JPH11220697A - 信号トラップ装置及び方法、並びに提供媒体 - Google Patents

信号トラップ装置及び方法、並びに提供媒体

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JPH11220697A
JPH11220697A JP10018922A JP1892298A JPH11220697A JP H11220697 A JPH11220697 A JP H11220697A JP 10018922 A JP10018922 A JP 10018922A JP 1892298 A JP1892298 A JP 1892298A JP H11220697 A JPH11220697 A JP H11220697A
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JP
Japan
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signal
phase
frequency multiplexed
trapped
frequency
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Withdrawn
Application number
JP10018922A
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English (en)
Inventor
Yuji Yanagi
裕二 柳
Takashi Kagawa
隆 賀川
Yoshinori Tomita
芳紀 冨田
Shigeru Karise
繁 雁瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数多重信号からAFM信号を除去する
際、安定した処理が行えるようにする。 【解決手段】 入力された周波数多重信号は、A/Dコ
ンバータ20でデジタル信号に変換された後、固定遅延
回路21を介して所定の遅延時間だけ遅延されて、減算
器22に供給される。また、デジタル信号に変換された
周波数多重信号は、固定遅延回路24でトラップするA
FM信号のみが抽出される。位相可変回路26は、AF
M信号とAFM復調信号に対応して位相を変化させ(補
正し)、実信号に戻して、減算器22に供給する。減算
器22は、周波数多重信号から、AFM信号を減算し、
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号トラップ装置
及び方法、並びに提供媒体に関し、特に磁気媒体に記録
されているFMオーディオ信号を分離する場合に用いて
好適な信号トラップ装置及び方法、並びに提供媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8は、所謂8mm方式のVTRの磁気テ
ープ上に記録される信号のスペクトラムを表している。
同図に示すように、最も高い周波数帯域には、輝度信号
で、所定のキャリアを、周波数変調したFM輝度信号
(以下、YFM信号という)が配置されている。YFM
信号より低い743.444kHzのキャリアは、低域
変換色度信号で振幅変調されている。低域変換色度信号
よりさらに低い周波数には、4つの周波数のトラッキン
グパイロット信号(以下、ATF信号という)が配置さ
れている。
【0003】また、YFM信号と低域変換色度信号の間
には、1.5MHzのキャリアを、左(L)と右(R)
のステレオ信号の和信号(L+R信号)で周波数変調し
たFMオーディオ信号(以下、AFM信号という)と、
1.7MHzのキャリアを、差信号(L−R信号)で周
波数変調したAFM信号が配置されている。
【0004】これらの信号は、それぞれ周波数多重化し
て磁気テープ上に記録されているため、不要の周波数帯
域の信号をトラップ(除去)して、所望の周波数帯域の
信号を抽出し、周波数復調することで、元の信号を再生
することができる。
【0005】図9は、櫛形フィルタの原理を説明するた
めの図である。磁気テープ53に記録されている周波数
多重信号は、ヘッド50によって読み取られる。読み取
られた再生信号は、端子Xから櫛形フィルタに入力さ
れ、減算器52に供給される。また、端子Xから入力さ
れた再生信号は、遅延回路51において、時間τ秒だけ
遅延された後、減算器52に供給される。減算器52
は、端子Xより入力された遅延されていない信号から、
遅延回路51により時間τ秒だけ遅延された信号を減算
し、端子Yから出力する。遅延時間τをAFM信号が遅
延回路51の前後において十分な相関を有する時間に設
定すれば、端子Yから出力される信号には、YFM信号
が含まれるが、AFM信号はトラップされ、ほとんど含
まれていないことになる。
【0006】図10は、図9の原理を応用した実施例で
ある。入力された再生信号は、減算器52に供給される
とともに、固定遅延回路60と可変遅延回路61を介し
て所定の遅延時間だけ遅延された後、減算器52に供給
される。減算器52は、再生信号から、遅延された信号
を減算し、出力する。固定遅延回路60の遅延時間は、
AFM信号のキャリアの中心周波数に対応する遅延時間
に設定されており、可変遅延回路61の遅延時間は、A
FM信号の復調信号に対応する遅延時間に設定されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにアナログ回路でAFM信号をトラップする場合、
遅延時間の調整が必要となる。また、アナログ回路で
は、低電圧動作(低消費電力化)が難しいという問題を
有している。さらに、固定遅延時間はフィルタの特性で
決定されるが、フィルタの特性を変えて遅延時間も変化
させたい場合、遅延素子を追加することは容易ではな
い。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、アナログ回路特有の素子ばらつき及び温
度ばらつきをなくし、安定した動作が得られるようにす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の信号ト
ラップ装置は、複数の信号が周波数多重化されている周
波数多重信号から所定のFM信号をトラップする信号ト
ラップ装置において、周波数多重信号をデジタル信号に
変換する変換手段と、デジタル信号に変換された周波数
多重信号を遅延する遅延手段と、周波数多重信号から、
トラップするFM信号のみを抽出する抽出手段と、トラ
ップするFM信号を復調して復調信号を出力する復調手
段と、トラップするFM信号と復調信号に対応して位相
を可変する位相可変手段と、位相可変手段の出力信号を
再びFM信号に変換する再FM変換手段と、デジタル信
号に変換された周波数多重信号から、位相可変手段及び
再FM変換手段により位相可変されたFM信号を減算す
る減算手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の信号トラップ方法は、複
数の信号が周波数多重化されている周波数多重信号から
所定のFM信号をトラップする信号トラップ方法におい
て、周波数多重信号をデジタル信号に変換する変換ステ
ップと、デジタル信号に変換された周波数多重信号を遅
延する遅延ステップと、変調された周波数多重信号か
ら、トラップするFM信号のみを抽出する抽出ステップ
と、トラップするFM信号を復調して復調信号を出力す
る復調ステップと、トラップするFM信号と復調信号に
対応して位相を可変する位相可変ステップと、位相可変
ステップの出力信号を再びFM信号に変換する再FM変
換ステップと、デジタル信号に変換された周波数多重信
号から、位相可変ステップ及び再FM変換ステップによ
り位相可変されたFM信号を減算する減算ステップとを
備えることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の提供媒体は、複数の信号
が周波数多重化されている周波数多重信号から所定のF
M信号をトラップする信号トラップ装置に用いるコンピ
ュータプログラムを提供する提供媒体において、周波数
多重信号をデジタル信号に変換する変換ステップと、デ
ジタル信号に変換された周波数多重信号を遅延する遅延
ステップと、変調された周波数多重信号から、トラップ
するFM信号のみを抽出する抽出ステップと、トラップ
するFM信号を復調して復調信号を出力する復調ステッ
プと、トラップするFM信号と復調信号に対応して位相
を可変する位相可変ステップと、位相可変ステップの出
力信号を再びFM信号に変換する再FM変換ステップ
と、デジタル信号に変換された周波数多重信号から、位
相可変ステップ及び再FM変換ステップにより位相可変
されたFM信号を減算する減算ステップとを備えるコン
ピュータプログラムを提供することを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の信号トラップ装置におい
ては、複数の信号が周波数多重化されている周波数多重
信号から所定のFM信号をトラップする信号トラップ装
置において、変換手段が、周波数多重信号をデジタル信
号に変換し、遅延手段が、デジタル信号に変換された周
波数多重信号を遅延し、抽出手段が、変調された周波数
多重信号から、トラップするFM信号のみを抽出し、復
調手段が、トラップするFM信号を復調して復調信号を
出力し、位相可変手段が、トラップするFM信号と復調
信号に対応して位相を可変し、再FM変換手段が、位相
可変手段の出力信号を再びFM信号に変換し、減算手段
が、デジタル信号に変換された周波数多重信号から、位
相可変手段及び再FM変換手段により位相可変されたF
M信号を減算する。
【0013】請求項5に記載の信号トラップ方法におい
ては、複数の信号が周波数多重化されている周波数多重
信号から所定のFM信号をトラップする信号トラップ方
法において、変換ステップで、周波数多重信号をデジタ
ル信号に変換し、遅延ステップで、デジタル信号に変換
された周波数多重信号を遅延し、抽出ステップで、変調
された周波数多重信号から、トラップするFM信号のみ
を抽出し、復調ステップで、トラップするFM信号を復
調して復調信号を出力し、位相可変ステップで、トラッ
プするFM信号と復調信号に対応して位相を可変し、再
FM変換ステップで、位相可変ステップの出力信号を再
びFM信号に変換し、減算ステップで、デジタル信号に
変換された周波数多重信号から、位相可変ステップ及び
再FM変換ステップにより位相可変されたFM信号を減
算する。
【0014】請求項6に記載の提供媒体においては、複
数の信号が周波数多重化されている周波数多重信号から
所定のFM信号をトラップする信号トラップ装置に用い
るコンピュータプログラムを提供する提供媒体におい
て、変換ステップで、周波数多重信号をデジタル信号に
変換し、遅延ステップで、デジタル信号に変換された周
波数多重信号を遅延し、抽出ステップで、変調された周
波数多重信号から、トラップするFM信号のみを抽出
し、復調ステップで、トラップするFM信号を復調して
復調信号を出力し、位相可変ステップで、トラップする
FM信号と復調信号に対応して位相を可変し、再FM変
換ステップで、位相可変ステップの出力信号を再びFM
信号に変換し、減算ステップで、デジタル信号に変換さ
れた周波数多重信号から、位相可変ステップ及び再FM
変換ステップにより位相可変されたFM信号を減算す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と、以下
の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手
段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を
付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定する
ことを意味するものではない。
【0016】請求項1に記載の信号トラップ装置は、複
数の信号が周波数多重化されている周波数多重信号から
所定のFM信号をトラップする信号トラップ装置におい
て、周波数多重信号をデジタル信号に変換する変換手段
(例えば、図3に示すA/Dコンバータ20)と、デジ
タル信号に変換された周波数多重信号を遅延する遅延手
段(例えば、図3に示す固定遅延回路21)と、周波数
多重信号から、トラップするFM信号のみを抽出する抽
出手段(例えば、図3に示す固定遅延回路24)と、ト
ラップするFM信号を復調して復調信号を出力する復調
手段(例えば、図3に示す復調器25)と、トラップす
るFM信号と復調信号に対応して位相を可変する位相可
変手段(例えば、図3に示す位相可変回路26)と、位
相可変手段の出力信号を再びFM信号に変換する再FM
変換手段(例えば、図3に示す周波数シフト回路27)
と、デジタル信号に変換された周波数多重信号から、位
相可変手段及び再FM変換手段により位相可変されたF
M信号を減算する減算手段(例えば、図3に示す減算器
22)とを備えることを特徴とする。
【0017】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。8mm方式の磁気テープ4には、図8に示すよう
なフォーマットで信号(周波数多重信号)が記録されて
いる。再生用磁気ヘッド1は、磁気テープ4から信号を
読み取り、再生信号を端子Xに供給する。端子Xから入
力された再生信号は、減算器3に供給される。また、端
子Xから入力された再生信号は、遅延回路2において、
遅延素子10により時間τだけ遅延された後、位相可変
回路11により所定の位相に変えられて、減算器3に供
給される。減算器3は、端子Xから入力された遅延され
ていない再生信号から、遅延回路2において、時間τだ
け遅延され、所定の位相に変えられた信号を減算し、端
子Yから出力する。再生信号には、AFM信号とYFM
信号が含まれているが、位相φを変化させることによ
り、AFM信号はトラップされ、ほとんど含まれなくな
る。
【0018】このことを図2を参照して説明する。図2
は櫛形フィルタ(図1)の出力特性を説明するための図
である。図2(A)は、振幅特性を示してあり、図2
(B)は、その時の位相特性を示してある。端子Yから
出力された信号は、図2に示すような振幅特性(図2
(A)破線)及び位相特性(図2(B)破線)となる
が、位相φを変化させる(図2(B)実線)とトラップ
位置も周波数上で変化する(図2(A)実線)。
【0019】ここで、図1に示す櫛形フィルタの伝達関
数をG(jω)とすると、
【数1】 振幅特性を|G(jω)|とすると、トラップされる時
の角周波数ω0は、|G(jω)|=0より、
【数2】 となる。
【0020】上述の(2)式より、トラップしたいAF
M信号のキャリア周波数に合うように位相φを適応的に
操作することで、トラップしたいAFM信号の刻々変化
しているキャリア周波数に対応してトラップの位置が追
従することになる。
【0021】図3は、本発明を適用した信号トラップ装
置のブロック図である。入力された周波数多重信号は、
A/D(アナログ/デジタル)コンバータ20によりデ
ジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された周
波数多重信号は、固定遅延回路21により所定の時間だ
け遅延された後、減算器22に供給される。
【0022】また、デジタル信号に変換された周波数多
重信号は、周波数シフト及び時分割回路23にも供給さ
れる。周波数シフト及び時分割回路23は、供給された
デジタル信号(2種類のAFM信号)のそれぞれを周波
数シフトし、2種類の複素デジタル信号に変換した後、
それぞれ時分割多重し、固定遅延回路(LPF)24に
供給する。
【0023】固定遅延回路(LPF)24は、供給され
たデジタル信号から、トラップしたい成分以外(ここで
は、AFM信号以外)の信号を取り除き、AFM信号を
復調器25と位相可変回路26に供給する。ここで、固
定遅延回路(LPF)24の出力特性を図4に示す。図
4に示すように、出力振幅特性は、通過域は比較的平坦
な特性となっているが、カットオフ周波数では、−3d
B減衰する。位相特性は、カットオフ周波数近傍で非線
形 となっている。この回路はIIR形式のフィルタ
回路を用いているが、回路素子数と通過域以外の減衰特
性の点でFIR形式のフィルタより有利であり、ICに
内蔵する場合にゲート数削減のメリットとなる。
【0024】復調器25は、デジタルPLLで構成され
ており、供給されたAFM信号を復調して復調信号を位
相可変回路26に供給する。
【0025】位相可変回路26は、供給されるAFM信
号とAFM復調信号に対応して、位相を変化させ、その
変化させた信号を周波数シフト回路27に供給する。こ
こで、固定遅延回路(LPF)24の位相特性は、カッ
トオフ周波数近傍で非線形となるため、その影響で位相
可変回路26の位相可変量が直 線的に変化しなくな
り、実際のAFM信号のキャリア周波数とトラップ周波
数の間にずれが生じる。この様子を図5に示す。図5で
はオーディオベースバンド信号の振幅に対応するAFM
信号のキャリア周波数に対して、トラップ周波数特性
は、A特性のようにならなければならないが、前述の理
由により、実際には、B特性のように位相のずれに対応
してトラップ周波数がずれてしまうため、トラップした
いAFM信号が減衰せずに通過してしまう。即ち、図5
の(y)だけAFM信号が残留するということである。
【0026】そこで、上述のAFM信号のキャリア周波
数とトラップ周波数のずれを補正するのが、図6に示し
た位相可変回路26である。図6の位相可変回路26
は、固定遅延回路(LPF)24の振幅特性及び位相特
性の逆特性のデータを持つ位相補正ROM41を備えて
おり、IN1から入力されるAFM信号の位相及びIN
2から入力されるAFM復調信号の位相、並びに位相補
正ROM41の補正データを加算器40により加算し
て、位相補正を行う。
【0027】また、位相可変回路26は、振幅補正RO
M42も備えており、位相補正されたデジタル信号と振
幅補正ROM42の補正データを、乗算器43により乗
算して振幅補正を行い、周波数シフト回路27に供給す
る。
【0028】周波数シフト回路27は、位相補正及び振
幅補正されたデジタル信号の周波数を、周波数シフト及
び時分割回路23で変換される前の周波数に戻し、実信
号回路28に供給する。
【0029】実信号回路28は、供給される複素数デジ
タル信号を周波数シフト及び時分割回路23に入力され
るAFM信号と同じ振幅、位相であるAFM実信号に変
換し、減算器22に供給する。
【0030】減算器22は、固定遅延回路21より供給
されるFM周波数多重信号から、実信号回路28より供
給されるAFM信号を減算し、所望のトラップ特性にな
るようにする。
【0031】固定遅延回路21の遅延時間の設定を変え
た場合のトラップ特性の変化を図7に示す。減算器22
で演算される2つのFM信号の遅延差が減少するほど、
図7のA特性がB特性のようにトラップする帯域が広く
なる。このことにより、トラップしたいAFM信号をよ
り多くトラップすることができるが、同時に近傍のトラ
ップしたくない別の信号成分までトラップすることにな
るので、そのことを考慮に入れて、固定遅延回路21の
遅延時間を決めている。
【0032】以上、本実施の形態では、8mm方式のVT
Rにおいて、AFM信号をトラップする場合について説
明してきたが、本発明は、その他の記録媒体から再生さ
れたり、伝送路に伝送された、複数の信号が周波数多重
されている信号から、所定のFM信号をトラップし、他
の信号を分離する場合にも適用することが可能である。
また、FMチューナ以外の装置で、所望の信号を抽出す
る場合にも応用することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の信号トラップ装置及び
請求項5に記載の信号トラップ方法、並びに請求項6に
記載の提供媒体によれば、周波数多重信号をデジタル信
号処理するようにしたので、素子ばらつき及び温度ばら
つきがなくなり、安定した動作が可能となる。また、低
電圧動作が可能となり、低消費電力化が実現できる。さ
らに、回路規模を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号トラップ装置の原理を説明するた
めの図である。
【図2】図1の遅延回路2の出力特性を説明するための
図である。
【図3】本発明の信号トラップ装置の一実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図4】図3の固定遅延回路24の出力特性を説明する
ための図である。
【図5】図3の固定遅延回路24によるトラップ特性の
劣化を説明するための図である。
【図6】図3の位相可変回路26を説明するための図で
ある。
【図7】図3の固定遅延回路21によるトラップ特性の
変化を説明するための図である。
【図8】8mm方式の記録信号のスペクトラムを説明する
ための図である。
【図9】信号トラップ装置の原理を説明するための図で
ある。
【図10】従来の信号トラップ装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,50 再生用磁気ヘッド, 2,51 遅延回路,
3,52 減算器,4,53 磁気テープ, 10
遅延素子, 11,26 位相可変回路,20 A/D
コンバータ, 21 固定遅延回路, 22 減算器,
23,27 周波数シフト回路, 24 固定遅延回
路, 25 復調器, 28 実信号回路, 40 加
算器, 41 位相補正ROM, 42 振幅補正RO
M,43 乗算器, 60 固定遅延回路, 61 可
変遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雁瀬 繁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号が周波数多重化されている周
    波数多重信号から所定のFM信号をトラップする信号ト
    ラップ装置において、 前記周波数多重信号をデジタル信号に変換する変換手段
    と、 前記デジタル信号に変換された周波数多重信号を遅延す
    る遅延手段と、 前記周波数多重信号から、トラップする前記FM信号の
    みを抽出する抽出手段と、 トラップする前記FM信号を復調して復調信号を出力す
    る復調手段と、 前記復調信号に対応して位相を可変する位相可変手段
    と、 前記位相可変手段の出力信号を再びFM信号に変換する
    再FM変換手段と、 前記デジタル信号に変換された周波数多重信号から、前
    記位相可変手段及び前記再FM変換手段により位相可変
    されたFM信号を減算する減算手段とを備えることを特
    徴とする信号トラップ装置。
  2. 【請求項2】 前記位相可変手段は、トラップする前記
    FM信号と前記復調信号に対応して振幅と位相を補正す
    る補正手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    信号トラップ装置。
  3. 【請求項3】 前記FM信号は、少なくとも1種類以上
    のFM信号を含むことを特徴とする請求項1に記載の信
    号トラップ装置。
  4. 【請求項4】 前記復調手段は、前記FM信号をデジタ
    ルPLL復調することを特徴とする請求項1に記載の信
    号トラップ装置。
  5. 【請求項5】 複数の信号が周波数多重化されている周
    波数多重信号から所定のFM信号をトラップする信号ト
    ラップ方法において、 前記周波数多重信号をデジタル信号に変換する変換ステ
    ップと、 前記デジタル信号に変換された周波数多重信号を遅延す
    る遅延ステップと、 前記周波数多重信号から、トラップする前記FM信号の
    みを抽出する抽出ステップと、 トラップする前記FM信号を復調して復調信号を出力す
    る復調ステップと、 前記復調信号に対応して位相を可変する位相可変ステッ
    プと、 前記位相可変ステップの出力信号を再びFM信号に変換
    する再FM変換ステップと、 前記デジタル信号に変換された周波数多重信号から、前
    記位相可変ステップ及び前記再FM変換ステップにより
    位相可変されたFM信号を減算する減算ステップとを備
    えることを特徴とする信号トラップ方法。
  6. 【請求項6】 複数の信号が周波数多重化されている周
    波数多重信号から所定のFM信号をトラップする信号ト
    ラップ装置に用いるコンピュータプログラムを提供する
    提供媒体において、 前記周波数多重信号をデジタル信号に変換する変換ステ
    ップと、 前記デジタル信号に変換された周波数多重信号を遅延す
    る遅延ステップと、 前記周波数多重信号から、トラップする前記FM信号の
    みを抽出する抽出ステップと、 トラップする前記FM信号を復調して復調信号を出力す
    る復調ステップと、 前記復調信号に対応して位相を可変する位相可変ステッ
    プと、 前記位相可変ステップの出力信号を再びFM信号に変換
    する再FM変換ステップと、 前記デジタル信号に変換された周波数多重信号から、前
    記位相可変ステップ及び前記再FM変換ステップにより
    位相可変されたFM信号を減算する減算ステップとを備
    えるコンピュータプログラムを提供することを特徴とす
    る提供媒体。
JP10018922A 1998-01-30 1998-01-30 信号トラップ装置及び方法、並びに提供媒体 Withdrawn JPH11220697A (ja)

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