JPH11218852A - 画像取込装置 - Google Patents
画像取込装置Info
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- JPH11218852A JPH11218852A JP2290398A JP2290398A JPH11218852A JP H11218852 A JPH11218852 A JP H11218852A JP 2290398 A JP2290398 A JP 2290398A JP 2290398 A JP2290398 A JP 2290398A JP H11218852 A JPH11218852 A JP H11218852A
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- JP
- Japan
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- film
- cartridge
- image
- spool
- winding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来無駄となっていた装置内の空間を活用し、
より小型化可能な画像取込装置を提供する。 【解決手段】スプール36を引き出されたフィルムの正
面側に配設し、光源ユニット13をそのフィルムの背面
側に配設するとともに、スプール36を駆動する給送モ
ーター14を、前記フィルムの背面側でスプール36と
光源ユニット13とに囲まれた領域に設ける。
より小型化可能な画像取込装置を提供する。 【解決手段】スプール36を引き出されたフィルムの正
面側に配設し、光源ユニット13をそのフィルムの背面
側に配設するとともに、スプール36を駆動する給送モ
ーター14を、前記フィルムの背面側でスプール36と
光源ユニット13とに囲まれた領域に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像取込装置に関
するものであり、更に詳しくは、現像済みのフィルムか
ら画像を取り込む画像取込装置に関するものである。
するものであり、更に詳しくは、現像済みのフィルムか
ら画像を取り込む画像取込装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば新写真システムAPS
(Advanced Photo System) に対応した画像取込装置を
用いて、現像済みのフィルムから画像の取り込みを行う
場合、フィルムを巻き上げ装置によりカートリッジ外に
引き出し、そこに記録されている画像をCCD等の撮像
素子によって電気的画像信号に変換し、ディスプレイ等
に写し出すという事が行われている。
(Advanced Photo System) に対応した画像取込装置を
用いて、現像済みのフィルムから画像の取り込みを行う
場合、フィルムを巻き上げ装置によりカートリッジ外に
引き出し、そこに記録されている画像をCCD等の撮像
素子によって電気的画像信号に変換し、ディスプレイ等
に写し出すという事が行われている。
【0003】このような画像取込装置においては、装置
を小型化するために、従来より撮像用の光源からの光の
光路を折り曲げる構成が採用されており、また特願平9
−110810号に記載されている如く、カートリッジ
から巻き上げ装置へのフィルム移動方向にコンパクトな
ものとするために、折り曲げる方向に関して工夫を施し
た構成が、本出願人により提案されている。
を小型化するために、従来より撮像用の光源からの光の
光路を折り曲げる構成が採用されており、また特願平9
−110810号に記載されている如く、カートリッジ
から巻き上げ装置へのフィルム移動方向にコンパクトな
ものとするために、折り曲げる方向に関して工夫を施し
た構成が、本出願人により提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像取込装置においては、各機構部品の配置に難点
があり、装置を携帯用として供する事ができるほどに小
型化するのは困難であった。本発明は、従来無駄となっ
ていた装置内の空間を活用し、より小型化可能な画像取
込装置を提供する事を目的とする。
来の画像取込装置においては、各機構部品の配置に難点
があり、装置を携帯用として供する事ができるほどに小
型化するのは困難であった。本発明は、従来無駄となっ
ていた装置内の空間を活用し、より小型化可能な画像取
込装置を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、カートリッジ内に収納されている現像
済みのフィルムを巻き上げてカートリッジ外へ引き出す
巻き上げ装置と、その巻き上げ装置によって引き出され
たフィルム上の原画像を照明する照明装置と、その照明
装置によって照明された原画像を結像させる結像光学系
と、その結像光学系によって形成された像を電気的画像
信号に変換する撮像素子とを備えた画像取込装置におい
て、前記巻き上げ装置を前記引き出されたフィルムの正
面側に配設し、前記照明装置をそのフィルムの背面側に
配設するとともに、前記巻き上げ装置を駆動する給送モ
ーターを、前記フィルムの背面側で前記巻き上げ装置と
前記照明装置とに囲まれた領域に設けた構成とする。
に、本発明では、カートリッジ内に収納されている現像
済みのフィルムを巻き上げてカートリッジ外へ引き出す
巻き上げ装置と、その巻き上げ装置によって引き出され
たフィルム上の原画像を照明する照明装置と、その照明
装置によって照明された原画像を結像させる結像光学系
と、その結像光学系によって形成された像を電気的画像
信号に変換する撮像素子とを備えた画像取込装置におい
て、前記巻き上げ装置を前記引き出されたフィルムの正
面側に配設し、前記照明装置をそのフィルムの背面側に
配設するとともに、前記巻き上げ装置を駆動する給送モ
ーターを、前記フィルムの背面側で前記巻き上げ装置と
前記照明装置とに囲まれた領域に設けた構成とする。
【0006】或いは、カートリッジ内に収納されている
現像済みのフィルムを巻き上げてカートリッジ外へ引き
出す巻き上げ装置と、その巻き上げ装置によって引き出
されたフィルム上の原画像を照明する照明装置と、その
照明装置によって照明された原画像を結像させる結像光
学系と、その結像光学系によって形成された像を電気的
画像信号に変換する撮像素子とを備えた画像取込装置に
おいて、前記巻き上げ装置を前記引き出されたフィルム
の正面側に配設し、前記照明装置をそのフィルムの背面
側に配設するとともに、前記照明装置に給電するコンデ
ンサを、前記フィルムの背面側で前記巻き上げ装置と前
記照明装置とに囲まれた領域に設けた構成とする。
現像済みのフィルムを巻き上げてカートリッジ外へ引き
出す巻き上げ装置と、その巻き上げ装置によって引き出
されたフィルム上の原画像を照明する照明装置と、その
照明装置によって照明された原画像を結像させる結像光
学系と、その結像光学系によって形成された像を電気的
画像信号に変換する撮像素子とを備えた画像取込装置に
おいて、前記巻き上げ装置を前記引き出されたフィルム
の正面側に配設し、前記照明装置をそのフィルムの背面
側に配設するとともに、前記照明装置に給電するコンデ
ンサを、前記フィルムの背面側で前記巻き上げ装置と前
記照明装置とに囲まれた領域に設けた構成とする。
【0007】尚、前記コンデンサは、前記照明装置への
エネルギーを一時的に蓄積しておく働きをするものであ
る。
エネルギーを一時的に蓄積しておく働きをするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の画
像取込装置の外観レイアウトを示す斜視図である。同図
に示すように、本実施形態に係る画像取込装置1の外観
は直方体をしており、厚み方向手前を正面として右手上
面にカートリッジ室蓋2とコマ送り釦3,コマ戻し釦4
が配置されている。また、右側面に表示用LED5が配
置されている。さらに、左側面にはコネクタ6,ACコ
ネクタ7が配置されていて、それぞれ図示しない画像処
理用のコンピュータ,電源に接続される。そして、カー
トリッジ室蓋2上面には電源釦8,カートリッジ取り出
し釦9が配置されている。
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の画
像取込装置の外観レイアウトを示す斜視図である。同図
に示すように、本実施形態に係る画像取込装置1の外観
は直方体をしており、厚み方向手前を正面として右手上
面にカートリッジ室蓋2とコマ送り釦3,コマ戻し釦4
が配置されている。また、右側面に表示用LED5が配
置されている。さらに、左側面にはコネクタ6,ACコ
ネクタ7が配置されていて、それぞれ図示しない画像処
理用のコンピュータ,電源に接続される。そして、カー
トリッジ室蓋2上面には電源釦8,カートリッジ取り出
し釦9が配置されている。
【0009】図2は、画像取込装置1の内部機構配置を
示す図である。同図に示すように、正面より見て右手に
カートリッジ室11が、左手にスプール室12がボディ
10上に配置されていて、これらに挟まれた領域に結像
光学系等が配置されている。また、背面にはフィルムの
透過光を発する照明装置である光源ユニット13が配置
されており、スプール室12の後方にはフィルムの給送
モーター14が配置されている。ボディ10の下方には
フィルム給送ユニット15が、カートリッジ室11から
スプール室12に渡ってまとめて配置されている。尚、
18は後述するカートリッジスプール押さえである。
示す図である。同図に示すように、正面より見て右手に
カートリッジ室11が、左手にスプール室12がボディ
10上に配置されていて、これらに挟まれた領域に結像
光学系等が配置されている。また、背面にはフィルムの
透過光を発する照明装置である光源ユニット13が配置
されており、スプール室12の後方にはフィルムの給送
モーター14が配置されている。ボディ10の下方には
フィルム給送ユニット15が、カートリッジ室11から
スプール室12に渡ってまとめて配置されている。尚、
18は後述するカートリッジスプール押さえである。
【0010】上記結像光学系は、ミラーボックス16と
鏡胴17とから成り、それぞれボディ10に取り付けら
れている。これらの内、ミラーボックス16は、装置の
中心付近に位置していて、ボディ10内に収まってい
る。また、鏡胴17はミラーボックス16の上にあり、
カートリッジ室11とスプール室12とを結ぶボディ1
0のリブに取り付けられている。その上端は、カートリ
ッジ室蓋2が閉じたときの上面の高さ近傍までに抑えら
れている。
鏡胴17とから成り、それぞれボディ10に取り付けら
れている。これらの内、ミラーボックス16は、装置の
中心付近に位置していて、ボディ10内に収まってい
る。また、鏡胴17はミラーボックス16の上にあり、
カートリッジ室11とスプール室12とを結ぶボディ1
0のリブに取り付けられている。その上端は、カートリ
ッジ室蓋2が閉じたときの上面の高さ近傍までに抑えら
れている。
【0011】図3は、画像取込装置1を右側面から見た
ときの内部構造を示す図である。上述したように、上記
結像光学系は、ミラーボックス16と鏡胴17とから成
り、それぞれボディ10に取り付けられている。そし
て、同図に示すように、ミラーボックス16は2枚のミ
ラーを備えており、その内第1ミラー19は、光源ユニ
ット13からの光をフィルム及び結像光学系に導くため
のボディ10上の開口であるアパチャー21に向かって
或程度下向きに相対し、フィルム透過光を下に反射させ
る。第2ミラー20は、ミラーボックス16の下部に位
置し、第1ミラー19からの反射光を上方向に反射させ
る。ミラーボックス16の下方には、上記フィルム給送
ユニット15内のフィルム給送ギアg等が配置されてい
る。
ときの内部構造を示す図である。上述したように、上記
結像光学系は、ミラーボックス16と鏡胴17とから成
り、それぞれボディ10に取り付けられている。そし
て、同図に示すように、ミラーボックス16は2枚のミ
ラーを備えており、その内第1ミラー19は、光源ユニ
ット13からの光をフィルム及び結像光学系に導くため
のボディ10上の開口であるアパチャー21に向かって
或程度下向きに相対し、フィルム透過光を下に反射させ
る。第2ミラー20は、ミラーボックス16の下部に位
置し、第1ミラー19からの反射光を上方向に反射させ
る。ミラーボックス16の下方には、上記フィルム給送
ユニット15内のフィルム給送ギアg等が配置されてい
る。
【0012】鏡胴17に設けられているレンズは、この
反射光を同じく鏡胴17上端に固定された撮像素子22
(本実施形態ではCCDエリアセンサー)に結像させ
る。このレンズは同じ光軸を持つ4枚のもので構成さ
れ、光源側からG1,G2,G3,G4と呼称し、それ
ぞれ正,負,正,正の成分を持っている。この光学系に
おいて、誤差感度が高いのはG1とG2であって、G3
とG4は比較的誤差感度が低い。
反射光を同じく鏡胴17上端に固定された撮像素子22
(本実施形態ではCCDエリアセンサー)に結像させ
る。このレンズは同じ光軸を持つ4枚のもので構成さ
れ、光源側からG1,G2,G3,G4と呼称し、それ
ぞれ正,負,正,正の成分を持っている。この光学系に
おいて、誤差感度が高いのはG1とG2であって、G3
とG4は比較的誤差感度が低い。
【0013】それ故、G1,G2,G3は熱膨張係数の
小さい金属より成る第1鏡胴aに保持され、G4は熱膨
張係数の大きい樹脂より成る第2鏡胴bに保持されてい
る。但し、G3はa,bどちらの鏡胴で保持しても良
い。一方、撮像素子22は、熱膨張係数の小さい金属よ
り成る第3鏡胴cに保持されている。尚、これらの鏡胴
a,b,cにより、鏡胴17が構成されている。
小さい金属より成る第1鏡胴aに保持され、G4は熱膨
張係数の大きい樹脂より成る第2鏡胴bに保持されてい
る。但し、G3はa,bどちらの鏡胴で保持しても良
い。一方、撮像素子22は、熱膨張係数の小さい金属よ
り成る第3鏡胴cに保持されている。尚、これらの鏡胴
a,b,cにより、鏡胴17が構成されている。
【0014】第1鏡胴aは、その下端に設けたフランジ
部の上面である、光軸に垂直な接着面sにおいて、第2
鏡胴bの下端面に接着保持される。第2鏡胴bの内周面
に嵌合する第1鏡胴aの部分は、光軸方向に伸縮自在で
あり、伸縮した際に光軸がずれる恐れのない構造となっ
ている。第3鏡胴cは、第2鏡胴bの下端より半径方向
に延びるリブに、下端面において結合保持されている。
第1鏡胴a及び第3鏡胴cは、それぞれ第2鏡胴bに取
り付けられる位置が、光軸方向においてはほぼ一致して
いる。
部の上面である、光軸に垂直な接着面sにおいて、第2
鏡胴bの下端面に接着保持される。第2鏡胴bの内周面
に嵌合する第1鏡胴aの部分は、光軸方向に伸縮自在で
あり、伸縮した際に光軸がずれる恐れのない構造となっ
ている。第3鏡胴cは、第2鏡胴bの下端より半径方向
に延びるリブに、下端面において結合保持されている。
第1鏡胴a及び第3鏡胴cは、それぞれ第2鏡胴bに取
り付けられる位置が、光軸方向においてはほぼ一致して
いる。
【0015】上述のように、これらの鏡胴が一体となっ
て鏡胴17を構成しており、第2鏡胴bのリブによりボ
ディ10にネジ結合されている。光学系のバックフォー
カス調整は、ボディ10と鏡胴17との間の距離を調整
する事により行う事ができる。その手段としては、間に
ワッシャを挟み込む方法でも良いし、ネジによる調整を
行う方法でも良い。
て鏡胴17を構成しており、第2鏡胴bのリブによりボ
ディ10にネジ結合されている。光学系のバックフォー
カス調整は、ボディ10と鏡胴17との間の距離を調整
する事により行う事ができる。その手段としては、間に
ワッシャを挟み込む方法でも良いし、ネジによる調整を
行う方法でも良い。
【0016】尚、上記G1〜G4のレンズは、熱による
レンズの膨張の影響を避けるためにガラスレンズを採用
している。但し、場合によってはプラスチックのレンズ
を採用しても良い。また、本実施形態においては、正,
負,正,正の4枚のレンズで構成しているが、同様な性
能を発揮する光学系として、正,負,正の3枚のレンズ
で構成した場合、前群の正,負のレンズが第1鏡胴aに
保持され、後群の正のレンズが第2鏡胴に保持される構
成としても良い。
レンズの膨張の影響を避けるためにガラスレンズを採用
している。但し、場合によってはプラスチックのレンズ
を採用しても良い。また、本実施形態においては、正,
負,正,正の4枚のレンズで構成しているが、同様な性
能を発揮する光学系として、正,負,正の3枚のレンズ
で構成した場合、前群の正,負のレンズが第1鏡胴aに
保持され、後群の正のレンズが第2鏡胴に保持される構
成としても良い。
【0017】ところで、同図に示す光源ユニット13
は、アパチャー21に相対しており、Xe管より成る光
源23と、光源23に電圧を印加させるトリガースプリ
ング24と、光源光を導く導光板25と、導光板25か
らの光を拡散させる拡散シート26と、非導電部材より
成るホルダー27等により構成されている。詳しくは後
述する。
は、アパチャー21に相対しており、Xe管より成る光
源23と、光源23に電圧を印加させるトリガースプリ
ング24と、光源光を導く導光板25と、導光板25か
らの光を拡散させる拡散シート26と、非導電部材より
成るホルダー27等により構成されている。詳しくは後
述する。
【0018】また、ボディ10のアパチャー21と光源
ユニット13との間には、圧板28が配置されており、
この圧板28上には、後述する磁気情報読み書き手段
と、パーフォレーション検知手段と、光学式フォーマッ
ト情報読み取り手段と、フィルム押さえローラーとが設
けられており、ボディ10にネジ結合されている。一般
的なカメラと同様にして、圧板28とボディ10との間
には、フィルムの通るトンネル29が形成されている。
ユニット13との間には、圧板28が配置されており、
この圧板28上には、後述する磁気情報読み書き手段
と、パーフォレーション検知手段と、光学式フォーマッ
ト情報読み取り手段と、フィルム押さえローラーとが設
けられており、ボディ10にネジ結合されている。一般
的なカメラと同様にして、圧板28とボディ10との間
には、フィルムの通るトンネル29が形成されている。
【0019】圧板28の中央には、ボディ10のアパチ
ャー21よりやや大きい穴30が開いており、光源ユニ
ット13からの光をフィルムに導いている。ここには、
スラスト時(フィルム給送時)のフィルム先端の落ち込
み防止と拡散光のエッジ反射による画面輝度のばらつき
防止のため、フィルム側と光源側にそれぞれテーパを設
けてある。また、圧板28には、この他にも磁気情報読
み書き手段用,パーフォレーション検知手段用,及び光
学式フォーマット情報読み取り手段用としてそれぞれ図
示しない穴が開いており、それぞれにテーパが設けられ
ている。そして、圧板28上部には前記磁気情報読み書
き手段をまとめて成るヘッドユニット31が設けられて
いる。
ャー21よりやや大きい穴30が開いており、光源ユニ
ット13からの光をフィルムに導いている。ここには、
スラスト時(フィルム給送時)のフィルム先端の落ち込
み防止と拡散光のエッジ反射による画面輝度のばらつき
防止のため、フィルム側と光源側にそれぞれテーパを設
けてある。また、圧板28には、この他にも磁気情報読
み書き手段用,パーフォレーション検知手段用,及び光
学式フォーマット情報読み取り手段用としてそれぞれ図
示しない穴が開いており、それぞれにテーパが設けられ
ている。そして、圧板28上部には前記磁気情報読み書
き手段をまとめて成るヘッドユニット31が設けられて
いる。
【0020】尚、本実施形態においては、撮像素子とし
てCCDエリアセンサーを用い、フィルムを走査する必
要のない構成としているが、これにこだわるものではな
く、撮像素子としてCCDラインセンサーを用い、適宜
スキャン駆動機構を備えた構成としても良い。但しこの
構成にすると、解像度の高い画像を得る上で有効である
が、装置のコンパクト性が損なわれる方向となる事は否
めない。
てCCDエリアセンサーを用い、フィルムを走査する必
要のない構成としているが、これにこだわるものではな
く、撮像素子としてCCDラインセンサーを用い、適宜
スキャン駆動機構を備えた構成としても良い。但しこの
構成にすると、解像度の高い画像を得る上で有効である
が、装置のコンパクト性が損なわれる方向となる事は否
めない。
【0021】図4は、画像取込装置1を上面から見たと
きの内部構造を示す図である。上記磁気情報読み書き手
段は、フィルム面上で磁気情報を読み書きする構成とし
て、同図に示すように、1つの台板に読み取りヘッド3
2(カートリッジ側)と書き込みヘッド33(スプール
側)及びそれぞれの磁気ヘッドの付近に設けられた2本
のエッジフォローピン34を備えた構成であり、上記鏡
胴17側のフィルム端に配置されている。2本のエッジ
フォローピン34によりフィルムのエッジを検出し、こ
れを各磁気ヘッドのアジマス角の基準とする。この台板
は、エッジフォローピン34がフィルムに当接する方向
と、各磁気ヘッドがフィルム面に当接する方向に、それ
ぞれバネ付勢されている(図示せず)。
きの内部構造を示す図である。上記磁気情報読み書き手
段は、フィルム面上で磁気情報を読み書きする構成とし
て、同図に示すように、1つの台板に読み取りヘッド3
2(カートリッジ側)と書き込みヘッド33(スプール
側)及びそれぞれの磁気ヘッドの付近に設けられた2本
のエッジフォローピン34を備えた構成であり、上記鏡
胴17側のフィルム端に配置されている。2本のエッジ
フォローピン34によりフィルムのエッジを検出し、こ
れを各磁気ヘッドのアジマス角の基準とする。この台板
は、エッジフォローピン34がフィルムに当接する方向
と、各磁気ヘッドがフィルム面に当接する方向に、それ
ぞれバネ付勢されている(図示せず)。
【0022】また、フィルム上のミシン目状のパーフォ
レーションを検知するパーフォレーション検知手段は、
2個のフォトリフレクタから成り、上記フィルム給送ユ
ニット15側のフィルム端で、アパチャー21を挟んで
おおよそ対称の位置にある(図示せず)。フィルム上の
光学式フォーマット読み取り手段は、LEDとフォトダ
イオードとから成り、読み取りヘッド32と書き込みヘ
ッド33の間にあり、フィルムを挟んで向かい合うよう
に配置されている(図示せず)。フィルム押さえローラ
ー35は、スラスト時にフィルム先端を巻き上げ装置で
あるスプール36に案内するためのもので、圧板28の
スプール側に配置されている。
レーションを検知するパーフォレーション検知手段は、
2個のフォトリフレクタから成り、上記フィルム給送ユ
ニット15側のフィルム端で、アパチャー21を挟んで
おおよそ対称の位置にある(図示せず)。フィルム上の
光学式フォーマット読み取り手段は、LEDとフォトダ
イオードとから成り、読み取りヘッド32と書き込みヘ
ッド33の間にあり、フィルムを挟んで向かい合うよう
に配置されている(図示せず)。フィルム押さえローラ
ー35は、スラスト時にフィルム先端を巻き上げ装置で
あるスプール36に案内するためのもので、圧板28の
スプール側に配置されている。
【0023】尚、同図右側の37はカートリッジ室11
に装填された状態のフィルムのカートリッジであり、3
8は上記カートリッジ室蓋2のロック手段である。ま
た、同図において、光源ユニット13には上記導光板2
5,拡散シート26,ホルダー27の他に、Xe管に放
電電圧をかけるための、後述のトリガートランス39が
示されている。
に装填された状態のフィルムのカートリッジであり、3
8は上記カートリッジ室蓋2のロック手段である。ま
た、同図において、光源ユニット13には上記導光板2
5,拡散シート26,ホルダー27の他に、Xe管に放
電電圧をかけるための、後述のトリガートランス39が
示されている。
【0024】フィルム給送手段は、駆動源である給送モ
ーター14とその減速手段、駆動力をスプール36に選
択的に伝達する遊星クラッチ、フィルムを巻き戻す巻き
戻しドライバー及びこれらの制御手段等より構成され、
大部分はフィルム給送ユニット15内に収納されてい
る。これらについては、特開平9−211609号公報
等に開示されているので、ここでは詳述しない。
ーター14とその減速手段、駆動力をスプール36に選
択的に伝達する遊星クラッチ、フィルムを巻き戻す巻き
戻しドライバー及びこれらの制御手段等より構成され、
大部分はフィルム給送ユニット15内に収納されてい
る。これらについては、特開平9−211609号公報
等に開示されているので、ここでは詳述しない。
【0025】図5は、画像取込装置1を正面から見たと
きの内部構造を示す図である。同図に示すように、カー
トリッジ室蓋2は、カートリッジ室11の上方に位置
し、ボディ10に回動可能に軸支されている。回動して
開いた状態を2点鎖線で示す。カートリッジ室蓋2に
は、カートリッジスプール押さえ18と、それを軸方向
に付勢するスプリング40と、図示しない現像済み情報
を読み取る手段及びそれらを支える内蓋2′が設けられ
ており、さらには図1に示したように、上面に電源釦
8,カートリッジ取り出し釦9が配置されている。尚、
同図に一点鎖線で示すように、カートリッジスプール軸
方向と上記結像光学系の光軸とは、略平行となるように
配置されている。
きの内部構造を示す図である。同図に示すように、カー
トリッジ室蓋2は、カートリッジ室11の上方に位置
し、ボディ10に回動可能に軸支されている。回動して
開いた状態を2点鎖線で示す。カートリッジ室蓋2に
は、カートリッジスプール押さえ18と、それを軸方向
に付勢するスプリング40と、図示しない現像済み情報
を読み取る手段及びそれらを支える内蓋2′が設けられ
ており、さらには図1に示したように、上面に電源釦
8,カートリッジ取り出し釦9が配置されている。尚、
同図に一点鎖線で示すように、カートリッジスプール軸
方向と上記結像光学系の光軸とは、略平行となるように
配置されている。
【0026】現像済み情報は、APSカートリッジ端面
でフィルム出口から最も遠い場所に位置し、所定のプラ
スチック片の有無で現像済みか否かを示すものである。
尚、内蓋2′には回動軸穴41とロック爪42とが一体
に形成されている。また、図4,図5に破線で示すよう
に、スプール36の中にコンデンサ46を配置する事に
より、スペースの有効利用を図りつつ、光源のエネルギ
ー源を確保する事ができる。尚、コンデンサ46と給送
モーター14とを交替して配置しても良い。
でフィルム出口から最も遠い場所に位置し、所定のプラ
スチック片の有無で現像済みか否かを示すものである。
尚、内蓋2′には回動軸穴41とロック爪42とが一体
に形成されている。また、図4,図5に破線で示すよう
に、スプール36の中にコンデンサ46を配置する事に
より、スペースの有効利用を図りつつ、光源のエネルギ
ー源を確保する事ができる。尚、コンデンサ46と給送
モーター14とを交替して配置しても良い。
【0027】図6は、光源ユニット13の構成を示す斜
視図である。同図に示すように、非導電部材のホルダー
27には、光源光を側面から導入して照射面から出すた
めの導光板25が配置され、またその導光板25の光源
光入射面である側面に相対してXe管より成る光源23
と、それに接する側面にトリガートランス39とが、そ
れぞれほぼ導光板25の厚み内の大きさで配置されてい
る。光源23は、その両端にある端子をシリコンチュー
ブ43で被覆され、高電圧となったトリガートランス3
9からの放電であるいわゆるトリガー飛びを受けないよ
うに施されている。そして、トリガートランス39から
の電圧をXe管に印加させるためのトリガースプリング
24により中央近傍を圧接され、導光板25に押しつけ
られている。
視図である。同図に示すように、非導電部材のホルダー
27には、光源光を側面から導入して照射面から出すた
めの導光板25が配置され、またその導光板25の光源
光入射面である側面に相対してXe管より成る光源23
と、それに接する側面にトリガートランス39とが、そ
れぞれほぼ導光板25の厚み内の大きさで配置されてい
る。光源23は、その両端にある端子をシリコンチュー
ブ43で被覆され、高電圧となったトリガートランス3
9からの放電であるいわゆるトリガー飛びを受けないよ
うに施されている。そして、トリガートランス39から
の電圧をXe管に印加させるためのトリガースプリング
24により中央近傍を圧接され、導光板25に押しつけ
られている。
【0028】トリガースプリング24は、光の反射率の
高いステンレス材より成っており、光源23からの光を
無駄なく導光板25に導いている。また、そのトリガー
スプリング24は、リード線によってトリガートランス
39の出力に結線されている。導光板25は、光源23
からの光源光の入射面と、それに対面して反射シートを
張った反射面と、フィルムを照射する照射面と、それに
対面して拡散処理を施した拡散面との機能的な4面を持
っている。
高いステンレス材より成っており、光源23からの光を
無駄なく導光板25に導いている。また、そのトリガー
スプリング24は、リード線によってトリガートランス
39の出力に結線されている。導光板25は、光源23
からの光源光の入射面と、それに対面して反射シートを
張った反射面と、フィルムを照射する照射面と、それに
対面して拡散処理を施した拡散面との機能的な4面を持
っている。
【0029】ホルダー27は、基本的に導光板25の前
記照射面に対応する面以外の5面は閉じており、不用な
漏光とトリガー飛びとを防いでいる。その5面の内で開
いている穴としては、光源23のXe管端子とトリガー
端子に結線しているリード線用の穴44と、Xe管及び
その周囲から出た熱を放出するための放熱穴45とがあ
り、それぞれトリガー飛びの心配のないところに開いて
いる。拡散シート26は非導電部材で作られ、ホルダー
27の照射面を全て覆うようにそこに結合され、ホルダ
ー27と同様にしてトリガー飛びを防いでいる。尚、ト
リガー飛びの心配がないところであれば、拡散シート2
6に放熱穴を設けても良い。
記照射面に対応する面以外の5面は閉じており、不用な
漏光とトリガー飛びとを防いでいる。その5面の内で開
いている穴としては、光源23のXe管端子とトリガー
端子に結線しているリード線用の穴44と、Xe管及び
その周囲から出た熱を放出するための放熱穴45とがあ
り、それぞれトリガー飛びの心配のないところに開いて
いる。拡散シート26は非導電部材で作られ、ホルダー
27の照射面を全て覆うようにそこに結合され、ホルダ
ー27と同様にしてトリガー飛びを防いでいる。尚、ト
リガー飛びの心配がないところであれば、拡散シート2
6に放熱穴を設けても良い。
【0030】以下、本実施形態の画像取込装置を使用す
る場合の、具体的な動作について説明する。図5で示す
ように、カートリッジ室11にフィルムのカートリッジ
37を入れ、カートリッジ室蓋2を閉じると、内蓋2′
のロック爪42が、待機状態にあったロック手段38を
作動させ、係止保持される。この状態で、カートリッジ
スプールは、カートリッジスプール押さえ18とカート
リッジ室11底部の図示しない巻き戻しドライバーとに
より、回転可能に軸支されている。
る場合の、具体的な動作について説明する。図5で示す
ように、カートリッジ室11にフィルムのカートリッジ
37を入れ、カートリッジ室蓋2を閉じると、内蓋2′
のロック爪42が、待機状態にあったロック手段38を
作動させ、係止保持される。この状態で、カートリッジ
スプールは、カートリッジスプール押さえ18とカート
リッジ室11底部の図示しない巻き戻しドライバーとに
より、回転可能に軸支されている。
【0031】カートリッジ室蓋2のロックが検知される
と、図示しない駆動手段がカートリッジ37の図示しな
いLLD(Light Lock Door) を閉状態から開状態に回
動させる。次に、駆動力が巻き戻しドライバーに伝達さ
れ、この時、遊星クラッチが規制されて、スプール36
への動力伝達が遮断された状態となる。そして、巻き戻
しドライバーにより、カートリッジスプールが駆動さ
れ、そこに一体に形成されたバーコード円板の内容が、
バーコード読み取り手段により読み取られる(不図
示)。その後、遊星クラッチの規制が解かれ、巻き戻し
ドライバーとスプール36が、カートリッジスプールの
押し出し方向に、同方向の回転を行う。
と、図示しない駆動手段がカートリッジ37の図示しな
いLLD(Light Lock Door) を閉状態から開状態に回
動させる。次に、駆動力が巻き戻しドライバーに伝達さ
れ、この時、遊星クラッチが規制されて、スプール36
への動力伝達が遮断された状態となる。そして、巻き戻
しドライバーにより、カートリッジスプールが駆動さ
れ、そこに一体に形成されたバーコード円板の内容が、
バーコード読み取り手段により読み取られる(不図
示)。その後、遊星クラッチの規制が解かれ、巻き戻し
ドライバーとスプール36が、カートリッジスプールの
押し出し方向に、同方向の回転を行う。
【0032】これにより、フィルムは、カートリッジ3
7のフィルム出口から外に押し出されて行く。カートリ
ッジ37から出たフィルムは、ボディ10と圧板28に
より形成されたトンネル29を通過する(図3参照)。
トンネル29を抜け出たフィルム先端は、スプール室1
2でフィルム押さえローラー35に案内され、スプール
36に巻き付いて行く(図4参照)。フィルム先端がス
プール36に巻き付いたところで、巻き戻しドライバー
への駆動力伝達が遮断される。この後、スプール36の
みでフィルムを巻き上げて行き、1コマ目が検出される
と停止する。
7のフィルム出口から外に押し出されて行く。カートリ
ッジ37から出たフィルムは、ボディ10と圧板28に
より形成されたトンネル29を通過する(図3参照)。
トンネル29を抜け出たフィルム先端は、スプール室1
2でフィルム押さえローラー35に案内され、スプール
36に巻き付いて行く(図4参照)。フィルム先端がス
プール36に巻き付いたところで、巻き戻しドライバー
への駆動力伝達が遮断される。この後、スプール36の
みでフィルムを巻き上げて行き、1コマ目が検出される
と停止する。
【0033】この状態から、図1に示したコマ送り釦3
が押される度に、フィルムがスプール36に1コマずつ
巻き上げられて行く。また、コマ戻し釦4が押される度
に、フィルムがカートリッジスプールに1コマずつ巻き
戻されて行く。このとき、各駆動手段は、各釦の指令内
容に見合った駆動状態となっている。巻き上げ或いは巻
き戻し時にフィルムが移動している間に、読み取りヘッ
ド32によりフィルムの磁気情報が読み取られる。
が押される度に、フィルムがスプール36に1コマずつ
巻き上げられて行く。また、コマ戻し釦4が押される度
に、フィルムがカートリッジスプールに1コマずつ巻き
戻されて行く。このとき、各駆動手段は、各釦の指令内
容に見合った駆動状態となっている。巻き上げ或いは巻
き戻し時にフィルムが移動している間に、読み取りヘッ
ド32によりフィルムの磁気情報が読み取られる。
【0034】フィルムが停止すると、図6に示す光源ユ
ニット13のトリガートランス39に電圧をかけ、光源
23のXe管を発光させる。Xe管から出た光は、導光
板25の側面から入り、拡散面で乱反射した後、照射面
から出て行く。この光は、拡散シート26により、更に
均一に拡散される。図3に示すように、拡散シート26
を通過した光は、フィルムを通過し、ミラーボックス1
6の第1ミラー19により下方に反射され、さらには同
じミラーボックス16にある第2ミラー20により、フ
ィルムに平行な上方向に反射される。この光は、鏡胴1
7内の光学系により、撮像素子22上に結像される。
ニット13のトリガートランス39に電圧をかけ、光源
23のXe管を発光させる。Xe管から出た光は、導光
板25の側面から入り、拡散面で乱反射した後、照射面
から出て行く。この光は、拡散シート26により、更に
均一に拡散される。図3に示すように、拡散シート26
を通過した光は、フィルムを通過し、ミラーボックス1
6の第1ミラー19により下方に反射され、さらには同
じミラーボックス16にある第2ミラー20により、フ
ィルムに平行な上方向に反射される。この光は、鏡胴1
7内の光学系により、撮像素子22上に結像される。
【0035】撮像素子22により得られた画像データと
上記磁気情報は、上記コネクタ6から図示しない画像処
理用のコンピュータに送られる。撮像素子22は、通電
していると熱を帯びてくるので、時間とともに装置内の
温度は上昇してくる。この温度上昇により、第1鏡胴a
に保持されたG1〜G3のレンズ間隔と第3鏡胴cに保
持された撮像素子22とが取付基準から延び、その結
果、焦点位置が撮像素子22前方に移動する。特に、誤
差感度の大きなG1,G2の間隔の拡大が、焦点位置移
動要因の多くを占める。しかし、第2鏡胴bに保持され
たG4がそれを打ち消すように撮像素子22の面に近づ
くので、焦点位置があまりずれないようになっている。
上記磁気情報は、上記コネクタ6から図示しない画像処
理用のコンピュータに送られる。撮像素子22は、通電
していると熱を帯びてくるので、時間とともに装置内の
温度は上昇してくる。この温度上昇により、第1鏡胴a
に保持されたG1〜G3のレンズ間隔と第3鏡胴cに保
持された撮像素子22とが取付基準から延び、その結
果、焦点位置が撮像素子22前方に移動する。特に、誤
差感度の大きなG1,G2の間隔の拡大が、焦点位置移
動要因の多くを占める。しかし、第2鏡胴bに保持され
たG4がそれを打ち消すように撮像素子22の面に近づ
くので、焦点位置があまりずれないようになっている。
【0036】画像取り込み終了後、カートリッジ室蓋2
に設けられているカートリッジ取り出し釦9を押すと、
駆動力が巻き戻しドライバーに伝達され、この時、遊星
クラッチが規制されて、スプール36への動力伝達が遮
断された状態となる。そして、巻き戻しドライバーによ
りカートリッジスプールが駆動され、フィルムがカート
リッジ37に巻き戻される。フィルムが完全にカートリ
ッジ37に入った後、カートリッジスプールに一体に形
成されたバーコード円板の回転位置が、バーコード読み
取り手段により確認され、それに基づいて巻き戻しドラ
イバーがカートリッジスプールを所定位置に停止させ
る。
に設けられているカートリッジ取り出し釦9を押すと、
駆動力が巻き戻しドライバーに伝達され、この時、遊星
クラッチが規制されて、スプール36への動力伝達が遮
断された状態となる。そして、巻き戻しドライバーによ
りカートリッジスプールが駆動され、フィルムがカート
リッジ37に巻き戻される。フィルムが完全にカートリ
ッジ37に入った後、カートリッジスプールに一体に形
成されたバーコード円板の回転位置が、バーコード読み
取り手段により確認され、それに基づいて巻き戻しドラ
イバーがカートリッジスプールを所定位置に停止させ
る。
【0037】続いて、図示しない駆動手段がカートリッ
ジ37の図示しないLLDを開状態から閉状態に回動さ
せる。最後に、係止状態にあったロック手段38が待機
状態となり、ロックが解除される。ロックを解除された
カートリッジ室蓋2は、カートリッジスプールの一端を
押していたスプリング40により、少し持ち上げられた
状態となる。そこで使用者はカートリッジ室蓋2を引き
起こし、カートリッジ37の露出部分を摘んでそれを取
り出す事ができる。
ジ37の図示しないLLDを開状態から閉状態に回動さ
せる。最後に、係止状態にあったロック手段38が待機
状態となり、ロックが解除される。ロックを解除された
カートリッジ室蓋2は、カートリッジスプールの一端を
押していたスプリング40により、少し持ち上げられた
状態となる。そこで使用者はカートリッジ室蓋2を引き
起こし、カートリッジ37の露出部分を摘んでそれを取
り出す事ができる。
【0038】尚、本実施形態における特許請求の範囲に
関する構成は、図4,図5及びこれらの詳細な説明に示
す画像取込装置の構成の中で、給送モーター14或いは
コンデンサ46の配置として示されている。
関する構成は、図4,図5及びこれらの詳細な説明に示
す画像取込装置の構成の中で、給送モーター14或いは
コンデンサ46の配置として示されている。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来無駄となっていた装置内の空間を活用し、より小型
化可能な画像取込装置を提供する事ができる。特に、請
求項1によるならば、巻き上げ装置であるスプールを駆
動する給送モーターの配置スペースを、効率的に確保す
る事ができる。また、請求項2によるならば、エネルギ
ーを一時的に蓄積しておき、照明装置である光源ユニッ
トに給電するコンデンサの配置スペースを、効率的に確
保する事ができる。
従来無駄となっていた装置内の空間を活用し、より小型
化可能な画像取込装置を提供する事ができる。特に、請
求項1によるならば、巻き上げ装置であるスプールを駆
動する給送モーターの配置スペースを、効率的に確保す
る事ができる。また、請求項2によるならば、エネルギ
ーを一時的に蓄積しておき、照明装置である光源ユニッ
トに給電するコンデンサの配置スペースを、効率的に確
保する事ができる。
【図1】本発明の画像取込装置の外観レイアウトを示す
斜視図。
斜視図。
【図2】本発明の画像取込装置の内部機構配置を示す
図。
図。
【図3】画像取込装置を右側面から見たときの内部構造
を示す図。
を示す図。
【図4】画像取込装置を上面から見たときの内部構造を
示す図。
示す図。
【図5】画像取込装置を正面から見たときの内部構造を
示す図。
示す図。
【図6】光源ユニットの構成を示す斜視図。
1 画像取込装置 2 カートリッジ室蓋 3 コマ送り釦 4 コマ戻し釦 5 表示用LED 6 コネクタ 7 ACコネクタ 8 電源釦 9 カートリッジ取り出し釦 10 ボディ 11 カートリッジ室 12 スプール室 13 光源ユニット 14 給送モーター 15 フィルム給送ユニット 16 ミラーボックス 17 鏡胴 18 カートリッジスプール押さえ 19 第1ミラー 20 第2ミラー 21 アパチャー 22 撮像素子 23 光源 24 トリガースプリング 25 導光板 26 拡散シート 27 ホルダー 28 圧板 29 トンネル 30 穴 31 ヘッドユニット 32 読み取りヘッド 33 書き込みヘッド 34 エッジフォローピン 35 フィルム押さえローラー 36 スプール 37 カートリッジ 38 ロック手段 39 トリガートランス 40 スプリング 41 回動軸穴 42 ロック爪 43 シリコンチューブ 44 穴 45 放熱穴 46 コンデンサ G1,G2,G3,G4 レンズ a 第1鏡胴 b 第2鏡胴 c 第3鏡胴 g フィルム給送ギア s 接着面
Claims (2)
- 【請求項1】 カートリッジ内に収納されている現像済
みのフィルムを巻き上げてカートリッジ外へ引き出す巻
き上げ装置と、該巻き上げ装置によって引き出されたフ
ィルム上の原画像を照明する照明装置と、該照明装置に
よって照明された原画像を結像させる結像光学系と、該
結像光学系によって形成された像を電気的画像信号に変
換する撮像素子とを備えた画像取込装置において、 前記巻き上げ装置を前記引き出されたフィルムの正面側
に配設し、前記照明装置を該フィルムの背面側に配設す
るとともに、前記巻き上げ装置を駆動する給送モーター
を、前記フィルムの背面側で前記巻き上げ装置と前記照
明装置とに囲まれた領域に設けた事を特徴とする画像取
込装置。 - 【請求項2】 カートリッジ内に収納されている現像済
みのフィルムを巻き上げてカートリッジ外へ引き出す巻
き上げ装置と、該巻き上げ装置によって引き出されたフ
ィルム上の原画像を照明する照明装置と、該照明装置に
よって照明された原画像を結像させる結像光学系と、該
結像光学系によって形成された像を電気的画像信号に変
換する撮像素子とを備えた画像取込装置において、 前記巻き上げ装置を前記引き出されたフィルムの正面側
に配設し、前記照明装置を該フィルムの背面側に配設す
るとともに、前記照明装置に給電するコンデンサを、前
記フィルムの背面側で前記巻き上げ装置と前記照明装置
とに囲まれた領域に設けた事を特徴とする画像取込装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290398A JPH11218852A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 画像取込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290398A JPH11218852A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 画像取込装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11218852A true JPH11218852A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12095612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2290398A Pending JPH11218852A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 画像取込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11218852A (ja) |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP2290398A patent/JPH11218852A/ja active Pending
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