JPH11216704A - 木質ボードおよびその製造方法 - Google Patents

木質ボードおよびその製造方法

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JPH11216704A
JPH11216704A JP1963698A JP1963698A JPH11216704A JP H11216704 A JPH11216704 A JP H11216704A JP 1963698 A JP1963698 A JP 1963698A JP 1963698 A JP1963698 A JP 1963698A JP H11216704 A JPH11216704 A JP H11216704A
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JP
Japan
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polymer
wood
binder
resin
parts
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Application number
JP1963698A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yokota
善行 横田
雅也 ▲吉▼田
Masaya Yoshida
Hironobu Akutagawa
寛信 芥川
Kenta Kanaida
健太 金井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルムアルデヒド臭がないか低減され、しか
も、強度が高く、耐久性および耐水性が良好な木質ボー
トと、この木質ボートを容易に得させる製造方法を提供
する。 【解決手段】 木質ボードは、木質材料を固めるバイン
ダーが下記一般式(1)で示される構造単位を必須とす
る樹脂からなる。 【化1】 木質ボードの製造方法は、木質材料を固めるバインダー
となる成分として、2−オキサゾリン基と反応し得る官
能基を有する重合体(A1)を必須とする重合体(A)
と、2−オキサゾリン基を有する重合体(B)とを含む
樹脂組成物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホルムアルデヒド
臭がないか、低減された木質ボートおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】パーティクルボードやファイバーボード
等の木質ボードは、木質材料を尿素樹脂やメラミン樹脂
等の比較的安価なバインダーで固めてなるものであり、
前記木質材料をバインダーとなる成分と混合し、この混
合物を加熱および加圧して板状に成形して得られる。こ
の木質ボードの強度は高く、耐久性および耐水性等に優
れるため、壁材、家具等に広く用いられている。
【0003】ところで、マンション等の気密性が高い住
宅では、ホルムアルデヒド等の化学物質が壁材や家具等
から徐々にしみだし、人に不快感を与えたり、悪影響を
及ぼしたりすることが問題になっている。この問題は新
築住宅において特に顕著である。木質ボードでは、製造
時に副生したホルムアルデヒドがボード内に閉じ込めら
れていて上述の問題を生じさせるので、木質ボードを十
分な期間放置したり加熱したり等して脱臭してから、壁
材等に使用するようにしているが、そのようにしても、
ホルムアルデヒド臭は依然として消えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ホルムアルデヒド臭がないか低減され、し
かも、強度が高く、耐久性および耐水性が良好な木質ボ
ートを提供することである。本発明が解決しようとする
別の課題は、ホルムアルデヒド臭がないか低減された木
質ボートを容易に得させる製造方法を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を達成するために、バインダーとして、ホルムアルデ
ヒドが生成しない樹脂を用いることに着目し、ホルムア
ルデヒドが生成せず、しかもボードに機械的強度や耐久
性および耐水性を充分に付与し得る樹脂を得るため、種
々の樹脂について検討を行った。そして、バインダーと
なる成分として、2−オキサゾリン基を有する重合体
と、2−オキサゾリン基と反応する重合体とを併用する
ことによって、ホルムアルデヒド発生の問題が解決で
き、機械的強度と耐久性、耐水性等を発揮させ得ること
を見出し、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明にかかる木質ボードは、
木質材料をバインダーで固めてなる木質ボードにおい
て、前記バインダーが下記一般式(1)で示される構造
単位を必須とする樹脂からなることを特徴とする。
【0007】
【化2】
【0008】本発明にかかる木質ボードの製造方法は、
木質材料をバインダーとなる成分と混合し、板状に成形
する木質ボードの製造方法において、前記バインダーと
なる成分として、2−オキサゾリン基と反応し得る官能
基を有する重合体(A1)を必須とする重合体(A)
と、2−オキサゾリン基を有する重合体(B)とを含む
樹脂組成物を用いることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】〔木質ボード〕本発明にかかる木
質ボードは、木質材料とバインダーとを含む。木質ボー
ドを構成する成分の一つである木質材料は、ボードに木
質感を出させる成分であり、木材からなるものであれば
よく、その材質および形状等については特に限定はな
い。木質材料の形状については、たとえば、チップ状、
フレーク状、ウェファー状、ストランド状、繊維状等を
挙げることができる。これらのうちでも、繊維状の木質
材料は、方向性および伸縮性が小さく、等質で、用途に
よって各種品質のものが得られるため、好ましい。
【0010】この繊維状の木質材料は、たとえば、木材
をチップ化し、得られたチップ化物を蒸気等で加熱して
軟化させ、剪断力を与えて木材繊維をばらばらにしてパ
ルプ化することによって製造される。木質ボードを構成
するもう一つの成分であるバインダーは、木質材料を固
めて、ボードに対し機械的強度を付与するとともに、耐
久性および耐水性等の物性を付与する成分である。この
バインダーは、上記一般式(1)で示される構造単位
(以下、構造単位Xということがある。)を必須とする
樹脂であり、通常、構造単位Xを介して架橋した構造を
有している。
【0011】バインダーとしては、主鎖を形成する重合
体同士が構造単位Xを介して架橋した構造となっている
樹脂xが好ましい。ここで、主鎖を形成する重合体とし
ては、たとえば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂およびポリオレフィン樹脂から選ばれる
少なくとも1種を挙げることができる。樹脂xは、たと
えば、後述の重合体(A)および重合体(B)を含む樹
脂組成物を硬化させることによって得ることができる。
【0012】バインダーとしては、ホルムアルデヒドが
全く発生しない樹脂xのみからなるものが好ましいが、
尿素樹脂やメラミン樹脂等のホルムアルデヒドが発生す
ることがある樹脂に樹脂xを配合したものでもよい。こ
の場合は、ホルムアルデヒドの発生を低減させることが
できる。構造単位Xはその形成時にホルムアルデヒドを
生成させることがなく、また、分解等してもホルムアル
デヒドを発生させることがないので、木質ボードからホ
ルムアルデヒドが放出されることはない。
【0013】構造単位Xは、たとえば、一方の成分の2
−オキサゾリン基に他方の成分の官能基が反応して、2
−オキサゾリン基が開環することにより、得られる。2
−オキサゾリン基と反応し得る官能基としては、たとえ
ば、カルボキシル基(−COOH)およびその塩、無水
カルボン酸基(−C(=O)−O−C(=O)−)、ヒ
ドロキシル基(−OH)、メルカプト基(−SH)等を
挙げることができ、これらを併用することもできる。こ
れらのうちでも、オキサゾリン基との反応性の点からカ
ルボキシル基や、無水カルボン酸基が特に好適である。
【0014】構造単位Xのエチレン基(−CH2CH
2−)に隣接する構造については、特に限定はない。構
造単位Xとこの隣接する構造とを含めた構造単位として
は、たとえば、2−オキサゾリン基と、カルボキシル基
または無水カルボン酸基が反応して得られ、下記式
(2)で示される構造単位X1や、2−オキサゾリン基
およびメルカプト基が反応して得られ、下記式(3)で
示される構造単位X2を挙げることができる。
【0015】
【化3】
【0016】
【化4】
【0017】構造単位Xにおいて、≡C−基を含む構造
としては、たとえば、重合体(B)の主鎖構造を挙げる
ことができる。また、エチレン基側末端を含む構造とし
ては、たとえば、重合体(A)の主鎖構造を挙げること
ができる。ここで、主鎖構造とは、炭素原子および水素
原子を主成分とし、主に炭素−炭素結合で繋がった構造
のことをいう。
【0018】木質ボード中のバインダーに対する木質材
料の重量割合(木質材料/バインダー)については、特
に限定はないが、好ましくは97/3〜70/30、さ
らに好ましくは95/5〜80/20である。木質材料
の重量割合が70/30未満であると、木質感が低下
し、外観が悪くなるおそれがある。他方、木質材料の重
量割合が97/3を超えると、脆くなるおそれがある。
【0019】本発明の木質ボードは、木質材料およびバ
インダー以外の成分を含むものでもよい。この、その他
成分としては、たとえば、バガス、穀物わら、古紙、パ
ピルス等の繊維質原料;サイズ剤;沈着剤;防腐剤;防
菌剤;油処理剤;染料、顔料等の着色剤等を挙げること
ができ、これらのうちの1種のみ含まれるほか2種以上
含有されていてもよい。
【0020】本発明の木質ボードは、JIS A 59
05および5908の記載にしたがって、木質材料の形
状や、密度等によって分類することができる。すなわ
ち、木質材料が、チップ状、フレーク状、ウェファー
状、ストランド状である場合は、削片板(パーティクル
ボード)であり、その密度は0.4〜0.9g/cm3
である。一方、木質材料が繊維状である場合は、繊維板
(ファイバーボード)である。繊維板は、さらに密度に
よって分類される。すなわち、繊維板の密度が0.8g
/cm3以上の場合は、硬質繊維板(ハードボード)で
あり、繊維板の密度が0.35g/cm3以上0.8g
/cm3未満の場合は、半硬質繊維板(セミハードボー
ド)であり、繊維板の密度が0.35g/cm3未満の
場合は、軟質繊維板(インシュレーションボード)であ
る。
【0021】本発明の木質ボードでは、JIS規格によ
るホルマリン基準(水中濃度測定、1リットル当たり)
が、1.5mg以下(E1〜E0)であり、好ましくは
0.5mg以下(E0)である。本発明の木質ボード
は、その表面がプリント紙や熱硬化性樹脂シート等で被
覆されたものでもよい。
【0022】本発明の木質ボードは、任意の方法で製造
することができるが、以下に詳述する本発明の製造方法
は、その好ましい一例であり、この製造方法に限定され
ない。 〔木質ボードの製造方法〕本発明にかかる木質ボードの
製造方法は、木質材料とバインダーとなる成分とを混合
し、板状に成形する方法である。上記成形は、木質材料
とバインダーとなる成分とを含む混合物(以下、混合物
Yということがある。)を加熱および加圧して、バイン
ダー成分を硬化させることによって行われる。
【0023】バインダーとなる成分は、前述の樹脂が得
られる成分であり、2−オキサゾリン基と反応し得る官
能基を有する重合体(A1)を必須とする重合体(A)
と、2−オキサゾリン基を有する重合体(B)とを含む
樹脂組成物が用いられる。上記において、2−オキサゾ
リン基とは、下記一般式(I)で表される1価の有機基
である。
【0024】
【化5】
【0025】〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
いずれも、水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フ
ェニルおよび置換フェニルから選ばれた少なくとも1種
であり、これら同一であってもよく、異なっていてもよ
い。〕本発明の製造方法で用いられる木質材料として
は、前述のものを挙げることができ、好ましいものにつ
いても同様である。
【0026】本発明の製造方法で用いられる樹脂組成物
は、重合体(A)および重合体(B)を含むものであれ
ば、特に限定はないが、重合体(A)が水溶性、水希釈
性または水分散性を有する水性樹脂であり、かつ、重合
体(B)が水溶性であると、取扱い性や、耐水性等の物
性が高まる。重合体(A)および重合体(B)は、たと
えば、公知の溶液重合、乳化重合、後乳化重合、懸濁重
合等の方法で製造することができる。以下、重合体
(A)が水性樹脂であり、重合体(B)が水溶性である
樹脂組成物Aについて、詳しく説明する。
【0027】この場合、重合体(A)は、その一部また
は全部が2−オキサゾリン基と反応し得る官能基を有す
る重合体(A1)であり、残部が前記官能基のない重合
体(A2)である。重合体(A1)としては、2−オキ
サゾリン基と反応し得る官能基を有する水性のアクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂およびポリ
オレフィン樹脂等が挙げられ、これらからなる群から選
ばれた1種または2種以上の重合体であれば特に制限な
く使用できる。
【0028】重合体(A1)中に含まれるオキサゾリン
基と反応し得る官能基としては、たとえば、カルボキシ
ル基およびその塩、無水カルボン酸基、ヒドロキシル
基、メルカプト基等を挙げることができ、これらを併用
することもできるが、オキサゾリン基との反応性の点か
らカルボキシル基、無水カルボン酸基が特に好適であ
る。
【0029】前記官能基の量としては特に限定はなく、
適宜選択すれば良いが、官能基1当量当たりの分子量が
100〜2万、好ましくは500〜1万となる割合で、
重合体(A1)中に官能基を含有させるのが良い。官能
基が多すぎると、得られる木質ボートが脆くなって耐水
性が損なわれるおそれがある。他方、官能基が少なすぎ
ると成形性が低下し、耐久性や耐水性等が損なわれるお
それがある。
【0030】重合体(A1)としては公知のものが広く
使用される。たとえば、アクリセット19E、アクリセ
ット210E、アクリセット260E、アクリセット2
88E、アロロン453(いずれも株式会社日本触媒
製)等の水分散性あるいは水溶性アクリル樹脂;ソフラ
ネートAE−10、ソフラネートAE−40(いずれも
日本ソフラン加工株式会社製)、ハイドランHW−11
0、ハイドランHW−131、ハイドランHW−13
5、ハイドランHW−320、ボンディック72070
(いずれも大日本インキ化学工業株式会社製)、ポイズ
710、ポイズ720(いずれも花王株式会社製)、メ
ルシー525、メルシー585、メルシー414、メル
シー455(いずれも東洋ポリマー株式会社製)等の水
分散性ポリウレタン樹脂;バイロナールMD−120
0、バイロナールMD−1400、バイロナールMD−
1930(いずれも東洋紡績株式会社製)、WD365
2、WJL6342(いずれもイーストマンケミカル社
製)等の水分散性ポリエステル樹脂;イソバン−10、
イソバン−06、イソバン−04(いずれもクラレイソ
プレンケミカル株式会社製)、プリマコール5981、
プリマコール5983、プリマコール5990、プリマ
コール5991(いずれもダウ・ケミカル社製)等の水
性のポリオレフィン系樹脂等を挙げることができ、これ
らのうちの1種または2種以上が使用される。
【0031】重合体(A)は、重合体(A1)以外に、
2−オキサゾリン基と反応し得る官能基を有しない水性
の重合体(A2)を含むものでもよい。重合体(A2)
を含む場合は、加工性等の物性が向上する場合がある。
重合体(A2)としては、公知の水性ラテックスなどを
広く使用できる。水性ラテックスとしては、たとえば、
アクリル系水分散液、酢酸ビニル系水分散液、スチレン
−ブタジエン系水分散液、天然ゴムラテックス等を挙げ
ることができる。上記水性体テックス等の重合体(A
2)に、2−オキサゾリン基と反応し得る官能基(たと
えば、カルボキシル基、メルカプト基等の官能基)を導
入したものは、重合体(A1)として使用できる。
【0032】樹脂組成物Aを構成する成分である水溶性
の重合体(B)は、付加重合性オキサゾリン(a)を単
独で重合してなるもの、および/または、付加重合性オ
キサゾリン(a)と少なくとも1種の他の単量体(b)
とを共重合してなるものである。付加重合性オキサゾリ
ン(a)は、下記一般式(II)によって表されるもので
ある。
【0033】
【化6】
【0034】〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
いずれも、水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フ
ェニルおよび置換フェニルから選ばれた少なくとも1種
であり、これら同一であってもよく、異なっていてもよ
い。R5 は付加重合性不飽和結合を持つ非環状有機基で
ある。〕 付加重合性オキサゾリン(a)としては、たとえば、2
−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル
−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オ
キサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、
2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、
2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキサゾリンを
挙げることができ、これらの群から選ばれる1種または
2種以上の混合物を使用することができる。これらのう
ちでも、2−イソプロペニル−2−オキサゾリンが工業
的にも入手し易く好適である。
【0035】付加重合性オキサゾリン(a)の使用量は
特に限定されるものではないが、重合体(B)を得る際
に使用する単量体混合物中、5重量%以上であることが
好ましい。5重量%未満の量では、成形性が低下し、耐
久性、耐水性等が損なわれるおそれがある。他の単量体
(b)は、オキサゾリン基と反応しない、付加重合性オ
キサゾリン(a)と共重合可能な単量体であれば特に制
限はない。他の単量体(b)としては、たとえば、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸メトキシポリエチレングリコール、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−
アミノエチルおよびその塩等の(メタ)アクリル酸エス
テル類;(メタ)アクリルニトリル等の不飽和ニトリル
類;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)(メ
タ)アクリルアミド等の不飽和アミド類;酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニ
ルエーテル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル
類;エチレン、プロピレン等のα−オレフィン類;塩化
ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等の含ハロゲン
α,β−不飽和単量体類;スチレン、α−メチルスチレ
ン、スチレンスルホン酸ナトリウム等のα,β−不飽和
芳香族単量体類を挙げることができ、これらの1種また
は2種以上の混合物を使用することができる。
【0036】重合体(B)は、付加重合性オキサゾリン
(a)および必要に応じて少なくとも1種の他の単量体
(b)を、従来公知の重合法によって水性媒体中で溶液
重合を行うことにより製造できる。重合体(B)の製造
に当たって使用できる水性媒体としては、水と混合可能
なものであれば特に制限はないが、たとえば、水;また
は、水とメタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、ターシャリーブタノール、
エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエ
チレングリコール、アセトン、メチルエチルケトン等の
混合溶液を挙げることができる。
【0037】重合体(B)に水溶性を付与するために
は、単量体混合物中の親水性単量体の割合が50重量%
以上、好ましくは70重量%以上である。親水性単量体
とは、付加重合性オキサゾリン(a)および他の単量体
(b)の中の、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコー
ル、(メタ)アクリル酸2−アミノエチルおよびその
塩、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)(メ
タ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、スチ
レンスルホン酸ナトリウム等を挙げることができる。
【0038】樹脂組成物Aに含まれる重合体(A1)と
重合体(B)との配合割合は、特に限定されるものでは
ないが、重合体(A1)100重量部に対して重合体
(B)1〜50重量部の範囲が好ましく、3〜20重量
部の範囲がさらに好ましい。1重量部未満の量では成形
性が低下し、耐久性、耐水性等が損なわれ、50重量部
より多くなると、加工性等が損なわれる傾向にある。
【0039】樹脂組成物Aは、必要に応じて、溶剤、可
塑剤、無機または有機の充填剤、着色顔料、染料、増粘
剤、分散剤、湿潤剤、消泡剤、防腐防カビ剤、防錆剤
や、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキ
シ化合物、カルボジイミド化合物、イソシアネート化合
物等の他の架橋剤等を添加することも可能である。樹脂
組成物Aを製造するに際しては、特に限定されず、当業
者で慣用の手段を広く適用でき、たとえば、重合体
(A)の水溶液、水希釈液もしくは水分散液に、水溶性
の重合体(B)と必要に応じてその他添加剤を適宜添
加、混合すれば良い。その他添加剤としては、たとえ
ば、酸、酸エステル化合物、それらのアミン塩、オニウ
ム塩等を挙げることができる。
【0040】本発明にかかる木質ボードの製造方法で
は、まず、上記で説明した木質材料と、バインダーとな
る成分としての樹脂組成物とを混合して、混合物Yを調
製する。上記混合後、必要に応じて、樹脂組成物等に含
まれる水や溶剤を蒸発させ、十分に乾燥させて、混合物
Yを調製してもよい。混合物Yを調製するに当たって、
樹脂組成物と木質材料との配合割合については、特に限
定はないが、樹脂組成物の固形分に対する木質材料の配
合割合(木質材料/樹脂組成物の固形分)は、好ましく
は97/3〜70/30、さらに好ましくは90/10
〜80/20である。木質材料の配合割合が70/30
未満であると、木質感が低下し、外観が悪くなるととも
に、加工性が低下するおそれがある。他方、木質材料の
配合割合が97/3を超えると、脆くなるとともに、曲
げ強度が低下するおそれがある。
【0041】混合物Yは、木質材料および樹脂組成物以
外に、前述のその他成分を含むものでもよい。混合物Y
を調製する方法については、特に限定はないが、木質材
料と樹脂組成物を混合し、十分に攪拌等して、木質材料
の表面に樹脂組成物を十分に被覆させるように行う必要
がある。このため、上記混合物Yを調製するのに用いら
れる装置としては、たとえば、密閉可能な回転釜や、サ
イジング機等を挙げることができる。
【0042】次に、混合物Yを加熱および加圧して、板
状に成形することによって、木質ボードが製造される
が、以下、木質ボードが繊維板である場合(木質材料が
繊維状の木質材料である場合)の製造方法について詳し
く説明する。混合物Yを加熱および加圧して、成形する
に当たっては、あらかじめ混合物Yをフォーミングし
て、マット状物に予備成形しておく。フォーミングの方
法については、特に限定はないが、ウエットフォーミン
グ法や、ドライフォーミング法(エアーフォーミング
法)等を挙げることができる。なお、ウエットフォーミ
ング法を行う場合は、成形前にマット状物を十分に乾燥
しておく必要がある。
【0043】ウエットフォーミング法に用いられる装置
としては、たとえば、長網式抄造機(フォードリニアー
マシーン)、円網式抄造機(シリンダーマシーン)等を
挙げることができる。一方、ドライフォーミング法に用
いられる装置としては、たとえば、重量式や吸引式フィ
ルター、レバナイトフィルター等を備えたフォーミング
装置を挙げることができる。
【0044】次に、マット状物を板状に成形する成形条
件については、特に限定はないが、成形温度は好ましく
は130〜210℃、さらに好ましくは150〜190
℃;成形圧力は好ましくは10〜60kg/cm2、さ
らに好ましくは30〜50kg/cm2;成形時間は好
ましくは1〜20分間、さらに好ましくは2〜7分間で
ある。
【0045】成形温度が130℃未満であると、成形が
十分ではなく、脆く、耐久性や耐水性が低下するおそれ
がある。他方、成形温度が210℃を超えると、木質材
料が変質し、強度が低下するとともに、耐久性や耐水性
も低下するおそれがある。成形圧力が10kg/cm2
未満であると、成形が十分ではなく、脆く、耐久性や耐
水性が低下するおそれがある。他方、成形圧力が60k
g/cm2を超えると、繊維強度の低下や、マットの破
裂、発火等が発生するおそれがある。成形時間が1分間
未満であると、成形が十分ではなく、脆く、耐久性や耐
水性が低下するおそれがある。他方、成形時間が20分
間を超えると、木質材料が変質し、強度が低下するとと
もに、耐久性や耐水性も低下するおそれがある。
【0046】成形に用いられる装置としては、加熱およ
び加圧可能な装置であれば、特に限定はなく、たとえ
ば、加圧部、熱板等を備えたホットプレス等を挙げるこ
とができる。上記のように成形した後、耐水性等の物性
を向上させるために、熱処理や、油浸漬処理等をさらに
行ってもよい。
【0047】このようにして得られた木質ボードは、い
ずれも、JIS A 5905、5908に記載の物性
を満たす。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
なお、以下では、特にことわりのない限り、「%」は
「重量%」、「部」は「重量部」を示す。 −重合体(B)の製造例(その1)− 攪拌機、還流冷却器、窒素導入管、滴下ロートおよび温
度計を備えたフラスコに、脱イオン水125部およびイ
ソプロパノール125部を加え、緩やかに窒素ガスを流
しながら、80℃に加熱した。続いて、予め調製してお
いた、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン50部、
メトキシポリエチレングリコールアクリレート25部、
メタクリル酸メチル25部および2,2’−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)5部からなる混合物を2
時間かけて、フラスコに均一に滴下した。その後、2時
間熟成を行って反応を完結させ、オキサゾリ基含有重合
体(B−1)が溶解した重合体水溶液(B−1)を得
た。重合体(B−1)の分子量は20,000であり、
重合体水溶液(B−1)中の固形分(不揮発分)は3
9.9%であった。
【0049】−重合体(B)の製造例(その2)− 攪拌機、還流冷却器、窒素導入管、滴下ロートおよび温
度計を備えたフラスコに、脱イオン水782.4部およ
び15%ハイテノールN−08水溶液(第一工業製薬社
製)128部を加え、適量の28%アンモニア水をさら
に滴下して、フラスコ内の混合物のpHを9〜9.5に
調整した。緩やかに窒素ガスを流しながら、フラスコの
内容物を70℃に加熱し、5%過硫酸ソーダ水溶液64
部を滴下した。続いて、予め調製しておいた、スチレン
371部、アクリル酸2−エチルヘキシル141部およ
び2−イソプロペニル−2−オキサゾリン128部から
なるモノマー混合物を3時間かけてフラスコに滴下し
た。上記反応中、窒素ガスの吹き込みを続け、反応混合
物の温度を70±1℃に保ち、滴下終了後も70±1℃
に2時間保った。その後、80℃に昇温し、1時間攪拌
を続けて、反応を完結させ、オキサゾリ基含有重合体
(B−2)を含む水分散体(B−2)を得た。水分散体
(B−2)中の固形分(不揮発分)は40.0%であ
り、そのpHは9であった。
【0050】−重合体(A)の製造例(その1)− 攪拌機、還流冷却器、窒素導入管、滴下ロートおよび温
度計を備えたフラスコに、イソプロパノール244部を
加え、緩やかに窒素ガスを流しながら、80〜85℃に
加熱した。続いて、予め調製しておいた、アクリル酸5
0部、アクリル酸ブチル190部、スチレン80部、メ
タクリル酸メチル167部、2,2’−アゾビス(2−
メチルブチロニトリル)24部からなる混合物を4時間
かけてフラスコに均一に滴下した。その後、2時間熟成
を行って反応を完結させ、25%アンモニア水57部お
よび脱イオン水180部をフラスコに滴下し、オキサゾ
リ基と反応する官能基含有重合体(A−1)が溶解した
重合体水溶液(A−1)を得た。重合体(A−1)の分
子量は7,000であり、重合体水溶液(A−1)中の
固形分(不揮発分)は49.8%であり、そのpH9で
あった。
【0051】−重合体(A)の製造例(その2)− 攪拌機、還流冷却器、窒素導入管、滴下ロートおよび温
度計を備えた1リットルのフラスコに、脱イオン水15
7部を加え、75℃に保った。フラスコ内を窒素ガスで
置換した後、予め調製しておいた、アクリル酸25部、
アクリル酸ブチル225部、スチレン250部および水
190部、20%ハイテノール18E水溶液(第一工業
製薬社製)50部からなる単量体プレエマルジョンの
1.5重量%に相当する量と、過硫酸カリウム0.25
部と、亜硫酸水素ナトリウム0.125部とを溶解させ
た水溶液5部をフラスコに添加して、反応を開始した。
続いて、残りの単量体プレエマルジョンと、過硫酸カリ
ウム2.25部と、亜硫酸水素ナトリウム1.125部
とを溶解させた水溶液50部を3時間かけてフラスコに
滴下した。反応中は窒素ガスの吹き込みを続け、反応混
合物の温度を75±1℃に保った。さらに、80℃で1
時間反応させた後、60℃に冷却し、ブースターとし
て、過硫酸カリウム0.25部を溶解させた水溶液5.
25部と、亜硫酸水素ナトリウム0.125部を溶解さ
せた水溶液5部とを添加し、1時間保持して、冷却し
た。その後、28%アンモニア水でpH7.5〜8.0
に調整し、オキサゾリ基と反応する官能基含有重合体
(A−2)を含む水分散体(A−2)を得た。水分散体
(A−2)中の固形分(不揮発分)は52.0%であ
り、そのpH9であった。
【0052】−実施例1− 上記で得られた重合体水溶液(B−1)10部および重
合体水溶液(A−1)50部とを混合して、バインダー
(1)を調製した。木質材料としてのパルプ100部
と、バインダー(1)30部とを混合し、得られた混合
物をプリプレスした後、ホットプレスを行い、MDF
(1)を得た。
【0053】MDF(1)中の硬化した樹脂成分をNM
RおよびIRで分析して、この樹脂成分が、
【0054】
【化7】
【0055】を必須の構造単位としていることを確認し
た。MDF(1)の各種物性を測定したところ、MDF
(1)は、JIS A 5905に記載された物性(寸
法・直角度、密度、含水率、曲げ強さ、湿潤時曲げ強
さ、含水厚さ膨張率、はく離強さ、木ねじ保持力および
ホルムアルデヒド放出量)をすべて満たすものであっ
た。特に、ホルムアルデヒドは全く検知されず、ホルマ
リン基準ではE0(0.5mg以下)であった。
【0056】−実施例2− 上記で得られた水分散体(B−2)10部および水分散
体(A−2)40部とを混合して、バインダー(2)を
調製した。木質材料としてのパルプ100部と、バイン
ダー(2)25部とを混合し、得られた混合物をプリプ
レスした後、ホットプレスを行い、MDF(2)を得
た。
【0057】MDF(2)中の硬化した樹脂成分をNM
RおよびIRで分析して、実施例1で示した構造単位を
必須としていることを確認した。MDF(2)の各種物
性を測定したところ、MDF(2)は、JIS A 5
905に記載された物性(寸法・直角度、密度、含水
率、曲げ強さ、湿潤時曲げ強さ、含水厚さ膨張率、はく
離強さ、木ねじ保持力およびホルムアルデヒド放出量)
をすべて満たすものであった。特に、ホルムアルデヒド
は全く検知されず、ホルマリン基準ではE0(0.5m
g以下)であった。
【0058】−比較例1− 還流冷却器、温度計、攪拌機および滴下ロートを備えた
フラスコに、尿素95部、40%ホルマリン255部を
仕込み、pHを8.6に調整した。85℃で15分間反
応させた後、1N酢酸を加え、pHを5.0に調整し
た。さらに、80℃で1時間反応させた後、pHを8.
0に調整し、60℃まで冷却した。さらに尿素を30部
加え、60℃で1時間反応させた後、冷却し、水で希釈
して、固形分50%に調整した尿素樹脂分散体を得た。
【0059】木質材料としてのパルプ100部と、上記
で得られた尿素樹脂分散体30部とを混合し、得られた
混合物をプリプレスした後、ホットプレスを行い、比較
MDF(1)を得た。比較MDF(1)の各種物性を測
定したところ、JIS A 5905に記載された物性
(寸法・直角度、密度、含水率、曲げ強さ、湿潤時曲げ
強さ、含水厚さ膨張率、はく離強さ、木ねじ保持力およ
びホルムアルデヒド放出量)をすべて満たすものであっ
たが、ホルムアルデヒドが検知され、ホルマリン基準で
はE2(1.5mg超5.0mg以下)であった。
【0060】
【発明の効果】本発明にかかる木質ボートは、ホルムア
ルデヒド臭がないか低減され、しかも、強度が高く、耐
久性および耐水性が良好である。本発明にかかる木質ボ
ートの製造方法は、上記木質ボートを容易に得させるこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井田 健太 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質材料をバインダーで固めてなる木質ボ
    ードにおいて、前記バインダーが下記一般式(1)で示
    される構造単位を必須とする樹脂からなることを特徴と
    する、木質ボード。 【化1】
  2. 【請求項2】前記木質材料が繊維状である、請求項1に
    記載の木質ボード。
  3. 【請求項3】木質材料とバインダーとなる成分とを混合
    し、板状に成形する木質ボードの製造方法において、 前記バインダーとなる成分として、2−オキサゾリン基
    と反応し得る官能基を有する重合体(A1)を必須とす
    る重合体(A)と、2−オキサゾリン基を有する重合体
    (B)とを含む樹脂組成物を用いる、ことを特徴とする
    木質ボードの製造方法。
  4. 【請求項4】前記木質材料が繊維状である、請求項3に
    記載の木質ボードの製造方法。
  5. 【請求項5】重合体(A1)がアクリル樹脂、ポリエス
    テル樹脂、ポリウレタン樹脂およびポリオレフィン樹脂
    から選ばれた少なくとも1種である、請求項3または4
    に記載の木質ボードの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005522605A (ja) * 2002-04-08 2005-07-28 ベーリンゲ、イノベイション、アクチボラグ フローリング用フロアボード
EP2163590A1 (en) * 2008-09-12 2010-03-17 Rohm and Haas Company Wood adhesives comprising protein and oxazoline polymer or resin
JP4711560B2 (ja) * 2001-08-10 2011-06-29 花王株式会社 リグノセルロース用接着剤

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