JPH11219016A - 静電潜像現像装置およびこれに適用する現像剤収納容器 - Google Patents

静電潜像現像装置およびこれに適用する現像剤収納容器

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JPH11219016A
JPH11219016A JP10032264A JP3226498A JPH11219016A JP H11219016 A JPH11219016 A JP H11219016A JP 10032264 A JP10032264 A JP 10032264A JP 3226498 A JP3226498 A JP 3226498A JP H11219016 A JPH11219016 A JP H11219016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体の下面に装着されたシール部材の使
用時における剥離性を確保しつつ、輸送時等において容
器本体内に収納された現像剤が急激に流動したときでも
シール部材の剥離を防止することができる静電潜像現像
装置およびこれに適用する現像剤収納容器静電潜像現像
装置を提供する。 【解決手段】 現像ハウジングの上壁に装着される現像
剤収容容器は、該上壁に形成された現像剤落下開口と対
応する現像剤排出口を備え現像剤を収納する容器本体
と、該容器本体の下面に剥離可能に装着され該現像剤排
出口を閉塞するフィルム材からなるシール部材とを具備
している。シール部材は、容器本体の片側から他側に渡
って容器本体の下面に剥離可能に装着されたシール部
と、該シール部と連続し該他側で反転して該片側に達す
る反転部と、該反転部と連続して形成された把持部とか
らなっており、該装着部にシート材からなるシール保護
部材が装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、静電式複写機およ
び静電式印刷機等の画像形成機において静電潜像をトナ
ー像に現像する静電潜像現像装置、更に詳しくは、現像
ハウジングの上壁にトナーとキャリア粒子とからなるス
タート現像剤を収納した現像剤収納容器を装着した静電
潜像現像装置およびこれに適用する現像剤収納容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像形成機において静電潜
像を現像するために、トナーとキャリア粒子とからなる
現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実用に
供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収容す
るための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現像剤
を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現像ハ
ウジング内の現像剤を攪拌すると共に所要方向に搬送す
るための現像剤攪拌搬送機構とを具備している。このよ
うな静電潜像現像装置においては、画像形成機を最初に
使用する前に現像剤を現像ハウジング内に収容しておく
と、画像形成機の搬送時や静電潜像現像装置を含む画像
形成ユニットの搬送時に現像ハウジング内に収容された
現像剤が漏出する。そこで、所謂スタート現像剤を収納
した現像剤容器を現像ハウジングの上壁に装着してお
き、画像形成機を最初に使用する前に現像剤容器内に収
納されたスタート現像剤を現像ハウジング内に供給する
ようにした静電潜像現像装置が広く実用に供されてい
る。
【0003】上記現像剤収納容器は、下端に現像剤排出
口を備え現像剤を収納する容器本体と、該容器本体の下
面に剥離可能に装着され現像剤排出口を閉塞するフィル
ム材からなるシール部材とから構成されている。このシ
ール部材は、容器本体の底面に溶着または接着剤によっ
て現像剤排出口の周囲に接着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記シール部材の容器
本体下面への接着は、静電潜像現像装置を装備した画像
形成ユニットの輸送時における振動や落下或いは容器本
体内の圧力変化に耐える接着力が必要がある反面、画像
形成機を最初に使用するに際してユーザーがシール部材
を比較的容易に引き剥がすことができる程度の接着力に
する必要がある。しかるに、キャリア粒子を含んでいる
現像剤は比重が大きいため、現像剤排出口の開口面積が
大きい場合には、シール部材を引き剥がすことができる
程度の接着力に抑えようとすると、輸送時における振動
や落下時に耐える接着力を確保すること難しい。即ち、
静電潜像現像装置を装備した画像形成ユニットが落下す
ると、容器本体内に収納された現像剤が急激に流動し、
シール部材に大きな押圧力が作用する。この押圧力によ
って画像形成ユニットの輸送時にシール部材が剥離する
という問題がある。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、容器本体の下面に装着されたシール部材の使用時
における剥離性を確保しつつ、輸送時等において容器本
体内に収納された現像剤が急激に流動したときでもシー
ル部材の剥離を防止することができる静電潜像現像装置
およびこれに適用する現像剤収納容器を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明によれば、現像ハウジングと、該現像
ハウジング内の現像剤を静電潜像に適用するための現像
剤適用手段と、該ハウジンング内に配設され該現像剤適
用手段に現像剤を攪拌しつつ搬送する現像剤攪拌搬送機
構とを具備し、該現像ハウジングの上壁には現像剤落下
開口が設けられ、該上壁の該現像剤落下開口の上側に現
像剤収納容器を装着した静電潜像現像装置において、該
現像剤収納容器は、下端に該現像剤落下開口と対応する
現像剤排出口を備え現像剤を収納する容器本体と、該容
器本体の下面に剥離可能に装着され該現像剤排出口を閉
塞するフィルム材からなるシール部材と、該容器本体の
下面と該現像ハウジングの該上壁との間に配設されたシ
ート材からなるシール保護部材とを有する、ことを特徴
とする静電潜像現像装置が提供される。
【0007】また、本発明によれば、下端に現像剤排出
口を備え現像剤を収納する容器本体と、該容器本体の下
面に剥離可能に装着され該現像剤排出口を閉塞するフィ
ルム材からなるシール部材とを具備する現像剤収容容器
において、該シール部材は、該容器本体の片側から他側
に渡って該下面に剥離可能に装着されたシール部と、該
シール部と連続し該他側で反転して該片側に達する反転
部と、該反転部と連続して形成された把持部とからなっ
ており、該反転部にシート材からなるシール保護部材が
装着されている、ことを特徴とする現像剤収容容器が提
供される。本発明の他の特徴については、以下に述べる
説明により明らかにされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
静電潜像現像装置およびこれに適用する現像剤収納容器
の好適な実施の形態を図示している添付図面を参照し
て、更に詳述する。
【0009】図1には、静電複写機を構成する回転ドラ
ムの一部と共に、本発明に従って構成された静電潜像現
像装置が図示されている。周表面に適宜の静電感光体が
配設されている回転ドラム2は、矢印21で示す方向に
回転せしめられて、現像域22を通過するように構成さ
れている。現像域22の上流側において、それ自体は周
知の適宜の方式によって回転ドラム2の周表面上に静電
潜像が形成される。現像域22においては、本発明に従
って構成された全体を番号4で示す静電潜像現像装置に
よって、回転ドラム2の周表面上の静電潜像がトナー像
に現像される。かかるトナー像は、現像域22の下流側
において、普通紙等の転写部材に転写されてそこに定着
せしめられて複写乃至印刷物が得られる。
【0010】図1及び図2を参照して説明を続けると、
静電潜像現像装置4は現像ハウジング6を具備してい
る。適宜の合成樹脂から成形することができる現像ハウ
ジング6は、底壁61及びこの底壁61の後側縁から上
方に延びる後壁62と前端壁(図示せず)および後端壁
63と上壁64を含んでいる。
【0011】上記現像ハウジング6の底壁61には幅方
向(図1において紙面に垂直な方向)に延びる上流側隔
壁611および下流側隔壁612が前後方向(図1にお
いて左右方向)に平行に一体的に形成されている。従っ
て、現像ハウジング6内には、後壁62と上流側隔壁6
11との間に上流搬送路65が、上流側隔壁611と下
流側隔壁612との間に中流搬送路66が、また、下流
側隔壁612の前側(図1において左側)に下流搬送路
67が各々形成されている。なお、上記上流側隔壁65
および下流側隔壁66は幅方向両端部に各々現像剤移送
口(図示せず)開口されており、従って、上流搬送路6
5と中流搬送路66および下流搬送路67は、幅方向両
端部即ち手前側端部および奥側端部で各々現像剤移送口
によって連通されている。
【0012】上記現像ハウジング6の最前部(図1にお
いて最左部)には、上記下流搬送路67と平行に現像剤
適用手段7が配設されている。この現像剤適用手段7は
実質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材71とこの
スリーブ部材71内に配設された静止永久磁石部材72
とから構成されている。スリーブ部材71はアルミニウ
ム等の非磁性材によって構成され回転自在に装着されて
おり、静止永久磁石部材72は所定位置に固定されてい
る。スリーブ部材71には図示しない回転軸が固定され
ており。図示しない駆動手段によって矢印73で示す方
向に回転駆動せしめられる。なお、現像ハウジング6の
前端壁(図示せず)と後端壁63との間には、スリーブ
部材71の周表面に近接して平行に穂切板75が配設さ
れており、この穂切板75は、後詳述する如くスリーブ
部材71の周表面に保持されて上記現像域22に搬送さ
れる現像剤の量を規制する。
【0013】上記現像剤適用手段7の後方に現像剤攪拌
搬送機構8が配設されている。この現像剤攪拌搬送機構
8は、図示の実施形態においては上記上流搬送路65に
配設された上流攪拌搬送部材81と、上記中流搬送路6
6に配設された中流攪拌搬送部材82と、上記下流搬送
路67に配設された下流攪拌搬送部材83とを具備して
いる。
【0014】上記上流攪拌搬送部材81は、上記現像ハ
ウジング6の両端壁間に回転自在に装着された回転軸8
11と、該回転軸811に形成された螺旋羽根812と
から構成されている。このように構成された上流攪拌搬
送部材81は、図示しない駆動手段によって矢印813
で示す方向に回転駆動せしめられ、現像剤を攪拌しつつ
奥側から手前側に向けて搬送する。
【0015】上記中流攪拌搬送部材82も、上記現像ハ
ウジング6の両端壁間に回転自在に装着された回転軸8
21と、該回転軸821に形成された螺旋羽根822と
から構成されており、図示しない駆動手段によって矢印
823で示す方向に回転駆動せしめられ、現像剤を攪拌
しつつ手前側から奥側に向けて搬送する。
【0016】また、上記下流攪拌搬送部材83も、上記
現像ハウジング6の両端壁間に回転自在に装着された回
転軸831と、該回転軸831に形成された螺旋羽根8
32とから構成されており、図示しない駆動手段によっ
て矢印833で示す方向に回転駆動せしめられ、現像剤
を攪拌しつつ奥側から手前側向にけて搬送する。
【0017】図示の実施形態においては、上記下流側隔
壁612の幅方向中央部における下部には、検出面が下
流搬送路67に露呈せしめられたトナー濃度検出器85
が配設されている。このトナー濃度検出器85は、下流
搬送路67に沿って奥側から手前側に向けて搬送される
トナーとキャリア粒子とからなる現像剤の透磁率を検出
することによって現像剤中のトナー濃度を検出するそれ
自体は公知の形態でよい。
【0018】上記現像ハウジング6の上壁64には、上
記中流搬送路66および下流搬送路67の上方に位置す
る現像剤収納容器装着部641と、上記上流搬送路65
の上方に位置するトナーカートリッジ装着部642を備
えている。現像剤収納容器装着部61には、幅方向(図
1において紙面に垂直な方向)に細長い矩形状の現像剤
落下開口643が設けられている。現像剤収納容器装着
部641の上面には、現像剤落下開口643の周囲に沿
ってスポンジ材からなる弾性シール部材644が接着剤
等の固着手段によって装着されている。現像剤収納容器
装着部641の上側に現像剤収納容器9が取り付けられ
る。以下、現像剤収納容器9について、図2および図3
を参照して説明する。
【0019】図示の実施形態における現像剤収納容器9
は、トナーとキャリア粒子とからなるスタート現像剤9
0を収納する容器本体92と、該容器本体92の後述す
る現像剤排出口を閉塞するシール部材94と、該シール
部材94の後述する反転部に装着されたシール保護部材
96とを具備している。
【0020】容器本体92は、図示の実施形態において
は、矩形状の上壁921と、該上壁921の両側縁から
互いに平行に垂下して構成された平面状の側壁922お
よび923と、該上壁921の両端縁から垂下し上記両
側壁922および923と接続して構成された端壁92
4および925とを有しており、下端には上記現像剤落
下開口643と対応する現像剤排出口926が形成され
ている。上記両側壁922および923と両端壁924
および925の下端に各々外方に突出して形成されたフ
ランジ927a、927b、927c、927dが設け
られている。一方の側壁922の下端に設けられたフラ
ンジ927aの側方には取付部927eが連続して形成
されており、この取付部927eの下面にはねじ孔92
8aを備えた2個の圧縮量規制ボス928が設けられて
いる。また、他方の側壁923の下端部には上記フラン
ジ927bの上側にフランジ927bと所定の間隔をお
いて外方に突出して形成された係止部929が設けられ
ている。上記フランジ927bと係止部929との間隔
は、現像ハウジング6の上壁64の現像剤収納容器装着
部641に設けられた係合部645の厚さと対応する寸
法に形成されている。なお、容器本体92を構成する一
方の端壁924には現像剤充填口924aが形成されて
いる。
【0021】上記のように構成された容器本体92の下
端面には、上記現像剤排出口926を閉塞するシール部
材94が剥離可能に装着されている。シール部材94
は、上記現像剤排出口926の幅より大きい幅寸法を有
し、厚さが0.1mm程度の合成樹脂フィルム材(例え
ば、日本マタイ(株)製のLTA−90)からなってい
る。このシール部材94は、曲げこわさが5.0N/m
2 程度で、引っ張り強さが32/mm2 程度の可撓性を
有することが望ましい。シール部材94は、容器本体9
2の下端面、即ち上記フランジ927a、927b、9
27c、927dの下面に剥離可能に装着されるシール
部941と、該シール部941と連続して形成されシー
ル部941と略同じ長さを有する反転部942と、該反
転部942と連続して形成された把持部943とを有し
ている。このシール部材94は、上記シール部941が
片側のフランジ927cから他側のフランジ927dに
渡ってフランジ927a、927b、927c、927
dの下面に剥離可能に装着され、シール941と反転部
942の接続部で反転するようになっている。なお、シ
ール部材94のシール部941は、上記現像剤排出口9
26の周辺に沿って図3において符号940で示す溶着
パターンでフランジ927a、927b、927c、9
27dの下面に剥離可能に熱溶着されている。
【0022】図示の実施形態においては、上記シール部
材94の反転部942上面にシール保護部材96が装着
されている。シール保護部材96は、図示の実施形態に
おいては、上記シール部材94の幅より大きい幅寸法
と、上記シール部941の長さと略同じ長さ寸法を有
し、厚さが0.25mm程度の合成樹脂シート材(例え
ば、ポリエチレンテレフタレート(PETP)樹脂シー
ト)からなっている。このシール保護部材16は、曲げ
こわさが6.0N/m2 以上で、引っ張り強さが66/
mm2 以上の剛性を有することが望ましい。なお、シー
ル保護部材96は、図示の実施形態においては、長手方
向両端部および中央部に局部的に幅が狭い3個の被装着
部961を備えている。この被装着部961の幅は上記
シール部材94の幅と略同じ幅寸法に形成されている。
3個の被装着部961に各々両面接着テープ97が貼着
され、この両面接着テープ97によってシール保護部材
96が上記シール部材94の反転部942の上面に装着
される。このように、シール保護部材96はシール部材
94の幅より大きい幅寸法を有しているのでシール部材
94の保護が確実であるとともに、被装着部961がシ
ール部材94の幅と略同一幅に形成されているので、両
面接着テープ97の貼着位置が明確となりシール部材9
4への装着作業が容易となる。
【0023】上記のようにして容器本体92にシール部
材94が装着されたら、容器本体92を構成する一方の
端壁924に形成された現像剤充填口924aより、容
器本体92内にスタート現像剤90が充填される。そし
て、スタート現像剤が所定量充填されたら、現像剤充填
口924aにプラグ924bを嵌合して閉塞することに
より、現像剤収納容器9が構成される。
【0024】次に、現像剤収納容器9の他の実施形態に
ついて、図4を参照して説明する。図4に示す現像剤収
納容器9は、シール保護部材96の装着位置が上記図1
乃至図3に示す現像剤収納容器9と異なるのみで、その
他の構成は実質的に同一であるため、同一部材には同一
符号を付してその説明は省略する。図4に示す現像剤収
納容器9のシール保護部材96は、3個の被装着部96
が両面接着テープ97によってシール部材94の反転部
942の下面に装着されている。
【0025】上記のようにして構成された現像剤収納容
器9は、現像ハウジング6に次のようにして取り付け
る。容器本体92を他方の端壁925側を奥側に一方の
端壁924側を手前側にして、他方の側壁923に設け
られたフランジ927bと係止部929との間を現像ハ
ウジング6の上壁64に設けられた係合部645に嵌合
し、一方の側壁922側のフランジ927aに設けられ
た圧縮量規制ボス928に形成されたねじ孔928aに
ビス98を螺合し、このビス98を更に現像ハウジング
6の上壁64に設けられたねじ孔64aに螺合する。こ
のビス98の螺合が進むに従って上壁64の上面に装着
された弾性シール部材644が圧縮され、所定量圧縮さ
れると圧縮量規制ボス928の下端がフランジ927a
の上面に当接してビス98の螺合が規制され、図1およ
び図2に示すように現像剤収納容器9の装着が完了す
る。
【0026】上記のようにして、現像剤収納容器9が現
像ハウジング6の上壁64に形成された現像剤収納容器
装着部641の所定位置に装着されると、容器本体92
の下面に装着されたシール部材94のシール部941の
下側には、現像ハウジング6の上壁64に装着された弾
性シール部材644との間に剛性を有するシール保護部
材96が挟持された状態となる。従って、静電潜像現像
装置4を含む画像形成ユニットの搬送時に、落下等によ
り容器本体92内に収納されたスタート現像剤収納容器
9が急激に流動してシール部材94のシール部941を
押圧しても、その押圧力を剛性を有するシール保護部材
96が支えるので、装着部941の剥離が防止される。
なお、図示の実施形態においては、シール保護部材96
がシール部材94の反転部942に装着されているが、
シール保護部材96は現像剤収納容器9を現像ハウジン
グ6に装着する際にシール部941と反転部942の間
に配設してもよい。
【0027】図1を参照して説明を続けると、現像ハウ
ジング6の上壁64に形成されたトナーカートリッジ装
着部642は、図示の実施形態においては、上記スター
ト現像剤収納容器装着部641より下側に段差をもって
形成され、その奥側端部にはトナー落下口647が設け
られている。このトナーカートリッジ装着部642の上
側に、トナーカートリッジ10が着脱可能に装着され
る。このトナーカートリッジ10は、トナー100を収
納した容器本体110と、該容器本体110の底部に配
設された攪拌搬送部材120からなっている。容器本体
110は細長い箱状に形成されており、その奥側端部の
底壁にはトナー排出口111が設けられている。トナー
カートリッジ10がトナーカートリッジ装着部642の
所定位置に装着されると、トナー排出口111が上記ト
ナー落下口647と対向する位置に位置付けられるよう
になっている。攪拌搬送部材120は、容器本体110
の両端壁間に回転自在に装着された回転軸121と、該
回転軸121に形成された螺旋羽根122とからなって
いる。このように構成された攪拌搬送部材120は、図
示しない駆動手段によって矢印123で示す方向に回転
駆動せしめられ、トナーを攪拌しつつトナー排出口11
1が設けられた奥側に向けて搬送する。
【0028】以上のように構成された静電潜像現像装置
4または静電潜像現像装置4を含む画像形成ユニットが
画像形成機に装着されたら、その使用に際しては、上記
現像剤収納容器9に収納されているスタート現像剤を現
像ハウジング6内に供給する。即ち、オペレータが上記
現像剤収納容器9を構成する容器本体92の下面に剥離
可能に装着されシール部材94の把持部943を把持し
て手前側に引っ張ると、シール部材94のシール部94
1が奥側から順次剥離されて、シール部材94は容器本
体92の下面から除去される。この結果、容器本体92
の下端に形成された現像剤排出口926が開放され、容
器本体92内に収納されたスタート現像剤90は現像剤
排出口926および現像ハウジング6の上壁64にに形
成された現像剤落下開口643を通して現像ハウジング
6内に落下する。
【0029】上記のようにして、現像ハウジング6内に
スタート現像剤90が供給されることにより、画像形成
機は作動準備が完了する。以下、上記静電潜像現像装置
4の作用効果を要約して説明する。現像ハウジング6内
にスタート現像剤90は、上記現像剤攪拌搬送機構8を
構成する上流攪拌搬送部材81と中流攪拌搬送部材82
および下流攪拌搬送部材83によって上流搬送路65と
中流搬送路66および下流搬送路67を循環せしめられ
る。一方、現像剤適用手段7のスリーブ部材71が矢印
73で示す方向に回転せしめられており、図1に番号7
01で示す現像剤汲み上げ域において、下流攪拌搬送部
材83によって下流搬送路67に沿って攪拌されながら
搬送されている現像剤の一部が、静止永久磁石部材72
が形成する磁界に起因してスリーブ部材71の周表面に
汲み上げられる。スリーブ部材71の周表面に汲み上げ
られた現像剤は、スリーブ部材71の回転に付随して矢
印73で示す方向に搬送されて、現像域22に運ばれ
る。この際には、穂切り板75の作用により、スリーブ
部材71の周表面から過剰の現像剤が除去される。現像
域22においては、上述した如く、回転ドラム2の周表
面上に形成されている静電潜像に現像剤中のトナーが選
択的に付着せしめられて、静電潜像がトナー像に現像さ
れる。現像域22の下流に位置する現像剤剥離域702
においては、永久磁石部材72が形成する磁界が低減せ
しめられていること等に起因して、スリーブ部材71の
周表面から現像剤が離脱される。この離脱された現像剤
は現像域22においてトナーが消費されたことに起因し
てトナー濃度が低下せしめられている。スリーブ部材7
1の周表面から離脱された現像剤は現像ハウジング6内
の現像剤に混入される。このようにして現像動作が継続
され、上記トナー濃度検出器85によって検出された現
像剤中のトナー濃度が下限値以下に低下すると、この検
出信号に基づいて図示しない制御手段が図示しない駆動
手段を作動して、上記トナーカートリッジ10の攪拌搬
送部材120を作動する。この結果、容器本体110内
に収納されたトナーが攪拌搬送部材120によって攪拌
されつつトナー排出口111に向けて搬送され、該トナ
ー排出口111および現像ハウジング6の上壁64に形
成されたトナー落下口647を通して現像ハウジング6
の上流搬送路65に落下せしめられる。上流搬送路65
に落下せしめられたトナーが現像ハウジング6内の現像
剤と混合して現像剤中のトナー濃度が上昇し、トナー濃
度検出器85からの検出信号が上限値以上になると、こ
の検出信号に基づいて攪拌搬送部材120の作動が停止
される。
【0030】
【発明の効果】本発明による静電潜像現像装置および現
像剤収納容器は以上のように構成されているので、現像
剤収納容器が現像ハウジングの上壁の所定位置に装着さ
れると、容器本体の下面に装着されたシール部材と現像
ハウジングの上壁との間にシール保護部材96が挟持さ
れた状態となる。従って、静電潜像現像装置を含む画像
形成ユニットの搬送時に、落下等により容器本体内に収
納されたスタート現像剤収納容器が急激に流動してシー
ル部材を押圧しても、その押圧力を剛性を有するシール
保護部材が支えるので、シール部材の剥離が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電潜像現像装置の
一実施形態を示す断面図。
【図2】図1に示す本発明に従って構成された静電潜像
現像装置の要部を拡大して示す断面図。
【図3】本発明に従って構成された現像剤収納容器の一
実施形態を示す斜視図。
【図4】本発明に従って構成された現像剤収納容器の他
の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 4:静電潜像現像装置 6:現像ハウジング 61:現像ハウジングの底壁 611:上流側隔壁 612:下流側隔壁 62:現像ハウジングの後壁 63:現像ハウジングの後端壁 64:現像ハウジングの上壁 641:現像剤収納容器装着部 642:トナーカートリッジ装着部 643:現像剤落下開口 644:弾性シール部材 647:トナー落下口 65:上流搬送路 66:中流搬送路 67:下流搬送路 7:現像剤適用手段 8:現像剤攪拌搬送機構 81:上流攪拌搬送部材 82:中流攪拌搬送部材 83:下流攪拌搬送部材 85:トナー濃度検出器 9:現像剤収納容器 90:スタート現像剤 92:現像剤収納容器の容器本体 926:現像剤排出口 94:シール部材 941:シール部材のシール部 942:シール部材の反転部 943:シール部材の把持部 96:シール保護部材 961:被装着部 97:両面接着テープ 10:トナーカートリッジ 100:トナー 110:トナーカートリッジの容器本体 111:トナー排出口 120:トナーカートリッジの攪拌搬送部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ハウジングと、該現像ハウジング内
    の現像剤を静電潜像に適用するための現像剤適用手段
    と、該ハウジンング内に配設され該現像剤適用手段に現
    像剤を攪拌しつつ搬送する現像剤攪拌搬送機構とを具備
    し、該現像ハウジングの上壁には現像剤落下開口が設け
    られ、該上壁の該現像剤落下開口の上側に現像剤収納容
    器を装着した静電潜像現像装置において、 該現像剤収納容器は、下端に該現像剤落下開口と対応す
    る現像剤排出口を備え現像剤を収納する容器本体と、該
    容器本体の下面に剥離可能に装着され該現像剤排出口を
    閉塞するフィルム材からなるシール部材と、該容器本体
    の下面と該現像ハウジングの該上壁との間に配設された
    シート材からなるシール保護部材とを有する、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。
  2. 【請求項2】 該シール部材は、該容器本体の片側から
    他側に渡って該下面に剥離可能に装着されたシール部
    と、該シール部と連続し該他側で反転して該片側に達す
    る反転部と、該反転部と連続して形成された把持部とか
    らなっており、該シール保護部材は該反転部に装着され
    ている、請求項1記載の静電潜像現像装置。
  3. 【請求項3】 該シール保護部材は該シール部材の幅よ
    り大きい幅寸法に形成され、複数位置で局部的に幅が狭
    い被装着部が設けられており、該被装着部が接着剤等の
    固着手段によって該シール部材の該反転部に固着されて
    いる、請求項2記載の静電潜像現像装置。
  4. 【請求項4】 該シール保護部材は、曲げこわさが6.
    0N/m2 以上で、引っ張り強さが66/mm2 以上の
    剛性を有する、請求項1記載の静電潜像現像装置。
  5. 【請求項5】 下端に現像剤排出口を備え現像剤を収納
    する容器本体と、該容器本体の下面に剥離可能に装着さ
    れ該現像剤排出口を閉塞するフィルム材からなるシール
    部材とを具備する現像剤収容容器において、 該シール部材は、該容器本体の片側から他側に渡って該
    下面に剥離可能に装着されたシール部と、該シール部と
    連続し該他側で反転して該片側に達する反転部と、該反
    転部と連続して形成された把持部とからなっており、該
    反転部にシート材からなるシール保護部材が装着されて
    いる、 ことを特徴とする現像剤収容容器。
  6. 【請求項6】 該シール保護部材は該シール部材の幅よ
    り大きい幅寸法に形成され、複数位置で局部的に幅が狭
    い被装着部が設けられており、該被装着部が接着剤等の
    固着手段によって該シール部材の該反転部に固着されて
    いる、請求項5記載の現像剤収容容器。
  7. 【請求項7】 該シール保護部材は、曲げこわさが6.
    0N/m2 以上で、引っ張り強さが66/mm2 以上の
    剛性を有する、請求項5記載の現像剤収容容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100482727B1 (ko) * 1996-05-10 2005-09-02 더 트러스티스 오브 컬럼비아 유니버시티 인 더 시티 오브 뉴욕 전방향성결상장치및방법
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