JPH11218217A - シフトダウン制御装置 - Google Patents

シフトダウン制御装置

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Publication number
JPH11218217A
JPH11218217A JP2236698A JP2236698A JPH11218217A JP H11218217 A JPH11218217 A JP H11218217A JP 2236698 A JP2236698 A JP 2236698A JP 2236698 A JP2236698 A JP 2236698A JP H11218217 A JPH11218217 A JP H11218217A
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JP
Japan
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shift
down control
speed
brake
deceleration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2236698A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Fukuchi
正光 福地
Yoshiharu Saito
吉晴 斎藤
Wadou Sawamura
和同 澤村
Masakazu Shiraishi
雅一 白石
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキダウン後のアップシフトを制限する
ことにより、運転者の意に沿った違和感ない自動変速を
実現し、特に減速と加速とが頻繁に繰り返されるワイン
ディング路の走行で良好なドライバビリティを実現す
る。 【解決手段】 少なくともアクセル開度とブレーキの踏
み込み操作状態とに応じて減速走行時にシフトダウンを
行う減速シフトダウン制御手段1によりシフトダウンが
行われた後、車速とアクセル開度との関係により定まる
所定の運転領域にあり、かつアクセル開度の踏み込み側
への変化が所定値以下か、またはアクセル開度の積算値
が所定値以下の場合に前記減速シフトダウン制御手段に
よるシフトダウンを解除する減速シフトダウン制御解除
手段3とからなり、減速においてシフトダウンした後、
アクセルが踏み込み側へわずかしか踏み込まれない場合
や所定の積算値以上に踏み込まれない場合に減速シフト
ダウン状態に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速装置を備
えた自動車の動力伝達系におけるシフトダウン制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の減速状態を判定し、所定の
減速状態にある場合に自動変速機を所定のシフト位置へ
シフトダウンするシフトダウン制御装置として、特開平
9−79371号に記載されたものが知られている。こ
のシフトダウン制御装置にあっては、現在のシフト位置
の継続時間に基づいてシフトダウンの許可あるいは禁止
を判断するので、運転者の減速意志を的確に判断して、
必要な場合にのみシフトダウンを行わせることができ、
より強いエンジンブレーキを得ることができるととも
に、エンジン回転を高く保つことができる。したがっ
て、運転者の操作頻度および負荷を軽減するとともに、
ブレーキの負荷を軽減して耐久性を向上させることがで
きるとともに、ワインディング路において、コーナ前の
ブレーキングによってダウンシフトするとともに、コー
ナ出口で踏み込みによるダウンシフトすることなく容易
に加速状態に入ることが可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、ダウンシフト後に再加速すべくアク
セルペダルを踏み込むことにより、すぐにシフトアップ
され、運転者の加速意志にもかかわらず十分な加速が得
られない場合がある。また、加速を得ようとすればさら
にアクセルペダルを踏み込むことになるから、このよう
なシフトダウンとシフトアップの繰り返しによるいわゆ
るシフトビジー状態ないしはシフトハンチング状態とな
ってドライバビリティが損なわれることがある。そし
て、このような現象は、減速と加速とが頻繁に繰り返さ
れるワインディング路の走行で顕著になる。さらに、前
述の不具合は、エンジントルクが不足し勝ちな高いシフ
ト位置で特に顕著となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記事情に鑑み
てなされたもので、ブレーキダウン後のアップシフトを
制限することにより、運転者の意に沿った違和感のない
自動変速を実現し、特に、減速と加速とが頻繁に繰り返
されるワインディング路の走行において良好なドライバ
ビリティを実現することを目的とする。
【0005】上記目的を達成するため、本発明は、少な
くともアクセル開度とブレーキの踏み込み操作状態とに
応じて減速走行時にシフトダウンを行う減速シフトダウ
ン制御手段と、該減速シフトダウン制御手段によりシフ
トダウンが行われた後、車速とアクセル開度との関係に
より定まる所定の運転領域にあり、かつ、アクセル開度
の踏み込み側への変化が所定値以下か、または、アクセ
ル開度の積算値が所定値以下の場合に前記減速シフトダ
ウン制御手段によるシフトダウンを解除する減速シフト
ダウン制御解除手段とからなることを特徴とし、この構
成により、減速走行においてシフトダウンした後、アク
セルが踏み込み側へ所定値以下しか踏み込まれない場
合、あるいはアクセルが所定の積算値以上に踏み込まれ
ない場合には減速シフトダウン状態に維持され、一方、
アクセルが所定以上に踏み込まれ、あるいは、アクセル
が所定の積算値以上に踏み込まれた場合に、初めて運転
者の確実な加速意志を識別して減速シフトダウンを解除
することができる。また、前記減速シフトダウン制御解
除手段によりアクセル開度が所定値以下の状態の継続時
間により前記積算値を算出する構成とすれば、運転者の
アクセルペダル操作状況に基づいて確実な加速意志を識
別することができる。さらに、前記アクセル開度が所定
値以下の状態の継続時間を、アクセル開度が所定値以下
と判断される毎にカウンタをカウントアップすることに
より積算する構成とすれば、運転者のアクセルペダル操
作状況をソフトウェア上の処理により判断した結果に基
づいて確実に加速意志を識別することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。図1は一実施形態のシフトダウン制御装置の構成
を示すブロック図である。符号1は減速シフトダウン制
御手段であって、この減速シフトダウン制御手段1に
は、車両に設けられた各種のセンサから、アクセル開度
AP、車速V、ブレーキペダル踏み込みBR、および現
在のシフト位置SMAP0についての検出信号がそれぞ
れ入力されるようになっている。前記減速シフトダウン
制御手段1には記憶手段2が接続されており、この記憶
手段2には、車速Vとアクセル開度APとに対応させて
最適なシフト位置を示すいわゆるシフトマップが記憶さ
れている。前記減速シフトダウン制御手段1には減速シ
フトダウン制御解除手段3が接続されており、この減速
シフトダウン制御解除手段3は、後述の手順にしたがっ
て運転者の加速意志を判断して、必要に応じて減速シフ
トダウン制御を行わせるようになっている。さらに、前
記減速シフトダウン制御手段1にはアクチュエータ4が
接続されており、このアクチュエータ4は、減速シフト
ダウン制御手段1からのシフトダウン命令により作動し
てシフト切り替えを行うようになっている。
【0007】図2により、シフトダウン制御の全体の流
れを説明する。 SP1 各センサからの検出信号に基づき、各パラメー
タにデータを読み込む。すなわち、車速V、およびその
変化量ΔV、アクセル開度AP、およびその変化量ΔA
Pをセンサの検出信号、あるいは、その演算値に基づい
て入力する。 SP2 S1S2決定JOBを実行する。すなわち、シ
フトマップを検索して、現在のアクセル開度APおよび
速度Vに基づき最小・最大シフト位置S1およびS2を
決定する。 SP3 SMAP0決定JOBを実行する。すなわち、
現在のシフト位置とS1・S2、および、ブレーキダウ
ン目標シフト位置SBRKとから最終目標変速段を決定
する。 SP4 SMAP2決定JOBを実行する。すなわち、
ミッションの状態を加味して、変速許可の適否を判断す
る。 SP5 機械系を操作するソレノイド等のアクチュエー
タに制御値を出力し、これらを作動させて実際にシフト
ダウンを行う。
【0008】次いで、上記SP3のSMAP0決定JO
Bの内容を説明する。 SP11 スロットルが全開か否かを判断する。具体的
には、現在のスロットル開度が属する範囲THDIVが
全開と見なし得る範囲#THWOTにあるか否かを判断
し、Yesを条件にSP12へ進む。Noの場合は、直
接、後述のSP15へ進む。 SP12 現シフト位置SHOが4速以外であるか否か
を判断する。すなわち、この実施形態は4段変速を想定
しており、最大シフト位置である4速の場合は、スロッ
トル開度が全開で、エンジン回転数に基づくアップシフ
トがないので、Noへ、それ以外のシフト位置ではYe
sになり、SP13へ進む。 SP13 シフト位置と当該シフト位置における最大エ
ンジン回転数との関係を示すテーブルを参照して、当該
シフト位置における上限回転数#NEWOTを選択す
る。 SP14 エンジン回転数NEと上限回転数NEWOT
とを比較し、NE≧#NEWOTが成立しない場合には
SP15へ、成立する場合にはSP22へ進む。 SP15 図8に示すようなシフトマップ(当該アクセ
ル開度および速度において取り得る最大シフト位置と最
小シフト位置とを示した図表)を参照し、マップ検索シ
フト位置SMAP0と最大シフト位置S2とを比較す
る。SMAP0がS2より大きい場合には、ダウンシフ
トを行うべきであるので、SP22へ進む。また、小さ
い場合には、SP16へ進む。 SP16 後述するブレーキダウンシフトマップを検索
し、ブレーキダウン目標シフトSBRKを求める。 SP17 ブレーキダウンシフトホールド解除JOBを
実行し、必要に応じてシフトホールド状態に設定する。 SP18 ブレーキダウン目標シフトSBRKとマップ
検索シフト位置SMAP0とを比較し、SMAP0がS
BRKより大きい場合にはブレーキダウンシフトを実行
すべくSP24へ、そうでない場合にはSP19へ進
む。 SP19 後述の課程でセットあるいはリセットされる
フラグBRDNに1がセットされているか否かを判断
し、セットされている場合にはシフトホールドすべくS
P24へ進む。また、セットされていない場合にはSP
20へ進む。 SP20 最小シフト位置S1とマップ検索シフト位置
SMAP0とを比較し、SMAP0がS1より小さい場
合にはアップシフトすべくSP26へ、成立しない場合
にはSP21へ進む。 SP21 ここでは変速が行われないので、マップ検索
シフト位置SMAP0をそのままSMAP0へセットす
る。
【0009】前記SP14においてエンジン回転数NE
が#NEWOTより大きいと判断された場合には、エン
ジンのオーバー回転を防止すべく、最大シフト位置S2
へアップシフトするとともに、SP22においてフラグ
BRDN1および2の両方をリセットし、さらに、SP
23において最大シフト位置S2をマップ検索シフト位
置SMAP0へセットする。前記SP18においてブレ
ーキダウン目標シフトSBRKよりも大きい場合には、
ブレーキダウンシフト条件が成立したと判断し、SP2
4でフラグBRDNに1をセットし、さらに、SP25
で目標シフトSBRKをマップ検索シフト位置SMAP
0にセットする。前記SP20においてSMAP0がS
1より小さいことが成立する場合には、アップシフトさ
れ、この結果、SP26で最小シフト位置S1をマップ
検索シフト位置SMAP0へセットする。
【0010】上記処理で決定されたマップ検索シフト位
置SMAP0により、実際のシフトを行うアクチュエー
タへ出力される最終シフト位置SMAP2を決定する処
理の内容を図4により説明する。 SP30 マップ検索シフト位置SMAP0を修正シフ
ト位置SMAP1へセットする。 SP31 シフトレンジが前進走行レンジにあるか否か
を判断する。ここで、シフトレンジが[P][N]
[R]の位置にあるときは、変速は行われないので、そ
のまま終了する。 SP32 他の禁止条件(例えば現在変速中である場合
等)によりシフト変更が禁止されているか否かを判断
し、禁止されていなければ、次のSP33へ進んでAに
修正シフト位置SMAP1をセットし、禁止されていれ
ばSP34へ進んでAに最終シフト位置SMAP2をセ
ットする。 SP35 前のステップでセットされたAとSMAP2
とを比較し、A>SMAP2が成立する場合にはSP3
6へ進んで最終シフト位置SMAP2に一段上の値をセ
ットし、成立しない場合にはSP37へ進む。 SP37 AとSMAP2とを比較し、A<SMAP2
が成立する場合には、ダウンシフトすべくSP38へ進
んで、最終シフト位置SMAP2に一段下の値をセット
し、成立しない場合には、この処理を終了する。 ここで、SP35とSP36の処理は、シフト変更を段
階的に行うためのものであり、例えば、修正シフト位置
SMAP2が2段以上離れたシフト位置であっても、1
段のシフト変更を行ない、その後、再度1段のシフト変
更を行うように処理されている。
【0011】前記SP16で行われるブレーキダウンシ
フトマップ検索処理の内容を図5により説明する。 SP41 フラグBRDN1がセットされたか否かを判
断する。すなわち、前記SP18においてブレーキダウ
ン目標シフトSBRKよりマップ検索シフト位置SMA
P0が大きいと判断された場合、SP24でフラグBR
DN1がセットされるため、このステップにおける判断
がYesとなってSP44へ進み、そうでない場合に
は、Noとなって次のSP42へ進む。 SP42 アクセルペダルが踏み込まれておらず、ブレ
ーキが踏み込まれている状態であるか否かを判断する。
すなわち、減速走行状態にあるか否かをアクセルペダル
の踏み込みがある旨の検出信号AP=OFFと、ブレー
キペダルが踏み込まれた旨の検出信号BRK=ONとの
両方が成立するか否かにより判断し、Noの場合にはS
P43へ進み、Yesの場合にはブレーキダウン目標シ
フトSBRKを求めるべくSP44へ進む。 SP43 マップ検索シフト位置SMAP0を目標シフ
トSBRKへセットする。
【0012】一方、前記SP41においてYesと判断
された場合、および、SP42においてYesと判断さ
れた場合、SP44にて、ブレーキダウンシフト制御に
おけるブレーキダウン目標シフト位置を決定する。ここ
でのブレーキダウン目標シフト位置の決定は、現在の走
行状態における車速と減速度(車速の減少方向への変化
の度合い)により予め定められたブレーキダウンシフト
マップにて行う。このブレーキダウンシフトマップは、
車速が低ければ低いほど、また減速度が大きければ大き
いほど(車速の減少方向への変化が早ければ早いほ
ど)、ブレーキダウン目標シフト位置は、低速段側へ、
即ち、3速から、2速、1速へと選択されるように、予
め設定されている。 SP45 ブレーキ目標シフトSBRKとマップ検索シ
フト位置SMAP0とを比較し、SBRK<SMAP0
が成立しない場合にはこの処理を終了し、成立する場合
には、ブレーキダウン制御状態に入ったので、SP46
へ進む。 SP46 ブレーキダウン制御状態にある旨を示すフラ
グBRDNに1をセットするとともに、図9の領域内
(ブレーキダウン制御を解除すべきでない領域内)にあ
る旨を示すフラグBRDN2に1をセットする。また、
アクセルペダルが操作されたか否かを判定するカウンタ
cBRDNをリセットする。さらに、ブレーキダウン制
御時マップ検索用アクセルペダル開度APBRを算出す
るためのAPBR算出用タイマtmBRDNにその初期
値TBRDN(例えば10秒)をセットする。
【0013】次いで、図6によりシフトホールド解除処
理の内容を説明する。 SP51 フラグBRDN1に1が立てられているか否
かを判断し、立てられていることを条件としてSP52
へ進む。立てられていない場合には処理を終了する。 SP52 フラグBRDN2に1が立てられているか否
かを判断し、立てられれている場合には、SP53へ進
んで後述のブレーキダウン制御時マップ検索用アクセル
ペダル開度APBRの算出処理を実行する。立てられて
いない場合には、SP56へ進む。 SP54 図9のシフトマップにおける領域外であるか
否かを判断し、領域外の場合、すなわち減速シフトダウ
ンを解除すべき所定の運転領域にある場合には、SP5
5においてフラグBRDN2をリセットした後、処理を
終了する。また、領域内の場合には、フラグBRDNに
1を立てたまま処理を終了する。ここで、前述の所定の
運転領域とは、運転者に減速の意志がなくなったと判断
される領域であり、その判断のために、予め車速に応じ
てアクセルペダルの踏み込み量が設定された領域であ
る。一方、前記SP52においてフラグBRDN2に1
が立てられていないと判断された場合には、さらに、ア
クセルペダルの踏み込み側への変化が所定値より小さい
か否かの判断ΔAP<0(実施形態では、アクセルペダ
ルを戻している状態にあるか否かにより判断してい
る)、または、アクセルペダルの踏み込み量の絶対値が
所定値より小さいか否かの判断AP<APZ(実施形態
では、全開状態の開度APZより小さいかにより判断し
ている)が成立する否かを判断し、成立しない場合には
処理を終了し、成立する場合にはSP57へ進む。 SP57 カウント値cBRDNをインクリメントす
る。 SP58 カウント値cBRDNが所定値LIMBRD
Nより大きいか否かを判断し、大きくない場合には処理
を終了し、大きい場合にはSP59でフラグBRDNを
リセット(すなわち、ブレーキダウン制御を解除)して
処理を終了する。すなわち、カウント値cBRDNが前
記LIMBRDNより大きい場合、アクセル開度の積算
値が所定値より小さいと判断して、ブレーキダウン制御
を解除する。
【0014】さらに、前記SP53で行われるブレーキ
ダウン制御時マップ検索用アクセルペダル開度APBR
算出処理の内容を説明する。 SP61 タイマtmBRDNが0か否かを判断し、Y
esの場合にはSP64へ進んでブレーキダウン制御時
マップ検索用アクセルペダル開度APBRに80(全開
時のスロットル角度80度に対応する値)をセットし、
Noの場合にはSP62へ進む。 SP62 APFZにTBRDN/tmBRDNを乗じ
た値をブレーキダウン制御時マップ検索用アクセルペダ
ル開度APBRに代入する。この結果、時間の経過とと
もにブレーキダウン制御時マップ検索用アクセルペダル
開度APBRの値が大きくなる。 SP63 ブレーキダウン制御時マップ検索用アクセル
ペダル開度APBRがスロットル角度の設定値80度よ
り大きいか否かを判断し、Yesを条件としてSP64
へ進んでAPBRに80度を代入し、処理を終了する。
【0015】上記SP61〜64の処理により、図11
に示すように、フラグBRDNが立てられるとカウント
値tmBRDNが漸減して行き、これに伴って、APF
Z*TBRDN/tmBRDNの演算結果としてのブレ
ーキダウン制御時マップ検索用アクセルペダル開度AP
BRが増加して行く。 すなわち、シフトホールドに入
った後、時間の経過とともにシフトマップ上のAPFZ
を増大させて、アップシフトを容易にするよう、APF
Zの値の補正がなされている。
【0016】次いで、上記フローチャートの制御に基づ
くシフトダウン制御動作を図12のタイミングチャート
にしたがって説明する。t1 4速にて走行中に加速を
やめ、すなわち、アクセルペダルを戻して、アクセルペ
ダル開度がほぼ0となり、さらに、ブレーキを踏むと、
SP42における判断がYesとなり、SP44におい
て前述のブレーキダウンシフトマップ(図8における下
方部分の様に車速と減速度とによりブレーキダウン目標
シフトが設定されている)を検索し、SBRKが決定さ
れ、SP45におけるブレーキダウン目標シフトSBR
Kとマップ検索シフト位置SMAP0との比較結果が、
SBRK<SMAP0を満足してYesとなり、さら
に、SP46においてフラグBRDN1および2に1が
立てられる。また、カウント値cBRDNがゼロにリセ
ットされ、タイマtmBRDNに初期値TBRDNがセ
ットされる。この状態では、図6におけるSP51およ
び52における判断がともにYesとなるため、SP5
3のブレーキダウン制御時マップ検索用アクセルペダル
開度APBRの算出が行われる。t2 ブレーキダウン
シフト後、アクセルペダルが踏み込まれれると、ブレー
キダウン制御時マップ検索用アクセルペダル開度APB
Rが徐々に増加する。このブレーキダウン制御時マップ
検索用アクセルペダル開度APBRの増加において、図
9における領域内ではフラグBRDN1および2がリセ
ットされることはない。なお、この状態は、図10にお
けるフラグBRDN1=BRDN2=1に相当する。t
3 ブレーキダウン制御時マップ検索用アクセルペダル
開度APBRが図9のマップにおける領域外に一旦入る
と、SP54における判断がYesとなるため、SP5
5へ進んでフラグBRDN2がリセットされ、図10に
おけるBRDN1=1,BRDN2=0に相当する状態
となる。t4 加速が継続されている限り、アクセル開
度APが増加し、加速意志がなくなると、SP52にお
ける判断結果がNoとなり、SP56においてΔAP<
0(アクセルペダルが戻された、すなわちアクセル開度
の減少)との判断がなされ、SP57において、カウン
タcBRDNがカウントアップされ始める。すなわち、
図6の一連の動作を繰り返す毎にcBDNが1つずつカ
ウントアップされる。また、SP58において、cBR
DNがしきい値LIMBRDNと比較される。t5 S
P58において、cBRDN>LIMBRDNと判断さ
れると、加速意志がなくなったものと見なし、SP59
へ進んで、フラグBRDN1がリセットされる。この結
果、図10におけるBRDN1=BRDN2=0の状態
となり、ブレーキダウンシフトが解除される。したがっ
て、図3におけるSP19の判断がNoとなる。これに
より、SP15、SP20における判断によりマップ検
索シフト位置SMAP0が決定され、図4において、最
小シフト位置SMAP2が決定される通常のシフト変更
判断となり、アップシフト、ダウンシフトが行われるよ
うになる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、少なくともアクセル開度とブレーキの踏み込み操作
状態とに応じて減速走行時にシフトダウンを行う減速シ
フトダウン制御手段と、該減速シフトダウン制御手段に
よりシフトダウンが行われた後、車速とアクセル開度と
の関係により定まる所定の運転領域にあり、かつ、アク
セル開度の踏み込み側への変化が所定値以下か、また
は、アクセル開度の積算値が所定値以下の場合に前記減
速シフトダウン制御手段によるシフトダウンを解除する
減速シフトダウン制御解除手段とからなることを特徴と
し、この構成により、減速走行においてシフトダウンし
た後、アクセルが踏み込み側へ所定値以下しか踏み込ま
れない場合、あるいはアクセルが所定の積算値以上に踏
み込まれない場合には減速シフトダウン状態に維持さ
れ、一方、アクセルが所定以上に踏み込まれ、あるい
は、アクセルが所定の積算値以上に踏み込まれた場合に
初めて運転者の確実な加速意志を識別して減速シフトダ
ウンを解除することができ、したがって、ブレーキダウ
ン後のアップシフトを制限することにより、運転者の意
に沿った違和感のない自動変速を実現し、特に、減速と
加速とが頻繁に繰り返されるワインディング路の走行に
おいて良好なドライバビリティを実現することができ
る。また、前記減速シフトダウン制御解除手段によりア
クセル開度が所定値以下の状態の継続時間により前記積
算値を算出する構成とすれば、運転者のアクセルペダル
操作状況に基づいて確実な加速意志を識別して減速シフ
トダウンを解除することができる。さらに、前記アクセ
ル開度が所定値以下の状態の継続時間を、アクセル開度
が所定値以下と判断される毎にカウンタをカウントアッ
プすることにより積算する構成とすれば、ソフトウエア
上の処理によって運転者のアクセルペダル操作状況を判
断し、運転者の確実な加速意志を識別して減速シフトダ
ウンを解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のブロック図。
【図2】 一実施形態のブレーキダウン制御全体の流れ
を示すフローチャート。
【図3】 一実施形態のSMAP0決定処理を示すフロ
ーチャート。
【図4】 一実施形態のSMAP2決定処理を示すフロ
ーチャート。
【図5】 一実施形態シフトダウン制御に入る条件を決
定する処理のフローチャート。
【図6】 一実施形態のブレーキダウン解除処理のフロ
ーチャート。
【図7】 一実施形態のブレーキダウン制御時マップ検
索用アクセルペダル開度APBR算出処理のフローチャ
ート。
【図8】 一実施形態で用いられるシフトマップを示す
図。
【図9】 ブレーキダウン制御解除領域を示す図。
【図10】 各フラグが示す条件を示す図表。
【図11】 時間経過に伴うブレーキダウン制御時マッ
プ検索用アクセルペダル開度APBRの変化を示す図。
【図12】 ブレーキダウン制御全体のタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
1 減速シフトダウン制御手段 2 記憶手段 3 減速シフトダウン制御解除手段 4 アクチュ
エータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 雅一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともアクセル開度とブレーキの踏
    み込み操作状態とに応じて減速走行時にシフトダウンを
    行う減速シフトダウン制御手段と、 該減速シフトダウン制御手段によりシフトダウンが行わ
    れた後、車速とアクセル開度との関係により定まる所定
    の運転領域にあり、かつ、アクセル開度の踏み込み側へ
    の変化が所定値以下か、または、アクセル開度の積算値
    が所定値以下の場合に前記減速シフトダウン制御手段に
    よるシフトダウンを解除する減速シフトダウン制御解除
    手段と、からなることを特徴とするシフトダウン制御装
    置。
JP2236698A 1998-02-03 1998-02-03 シフトダウン制御装置 Withdrawn JPH11218217A (ja)

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JP2236698A JPH11218217A (ja) 1998-02-03 1998-02-03 シフトダウン制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101294185B1 (ko) * 2011-11-21 2013-08-08 현대자동차주식회사 차량의 변속 제어방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101294185B1 (ko) * 2011-11-21 2013-08-08 현대자동차주식회사 차량의 변속 제어방법

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