JPH11214537A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11214537A
JPH11214537A JP10017077A JP1707798A JPH11214537A JP H11214537 A JPH11214537 A JP H11214537A JP 10017077 A JP10017077 A JP 10017077A JP 1707798 A JP1707798 A JP 1707798A JP H11214537 A JPH11214537 A JP H11214537A
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memory cell
terminal
transistor
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cell transistor
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JP10017077A
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Takayuki Abe
部 隆 行 安
Yutaka Tanaka
中 豊 田
Kyosuke Ogawa
川 恭 輔 小
Masahiro Kimura
村 昌 浩 木
Toshihiro Kobayashi
林 俊 宏 小
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット線に接続されたトランジスタが、メモ
リセル側とダミーセル側とで回路の性質上180度逆向
きのパターンで形成されており、プロセス変動によりト
ランジスタの特性が変動し、誤動作を招くおそれがあっ
た。 【解決手段】 ダミーセルDCのデータが読み出される
ビット線WBと、メモリセルMCのデータが読み出され
るビット線RBとが交差しており、ダミーセルDC側の
ビット線WBに接続されたトランジスタDT1と、メモ
リセルMC側のビット線RBに接続されたトランジスタ
MT1の回路パターンを同じ向きで形成することができ
るので、プロセス変動によりパターンにずれが生じた場
合にも、トランジスタDT1とトランジスタMT1とは
同相で特性が変動し、誤動作の発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に係
わり、特に3つのトランジスタで1メモリセルを構成す
る3トランジスタ型DRAM(DYNAMIC RANDOM ACCESS
MEMORY)に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMには、1つのメモリセルを1ト
ランジスタ及び1容量で構成する1トランジスタ型と、
3トランジスタ及び1容量で構成する3トランジスタ型
とが存在する。近年、3トランジスタ型の方がより容量
を小さく形成することができ、結果的に全体の高集積化
に寄与するということで再び着目されるに至っている。
【0003】図4に、従来の3トランジスタ型のDRA
Mの構成を示す。ライトビット線WBとリードビット線
RBとで一対のデータ線が構成され、少なくとも一つの
ダミーセルDCと、少なくとも一つ、通常は複数のメモ
リセルMCとが図中縦方向に配置されている。ライトビ
ット線WBとリードビット線RBは、センスアンプS/
Aの二つの入力端子にそれぞれ接続されている。
【0004】ダミーセルDCは、二つのNチャネル形M
OSトランジスタDT1及びDT2と、Nチャネル形M
OSトランジスタのソース及びドレインを短絡した容量
DCAとを有している。トランジスタDT1は、一端が
ライトビット線WBに接続され、ゲートがダミーセル用
ライトワード線DRWに接続されている。トランジスタ
DT2は、一端がトランジスタDT1の他端に接続さ
れ、ゲートに基準電位Vref を入力され、他端が接地さ
れている。この基準電位Vref は、ライトワード線WB
及びリードビットRBのハイレベルとロウレベル(接地
電圧Vss)との中間電位に相当する。容量DCAは、ト
ランジスタのゲートから成る一端がトランジスタDT2
のゲートに接続されて共に基準電位Vref を印加され、
トランジスタのソース及びドレインから成る他端が接地
されている。
【0005】メモリセルMCは、三つのNチャネル形M
OSトランジスタで構成されたトランジスタMT1〜M
T3と、Nチャネル形MOSトランジスタから成る容量
MCAとを有している。トランジスタMT1は、一端が
リードビット線RBに接続され、ゲートがメモリセル用
リードワード線MRWに接続されている。トランジスタ
MT2は、一端がトランジスタMT1の他端に接続さ
れ、他端が接地されている。容量MCAは、一端がトラ
ンジスタMT2のゲートに接続され、他端が接地されて
いる。トランジスタMT3は、一端がライトビット線W
Bに接続され、ゲートがライトワード線WWに接続さ
れ、他端がトランジスタMT2のゲートに接続されてい
る。
【0006】このDRAMでは、次のようにしてデータ
の書き込み及び読み出しを行う。先ず、メモリセルMC
へのデータの書き込みであるが、ハイレベルのデータを
書き込むときは、ライトワード線WWを立ち上げてトラ
ンジスタMT3をオンし、容量MCAに電荷を蓄積す
る。ロウレベルのデータを書き込むときは、容量MCA
への電荷の蓄積は行わない。一方、ダミーセルDCで
は、容量DCAに常時基準電位Vref が印加されて中間
レベルに対応した電荷が蓄積されている。
【0007】次に、メモリセルMCに書き込まれたデー
タの読み出しを行う。メモリセルMCのリードワード線
MRWを立ち上げてトランジスタMT1をオンさせると
共に、ダミーセルDCのリードワード線DRWを立ち上
げて、メモリセルDT1をオンさせる。
【0008】このときのリードワード線MRWとリード
ビット線RBのそれぞれの電位の時間的変化を図5に示
す。リードワード線MRWが時点t1からハイレベルに
なると、時点t2からメモリセルMCに書き込まれたデ
ータに従ってリードビット線RBの電位が実線で示され
たように変化し、さらに時点t2からダミーセルDCに
書き込まれたデータに従いワードビット線WBの電位が
変化する。ハイレベルのデータに対応する電荷が容量M
CAに蓄積されている場合は、トランジスタMT2のゲ
ート電位がハイレベルでオンするのでリードビット線R
Bは時点t2から実線L(CDH)のように接地電圧V
ssへ向かって降下していく。逆に、ロウレベルのデータ
に対応し容量MCAに電荷が蓄積されていない場合は、
トランジスタMT2がオフするのでリードビット線RB
は実線L(CDL)のように電源電圧Vccのレベルを維
持する。
【0009】一方、ライトビット線WBの電位は、時点
t2よりダミーセルDCに蓄積されたデータに対応した
レベルに変化する。容量DCAには中間電位に相当する
基準電圧Vref が印加されており、メモリセルMCのハ
イレベルとロウレベルの中間レベルのデータが蓄積され
ている。よって、トランジスタDT2は高抵抗でオン
し、リードビット線RBの電位は点線L(DDM)で示
されたように、メモリセルMCがハイレベルのデータを
蓄積しているときとロウレベルのデータを蓄積している
ときの中間電位で変化する。
【0010】このリードビット線RBとライトビット線
WBの電位の相違をセンスアンプS/Aで比較し、メモ
リセルMCに蓄積されているデータの読み出しを行う。
このように、選択されたメモリセルMCの電流駆動能力
とダミーセルDCの駆動能力との差を利用して、データ
のハイレベルとロウレベルの判別を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の半導体
記憶装置には、次のような問題があった。メモリセルM
CとダミーセルDCの特性は、プロセス変動等により変
化する。この場合、メモリセルMCの特性変動とダミー
セルDCの特性変動が同相である場合は、読み出し時に
誤ったデータが出力されるおそれはなく、特に問題はな
い。
【0012】ところが、メモリセルMCの特性とダミー
セルDCの特性とが逆相で変化した場合には、読み出し
時に誤動作が生じる場合がある。従来の半導体記憶装置
では、以下のような理由でメモリセルMCとダミーセル
DCとが逆相で特性が変動する場合があった。
【0013】図6に、半導体基板1の表面部分に形成さ
れたメモリセルMCの平面上の構成を示す。半導体基板
1の表面部分に不純物拡散層DL1〜DL5が形成され
ており、図示されていない絶縁膜を介して、多結晶シリ
コン膜から成るリードワード線MRW及びライトワード
線WWと容量MCAが形成され、さらに図示されていな
い絶縁膜を介して、アルミニウムから成る配線層ALが
形成されている。
【0014】拡散層DL1、拡散層DL2とリードワー
ド線MRWとの交差部においてトランジスタMT1が存
在し、拡散層DL2と、接地された拡散層DL3と、多
結晶シリコン膜MCAとの交差部においてトランジスタ
MT2が存在する。さらに、拡散層DL4及びDL5
と、ライトワード線WWとの交差部においてトランジス
タMT3が存在する。容量MCAは、絶縁膜を介して半
導体基板1の上部に形成されており、容量MCAを構成
する。また、トランジスタMT3の一端が接続された拡
散層DL4と容量MCAとは、アルミニウム配線ALと
で接続されている。
【0015】ここで、トランジスタMT2の特性は、拡
散層DL2及びDL3と、ゲート電極に相当する容量M
CAのフリンジ部分Fとの間の相対的な図中左右方向の
ずれが大きく影響する。よって、この容量MCAを形成
するときのフォトマスクの合わせずれによりトランジス
タMT2の特性が変動し、特にオフ時のソース、ドレイ
ン間のリーク電流の大きさが異なってくる。
【0016】一方ダミーセルDCでは、図4に示された
ように、メモリセルMC側のトランジスタMT1に対応
するトランジスタDT1は、トランジスタMT1とは逆
のライトビット線WBに接続されている。このような回
路の性質上、従来はダミーセルDC側のトランジスタD
T1は、メモリセル側のトランジスタMT1とはパター
ンの向きが180度反対になっていた。よって、メモリ
セルMCのトランジスタMT1のゲート電極に相当する
容量MCのフリンジ部分Fと、ダミーセルDCのトラン
ジスタDT1のゲート電極に相当する多結晶シリコン膜
のフリンジ部分とが、マスク合わせずれ等により左右の
いずれかにずれると、一方のトランジスタのフリンジ部
分が伸びて他方のトランジスタのフリンジ部分が後退す
ることになる。
【0017】このようなプロセス変動は、メモリセルM
CのトランジスタMT1の特性と、ダミーセルDCのト
ランジスタDT1の特性との平衡を壊すことになる。例
えば、メモリセルMCがハイレベルのデータを保持して
いる場合は、トランジスタMT1の駆動能力はダミーセ
ルDCのトランジスタDT1よりも本来駆動能力は高
い。しかし、上述したようなプロセス変動により、トラ
ンジスタMT1のリーク電流が小さく、トランジスタD
T1のリーク電流が大きいような場合には、ダミーセル
側のトランジスタDT1の駆動能力に大きいリーク電流
が加算されるので、結果的にトランジスタMT1の駆動
能力が下回り、ロウレベルが読み出されることが起こり
得る。
【0018】近年は、より高集積化の要求が高まってお
り、多結晶シリコン膜MCAのフリンジ部分はデザイン
ルールの限界まで短く形成されるので、このようなフリ
ンジ部分の長さの変化は特性により大きな影響を与え、
誤動作を生じさせる場合があった。
【0019】本発明は上記事情に鑑み、プロセス変動に
より読み出し時に誤動作が生じるのを防止することが可
能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、第1及び第2のビット線から成るビット線対に少な
くとも1つのダミーセルと少なくとも1つのメモリセル
とが設けられ、前記ダミーセルは、一方の端子が前記第
1のデータ線に接続され、ゲートがダミーセル用ワード
線に接続された第1のダミーセルトランジスタと、一方
の端子が前記第1のダミーセルトランジスタの他方の端
子に接続され、ゲートに基準電位を入力され、他方の端
子が接地された第2のダミーセルトランジスタと、一方
の端子が前記第2のダミーセルトランジスタのゲートに
接続され、他方の端子が接地された容量とを有し、前記
メモリセルは、一方の端子が前記第2のデータ線に接続
され、ゲートが第1のメモリセル用ワード線に接続され
た第1のメモリセルトランジスタと、一方の端子が前記
第1のメモリセルトランジスタの他方の端子に接続さ
れ、他方の端子が接地された第2のメモリセルトランジ
スタと、一方の端子が前記第2のメモリセルのゲートに
接続され、他方の端子が接地された容量と、一方の端子
が前記第1のデータ線に接続され、ゲートが第2のメモ
リセル用ワード線に接続され、他方の端子が前記第2の
メモリセルトランジスタのゲートに接続された第3のメ
モリセルトランジスタとを有し、前記第1のデータ線と
前記第2のデータ線とが、前記メモリセルが設けられた
された領域と前記ダミーセルが設けられた領域との間に
おいて交差していることにより、前記第1のダミーセル
トランジスタの回路パターンと前記第1のメモリセルト
ランジスタの回路パターンとの向きが同一であることを
特徴とする。
【0021】このように、回路パターンの向きが同一で
あるため、プロセス変動等により回路パターンが変化し
た場合にも同相で変化するため、誤動作に対するマージ
ンが向上する。
【0022】ここで、前記メモリセルは、同一のビット
線対に少なくとも2つ設けられており、それぞれのメモ
リセルにおける前記第1のメモリセルトランジスタは全
て回路パターンの向きが同一であってもよい。
【0023】あるいは、前記ダミーセルは同一のビット
線対に少なくとも2つ設けられ、奇数行のダミーセルに
おける前記第1のダミーセルトランジスタと偶数行のダ
ミーセルにおける前記第1のダミーセルトランジスタと
は、回路パターンの向きが180度変化しており、前記
メモリセルは同一のビット線対に少なくとも2つ設けら
れ、奇数行のメモリセルにおける前記第1のメモリセル
トランジスタと偶数行のメモリセルにおける前記第1の
メモリセルトランジスタとは、回路パターンの向きが1
80度変化しており、前記ダミーセルのうち第j行のも
のの前記第1のダミーセルトランジスタと、前記メモリ
セルのうち第j行のものの前記第1のメモリセルトラン
ジスタとは、回路パターンの向きが同一であってもよ
い。
【0024】さらに本発明の半導体記憶装置は、メモリ
セルとダミーセルとがそれぞれ2つ以上設けられている
場合、前記第1のデータ線と前記第2のデータ線とが、
前記メモリセルが設けられたされた領域と前記ダミーセ
ルが設けられた領域との間において交差していることに
より、前記メモリセルにおける前記第1のメモリセルト
ランジスタの回路パターンは、このメモリセルのデータ
を読み出すときに比較すべき前記ダミーセルにおける前
記第1のダミーセルトランジスタの回路パターンと向き
が同一であることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のー実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1に、本実施の形態に
よる半導体記憶装置の回路構成及び配線状態を示す。回
路構成上は、図4を用いて説明した従来の半導体記憶装
置と電気的に等価であり、ライトビット線WBとリード
ビット線RBとに少なくとも1つのダミーセルDCと少
なくともーつのメモリセルMCとが設けられている。ダ
ミーセルDCは、トランジスタDT1及びDT2と容量
DCAを有し、メモリセルMCはトランジスタMT1〜
MT3と容量MCAを有している。図4に示された要素
と同一の要素には、同一の番号を付して説明を省略す
る。
【0026】本実施の形態による装置と図4に示された
従来の装置との相違は、ライトビット線WBとリードビ
ット線RBとが、ダミーセルDCの形成領域とメモリセ
ルMCの形成領域との間で交差している点にある。これ
により、ダミーセルDCにおけるライトビット線WBに
接続されたトランジスタDT1と、メモリセルMCにお
けるリードビット線RBに接続されたトランジスタMT
1とを、回路パターン上同一の向きにすることができ
る。
【0027】上述したように、マスク合わせずれ等のプ
ロセス変動により、トランジスタDT1のゲート電極に
相当する多結晶シリコン膜のフリンジ部分と、トランジ
スタMT1のゲート電極に相当する多結晶シリコン膜の
フリンジ部分の長さが変化する。しかし、本実施の形態
ではトランジスタDT1とトランジスタMT1のパター
ンの向きが同一であるため、フリンジ部分の長さは同様
に変化する。従って、プロセス変動が生じた場合、ダミ
ーセルDC側のトランジスタDT1の特性とメモリセル
MC側のトランジスタMT1の特性とが同相で変化する
ので、読み出し時におけるマージンが向上し、誤動作の
発生が防止される。
【0028】ここで、図1にはライトビット線WB及び
リードビット線RBから成るビット線対に対し、ーつの
ダミーセルDCと一つのメモリセルMCとが設けられて
いる場合が示されている。しかし、通常の半導体記憶装
置では、ビット線対には一つのダミーセルDCと複数の
メモリセルMCが設けられ、あるいはビット線対に複数
のダミーセルDCと複数のメモリセルMCとが設けられ
ている。この場合の複数のメモリセルMCの回路パター
ンについて以下に述べる。
【0029】図2に示された実施の形態では、ビット線
対に1つのダミーセルDCと複数のメモリセルMC1〜
MC4とが配置され、メモリセルMC1〜MC4の回路
パターンが全て同一の向きに配置されている。この実施
の形態においても、図1に示された実施の形態と同様に
ライトビット線WBとリードビット線RBとがダミーセ
ルDCの形成領域とメモリセルMC1〜MC4の形成領
域との間で交差しているため、ダミーセルDCとメモリ
セルMC1〜MC4の回路パターンが全て同一の向きに
配置されている。これにより、プロセス変動に対してダ
ミーセルDCの特性とメモリセルMC1〜MC4の特性
とが同相で変化し、読み出し動作のマージンが向上す
る。
【0030】図3に示された実施の形態は、フォールデ
ット型の装置に本発明を適用したものに相当する。この
ようなフォールデット型装置は、奇数行と偶数行とでパ
ターンの向きを入れ替えて、二つのビット線WB及びR
Bに存在する負荷容量の大きさを等しくすることで、電
気的条件を等価にし誤動作に対するマージンをより拡大
することができる。
【0031】この装置では、ビット線対に二つのダミー
セルDC1及びDC2と複数のメモリセルMC1〜MC
4とが設けられている。そして、奇数行のダミーセルD
C1と偶数行のダミーセルDC2とで回路パターンが1
80度入れ替わり、さらに奇数行のメモリセルMC1、
MC3と偶数行のメモリセルMC2、MC4とで回路パ
ターンの向きが180度入れ替わっている。
【0032】本実施の形態においても、図1に示された
装置と同様に、ダミーセルDC1及びDC2とメモリセ
ルMC1〜MC4との間でライトビット線WBとリード
ビット線RBとが交差している。そして、奇数行のダミ
ーセルDC1と奇数行のメモリセルMC1及びMC3と
は回路パターンの向きが同一であり、偶数行のダミーセ
ルDC2と偶数行のメモリセルMC2及びMC4とは回
路パターンが同一の向きである。奇数行のメモリセルM
C1又はMC3のデータを読み出すときは、奇数行のダ
ミーセルDC1のデータを読み出して比較するが、両者
の回路パターンの向きが同一になる。同様に、偶数行の
メモリセルMC2又はMC4のデータを読み出すとき
は、偶数行のダミーセルDC2のデータを読み出して比
較するが、この場合も両者の回路パターンの向きが同一
になる。
【0033】よって、プロセス変動が生じた場合の特性
変動がダミーセル側とメモリリセット側とで同相にな
り、読み出し時のマージンが向上する。
【0034】上述した実施の形態はいずれも一例であ
り、本発明を限定するものではない。例えば、図1に示
された装置では、メモリセルMC及びダミーセルDCの
それぞれの容量MCA及びDCAを、MOS型トランジ
スタを用いて形成している。しかし、これに限らず例え
ば半導体基板の表面に拡散層を形成して容量を形成して
もよい。また、トランジスタや配線層、容量を形成する
ときに用いる材料にも限定されない。
【0035】さらに、メモリセルMCの数とダミーセル
DCの数は図1、図2又は図3に示された装置に限ら
ず、それぞれ少なくとも一つ以上あれば本発明を適用す
ることができる。図3に示された実施の形態では、ダミ
ーセルが奇数行と偶数行とに一つずつ設けられ、メモリ
セルが奇数行と偶数行とに二つずつ設けられ、奇数行の
ダミーセルと奇数行のメモリセルの回路パターンが同一
であり、偶数行のダミーセルと偶数行のメモリセルの回
路パターンが同一である。しかしこれに限らず、j行の
ダミーセルとj行のメモリセルとの回路パターンが同
一、あるいは、読み出し時にデータを比較すべきダミー
セルとメモリセルとの間で、回路パターンが同一であれ
ばよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置は、第1、第2のビット線に接続されたダミーセ
ルとメモリセルとの間で、第1、第2のビット線が交差
していることにより、ダミーセルにおいて第1のビット
線に接続された第1のトランジスタとメモリセルにおい
て第2のビット線に接続された第2のトランジスタとの
回路パターンが同一の向きになるので、プロセス変動等
により特性が変化した場合にも同相で変化し相殺される
ので、誤動作に対するマージンが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施の形態による半導体記憶装置の
構成を示した回路図。
【図2】同半導体記憶装置において、ダミーセルがーつ
設けられメモリセルが複数設けられた場合の回路パター
ンの向きを示した説明図。
【図3】同半導体記憶装置において、ダミーセル及びメ
モリセルがそれぞれ複数設けられた場合の回路パターン
の向きを示した説明図。
【図4】従来の半導体記憶装置の構成を示した回路図。
【図5】同半導体記憶装置の読み出し時におけるダミー
セル側のビット線とメモリセル側のビット線の電位変化
を示した説明図。
【図6】同半導体記憶装置におけるメモリセルの回路パ
ターンを示した平面図。
【符号の説明】
WB ライトビット線 RB リードビット線 DC ダミーセル DRW ダミーリードワード線 DT1〜DT3 ダミーセルトランジスタ DCA ダミーセル容量 MT1〜MT3 メモリセルトランジスタ MCA メモリセル容量 MC メモリセル MRW メモリリードワード線 WW ライトワード線 S/A センスアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 川 恭 輔 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 木 村 昌 浩 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 小 林 俊 宏 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のビット線から成るビット線
    対に少なくとも1つのダミーセルと少なくとも1つのメ
    モリセルとが設けられた半導体記憶装置において、 前記ダミーセルは、一方の端子が前記第1のデータ線に
    接続され、ゲートがダミーセル用ワード線に接続された
    第1のダミーセルトランジスタと、一方の端子が前記第
    1のダミーセルトランジスタの他方の端子に接続され、
    ゲートに基準電位を入力され、他方の端子が接地された
    第2のダミーセルトランジスタと、一方の端子が前記第
    2のダミーセルトランジスタのゲートに接続され、他方
    の端子が接地された容量とを有し、 前記メモリセルは、一方の端子が前記第2のデータ線に
    接続され、ゲートが第1のメモリセル用ワード線に接続
    された第1のメモリセルトランジスタと、一方の端子が
    前記第1のメモリセルトランジスタの他方の端子に接続
    され、他方の端子が接地された第2のメモリセルトラン
    ジスタと、一方の端子が前記第2のメモリセルのゲート
    に接続され、他方の端子が接地された容量と、一方の端
    子が前記第1のデータ線に接続され、ゲートが第2のメ
    モリセル用ワード線に接続され、他方の端子が前記第2
    のメモリセルトランジスタのゲートに接続された第3の
    メモリセルトランジスタとを有し、 前記第1のデータ線と前記第2のデータ線とが、前記メ
    モリセルが設けられたされた領域と前記ダミーセルが設
    けられた領域との間において交差していることにより、
    前記第1のダミーセルトランジスタの回路パターンと前
    記第1のメモリセルトランジスタの回路パターンとの向
    きが同一であることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記メモリセルは、同一のビット線対に少
    なくとも2つ設けられており、それぞれのメモリセルに
    おける前記第1のメモリセルトランジスタは全て回路パ
    ターンの向きが同一であることを特徴とする請求項1記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記ダミーセルは同一のビット線対に少な
    くとも2つ設けられ、奇数行のダミーセルにおける前記
    第1のダミーセルトランジスタと偶数行のダミーセルに
    おける前記第1のダミーセルトランジスタとは、回路パ
    ターンの向きが180度変化しており、 前記メモリセルは同一のビット線対に少なくとも2つ設
    けられ、奇数行のメモリセルにおける前記第1のメモリ
    セルトランジスタと偶数行のメモリセルにおける前記第
    1のメモリセルトランジスタとは、回路パターンの向き
    が180度変化しており、 前記ダミーセルのうち第j(jは1以上の整数)行のも
    のの前記第1のダミーセルトランジスタと、前記メモリ
    セルのうち第j行のものの前記第1のメモリセルトラン
    ジスタとは、回路パターンの向きが同一であることを特
    徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】第1及び第2のビット線から成るビット線
    対に少なくとも2つのダミーセルと少なくとも2つのメ
    モリセルとが設けられた半導体記憶装置において、 前記ダミーセルは、一方の端子が前記第1のデータ線に
    接続され、ゲートがダミーセル用ワード線に接続された
    第1のダミーセルトランジスタと、一方の端子が前記第
    1のダミーセルトランジスタの他方の端子に接続され、
    ゲートに基準電位を入力され、他方の端子が接地された
    第2のダミーセルトランジスタと、一方の端子が前記第
    2のダミーセルトランジスタのゲートに接続され、他方
    の端子が接地された容量とを有し、 前記メモリセルは、一方の端子が前記第2のデータ線に
    接続され、ゲートが第1のメモリセル用ワード線に接続
    された第1のメモリセルトランジスタと、一方の端子が
    前記第1のメモリセルトランジスタの他方の端子に接続
    され、他方の端子が接地された第2のメモリセルトラン
    ジスタと、一方の端子が前記第2のメモリセルのゲート
    に接続され、他方の端子が接地された容量と、一方の端
    子が前記第1のデータ線に接続され、ゲートが第2のメ
    モリセル用ワード線に接続され、他方の端子が前記第2
    のメモリセルトランジスタのゲートに接続された第3の
    メモリセルトランジスタとを有し、 前記第1のデータ線と前記第2のデータ線とが、前記メ
    モリセルが設けられたされた領域と前記ダミーセルが設
    けられた領域との間において交差していることにより、
    前記メモリセルにおける前記第1のメモリセルトランジ
    スタの回路パターンは、このメモリセルのデータを読み
    出すときに比較すべき前記ダミーセルにおける前記第1
    のダミーセルトランジスタの回路パターンと向きが同一
    であることを特徴とする半導体記憶装置。
JP10017077A 1998-01-29 1998-01-29 半導体記憶装置 Withdrawn JPH11214537A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006190363A (ja) * 2005-01-04 2006-07-20 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ゲート制御ダイオードを使用するメモリ・セルおよびこれの使用方法、半導体構造

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JP2006190363A (ja) * 2005-01-04 2006-07-20 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ゲート制御ダイオードを使用するメモリ・セルおよびこれの使用方法、半導体構造

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