JPH11216055A - 皿 - Google Patents

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JPH11216055A
JPH11216055A JP10022992A JP2299298A JPH11216055A JP H11216055 A JPH11216055 A JP H11216055A JP 10022992 A JP10022992 A JP 10022992A JP 2299298 A JP2299298 A JP 2299298A JP H11216055 A JPH11216055 A JP H11216055A
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JP
Japan
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groove
dish
coaster
sashimi
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10022992A
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English (en)
Inventor
Reizou Shiyouji
令造 庄司
Kichikei Shiyouji
吉慶 庄司
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SHINGIKEN KK
Original Assignee
SHINGIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上に乗せる物の液体成分を容易に除去、分離
することができる皿および受け皿を提供すること。 【解決手段】 皿あるいは受け皿において、上部表面の
少なくとも一部に溝あるいは帯状突起部を設ける。コッ
プ等の飲用容器あるいは刺身、天ぷら等の汁や油等の液
体成分を含む食物を本発明を適用したコースター、受け
皿、刺身皿、揚げ物用皿に乗せることにより、上に乗せ
た物の液体成分が流れ落ちて凹部に溜まり、容易に除
去、分離することができ、付着の防止、乾燥の促進、水
切り、油切り性能の向上等の効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皿に関し、特に、上
に乗せる物の液体成分を容易に除去、分離することがで
きる皿および受け皿に関するものである。なお、本明細
書において「皿」とは、通常の皿に加えて、コースタ
ー、茶托、洗面台のコップ置きなど任意の物体の下に敷
いて使用する略板状の部材を含む。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコップなどの飲用容器を乗
せる受け皿である皿やコースターの上部表面は平らに成
形されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
皿やコースターにおいては、底面に水が付いたままコッ
プなどの飲用容器を乗せた場合、あるいは冷えた飲料を
注いだためにコップの周囲に付いた水滴が流れ落ちて底
面に達した場合に、コップのみを持ち上げても皿やコー
スターがコップに付着して一緒に持ち上がったり、途中
で落ちて大きな音を立てたりしてしまうという問題点が
あった。
【0004】また、洗面台において使用するコップを上
下逆さまにしてコースターあるいは皿の上に置いた場
合、コップとコースターあるいは皿との接触面に付着し
た水分はなかなか乾燥せず、カビ等が繁殖する原因とな
り、不衛生であるという問題点もあった。本発明の目的
は、前記のような従来技術の問題点を解決し、上に乗せ
る物の液体成分を容易に除去、分離することができる皿
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、皿において、
上部表面の少なくとも一部に凹凸を設けた点に特徴があ
る。本発明においては、皿の上部表面の少なくとも一部
に凹凸を設けたので、コップ等の飲用容器あるいは刺
身、天ぷら等の汁や油等の液体成分を含む食物を本発明
の皿あるいは受け皿に乗せることにより、上に乗せた物
の液体成分が流れ落ちて凹部に溜まり、容易に除去、分
離することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施
例であるコースターの構成を示す正面図および端面図で
ある。図1((a)はコースターの正面図であり、コー
スター10は、厚く、角の丸い板状部材から成ってい
る。コースター10の中央部には周囲より僅かに凹んだ
凹部11が形成されている。そして、凹部11の内部表
面13には複数の溝12が形成されている。
【0007】図1(b)は図1(a)のAA断面を横か
ら見た端面図である。溝12の断面はU字状をしてお
り、溝の底部15は円弧状に形成されている。また溝と
溝の間の部分14は上部が平らになっている。
【0008】溝12の幅は2ミリメートル以上、10ミ
リメートル以下程度に形成するのが好ましく、また溝の
間隔(溝と溝の間の部分である頂部14の幅)は0ミリ
メートル以上、10ミリメートル以下程度に形成するの
が好ましい。但し、頂部14の平らな部分の幅が長いほ
ど、コースター10がコップに付着し易くなるので、該
幅は短い方が好ましい。
【0009】溝12の深さは2ミリメートル以上、10
ミリメートル以下程度に形成するのが好ましい。溝12
が浅すぎると水分が溝に充満し、コップの底面と付着し
て、水分が分離出来なくなる恐れがある。従って、溝1
2は深いほど水分を分離する効果は高くなる。しかし、
溝12を深くするにはコースター10を厚くする必要が
あり、また溝12が深くなるとコースター10の特に溝
の底部15の洗浄が困難となる。
【0010】図1(c)は溝12と頂部14の関係を図
1(b)と逆にした場合の端面図である。このように、
溝12を設ける代わりに周囲を掘り下げて溝12の部分
を高いまま残して帯状の突起部を形成しても同様の効果
がある。以下に示す各種の実施例においても、全て溝と
頂部の関係を逆にした実施例も同様に考えられる。
【0011】コースター10の材質としては、陶器、磁
器、プラスティック、ゴム、木材、金属、紙、石材な
ど、図1に示したような形状のものを形成可能な任意の
材料を使用可能である。なお紙や金属、プラスティック
などの材料を使用する場合には、中空構造、あるいは更
に中空構造の底面を除去した構造としてもよい。
【0012】加工方法は材料ごとに異なるが、例えば陶
器や磁器であれば、粘土をコースターの形状に成形して
から焼き上げればよい。また、木材、石材の場合には切
削やサンドブラストにより板状部材に溝を形成する。更
に、金属やプラスティック、ゴム、紙の場合にはプレ
ス、鋳型、切削等により加工する。
【0013】図2は、コースターの他の実施例における
溝あるいは突起部の形状を示す中央部端面図である。図
2(a)は、頂部14をできるだけ細くした例である。
頂部14が細いほど、乗せたものと液体成分との分離効
果が向上する。但し、頂部14の強度が低下し、また、
柔らかいものを乗せた場合には乗せた物が変形、切断さ
れてしまう恐れがある。
【0014】図2(b)は、頂部14および底部15を
共に、円弧等の曲線状に形成したものである。頂部を円
弧等の曲線状に形成することにより、頂部が平らな場合
に比べて乗せたものと液体成分との分離効果が向上す
る。図2(c)は、頂部14および底部15を共に直線
(平面)で構成したものである。このように構成するこ
とにより、溝で文字や記号等の図形を描く場合に図形の
輪郭を明瞭に表現することができる。
【0015】図2(d)は、溝12をVあるいはW字状
に形成したものである。図2(e)は、(c)の構成に
おける頂部14および底部15の角の部分に丸みを付け
たものである。図2(f)は、(d)の構成において、
溝の幅を大きくすることによって溝側面の傾斜を緩やか
にしたものである。このようにすることによって洗浄が
容易となる。
【0016】図3は、本発明を適用した刺身皿の構成を
示す正面図である。刺身をつまと一緒に盛り付けた場
合、特に冷凍の刺身の場合には刺身から汁が出るが、通
常の皿の場合には刺身が水っぽくなったり、つまに吸収
されたりして、刺身やつまが不味くなるという問題点が
あった。図3に示したような本発明を適用した刺身皿2
0に刺身を盛れば、汁は刺身と分離して溝21の底部に
溜まり、刺身が水っぽくなったり、つまに吸収されたり
することがない。従って刺身やつまをより美味しく食べ
ることができる。
【0017】図4は、本発明を適用した揚げ物用皿の構
成を示す正面図である。天ぷら等の揚げ物を揚げた場
合、従来は網の上や紙を敷いた皿の上に置いて油を切っ
ていた。しかし、網で油を切った場合には更に盛り皿等
に盛り付ける必要があり、紙を敷いた皿に置いた場合に
は紙が油を吸収し切れず、揚げ物の底面がべた付いてし
まうという問題点があった。図3に示したような本発明
を適用した揚げ物用皿30に揚げ物を直接盛れば、油が
溝31の底部に溜まり、容易に油を切ることができる。
また、このまま食卓に出すことができ、紙等を消費する
こともない。
【0018】油の場合には粘性があるので、滴となって
落下しにくく、揚げ物と接する頂部14を伝って油が流
れ落ちることによって油が切れるものと推定される。従
って、頂部14の構造としては細く、側面はなるべく垂
直で、かつ溝の間隔はなるべく狭い方が油を切る効果が
高いものと推定される。
【0019】なお、図4あるいは図5の実施例におい
て、皿の形状や大きさ、深さ、溝の形状、配置、溝を設
ける範囲等は任意である。また、溝の代わりに突起部を
設けてもよい。更に、皿の一部に溝ではなく、醤油や天
つゆ、塩などを溜める窪みを設けてもよい。
【0020】図5は、本発明を適用したコースターの他
の図案例を示す正面図である。図5(a)は、複数の溝
を縦横に配置したものであり、図1の配置と比較して溝
の長さが短くなっている。従って、頂部の強度が向上
し、細い棒状の物体が溝の中に落ち込んでしまう確率が
低下する。図5(b)は、溝をジグザグ形状に形成した
ものであり、やはり頂部の強度が向上し、細い棒状の物
体が溝の中に落ち込んでしまう確率が低下する。
【0021】図5(c)は、文字を溝の図案としたもの
である。この場合においても、文字部分40を溝とする
もの、および文字部分40を残して余白部分41を掘り
下げるものの2通りが考えられる。文字や記号の種類や
数は任意であるが、なるべく広範囲に均一の密度で分布
し、溝同士が連結している方が好ましい。図5(d)
は、図1の実施例の凹部11を廃し、板状部材の表面に
直接溝を設けた例である。また、この実施例において
は、スプーンを置くための凹部あるいは凸部42が設け
られている。
【0022】以上、実施例について開示したが、以下に
述べるような変形例も考えられる。実施例の皿あるいは
受け皿の用途はコースター、刺身皿、揚げ物用皿の他、
コースターと類似した用途として、茶托、コーヒーカッ
プ、ティーカップの敷き皿、とっくりの受け皿 、洗面
台のコップ置き皿、ぼんなど、飲用容器の下に敷く受け
皿に適用可能である。
【0023】実施例としては、溝あるいは帯状突起部の
図案として直線を組み合わせたものや文字を図案化した
ものを開示したが、その他の例としては、例えば、円弧
のような曲線を組み合わせたもの、動物、植物、風景な
どの線画、会社の名前やマークなど任意の文字や図形を
採用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
皿の上部表面に溝あるいは帯状突起部を設けたので、上
に乗せたものの液体成分を除去、分離することができ、
付着を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のコースターを示す正面図
および端面図である。
【図2】他の実施例における溝あるいは突起部の形状を
示す端面図である。
【図3】本発明を適用した刺身皿の構成を示す正面図で
ある。
【図4】本発明を適用した揚げ物用皿の構成を示す正面
図である。
【図5】本発明を適用したコースターの他の図案例を示
す正面図である。
【符号の説明】
10…コースター、11…凹部、12…溝、13…凹部
の内部表面、14…頂部、15…底部、20…刺身皿、
21…溝、30…揚げ物用皿、31…溝、40…文字部
分、41…余白部分、42…スプーン置き

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部表面の少なくとも一部に凹凸を設け
    たことを特徴とする皿。
  2. 【請求項2】 前記凹凸は複数の溝からなることを特徴
    とする請求項1に記載の皿。
  3. 【請求項3】 前記凹凸は複数の帯状突起部からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の皿。
  4. 【請求項4】 前記溝あるいは前記帯状突起部の幅は2
    ミリメートル以上、10ミリメートル以下であることを
    特徴とする請求項2あるいは3に記載の皿。
  5. 【請求項5】 前記溝の深さあるいは前記帯状突起部の
    高さが2ミリメートル以上、10ミリメートル以下であ
    ることを特徴とする請求項2あるいは3に記載の皿。
  6. 【請求項6】 前記皿は飲用容器の受け皿であることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の皿。
JP10022992A 1998-02-04 1998-02-04 Pending JPH11216055A (ja)

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JP10022992A JPH11216055A (ja) 1998-02-04 1998-02-04

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237690A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Suzuki Sangyo Shizai Kk つけ麺用吸水皿
JP2010259731A (ja) * 2009-04-28 2010-11-18 Yuitto:Kk 食品用皿
CN105461969A (zh) * 2015-12-18 2016-04-06 刘艳青 一种大幅减少餐饮油渍排放量的盘垫结构体及其制作方法

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