JPH11218739A - アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路

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JPH11218739A
JPH11218739A JP10111646A JP11164698A JPH11218739A JP H11218739 A JPH11218739 A JP H11218739A JP 10111646 A JP10111646 A JP 10111646A JP 11164698 A JP11164698 A JP 11164698A JP H11218739 A JPH11218739 A JP H11218739A
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digital
switching signal
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conversion circuit
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JP10111646A
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Mika Nakamura
美香 中村
Yutaka Minamino
裕 南野
Naomi Kaneko
尚美 金子
Masumi Ido
眞澄 井土
Hiroshi Tsutsu
博司 筒
Katsumi Adachi
克己 足達
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶表示装置の構成部品から駆動ICを削減す
ることにより、コストを低減し、駆動ICをアレイ基板
に装着する工程を削減し、液晶表示装置の厚みを薄くす
ることを目的としている。 【解決手段】抵抗分割型デジタル/アナログ変換回路を
備え、このデジタル/アナログ変換回路からのアナログ
出力電圧を信号増幅素子によって増幅し、この増幅され
たアナログ出力電圧によって液晶表示素子を駆動するア
クティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路におい
て、抵抗素子Rが液晶表示装置のアレイ基板上のp−S
iのn+層で形成されると共に、スイッチング素子Tr
及び信号増幅素子が前記アレイ基板に形成されているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗分割型デジタ
ル/アナログ変換回路を備えたアクティブマトリクス型
液晶表示装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】多階調画像やフルカラー画像などを表示
し得るアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路
は、映像信号としてのアナログ信号を出力するために、
デジタル/アナログ変換回路を備えている。デジタル/
アナログ変換回路としては、容量素子を用いたものがあ
るが、このような容量素子を用いたデジタル/アナログ
変換回路で駆動回路を構成した場合、駆動回路に通常使
用する範囲の電源電圧では、出力電圧特性に直線性が得
られにくいという欠点がある。そのため、液晶表示装置
の駆動回路としては、抵抗素子を用いた抵抗分割型デジ
タル/アナログ変換回路で構成したものも使用されてい
る。
【0003】ところで、抵抗分割型デジタル/アナログ
変換回路は、個別部品としての抵抗素子やスイッチング
素子を用いて構成される他に、単結晶シリコンのIC
(集積回路)の内部で構成され1チップ化されている製
品も多数存在している。従来の液晶表示装置の駆動回路
には、これらの駆動ICが用いられている。即ち、従来
の抵抗分割型デジタル/アナログ変換回路を備えた液晶
表示装置の駆動回路では、駆動ICを、テープ自動実装
方式により、あるいはアレイ基板上に直接実装を行うな
どして、アレイ基板に装着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
液晶表示装置の駆動回路では、以下の課題を有してい
た。 液晶表示装置の構成部品として駆動ICが必要であ
り、その分、部品コストが高くつく。 また、駆動ICをアレイ基板に装着する工程が必要と
なる。 また、駆動ICの分だけ厚みが増大するうえ、駆動I
Cがアレイ基板上に占める面積が大きく、液晶表示装置
の薄型化や小型化を図る上で問題となっていた。更
に、従来の結晶シリコンを用いた駆動回路では、デジタ
ル/アナログ変換回路を構成する抵抗素子としては、1
16個/cm3 程度のN型あるいはP型不純物がドーピ
ングされたシリコンを用いる場合が一般的である。これ
らの不純物濃度は、チップ間での平均的な出力バラツキ
を抑えるために極めて精度よく、その抵抗値を制御する
必要がある。一般的にはチップ間での平均出力が20m
V違えばチップ間のつなぎ目が目立つ。従って、抵抗値
を精度よく作成するためにはイオン注入法を用いてN型
あるいはP型の不純物を結晶シリコンにドーピングしな
ければならない。しかしながら、この方法では、チップ
のサイズあるいは個数が増加した場合にすべてのチップ
においてそのバラツキを規定された範囲内に納めること
は、極めて困難であり、かつ駆動回路作成までのスルー
プットが低い。
【0005】また、従来の液晶表示装置の駆動回路は、
駆動回路の低消費電力化を図る観点から以下の問題が生
じていた。即ち、従来、抵抗分割型のデジタル/アナロ
グ変換回路は一般的な回路であり、単体の抵抗素子、ス
イッチ素子を用いて構成される他、単結晶シリコン(c
−Si)のIC内部で構成され、1チップ化されている
製品も多数ある。最近ではガラス基板上の薄膜トランジ
スタ(以下、TFTと略称する。)をポリシリコン(p
−Si)で形成し、ガラス基板上にこのようなデジタル
/アナログ変換回路を含む液晶表示装置の駆動回路を一
体化するための開発も進んでいる。しかし、p−Siの
TFTはc−Siのトランジスタに比べて性能が劣るた
めに回路の電力効率が悪く、ガラス基板上に一体化した
液晶表示装置の駆動回路ではドライバICを不要にでき
るコストのメリットや、ドライバICがないことによる
小型化、薄型化のメリットはあるが、低消費電力化は困
難であった。特に、従来の液晶表示装置の駆動回路で
は、ソースライン及び画素電極への書込み期間中に電力
消費の無駄が生じていた。この点に関して、以下に具体
的に説明する。一般的には、ソースラインとゲートライ
ンとの交点や、ソースラインと対向電極間等に容量が生
じるため、ソースラインには大きな容量性負荷が接続さ
れていると考えられる。そのため、駆動回路から駆動電
圧をソースラインに出力しても、ソースラインの電位は
直ぐに液晶を駆動させるために必要な電圧が得られず、
希望する電圧に達するまでに一定時間を要する。そし
て、この期間、即ち、ソースラインへの書込み期間経過
後に、画素トランジスタにゲート走査パルスが与えら
れ、画素電極の電位が所望の電位に変化するか、若しく
は、駆動電圧の出力とほぼ同時にゲート走査パルスが与
えられてソースラインの電位の変化に応じて画素電極の
電位が所望の電位に変化し、画素電極への書き込みが行
われる。よって、ソースライン及び画素電極への書込み
期間経過後は、ソースラインへ所定の駆動電圧を印加し
続ける必要は、本来的にはない。ところが、従来の駆動
方式では、かかるソースライン及び画素電極への書込み
期間は、1水平同期期間と対応していた。これは、水平
同期信号を用いてソースライン及び画素電極への書込み
を制御していたからである。そのため、従来例では、ソ
ースラインへ所定の駆動電圧を印加し続ける必要のない
期間まで、駆動電圧を印加すべく駆動回路が通常動作を
行っており、消費電力の低減化の観点から問題となって
いた。
【0006】本発明の第1の目的は、上記従来の課題を
考慮したものであって、液晶表示装置の構成部品として
の駆動ICを不要にして、部品コストの低減を図ると共
に、製造工程を簡素化し、更に液晶表示装置の薄型化、
小型化を図ることができるアクティブマトリクス型液晶
表示装置の駆動回路を提供することである。
【0007】また、本発明の第2の目的は、上記従来の
課題を考慮したものであって、通常動作期間以外の期間
について、デジタル/アナログ変換回路の消費電流を削
減することにより、低消費電力化を可能としたアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1に
記載の発明は、液晶表示装置のアレイ基板上に形成され
たアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路であ
って、複数の抵抗素子と抵抗素子に関連する複数のスイ
ッチング素子とを有する抵抗分割型デジタル/アナログ
変換回路を備え、このデジタル/アナログ変換回路の出
力を、電圧増幅率が1倍でインピーダンス変換機能を備
える電流増幅素子を介して、液晶表示部の駆動電圧とし
て出力するように構成された、そのようなアクティブマ
トリクス型液晶表示装置の駆動回路であって、前記各抵
抗素子が、前記アレイ基板上に形成された不純物を含む
半導体層によって構成されていることを特徴とする。
【0009】上記の構成により、液晶表示装置の構成部
品としての駆動ICを用いることなく、アレイ基板上に
駆動回路が形成されるので、部品コストが低減されるう
え、駆動ICの実装工程が不要になるため、製造コスト
が低減されると共に、液晶表示装置の薄型化及び小型化
が容易に図られる。特に、上記半導体層の形成工程を新
たに設けることなく、画素トランジスタを形成する工程
で同時に上記半導体層を形成することにより、大幅に製
造コストを低減することができる。
【0010】また、デジタル/アナログ変換回路を構成
する抵抗素子をガラス基板上にアレイと一体で構成する
ことにより、チップ間でのつなぎ目を考慮せずに大面積
にわたる駆動回路の抵抗素子を作成することが可能であ
る。なぜなら、一般的には大面積にわたりN型あるいは
P型の不純物をドーピングする方法は、スループットが
高い質量非分離型のイオンシャワー法がとられる。この
場合ガラス全面にわたる抵抗のバラツキは大きく、全面
での出力バラツキは20mV以上あるが、隣接するチャ
ネル間の出力バラツキは最大数mVであり、従ってチッ
プのつなぎ目がパターン的に存在しないためにイオン注
入におけるプロセスマージンを大きくとることが可能で
ある。アレイ全面にわたる出力バラツキは0.1V程度
であるが、これは液晶パネル面内の輝度バラツキに換算
すれば、10%以内であり問題とならない。
【0011】また、電流増幅素子を介して電流を増幅す
るため、デジタル/アナログ変換回路の出力を、ソース
ラインの容量性負荷を充電するために必要な電流出力能
力に比べて大幅に小さくすることができ、回路構成の自
由度が高く、したがってやはり装置の小型化や製造コス
トの低減を容易に図ることができる。尚、電流増幅素子
としては、ボルテージホロア型のオペアンプや、ソース
ホロア型の薄膜トランジスタ(TFT)等により実現さ
れる。
【0012】本発明のうち請求項2に記載の発明は、液
晶表示装置のアレイ基板上に形成されたアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動回路であって、複数の抵抗
素子と抵抗素子に関連する複数のスイッチング素子とを
有する抵抗分割型デジタル/アナログ変換回路を備え、
このデジタル/アナログ変換回路の出力を、直接そのま
ま、液晶表示部の駆動電圧として出力するように構成さ
れた、そのようなアクティブマトリクス型液晶表示装置
の駆動回路であって、前記各抵抗素子が、前記アレイ基
板上に形成された不純物を含む半導体層によって構成さ
れていることを特徴とする
【0013】上記の構成により、液晶表示部の駆動電圧
として必要な電圧をデジタル/アナログ変換回路だけで
発生させる必要はあるが、回路規模を小さく抑えて、装
置の小型化を図ると共に、製造コストを低減できる。ま
た、デジタル/アナログ変換回路から出力される電圧が
そのまま液晶表示部の駆動電圧として出力されるため
に、ばらつきの少ない高精度な出力電圧特性を容易に得
ることができる。
【0014】また、上記の如く信号増幅素子を用いない
構成としたことにより、増幅素子を用いる構成のうち
で、例えば増幅素子をアレイ基板に形成する場合比べ
て、信号増幅素子の回路面積分だけ全体の回路面積を小
さくすることができ、更に、増幅素子の消費電力を削減
することができる。また、信号増幅素子を用いる構成の
うちで、例えば個別部品としての信号増幅素子をアレイ
基板に実装する場合に比べて、液晶表示装置の構成部品
から当該信号増幅素子を削除することができ、コストの
低減を図ることができ、また、当該信号増幅素子をアレ
イ基板に実装する工程を削減することができる。
【0015】本発明のうち請求項3に記載の発明は、複
数の抵抗素子と抵抗素子に関連する複数のスイッチング
素子とを有する抵抗分割型デジタル/アナログ変換回路
を備え、このデジタル/アナログ変換回路の出力を、電
圧増幅率が1倍でインピーダンス変換機能を備える電流
増幅素子を介して、液晶表示部の駆動電圧として出力す
るように構成されたアクティブマトリクス型液晶表示装
置の駆動回路であって、前記電流増幅素子は液晶表示装
置のアレイ基板上に実装されたものであり、電流増幅素
子を除く残余の駆動回路構成部分は前記アレイ基板上に
形成されたものである、そのようなアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の駆動回路であって、前記各抵抗素子
が、前記アレイ基板上に形成された不純物を含む半導体
層によって構成されていることを特徴とする
【0016】上記の構成によれば、電流増幅素子をアレ
イ基板上に実装する工程が必要となるため、駆動回路全
てをアレイ基板上に形成する場合に比べて、製造工程が
増加し、又、ICチップ化された電流増幅素子の分だけ
液晶表示装置の薄型化及び小型化を図れない等の問題が
ある。しかしながら、アレイ基板上に増幅素子を形成す
る場合には、スイッチングトランジスタと異なり、正確
な増幅度を達成するトランジスタを形成しなければなら
ず、特に非単結晶材料で形成する場合には製造に困難さ
が伴う。従って、電流増幅素子のみICチップ化された
個別部品を使用する場合は、電流増幅素子をアレイ基板
に形成する場合に比べて製造が容易となるという利点を
有する。
【0017】本発明のうち請求項4に記載の発明は、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動回路において、上記半導体
層はシリコンまたはゲルマニウムを含む非単結晶材料で
あって、ドナーまたはアクセプタとなる不純物質を含む
ことを特徴とする。
【0018】上記構成によっても、請求項1の発明と同
様な作用を奏する。
【0019】本発明のうち請求項5に記載の発明は、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動回路において、上記半導体
層は、非単結晶シリコン層であって、かつ、n型層また
はp型層の少なくともいずれか一方であることを特徴と
する。
【0020】上記構成によっても、請求項1の発明と同
様な作用を奏する。
【0021】本発明のうち請求項6に記載の発明は、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動回路において、前記デジタ
ル/アナログ変換回路が、R−2Rラダー型デジタル/
アナログ変換回路であることを特徴とする。
【0022】上記の如くR−2Rラダー型デジタル/ア
ナログ変換回路で構成することにより、直線性の出力電
圧特性を得ることができる。また、抵抗値の異なる2種
類の抵抗素子でデジタル/アナログ変換回路を構成する
ことができるため、抵抗値のばらつきによる出力電圧特
性への影響が小さいことに加えて、R−2Rラダー型以
外の構成のデジタル/アナログ変換回路で同様の出力電
圧特性を得る場合に比べて、デジタル/アナログ変換回
路内での抵抗素子が占める総面積を格段に小さくするこ
とができる。
【0023】この理由を以下に説明すると、4ビットの
デジタル入力信号のR−2Rラダー型デジタル/アナロ
グ変換回路を使用した場合、基準抵抗値をr1とする
と、全体の使用抵抗値(合成抵抗値ではなく、抵抗素子
の回路使用面積に換算した抵抗値を意味する)は13×
r1となる。ここで、この請求項6記載の発明の場合と
同様な直線的な出力電圧特性を、いわゆる重み抵抗方式
のデジタル/アナログ変換回路で構成した場合を想定し
てみる。この重み抵抗方式のデジタル/アナログ変換回
路の構成としては、例えば、2種類の電源(図2のV
H,VLに対応する)を備え、これらの電源を択一的に
選択するスイッチング素子と、このスイッチング素子に
一端側が接続されると共に他端側が出力端に接続される
抵抗素子とから成る直列回路をデジタル入力信号のビッ
ト数だけ、並列に接続し、デジタル入力信号に応じて各
スイッチング素子のスイッチング態様を切換えて2種類
の電源のうちの一方を選択するように構成したものが考
えられる。そして、この場合の基準抵抗値(最小桁のビ
ットに対応する抵抗素子の抵抗値)に対する各抵抗素子
の抵抗比は、1:2n-1 (nはデジタル入力信号のビッ
ト)に設定される。
【0024】したがって、4ビットのデジタル入力信号
の場合、基準抵抗値をr1とすると、他の3個の抵抗素
子の抵抗値は、2×r1,4×r1,8×r1となり、
全体の使用抵抗値は、15×r1となる。一方、上述し
たように請求項6記載の発明の場合の全体の使用抵抗値
は13×r1である。この結果、各抵抗素子が同一のシ
ート抵抗を有する非単結晶半導体層で形成されていると
した場合、この重み抵抗方式の場合の抵抗素子の総面積
は、請求項6記載の発明の場合の15/13倍必要とな
る。このことは、デジタル入力信号のビット数が更に大
となればなるほど、重み抵抗方式の場合の抵抗素子の総
面積は、請求項6記載の発明の場合よりも一層大きくな
る。よって、この一例からしても、請求項6記載の発明
の場合、デジタル/アナログ変換回路内での抵抗素子が
占める総面積を格段に小さくできることが理解できる。
【0025】本発明のうち請求項7に記載の発明は、請
求項4記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆
動回路において、前記デジタル/アナログ変換回路が、
R−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路であるこ
とを特徴とする。
【0026】上記構成によってもまた、請求項6記載の
発明と同様な作用を奏する。
【0027】本発明のうち請求項8に記載の発明は、請
求項5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の
駆動回路において、前記デジタル/アナログ変換回路
が、R−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路であ
ることを特徴とする。
【0028】上記構成によってもまた、請求項6記載の
発明と同様な作用を奏する。
【0029】本発明のうち請求項9に記載の発明は、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動回路において、前記デジタ
ル/アナログ変換回路が、電圧ポテンショメータ型デジ
タル/アナログ変換回路であることを特徴とする。
【0030】上記の如く電圧ポテンショメータ型デジタ
ル/アナログ変換回路で構成することにより、出力電圧
は、直列に接続された抵抗素子の抵抗値の比率に応じて
重み付けされたものとなる。したがって、各抵抗素子の
抵抗値の設定により、出力電圧特性を直線のみならず、
所望の任意の曲線の特性にすることが容易にできる。し
かも、スイッチング素子を介して流れる電流が小さけれ
ば、このスイッチング素子による分流や電圧降下が生じ
ず、出力電圧が抵抗素子による分圧のみによって決定さ
れるため、スイッチング素子のON抵抗を考慮すること
なく回路設計をすることができる。
【0031】本発明のうち請求項10に記載の発明は、
請求項4に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置
の駆動回路において、前記デジタル/アナログ変換回路
が、電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換回
路であることを特徴とする。
【0032】上記構成によってもまた、請求項9記載の
発明と同様な作用を奏する。
【0033】本発明のうち請求項11に記載の発明は、
請求項5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置
の駆動回路において、前記デジタル/アナログ変換回路
が、電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換回
路であることを特徴とする。。
【0034】上記構成によってもまた、請求項9記載の
発明と同様な作用を奏する。
【0035】本発明のうち請求項12に記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマ
トリクス型液晶表示装置の駆動回路において、前記デジ
タル/アナログ変換回路は、デジタル画像入力データの
上位ビットデータ又は下位ビットデータのうちの一方の
ビットデータに応じて動作する第1のデジタル/アナロ
グ変換回路部と、第1のデジタル/アナログ変換回路部
からの出力電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力デー
タの上位ビットデータ又は下位ビットデータのうちの他
方のビットデータに応じて動作する第2のデジタル/ア
ナログ変換回路部と、から構成され、前記第1のデジタ
ル/アナログ変換回路部と前記第2のデジタル/アナロ
グ変換回路部のうちの一方のデジタル/アナログ変換回
路部が、R−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路
で構成されており、他方のデジタル/アナログ変換回路
部が電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換回
路で構成されていることを特徴とする。
【0036】上記の構成の如く、駆動回路に内蔵されて
いるデジタル/アナログ変換回路を、R−2Rラダー型
デジタル/アナログ変換回路と、電圧ポテンショメータ
型デジタル/アナログ変換回路の2つのデジタル/アナ
ログ変換回路により構成することにより、各々のデジタ
ル/アナログ変換回路の長所を有する駆動回路が得られ
る。
【0037】また、本発明のうち請求項13記載の発明
は、請求項1乃至請求項3に記載のアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号
を入力し、この基準信号から、1水平同期期間内におい
て通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つ
の期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第
1切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変
換回路は、前記抵抗素子が複数個直列に接続された直列
回路であって、一端が高電圧用電源端子に接続され、他
端が低電圧用電源端子に接続された、そのような直列回
路と、前記直列回路の一端と高電圧用電源端子との間又
は前記直列回路の他端と低電圧用電源端子との間のいず
れか一方の間に介在し、第1切換信号生成回路からの第
1切換信号によって、通常動作期間中はON状態とさ
れ、前記残余の期間中はOFF状態とされる第1スイッ
チと、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と、
デジタル/アナログ変換回路の出力端子との間に、それ
ぞれ介在し、デジタル画像データに応じてスイッチング
態様が制御される第2スイッチ群と、を有する電圧ポテ
ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
れ、更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信
号に応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段
を設けたことを特徴とする。
【0038】上記の構成により以下の作用を奏する。通
常動作期間中は、第1切換信号により、第1スイッチが
ON状態となり、且つ第2スイッチ群のスイッチング態
様がデジタル画像データに応じて制御される。これによ
り、デジタル画像データに対応した駆動電圧がソースラ
インに出力されることになる。
【0039】1水平同期期間内において通常動作期間以
外の残余の期間中は、第1切換信号により、第1スイッ
チがOFF状態とされる。これにより、抵抗素子への電
源が遮断され、抵抗素子に定常的に流れる電流が0とな
る。よって、低電力期間中の抵抗素子で消費する電力を
削減することができる。尚、この低電力期間中は、容量
性負荷との電気的接続を切断する手段により、駆動回路
と容量性負荷との電気的接続が切断される。これによ
り、容量性負荷の電位が保持され、画素電極の電位の変
動に起因した液晶の表示特性の劣化を防止することがで
きる。従って、容量性負荷の電圧変化に必要な期間以外
の期間すべてを、低電力期間とすることができる。
【0040】ここで、用語「通常動作期間」とは、実施
の形態の項において詳細に定義しているとおり、ゲー
ト走査パルスが画素トランジスタに与えられるタイミン
グが、駆動回路の出力変化によりソースラインの電位が
完全に所望の電位に到達した後である場合は、ソースラ
インの電位が変化し始めた時点から所望の電位に到達す
るまでの期間(いわゆるソースライン書き込み期間を意
味する。)を意味し、 ゲート走査パルスが画素トランジスタに与えられるタ
イミングが、駆動回路の出力変化によりソースラインの
電位が変化し始めた時点とほぼ同じである場合は、ゲー
ト走査パルスが与えられた時点から画素電極が所望の電
位に到達するまでの期間(いわゆる画素電極書き込み期
間を意味する。)を意味する。即ち、ソースラインに接
続されている種々の容量を考慮して、本質的に画素電極
の電位を完全に変化させるために、デジタル/アナログ
変換回路がデジタルデータに応じた駆動電圧を出力し続
けることが必要とされる期間を意味する。従って、1水
平同期期間の内、当該通常動作期間以外の残余の期間
は、デジタル/アナログ変換回路は通常動作をし続ける
必要はなく、この残余の期間中も通常動作期間中と同様
な通常動作をし続ける従来例に比べて、本発明は消費電
力の低減を図ることができるという作用を奏することに
なる。
【0041】尚、「容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段」としては、駆動回路における出力側に第1切
換信号により制御される出力スイッチを設け、通常動作
期間中はON状態とし、前記残余の期間中はOFF状態
とするように構成してもよく、また、電流増幅素子の
駆動電源を通常動作期間中はON状態とし、前記残余の
期間中はOFF状態とするように構成してもよい。但
し、電流増幅素子の駆動電源をOFFにしたとき、出力
インピーダンスがハイインピーダンスとなる構成の電流
増幅素子に限られる。出力インピーダンスがハイインピ
ーダンスとならない構成の電流増幅素子の場合は、出力
スイッチが必要となる。更に、デジタル/アナログ変
換回路を構成する第2スイッチ群を前記残余の期間中
は、強制的にOFFとするように構成してもよい。
【0042】また、本発明のうち請求項14記載の発明
は、請求項13に記載のアクティブマトリクス型液晶表
示装置の駆動回路において、前記容量性負荷との電気的
接続を切断する手段は、駆動回路における出力側に設け
られた出力スイッチであって、第1切換信号により前記
通常動作期間中はON状態とされ、前記残余の期間中は
ソースラインに接続される容量性負荷との電気的接続を
切断すべくOFF状態とされる、そのような出力スイッ
チであることを特徴とする。
【0043】上記の構成の如く、駆動回路における出力
側に設けられた出力スイッチにより、前記残余の期間、
ソースラインに接続される容量性負荷との電気的接続を
切断するようにしたので、例えば電流増幅素子の電源切
断の場合、電流増幅素子の構成如何によっては、電源切
断により電流増幅素子の出力インピーダンスがハイイン
ピーダンスとならない場合が生じ、駆動回路と容量性負
荷との電気的接続を切断できない。また、デジタル/ア
ナログ変換回路を構成する第2スイッチ群を強制的にO
FFにする場合は、例えば第2スイッチ群を強制的にO
FFするための固定データを予め記憶させておき、通常
動作期間では画像データに、残余の期間では固定データ
に、それぞれ切り換える切り換えスイッチを設ける必要
があり、回路構成が複雑化する。一方、出力スイッチに
よれば、上記の問題が生じることはなく、容易に容量性
負荷との電気的接続を切断することが可能となる。
【0044】また、本発明のうち請求項15記載の発明
は、請求項1乃至請求項3に記載のアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号
を入力し、この基準信号から、1水平同期期間内におい
て通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つ
の期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第
1切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変
換回路は、前記抵抗素子が複数個直列に接続された直列
回路であって、一端が第1高電圧用電源端子とこの第1
高電圧用電源よりも電圧レベルが低い第2高電圧用電源
端子とに共通に接続され、他端が低電圧用電源端子に接
続された、そのような直列回路と、前記第1高電圧用電
源端子及び前記第2高電圧用電源端子の2種類の電源端
子と前記直列回路の一端との間に介在し、第1切換信号
生成回路からの第1切換信号によって直列回路の一端と
の接続が、通常動作期間中は第1高電圧用電源端子側に
切り換えられ、前記残余の期間中は第2高電圧用電源端
子側に切り換えられる第3スイッチと、前記直列回路を
構成する抵抗素子の各接続点と、デジタル/アナログ変
換回路の出力端子との間に、それぞれ介在し、デジタル
画像データに応じてスイッチング態様が制御される第2
スイッチ群と、を有する電圧ポテンショメータ型デジタ
ル/アナログ変換回路で構成され、更に、前記第1切換
信号生成回路からの第1切換信号に応答して、前記残余
の期間中にのみ、ソースラインに接続される容量性負荷
との電気的接続を切断する手段を設けたことを特徴とす
る。
【0045】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、第1切換信号により、第3スイ
ッチは第1高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ第
2スイッチ群のスイッチング態様がデジタル画像データ
に応じて制御される。これにより、デジタル画像データ
に対応した駆動電圧がソースラインに出力されることに
なる。
【0046】残余の期間中は、第1切換信号により、第
3スイッチは第2高電圧用電源端子側に切り換えられ
る。これにより、デジタル/アナログ変換回路に流れる
電流を低減でき、低電力化が可能となる。尚、この低電
力期間中は、容量性負荷との電気的接続を切断する手段
により、駆動回路と容量性負荷との電気的接続が切断さ
れる。これにより、容量性負荷の電位が保持される。従
って、容量性負荷の電圧変化に必要な期間以外の期間す
べてを、低電力期間とすることができる。
【0047】尚、電源を遮断する場合に比べれば、低電
力化は劣るけれども、本発明では一定値の電流が回路に
流れるので、回路内の電位を確定することができる。よ
って、通常動作期間に移行する際の通常動作電圧による
急激な電流増加による信号ノイズの発生を低減できる。
【0048】また、本発明のうち請求項16記載の発明
は、請求項15に記載のアクティブマトリクス型液晶表
示装置の駆動回路において、前記容量性負荷との電気的
接続を切断する手段は、駆動回路における出力側に設け
られた出力スイッチであって、第1切換信号により前記
通常動作期間中はON状態とされ、前記残余の期間中は
ソースラインに接続される容量性負荷との電気的接続を
切断すべくOFF状態とされる、そのような出力スイッ
チであることを特徴とする。
【0049】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0050】また、本発明のうち請求項17記載の発明
は、請求項1乃至請求項3に記載のアクティブマトリク
ス型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号
を入力し、この基準信号から、1水平同期期間内におい
て通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つ
の期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第
1切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変
換回路は、前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類
の抵抗素子により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網
と、デジタル画像データの各ビット毎に設けられ、高電
圧用電源端子との接続状態と低電圧用電源端子との接続
状態の2つの接続状態を選択的に切り換えて出力電圧を
決定する第4スイッチ群と、前記第4スイッチ群のスイ
ッチング態様を制御する第2切換信号を生成して、この
第2切換信号を第4スイッチ群に出力する第2切換信号
生成回路であって、デジタル画像データと前記第1切換
信号生成回路からの第1切換信号とを入力し、前記通常
動作期間中は、デジタル画像入力データに対応した第2
切換信号を出力し、前記残余の期間中はデジタル画像デ
ータのうち少なくとも前記抵抗素子網に流れる電流の最
小電流値と最大電流値のうちの中間の電流値以下となる
入力データのいずれかの入力データに固定して、この固
定された入力データを第2切換信号として出力する、そ
のような第2切換信号生成回路と、を有するR−2Rラ
ダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、更に、
前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に応答し
て、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接続され
る容量性負荷との電気的接続を切断する手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0051】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、第2切換信号生成回路は、デジ
タル画像入力データに対応した第2切換信号を第4スイ
ッチ群に出力する。これにより、デジタル画像データに
対応した駆動電圧がソースラインに出力されることにな
る。
【0052】残余の期間中は、第2切換信号生成回路
は、デジタル画像データのうち少なくとも前記抵抗素子
網に流れる電流の最小電流値と最大電流値のうちの中間
の電流値以下となる入力データのいずれかの入力データ
に固定して、この固定された入力データを第2切換信号
として第4スイッチ群に出力する。これにより、デジタ
ル/アナログ変換回路の動作時間が長時間にわたる場
合、デジタル/アナログ変換回路における消費電力が、
1水平同期期間の全てを通常動作し続ける従来例におけ
る平均消費電力以下となる。よって、本発明によっても
また、デジタル/アナログ変換回路の低電力化が可能と
なる。
【0053】尚、電源を遮断する場合に比べれば、低電
力化は劣るけれども、本発明では一定値の電流が回路に
流れるので、回路内の電位を確定することができる。よ
って、通常動作期間に移行する際の通常動作電圧による
急激な電流増加による信号ノイズの発生を低減できる。
【0054】また、本発明のうち請求項18記載の発明
は、請求項17に記載のアクティブマトリクス型液晶表
示装置の駆動回路において、前記容量性負荷との電気的
接続を切断する手段は、駆動回路における出力側に設け
られた出力スイッチであって、第1切換信号により前記
通常動作期間中はON状態とされ、前記残余の期間中は
ソースラインに接続される容量性負荷との電気的接続を
切断すべくOFF状態とされる、そのような出力スイッ
チであることを特徴とする。
【0055】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0056】また、請求項19記載の発明は、請求項1
乃至請求項3に記載のアクティブマトリクス型液晶表示
装置の駆動回路において、所定の基準信号を入力し、こ
の基準信号から、1水平同期期間内において通常動作期
間と通常動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択
的に切り換える第1切換信号を生成する第1切換信号生
成回路を備え、前記デジタル/アナログ変換回路は、前
記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子に
より構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、出力電圧
を決定する第5スイッチ群と、前記第5スイッチ群のス
イッチング態様を制御する第3切換信号を生成して、こ
の第3切換信号を第5スイッチ群に出力する第3切換信
号生成回路であって、前記第5スイッチ群を全てOFF
状態とする固定データを記憶する記憶回路を有し、デジ
タル画像データと前記第1切換信号生成回路からの第1
切換信号とを入力して、前記通常動作期間中は、デジタ
ル画像入力データに対応した第3切換信号を出力し、前
記残余の期間中は、抵抗素子網への電源を切断状態とす
べく、前記記憶回路に記憶されている固定データを、第
3切換信号として出力する、そのような第3切換信号生
成回路と、を有するR−2Rラダー型デジタル/アナロ
グ変換回路で構成され、更に、前記第1切換信号生成回
路からの第1切換信号に応答して、前記残余の期間中に
のみ、ソースラインに接続される容量性負荷との電気的
接続を切断する手段を設けたことを特徴とする。
【0057】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、第3切換信号生成回路は、デジ
タル画像入力データに対応した第3切換信号を第5スイ
ッチ群に出力する。これにより、デジタル画像データに
対応した駆動電圧がソースラインに出力されることにな
る。残余の期間中は、第3切換信号生成回路は、記憶回
路に記憶されている固定データを、第3切換信号として
出力する。これにより、第5スイッチ群が全てOFF状
態となる。よって、回路内を流れる電流が0となり、消
費電力を低減できる。
【0058】また、請求項20記載の発明は、請求項1
9に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力ス
イッチであって、第1切換信号により前記通常動作期間
中はON状態とされ、前記残余の期間中はソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断すべくO
FF状態とされる、そのような出力スイッチであること
を特徴とする。
【0059】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0060】また、請求項21記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、この基準信号から、1水平同期期間内において
通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つの
期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第1
切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変換
回路は、デジタル画像入力データの上位ビットに応じて
動作する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第1
のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出力が
与えられる第1接続端子と、第1のデジタル/アナログ
変換回路部からの低電圧側出力が与えられる第2接続端
子とを備え、この第1接続端子と第2接続端子間の電圧
を基準電圧とし、デジタル画像入力データの下位ビット
に応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回路部
と、から構成され、前記第1のデジタル/アナログ変換
回路部は、電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ
変換回路で構成され、前記第2のデジタル/アナログ変
換回路部は、R−2Rラダー型デジタル/アナログ変換
回路で構成され、前記第1のデジタル/アナログ変換回
路部は、前記抵抗素子が複数個直列に接続された直列回
路であって、一端が高電圧用電源端子に接続され、他端
が低電圧用電源端子に接続された、そのような直列回路
と、前記直列回路の一端と高電圧用電源端子との間又は
前記直列回路の他端と低電圧用電源端子との間のいずれ
か一方の間に介在し、第1切換信号生成回路からの第1
切換信号によって、通常動作期間中はON状態とされ、
前記残余の期間中はOFF状態とされる第6スイッチ
と、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と、前
記第1接続端子との間に、それぞれ介在し、デジタル画
像入力データの上位ビットにより制御される第7スイッ
チ群と、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点
と、前記第2接続端子との間に、それぞれ介在し、デジ
タル画像入力データの上位ビットにより制御される第8
スイッチ群と、を有し、前記第2のデジタル/アナログ
変換回路部は、前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2
種類の抵抗素子により構成されるR−2Rラダー抵抗素
子網と、第1接続端子との接続状態と第2接続端子との
接続状態の2つの接続状態をデジタル入力データの下位
ビットにより選択的に切り換える第9スイッチ群とを有
し、更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信
号に応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段
が設けられ、前記通常動作期間中は、第6スイッチがO
N状態とされ、且つデジタル画像データの上位ビットに
応じて第7スイッチ群及び第8スイッチ群のスイッチン
グ態様が制御され、更に、デジタル画像データの下位ビ
ットに応じて第9スイッチ群のスイッチング態様が制御
され、前記残余の期間中は、第6スイッチがOFF状態
とされ、更に、前記切断手段により容量性負荷との電気
的接続が切断されることを特徴とする。
【0061】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、第6スイッチがON状態とさ
れ、且つデジタル画像データの上位ビットに応じて第7
スイッチ群及び第8スイッチ群のスイッチング態様が制
御され、更に、デジタル画像データの下位ビットに応じ
て第9スイッチ群のスイッチング態様が制御される。こ
れにより、デジタル画像データに対応した駆動電圧がソ
ースラインに出力されることになる。
【0062】残余の期間中は、第6スイッチがOFF状
態とされ、更に、前記切断手段により容量性負荷との電
気的接続が切断される。これにより、回路内を流れる電
流が0となり、消費電力を低減できる。こようにして、
電圧ポテンショメータ型で且つ上位ビット対応の第1の
デジタル/アナログ変換回路部の電源切断によって、低
電力化を図ることができる。
【0063】また、請求項22記載の発明は、請求項2
1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力ス
イッチであって、第1切換信号により前記通常動作期間
中はON状態とされ、前記残余の期間中はソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断すべくO
FF状態とされる、そのような出力スイッチであること
を特徴とする。
【0064】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0065】また、請求項22記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、この基準信号から、1水平同期期間内において
通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つの
期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第1
切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変換
回路は、デジタル画像入力データの上位ビットに応じて
動作する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第1
のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出力が
与えられる第1接続端子と、第1のデジタル/アナログ
変換回路部からの低電圧側出力が与えられる第2接続端
子とを備え、この第1接続端子と第2接続端子間の電圧
を基準電圧とし、デジタル画像入力データの下位ビット
に応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回路部
と、から構成され、前記第1のデジタル/アナログ変換
回路部は、電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ
変換回路で構成され、前記第2のデジタル/アナログ変
換回路部は、R−2Rラダー型デジタル/アナログ変換
回路で構成され、前記第1のデジタル/アナログ変換回
路部は、前記抵抗素子を複数個直列に接続して直列回路
を構成し、この直列回路の一端は、第1切換信号により
制御される電源切換え用第10スイッチを介して、第1
高電圧用電源端子とこの第1高電圧用電源よりも電圧レ
ベルが低い第2高電圧用電源端子とに共通に接続され、
直列回路の他端は、低電圧用電源端子に接続され、前記
直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と前記第1接続
端子との間に、デジタル画像入力データの上位ビットに
より制御される第7スイッチ群がそれぞれ介在され、各
抵抗素子の各接続点と前記第2接続端子との間に、デジ
タル画像入力データの上位ビットにより制御される第8
スイッチ群がそれぞれ介在された構成を有し、前記第2
のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗素子を用
いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子により構成される
R−2Rラダー抵抗素子網と、第1接続端子との接続状
態と第2接続端子との接続状態の2つの接続状態をデジ
タル入力データの下位ビットにより選択的に切り換える
第9スイッチ群とを有し、更に、前記第1切換信号生成
回路からの第1切換信号に応答して、前記残余の期間中
にのみ、ソースラインに接続される容量性負荷との電気
的接続を切断する手段が設けられ、前記通常動作期間中
は、電源切換え用第10スイッチが第1高電圧用電源端
子側に切り換えられ、更に、デジタル画像データの上位
ビットに応じて第7スイッチ群及び第8スイッチ群のス
イッチング態様が制御され、且つデジタル画像データの
下位ビットに応じて第9スイッチ群のスイッチング態様
が制御され、前記残余の期間中は、電源切換え用第10
スイッチが第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、更
に、前記切断手段により容量性負荷との電気的接続が切
断されることを特徴とする。
【0066】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、電源切換え用第10スイッチが
第1高電圧用電源端子側に切り換えられ、更に、デジタ
ル画像データの上位ビットに応じて第7スイッチ群及び
第8スイッチ群のスイッチング態様が制御され、且つデ
ジタル画像データの下位ビットに応じて第9スイッチ群
のスイッチング態様が制御される。これにより、デジタ
ル画像データに対応した駆動電圧がソースラインに出力
されることになる。
【0067】残余の期間中は、電源切換え用第10スイ
ッチが第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、更に、
前記切断手段により容量性負荷との電気的接続が切断さ
れる。これにより、回路内を流れる電流が減少し、消費
電力を低減できる。こようにして、電圧ポテンショメー
タ型で且つ上位ビット対応の第1のデジタル/アナログ
変換回路部の電源電圧の切り換えによって、低電力化を
図ることができる。
【0068】また、請求項24記載の発明は、請求項2
3に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力ス
イッチであって、第1切換信号により前記通常動作期間
中はON状態とされ、前記残余の期間中はソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断すべくO
FF状態とされる、そのような出力スイッチであること
を特徴とする。
【0069】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0070】また、請求項25記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、この基準信号から、1水平同期期間内において
通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つの
期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第1
切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変換
回路は、デジタル画像入力データの上位ビットデータに
応じて動作する第1のデジタル/アナログ変換回路部
と、第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧
側出力が与えられる第1接続端子と、低電圧側出力が与
えられる第2接続端子とを備え、この第1接続端子と第
2接続端子間の電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力
データの下位ビットデータに応じて動作する第2のデジ
タル/アナログ変換回路部と、を有し、前記第1のデジ
タル/アナログ変換回路部は、電圧ポテンショメータ型
デジタル/アナログ変換回路で構成され、前記第2のデ
ジタル/アナログ変換回路部は、R−2Rラダー型デジ
タル/アナログ変換回路で構成され、前記第1のデジタ
ル/アナログ変換回路部は、前記抵抗素子を複数個直列
に接続して直列回路を構成し、この直列回路の一端は、
高電圧用電源端子に接続され、直列回路の他端は、低電
圧用電源端子に接続され、前記直列回路を構成する抵抗
素子の各接続点と前記第1接続端子との間に、デジタル
画像入力データの上位ビットにより制御される第7スイ
ッチ群がそれぞれ介在され、各抵抗素子の各接続点と前
記第2接続端子との間に、デジタル画像入力データの上
位ビットにより制御される第8スイッチ群がそれぞれ介
在された構成を有し、前記第2のデジタル/アナログ変
換回路部は、前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種
類の抵抗素子により構成されるR−2Rラダー抵抗素子
網と、デジタル入力データの各ビット毎に設けられ第1
接続端子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2
つの接続状態を選択的に切り換える第9スイッチ群と、
前記第9スイッチ群のスイッチング態様を制御する第4
切換信号を生成して、この第4切換信号を第9スイッチ
群に出力する第4切換信号生成回路であって、デジタル
画像データの下位ビットと前記第1切換信号生成回路か
らの第1切換信号とを入力し、前記通常動作期間中は、
下位ビットのデジタル画像入力データに対応した第4切
換信号を出力し、前記残余の期間中は下位ビットのデジ
タル画像データのうち少なくとも前記抵抗素子網に流れ
る電流の最小電流値と最大電流値のうちの中間の電流値
以下となる入力データのいずれかの入力データに固定し
て、この固定された入力データを第4切換信号として出
力する、そのような第4切換信号生成回路と、を有し、
更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設
けられたことを特徴とする。
【0071】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、第7及び第8スイッチ群が上位
ビットに応じてスイッチング態様が制御され、第9スイ
ッチ群が画像データに応じた駆動電圧が得られるように
高電源側または低電源側のいずれかに接続が切り換えら
れる。これにより、デジタル画像データに対応した駆動
電圧がソースラインに出力されることになる。
【0072】残余の期間中は、第4切換信号生成回路
は、デジタル画像データのうち少なくとも前記抵抗素子
網に流れる電流の最小電流値と最大電流値のうちの中間
の電流値以下となる入力データのいずれかの入力データ
に固定して、この固定された入力データを第4切換信号
として第9スイッチ群に出力する。これにより、第9ス
イッチ群は固定データに応じてスイッチングされ、その
ため、第2のデジタル/アナログ変換回路部内を流れる
電流が減少し、消費電力を低減できる。このようにし
て、R−2Rラダー型で且つ下位ビット対応の第2のデ
ジタル/アナログ変換回路部の入力データ切り換えによ
って、低電力化を図ることができる。
【0073】また、請求項26記載の発明は、請求項2
5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力ス
イッチであって、第1切換信号により前記通常動作期間
中はON状態とされ、前記残余の期間中はソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断すべくO
FF状態とされる、そのような出力スイッチであること
を特徴とする。
【0074】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0075】また、請求項27記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、この基準信号から、1水平同期期間内において
通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つの
期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第1
切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変換
回路は、デジタル画像入力データの上位ビットデータに
応じて動作する第1のデジタル/アナログ変換回路部
と、第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧
側出力が与えられる第1接続端子と、この第1接続端子
に連なる電源入力ラインに介在する第11スイッチと、
低電圧側出力が与えられる第2接続端子と、この第2接
続端子に連なる電源入力ラインに介在する第12スイッ
チとを備え、この第1接続端子と第2接続端子間の電圧
を基準電圧とし、デジタル画像入力データの下位ビット
データに応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換
回路部と、から構成され、前記第1のデジタル/アナロ
グ変換回路部は、電圧ポテンショメータ型デジタル/ア
ナログ変換回路で構成され、前記第2のデジタル/アナ
ログ変換回路部は、R−2Rラダー型デジタル/アナロ
グ変換回路で構成され、前記第1のデジタル/アナログ
変換回路部は、前記抵抗素子を複数個直列に接続して直
列回路を構成し、この直列回路の一端は、高電圧用電源
端子に接続され、直列回路の他端は、低電圧用電源端子
に接続され、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続
点と前記第1接続端子との間に、デジタル画像入力デー
タの上位ビットにより制御される第7スイッチ群がそれ
ぞれ介在され、各抵抗素子の各接続点と前記第2接続端
子との間に、デジタル画像入力データの上位ビットによ
り制御される第8スイッチ群がそれぞれ介在された構成
を有し、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、
前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、デジタ
ル入力データの下位ビット毎に設けられ第1接続端子と
の接続状態と第2接続端子との接続状態の2つの接続状
態を選択的に切り換える第9スイッチ群とを有し、更
に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に応
答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接続
される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設け
られたことを特徴とする。
【0076】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、第11スイッチ及び第12スイ
ッチがON状態とされ、且つデジタル画像データの上位
ビットに応じて第7スイッチ群及び第8スイッチ群のス
イッチング態様が制御され、且つデジタル画像データの
下位ビットに応じて第9スイッチ群のスイッチング態様
が制御される。これにより、デジタル画像データに対応
した駆動電圧がソースラインに出力されることになる。
【0077】残余の期間中は、第11スイッチ及び第1
2スイッチがOFF状態とされる。これにより、第2の
デジタル/アナログ変換回路部内を流れる電流が0とな
り、消費電力を低減できる。このようにして、R−2R
ラダー型で且つ下位ビット対応の第2のデジタル/アナ
ログ変換回路部の電源切断によって、低電力化を図るこ
とができる。
【0078】また、請求項28記載の発明は、請求項2
7に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力ス
イッチであって、第1切換信号により前記通常動作期間
中はON状態とされ、前記残余の期間中はソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断すべくO
FF状態とされる、そのような出力スイッチであること
を特徴とする。
【0079】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0080】また、請求項29記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、この基準信号から、1水平同期期間内において
通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つの
期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第1
切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変換
回路は、デジタル画像入力データの上位ビットに応じて
動作する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第1
のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出力が
与えられる第1接続端子と、低電圧側出力が与えられる
第2接続端子とを備え、この第1接続端子と第2接続端
子間の電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力データの
下位ビットに応じて動作する第2のデジタル/アナログ
変換回路部と、前記第1のデジタル/アナログ変換回路
部は、電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換
回路で構成され、前記第2のデジタル/アナログ変換回
路部は、R−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路
で構成され、前記第1のデジタル/アナログ変換回路部
は、前記抵抗素子を複数個直列に接続して直列回路を構
成し、この直列回路の一端は、電源切換え用第10スイ
ッチを介して、第1高電圧用電源端子とこの第1高電圧
用電源よりも電圧レベルが低い第2高電圧用電源端子と
に共通に接続され、直列回路の他端は、低電圧用電源端
子に接続され、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接
続点と前記第1接続端子との間に、デジタル画像入力デ
ータの上位ビットにより制御される第7スイッチ群がそ
れぞれ介在され、各抵抗素子の各接続点と前記第2接続
端子との間に、デジタル画像入力データの上位ビットに
より制御される第8スイッチ群がそれぞれ介在された構
成を有し、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部
は、前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗
素子により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、デ
ジタル入力データの下位ビット毎に設けられ第1接続端
子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2つの接
続状態を選択的に切り換える第9スイッチ群と、前記第
9スイッチ群のスイッチング態様を制御する第4切換信
号を生成して、この第4切換信号を第9スイッチ群に出
力する第4切換信号生成回路であって、デジタル画像デ
ータの下位ビットと前記第1切換信号生成回路からの第
1切換信号とを入力し、前記通常動作期間中は、下位ビ
ットのデジタル画像入力データに対応した第4切換信号
を出力し、前記残余の期間中は下位ビットのデジタル画
像データのうち少なくとも前記抵抗素子網に流れる電流
の最小電流値と最大電流値のうちの中間の電流値以下と
なる入力データのいずれかの入力データに固定して、こ
の固定された入力データを第4切換信号として出力す
る、そのような第4切換信号生成回路と、を有し、更
に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に応
答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接続
される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設け
られたことを特徴とする。
【0081】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、電源切換え用第10スイッチが
第1高電圧用電源端子側に切り換えられ、第7スイッチ
群及び第8スイッチ群が画像データの上位ビットに応じ
たスイッチング態様に制御され、且つ第9スイッチ群が
画像データの下位ビットに応じた駆動電圧が得られるよ
うに高電源側または低電源側のいずれかに接続を切り換
えられる。これにより、デジタル画像データに対応した
駆動電圧がソースラインに出力されることになる。
【0082】残余の期間中は、電源切換え用第10スイ
ッチが第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ第
9スイッチ群が前記固定された入力データによりスイッ
チングされ、前記切断手段により容量性負荷との電気的
接続が切断される。これにより、第1のデジタル/アナ
ログ変換回路部では、第2高電圧用電源が供給され、回
路内を流れる電流が減少し、また、これに応じて第2の
デジタル/アナログ変換回路部の供給電源も減少する。
更に、第2のデジタル/アナログ変換回路部では、固定
データにより消費電力を低減できる。このようにして、
電圧ポテンショメータ型で且つ上位ビット対応の第1の
デジタル/アナログ変換回路部の電源切り換え、及びR
−2Rラダー型で且つ下位ビット対応の第2のデジタル
/アナログ変換回路部の入力データ切り換えによって、
低電力化を図ることができる。
【0083】また、請求項30記載の発明は、請求項2
9に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力ス
イッチであって、第1切換信号により前記通常動作期間
中はON状態とされ、前記残余の期間中はソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断すべくO
FF状態とされる、そのような出力スイッチであること
を特徴とする。
【0084】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0085】また、請求項31記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、この基準信号から、1水平同期期間内において
通常動作期間と通常動作期間以外の残余の期間の2つの
期間を選択的に切り換える第1切換信号を生成する第1
切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変換
回路は、デジタル画像入力データの上位ビットに応じて
動作する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第1
のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出力が
与えられる第1接続端子と、この第1接続端子に連なる
電源入力ラインに介在する第11スイッチと、低電圧側
出力が与えられる第2接続端子と、この第2接続端子に
連なる電源入力ラインに介在する第12スイッチとを備
え、この第1接続端子と第2接続端子間の電圧を基準電
圧とし、デジタル画像入力データの下位ビットデータに
応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回路部
と、から構成され、前記第1のデジタル/アナログ変換
回路部は、電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ
変換回路で構成され、前記第2のデジタル/アナログ変
換回路部は、R−2Rラダー型デジタル/アナログ変換
回路で構成され、前記第1のデジタル/アナログ変換回
路部は、前記抵抗素子を複数個直列に接続して直列回路
を構成し、この直列回路の一端は、電源切換え用第10
スイッチを介して、第1高電圧用電源端子とこの第1高
電圧用電源よりも電圧レベルが低い第2高電圧用電源端
子とに共通に接続され、直列回路の他端は、低電圧用電
源端子に接続され、前記直列回路を構成する抵抗素子の
各接続点と前記第1接続端子との間に、デジタル画像入
力データの上位ビットにより制御される第7スイッチ群
がそれぞれ介在され、各抵抗素子の各接続点と前記第2
接続端子との間に、デジタル画像入力データの上位ビッ
トにより制御される第8スイッチ群がそれぞれ介在され
た構成を有し、前記第2のデジタル/アナログ変換回路
部は、前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵
抗素子により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、
デジタル入力データの下位ビット毎に設けられ第1接続
端子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2つの
接続状態を選択的に切り換える第9スイッチとを有し、
更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設
けられ、通常動作期間中は、電源切換え用第10スイッ
チが第1高電圧用電源端子側に切り換えられ、第7スイ
ッチ群及び第8スイッチ群が画像データの上位ビットに
応じたスイッチング態様に制御され、第9スイッチ群が
画像データの下位ビットに応じた駆動電圧が得られるよ
うに高電源側または低電源側のいずれかに接続を切り換
え、且つ、第11スイッチ及び第12スイッチがON状
態とされ、前記残余の期間中は、電源切換え用第10ス
イッチが第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ
第11スイッチ及び第12スイッチがOFF状態とさ
れ、更に、前記切断手段により、ソースラインに接続さ
れる容量性負荷との電気的接続を切断されることを特徴
とする。
【0086】上記の構成によれば、以下の作用を奏す
る。通常動作期間中は、電源切換え用第10スイッチが
第1高電圧用電源端子側に切り換えられ、第7スイッチ
群及び第8スイッチ群が画像データの上位ビットに応じ
たスイッチング態様に制御され、第9スイッチ群が画像
データの下位ビットに応じた駆動電圧が得られるように
高電源側または低電源側のいずれかに接続を切り換え、
且つ、第11スイッチ及び第12スイッチがON状態と
される。これにより、デジタル画像データに対応した駆
動電圧がソースラインに出力されることになる。
【0087】残余の期間中は、電源切換え用第10スイ
ッチが第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ第
11スイッチ及び第12スイッチがOFF状態とされ、
更に、前記切断手段により、ソースラインに接続される
容量性負荷との電気的接続を切断される。これにより、
第1のデジタル/アナログ変換回路部では、第2高電圧
用電源が供給され、回路内に流れる電流が減少する。ま
た、第2のデジタル/アナログ変換回路部では、電源切
断により、回路内に流れる電流が0となる。このように
して、電圧ポテンショメータ型で且つ上位ビット対応の
第1のデジタル/アナログ変換回路部の電源切り換え、
及びR−2Rラダー型で且つ下位ビット対応の第2のデ
ジタル/アナログ変換回路部の電源切断によって、低電
力化を図ることができる。
【0088】また、請求項32記載の発明は、請求項3
1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記容量性負荷との電気的接続を切断す
る手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力ス
イッチであって、第1切換信号により前記通常動作期間
中はON状態とされ、前記残余の期間中はソースライン
に接続される容量性負荷との電気的接続を切断すべくO
FF状態とされる、そのような出力スイッチであること
を特徴とする。
【0089】上記の構成の如く、出力スイッチによれ
ば、簡単な回路構成で、しかも完全に容量性負荷との電
気的接続を切断することができる。
【0090】また、請求項33記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、ソースラインに画像データを書き込むのに先立
って行われるプリチャージのためのプリチャージ期間モ
ードと、プリチャージ期間以外の残余の期間モードのい
ずれかのモードに切り換える第5切換信号を生成する第
5切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変
換回路は、前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類
の抵抗素子により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網
と、デジタル画像データの各ビット毎に設けられ、高電
圧用電源端子との接続状態と低電圧用電源端子との接続
状態の2つの接続状態を選択的に切り換えて出力電圧を
決定する第4スイッチ群と、前記第4スイッチ群のスイ
ッチング態様を制御する第6切換信号を生成して、この
第6切換信号を第4スイッチ群に出力する第6切換信号
生成回路であって、デジタル画像データと前記第5切換
信号生成回路からの第5切換信号とを入力し、前記プリ
チャージ期間以外の残余の期間中は、デジタル画像入力
データに対応した第6切換信号を出力し、前記プリチャ
ージ期間中はデジタル画像データのうち少なくとも前記
抵抗素子網に流れる電流の最小電流値と最大電流値のう
ちの中間の電流値以下となる入力データのいずれかの入
力データに固定して、この固定された入力データを第6
切換信号として出力する、そのような第6切換信号生成
回路と、を有するR−2Rラダー型デジタル/アナログ
変換回路で構成されていることを特徴とする。
【0091】上記の構成によれば、プリチャージ期間
中、第6切換信号生成回路により第4スイッチング群の
組合わせのうち、デジタル/アナログ変換回路の抵抗素
子に流れる電流の最小電流値と最大電流値のうちの中間
の電流値以下となるスイッチング態様の組合わせとな
る。よって、プリチャージ期間における低電力化が可能
となる。
【0092】また、請求項34記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路において、所定の基準信号を
入力し、ソースラインに画像データを書き込むのに先立
って行われるプリチャージのためのプリチャージ期間モ
ードと、プリチャージ期間以外の残余の期間モードのい
ずれかのモードに切り換える第5切換信号を生成する第
5切換信号生成回路を備え、前記デジタル/アナログ変
換回路は、デジタル画像入力データの上位ビットに応じ
て動作する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、第
1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出力
が与えられる第1接続端子と、低電圧側出力が与えられ
る第2接続端子とを備え、この第1接続端子と第2接続
端子間の電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力データ
の下位ビットに応じて動作する第2のデジタル/アナロ
グ変換回路部と、から構成され、前記第1のデジタル/
アナログ変換回路部は、電圧ポテンショメータ型デジタ
ル/アナログ変換回路で構成され、前記第2のデジタル
/アナログ変換回路部は、R−2Rラダー型デジタル/
アナログ変換回路で構成され、前記第1のデジタル/ア
ナログ変換回路部は、前記抵抗素子を複数個直列に接続
して直列回路を構成し、この直列回路の一端は、電源切
換え用第10スイッチを介して、第1高電圧用電源端子
とこの第1高電圧用電源よりも電圧レベルが低い第2高
電圧用電源端子とに共通に接続され、直列回路の他端
は、低電圧用電源端子に接続され、前記直列回路を構成
する抵抗素子の各接続点と前記第1接続端子との間に、
デジタル画像入力データの上位ビットにより制御される
第7スイッチ群がそれぞれ介在され、各抵抗素子の各接
続点と前記第2接続端子との間に、デジタル画像入力デ
ータの上位ビットにより制御される第8スイッチ群がそ
れぞれ介在された構成を有し、前記第2のデジタル/ア
ナログ変換回路部は、前記抵抗素子を用いて抵抗値の異
なる2種類の抵抗素子により構成されるR−2Rラダー
抵抗素子網と、デジタル入力データの下位ビット毎に設
けられ第1接続端子との接続状態と第2接続端子との接
続状態の2つの接続状態を選択的に切り換える第9スイ
ッチ群と、前記第9スイッチ群のスイッチング態様を制
御する第7切換信号を生成して、この第7切換信号を第
9スイッチ群に出力する第7切換信号生成回路であっ
て、デジタル画像データの下位ビットと前記第5切換信
号生成回路からの第5切換信号とを入力し、前記プリチ
ャージ期間以外の残余の期間中は、下位ビットのデジタ
ル画像入力データに対応した第7切換信号を出力し、前
記プリチャージ期間中は、下位ビットのデジタル画像デ
ータのうち少なくとも前記抵抗素子網に流れる電流の最
小電流値と最大電流値のうちの中間の電流値以下となる
入力データのいずれかの入力データに固定して、この固
定された入力データを第7切換信号として出力する、そ
のような第4切換信号生成回路と、を有し、プリチャー
ジ期間以外の残余の期間中は、電源切換え用第10スイ
ッチが第1高電圧用電源端子側に切り換えられ、第7ス
イッチ群及び第8スイッチ群が画像データの上位ビット
に応じたスイッチング態様に制御され、且つ第9スイッ
チ群が画像データの下位ビットに応じた駆動電圧が得ら
れるように高電源側または低電源側のいずれかに接続を
切り換え、プリチャージ期間中は、電源切換え用第10
スイッチが第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且
つ第9スイッチ群が前記固定された入力データによりス
イッチングされることを特徴とする。
【0093】上記の構成によれば、プリチャージ期間以
外の残余の期間中は、電源切換え用第10スイッチが第
1高電圧用電源端子側に切り換えられ、第7スイッチ群
及び第8スイッチ群が画像データの上位ビットに応じた
スイッチング態様に制御され、且つ第9スイッチ群が画
像データの下位ビットに応じた駆動電圧が得られるよう
に高電源側または低電源側のいずれかに接続を切り換え
られる。プリチャージ期間中は、電源切換え用第10ス
イッチが第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ
第9スイッチ群が前記固定された入力データによりスイ
ッチングされる。よって、プリチャージ期間における低
電力化が可能となる。
【0094】また、請求項35記載の発明は、請求項1
3に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0095】上記の構成によれば、積分回路を構成する
抵抗素子の抵抗値により決定される予め定めた遅延時間
だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路の出力と、水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号を生成
するので、抵抗値により第1切換信号のハイレベルの期
間を決定することができる。そのため、基板毎の抵抗素
子の抵抗値のばらつきにより生じるデジタル/アナログ
変換回路内の抵抗素子に流れる定常電流の差を吸収する
ことができる。
【0096】具体的に説明すると、アレイ基板上の抵抗
素子の抵抗値が高い場合にはデジタル/アナログ変換回
路に流れる電流は減少し、ソースラインSLに接続され
ている容量性負荷を充電する時間が長くかかるため、低
電力期間は短い方が望ましい。また、低電力期間が短く
なっても(従って、通常動作期間が長くなっても)、抵
抗素子が高抵抗のため、通常動作期間における消費電力
は減少しているため、消費電力の観点からは何ら問題を
生じない。一方、抵抗素子の抵抗値が低い場合には、デ
ジタル/アナログ変換回路に流れる電流が増加し、ソー
スラインの充電に必要な時間は短くなるため、低電力期
間は長い方が望ましい。このようなアレイ基板上の抵抗
素子の抵抗値の大きさに応じて、ソースラインの充電及
び消費電力の低減の2つの要望を満たすため、通常動作
期間と低電力期間の長さを変化させる必要が生じる場合
に、第1切換信号生成回路により第1切換信号が上記要
望を満たすようにハイレベル期間の長さを自動的に最適
に長さに変化させる。このようにして、デジタル/アナ
ログ変換回路の抵抗素子と同一のアレイ基板上に形成さ
れた抵抗素子で積分回路を構成することにより、抵抗素
子の精度の如何にかかわらず、常に消費電力の最適化を
自動的に設定することが可能となる。よって、抵抗値の
ばらつきに関係なくすべての基板の消費電力の最適化を
自動的に設定することが可能となる。
【0097】また、請求項36記載の発明は、請求項1
5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0098】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0099】また、請求項37記載の発明は、請求項1
7に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0100】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0101】また、請求項38記載の発明は、請求項1
9に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0102】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0103】また、請求項39記載の発明は、請求項2
1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0104】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0105】また、請求項40記載の発明は、請求項2
3に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0106】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0107】また、請求項41記載の発明は、請求項2
5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0108】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0109】また、請求項42記載の発明は、請求項2
7に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0110】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0111】また、請求項43記載の発明は、請求項2
9に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0112】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0113】また、請求項44記載の発明は、請求項3
1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、積分回路を構成する抵抗素子の
抵抗値により決定される予め定めた遅延時間だけ水平同
期信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平
同期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として
出力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0114】上記の構成によれば、請求項35記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0115】また、請求項45記載の発明は、請求項1
3に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0116】上記の構成の如く、容量素子がソースライ
ンに接続される容量性負荷により構成することにより、
抵抗素子のばらつきに加えて、容量性負荷のばらつきを
も考慮して通常動作期間の最適化が図れる。よって、抵
抗素子のばらつきのみ考慮する場合に比べて、更に通常
動作期間の最適化が図れることになる。
【0117】また、請求項46記載の発明は、請求項1
5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0118】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0119】また、請求項47記載の発明は、請求項1
7に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0120】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0121】また、請求項48記載の発明は、請求項1
9に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0122】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0123】また、請求項49記載の発明は、請求項2
1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0124】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0125】また、請求項50記載の発明は、請求項2
3に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0126】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0127】また、請求項51記載の発明は、請求項2
5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0128】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0129】また、請求項52記載の発明は、請求項2
7に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0130】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0131】また、請求項53記載の発明は、請求項2
9に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0132】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0133】また、請求項54記載の発明は、請求項3
1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動
回路において、前記第1切換信号生成回路は、水平同期
信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を生
成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信号
を出力する回路であって、抵抗素子と容量素子から構成
される積分回路を含み、この容量素子はソースラインに
接続される容量性負荷により構成され、積分回路を構成
する抵抗素子の抵抗値と容量素子の容量値とにより決定
される時定数に応じた予め定めた遅延時間だけ水平同期
信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力と水平同
期信号とのアンド条件をとって、第1切換信号として出
力する論理回路と、を有することを特徴とする。
【0134】上記の構成によれば、請求項45記載の発
明と同様に作用を奏する。
【0135】
【発明の実施の形態】〔第1の形態〕 (実施の形態1−1)実施の形態1−1に係るアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路を、図1〜図3
を用いて以下に説明する。アクティブマトリクス型液晶
表示装置は、図1に模式的に示すように、偏光フィルタ
層51、ガラス基板52、液晶パネルPNL、対向透明
電極53が形成された対向ガラス基板54、および偏光
フィルタ層55等が積層されて構成されている。
【0136】ガラス基板52上には、画像表示領域60
に、水平方向の画素数に応じた互いに平行なソースライ
ンSL…と、垂直方向の画素数に応じた、上記ソースラ
インSL…に直行する方向のゲートラインGL…とが図
示しない絶縁層を介して形成されている。さらに、各ソ
ースラインSL…とゲートラインGL…との交差位置ご
とに、画素スイッチングトランジスタ61…、および画
素電極62…が形成されている。
【0137】ガラス基板52上には、また、ソースライ
ンSL…に駆動電圧を印加するデジタル/アナログ変換
回路を含む駆動回路71、およびゲートラインGL…に
選択的に電圧Vgを印加する垂直走査スイッチGSW…
が形成されている。なお、駆動回路71は、スイッチに
よって選択的に接続される所定本数のソースラインSL
の組ごとに設けてもよいが、ここでは説明の便宜上、各
ソースラインSLごとに設けられているとし、そのうち
の1本のソースラインSLに対応するもののみについて
説明する。上記駆動回路71のデジタル/アナログ変換
回路を構成する抵抗素子は、画素スイッチングトランジ
スタ61…とともに、図2に示すように、ガラス基板5
2上に形成された多結晶シリコン(Polycryst
alline silicon:略してp−Si)を用
いて構成されている。
【0138】図2(a)は、駆動回路71のデジタル/
アナログ変換回路を構成するスイッチング素子と抵抗素
子の回路図であり、図2(b)は図2(a)に示すスイ
ッチング素子と抵抗素子の配線パタ−ンを示す図であ
る。なお、図2では、本発明に係る液晶表示装置の駆動
回路の特徴をより明確に理解できるように、デジタル/
アナログ変換回路を構成する1つの抵抗素子と、この抵
抗素子に接続された1つのスイッチング素子が示されて
いる。
【0139】図2(b)に示す抵抗素子Rは、液晶表示
装置のアレイ基板上p−Siのn+層で形成されてい
る。この抵抗素子Rに接続されるスイッチング素子Tr
は,nチヤネルのトランジスタである。また、図2
(b)において、Sはスイッチング素子Trのソース端
子であり、Dはスイッチング素子Trのドレイン端子で
あり、Gはスイッチング素子Trのゲート端子であり、
1はアルミニウムなどから成るゲート電極であり、2は
出力端子である。また、3はp−Siのn+層で形成さ
れるソース領域であり、4はp−Siのn+層で形成さ
れるドレイン領域であり、5はソース領域3とドレイン
領域4間に介在するチヤネル領域である。
【0140】ソース端子Sは、コンタクト部Rcsを介
してソース領域3と接続されており、ゲート端子Gは、
コンタクト部Rcgを介してゲート電極1と接続されて
おり、ドレイン端子Dは、コンタクト部Rcdを介し
て、ドレイン領域4及び抵抗素子Rと共通に接続されて
いる。また、出力端子2は、コンタクト部Rcrを介し
て、抵抗素子Rと接続されている。これらのコンタクト
部Rcs、Rcg、Rcd、Rcrは、面積に反比例し
た抵抗素子として機能する。したがって、図2(b)に
示す配線パターンの等価回路は図2(a)に示すように
なる。
【0141】このような抵抗素子Rとして機能するp−
Siのn+層の形状は、以下に述べる考えに基づき決定
される。即ち、抵抗素子Rの抵抗値rは、p−Siのn
+層の長さLに比例し、幅Wに反比例する。したがっ
て、抵抗値rは、p−Siのn+層のシート抵抗をρと
すると、r=ρ×L/Wとなる。したがって、r=10
KΩの抵抗素子Rを形成する場合を想定すると、シート
抵抗ρ=2KΩ/□であれば、L/W=5で実現でき、
例えばL=100μm、W=20μmとすればよい。こ
のようにn+層の長さLと幅Wの組合せを任意に選択し
て、希望する抵抗値を得ることができる。こうして、p
−Siのn+層で形成された抵抗素子Rと、スイッチン
グ素子Trとが接続された回路をアレイ基板に形成する
ことができる。
【0142】本発明に係るデジタル/アナログ変換回路
は、上述の抵抗素子Rとスイッチング素子Trが複数個
使用され、かつ所定の配線接続されて構成されている。
このようにしてデジタル/アナログ変換回路をアレイ基
板に内蔵した構成とすることにより、液晶表示装置の構
成部品から駆動ICを削除することができ、コストの低
減を図ることができる。また、駆動ICをアレイ基板に
装着する工程を削減することができ、更に液晶表示装置
の厚みを薄くすることが可能となる。
【0143】図3は液晶表示装置の駆動回路の具体的な
回路構成を示す構成図である。この駆動回路に内蔵され
るデジタル/アナログ変換回路10は、R−2Rラダー
型デジタル/アナログ変換回路で構成されている。即
ち、デジタル/アナログ変換回路10は、抵抗素子Rn
0,Rn1,Rn2,Rn3,Rn00,Rn01,R
n12,Rn23と、デジタル入力データの各ビット毎
に設けられ高電源VHと低電源VLとを選択的に切り換
えるスイッチ回路15a〜15dとを有する。各抵抗素
子Rn0,Rn1,Rn2,Rn3,Rn00,Rn0
1,Rn12,Rn23は、p−Siのn+層で形成さ
れたものである。抵抗素子Rn00,Rn0,Rn1,
Rn2,Rn3の抵抗値はすべて同一であり、抵抗素子
Rn01,Rn12,Rn23の抵抗値はすべて同一で
あり、かつ抵抗素子Rn00,Rn0,Rn1,Rn
2,Rn3の抵抗値が、抵抗素子Rn01,Rn12,
Rn23の抵抗値の2倍とされている。即ち、抵抗素子
Rn01,Rn12,Rn23の抵抗値をr1とする
と、抵抗素子Rn00,Rn0,Rn1,Rn2,Rn
3の抵抗値は2×r1である。
【0144】また、抵抗素子Rn0に関連するスイッチ
回路15aは、スイッチング素子Tr0a,Tr0bか
ら構成されており、抵抗素子Rn1に関連するスイッチ
回路15bは、スイッチング素子Tr1a,Tr1bか
ら構成されており、抵抗素子Rn2に関連するスイッチ
回路15cは、スイッチング素子Tr2a,Tr2bか
ら構成されており、抵抗素子Rn3に関連するスイッチ
回路15dは、スイッチング素子Tr3a,Tr3bか
ら構成されている。これら8個のスイッチング素子Tr
0a〜Tr3bは、アレイ基板に形成されたnチヤネル
トランジスタである。
【0145】また、前記スイッチング素子Tr0a,T
r0b;Tr1a,Tr1b;Tr2a,Tr2b;T
r3a,Tr3bの各ゲートには、デジタル入力データ
の各ビットD0,D0*;D1,D1*;D2,D2
*;D3,D3*が与えられる。ここで、ビットD0〜
D3は4ビットのデジタル入力信号の各ビットを示し、
ビットD0*〜D3*は各ビットD0〜D3の反転され
たものである。これらのビットD0,D0*は、スイッ
チング素子Tr0a,Tr0bのスイッチ切換信号とし
て、またビットD1,D1*は、スイッチング素子Tr
1a,Tr1bのスイッチ切換信号として、またビット
D2,D2*は、スイッチング素子Tr2a,Tr2b
のスイッチ切換信号として、またビットD3,D3*
は、スイッチング素子Tr3a,Tr3bのスイッチ切
換信号として機能する。すなわち、例えばTr0aは、
ビットD0が論理「1」のときにONになり、論理
「0」のときにOFFになるようになっている。
【0146】この実施の形態では、4ビットのデジタル
入力信号の例が示されているけれども、同様な構成を更
に複数用いれば、その他の複数ビットのデジタル入力信
号にも実施することができる。
【0147】また、信号増幅素子11は、アレイ基板上
に形成されているnチヤネルトランジスタから構成され
ている。勿論、信号増幅素子11は、pチヤネルトラン
ジスタから構成されたものであってもよく、また、nチ
ヤネルトランジスタとpチヤネルトランジスタを適宜組
み合わせたもので合ってもよい。この信号増幅素子11
は、具体的には、ボルテージホロアとして動作するオペ
アンプにより実現されている。勿論、ボルテージホロア
として動作するオペアンプに代えて、ソースホロア型の
nチヤネルトランジスタ又はソースホロア型のpチヤネ
ルトランジスタにより、信号増幅素子11を構成するよ
うにしてもよい。このような構成の信号増幅素子11に
より、デジタル/アナログ変換回路10からのアナログ
出力電圧は、電圧の増幅率が1倍のまま、出力電流を増
幅して液晶表示素子のソースラインSLを駆動する。こ
の増幅素子11にはインピーダンスを変換する機能も備
わっているため、デジタル/アナログ変換回路の出力能
力を小さく抑えたまま、容量性負荷が大きいソースライ
ンSLを短時間に駆動することを可能とする。なお、こ
のように信号増幅素子11をアレイ基板上に形成するよ
うにしたので、個別部品としての信号増幅素子をアレイ
基板に実装する場合に比べて、液晶表示装置の構成部品
から当該信号増幅素子を削除することができ、コストの
低減を図ることができ、また、当該信号増幅素子をアレ
イ基板に装着する工程を削減することができる。
【0148】このような構成のデジタル/アナログ変換
回路10内で使用する抵抗素子の総面積は、以下のよう
になる。即ち、基準抵抗素子Rn01の抵抗値r1=1
0KΩとし、p−Siのn+層のシート抵抗をρ=2K
Ω/□とし、W=20μmとすると、抵抗素子Rn0
1,Rn12,Rn23として機能するp−Siのn+
層はそれぞれ長さL1=100μmとなり、抵抗素子R
n00、Rn0,Rn1,Rn2,Rn3として機能す
るp−Siのn+層はそれぞれ長さL2=200μmと
なる。したがって、デジタル/アナログ変換回路10内
で使用する抵抗素子の総面積は、パターンのクリアラン
ス部分(抵抗素子としてのn+層相互間の隙間部分)を
除けば0.026mm2 となる。
【0149】このように、デジタル/アナログ変換回路
としてR−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路を
使用することにより、抵抗値r1の抵抗素子と、抵抗値
2×r1の抵抗素子の2種類の抵抗素子でデジタル/ア
ナログ変換回路を構成することができ、これにより、R
−2Rラダー型以外の構成のデジタル/アナログ変換回
路で同様の出力電圧特性を得る場合に比べて、デジタル
/アナログ変換回路内での抵抗素子が占める総面積を格
段に小さくすることができ、且つデジタルデータのデコ
ードに要する回路の規模を小さくすることができる。
【0150】次に、このような構成のデジタル/アナロ
グ変換回路の動作の概要を説明する。例えば、デジタル
入力のビットD0,D1,D2が論理「1」で、デジタ
ル入力のビットD3が論理「0」である場合を想定する
と、ビットD0*,D1*,D2*は論理「0」で、ビ
ツトD3*は論理「1」である。したがって、スイッチ
ング素子Tr0aはON状態で、スイッチング素子Tr
0bはOFF状態となり、電源VLと電源VHのうちの
VHの方の電圧がスイッチング素子Tr0aを介して抵
抗素子Rn0に印加される。同様にして、電源VHの電
圧がスイッチング素子Tr1aを介して抵抗素子Rn1
に印加され、電源VHの電圧がスイッチング素子Tr2
aを介して抵抗素子Rn2に印加される。一方、スイッ
チング素子Tr3aはOFF状態で、スイッチング素子
Tr3bはON状態となるため、電源VLと電源VHの
うちのVLの方の電圧がスイッチング素子Tr3aを介
して抵抗素子Rn3に印加されることになる。こうし
て、デジタル入力の各ビットD0〜D3及び反転デジタ
ル入力の各ビットD0*〜D3*に応じて、電源VL,
VHのうちの一方が選択されて各スイッチング素子Tr
0a…又はスイッチング素子Tr0b…を介して各抵抗
素子Rn0,R1,Rn2,Rn3に印加される。そこ
で、前段の抵抗素子R00,Rn0,Rn1,Rn2,
Rn3が後段の抵抗素子R01,R12,R23の2倍
の抵抗値を有するため、接続端24の電圧は、VL+
(VH−VL)(D0+2×D1+4×D2+8×D
3)/8となり、デジタル入力D0…に応じた16通り
でかつ直線的な出力電圧を得ることができる。
【0151】(実施の形態1−2)図4は実施の形態1
−2に係る駆動回路の構成図である。この実施の形態1
−2に係る駆動回路では、実施の形態1−1に使用され
ていたR−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路に
代えて電圧ポテンショメータ型が使用されている。尚、
デジタル入力は、3ビットD0〜D2からなる。このデ
ジタル/アナログ変換回路28は、出力電圧の基準とな
る高電圧源VHと低電圧源VL間に、抵抗素子R1〜R
7が直列に接続され、各抵抗素子R1〜R7の接続端C
0〜C7と出力端間に、スイッチング素子Tr0〜Tr
7が介在され、このスイッチング素子Tr0〜Tr7に
関連して選択回路30を備えた構成されている。前記選
択回路30は、デジタル入力D0〜D2に対応して抵抗
素子R1〜R7の接続端C0〜C7を択一的に選択する
選択回路であり、この選択回路30はスイッチング素子
Tr0〜Tr7のスイッチング態様を切り換える3入力
ゲート回路B0〜B7から構成されている。このゲート
回路B0〜B7は、nチヤネルトランジスタから構成さ
れている。なお、ゲート回路B0〜B7は、pチヤネル
トランジスタから構成されてもよく、nチヤネルトラン
ジスタとpチヤネルトランジスタとから構成されてもよ
い。
【0152】このような構成のデジタル/アナログ変換
回路において、例えば、デジタル入力D1,D2が論理
「0」で、デジタル入力D0が論理「1」であるとき
は、ゲート回路B0,B2〜B7の出力がローレベル
で、ゲート回路B1の出力がハイレベルとなり、したが
って、スイッチング素子Tr0,Tr2〜Tr7がOF
F状態で、スイッチング素子Tr1がON状態となる。
これにより、高電圧源VHから抵抗素子R7〜R2で電
圧降下した接続端C1の電圧が、出力電圧として信号増
幅素子11に印加される。こうしてスイッチング素子T
r0〜Tr7のスイッチング態様に応じて、接続端C0
〜C7のうちの1つの接続端が選択されて、抵抗素子R
1〜R7により分圧された電圧のうちの当該選択された
接続端の電圧が出力電圧として取り出される。したがっ
て、出力電圧は、各抵抗素子R1〜R7の抵抗値で重み
付けされたものとなる。そのため、抵抗素子R1〜R7
の抵抗値をすべて同一とすれば、直線的な出力電圧特性
を得ることができ、抵抗素子R1〜R7の抵抗値の比を
任意に設定すれば、出力電圧特性を希望する曲線とする
ことができる。
【0153】また、この例では、電源間に抵抗素子のみ
が直列に接続された構成としたので、抵抗素子のみを用
いて設計した出力電圧特性を実際に得られることにな
る。この理由を以下に詳述すると、実際の回路設計に当
っては、図3の構成あるいはその他の構成のデジタル/
アナログ変換回路では、回路構成上スイッチング素子の
ON抵抗を考慮して出力電圧を決定する必要がある。し
かしながら、この実施の形態では、図4から明らかなよ
うに、スイッチング素子を介して流れる電流が小さけれ
ば、すなわち、信号増幅素子11の入力インピーダンス
が大きければ、スイッチング素子による分流や電圧降下
が生じず、出力電圧は抵抗素子による分圧のみによって
決定される。したがって、スイッチング素子のON抵抗
を考慮する必要がなく、抵抗素子のみで出力電圧を決定
することができることになる。
【0154】(実施の形態1−3)図5は実施の形態1
−3に係る駆動回路の構成図である。本実施の形態1−
3の駆動回路は、実施の形態1−1の駆動回路に類似
し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施の
形態1−3では、信号増幅素子11を用いない構成とさ
れている点において、実施の形態1−1と異なる。した
がって、本実施の形態1−3のデジタル/アナログ変換
回路10からのアナログ出力電圧は、増幅されることな
くそのままソースラインSLに出力され、液晶表示素子
の駆動電圧とされている。そのため、この駆動回路で
は、液晶表示素子の駆動電圧として必要な電圧レベル
が、デジタル/アナログ変換回路10の出力電圧で得ら
れるように各抵抗素子Rn0〜Rn3,Rn00,Rn
01,Rn12,Rn23の抵抗値及び電源VG・VD
の電圧などが設定されている。上記の如く信号増幅素子
11を用いない構成としたことにより、信号増幅素子1
1をアレイ基板に形成する場合比べて、信号増幅素子1
1の回路面積分だけ全体の回路面積を小さくすることが
でき、更に、信号増幅素子11の消費電力を削減するこ
とができる。
【0155】なお、参考までに述べると、信号増幅素子
11を用いる場合は、出力電圧特性が信号増幅素子11
の性能に大きく依存するため、信号増幅素子11が高性
能のものであることが必要である。しかし、現状のp−
Siのトランジスタは、結晶シリコンのトランジスタと
比較してトランジスタ性能が劣るため、上述した図3に
示す信号増幅素子11をアレイ基板に形成した構成で
は、高い精度の出力電圧特性及び出力電流特性を得るた
めには、回路規模が大きくなり、アレイ基板上の限られ
た面積内では要求精度がえられない場合がある。この点
において、信号増幅素子11を用いない図5の構成で
は、信頼性のより向上した液晶表示装置の駆動回路を実
現することができ、高精度の出力電圧特性を必要とする
場合にも好適に実施することができる。なお、この駆動
回路の例では、図3の駆動回路に対して信号増幅素子1
1を削減した構成とされたけれども、上述した図4の構
成から信号増幅素子11を削減するようにした構成であ
ってもよい。
【0156】(実施の形態1−4)図6は実施の形態1
−4に係る駆動回路の構成図である。このデジタル/ア
ナログ変換回路40は、デジタル入力D0〜D3のうち
の上位2ビットD3、D2に対応によって動作する第1
のデジタル/アナログ変換回路部41と、下位2ビット
D1、D0によって動作する第2のデジタル/アナログ
変換回路部42とから構成されている。第1のデジタル
/アナログ変換回路部41では、出力電圧の基準となる
高電圧源VHと低電圧源VLの間に抵抗素子R4〜R7
が直列に接続され、各抵抗素子R4〜R7の接続端の高
電位側と端子VH2の間にスイッチング素子Tr4H〜
Tr7Hが介在し、各抵抗素子R4〜R7の接続端の低
電位側と端子VL2の間にスイッチング素子Tr4L〜
Tr7Lが介在している。また、スイッチング素子Tr
4H〜Tr7Hに関連して選択回路44が備えられてい
る。この選択回路44は、デジタル入力D2、D3に対
応して抵抗素子群R4n〜R7nの接続端を択一的に選
択する選択回路であり、この選択回路44は、スイッチ
ング素子Tr4H〜Tr7H,Tr4L〜Tr7Lのス
イッチング状態を切り替える2入力ゲート回路VSL4
〜VSL7で構成されている。
【0157】第2デジタル/アナログ変換回路部42
は、抵抗素子R00,R01,R0,R1と、スイッチ
ング素子Tr0L,Tr0H,Tr1L,Tr1Hを有
し、第1デジタル/アナログ変換回路部41からの出力
電圧である端子VH2とVL2を基準電源としたR−2
Rラダー型デジタル/アナログ変換回路を構成するし、
デジタル入力D0、D1に対応して出力端SLnにデジ
タル/アナログ変換後の信号を出力する。抵抗素子R0
1の抵抗値はr1、R00、R0、R1の抵抗値はr1
の2倍である。このような構成のデジタル/アナログ変
換回路の動作の概要を説明する。第1デジタル/アナロ
グ変換回路部41は図4に示す実施の形態と基本的に同
様の動作を行う。デジタル入力D3、D2を選択回路4
4でデコードし、抵抗素子群R4n〜R7nの中のいず
れか一つの抵抗素子の両接続端の電位を択一的に選択
し、高電位側の接続端をスイッチング素子Tr4H〜T
r7Hのいずれか一つをスイッチングすることで端子V
H2に接続し、低電位側の接続端をスイッチング素子T
r4L〜Tr7Lのいずれか一つで、かつ高電位側で唯
一スイッチングしているスイッチング素子に対応する素
子をスイッチングして端子VL2に接続する。このよう
にして高電圧源VHと低電圧源VLの任意の中間電位を
端子VH2、VL2間に発生させる。
【0158】一方、第2デジタル/アナログ変換回路部
42は、図3に示す実施の形態と基本的に同様の動作を
する。基準電圧として第1デジタル/アナログ変換回路
部と接続しているVH2端子とVL2端子を用い、デジ
タル入力D0、D1に対応してスイッチング素子Tr0
L、Tr0H、Tr1L、Tr1Hのスイッチングを行
い、端子VH2と端子VL2の電位の間を更に4等分圧
した電圧の一電位を択一的に端子SLに出力する。この
ような構成にすると、図3に示す実施の形態において上
位ビットに対応するスイッチング素子のON抵抗の誤差
により発生する比較的大きな出力電圧誤差を回避するこ
とができ、かつ、出力特性を上位ビットの範囲内で任意
の折れ線にすることができる。また、下位ビットをこの
構成にすることで選択回路の回路規模を縮小し、下位ビ
ットが3ビット以上の場合には抵抗素子数を図4の構成
に比べて削減することができる。なお、この実施の形態
において、端子VH2とVL2には一つの抵抗素子の両
接続端の電位を選択しているが、複数の抵抗素子にまた
がる任意の接続端をそれぞれ選択しても何ら問題はな
い。
【0159】なお、上述の実施の形態では、抵抗素子を
p−Siのn+層で形成するようにしたけれども、本発
明はこれに限定されるものではなく、p−Siのn−層
あるいはp−Siのp+層又はp−層で形成してもよ
く、また非晶質シリコン(Amorphous sil
icon:略してa−Si)のn+層、n−層、p+
層、p−層のいずれで形成してもよい。更に、p−Si
又はa−Siのn+層、n−層、p+層、p−層を適宜
組み合わせるようにしてもよい。即ち、本発明に係る抵
抗素子は、不純物質を含む非単結晶半導体層で形成され
ていればよい。特に、低濃度不純物質層(n−層又はp
−層)は、高濃度不純物質層(n+層又はp+層)より
も高抵抗であるため、同一抵抗値の抵抗素子を形成する
場合、n−層又はp−層を用いた場合の方が回路面積を
小さくできるという利点がある。また、回路面積を小さ
くできるという観点を考慮しつつも回路全体の設計とい
う観点からすれば、p−Siあるいはa−Siのn+
層、n−層、p+層、p−層を任意に選択して仕様に応
じた配線パターンを形成することも可能となり、回路設
計の自由度を大とすることができる。
【0160】また、上述の実施の形態では、デジタル/
アナログ変換回路を構成するスイッチング素子はnチヤ
ネルトランジスタであったけれども、pチヤネルトラン
ジスタであってもよく、また、nチヤネルトランジスタ
とpチヤネルトランジスタを適宜組み合わせたものであ
ってもよい。また、上述の実施の形態では、信号増幅素
子11がアレイ基板に形成されていたけれども、個別部
品としての信号増幅素子をアレイ基板に実装するように
してもよい。
【0161】〔第2の形態〕第2の形態に係る発明は、
デジタル/アナログ変換回路の通常動作期間以外の期間
を低電力期間とし、この低電力期間中はデジタル/アナ
ログ変換回路への消費電流を削減することにより、低電
力化を実現したものである。ここで、通常動作期間と
は、ゲートパルスのタイミングにより、以下の又は
を意味する。即ち、ゲートパルスが与えられるのと、
駆動回路の出力電圧の変化とがほぼ同時である場合は、
画素電極が所望の電位に変化するまでの期間(画素電極
書き込み期間)を意味し、駆動回路の出力電圧の変化
によりソースラインが所望の電位に到達した後、ゲート
パルスが与えられる場合には、ソースラインの電位が所
望の電位に到達するまでの期間(ソースライン書き込み
期間)を意味する。
【0162】また、ソースライン書込み期間とは、ソー
スラインに連なる全ての容量性負荷の電位が、デジタル
/アナログ変換回路からの出力により希望する電位に完
全に変化するまでに要する時間を意味する。また、画素
電極書込み期間とは、ゲートラインからの走査パルスに
より画素トランジスタがONし、画素電極とソースライ
ンが導通した後、画素電極の電位が希望する電位に完全
に変化するまでに要する時間を意味する。
【0163】図7を参照して詳述すると、前記の場合
は、ゲートパルスが図7(a)に示す波形であり、駆動
回路の出力電圧が図7(b)に示す波形である場合に、
図7(c)に示すように、駆動回路の出力電圧の印加に
より、ソースライン電位は充電され、画素電極電位も充
電される。そして、時刻t1でソースライン電位が所望
の電位に到達し、時刻t2で画素電極電位が所望の電位
に到達する。このような充電動作において、駆動回路の
出力電圧の印加時点から時刻t1までをソースライン書
き込み時間といい、駆動回路の出力電圧の印加時点から
時刻t2までを画素電極書き込み時間という。この場合
には、画素電極が所望の電位に変化するまでの期間(画
素電極書き込み時間)が、通常動作期間T1に相当する
ことになる。
【0164】前記の場合は、ゲートパルスが図8
(a)に示す波形であり、駆動回路の出力電圧が図8
(b)に示す波形である場合に、図8(c)に示すよう
に、ソースライン電位は充電され、時刻t4でソースラ
イン電位が所望の電位に達する。そして、その後の時刻
t5から時刻t7までゲートパルスがONとされる。こ
の場合、画素電極の電位は、時刻t5から充電されて上
昇し、時刻t6において所望の電位に達する。このよう
な図8の場合においては、ソースラインの電位が所望の
電位に達する時刻t3から時刻t4までの期間(ソース
ライン書き込み時間)が、通常動作期間T1に相当する
ことになる。
【0165】尚、以下に述べる実施の形態の駆動回路
は、上記〔第1の形態〕の駆動回路と同様に、液晶表示
装置のアレイ基板に一体化された、いわゆる内蔵型駆動
回路であり、デジタル/アナログ変換回路を構成する抵
抗素子も、アレイ基板上に形成された半導体層によって
構成されたものである。以下、図面に基づいて、第2の
形態を説明する。
【0166】(実施の形態2−1)図9は実施の形態2
−1に係る液晶表示装置の駆動回路の全体構成図であ
る。この実施の形態2−1の液晶パネルは、ソースライ
ンn本、ゲートラインm本、3ビットのデータが入力す
る液晶パネルの例が示されている。駆動回路108は、
アレイ基板100に一体的に形成された内蔵型駆動回路
である。この駆動回路108は、基本的には、ソースラ
インタイミングコントローラ101と、映像信号をラッ
チするn個の第1ラッチ回路102…と、第1ラッチ回
路102…の出力をラッチするn個の第2ラッチ回路1
03…と、n個のデジタル/アナログ変換回路104…
と、通常電力期間T1と1水平同期期間Tのうちの通常
電力期間T1以外の残余の期間T2(以下、低電力期間
T2と称する)の2つのモードを選択的に切り換える第
1切換信号P(図12参照)を生成する第1切換信号生
成回路105と、ゲートラインGL1〜GLmの走査パ
ルスの出力を制御するゲートラインタイミングコントロ
ーラ106とを有する。
【0167】図10は駆動回路の動作を示すタイミング
チャートである。ソースラインタイミングコントローラ
101は、第1ラッチ回路102…に対してドットクロ
ックに応じてラッチパルスLP1〜LPnを順次出力す
る。これにより3ビットのシリアルデジタル映像信号D
Iが各第1ラッチ回路102…に順次ラッチされる。こ
うして、1行分のデジタルデータが第1ラッチ回路10
2にラッチされると、ソースラインタイミングコントロ
ーラ101からラッチパルスLPが各第2ラッチ回路1
03…に同時に出力され、第2ラッチ回路103に1行
分のデジタルデータがラッチされる。これにより、各第
2ラッチ回路103毎にラッチされたデジタルデータは
デジタル/アナログ変換回路104…に与えられて、デ
ジタル/アナログ変換回路104…から、入力デジタル
データに対応する駆動電圧が各ソースラインSL1〜S
Lnに出力される。一方、このような駆動電圧がソース
ラインSL1〜SLnへ出力されるのに同期して、ゲー
トラインタイミングコントローラ106から走査パルス
がGL1に出力され、画素トランジスタがONとなっ
て、液晶層に駆動電圧が書き込まれる。その後、上記の
第1行に関する動作と同様な動作が第m行まで行われ、
1フィールドの走査が終了し、映像信号の1フィールド
分の画像が表示される。
【0168】尚、それぞれの第1ラッチ回路102…に
ラッチされたデータDLは、それぞれのラッパルスLP
1〜LPnが入力するときにラッチデータを更新する。
このラッチデータDLの更新は、各第1ラッチ回路10
2…毎に1水平期間毎に1回行われる。また、ブランキ
ング期間には、直前の入力映像信号1行分の最新データ
が第1ラッチ回路102に記憶されている。このブラン
キング期間中に第2ラッチ回路103…に対して共通の
ラッチパルスLPが入力し、データDLLを直前の1行
の最新データに書き換える。各ソースラインSL1〜S
Lnを駆動するデジタル/アナログ変換回路104への
入力データはラッチ回路103にラッチされているデー
タDLLであり、第2ラッチ回路103へのラッチパル
スLPが入力するタイミングでデータが更新され、1水
平同期期間は同じデータがデジタル/アナログ変換回路
104に与えられる。
【0169】ところで、本実施の形態では、通常動作期
間T1は、1水平同期期間Tの一部の期間とし、1水平
同期期間Tのうちの通常動作期間T1以外の期間T2を
低電力期間とし、この低電力期間T2中、デジタル/ア
ナログ変換回路104での消費電力を低減することを特
徴とするものである。即ち、従来例では、1水平同期期
間T全体を、通常動作期間としていたが、本実施の形態
では、通常動作期間T1は、本来的な意味でのソースラ
インに駆動電圧を印加し続ける必要のある期間のみに限
定し、1水平同期期間Tのうちの通常動作期間T1以外
の期間T2を低電力期間として、この低電力期間T2
中、デジタル/アナログ変換回路104の抵抗素子にお
ける電力の消費を削減することを特徴とするものであ
る。よって、1水平同期期間Tの全ての期間について、
デジタル/アナログ変換回路が通常動作を行う従来例に
比べて、電力消費の低減を図ることができる。
【0170】図11はデジタル/アナログ変換回路の具
体的な回路図であり、図12は動作状態を示すタイミン
グチャートである。デジタル/アナログ変換回路104
は、電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換回
路である。このデジタル/アナログ変換回路104は、
抵抗素子112a〜112gが複数個直列に接続された
直列回路113と、各抵抗素子112a〜112gによ
り分圧された電圧を選択的にデジタル/アナログ変換回
路の出力端子300に導出する第2スイッチ114a〜
114hと、第2スイッチ114a〜114hと駆動回
路の出力端子116間に介在される信号増幅素子11
と、信号増幅素子11と出力端子116間に介在される
出力スイッチ119と、3ビットデジタル入力D0,D
1,D2を入力して8ビットデジタル信号DD1〜DD
8にデコードするデコーダ111とを有する。
【0171】前記直列回路113の一端は、第1スイッ
チ117を介して高電圧用電源VHの電源端子118a
に接続され、直列回路113の他端は、低電圧用電源V
Lの電源端子118bに接続されている。尚、第2スイ
ッチ114a〜114hはnチャネルTFTにより構成
され、第1スイッチ117及び出力スイッチ119はp
チャネルTFTにより構成されている。また、前記第1
切換信号生成回路105は、水平同期信号を入力して、
図12に示す第1切換信号Pを生成する。この第1切換
信号Pは、ローレベル期間と、ハイレベル期間とから成
る信号であり、ローレベル期間が通常動作期間T1と同
一で、ハイレベル期間が低電力期間T2と同一となるよ
うに構成されている。
【0172】第1切換信号発生回路105は、前記第1
切換信号Pを、第1スイッチ117及び出力スイッチ1
19にそれぞれ導出する。第1スイッチ117は、第1
切換信号PがハイレベルのときOFF状態となり、第1
切換信号PがローレベルのときON状態となる。従っ
て、通常動作期間T1では、電源電圧(VH−VL)が
デジタル/アナログ変換回路104の抵抗素子に印加さ
れ、低電力期間T2では、デジタル/アナログ変換回路
104に印加される電源電圧が0となる。
【0173】尚、出力端子116には容量性負荷120
が接続されている。ここでソースラインの容量性負荷と
しては、ソースライン全体と対向基板とを電極とする
絶縁膜及び液晶層において生じる容量ソースラインと
ゲートラインの交点におけるそれぞれのラインを電極と
する絶縁膜において生じる容量ソースラインとソース
ラインに平行する画素電極端を電極とする絶縁膜におい
て生じる容量ソースラインとゲートラインの交点に存
在する画素トランジスタが保有する容量等が存在し、こ
れら〜の容量の総和が容量性負荷120に相当す
る。
【0174】次に、上記構成のデジタル/アナログ変換
回路104の低電力化について、図12のタイミングチ
ャートを用いて説明する。通常動作期間T1では、第1
切換信号Pはローレベルであり、そのため第1スイッチ
117はON状態となっている。従って、デジタル/ア
ナログ変換回路104の抵抗素子には電源端子118a
と電源端子118bとが接続され、抵抗素子112a〜
112gに流れる電流Iは(数1)に示すI1になり、
このときこれらの抵抗素子112a〜112gで消費す
る電力Wは(数2)に示すW1になる。この通常動作期
間T1中は、出力スイッチ119はON状態となってお
り、そのため信号増幅素子11の出力は出力端子116
に与えられる。ここで、出力端子116の電圧は、デジ
タル入力DD1〜DD8により制御された第2スイッチ
114a〜114hのいずれかによって決定され、図1
0の斜線で示す範囲である電圧VLと電圧VHとの間の
いずれかの電圧が駆動電圧として出力される。
【0175】 I1=(VH−VL)/ΣRn … (数1) W1=(VH−VL)2 /ΣRn … (数2)
【0176】低電力期間T2には、第1スイッチ117
がOFFとなるため抵抗素子112a〜112gに流れ
る電流Iは0になり、抵抗素子112a〜112gで消
費する電力Wは0になる。従って、低電力期間T2中、
消費電力を削減できる。尚、出力端子300の電圧は、
不定となる。また、低電力期間T2には、出力スイッチ
119がOFFとなるため、出力端子116の電位は容
量性負荷120により保持される。このため、1水平同
期周期T中のブランキング期間だけではなく、容量性負
荷120の電圧変化に必要な時間以外の期間も、低電力
期間とすることができる。
【0177】尚、低電力期間T2中において、画素トラ
ンジスタがOFFとなる場合には、液晶層に蓄積された
電荷は本来的には保持されることから、出力スイッチ1
19をOFFして容量性負荷120の電圧を保持する必
要はない。しかし、現実には、画素トランジスタのOF
F性能上、完全に液晶層とソースラインを遮断すること
はできず、従って、出力スイッチ119をOFFして容
量性負荷120の電圧を保持する必要がある。また、信
号増幅素子11の駆動電源を切断したとき、出力インピ
ーダンスがハイインピーダンスとなる構成の信号増幅素
子11の場合には、出力スイッチ119を省略して、低
電力期間T2中、信号増幅素子11の駆動電源を切断す
るようにしてもよい。但し、信号増幅素子11の駆動電
源を切断したとき、出力インピーダンスがハイインピー
ダンスとならない構成の信号増幅素子11の場合には出
力スイッチ119により、容量性負荷120の電圧変動
を防止する必要がある。
【0178】本実施の形態では、電源端子118aと電
源端子118bを短絡することによっても電流Iを0に
することができるが、この場合、短絡した直後にラッシ
ュ電流が発生し電力が発生する。しかしラッシュ電流に
よる電力損失よりも低電力期間による電力低減が有効な
場合には、電源短絡による低電力化も可能である。ま
た、上記の例では、第1スイッチ117は、抵抗素子1
12gと電源端子118a間に介在されていたけれど
も、抵抗素子112aと電源端子118b間に介在する
ようにしてもよい。
【0179】(実施の形態2−2)図13は実施の形態
に係る駆動回路に内蔵されたデジタル/アナログ変換回
路の構成図である。この実施の形態2−2は、実施の形
態2−1に類似対応する部分には同一の参照符号を付
す。この実施の形態2−2では、実施の形態2−1に用
いられた信号増幅素子11及び出力119は省略されて
おり、新たに記憶回路121Aとスイッチ121が設け
られている。記憶回路121Aには、デジタル信号DD
1〜DD8がすべて論理「0」に固定されたデータが記
憶されている。また、前記スイッチ121は第1切換信
号Pに応答して、通常動作期間T1ではデコーダ111
からのデジタルデータDD1〜DD8を第2スイッチ1
14a〜114hに与え、低電力期間T2では記憶回路
121Aからの固定データを第2スイッチ114a〜1
14hに与える。これにより、通常動作期間T1では、
デコーダ111からのデジタルデータDD1〜DD8に
より第2スイッチ114a〜114hが制御されて、希
望する駆動電圧が得られる。低電力期間T2では、固定
データにより第2スイッチ114a〜114hが全てO
FFとなり、デジタル/アナログ変換回路の出力インピ
ーダンスがハイインピーダンスとなるため、容量性負荷
120の電位が維持される。このように、出力スイッチ
119に代えて、第2スイッチ114a〜114hが出
力スイッチ119の機能を兼ねるような構成であっても
また、低電力期間T2における容量性負荷120の電位
の変動を防止することができる。
【0180】(実施の形態2−3)図14は実施の形態
2−3に係る駆動回路に内蔵されたデジタル/アナログ
変換回路の構成図であり、図15はそのタイミングチャ
ートである。この実施の形態2−3は、実施の形態2−
1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。
この実施の形態2−3では、実施の形態2−1の第1ス
イッチ117に代えて、第3スイッチ117Aが用いら
れている。この第3スイッチ117Aは、n−chTF
Tとp−chTFTとから構成されており、第1高電圧
電源VHHの電源端子118aと、この第1高電圧電源
VHHよりも電圧レベルが低い第2高電圧電源VHLの
電源端子118cとのいずれかの接続に切り換える電源
切り換え用のスイッチである。この第3スイッチ117
Aには、第1切換信号Pが与えられており、第1切換信
号Pがハイレベルのときに電源端子118c側に切り換
えられ、第1切換信号Pがローレベルのときに電源端子
118a側に切り換えられるように構成されている。
【0181】次に、上記構成のデジタル/アナログ変換
回路の低電力化について、図15のタイミングチャート
を用いて説明する。デジタル/アナログ変換回路の通常
動作期間T1では第1切換信号Pはローレベルで、デジ
タル/アナログ変換回路の抵抗素子には電源端子118
aと電源端子118bとが接続され、抵抗素子112a
〜112gに流れる電流Iは(数1)に示すI1にな
り、このときこれらの抵抗素子で消費する電力Wは(数
2)に示すW1になる。
【0182】この通常動作期間T1中は、出力端子11
6の電圧はデジタル入力データDD1〜DD8により制
御された第2スイッチ群114a〜114hのいずれか
が接続され、電圧VLと電圧VHHとの間のいずれかの
電圧が出力される。低電力期間T2には、第1切換信号
Pはハイレベルになり、これにより第3スイッチ117
Aは電源端子118c側に切り換えられ、抵抗素子11
2gに接続する電源端子が118aから118cに変わ
る。この結果、抵抗素子112a〜112gに流れる電
流Iは(数3)に示すI2になり、抵抗素子112a〜
112gで消費する電力Wも(数4)に示すW2にな
る。従って、低電力期間T2中、消費電力を低減でき
る。
【0183】 I2=(VHL−VL)/ΣRn … (数3) W2=(VHL−VL)2 /ΣRn … (数4)
【0184】尚、低電力期間T2には、出力スイッチ1
19がOFFとなるため、出力端子116の電位は容量
性負荷120により保持される。このため、1水平同期
周期T中のブランキング期間だけではなく、容量性負荷
120の電圧変化に必要な時間以外の期間も、低電力期
間とすることができる。また、低電力期間T2では、出
力端子300の電圧は、VLとVHLとの間のいずれか
の電圧になる。また、デジタル/アナログ変換回路内の
各電位が確定する。従って、実施の形態2−3では、実
施の形態2−1に比べて、低電力期間T2中に低減でき
る電力は少ないが、低電力期間T2中も回路内の各電位
を確定することができるため、電源電圧再投入時の急激
な電源電流の増加や、それによる信号ノイズを低減する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0185】(実施の形態2−4)図16は実施の形態
2−4に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図であ
る。この実施の形態2−4は、実施の形態2−3に類似
し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実施の
形態2−4では、実施の形態2−3に用いられた信号増
幅素子11及び出力119は省略されており、新たに記
憶回路121Aとスイッチ121が設けられている。記
憶回路121Aには、デジタル信号DD1〜DD8がす
べて論理「0」に固定されたデータが記憶されている。
また、前記スイッチ121は第1切換信号Pに応答し
て、通常動作期間T1ではデコーダ111からのデジタ
ルデータDD1〜DD8を第2スイッチ114a〜11
4hに与え、低電力期間T2では記憶回路121Aから
の固定データを第2スイッチ114a〜114hに与え
る。これにより、通常動作期間T1では、デコーダ11
1からのデジタルデータDD1〜DD8により第2スイ
ッチ114a〜114hが制御されて、希望する駆動電
圧が得られる。低電力期間T2では、固定データにより
第2スイッチ114a〜114hが全てOFFとなり、
デジタル/アナログ変換回路の出力インピーダンスがハ
イインピーダンスとなるため、容量性負荷120の電位
が維持される。このように、出力スイッチ119に代え
て、第2スイッチ114a〜114hが出力スイッチ1
19の機能を兼ねるような構成であってもまた、低電力
期間T2における容量性負荷120の電位の変動を防止
することができる。
【0186】(実施の形態2−5)図17は実施の形態
2−4に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図であ
り、図18はそのタイミングチャートである。このデジ
タル/アナログ変換回路は、抵抗値Rと抵抗値2Rの2
種類の抵抗素子を用いたR−2Rラダー型デジタル/ア
ナログ変換回路である。デジタル/アナログ変換回路
は、抵抗素子130a、130b、130c、130
d、131a、131bと、デジタル入力データの各ビ
ット毎に設けられ高電源用端子118aとの接続状態と
低電源用端子118bとの接続状態の2つの接続状態を
選択的に切り換える第4スイッチ132a、132b、
132cと、各4スイッチ132a、132b、132
cの切り換え用第2切換信号を出力する第2切換信号生
成回路133とを有する。前記各抵抗素子130a、1
30b、130c、130dの抵抗値は2Rであり、前
記各抵抗素子131a、131bの抵抗値はRである。
また、第4スイッチ132a、132b、132cは、
それぞれn−chTFTとp―chTFTとから構成さ
れ、デジタル/アナログ変換回路の出力電圧を決定する
機能を果たす。
【0187】前記第2切換信号生成回路133は、ゲー
ト134a〜134cから構成されている。ゲート13
4aは、デジタル入力D0を反転して出力するインバー
タ135と、インバータ135からの出力と第1切換信
号Pとを入力して第4スイッチ132aに第2切換信号
を出力するNORゲート136とから構成されている。
ゲート134bは、ゲート134aと同様な構成を有
し、デジタル入力D1を反転して出力するインバータ1
37と、インバータ137からの出力と第1切換信号P
とを入力して第4スイッチ132bに第2切換信号を出
力するNORゲート138とから構成されている。ゲー
ト134cは、ORゲートにより構成されており、デジ
タル入力D2と第1切換信号Pとを入力して第4スイッ
チ132cに第2切換信号を出力する。
【0188】このような構成の第2切換信号生成回路1
33により、第1切換信号Pがハイレベルである低電力
期間T2中は、デジタル入力D0が論理「1」又は論理
「0」にかかわらず、ゲート134aの出力はローレベ
ルに固定される。また、同様に第1切換信号Pがハイレ
ベルである低電力期間T2中は、デジタル入力D1が論
理「1」又は論理「0」にかかわらず、ゲート134b
の出力はローレベルに固定される。更に、第1切換信号
Pがハイレベルである低電力期間T2中は、デジタル入
力D2が論理「1」又は論理「0」にかかわらず、ゲー
ト134cの出力は、ハイレベルに固定される。
【0189】一方、第1切換信号Pがローレベルである
通常動作期間T1中は、デジタル入力D0〜D2の論理
レベルに応じて各ゲート134a〜134cの出力は、
変化する。よって、各ゲート134a〜134cから出
力される第2切換信号により、第4スイッチ132a〜
132cがデジタル入力D0〜D2に対応したスイッチ
ング態様となり、希望する駆動電圧が出力端子116に
印加されることになる。
【0190】尚、低電力期間T2中、ゲート134a〜
134cの出力は、ゲート134cの出力のみがハイレ
ベルになり、ゲート134a、134bの出力はローレ
ベルとなるので、後述するように第1切換信号Pがロー
レベルの通常動作期間T1における第5番目の入力デー
タ(D2が「1」、D1が「0」、D0が「0」)の場
合と同じになる。
【0191】表1に、入力データと抵抗素子網に流れる
電流Iの比較表を示す。
【0192】
【表1】
【0193】表1より電流Iが、入力データが0の時以
外で最も少なくなるのは、入力データが第5番目のデー
タ(D2が「1」、D1が「0」、D0が「0」)のと
きである。
【0194】このようなデジタル/アナログ変換回路の
低電力化について図18のタイミングチャートを用いて
説明する。デジタル/アナログ変換回路の通常動作期間
T1では第1切換信号P信号はローレベルで、第4スイ
ッチ132a〜132cは、入力データD0〜D2に応
じて制御され、電源端子118a,118b間に流れる
電流Iは入力データに応じて、0とI1との間の電流値
をとる。出力端子300の電圧は入力データに応じてV
LとVHとの間の値になる。低電力期間には第1切換信
号Pがハイレベルになり、ゲート134a〜134cを
マスクして第4スイッチ132a〜132cを第5番目
の入力データに設定するため、電流IはI0になり、出
力端子300の電圧は第5番目の入力データ(D2が
「1」、D1が「0」、D0が「0」)のときの電圧V
2になる。この入力データが第5番目のデータの場合の
デジタル/アナログ変換回路の等価回路は、図19に示
すようになるため、電圧V2は、VLとVHの中間電位
となる。
【0195】表1によると、第1番目の入力データ(D
2が「0」、D1が「0」、D0が「0」)のとき、電
流が0になり消費電流が最小になるが、この時には出力
端子300の電圧はVLになり、低電力期間T2から通
常動作期間T1に移行した場合に所望の電圧に確定する
までの時間の平均が大きくなる。本実施の形態のように
第5番目の入力データで固定した場合には、電流を第1
番目の入力データ以外での最小にでき、かつ、出力端子
300の電位をVLとVHのほぼ中間にできるため、通
常動作期間T1への移行後の電圧確定までの時間の平均
が小さくなり、電圧変動による消費電力も小さくでき
る。
【0196】尚、一般に本実施の形態にあるようなR−
2Rラダー型のデジタル/アナログ変換回路では、中間
レベルでの電流が最小になり、入力データビット数が変
化しても、同様の効果が得られる。
【0197】本実施の形態においても、容量性負荷12
0の電位を確定するために必要な時間を除いて低電力期
間を継続することができる。また、上記の例では、電流
を第1番目の入力データ以外で最小にできる第5番目の
入力データに固定するようにしたけれども、本発明はこ
れに限定されるものではなく、少なくとも、入力データ
のうちの少なくとも抵抗素子網に流れる電流の最小電流
値と最大電流値のうちの中間の電流値以下となる入力デ
ータのいずれかの入力データに固定するようにすればよ
い。このように中間の電流値以下となる入力データであ
れば、長時間にわたってデジタル/アナログ変換回路を
駆動すると、消費電力は平均値以下となるので、消費電
力の低減化を図ることができる。
【0198】(実施の形態2−6)図20は実施の形態
2−6に係る駆動回路に内蔵されたデジタル/アナログ
変換回路の構成図であり、図21はそのタイミングチャ
ートである。この実施の形態2−6は、実施の形態2−
5に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。
この実施の形態2−6では、実施の形態2−5の第2切
換信号生成回路133に代えて、第3切換信号を生成す
る第3切換信号生成回路133Aが用いられている。こ
の第3切換信号生成回路133Aは、ゲート140a〜
140cから構成されている。ゲート140aは、デジ
タル入力D0を反転して出力するインバータ150,1
51と、インバータ150の出力と第1切換信号Pとを
入力してスイッチ132dのn−chTFTに第3切換
信号を出力するNORゲート152と、インバータ15
1の出力と第1切換信号Pとを入力してスイッチ132
dのp−chTFTに第3切換信号を出力するORゲー
ト153とから構成されている。ゲート140bは、デ
ジタル入力D1を反転して出力するインバータ154,
155と、インバータ154の出力と第1切換信号Pと
を入力してスイッチ132eのn−chTFTに第3切
換信号を出力するNORゲート156と、インバータ1
55の出力と第1切換信号Pとを入力して第3スイッチ
132eのp−chTFTに第3切換信号を出力するO
Rゲート157とから構成されている。ゲート140c
は、デジタル入力D2を反転して出力するインバータ1
58,159と、インバータ158の出力と第1切換信
号Pとを入力してスイッチ132fのn−chTFTに
第3切換信号を出力するNORゲート160と、インバ
ータ159の出力と第1切換信号Pとを入力してスイッ
チ132fのp−chTFTに第3切換信号を出力する
ORゲート161とから構成されている。
【0199】また、本実施の形態では、第3切換信号生
成回路133Aにより、後述するように通常動作期間T
1においては第5スイッチ132d〜132fは、デジ
タル入力D0〜D2に応じて高電源VHと低電源VLの
いずれかに接続され、希望する駆動電圧が得られる。
【0200】低電力期間T2においては、第1切換信号
Pがハイレベルであるため、NORゲート152の出力
(第3切換信号に相当する)は、デジタル入力D0の論
理レベルにかかわらず、ローレベルとなる。また、同様
にして、ORゲート153の出力(第3切換信号に相当
する)は、デジタル入力D1の論理レベルにかかわら
ず、ハイレベルとなる。よって、第5スイッチ132d
は電源VH,VLのいずれからも切断された状態とな
る。同様にして、NORゲート156の出力(第3切換
信号に相当する)は、ローレベルに固定され、ORゲー
ト157の出力(第3切換信号に相当する)は、ハイレ
ベルに固定され、よって第5スイッチ132eは電源V
H,VLのいずれからも切断された状態となる。更に、
NORゲート160の出力(第3切換信号に相当する)
は、ローレベルに固定され、ORゲート161の出力
(第3切換信号に相当する)は、ハイレベルに固定さ
れ、よって第5スイッチ132fは電源VH,VLのい
ずれからも切断された状態となる。このようにして、第
3切換信号生成回路133Aにより、デジタル/アナロ
グ変換回路の抵抗素子に流れる電流を0にすることがで
き、消費電力を削減することができる。
【0201】このようなデジタル/アナログ変換回路の
低電力化について、図21のタイミングチャートを用い
て説明する。通常動作期間T1では第1切換信号Pはロ
ーレベルで、第5スイッチ132d〜132fは、入力
データD0〜D2に応じて制御され、抵抗素子網に流れ
る電流Iは入力データに応じて、0とI1との間の電流
値をとる。出力端子300の電圧は入力データに応じて
VHとVLとの間の値になる。低電力期間T2では第1
切換信号Pがハイレベルになり、第5スイッチ132d
〜132fが、VL,VHのどちらの電源からも切断さ
れるため、デジタル/アナログ変換回路には電源の供給
がなくなり、消費電流および消費電力は0になる。また
出力端子300の電圧は不定となる。
【0202】一方、出力端子116は、出力スイッチ1
19により切断されるため、出力端子116の電位は容
量性負荷120により保持される。
【0203】本実施の形態においても、容量性負荷12
0の電位を確定するために必要な時間を除いて低電力期
間を継続することができる。
【0204】(実施の形態2−7)図22は実施の形態
2−7のデジタル/アナログ変換回路の構成を示す回路
図であり、図23はそのタイミングチャートである。こ
の実施の形態2−7は、実施の形態2−1に類似し、対
応する部分には同一の参照符号を付す。実施の形態2−
7では、デジタル/アナログ変換回路が2つのデジタル
/アナログ変換回路部から構成されている点が、実施の
形態2−1と異なる。以下、実施の形態2−7について
説明する。デジタル/アナログ変換回路は、電圧ポテン
ショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成される
第1のデジタル/アナログ変換回路部201と、R−2
Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成される第
2のデジタル/アナログ変換回路部202とを有する。
第1のデジタル/アナログ変換回路部201は、デジタ
ル画像入力データの上位ビットD2,D3に応じて動作
するように構成されている。また、第2のデジタル/ア
ナログ変換回路部202は、第1のデジタル/アナログ
変換回路部201からの高電圧側出力が与えられる第1
接続端子220aと、第1のデジタル/アナログ変換回
路部201からの低電圧側出力が与えられる第2接続端
子220bとを備え、この第1接続端子220aと第2
接続端子220b間の電圧を基準電圧とし、デジタル画
像入力データの下位ビットD0,D1に応じて動作する
ように構成されている。ここで、第1接続端子220a
の電圧を、参照符号VH2で示し、第2接続端子220
bの電圧を、参照符号VL2で示す。
【0205】第1のデジタル/アナログ変換回路部20
1は、抵抗素子R4〜R7と、第6スイッチTrPと、
第7スイッチTr4H〜Tr7Hと、第8スイッチTr
4L〜Tr7Lと、上位ビットD2,D3をデコードし
てデコードされたデジタル信号により第7スイッチTr
4H〜Tr7H及び第8スイッチTr4L〜Tr7Lの
スイッチングを制御する選択回路203とを有する。前
記第6スイッチTrPは、抵抗素子R7と電源端子11
8a間に介在し、第1切換信号生成回路105からの第
1切換信号Pによって、通常動作期間T1中はON状態
とされ、低電力期間T2中はOFF状態とされる。ま
た、前記第7スイッチTr4H〜Tr7Hは、抵抗素子
R4〜R7の各接続点と前記第1接続端子220aとの
間に、それぞれ介在し、前記第8スイッチTr4L〜T
r7Lは、抵抗素子R4〜R7の各接続点と前記第2接
続端子220bとの間に、それぞれ介在している。前記
抵抗素子R01の抵抗値はr1であり、抵抗素子R0
0,R0,R1の抵抗値は2r1である。また、前記第
2のデジタル/アナログ変換回路部202は、抵抗素子
R0,R1,R00,R01と、第1接続端子220a
との接続状態と第2接続端子220bとの接続状態の2
つの接続状態を下位ビットD0,D1により選択的に切
り換える第9スイッチ204,205とを有する。第9
スイッチ204は、pチャネルTFTTr0Lとpチャ
ネルTFTTr0Hから構成され、第9スイッチ205
は、pチャネルTFTTr1LとpチャネルTFTTr
1Hから構成されている。
【0206】このような構成のデジタル/アナログ変換
回路における全ての抵抗素子で消費する電流Iは、第1
のデジタル/アナログ変換回路部201の抵抗素子R4
〜R7に流れる電流I1と、第2のデジタル/アナログ
変換回路部202の抵抗素子R0,R1,R00,R0
1に流れる電流I2との和になる。即ち、I=I1+I
2である。
【0207】ここで、I1は入力データD2,D3に無
関係に、I1=(VH−VL)/(R7+R6+R5+
R4)である。尚、便宜上、各抵抗素子R4〜R7の抵
抗値は、R4〜R7で示すことにする。一方、I2は、
表2に示すように入力データに応じて電流量が変わり、
最小は0であり、最大はI2max=0.3125・
(VH2−VL2)max/r1となる。
【0208】
【表2】
【0209】次に、上記の回路の動作について説明す
る。デジタル/アナログ変換回路の通常動作期間T1で
は、第1切換信号Pは、ローレベルで第6スイッチTr
PはON状態である。よって、電流Iは、I1とI0
(=I1+I2max)の間で、且つ入力データD0〜
D3の各ビットの論理値に対応した電流値に設定され、
出力端子300の電位は、VLとVHの範囲の入力デー
タD0〜D3に対応した値となる。
【0210】低電力期間T2では、第1切換信号Pは、
ハイレベルに切り換わり、これにより、第6スイッチT
rPはOFF状態となる。よって、電源VHが切断さ
れ、電流Iは0となり、低電力期間T2において、消費
電力を低減することができる。尚、出力端子300の電
位は、不定である。また、出力スイッチ119はOFF
となるため、容量性負荷120の電位に変動は生じな
い。
【0211】このようにして、電圧ポテンショメータ型
で、且つ上位ビット対応の第1のデジタル/アナログ変
換回路部201の電源切断によって、低電力化を図るこ
とができる。
【0212】(実施の形態2−8)図24は実施の形態
2−8のデジタル/アナログ変換回路の構成を示す回路
図であり、図25はそのタイミングチャートである。こ
の実施の形態2−8は実施の形態2−7に類似し、対応
する部分には同一の参照符号を付す。本実施の形態2−
8では、実施の形態2−7の第6スイッチTrPに代え
て,第1高電圧電源VHHと,高電圧電源VHHよりも
電圧レベルが低い第2高電圧電源VHLの2つの電源の
いずれかを選択的に切り換える電源切り換え用第10ス
イッチ210が設けられている。この第10スイッチ2
10は、n−chTFTとp−chTFTとから構成さ
れており、n−chTFT及びp−chTFTのそれぞ
れのゲートに第1切換信号Pが与えられている。これに
より、第1切換信号Pがハイレベルのとき即ち低電力期
間T2では、第2高電圧電源VHL側に切り換えられ、
第1切換信号Pがローレベルのとき即ち通常動作期間T
1では、第1高電圧電源VHH側に切り換えられる。
【0213】上記構成のデジタル/アナログ変換回路の
動作について説明する。デジタル/アナログ変換回路に
おける全ての抵抗素子で消費する電流Iは、上位ビット
対応の第1のデジタル/アナログ変換回路部201の抵
抗素子に流れる電流I1と、下位ビット対応の第2のデ
ジタル/アナログ変換回路部202の抵抗素子に流れる
電流I2との和になる。即ち、I=I1+I2である。
ここで、通常動作期間T1では、電流I1は入力データ
に無関係に、I1=(VHH−VL)/(R7+R6+
R5+R4)である。一方、電流I2は、上記表2に示
すように入力データに応じて電流量が変わり、最小は0
であり、最大はI2max=0.3125・(VHH−
VL2)max/r1となる。但し、r1は、抵抗素子
R01の抵抗値である。よって、電流Iは、I1とI0
(=I1+I2max)の間で変化する。
【0214】低電力期間T2では、電源VHHがVHL
に切り換わるため、電流I1は、入力データに無関係
に、I1=(VHL−VL)/(R7+R6+R5+R
4)となる。I2maxも(VH2−VL2)maxが
低くなるため、低くなる。ここで、I1L=(VHL−
VL)/(R7+R6+R5+R4)とし、I0L=I
1L+I2maxとすると、電流Iは、I1LとI0L
の間で変化する。従って、低電力期間T2において、消
費電力を低減することができる。尚、出力端子300の
電圧は、通常動作期間T1では、VLとVHHの間の電
位であるが、低電力期間T2では、VLとVHLの間の
電位に変化するため、負荷120の電位が変化しないよ
うに出力スイッチ119がOFFとされ、ソースライン
を切断する。
【0215】このようにして、電圧ポテンショメータ型
で、且つ上位ビット対応の第1のデジタル/アナログ変
換回路部201の電源切換えによって、低電力化を図る
ことができる。
【0216】(実施の形態2−9)図26は実施の形態
2−9のデジタル/アナログ変換回路の構成を示す回路
図であり、図27はそのタイミングチャートである。こ
の実施の形態2−9は実施の形態2−8に類似し、対応
する部分には同一の参照符号を付す。本実施の形態2−
9では、実施の形態2−8の電源切り換え用スイッチ2
10が省略されている。また、第2のデジタル/アナロ
グ変換回路部202には、第9スイッチ204,205
のスイッチング態様を制御する第4切換信号を生成し
て、この第4切換信号を第9スイッチ204,205に
出力する第4切換信号生成回路211が設けられてい
る。第4切換信号生成回路211は、ビットD0を入力
するインバータ213と、インバータ213の出力と第
1切換信号Pとを入力しp−chTFTTr0L,n−
chTFTTr0Hに第4切換信号を出力するNORゲ
ート214と、ビットD1と第1切換信号Pとを入力し
p−chTFTTr1L,n−chTFTTr1Hに第
4切換信号を出力するORゲート215とから構成され
ている。このような構成により、第4切換信号生成回路
211は、通常動作期間T1中は、下位ビットD0,D
1のデジタル画像入力データに対応した第4切換信号を
出力し、低電力期間T2中は下位ビットD0,D1のデ
ジタル画像データのうちの抵抗素子網に流れる電流の最
小電流値から2番目に少ない電流値となる入力データに
固定して、この固定された入力データを第4切換信号と
して出力することができる。
【0217】上記構成のデジタル/アナログ変換回路の
動作について説明する。デジタル/アナログ変換回路に
おける全ての抵抗素子で消費する電流Iは、第1のデジ
タル/アナログ変換回路部201の抵抗素子に流れる電
流I1と、第2のデジタル/アナログ変換回路部202
の抵抗素子に流れる電流I2との和になる。即ち、I=
I1+I2である。
【0218】ここで、I1は入力データに無関係に、I
1=(VH−VL)/(R7+R6+R5+R4)であ
る。一方、I2は、表2に示すように入力データに応じ
て電流量が変わり、最小は0であり、最大はI2max
=0.3125・(VH2−VL2)max/r1とな
る。通常動作期間T1では、電流Iは、I1とI0(=
I1+I2max)の間で変化する。尚、端子300の
電位は、VLとVHの範囲内にある。低電力期間T2で
は、データD0を「0」にマスクし、データD1を
「1」にマスクし、これにより、電流I2は、I2=
0.25・(VH2−VL2)/r1となる。当然、デ
ータD0,D1ともに「0」の場合の方が、I2は小さ
くできるが、R−2Rラダー型では、D1のみ「1」の
場合がその次に電流が少なくなり、このようにすること
により、回路内の各接点に電位を与えておき、通常動作
期間T1への移行時に出力電圧の確定を早くすることが
できる。尚、低電力期間T2では、出力スイッチ119
がOFFとなるため、容量性負荷120の電位は変化し
ない。
【0219】このようにして、R−2Rラダー型で、且
つ下位ビット対応の第2のデジタル/アナログ変換回路
部の入力データ切換えによって、低電力化を図ることが
できる。
【0220】(実施の形態2−10)図28は実施の形
態2−10のデジタル/アナログ変換回路の構成を示す
回路図であり、図29はそのタイミングチャートであ
る。この実施の形態2−10は実施の形態2−7に類似
し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施の
形態2−10では、実施の形態2−7の第6スイッチT
rpが省略されている。一方、第1接続端子220aと
第2のデジタル/アナログ変換回路部202の入力側と
の間に、第11スイッチTrPHが設けられ,第2接続
端子220bと第2のデジタル/アナログ変換回路部2
02の入力側との間に、第12スイッチTrPLが設け
られている。この第11スイッチTrPH及び第12ス
イッチTrPLは、第1切換信号PによりON/OFF
制御される。
【0221】上記構成のデジタル/アナログ変換回路の
動作について説明する。デジタル/アナログ変換回路に
おける全ての抵抗素子で消費する電流Iは、上位ビット
対応の第1のデジタル/アナログ変換回路部201の抵
抗素子に流れる電流I1と、下位ビット対応の第2のデ
ジタル/アナログ変換回路部202の抵抗素子に流れる
電流I2との和になる。即ち、I=I1+I2である。
【0222】ここで、I1は入力データに無関係に、I
1=(VH−VL)/(R7+R6+R5+R4)であ
る。一方、I2は、表2に示すように入力データに応じ
て電流量が変わり、最小は0であり、2ビットの場合
は、最大はI2max=0.3125・(VH2−VL
2)max/r1となる。
【0223】通常動作期間T1では、電流Iは、I1と
I0(=I1+I2max)の間で変化する。低電力期
間T2では、第11スイッチTrPH及び第12スイッ
チTrPLはOFFになり、これにより電流I2=0と
なるため、電流IはI=I1になる。尚、出力端子30
0の電位は、通常動作期間T1ではVLとVHの範囲内
であり、低電力期間T2では不定となる。また、低電力
期間T2では、出力スイッチ119がOFFとなるた
め、容量性負荷120の電位は変わらない。このように
して、R−2Rラダー型で、且つ下位ビット対応の第2
のデジタル/アナログ変換回路部の電源切断によって、
低電力化を図ることができる。
【0224】(実施の形態2−11)図30は実施の形
態2−11のデジタル/アナログ変換回路の構成を示す
回路図であり、図31はそのタイミングチャートであ
る。この実施の形態2−11は実施の形態2−9に類似
し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施の
形態2−11では、実施の形態2−9の高電源VHに代
えて、第1高電圧電源VHHと第1高電圧電源VHHよ
りも電圧レベルの低い第2高電圧電源VHLの2つの高
電源が用いられ、また電源VHHとVHLの切り換え用
第10スイッチ210が設けられている。
【0225】上記構成のデジタル/アナログ変換回路の
動作について説明する。駆動回路における全ての抵抗素
子で消費する電流Iは、上位ビット対応の第1のデジタ
ル/アナログ変換回路部部201の抵抗素子に流れる電
流I1と、下位ビット対応の第2のデジタル/アナログ
変換回路部202の抵抗素子に流れる電流I2との和に
なる。即ち、I=I1+I2である。
【0226】ここで、通常動作期間T1では、I1は入
力データに無関係に、I1=(VHH−VL)/(R7
+R6+R5+R4)である。一方、I2は、表2に示
すように入力データに応じて電流量が変わり、最小は0
であり、2ビットの場合は、最大はI2max=0.3
125・(VH2−VL2)max/r1となる。よっ
て、電流Iは、I1とI0(=I1+I2max)の間
で変化する。低電力期間T2では、電源VHHがVHL
に切り換わるため、電流I1は、I1=(VHL−V
L)/(R7+R6+R5+R4)となる。更に、低電
力期間T2には、データD0を「0」にマスクし、デー
タD1を「1」にマスクし、これにより、電流I2は、
I2=0.25・(VH2−VL2)/r1となり、電
流Iは通常動作期間T1よりも小さくなる。データをど
のようにマスクするかについては、上記実施の形態2−
7と同様に論理で選択できる。尚、低電力期間T2で
は、出力スイッチ119がOFFとなるため、容量性負
荷120の電位は変化しない。
【0227】このようにして、電圧ポテンショメータ型
で且つ上位ビット対応の第1のデジタル/アナログ変換
回路部の電源切換え、及びR−2Rラダー型で且つ下位
ビット対応の第2のデジタル/アナログ変換回路部の入
力データ切換えによって、低電力化を図ることができ
る。
【0228】(実施の形態2−12)図32は実施の形
態2−12のデジタル/アナログ変換回路の構成を示す
回路図であり、図33はそのタイミングチャートであ
る。この実施の形態2−12は実施の形態2−8に類似
し、対応する部分には同一の参照符号を付す。本実施の
形態2−12では、第11接続端子220aと第12接
続端子220bが設けられている点が、実施の形態2−
8と異なる。
【0229】上記構成のデジタル/アナログ変換回路の
動作について説明する。デジタル/アナログ変換回路に
おける全ての抵抗素子で消費する電流Iは、上位ビット
対応の第1のデジタル/アナログ変換回路部201の抵
抗素子に流れる電流I1と、下位ビット対応の第2のデ
ジタル/アナログ変換回路202の抵抗素子に流れる電
流I2との和になる。即ち、I=I1+I2である。
【0230】ここで、通常動作期間T1では、I1は入
力データに無関係に、I1=(VHH−VL)/(R7
+R6+R5+R4)である。一方、I2は、表2に示
すように入力データに応じて電流量が変わり、最小は0
であり、最大はI2max=0.3125・(VH2−
VL2)max/r1となる。よって、電流Iは、I1
とI0(=I1+I2max)の間で変化する。低電力
期間T2では、電源VHHがVHLに切り換わるため、
電流I1は、I1=(VHL−VL)/(R7+R6+
R5+R4)となる。更に、スイッチTrPH,TrP
LがOFFとなり、電流I2は、0となる。尚、端子3
00の電位は通常動作期間T1ではVLとVHの範囲内
であり、低電力期間T2では不定となる。また、低電力
期間T2では、出力スイッチ119がOFFとなるた
め、容量性負荷120の電位は変わらない。
【0231】このようにして、電圧ポテンショメータ型
で且つ上位ビット対応の第1のデジタル/アナログ変換
回路部の電源切換え、及びR−2Rラダー型で且つ下位
ビット対応の第2のデジタル/アナログ変換回路部の電
源切断によって、低電力化を図ることができる。
【0232】(実施の形態2−13)図34は実施の形
態2−13のアクティブマトリクス液晶パネルのアレイ
の一部と駆動回路の一部の構成図であり、図35はその
タイミングチャートである。図34において、アレイの
ソースラインSLには1本につき1個のデジタル/アナ
ログ変換回路が接続され、各デジタル/アナログ変換回
路には電源端子118a,118bが接続されている。
このデジタル/アナログ変換回路は、実施の形態2−5
で説明したデジタル/アナログ変換回路に類似したデジ
タル/アナログ変換回路が使用される。具体的には、第
1切換信号生成回路105に代えて、水平同期信号を入
力し、ソースラインに画像データを書き込むのに先立っ
て行われるプリチャージのためのプリチャージ期間モー
ドと、プリチャージ期間以外の残余の期間モードのいず
れかのモードに切り換える第5切換信号を生成する第5
切換信号生成回路が設けられる。また、前記第4スイッ
チ群のスイッチング態様を制御する第2切換信号生成回
路に代えて、第6切換信号生成回路が設けられる。第6
切換信号生成回路は、前記第4スイッチ群のスイッチン
グ態様を制御する第6切換信号を生成して、この第6切
換信号を第4スイッチ群に出力する第6切換信号生成回
路である。第6切換信号生成回路は、デジタル画像デー
タと前記第5切換信号生成回路からの第5切換信号とを
入力し、前記プリチャージ期間以外の残余の期間中は、
デジタル画像入力データに対応した第6切換信号を出力
し、前記プリチャージ期間中はデジタル画像データのう
ち少なくとも前記抵抗素子網に流れる電流の最小電流値
と最大電流値のうちの中間の電流値以下となる入力デー
タのいずれかの入力データに固定して、この固定された
入力データを第6切換信号として出力する機能を果た
す。よって、低電力期間T2中は第5切換信号によるマ
スクデータで決まる電圧V2を出力する。尚、出力スイ
ッチ119は省略されている。従って、低電力期間T2
では、電圧V2がプリチャージ電圧として、ソースライ
ンSLに書き込まれる。
【0233】このようなアクティブマトリックス液晶パ
ネルでは、液晶素子に交流電圧を印加するために一定周
期でソースラインの電圧の極性を反転する必要がある。
このソースライン電圧の極性反転に要する時間は、ソー
スラインが持つ容量や抵抗によって決まるが、大画面
化、高精細化により長くなる傾向がある。ソースライン
電圧の極性反転を画像データ書き込み時に同時に行おう
とすると、ソースラインの容量や抵抗が増えて極性反転
時間が長くなった場合に画像データの書き込み不足が発
生する。
【0234】そこで、液晶素子を駆動する画素スイッチ
トランジスタのゲートがオフしている期間、一般的には
水平同期のブランキング期間を利用して画像データの書
き込みの前にソースラインの極性反転を予め行う。この
ような動作をプリチャージという。このプリチャージ期
間には反転した極性の任意の電圧を意図的にソースライ
ンに書き込むが、この期間にデジタル/アナログ変換回
路の第5切換信号をハイレベルにし、デジタル/アナロ
グ変換回路の低電力期間とすることによりプリチャージ
の電圧としてV2を用いることができ、画質の向上と消
費電力の削減を同時に行うことが可能になる。
【0235】上記例では、実施の形態2−5のデジタル
/アナログ変換回路に適用したけれども、本実施の形態
は、これに限定されるものではなく、その他の実施の形
態のデジタル/アナログ変換回路にも好適に適用するこ
とができる。
【0236】(実施の形態2−14)図36は実施の形
態2−14に係る駆動回路の構成図である。実施の形態
2−14は、実施の形態2−1に類似し対応する部分に
は同一の参照符号を付す。この実施の形態2−14は、
実施の形態2−1の第1切換信号生成回路105に代え
て、第1切換信号生成回路105Aが用いられている。
この第1切換信号生成回路105Aは、図37に示すよ
うに、水平同期信号を入力し予め定めた遅延時間だけ水
平同期信号を遅延させる遅延回路315と、遅延回路3
15の出力と水平同期信号とのAND条件をとり第1切
換信号Pとして出力するANDゲート316とから構成
される。この遅延回路315は、アレイ基板上の不純物
を含む半導体層で形成した抵抗素子317とアレイ基板
上の絶縁膜を用いて形成した容量素子318とから構成
される積分回路319と、アレイ基板上のTFTで構成
したインバータ320a、320bから構成される。
尚、前記ANDゲート316は、アレイ基板上のTFT
で構成されたものである。
【0237】このような構成の第1切換信号生成回路1
05Aにおける入力信号の動きを図38のタイミングチ
ャートを用いて説明する。入力端子321に入力する水
平同期信号がハイレベルに変化すると、抵抗素子317
と容量素子318で構成する積分回路319の出力レベ
ルは、抵抗素子317と容量素子318により定まる時
定数に応じて上昇していく。そして、積分回路319の
出力レベルがインバータ320aのしきい値電圧に達す
ると、インバータ320aの出力は、ハイレベルからロ
ーレベルに変化する。これにより、インバータ320b
の出力は、ローレベルからハイレベルに変化する。そし
て、水平同期信号がローレベルに変化すると、積分回路
319の出力レベルは、抵抗素子317と容量素子31
8により定まる時定数に応じて下降していく。そして、
積分回路319の出力レベルがインバータ320aのし
きい値電圧に達すると、インバータ320aの出力は、
ローレベルからハイレベルに変化し、インバータ320
bの出力は、ハイレベルからローレベルに変化する。従
って、図38に示すように、インバータ320bの出力
は、水平同期信号を、積分回路319の時定数に応じて
定まる時間TDだけ遅延したものとなる。そして、水平
同期信号が遅延したインバータ320bの出力と、水平
同期信号とのANDがとられた信号が、第1切換信号と
して、ANDゲート316から出力される。
【0238】ここで遅延時間TDは、積分回路319、
インバータ320a、320bそれぞれの遅延時間の合
計であるが、インバータ320a、320bによる遅延
時間は、積分回路319の遅延時間に対して極めて小さ
いため無視することができる。従って、積分回路319
の遅延時間のみを考慮すればよい。そこで、積分回路3
19による遅延が支配的になるようにする。具体的に
は、容量素子318の容量値Cは、抵抗素子317の抵
抗値Rに対して極めて小さくなるように設定する。従っ
て、積分回路319の時定数は抵抗素子317の抵抗値
Rにより決定されるものと考えられ、遅延時間は抵抗素
子317の抵抗値Rにより決定することができる。よっ
て、抵抗素子317の抵抗値が大きければ、第1切換信
号Pは図38の実線で示す波形となり、水平同期信号の
遅延時間は参照符号TDRHに示すように長くなる。抵
抗値317の抵抗値が小さければ、第1切換信号Pは図
38の破線で示す波形となり、水平同期信号の遅延時間
は図38の参照符号TDRLに示すようには短くなる。
尚、これに対応して、低電力期間も変化し、抵抗素子3
17の抵抗値が大きければ、参照符号TRHに示すよう
に短くなり、抵抗素子317の抵抗値が小さければ、参
照符号TRLに示すように長くなる。
【0239】ところで、アレイ基板上の抵抗素子の抵抗
値が高い場合にはデジタル/アナログ変換回路に流れる
電流は減少し、出力端子116を介してソースラインS
Lに接続されている容量性負荷120を充電する時間が
長くかかるため、低電力期間T2は短い方が望ましい。
また、低電力期間T2が短くなっても(従って、通常動
作期間T1が長くなっても)、抵抗素子が高抵抗のた
め、通常動作期間T1における消費電力は減少している
ため、消費電力の観点からは何ら問題を生じない。一
方、抵抗素子の抵抗値が低い場合には、デジタル/アナ
ログ変換回路に流れる電流が増加し、ソースラインSL
の充電に必要な時間は短くなるため、低電力期間T2は
長い方が望ましい。このようなアレイ基板上の抵抗素子
の抵抗値の大きさに応じて、ソースラインSLの充電及
び消費電力の低減の2つの要望を満たすため、通常動作
期間T1と低電力期間T2の長さを変化させる必要が生
じる場合に、第1切換信号生成回路105Aにより第1
切換信号Pが上記要望を満たすようにハイレベル期間の
長さを自動的に最適に長さに変化させる。このようにし
て、デジタル/アナログ変換回路の抵抗素子と同一のア
レイ基板上に形成された抵抗素子で積分回路を構成する
ことにより、抵抗素子の精度の如何にかかわらず、常に
消費電力の最適化を自動的に設定することが可能とな
る。
【0240】以下に、上記第1切換信号生成回路105
Aの作用を更に詳述する。第1切換信号のハイレベルの
期間は、通常動作期間(ソースラインSLに接続する容
量性負荷を考慮して、1水平同期期間の全期間のうちの
前記容量性負荷の電位を完全に変化させる期間に、画素
電極の電位を完全に変化させる期間を加えた期間)以外
の期間として定めたものである。そして、この期間が第
1切換信号のハイレベルの期間となるように、抵抗素子
317の抵抗値が決定される。しかしながら、現実には
抵抗素子317の抵抗値に誤差が生じる。このような抵
抗値に誤差が生じると、第1切換信号Pのハイレベルの
期間が設定した期間と異なったものとなり、これにより
ソースラインSLへの充電不足に起因した表示特性の劣
化や、希望する消費電力が得られないという事態が生じ
る。しかしながら、本実施の形態では、第1切換信号生
成回路105Aを、上記のように構成することにより、
かかる事態の発生を防ぐことができ、ソースラインSL
への充電不足とならず、消費電力の最適化を実現でき
る。
【0241】例えば、デジタル/アナログ変換回路の各
抵抗素子の抵抗値が予め定めた抵抗値よりも大きい場合
は、抵抗素子317の抵抗値も大きくなり、デジタル/
アナログ変換回路の各抵抗素子の抵抗値が予め定めた抵
抗値よりも小さい場合は、抵抗素子317の抵抗値も小
さくなる。なぜなら、いずれの抵抗素子も同一アレイ基
板に形成された不純物を含む半導体層によって構成され
たものであるため、同一程度の誤差が生じるものと考え
られるからである。
【0242】そして、抵抗値が予め定めた抵抗値よりも
大きい場合は、通常動作期間中に、デジタル/アナログ
変換回路の抵抗素子に流れる電流が小さくなり、第1切
換信号Pのハイレベルの期間が抵抗素子に応じて微調整
がなされなければ、ソースラインSLの電位を希望する
電位に変化させることができず、表示特性の劣化を招
く。しかし、本実施の形態によれば、第1切換信号生成
回路105Aを図37に示す構成とすることにより、第
1切換信号Pのハイレベルの期間(低電力期間)が抵抗
素子に応じて微調整がなされ、本来の期間よりも短くな
り、通常動作期間が長くなってソースラインの電位を希
望する電位に変化させることができ、表示特性の劣化を
防止できる。尚、低電力期間は短くなっても、通常動作
期間における電流は小さくなっているので、実質的に
は、消費電力の増大とはならない。
【0243】一方、抵抗値が予め定めた抵抗値よりも小
さい場合は、通常動作期間中に、デジタル/アナログ変
換回路の抵抗素子に流れる電流が大きくなり、第1切換
信号Pのハイレベルの期間が抵抗素子に応じて微調整が
なされなければ、ソースラインSLの電位を希望する電
位に変化させた後も、通常動作電力が消費されることに
なり、消費電力の低減の観点からは、無駄な電力の消費
となる。しかし、本実施の形態によれば、第1切換信号
生成回路105Aを図37に示す構成とすることによ
り、第1切換信号Pのハイレベルの期間(低電力期間)
が抵抗素子に応じて微調整がなされ、本来の期間よりも
長く(従って、通常動作期間は短く)なり,通常動作期
間における無駄な電力の消費を防止できる。
【0244】よって、アレイ基板ごとの抵抗素子の抵抗
値のばらつきによる消費電力のばらつきを外部回路の調
整なくして吸収することが可能になり、外部回路の簡略
化と消費電力の最適化が容易に図れる。
【0245】尚、本実施の形態では容量素子としてアレ
イ基板上の絶縁膜を利用しているが、一般的な容量素子
部品を用いても良い。
【0246】図39は実施の形態2−14のデジタル/
アナログ変換回路の動作のタイミングチャートである。
本実施の形態2−14では、水平同期信号に基づいて第
1切換信号Pを生成している点が実施の形態2−1と異
なるが、デジタル/アナログ変換回路の動作は、基本的
に実施の形態2−1の動作と同様である。
【0247】(実施の形態2−15)図40は実施の形
態2−15に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−15は、実施の形態2−3に類
似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実施
の形態2−15は、実施の形態2−3の第1切換信号生
成回路105に代えて、第1切換信号生成回路105A
が用いられている。図41は駆動回路の動作のタイミン
グチャートである。本実施の形態2−15では、水平同
期信号に基づいて第1切換信号Pを生成している点が実
施の形態2−3と異なるが、デジタル/アナログ変換回
路の動作は、基本的に実施の形態2−3の動作と同様で
ある。このような実施の形態2−15においてもまた、
第1切換信号生成回路105Aが用いられていることに
より、実施の形態2−14と同様に、アレイ基板ごとの
抵抗素子の抵抗値のばらつきによる消費電力のばらつき
を外部回路の調整なくして吸収することが可能になり、
外部回路の簡略化と消費電力の最適化が容易に図れると
いう効果を奏する。
【0248】(実施の形態2−16)図42は実施の形
態2−16に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−16は、実施の形態2−5に類
似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実施
の形態2−16は、実施の形態2−5の第1切換信号生
成回路105に代えて、第1切換信号生成回路105A
が用いられている。図43はデジタル/アナログ変換回
路の動作のタイミングチャートである。本実施の形態2
−16では、水平同期信号に基づいて第1切換信号Pを
生成している点が実施の形態2−5と異なるが、デジタ
ル/アナログ変換回路の動作は、基本的に実施の形態2
−5の動作と同様である。
【0249】このような実施の形態2−16においても
また、第1切換信号生成回路105Aが用いられている
ことにより、実施の形態2−14と同様に、アレイ基板
ごとの抵抗素子の抵抗値のばらつきによる消費電力のば
らつきを外部回路の調整なくして吸収することが可能に
なり、外部回路の簡略化と消費電力の最適化が容易に図
れるという効果を奏する。
【0250】(実施の形態2−17)図44は実施の形
態2−17に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−17は、実施の形態2−6に類
似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実施
の形態2−17は、実施の形態2−6の第1切換信号生
成回路105に代えて、第1切換信号生成回路105A
が用いられている。図45は駆動回路の動作のタイミン
グチャートである。本実施の形態2−17では、水平同
期信号に基づいて第1切換信号Pを生成している点が実
施の形態2−6と異なるが、デジタル/アナログ変換回
路の動作は、基本的に実施の形態2−6の動作と同様で
ある。
【0251】このような実施の形態2−17においても
また、第1切換信号生成回路105Aが用いられている
ことにより、実施の形態2−14と同様に、アレイ基板
ごとの抵抗素子の抵抗値のばらつきによる消費電力のば
らつきを外部回路の調整なくして吸収することが可能に
なり、外部回路の簡略化と消費電力の最適化が容易に図
れるという効果を奏する。
【0252】(実施の形態2−18)図46は実施の形
態2−18に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−18は、実施の形態2−7に類
似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実施
の形態2−18は、実施の形態2−7の第1切換信号生
成回路105に代えて、第1切換信号生成回路105A
が用いられている。図47は駆動回路の動作のタイミン
グチャートである。本実施の形態2−18では、水平同
期信号に基づいて第1切換信号Pを生成している点が実
施の形態2−7と異なるが、デジタル/アナログ変換回
路の動作は、基本的に実施の形態2−7の動作と同様で
ある。このような実施の形態2−18においてもまた、
第1切換信号生成回路105Aが用いられていることに
より、実施の形態2−14と同様に、アレイ基板ごとの
抵抗素子の抵抗値のばらつきによる消費電力のばらつき
を外部回路の調整なくして吸収することが可能になり、
外部回路の簡略化と消費電力の最適化が容易に図れると
いう効果を奏する。
【0253】(実施の形態2−19)図48は実施の形
態2−19に係る駆動回路の構成図である。実施の形態
2−19は、実施の形態2−8に類似し対応する部分に
は同一の参照符号を付す。この実施の形態2−19は、
実施の形態2−8の第1切換信号生成回路105に代え
て、第1切換信号生成回路105Aが用いられている。
図49はデジタル/アナログ変換回路の動作のタイミン
グチャートである。本実施の形態2−19では、水平同
期信号に基づいて第1切換信号Pを生成している点が実
施の形態2−8と異なるが、デジタル/アナログ変換回
路の動作は、基本的に実施の形態2−8の動作と同様で
ある。
【0254】このような実施の形態2−19においても
また、第1切換信号生成回路105Aが用いられている
ことにより、実施の形態2−14と同様に、アレイ基板
ごとの抵抗素子の抵抗値のばらつきによる消費電力のば
らつきを外部回路の調整なくして吸収することが可能に
なり、外部回路の簡略化と消費電力の最適化が容易に図
れるという効果を奏する。
【0255】(実施の形態2−20)図50は実施の形
態2−20に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−20は、実施の形態2−9に類
似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実施
の形態2−20は、実施の形態2−9の第1切換信号生
成回路105に代えて、第1切換信号生成回路105A
が用いられている。図51はデジタル/アナログ変換回
路の動作のタイミングチャートである。本実施の形態2
−20では、水平同期信号に基づいて第1切換信号Pを
生成している点が実施の形態2−9と異なるが、デジタ
ル/アナログ変換回路の動作は、基本的に実施の形態2
−9の動作と同様である。
【0256】このような実施の形態2−20においても
また、第1切換信号生成回路105Aが用いられている
ことにより、実施の形態2−14と同様に、アレイ基板
ごとの抵抗素子の抵抗値のばらつきによる消費電力のば
らつきを外部回路の調整なくして吸収することが可能に
なり、外部回路の簡略化と消費電力の最適化が容易に図
れるという効果を奏する。
【0257】(実施の形態2−21)図52は実施の形
態2−21に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−21は、実施の形態2−10に
類似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実
施の形態2−21は、実施の形態2−10の第1切換信
号生成回路105に代えて、第1切換信号生成回路10
5Aが用いられている。図53はデジタル/アナログ変
換回路の動作のタイミングチャートである。本実施の形
態2−21では、水平同期信号に基づいて第1切換信号
Pを生成している点が実施の形態2−10と異なるが、
デジタル/アナログ変換回路の動作は、基本的に実施の
形態2−10の動作と同様である。このような実施の形
態2−21においてもまた、第1切換信号生成回路10
5Aが用いられていることにより、実施の形態2−14
と同様に、アレイ基板ごとの抵抗素子の抵抗値のばらつ
きによる消費電力のばらつきを外部回路の調整なくして
吸収することが可能になり、外部回路の簡略化と消費電
力の最適化が容易に図れるという効果を奏する。
【0258】(実施の形態2−22)図54は実施の形
態2−22に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−22は、実施の形態2−11に
類似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実
施の形態2−20は、実施の形態2−11の第1切換信
号生成回路105に代えて、第1切換信号生成回路10
5Aが用いられている。図55はデジタル/アナログ変
換回路の動作のタイミングチャートである。本実施の形
態2−22では、水平同期信号に基づいて第1切換信号
Pを生成している点が実施の形態2−11と異なるが、
デジタル/アナログ変換回路の動作は、基本的に実施の
形態2−11の動作と同様である。このような実施の形
態2−22においてもまた、第1切換信号生成回路10
5Aが用いられていることにより、実施の形態2−14
と同様に、アレイ基板ごとの抵抗素子の抵抗値のばらつ
きによる消費電力のばらつきを外部回路の調整なくして
吸収することが可能になり、外部回路の簡略化と消費電
力の最適化が容易に図れるという効果を奏する。
【0259】(実施の形態2−23)図56は実施の形
態2−23に係るデジタル/アナログ変換回路の構成図
である。実施の形態2−23は、実施の形態2−12に
類似し対応する部分には同一の参照符号を付す。この実
施の形態2−23は、実施の形態2−12の第1切換信
号生成回路105に代えて、第1切換信号生成回路10
5Aが用いられている。
【0260】図57はデジタル/アナログ変換回路の動
作のタイミングチャートである。本実施の形態2−23
では、水平同期信号に基づいて第1切換信号Pを生成し
ている点が実施の形態2−12と異なるが、デジタル/
アナログ変換回路の動作は、基本的に実施の形態2−1
2の動作と同様である。このような実施の形態2−23
においてもまた、第1切換信号生成回路105Aが用い
られていることにより、実施の形態2−14と同様に、
アレイ基板ごとの抵抗素子の抵抗値のばらつきによる消
費電力のばらつきを外部回路の調整なくして吸収するこ
とが可能になり、外部回路の簡略化と消費電力の最適化
が容易に図れるという効果を奏する。
【0261】(実施の形態2−24)図58は他の第1
切換信号生成回路105Bの構成を示す回路図であり、
図59はその動作タイミングチャートである。この第1
切換信号生成回路105Bでは、水平同期信号の極性か
反転した反転水平同期信号を入力して第1切換信号Pを
生成する。尚、この第1信号生成部分105Bが使用さ
れるデジタル/アナログ変換回路では、水平同期信号に
代えて、反転水平同期信号が使用され、これに応じて、
第1切換信号生成回路105Bが使用される。この第1
切換信号生成回路105Bは、第1切換信号生成回路1
05Aに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付
す。第1切換信号生成回路105Bが、第1切換信号生
成回路105Aと異なるのは、ANDゲート316に代
えて、NOR400が設けられている点である。
【0262】このような構成の第1切換信号生成回路1
05Bにおける入力信号の動きを図55のタイミングチ
ャートを用いて説明する。入力端子321に入力する水
平同期信号がハイレベルに変化すると、抵抗素子317
と容量素子318で構成する積分回路319の出力レベ
ルは、抵抗素子317と容量素子318により定まる時
定数に応じて上昇していく。そして、積分回路319の
出力レベルがインバータ320aのしきい値電圧に達す
ると、インバータ320aの出力は、ハイレベルからロ
ーレベルに変化する。これにより、インバータ320b
の出力は、ローレベルからハイレベルに変化する。そし
て、水平同期信号がローレベルに変化すると、積分回路
319の出力レベルは、抵抗素子317と容量素子31
8により定まる時定数に応じて下降していく。そして、
積分回路319の出力レベルがインバータ320aのし
きい値電圧に達すると、インバータ320aの出力は、
ローレベルからハイレベルに変化し、インバータ320
bの出力は、ハイレベルからローレベルに変化する。従
って、図59に示すように、インバータ320bの出力
は、反転水平同期信号を、積分回路319の時定数に応
じて定まる時間TDだけ遅延したものとなる。そして、
反転水平同期信号が遅延したインバータ320bの出力
と、反転水平同期信号との論理和の反転された信号が、
第1切換信号として、NORゲート400から出力され
る。
【0263】尚、この第1切換信号生成回路105Bに
おいても、R−C積分回路319により遅延させている
ため、第1切換信号生成回路105Aと同様に、抵抗素
子317の抵抗値が大きければ、第1切換信号Pは図5
9の実線で示す波形となり、水平同期信号の遅延時間は
参照符号TDRHに示すように長くなる。抵抗値317
の抵抗値が小さければ、第1切換信号Pは図59の破線
で示す波形となり、水平同期信号の遅延時間は図59の
参照符号TDRLに示すようには短くなる。尚、これに
対応して、低電力期間も変化し、抵抗素子317の抵抗
値が大きければ、参照符号TRHに示すように短くな
り、抵抗素子317の抵抗値が小さければ、参照符号T
RLに示すように長くなる。従って、このような第1切
換信号生成回路105Bにおいてもまた、消費電力の最
適化が図れる。尚、図58の構成に代えて、反転水平同
期信号を反転するインバータと、このインバータの後段
に第1切換信号生成回路105Aを接続した回路構成に
してもよい。
【0264】(実施の形態2−25)図60は更に他の
第1切換信号生成回路105Cの構成を示す回路図であ
る。この第1切換信号生成回路105Cは、第1切換信
号生成回路105に類似し対応する部分には同一の参照
符号を付す。この第1切換信号生成回路105Cでは、
第1切換信号生成回路105に使用されていた積分回路
319に代えて、積分回路319Cが用いられている。
この積分回路319Cは、抵抗素子317と4つの容量
素子500a,500b,500c,500dから構成
されている。これらの容量素子500a〜500dは、
容量性負荷120により構成されている。容量素子50
0aは、ソースライン全体と対向基板とを電極とする絶
縁膜及び液晶層において生じる容量である。容量素子5
00bは、ソースラインとゲートラインの交点における
それぞれのラインを電極とする絶縁膜において生じる容
量である。容量素子500cは、ソースラインとソース
ラインに平行する画素電極端を電極とする絶縁膜におい
て生じる容量である。容量素子500dは、ソースライ
ンとゲートラインの交点に存在する画素トランジスタが
保持する容量である。このように容量素子500a〜5
00dを、容量性負荷120により構成することによ
り、更に通常動作期間T1の最適化を図ることができ
る。以下に、この理由について詳述する。
【0265】通常動作期間は、駆動回路の駆動能力と出
力負荷の大きさによって決まる。ここで、駆動回路の駆
動能力は、デジタル/アナログ変換回路を形成する抵抗
素子の抵抗値そのものに依存する。また、出力負荷の大
きさは、駆動回路からみたソースラインの容量負荷その
ものである。ソースラインの容量としては、ソースラ
イン全体と対向基板とを電極とする絶縁膜及び液晶層に
おいて生じる容量ソースラインとゲートラインの交点
におけるそれぞれのラインを電極とする絶縁膜において
生じる容量ソースラインとソースラインに平行する画
素電極端を電極とする絶縁膜において生じる容量ソー
スラインとゲートラインの交点に存在する画素トランジ
スタが保持する容量等の4種類の容量が存在すると考え
られる。従って、出力負荷の大きさは、これら〜の
容量の総和で決まる。
【0266】ところで、駆動回路をアレイ基板上に一体
的に形成する場合においては、現状では、抵抗素子及び
容量素子には、ばらつきが生じる。抵抗素子は不純物を
含む半導体層で形成されされるため、主に不純物の注入
の度合いに起因して抵抗値がばらつく。また、出力負荷
の要因となる4種類の前記〜の容量は、それぞれの
容量を形成する絶縁膜の膜質と厚みに起因して容量値が
ばらつく。抵抗値のばらつきは、現状では2〜5倍あり
極めて大きく、容量値のばらつきは抵抗値のばらつきに
比べれば極めて小さく、容量負荷の要因それぞれ毎に数
%〜10%程度ある。これら抵抗値と容量値のばらつき
は基板単位で発生し、通常動作期間の最適値は基板単位
で異なる。そこで、基板毎の最適通常動作期間を知り、
低電力期間を基板毎に決定するには、先ず、抵抗値のば
らつきを反映することが第1に必要となる。このような
考えに基づいて、上記実施の形態2−14〜実施の形態
2−24では、抵抗値のばらつきを考慮して、積分回路
を構成することにより、通常動作期間の最適化を図った
ものである。上記のように抵抗値のばらつきは、容量値
のばらつきに比べて極めて大きいため、抵抗値のみのば
らつきを考慮しておけば、通常動作期間の最適化として
は十分である。
【0267】しかし、抵抗による最適化を行っても容量
による最適化を行わなければ、数%〜10%前後の電力
のばらつきは抑えられない。従って、更に通常動作期間
の最適化の向上を図るためには、望ましくは、容量値の
ばらつきをも考慮する必要がある。そこで、低電力期間
の最適化、即ち通常動作期間の検知に当たって、抵抗素
子に加えて容量素子を含むことで、低電力化のより優れ
た最適化ができる。具体的には、半導体層の単位面積当
たりの抵抗値と、各容量負荷要因の単位面積当たりの容
量値それぞれの、その基板での絶対値を反映できるよう
に、駆動回路内部の抵抗素子と同じ作り方の抵抗素子
と、各容量負荷要因と同じ絶縁膜を用いた容量素子を使
ってR−C積分回路を作り、R−C積分回路の出力遅延
時間で駆動回路の通常動作期間を疑似的に検知し、低電
力期間を自動的に決定するようにしたものである。これ
により、駆動回路による容量負荷の駆動では、抵抗値が
大きくなると、通常動作期間が長くなり、(=低電力期
間が短くなり)、抵抗値が小さくなると駆動期間が短く
なる(=低電力期間が長くなる)。R−C積分回路で
も、抵抗値が大きくなると出力遅延が大きくなり、抵抗
値が小さくなると出力遅延が小さくなる。そのため、R
−C積分回路の出力遅延に、抵抗値の大小による駆動期
間の長短を反映できる。
【0268】一方、駆動回路による容量負荷の駆動で
は、容量負荷が大きくなると、駆動期間が長くなり、
(=低電力期間が短くなり)、容量負荷が小さくなると
駆動期間が短くなる(=低電力期間が長くなる)。R−
C積分回路でも、容量負荷が大きくなると出力遅延が大
きくなり、容量負荷が小さくなると出力遅延が小さくな
る。そのため、R−C積分回路の出力遅延に、容量負荷
の大小による駆動期間の長短を反映できる。
【0269】よって、前記抵抗素子のみ考慮して、容量
負荷について考慮しない実施の形態に比べて、更に通常
動作期間の最適化及び低電力期間の最適化を図ることが
できる。尚、通常動作期間検知のためのR−C積分回路
での容量負荷には、ダミーのソースラインを1本用いて
もよい。
【0270】(その他の事項)上記実施の形態では,増
幅素子11は、1水平同期期間の全期間において動作し
続けていたけれども、低電力期間中は電源を切断するよ
うにしてもよい。このようにすれば、更に低電力化が図
れる。
【0271】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、デジタル
/アナログ変換回路を液晶表示装置のアレイ基板に内蔵
するようにしたので、液晶表示装置の構成部品としての
デジタル/アナログ変換回路を構成する駆動ICを不要
にして、コストの低減を図ることができる。また、駆動
ICをアレイ基板に実装する工程も不要にでき、更に液
晶表示装置の薄型化や小型化を図ることができる。
【0272】また、本発明によれば、低電力期間におい
て、デジタル/アナログ変換回路の電源の切断、電源の
切り換え、あるいは入力データを抵抗素子に流れる電流
が小さくなるようなデータに固定したりすることによ
り、消費電力を低減することができる。さらに、容量性
負荷により出力端子の電位を保持することができるた
め、出力端子に接続している容量性負荷の電位確定に必
要な時間以外をすべて低電力期間にできるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の〔第1形態〕の実施の形態1−1に
係る液晶表示装置の構成を示す構成図である。
【図2】 本発明の〔第1形態〕の実施の形態1−1に
係る液晶表示装置の駆動回路の部分的構成図である。
【図3】 本発明の〔第1形態〕の実施の形態1−1に
係る液晶表示装置の駆動回路の構成図である。
【図4】 本発明の〔第1形態〕の実施の形態1−2に
係る液晶表示装置の駆動回路の構成図である。
【図5】 本発明の〔第1形態〕の実施の形態1−3に
係る液晶表示装置の駆動回路の構成図である。
【図6】 本発明の〔第1形態〕の実施の形態1−4に
係る液晶表示装置の駆動回路の構成図である。
【図7】 本発明の〔第2形態〕における通常動作期間
を説明するための図である。
【図8】 本発明の〔第2形態〕における通常動作期間
を説明するための図である。
【図9】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1に
係る液晶表示装置の駆動回路の全体構成図である。
【図10】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
に係る液晶表示装置の駆動回路のタイミングチャートで
ある。
【図11】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図12】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図13】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図14】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−3
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図15】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−3
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図16】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−4
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図17】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−5
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図18】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−5
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図19】 第6番目に入力データの場合のデジタル/
アナログ変換回路の等価回路である。
【図20】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−6
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図21】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−6
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図22】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−7
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図23】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−7
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図24】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−8
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図25】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−8
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図26】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−9
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路の構成図である。
【図27】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−9
に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジタ
ル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図28】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
0に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図29】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
0に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図30】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
1に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図31】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
1に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図32】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
2に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図33】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
2に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図34】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
3に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の全体構成図である。
【図35】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
3に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図36】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
4に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図37】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
4に係る液晶表示装置の駆動回路に備えられている第1
切換信号生成回路の回路図である。
【図38】 第1切換信号生成回路のタイミングチャー
トである。
【図39】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
4に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図40】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
5に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図41】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
5に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図42】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
6に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図43】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
6に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図44】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
7に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図45】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
7に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図46】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
8に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図47】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
8に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図48】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
9に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図49】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−1
9に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図50】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
0に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図51】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
0に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図52】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
1に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図53】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
1に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図54】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
2に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図55】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
2に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図56】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
3に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路の構成図である。
【図57】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
3に係る液晶表示装置の駆動回路に内蔵されているデジ
タル/アナログ変換回路のタイミングチャートである。
【図58】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
4に係る第1切換信号生成回路105Bの構成を示す回
路図である。
【図59】 第1切換信号生成回路105Bのタイミン
グチャートである。
【図60】 本発明の〔第2形態〕の実施の形態2−2
5に係る第1切換信号生成回路105Cの構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
10,28,104:デジタル/アナログ変換回路 11:信号増幅素子 30:選択回路 52:ガラス基板 R,R1〜R7,Rn00,Rn1,Rn2,Rn3,
Rn01,Rn12,Rn23,112a〜112g,
130a〜130d,131a,131b:抵抗素子 Tr,Tr0a,Tr0b,Tr1a,Tr1b,Tr
2a,Tr2b,Tr3a,Tr3b,Tr0〜Tr
7:スイッチング素子 117:第1スイッチ 114a〜114h:第2スイッチ 117A:第3スイッチ 132a〜132c:第4スイッチ 132d〜132f:第5スイッチ TrP:第6スイッチ Tr4H〜Tr7H:第7スイッチ Tr4L〜Tr7L:第8スイッチ 204,205:第9スイッチ 210:第10スイッチ TrPH:第11スイッチ TrPL:第12スイッチ 119:出力スイッチ 113:直列回路 116,300:出力端子 VH,VL,VHH,VHL:電源 C0〜C7:接続端 118a,118b,111c: 電源端子 120: 容量性負荷 105,105A,105B,105C:第1切換信号
生成回路 133:第2切換信号生成回路 133A:第3切換信号生成回路 211:第4切換信号生成回路 201:第1のデジタル/アナログ変換回路部 202:第2のデジタル/アナログ変換回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井土 眞澄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 筒 博司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 足達 克己 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置のアレイ基板上に形成され
    たアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路であ
    って、複数の抵抗素子と抵抗素子に関連する複数のスイ
    ッチとを有する抵抗分割型デジタル/アナログ変換回路
    を備え、このデジタル/アナログ変換回路の出力を、電
    圧増幅率が1倍でインピーダンス変換機能を備える電流
    増幅素子を介して、液晶表示部の駆動電圧として出力す
    るように構成された、そのようなアクティブマトリクス
    型液晶表示装置の駆動回路であって、 前記各抵抗素子が、前記アレイ基板上に形成された不純
    物を含む半導体層によって構成されていることを特徴と
    するアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 液晶表示装置のアレイ基板上に形成され
    たアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路であ
    って、複数の抵抗素子と抵抗素子に関連する複数のスイ
    ッチとを有する抵抗分割型デジタル/アナログ変換回路
    を備え、このデジタル/アナログ変換回路の出力を、直
    接そのまま、液晶表示部の駆動電圧として出力するよう
    に構成された、そのようなアクティブマトリクス型液晶
    表示装置の駆動回路であって、 前記各抵抗素子が、前記アレイ基板上に形成された不純
    物を含む半導体層によって構成されていることを特徴と
    するアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】 複数の抵抗素子と抵抗素子に関連する複
    数のスイッチとを有する抵抗分割型デジタル/アナログ
    変換回路を備え、このデジタル/アナログ変換回路の出
    力を、電圧増幅率が1倍でインピーダンス変換機能を備
    える電流増幅素子を介して、液晶表示部の駆動電圧とし
    て出力するように構成されたアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路であって、前記電流増幅素子は液
    晶表示装置のアレイ基板上に実装されたものであり、電
    流増幅素子を除く残余の駆動回路構成部分は前記アレイ
    基板上に形成されたものである、そのようなアクティブ
    マトリクス型液晶表示装置の駆動回路であって、 前記各抵抗素子が、前記アレイ基板上に形成された不純
    物を含む半導体層によって構成されていることを特徴と
    するアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】 上記半導体層はシリコンまたはゲルマニ
    ウムを含む非単結晶材料であって、ドナーまたはアクセ
    プタとなる不純物質を含むことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス型
    液晶表示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】 上記半導体層は、非単結晶シリコン層で
    あって、かつ、n型層またはp型層の少なくともいずれ
    か一方であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置
    の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記デジタル/アナログ変換回路が、R
    −2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路である請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリ
    クス型液晶表示装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記デジタル/アナログ変換回路が、R
    −2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路である請求
    項4に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆
    動回路。
  8. 【請求項8】 前記デジタル/アナログ変換回路が、R
    −2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路である請求
    項5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆
    動回路。
  9. 【請求項9】 前記デジタル/アナログ変換回路が、電
    圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換回路であ
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブ
    マトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記デジタル/アナログ変換回路が、
    電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で
    ある請求項4に記載のアクティブマトリクス型液晶表示
    装置の駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記デジタル/アナログ変換回路が、
    電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で
    ある請求項5に記載のアクティブマトリクス型液晶表示
    装置の駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットデータ又は下位ビ
    ットデータのうちの一方のビットデータに応じて動作す
    る第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの出力電圧を
    基準電圧とし、デジタル画像入力データの上位ビットデ
    ータ又は下位ビットデータのうちの他方のビットデータ
    に応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回路部
    と、 から構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部と前記第2の
    デジタル/アナログ変換回路部のうちの一方のデジタル
    /アナログ変換回路部が、R−2Rラダー型デジタル/
    アナログ変換回路で構成されており、他方のデジタル/
    アナログ変換回路部が電圧ポテンショメータ型デジタル
    /アナログ変換回路で構成されている請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス型液晶表
    示装置の駆動回路。
  13. 【請求項13】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 前記抵抗素子が複数個直列に接続された直列回路であっ
    て、一端が高電圧用電源端子に接続され、他端が低電圧
    用電源端子に接続された、そのような直列回路と、 前記直列回路の一端と高電圧用電源端子との間又は前記
    直列回路の他端と低電圧用電源端子との間のいずれか一
    方の間に介在し、第1切換信号生成回路からの第1切換
    信号によって、通常動作期間中はON状態とされ、前記
    残余の期間中はOFF状態とされる第1スイッチと、 前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と、デジタ
    ル/アナログ変換回路の出力端子との間に、それぞれ介
    在し、デジタル画像データに応じてスイッチング態様が
    制御される第2スイッチ群と、 を有する電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変
    換回路で構成され、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段を設
    けた請求項1乃至請求項3に記載のアクティブマトリク
    ス型液晶表示装置の駆動回路。
  14. 【請求項14】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項13に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  15. 【請求項15】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 前記抵抗素子が複数個直列に接続された直列回路であっ
    て、一端が第1高電圧用電源端子とこの第1高電圧用電
    源よりも電圧レベルが低い第2高電圧用電源端子とに共
    通に接続され、他端が低電圧用電源端子に接続された、
    そのような直列回路と、 前記第1高電圧用電源端子及び前記第2高電圧用電源端
    子の2種類の電源端子と前記直列回路の一端との間に介
    在し、第1切換信号生成回路からの第1切換信号によっ
    て直列回路の一端との接続が、通常動作期間中は第1高
    電圧用電源端子側に切り換えられ、前記残余の期間中は
    第2高電圧用電源端子側に切り換えられる第3スイッチ
    と、 前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と、デジタ
    ル/アナログ変換回路の出力端子との間に、それぞれ介
    在し、デジタル画像データに応じてスイッチング態様が
    制御される第2スイッチ群と、 を有する電圧ポテンショメータ型デジタル/アナログ変
    換回路で構成され、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段を設
    けた請求項1乃至請求項3に記載のアクティブマトリク
    ス型液晶表示装置の駆動回路。
  16. 【請求項16】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項15に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  17. 【請求項17】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、 デジタル画像データの各ビット毎に設けられ、高電圧用
    電源端子との接続状態と低電圧用電源端子との接続状態
    の2つの接続状態を選択的に切り換えて出力電圧を決定
    する第4スイッチ群と、 前記第4スイッチ群のスイッチング態様を制御する第2
    切換信号を生成して、この第2切換信号を第4スイッチ
    群に出力する第2切換信号生成回路であって、デジタル
    画像データと前記第1切換信号生成回路からの第1切換
    信号とを入力し、前記通常動作期間中は、デジタル画像
    入力データに対応した第2切換信号を出力し、前記残余
    の期間中はデジタル画像データのうち少なくとも前記抵
    抗素子網に流れる電流の最小電流値と最大電流値のうち
    の中間の電流値以下となる入力データのいずれかの入力
    データに固定して、この固定された入力データを第2切
    換信号として出力する、そのような第2切換信号生成回
    路と、 を有するR−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路
    で構成され、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段を設
    けた請求項1乃至請求項3に記載のアクティブマトリク
    ス型液晶表示装置の駆動回路。
  18. 【請求項18】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項17に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  19. 【請求項19】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、 出力電圧を決定する第5スイッチ群と、 前記第5スイッチ群のスイッチング態様を制御する第3
    切換信号を生成して、この第3切換信号を第5スイッチ
    群に出力する第3切換信号生成回路であって、前記第5
    スイッチ群を全てOFF状態とする固定データを記憶す
    る記憶回路を有し、デジタル画像データと前記第1切換
    信号生成回路からの第1切換信号とを入力して、前記通
    常動作期間中は、デジタル画像入力データに対応した第
    3切換信号を出力し、前記残余の期間中は、抵抗素子網
    への電源を切断状態とすべく、前記記憶回路に記憶され
    ている固定データを、第3切換信号として出力する、そ
    のような第3切換信号生成回路と、 を有するR−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路
    で構成され、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段を設
    けた請求項1乃至請求項3に記載のアクティブマトリク
    ス型液晶表示装置の駆動回路。
  20. 【請求項20】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項19に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  21. 【請求項21】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットに応じて動作する
    第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出
    力が与えられる第1接続端子と、第1のデジタル/アナ
    ログ変換回路部からの低電圧側出力が与えられる第2接
    続端子とを備え、この第1接続端子と第2接続端子間の
    電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力データの下位ビ
    ットに応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回
    路部と、 から構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、電圧ポテ
    ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
    れ、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、R−
    2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、 前記抵抗素子が複数個直列に接続された直列回路であっ
    て、一端が高電圧用電源端子に接続され、他端が低電圧
    用電源端子に接続された、そのような直列回路と、 前記直列回路の一端と高電圧用電源端子との間又は前記
    直列回路の他端と低電圧用電源端子との間のいずれか一
    方の間に介在し、第1切換信号生成回路からの第1切換
    信号によって、通常動作期間中はON状態とされ、前記
    残余の期間中はOFF状態とされる第6スイッチと、 前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と、前記第
    1接続端子との間に、それぞれ介在し、デジタル画像入
    力データの上位ビットにより制御される第7スイッチ群
    と、 前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と、前記第
    2接続端子との間に、それぞれ介在し、デジタル画像入
    力データの上位ビットにより制御される第8スイッチ群
    と、 を有し、 前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、第1接
    続端子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2つ
    の接続状態をデジタル入力データの下位ビットにより選
    択的に切り換える第9スイッチ群とを有し、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設
    けられ、 前記通常動作期間中は、第6スイッチがON状態とさ
    れ、且つデジタル画像データの上位ビットに応じて第7
    スイッチ群及び第8スイッチ群のスイッチング態様が制
    御され、更に、デジタル画像データの下位ビットに応じ
    て第9スイッチ群のスイッチング態様が制御され、 前記残余の期間中は、第6スイッチがOFF状態とさ
    れ、更に、前記切断手段により容量性負荷との電気的接
    続が切断される請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  22. 【請求項22】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項21に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  23. 【請求項23】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットに応じて動作する
    第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出
    力が与えられる第1接続端子と、第1のデジタル/アナ
    ログ変換回路部からの低電圧側出力が与えられる第2接
    続端子とを備え、この第1接続端子と第2接続端子間の
    電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力データの下位ビ
    ットに応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回
    路部と、から構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、電圧ポテ
    ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
    れ、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、R−
    2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、 前記抵抗素子を複数個直列に接続して直列回路を構成
    し、この直列回路の一端は、第1切換信号により制御さ
    れる電源切換え用第10スイッチを介して、 第1高電圧用電源端子とこの第1高電圧用電源よりも電
    圧レベルが低い第2高電圧用電源端子とに共通に接続さ
    れ、直列回路の他端は、低電圧用電源端子に接続され、
    前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と前記第1
    接続端子との間に、デジタル画像入力データの上位ビッ
    トにより制御される第7スイッチ群がそれぞれ介在さ
    れ、各抵抗素子の各接続点と前記第2接続端子との間
    に、 デジタル画像入力データの上位ビットにより制御される
    第8スイッチ群がそれぞれ介在された構成を有し、 前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、第1接
    続端子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2つ
    の接続状態をデジタル入力データの下位ビットにより選
    択的に切り換える第9スイッチ群とを有し、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設
    けられ、 前記通常動作期間中は、電源切換え用第10スイッチが
    第1高電圧用電源端子側に切り換えられ、更に、デジタ
    ル画像データの上位ビットに応じて第7スイッチ群及び
    第8スイッチ群のスイッチング態様が制御され、且つデ
    ジタル画像データの下位ビットに応じて第9スイッチ群
    のスイッチング態様が制御され、 前記残余の期間中は、電源切換え用第10スイッチが第
    2高電圧用電源端子側に切り換えられ、更に、前記切断
    手段により容量性負荷との電気的接続が切断される請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリ
    クス型液晶表示装置の駆動回路。
  24. 【請求項24】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項23に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  25. 【請求項25】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットデータに応じて動
    作する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出
    力が与えられる第1接続端子と、低電圧側出力が与えら
    れる第2接続端子とを備え、この第1接続端子と第2接
    続端子間の電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力デー
    タの下位ビットデータに応じて動作する第2のデジタル
    /アナログ変換回路部と、 を有し、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、電圧ポテ
    ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
    れ、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、R−
    2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗
    素子を複数個直列に接続して直列回路を構成し、この直
    列回路の一端は、高電圧用電源端子に接続され、直列回
    路の他端は、低電圧用電源端子に接続され、前記直列回
    路を構成する抵抗素子の各接続点と前記第1接続端子と
    の間に、デジタル画像入力データの上位ビットにより制
    御される第7スイッチ群がそれぞれ介在され、各抵抗素
    子の各接続点と前記第2接続端子との間に、デジタル画
    像入力データの上位ビットにより制御される第8スイッ
    チ群がそれぞれ介在された構成を有し、 前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、 デジタル入力データの各ビット毎に設けられ第1接続端
    子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2つの接
    続状態を選択的に切り換える第9スイッチ群と、 前記第9スイッチ群のスイッチング態様を制御する第4
    切換信号を生成して、この第4切換信号を第9スイッチ
    群に出力する第4切換信号生成回路であって、デジタル
    画像データの下位ビットと前記第1切換信号生成回路か
    らの第1切換信号とを入力し、前記通常動作期間中は、
    下位ビットのデジタル画像入力データに対応した第4切
    換信号を出力し、前記残余の期間中は下位ビットのデジ
    タル画像データのうち少なくとも前記抵抗素子網に流れ
    る電流の最小電流値と最大電流値のうちの中間の電流値
    以下となる入力データのいずれかの入力データに固定し
    て、この固定された入力データを第4切換信号として出
    力する、 そのような第4切換信号生成回路と、 を有し、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設
    けられた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアク
    ティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  26. 【請求項26】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項25に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  27. 【請求項27】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットデータに応じて動
    作する第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出
    力が与えられる第1接続端子と、この第1接続端子に連
    なる電源入力ラインに介在する第11スイッチと、低電
    圧側出力が与えられる第2接続端子と、この第2接続端
    子に連なる電源入力ラインに介在する第12スイッチと
    を備え、この第1接続端子と第2接続端子間の電圧を基
    準電圧とし、デジタル画像入力データの下位ビットデー
    タに応じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回路
    部と、 から構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、電圧ポテ
    ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
    れ、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、R−
    2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗
    素子を複数個直列に接続して直列回路を構成し、この直
    列回路の一端は、高電圧用電源端子に接続され、直列回
    路の他端は、低電圧用電源端子に接続され、前記直列回
    路を構成する抵抗素子の各接続点と前記第1接続端子と
    の間に、デジタル画像入力データの上位ビットにより制
    御される第7スイッチ群がそれぞれ介在され、各抵抗素
    子の各接続点と前記第2接続端子との間に、デジタル画
    像入力データの上位ビットにより制御される第8スイッ
    チ群がそれぞれ介在された構成を有し、 前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗
    素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子により構
    成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、デジタル入力デ
    ータの下位ビット毎に設けられ第1接続端子との接続状
    態と第2接続端子との接続状態の2つの接続状態を選択
    的に切り換える第9スイッチ群とを有し、 更に、前記
    第1切換信号生成回路からの第1切換信号に応答して、
    前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接続される容
    量性負荷との電気的接続を切断する手段が設けられ、 前記通常動作期間中は、第11スイッチ及び第12スイ
    ッチがON状態とされ、且つデジタル画像データの上位
    ビットに応じて第7スイッチ群及び第8スイッチ群のス
    イッチング態様が制御され、且つデジタル画像データの
    下位ビットに応じて第9スイッチ群のスイッチング態様
    が制御され、 前記残余の期間中は、第11スイッチ及び第12スイッ
    チがOFF状態とされ、更に、前記残余の期間中は、前
    記切断手段により容量性負荷との電気的接続が切断され
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクティブ
    マトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  28. 【請求項28】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項27に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  29. 【請求項29】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットに応じて動作する
    第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出
    力が与えられる第1接続端子と、低電圧側出力が与えら
    れる第2接続端子とを備え、この第1接続端子と第2接
    続端子間の電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力デー
    タの下位ビットに応じて動作する第2のデジタル/アナ
    ログ変換回路部と、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、電圧ポテ
    ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
    れ、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、R−
    2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗
    素子を複数個直列に接続して直列回路を構成し、この直
    列回路の一端は、電源切換え用第10スイッチを介し
    て、第1高電圧用電源端子とこの第1高電圧用電源より
    も電圧レベルが低い第2高電圧用電源端子とに共通に接
    続され、直列回路の他端は、低電圧用電源端子に接続さ
    れ、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と前記
    第1接続端子との間に、デジタル画像入力データの上位
    ビットにより制御される第7スイッチ群がそれぞれ介在
    され、各抵抗素子の各接続点と前記第2接続端子との間
    に、デジタル画像入力データの上位ビットにより制御さ
    れる第8スイッチ群がそれぞれ介在された構成を有し、 前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、 デジタル入力データの下位ビット毎に設けられ第1接続
    端子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2つの
    接続状態を選択的に切り換える第9スイッチ群と、 前記第9スイッチ群のスイッチング態様を制御する第4
    切換信号を生成して、この第4切換信号を第9スイッチ
    群に出力する第4切換信号生成回路であって、デジタル
    画像データの下位ビットと前記第1切換信号生成回路か
    らの第1切換信号とを入力し、前記通常動作期間中は、
    下位ビットのデジタル画像入力データに対応した第4切
    換信号を出力し、前記残余の期間中は下位ビットのデジ
    タル画像データのうち少なくとも前記抵抗素子網に流れ
    る電流の最小電流値と最大電流値のうちの中間の電流値
    以下となる入力データのいずれかの入力データに固定し
    て、この固定された入力データを第4切換信号として出
    力する、 そのような第4切換信号生成回路と、 を有し、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設
    けられ、 通常動作期間中は、電源切換え用第10スイッチが第1
    高電圧用電源端子側に切り換えられ、第7スイッチ群及
    び第8スイッチ群が画像データの上位ビットに応じたス
    イッチング態様に制御され、且つ第9スイッチ群が画像
    データの下位ビットに応じた駆動電圧が得られるように
    高電源側または低電源側のいずれかに接続を切り換え、 前記残余の期間中は、電源切換え用第10スイッチが第
    2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ第9スイッ
    チ群が前記固定された入力データによりスイッチングさ
    れ、更に、前記残余の期間中は、前記切断手段により容
    量性負荷との電気的接続が切断される請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス型液晶表
    示装置の駆動回路。
  30. 【請求項30】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項29に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  31. 【請求項31】 所定の基準信号を入力し、この基準信
    号から、1水平同期期間内において通常動作期間と通常
    動作期間以外の残余の期間の2つの期間を選択的に切り
    換える第1切換信号を生成する第1切換信号生成回路を
    備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットに応じて動作する
    第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出
    力が与えられる第1接続端子と、この第1接続端子に連
    なる電源入力ラインに介在する第11スイッチと、低電
    圧側出力が与えられる第2接続端子と、この第2接続端
    子に連なる電源入力ラインに介在する第12スイッチと
    を備え、この第1接続端子と第2接続端子間の電圧を基
    準電圧とし、デジタル画像入力データの下位ビットに応
    じて動作する第2のデジタル/アナログ変換回路部と、 から構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、電圧ポテ
    ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
    れ、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、R−
    2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗
    素子を複数個直列に接続して直列回路を構成し、この直
    列回路の一端は、電源切換え用第10スイッチを介し
    て、第1高電圧用電源端子とこの第1高電圧用電源より
    も電圧レベルが低い第2高電圧用電源端子とに共通に接
    続され、直列回路の他端は、低電圧用電源端子に接続さ
    れ、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と前記
    第1接続端子との間に、デジタル画像入力データの上位
    ビットにより制御される第7スイッチ群がそれぞれ介在
    され、各抵抗素子の各接続点と前記第2接続端子との間
    に、デジタル画像入力データの上位ビットにより制御さ
    れる第8スイッチ群がそれぞれ介在された構成を有し、 前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗
    素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子により構
    成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、デジタル入力デ
    ータの下位ビット毎に設けられ第1接続端子との接続状
    態と第2接続端子との接続状態の2つの接続状態を選択
    的に切り換える第9スイッチとを有し、 更に、前記第1切換信号生成回路からの第1切換信号に
    応答して、前記残余の期間中にのみ、ソースラインに接
    続される容量性負荷との電気的接続を切断する手段が設
    けられ、 通常動作期間中は、電源切換え用第10スイッチが第1
    高電圧用電源端子側に切り換えられ、第7スイッチ群及
    び第8スイッチ群が画像データの上位ビットに応じたス
    イッチング態様に制御され、第9スイッチ群が画像デー
    タの下位ビットに応じた駆動電圧が得られるように高電
    源側または低電源側のいずれかに接続を切り換え、且
    つ、第11スイッチ及び第12スイッチがON状態とさ
    れ、 前記残余の期間中は、電源切換え用第10スイッチが第
    2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ第11スイ
    ッチ及び第12スイッチがOFF状態とされ、更に、前
    記切断手段により、ソースラインに接続される容量性負
    荷との電気的接続を切断される請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置
    の駆動回路。
  32. 【請求項32】 前記容量性負荷との電気的接続を切断
    する手段は、駆動回路における出力側に設けられた出力
    スイッチであって、 第1切換信号により前記通常動作期間中はON状態とさ
    れ、前記残余の期間中はソースラインに接続される容量
    性負荷との電気的接続を切断すべくOFF状態とされ
    る、そのような出力スイッチである請求項31に記載の
    アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  33. 【請求項33】 所定の基準信号を入力し、ソースライ
    ンに画像データを書き込むのに先立って行われるプリチ
    ャージのためのプリチャージ期間モードと、プリチャー
    ジ期間以外の残余の期間モードのいずれかのモードに切
    り換える第5切換信号を生成する第5切換信号生成回路
    を備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、 デジタル画像データの各ビット毎に設けられ、高電圧用
    電源端子との接続状態と低電圧用電源端子との接続状態
    の2つの接続状態を選択的に切り換えて出力電圧を決定
    する第4スイッチ群と、 前記第4スイッチ群のスイッチング態様を制御する第6
    切換信号を生成して、この第6切換信号を第4スイッチ
    群に出力する第6切換信号生成回路であって、デジタル
    画像データと前記第5切換信号生成回路からの第5切換
    信号とを入力し、前記プリチャージ期間以外の残余の期
    間中は、デジタル画像入力データに対応した第6切換信
    号を出力し、前記プリチャージ期間中はデジタル画像デ
    ータのうち少なくとも前記抵抗素子網に流れる電流の最
    小電流値と最大電流値のうちの中間の電流値以下となる
    入力データのいずれかの入力データに固定して、この固
    定された入力データを第6切換信号として出力する、そ
    のような第6切換信号生成回路と、 を有するR−2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路
    で構成されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  34. 【請求項34】 所定の基準信号を入力し、ソースライ
    ンに画像データを書き込むのに先立って行われるプリチ
    ャージのためのプリチャージ期間モードと、プリチャー
    ジ期間以外の残余の期間モードのいずれかのモードに切
    り換える第5切換信号を生成する第5切換信号生成回路
    を備え、 前記デジタル/アナログ変換回路は、 デジタル画像入力データの上位ビットに応じて動作する
    第1のデジタル/アナログ変換回路部と、 第1のデジタル/アナログ変換回路部からの高電圧側出
    力が与えられる第1接続端子と、低電圧側出力が与えら
    れる第2接続端子とを備え、この第1接続端子と第2接
    続端子間の電圧を基準電圧とし、デジタル画像入力デー
    タの下位ビットに応じて動作する第2のデジタル/アナ
    ログ変換回路部と、 から構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、電圧ポテ
    ンショメータ型デジタル/アナログ変換回路で構成さ
    れ、前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、R−
    2Rラダー型デジタル/アナログ変換回路で構成され、 前記第1のデジタル/アナログ変換回路部は、前記抵抗
    素子を複数個直列に接続して直列回路を構成し、この直
    列回路の一端は、電源切換え用第10スイッチを介し
    て、第1高電圧用電源端子とこの第1高電圧用電源より
    も電圧レベルが低い第2高電圧用電源端子とに共通に接
    続され、直列回路の他端は、低電圧用電源端子に接続さ
    れ、前記直列回路を構成する抵抗素子の各接続点と前記
    第1接続端子との間に、デジタル画像入力データの上位
    ビットにより制御される第7スイッチ群がそれぞれ介在
    され、各抵抗素子の各接続点と前記第2接続端子との間
    に、デジタル画像入力データの上位ビットにより制御さ
    れる第8スイッチ群がそれぞれ介在された構成を有し、 前記第2のデジタル/アナログ変換回路部は、 前記抵抗素子を用いて抵抗値の異なる2種類の抵抗素子
    により構成されるR−2Rラダー抵抗素子網と、 デジタル入力データの下位ビット毎に設けられ第1接続
    端子との接続状態と第2接続端子との接続状態の2つの
    接続状態を選択的に切り換える第9スイッチ群と、 前記第9スイッチ群のスイッチング態様を制御する第7
    切換信号を生成して、この第7切換信号を第9スイッチ
    群に出力する第7切換信号生成回路であって、デジタル
    画像データの下位ビットと前記第5切換信号生成回路か
    らの第5切換信号とを入力し、前記プリチャージ期間以
    外の残余の期間中は、下位ビットのデジタル画像入力デ
    ータに対応した第7切換信号を出力し、前記プリチャー
    ジ期間中は、下位ビットのデジタル画像データのうち少
    なくとも前記抵抗素子網に流れる電流の最小電流値と最
    大電流値のうちの中間の電流値以下となる入力データの
    いずれかの入力データに固定して、この固定された入力
    データを第7切換信号として出力する、そのような第4
    切換信号生成回路と、 を有し、 プリチャージ期間以外の残余の期間中は、電源切換え用
    第10スイッチが第1高電圧用電源端子側に切り換えら
    れ、第7スイッチ群及び第8スイッチ群が画像データの
    上位ビットに応じたスイッチング態様に制御され、且つ
    第9スイッチ群が画像データの下位ビットに応じた駆動
    電圧が得られるように高電源側または低電源側のいずれ
    かに接続を切り換え、 プリチャージ期間中は、電源切換え用第10スイッチが
    第2高電圧用電源端子側に切り換えられ、且つ第9スイ
    ッチ群が前記固定された入力データによりスイッチング
    される請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアクテ
    ィブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路。
  35. 【請求項35】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項13に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  36. 【請求項36】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項15に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  37. 【請求項37】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項17に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  38. 【請求項38】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項19に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  39. 【請求項39】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項21に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  40. 【請求項40】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項23に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  41. 【請求項41】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項25に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  42. 【請求項42】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項27に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  43. 【請求項43】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項29に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  44. 【請求項44】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、積
    分回路を構成する抵抗素子の抵抗値により決定される予
    め定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回
    路と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項31に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  45. 【請求項45】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項13に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  46. 【請求項46】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項15に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  47. 【請求項47】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項17に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  48. 【請求項48】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項19に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  49. 【請求項49】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項21に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  50. 【請求項50】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項23に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  51. 【請求項51】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項25に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  52. 【請求項52】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項27に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  53. 【請求項53】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項29に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
  54. 【請求項54】 前記第1切換信号生成回路は、水平同
    期信号を入力し、この水平同期信号から第1切換信号を
    生成して前記デジタル/アナログ変換回路へ第1切換信
    号を出力する回路であって、 抵抗素子と容量素子から構成される積分回路を含み、こ
    の容量素子はソースラインに接続される容量性負荷によ
    り構成され、積分回路を構成する抵抗素子の抵抗値と容
    量素子の容量値とにより決定される時定数に応じた予め
    定めた遅延時間だけ水平同期信号を遅延させる遅延回路
    と、 遅延回路の出力と水平同期信号とのアンド条件をとっ
    て、第1切換信号として出力する論理回路と、 を有する請求項31に記載のアクティブマトリクス型液
    晶表示装置の駆動回路。
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