A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-04-09 JP JP8111871A patent/JPH09276433A/ja active Pending
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