JPH11218232A - カバーの取付構造 - Google Patents

カバーの取付構造

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Publication number
JPH11218232A
JPH11218232A JP3232098A JP3232098A JPH11218232A JP H11218232 A JPH11218232 A JP H11218232A JP 3232098 A JP3232098 A JP 3232098A JP 3232098 A JP3232098 A JP 3232098A JP H11218232 A JPH11218232 A JP H11218232A
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JP
Japan
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cover
hole
reversing
tip
mounting member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3232098A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ito
真二 伊藤
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー1をダッシュパネル等の相手取付部材
21に組み込み易く、カバー1が相手取付部材21から
外れにくく、シール性に優れ、接着剥れおよび再使用不
可の問題が発生せず、部品点数が少なくて取付作業性に
優れたカバー1の取付構造を提供する。 【解決手段】 筒状部2を備えたカバー1を孔部22を
備えた相手取付部材21に取り付けるカバー1の取付構
造であって、筒状部2の先端に一体成形され、孔部22
に差し込まれる差込み部3と、差込み部3の先端に一体
成形され、差込み後に外側に反転されることにより相手
取付部材21の孔周縁部23に係合する反転係合部4と
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カバーを相手取付
部材に取り付けるためのカバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両のステアリング装置において
は、ダッシュパネルとステアリングシャフトとの間をシ
ールするためにシールカバーが装着されている。
【0003】しかしながら従来は、このシールカバー
が、嵌込み、接着またはボルト止め等の手段によってダ
ッシュパネルに取り付けられている。したがってそれぞ
れ、以下のような不都合がある。
【0004】すなわち先ず、嵌込みの場合には、図3に
示すようにカバー51の端部に抜止め用の段差52が設
けられることが多いが、このような段差52が設けられ
た場合には、段差52が大きいとカバー51をパネル5
3に組み込みにくく、反対に段差52が小さいとカバー
51がパネル53から外れ易い。またカバー51とパネ
ル53との間に隙間54が発生し易く、よってシール性
が不安定である。
【0005】また接着の場合には、装着性は良好である
が、接着剥れの問題があり、また一度剥すと再使用する
ことができなくなる等の問題がある(特開昭58−78
864号公報または特開昭59−50861号公報参
照)。
【0006】またボルト止めの場合には、部品点数が多
くなり、よって取付けに多くの手間と時間がかかる問題
がある(特開昭59−6169号公報、特開平8−25
8724号公報、特開平8−324440号公報または
実開昭57−116571号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、カバーをダッシュパネル等の相手取付部材に組み込
み易く、カバーが相手取付部材から外れにくく、シール
性に優れ、接着剥れおよび再使用不可の問題が発生せ
ず、部品点数が少なくて取付作業性に優れたカバーの取
付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカバーの取付構造は、筒状部を備えたカバ
ーを、孔部を備えた相手取付部材に取り付けるカバーの
取付構造であって、前記筒状部の先端に一体成形され、
前記孔部に差し込まれる差込み部と、前記差込み部の先
端に一体成形され、差込み後に外側に反転されることに
より前記相手取付部材の孔周縁部に係合する反転係合部
とを有することにした。
【0009】上記構成を備えた本発明のカバーの取付構
造は、以下の作用を奏する。
【0010】すなわち先ず、反転係合部を反転させずに
延ばした状態で、この反転係合部および差込み部を相手
取付部材の孔部に順次差し込むようにしたために、反転
係合部および差込み部よりなる部分の径寸法が比較的小
さな状態で差込み工程が行なわれる。したがってカバー
を相手取付部材に組み込み易い。
【0011】また差込み後、反転係合部を外側に反転さ
せて孔周縁部に係合させるようにしたために、反転係合
部および差込み部よりなる部分の径寸法が比較的大きな
状態でカバーが孔周縁部に係合する。したがってカバー
が相手取付部材から外れにくい。
【0012】また反転させた反転係合部を孔周縁部に係
合させるために、反転係合部と孔周縁部との間に間隙が
発生しない。したがってシール性が良好である。
【0013】また反転係合部を孔周縁部に係合させるこ
とによって抜止め作用するものであって、何処にも接着
部分がない。したがって従来のように接着剥れおよび再
使用不可の問題が発生することがない。
【0014】更にまた、カバーの筒状部の先端に差込み
部が一体成形され、この差込み部の先端に反転係合部が
一体成形されているために、カバーの部品点数が「1」
である。したがって部品点数が少なく、取付作業性が良
好である。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
【0016】図1に示すように、カバー1に備えられた
筒状部2の先端(図上上端)に、相手取付部材21の孔
部22に差し込まれる環状の差込み部3が一体に成形さ
れており、この差込み部3の先端に更に、差込み後に外
側に反転されることにより相手取付部材21の孔周縁部
23にその裏側(図上上側)から係合する環状を呈する
突起状の反転係合部4が一体に成形されている。
【0017】カバー1は、図上下側から上方に向けて孔
部22に差し込まれるもので、差込み部2の外周面に、
孔周縁部23に係合する位置決めのための環状の係合溝
(位置決め部とも称する)5が設けられており、この係
合溝5の基端側(図上下側)の段差部6がその径寸法を
比較的大きく設定されるとともに、先端側(図上上側)
の段差部7がその径寸法を比較的小さく設定されてい
る。後者の先端側段差部7の径寸法を比較的小さく設定
したのは、後(のち)に反転係合部4によって基端側へ
の抜止め力が補強されることから、このようにすること
が許容されるものである。
【0018】差込み部3の先端に、径寸法を先端方向に
向けて漸次縮小した環状の縮小テーパ部8が設けられて
おり、この縮小テーパ部8の先端に環状の屈曲部9を介
して上記反転係合部4が一体に成形されている。屈曲部
9の外周面には、反転位置を特定するとともに反転を行
ない易くするために、環状の案内溝10が設けられてお
り、この部分においてカバー1が特に薄肉化されて反転
し易く、かつ反転状態を維持し易くなっている。
【0019】反転係合部4の、屈曲部9に連なる部分
に、径寸法を先端方向に向けて漸次拡大した環状の拡大
テーパ部11が設けられており、この拡大テーパ部11
に先端に断面略円形を呈する環状の先端厚肉部12が一
体に設けられている。この先端厚肉部12の反転前にお
ける径寸法は、基端側段差部6と略同じか、またはこれ
より若干小さく設定されている。
【0020】上記構成を備えたカバー1を相手取付部材
21に取り付ける際には、図1の左側に示したように先
ず、反転係合部4を反転させずに延ばした状態で、この
反転係合部4および差込み部3を相手取付部材21の孔
部22に順次差し込み、係合溝5を孔周縁部23に係合
させて位置決めする。差込みは、先端側段差部7の径寸
法が比較的小さく設定されているために、極めて容易で
ある。次いで図1の右側に示したように、反転係合部4
を全周に亙って外側(外周側)に反転させ、孔周縁部2
3に対してその裏側から係合させる。このとき反転係合
部4の長さを長めに設定することにより、その弾性ない
し締め代によって、先端厚肉部12が孔周縁部23の裏
面に密着するとともに基端側段差部6が孔周縁部23の
表面に密着し、よって良好なシール性が発揮される。
【0021】当該実施形態に係る取付構造によれば、以
下の作用効果が奏される。
【0022】すなわち先ず、図1の左側に示したよう
に、反転係合部4を反転させずに延ばした状態で、この
反転係合部4および差込み部3を相手取付部材21の孔
部22に順次差し込むようにしたために、反転係合部4
および差込み部3よりなる部分の径寸法が比較的小さな
状態で差込み工程が行なわれる。また孔部22を通過す
る先端側段差部7の径寸法が比較的小さく設定されてい
るために、差込みが容易に行なわれる。したがってカバ
ー1を相手取付部材21に組み込み易い。
【0023】また差込み後、図1の右側に示したよう
に、反転係合部4を外側に反転させて孔周縁部23にそ
の裏側から係合させるようにしたために、反転係合部4
および差込み部3よりなる部分の径寸法が比較的大きな
状態でカバー1が孔周縁部23に係合する。したがって
カバー1が相手取付部材21から外れにくく、装着性が
良好であるにも拘らず、抜止め性が良好である。
【0024】また反転させた反転係合部4をその弾性な
いし締め代によって孔周縁部23にその裏側から係合さ
せるようにしたために、先端厚肉部12が孔周縁部23
の裏面に密着するとともに基端側段差部6が孔周縁部2
3の表面に密着し、カバー1と孔周縁部23との間に間
隙が発生しない。したがってシール性が良好である。
【0025】また反転係合部4および先端側段差部7を
孔周縁部に係合させることによって抜止め作用するもの
であって、何処にも接着部分がない。したがって従来の
ように接着剥れおよび再使用不可の問題が発生すること
がない。
【0026】更にまた、カバー1の筒状部2の先端に差
込み部3が一体成形され、この差込み部3の先端に反転
係合部4が一体成形されているために、カバー1の部品
点数が「1」である。したがって部品点数が少なく、取
付作業性が良好である。
【0027】当該実施形態におけるカバー1は防塵防水
用のシールカバーであって、上記したステアリング装置
におけるダッシュパネル等に取り付けられる。この場
合、図2に示すように、筒状部2の基端側にはベロー部
13が一体成形され、このベロー部13の基端側に当該
カバー1をステアリングシャフト側に取り付けるための
取付構造14が一体成形されるが、これらの形状ないし
構造はカバー1の使用箇所によって適宜変更されること
になる。またカバー1の材質には、樹脂または合成樹脂
等のゴム状弾性材が適している。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0029】すなわち、上記構成を備えた本発明のカバ
ーの取付構造においては先ず、反転係合部を反転させず
に延ばした状態で、この反転係合部および差込み部を相
手取付部材の孔部に順次差し込むようにしたために、反
転係合部および差込み部よりなる部分の径寸法が比較的
小さな状態で差込み工程が行なわれる。したがってカバ
ーを相手取付部材に組み込み易く、装着性が良好であ
る。
【0030】また差込み後、反転係合部を外側に反転さ
せて孔周縁部にその裏側から係合させるようにしたため
に、反転係合部および差込み部よりなる部分の径寸法が
比較的大きな状態でカバーが孔周縁部に係合する。した
がってカバーが相手取付部材から外れにくく、装着性が
良好であるにも拘らず、抜止め性が良好である。
【0031】また反転させた反転係合部を孔周縁部にそ
の裏側から係合させるために、反転係合部と孔周縁部と
の間に間隙が発生しない。したがってシール性が良好で
ある。
【0032】また反転係合部を孔周縁部に係合させるこ
とによって抜止め作用するものであって、何処にも接着
部分がない。したがって従来のように接着剥れおよび再
使用不可の問題が発生することがない。
【0033】更にまた、カバーの筒状部の先端に差込み
部が一体成形され、この差込み部の先端に反転係合部が
一体成形されているために、カバーの部品点数が「1」
である。したがって部品点数が少なく、取付作業性が良
好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカバーの取付構造の説
明図であって、中心線より左側は反転係合部の反転前の
状態、右側は反転係合部の反転後の状態を示している。
【図2】カバーの全体構造の一例を示す断面図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 カバー 2 筒状部 3 差込み部 4 反転係合部 5 係合溝 6,7 段差部 8,11 テーパ部 9 屈曲部 10 案内溝 12 先端厚肉部 21 相手取付部材 22 孔部 23 孔周縁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部(2)を備えたカバー(1)を、
    孔部(22)を備えた相手取付部材(21)に取り付け
    るカバー(1)の取付構造であって、 前記筒状部(2)の先端に一体成形され、前記孔部(2
    2)に差し込まれる差込み部(3)と、前記差込み部
    (3)の先端に一体成形され、差込み後に外側に反転さ
    れることにより前記相手取付部材(21)の孔周縁部
    (23)に係合する反転係合部(4)とを有することを
    特徴とするカバーの取付構造。
JP3232098A 1998-01-30 1998-01-30 カバーの取付構造 Withdrawn JPH11218232A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3232098A JPH11218232A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 カバーの取付構造

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JP3232098A JPH11218232A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 カバーの取付構造

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JPH11218232A true JPH11218232A (ja) 1999-08-10

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JP3232098A Withdrawn JPH11218232A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 カバーの取付構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153246A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Mitsubishi Motors Corp ステアリングジョイントカバー
JP2009101986A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Honda Motor Co Ltd 車両の室間用シール部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153246A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Mitsubishi Motors Corp ステアリングジョイントカバー
JP4586720B2 (ja) * 2005-12-08 2010-11-24 三菱自動車工業株式会社 ステアリングジョイントカバー
JP2009101986A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Honda Motor Co Ltd 車両の室間用シール部材

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Legal Events

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Effective date: 20050405