JPH11220926A - 移動収穫機のエンジンルームカバー - Google Patents
移動収穫機のエンジンルームカバーInfo
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- JPH11220926A JPH11220926A JP10023609A JP2360998A JPH11220926A JP H11220926 A JPH11220926 A JP H11220926A JP 10023609 A JP10023609 A JP 10023609A JP 2360998 A JP2360998 A JP 2360998A JP H11220926 A JPH11220926 A JP H11220926A
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Abstract
ズにする。 【解決手段】 コンバインCは、走行機体1の上部に運
転席8を有し、この運転席8下方のエンジンルーム18
内にはエンジン14が配置されていて、前記エンジンル
ーム18内に取り込まれた空気は、ラジエータファン2
2によって循環される。また、前記エンジンルーム18
を区画形成する運転席横カバー32は、該エンジンルー
ム18における機体左側に設けられていて、この運転席
横カバー32には通風口36が形成されている。これに
より、機体右側からエンジンルーム18内に吸入された
空気は、運転席横カバー32の通風口36からスムーズ
に排出され、エンジン14により温められた熱風が運転
席8側へ吹き出すことはない。
Description
動収穫機のエンジンルームカバーに係り、詳しくはラジ
エータファンによりエンジンルーム内に取り込まれた空
気をスムーズに排出させ得る移動収穫機のエンジンルー
ムカバーに関する。
来、機体上の右側でかつエンジンルーム上部に設けられ
た運転席と、機体左側に配置された穀稈搬送部との間を
仕切るように一枚のカバーが設けられ、このカバーによ
り前記穀稈搬送部からのわら屑がエンジンにふりかかる
のを防止するようにしていた。
障壁となって、ラジエータファンにより機体右方の外部
からエンジンルーム内に取り込まれた空気の逃げ場がな
くなり、この空気がエンジンにより熱せられて熱風とな
り、この熱風がエンジンルーム内にこもってしまって、
エンジンルーム内で循環する等の不都合があった。
したり、エンジンルーム内で循環することによりエンジ
ンの冷却効率が悪くなり、ヒートバランスが悪くなると
いう課題があった。
されたもので、その目的とするところは、エンジンルー
ム内における風の流れをスムーズにすると共に、該エン
ジンルーム内の熱風が運転席側に吹き出すのを防止し得
る移動収穫機のエンジンルームカバーを提供することに
ある。
め、請求項1記載の発明は、機体(1)上部に配置され
た運転席(8)下方のエンジンルーム(18)内に配置
されたエンジン(14)を有し、外部から取り込まれた
空気を循環させるラジエータファン(22)を備えた移
動収穫機(C)において、前記エンジンルーム(18)
を区画形成すると共に、該エンジンルーム(18)にお
ける機体左右方向の一側部に設けられたカバー部材(3
2)に、機体左右方向の他側部からエンジンルーム(1
8)内に吸入された空気を前記一側部から排出可能な通
風口(36)を形成した、ことを特徴とする。
(32)を穀稈搬送部(7)側に配置し、前記エンジン
ルーム(18)の機体側方から前記穀稈搬送部(7)側
に向けて、冷却風が通過する流路(A)を形成した、こ
とを特徴とする。
(32)に、多数の穿孔(38)又はスリット(42)
を形成した、ことを特徴とする。
(32)に、下向きに風を吹出し可能なエアーガイド
(40)を設けた、ことを特徴とする。
発明における移動収穫機(C)は、機体(1)上部に配
置された運転席(8)下方のエンジンルーム(18)内
にエンジン(14)が配置され、このエンジンルーム
(18)にはラジエータファン(22)によって外部か
ら空気が取り込まれ、この空気がエンジンルーム(1
8)内を循環する。
るカバー部材(32)は、該エンジンルーム(18)に
おける機体左右方向の一側部に設けられており、このカ
バー部材(32)には通風口(36)が形成されてい
る。これにより、機体左右方向の他側部からエンジンル
ーム(18)内に吸入された空気は、前記一側部に設け
られたカバー部材(32)の前記通風口(36)からス
ムーズに排出され、エンジン(14)により温められた
熱風が運転席(8)側へ吹き出したり、エンジンルーム
(18)内で循環する等の不都合が回避されるという利
点を有する。
照するためのものであって、本発明を何ら限定するもの
ではない。
の形態を説明する。
収穫機としてのコンバインの概略平面図及び側面図であ
り、これらの図において、コンバインCは、走行機体1
の前部に、穀稈を刈り取るべく該走行機体1に対して上
下及び左右移動自在な前処理部2を有している。この走
行機体1は、機体左右側に設けられたクローラ走行装置
5,5により支持されていて、刈り取られた穀稈は掻き
込み搬送チェン及び扱深さ搬送チェン6、穀稈フィード
チェン7により脱穀部3側に搬送され、搬送された穀稈
は脱穀部入口の供給板12から脱穀部3内に供給されて
扱胴13により脱穀され、更に選別される。
されて穀粒タンク4内に一時的に貯蔵され、該穀粒タン
ク4が満杯になると、図示しない排出筒により機外に搬
出される。なお、脱穀済みの排ワラは機体後部の排ワラ
処理部(図示せず)により処理される。
運転席8には運転シート9と運転席ステップ10が設け
られていて、運転席8の前部及び側部には運転操作部1
1等が設けられている。前記運転席8の下方には、エン
ジン14が設けられ、該エンジン14の動力は、トラン
スミッション16を介して前記クローラ走行装置5や前
処理部2等に伝達される。
内に配置されていると共に、ラジエータ20には外部か
ら取り込まれた空気を循環させるラジエータファン22
が取り付けられている。
8を区画形成すると共に、該エンジンルーム18におけ
る機体左右方向の一側部に設けられたカバー部材に、機
体左右方向の他側部からエンジンルーム18内に吸入さ
れた空気を前記一側部から排出可能な通風口を形成した
ことを特徴としている。
8は、前面カバー24と後面カバー26、右側面カバー
28及び左側面カバー30等から成るエンジンルームカ
バーによって区画形成されている。前記左側面カバー3
0は、カバー部材としての運転席横カバー32と後部サ
イドカバー34とを有していて、図4に示すように、前
記運転席横カバー32には、長方形状の金属板の一部を
矩形状に切欠いて通風口36が形成されている。
ジエータファン22によってエンジンルーム18内に吸
入された空気は、エンジン14の周囲を通過して熱せら
れた後、前記通風口36を通って穀稈フィードチェン7
側にスムーズに排出される。すなわち、前記運転席横カ
バー32により、エンジンルーム18の機体右側方から
穀稈フィードチェン7側に向けて流れる空気の流路Aが
形成されることになる(図1参照)。
タ20によって冷却されるばかりでなく、前記流路Aを
流れる空気によっても効率良く冷却される。しかも、こ
の冷却風は穀稈フィードチェン7側に向けて導かれるよ
うになっているため、該穀稈フィードチェン7側のワラ
屑がエンジン14側にふりかかることはないと共に、運
転席8に向けて熱風が吹き出すこともない。
示すように、長方形状の金属板の一部を切欠いて通風口
を形成する代わりに、金属板に多数のパンチ穴38又は
細長いスリットを穿設してこれらのパンチ穴38にて前
記通風口36を形成したり、又は金属板の代わりに網を
用いても良い。
ンジンルーム18内には外部から取り込まれた空気の流
路Aが形成されると共に、該運転席横カバー32が安全
カバーとしての機能をも併有することになる。
32に、下向きに風を吹出し可能なエアーガイド40を
設けた実施の形態を示している。この運転席横カバー3
2の側面には開口部33が設けられていて、前記エアー
ガイド40は、この開口部33の外側方に、斜め下方に
傾斜した傾斜面40aとその左右側面40b,40cと
を有していて、下方面40dは開放されている。そし
て、このエアーガイド40により、エンジンルーム18
内の空気は前記下方面40dから下方に向け吹き出され
る。
32に、下向きに風を吹出し可能なエアーガイド40の
他の実施の形態を示している。このエアーガイド40
は、運転席横カバー32の側面に多数設けられた細長い
スリット42と、斜め下方に向いたフィン44とを有し
ていて、エンジンルーム18内の空気は前記スリット4
2から下方に向け吹き出される。
ーガイド40により、熱風をエンジンルーム18の下方
に向け吹き出すようにした場合について説明したが、運
転操作部11等に吹き出さなければ良く、例えば運転席
8の後方に吹き出すようにしても良い。
によれば、カバー部材に、エンジンルーム内に吸入され
た空気を排出可能な通風口を形成したので、効率良くエ
ンジンを冷却することができる。
を穀稈搬送部側に配置したので、運転席ではなく穀稈搬
送部側に向けて冷却風が導かれ、穀稈搬送部側のワラ屑
がエンジンにふりかかるのを防止することができる。
に多数の穿孔又はスリットを形成したので、冷却風の通
風性が良くなり、効率良くエンジンを冷却することがで
きる。
に冷却風の吹出し方向を変更可能なエアーガイドを設け
たので、エンジンで熱せられた熱風が運転操作部に吹き
出すのを防止することができる。
ある。
る。
の正面図であり、(b)はその断側面図である。
の他の実施の形態の正面図であり、(b)はその断側面
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 機体上部に配置された運転席下方のエン
ジンルーム内に配置されたエンジンを有し、外部から取
り込まれた空気を循環させるラジエータファンを備えた
移動収穫機において、 前記エンジンルームを区画形成すると共に、該エンジン
ルームにおける機体左右方向の一側部に設けられたカバ
ー部材に、機体左右方向の他側部からエンジンルーム内
に吸入された空気を前記一側部から排出可能な通風口を
形成した、 ことを特徴とする移動収穫機のエンジンルームカバー。 - 【請求項2】 前記カバー部材を穀稈搬送部側に配置
し、 前記エンジンルームの機体側方から前記穀稈搬送部側に
向けて、冷却風が通過する流路を形成した、 ことを特徴とする請求項1記載の移動収穫機のエンジン
ルームカバー。 - 【請求項3】 前記カバー部材に、多数の穿孔又はスリ
ットを形成した、ことを特徴とする移動収穫機のエンジ
ンルームカバー。 - 【請求項4】 前記カバー部材に、下向きに風を吹出し
可能なエアーガイドを設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の移動収穫機のエンジン
ルームカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02360998A JP3502251B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 移動収穫機のエンジンルームカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02360998A JP3502251B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 移動収穫機のエンジンルームカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11220926A true JPH11220926A (ja) | 1999-08-17 |
JP3502251B2 JP3502251B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=12115365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02360998A Expired - Fee Related JP3502251B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 移動収穫機のエンジンルームカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3502251B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020162517A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP02360998A patent/JP3502251B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020162517A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3502251B2 (ja) | 2004-03-02 |
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