JPH11177036A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH11177036A
JPH11177036A JP9346404A JP34640497A JPH11177036A JP H11177036 A JPH11177036 A JP H11177036A JP 9346404 A JP9346404 A JP 9346404A JP 34640497 A JP34640497 A JP 34640497A JP H11177036 A JPH11177036 A JP H11177036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
transistor
plate
bit line
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9346404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3961651B2 (ja
Inventor
Daizaburo Takashima
大三郎 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP34640497A priority Critical patent/JP3961651B2/ja
Priority to US09/208,831 priority patent/US6094370A/en
Publication of JPH11177036A publication Critical patent/JPH11177036A/ja
Priority to US09/609,058 priority patent/US6320782B1/en
Priority to US09/976,154 priority patent/US6473331B2/en
Priority to US10/225,239 priority patent/US6657882B2/en
Priority to US10/691,706 priority patent/US6826072B2/en
Priority to US10/963,820 priority patent/US7254051B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3961651B2 publication Critical patent/JP3961651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦型トランジスタ等を用いることなく4F2
サイズのメモリセルを実現し、かつランダムアクセス機
能も保つ。 【解決手段】 トランジスタのソース・ドレイン端子間
に強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構成
され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、該
直列接続部の一端に選択トランジスタを接続してメモリ
セルブロックが構成され、このメモリセルブロックの一
端はビット線に接続され、他端はプレート電極に接続さ
れたFRAMにおいて、ビット線対をなす2本のビット
線BBL0,BL0Kの各々に接続され、同一のワード
線WLに接続される2個のメモリセルブロックは、各々
異なる第1のプレート電極PLBLと第2のプレート電
極PLBBLに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係わり、特に強誘電体キャパシタを用いた不揮発性の半
導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリの一つとして強誘電
体キャパシタ(Ferroelectric Capacitor )を用いた不
揮発性メモリ(FRAM:Ferroelectric RAM )が注目
されている。このFRAMは、不揮発性で、しかも書き
換え回数が10の12乗、読み出し,書き込み時間がD
RAM程度、3V〜5Vの低電圧動作等の長所があるた
め、全メモリ市場を置き換える可能性がある。現状の学
会レベルでは、1MビットFRAMの発表が行われてい
る(H.Koike et al.,1996IEEE International Solid-St
ate Circuit Conference Digest of Technical Paper,p
p.368-369,Feb,1996)。
【0003】FRAMのセルは、開発当初のSRAM+
Shadow Memory 構成から、2トランジスタ+2キャパシ
タ構成と、DRAMの開発と同じく時代と共にセル構成
の簡略化,微細化により、セルサイズが縮小されてき
た。図74(a)に従来のDRAMの1トランジスタ+
1キャパシタ構成のメモリセルを、(b)に従来FRA
Mの1トランジスタ+1キャパシタ構成のメモリセルを
示す。明らかに、従来FRAMの1トランジスタ+1キ
ャパシタ構成のメモリセルにおいては、もはやDRAM
のトランジスタとキャパシタを直列接続する1トランジ
スタ+1キャパシタ構成と同様である。
【0004】異なる点は、DRAMでは、図75(a)
の電圧−蓄積電荷の関係に示すように、キャパシタとし
て通常のものを用いるが、FRAMでは、図75(b)
の電圧−分極量の関係に示すように、ヒステリス特性を
持つ強誘電体性のものを用いる点である。よって、セル
アレイ構成もDRAMと同等で、図74(c)に示すよ
うな、フォールデッドBL構成を取り、最小セルサイズ
は、2F×4F=8F2 となり、これ以上小さくしにく
い。ここで、Fは最小加工寸法を示す。
【0005】無理に4F2 サイズを実現した例として、
縦型トランジスタや縦型TFT(Thin Film Transisto
r) を用いた例(K.Sunouchi et al,1998 IEEE IEDM Dig
est of Technical Paper,pp.23-26,Dec, 1989)等が存
在するが、製造が極めて困難である。また、セルトラン
ジスタを直列接続し、その間とPL間にキャパシタを接
続して、ほぼ4F2 サイズを実現する(NAND型セ
ル)も提案されている(T.Hasegawa et al,1993 IEEE I
nternational Solid-State Circuit Conference Digest
of Technical Paper,pp.46-47,Feb,1993 )が、ランダ
ムアクセスができず汎用性に乏しい。
【0006】このように、従来FRAMセルにおいて
は、(1)小さい4F2 サイズのメモリセル、(2)製
造が容易な平面トランジスタ、(3)汎用性のあるラン
ダムアクセス機能、の3点を両立できないという第1の
問題点が存在した。
【0007】また、動作方法で言えば、DRAMでは、
キャパシタの一端のプレート電極を(1/2)Vddに固定
するが、FRAMでは、0V〜Vdd間で、変動させる
点のみ異なる。この点に関しても、図76(a)に示す
ような、プレート電極を変動する方式(T.Sumi et al,1
994 IEEE International Solid-State Circuit Confere
nce Digest of Technical Paper,pp.268-269,Feb,1994
等)から、図76(b)(c)に示すような、プレート
電極を (1/2)Vddに固定する方式(H.Koikeet al.,19
96 IEEE International Solid-State Circuit Conferen
ce Digest ofTechnical Paper,pp.368-369,Feb,1996 、
又はK.Takeuchi et al.,IEICE Trans,Electron.,Vol.E7
9-C,No.2,Feb,1996 )に切り替わりつつある。
【0008】プレート電極を0V〜Vdd間を駆動する
方式は、プレート電極には多くのメモリセルが接続さ
れ、負荷容量が大きく、駆動時間が非常に長いため、従
来DRAMと比べて、アクセスタイムとサイクルタイム
の両方共動作が遅くなるのが現状である。プレートを
(1/2)Vddに固定する方式は、負荷容量の重いプレー
トを駆動する必要が無いため、DRAMと同等のアクセ
スタイムとサイクルタイムが実現できる。
【0009】しかしながら、従来FRAMのメモリセル
は、図74(b)に示すように、DRAMと同じくトラ
ンジスタと強誘電体キャパシタを直列接続した構成を取
っており、ストレージノード(SN)は電源投入後のス
タンドバイ時にフローティングになる。よって、SNに
“1”データ保持時、SNがセルトランジスタのpn接
合部のジャンクションリークによりVssに降下するた
め、プレレート電極が(1/2)Vdd固定の場合、セル情
報が破壊される。よって、 (1/2)Vddセルプレート方
式においては、DRAMと同様なリフレッシュ動作が必
要になり、パワーの増加の問題や、セルリークスペック
が厳しく製造が困難になる。
【0010】このように、従来FRAMにおいては、高
速動作(PL電位固定)とリフレッシュ不要の両立は困
難であるという第2の問題点が存在した。
【0011】また、従来のFRAMにおいては、次のよ
うな問題点も存在していた。図77(a)は従来FRA
Mのスタンドバイ状態を示し、図77(b)はPL駆動
方式の動作を示し、図77(d)は読み出し時のヒステ
リス曲線上の軌跡を示す。従来の読み出し方式において
は、飽和分極量をPs、残留分極量をPrとすると、図
77(d)に示すように、“1”データはPs+Pr、
“0”データはPs−Prとなり、その差が信号量とな
る(1T/1Cではその半分)。しかしながら強誘電体
キャパシタは、製造ばらつき等により常誘電体成分に大
きなばらつきを持ち、これが読み出しマージンを大きく
劣化させる。例えば、“1”データでは、Ps+Prの
内のPs−Pr分が常誘電体成分で、“0”データで
は、信号全体が常誘電体成分となる。特にPZT等の強
誘電体材料では、誘電率自身の値が大きいため、ばらつ
きの絶対値も大きき問題となる。
【0012】図77(c)はこの問題を解決する従来方
式を示す。読み出し時、PLをVssからVddに上
げ、さらにVddからVssに下げた後、センスアンプ
を動作させ信号を増幅する方式である。これの読み出し
時のヒステリス曲線上の軌跡を図77(e)に示す。
“1”データ((2)の点)は、一度分極反転して
(1)の点の位置に来るがPLを下げることにより
(3)の位置に来る。よって“1”データは、行き帰り
で常誘電体成分がカットされ、残留分極成分:2Prだ
けビット線に信号として読み出される。“0”データ
は、(3)の点から(1)の点に行き、(3)の点に単
に戻るだけであるため、信号は読み出されない。結局信
号としては、ばらつきの多い常誘電体成分の無い分極成
分2Prだけとなり、ノイズがなくなる。
【0013】しかしながらこの方法は、図77(c)に
示すように、データの再書き込みを行うために、再度P
Lを上げ、PLを下げるため、結局2度PLを上げ下げ
する必要が生じるため、図77(b)に比べ非常にアク
セスタイム及びサイクルタイムが長くなる問題があっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のFR
AMにおいては、小さい4F2 サイズのメモリセル、製
造が容易な平面トランジスタ、汎用性のあるランダムア
クセス機能、の3点を両立できないという第1の問題点
があり、さらに高速動作(PL電位固定)とリフレッシ
ュ不要の両立は困難であるという第2の問題があった。
また、強誘電体キャパシタの常誘電体成分のばらつきを
抑制しようとすると、動作が遅くなる問題があった。
【0015】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、縦型トランジスタ等
を用いることなく4F2 サイズのメモリセルを実現する
ことができ、かつランダムアクセス機能も保つことので
きる不揮発性の半導体記憶装置を提供することにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、プレート電位
の固定による高速動作とリフレッシュ不要の両立をはか
り得る半導体記憶装置を提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、動作速度の低
下を招くことなく、強誘電体キャパシタの常誘電体成分
のばらつきを抑制することのできる半導体記憶装置を提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は、次のような構成を採用している。
【0019】(1) トランジスタのソース・ドレイン端子
間に強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構
成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接
続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセル
ブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレート
電極に接続された半導体記憶装置であって、ビット線対
をなす2本のビット線各々に接続され、同一のワード線
に接続される2個のメモリセルブロックは、各々異なる
第1のプレート電極と第2のプレート電極に接続されて
なることを特徴とする。
【0020】(2) ワード線をゲート電極とするトランジ
スタと、このトランジスタのソース・ドレイン端子間に
並列接続された強誘電体キャパシタと、からメモリセル
が構成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共
に、該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタ
を接続してメモリセルブロックが構成され、このメモリ
セルブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレ
ート電極に接続され、該メモリセルブロックを複数個配
置してセルアレイが構成された半導体記憶装置であっ
て、ワード線方向に配置されるメモリセルブロック群に
対し、第1のプレート電極と第2のプレート電極が、1
個毎に交互に、或いは2個毎に、メモリセルブロックに
接続されてなることを特徴とする。
【0021】(3) トランジスタのソース・ドレイン端子
間に強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構
成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接
続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセル
ブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレート
電極に接続された半導体記憶装置であって、電源投入後
のスタンドバイ時は、プレート電極はVssに、ビット
線はVdd或いはビット線のHighレベルになってい
ることを特徴とする。
【0022】(4) トランジスタのソース・ドレイン端子
間に強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構
成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接
続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセル
ブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレート
電極に接続された半導体記憶装置であって、電源投入後
のスタンドバイ時は、プレート電極はVdd或いはビッ
ト線のHighレベルに、ビット線はVssになってい
ることを特徴とする。
【0023】(5) トランジスタのソース・ドレイン端子
間に強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構
成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接
続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセル
ブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレート
電極に接続され、該メモリセルブロックを複数配置して
メモリセルアレイが構成され、このメモリセルアレイの
セルに外部からデータを書き込むための書き込みバッフ
ァを備えた半導体記憶装置であって、前記書き込みバッ
ファは、サイズの小さい第1の書き込みトランジスタ
と、サイズの大きい第2の書き込みトランジスタからな
り、データ書き込み時は、第1の書き込みトランジスタ
を駆動し始める時間よりも第2の書き込みトランジスタ
を駆動し始める時間を遅く設定してなることを特徴とす
る。
【0024】(6) トランジスタのソース・ドレイン端子
間に強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構
成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接
続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセル
ブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレート
電極に接続された半導体記憶装置であって、前記メモリ
セルのトランジスタと強誘電体キャパシタを接続する配
線と同一の金属配線層で、前記プレート電極の配線を構
成してなることを特徴とする。
【0025】(7) ワード線をゲート電極とするトランジ
スタと、このトランジスタのソース・ドレイン端子間に
並列接続された強誘電体キャパシタと、からメモリセル
が構成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共
に、該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタ
を接続してメモリセルブロックが構成され、このメモリ
セルブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレ
ート電極に接続された半導体記憶装置であって、前記ワ
ード線より上層に形成され、一定間隔おきにワード線と
コンタクトを取るワード線スナップ用の第1の金属配線
層と同一の金属配線層で、前記プレート電極とコンタク
トを取ることを特徴とする。
【0026】(8) ワード線をゲート電極とするトランジ
スタと、このトランジスタのソース・ドレイン端子間に
並列接続された強誘電体キャパシタと、からメモリセル
が構成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共
に、この直列接続部の少なくとも一端に選択トランジス
タを接続してメモリセルブロックが構成され、このメモ
リセルブロックの一端はビット線に接続され、他端がプ
レート電極に接続され、該メモリセルブロックを複数個
配置してメモリセルアレイが構成された半導体記憶装置
であって、ビット線方向で見ると、前記プレート電極を
駆動する駆動回路は、前記メモリセルブロックの1個毎
或いは2個毎に配置されていることを特徴とする。
【0027】(9) 強誘電体キャパシタを用いた不揮発性
の半導体記憶装置において、nMOSトランジスタとp
MOSトランジスタ及び強誘電体キャパシタをそれぞれ
並列接続してメモリセルが構成され、このメモリセルを
複数個直列接続すると共に、該直列接続部の少なくとも
一端にnMOSトランジスタとpMOSトランジスタを
並列接続してなる選択スイッチを少なくとも1個以上直
列接続してメモリセルブロックが構成され、このメモリ
セルブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレ
ート電極に接続されていることを特徴とする。
【0028】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。
【0029】(a) (1)(2)において、アクティブ動作時、
1サイクル中では、第1のプレート電極と第2のプレー
ト電極のいずれか一方のみVss〜Vdd間を動作し、
他方はVssのままであること。
【0030】(b) (2) において、第1,第2のプレート
電極は各々、ビット線方向に隣接するメモリセルブロッ
クで共有していること。
【0031】(c) (3) において、動作時、1サイクル
中、プレート電極は、一度だけVssからVdd或いは
ビット線のHighレベルに上がり、Vssに下がるこ
と。
【0032】(d) (4) において、動作時、1サイクル
中、プレート電極は、一度だけVdd或いはビット線の
HighレベルからVssに下がり、Vdd或いはビッ
ト線のHighレベルに上がること。
【0033】(e) (3)(4)において、メモリセルの強誘電
体キャパシタは、2個以上の抗電圧の異なる強誘電体キ
ャパシタを並列接続して構成していること。
【0034】(f) (6) において、金属配線層は、強誘電
体キャパシタの上部電極,下部電極の形成後に上層に配
設され、上部電極,下部電極とはコンタクトを介して接
続されること。
【0035】(g) (7) において、第1の金属配線層とプ
レート配線層のコンタクト間隔は、1ビット線毎、2ビ
ット線毎、4ビット線毎、或いはワード線スナップ間隔
毎であること。
【0036】(作用)前記(1)(2)によれば、PL線を分
けることにより、1T/1C構成で、PL駆動方式を採
用しても、選択したワード線に接続されながら、ブロッ
ク選択トランジスタがONされずに、セルデータが読み
出されないセルブロックに接続されるPL線は駆動され
ないため、セルデータが読み出されないセルブロック内
のフローティングノードの電位は変化せず分極データの
低減は起こらない。
【0037】前記(3)(4)によれば、アクティブ動作時に
既に、PL電位とBL電位の差がVddになっており、
ワード線をOFFし、ブロック選択線をONしただけ
で、セルの分極情報がビット線に読み出され、一度PL
を上げる(或いは下げる)と、ばらつきを持つ常誘電体
成分がキャンセルでき、読み出しの信頼性が向上する。
その後、センスアンプで増幅後、PLを下げる(或いは
上げる)と、セルデータの再書き込みが終了する。よっ
て、一度のPLを上げ下げ(下げ上げ)するだけで、ば
らつきのある常誘電体成分をキャンセルでき、高速動作
と高信頼性の両立が可能となる。
【0038】前記(5) によれば、書き込みスピードが遅
いため、強誘電体メモリ特有のデータの書き込み時のノ
イズを低減できる。
【0039】前記(6) によれば、セルトランジスタと強
誘電体キャパシタを接続する金属配線を用いて、PL配
線を構成できるため、PL配線の抵抗を低減でき、PL
駆動方式における、PL配線のRC遅延が短縮できる。
【0040】前記(7) によれば、ワード線スナップ用の
金属配線を用いて、PL配線を構成できるため、PL配
線の抵抗を低減でき、PL駆動方式における、PL配線
のRC遅延が短縮できる。
【0041】前記(8) によれば、プレート線駆動回路の
プレート線駆動トランジスタのサイズを大きくでき、こ
のトランジスタのON抵抗が低減でき、PL駆動方式に
おける、PL配線のRC遅延が短縮できる。
【0042】前記(9) によれば、メモリセルトランジス
タ及び、ブロック選択トランジスタをフルCMOS化で
き、しきい値電圧落ちがなくなり、ワード線、ブロック
選択線をVdd以上に昇圧しなくても、データの読み出
し書き込みができ、昇圧回路が不要になり、信頼性の向
上及び混載等の容易化が可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】まず、本発明者らが既に提案して
いる先願の内容について説明する。
【0044】前述した第1,第2の大きな問題点に対し
て本発明者は、不揮発性の強誘電体メモリで、(1)小
さい4F2 サイズのメモリセル、(2)製造が容易な平
面トランジスタ、(3)汎用性のあるランダムアクセス
機能、の3点が両立でき、しかもPL電位固定で、高速
化を保ちつつ、スタンドバイ中でも、データ保持が可能
でリフレッシュ動作を不要とする半導体記憶装置を提案
した(特願平9−153137号)。
【0045】先願の概要を簡単に述べる。図78、図7
9、図80に、先願発明のメモリセルの構成回路と動作
例を示す。先願においては、1個のメモリセルは、セル
トランジスタと強誘電体キャパシタの並列接続で構成さ
れ、1つのメモリセルブロックは、この並列接続のメモ
リセルを複数直列接続して、一端はブロック選択トラン
ジスタを介してビット線に接続され、他端はプレートに
接続される。この構成により、平面トランジスタを用い
ながら、4F2 サイズのメモリセルが実現している。
【0046】図78(a)に示すように、スタンドバイ
時には、全てのセルトランジスタをONにしておき、ブ
ロック選択トランジスタをOFFにしておく。こうする
ことにより、強誘電体キャパシタの両端は、ONしてい
るセルトランジスタにより電気的に短絡されるため、両
端の電位差は発生しない。よって、“1”の分極データ
は、図78(a)のヒステリス曲線の“1”の点、
“0”の分極データは、ヒステリス曲線の“0”の点に
安定に保持される。これにより、スタンドバイ時、pn
接合リーク等の各種リーク電流があろうと、プレートの
駆動方式が、0V〜Vdd駆動方式であろうと、 (1/2)
Vdd固定方式であろうと、セルデータは安全に保持さ
れる。
【0047】図78(b)に示すように、アクティブ時
は、読み出したい強誘電体キャパシタに並列に接続され
るセルトランジスタのみOFFにして、ブロック選択ト
ランジスタをONにする。この時、PLとBL間の電位
差が、OFFしたセルトランジスタに並列接続した強誘
電体キャパシタの両端にのみ印加され、強誘電体キャパ
シタの分極情報がビット線に読み出される。よって、メ
モリセルを直列接続しても、任意のワード線を選択する
ことにより、任意の強誘電体キャパシタのセル情報が読
み出され、完全なランダムアクセスが実現できるわけで
ある。これにより、図78に示すセルブロックにより、
先願で述べてあるように、オープンBL方式が実現でき
る。
【0048】さらに、図78に示すセルブロックを2個
対にして、各々をビット線対(/BL,BL)のどちら
かに接続して、2個のセルブロックで同じワード線に接
続される2個のメモルセルを組みにして、2トランジス
タ/2強誘電体キャパシタ(=2T/2C)で1ビット
を記憶すれば、先願で述べてあるように、フォールデッ
ドBL方式が実現できる。
【0049】また、図79(a)に示すように、ブロッ
ク選択トランジスタを2個直列接続して、一方をD(De
pletion )タイプのトランジスタにし、ブロック選択ト
ランジスタ(BS0,BS1)のどちらか一方を“H”
にすると、2つのセルブロックの一方のデータしかビッ
ト線に読み出されず、ビット線対の他方を参照ビット線
にすれば、これもフォールデッドBL方式が実現でき
る。
【0050】図79(b)(c)はフォールデッドBL
方式の動作例に示す。先願で述べてあるように、 (1/2)
Vdd固定プレート電極方式(図79(b))、駆動プ
レート電極方式(図79(c))が適用できる。
【0051】しかしながら先願においても、図80に示
すように、一部の動作モードで不都合が存在していた。
図80は従来FRAMと先願の比較表を示している。従
来FRAMでは、2T/2Cセル,1T/1Cセルの両
方において、動作の遅いPL駆動方式しか適用できず、
(1/2)Vdd固定PL方式ではリフレッシュ動作を必要
としていた。これに対して先願のセル方式では、2T/
2Cセル,1T/1Cセルの両方において、高速の (1/
2)Vdd固定PL方式も、PL駆動方式も適用できる。
しかしながら、1T/1Cセルで、PL駆動方式におい
ては、動作上大きなノイズが発生する問題が生じる。
【0052】この問題を図79を用いて説明する。例え
ば、WL2を選択して、MC1を読み書きしたい場合、
WL2をHighからLowにして、セルトランジスタ
をONし、BS0をLowからHighにして、ブロッ
ク選択トランジスタQ1をONする。その後、PLをL
owからHighする。
【0053】PL電位は、MC1の強誘電体キャパシタ
の一端に印加され、ビット線(/BL)電位は、MC1
の強誘電体キャパシタの他端に印加されるため、/BL
をVssにプリチャージしてあった場合、PLをVss
からVddにすることにより、強誘電体キャパシタの両
端にVdd−Vssの電位差が印加され、分極データが
読み出されるわけである。この時、BS1はLowレベ
ルであり、ブロック選択トランジスタQ2はOFFされ
たままのため、ビット線BLにはMC2のセル情報が読
み出されない。よって、BL側を参照ビット線として、
フォールデッドBL方式が取れるわけである。
【0054】しかし、MC2の強誘電体キャパシタの一
端がPLに接続されているために、MC2の強誘電体キ
ャパシタの一端もVssからVddに上がる。この時、
MC2の他端(n1)及びONしている非選択のセルト
ランジスタに接続されるn2〜n3のノードは、WL2
に接続されるセルトランジスタがOFFしているためフ
ローティングになる。よって、n1〜n3には必ず寄生
容量(総計をCtot とすると)が存在するため、これら
のノードは、PLがVssからVddに変化すると、強
誘電体キャパシタの両端には、0Vではなく、Ctot /
(CMC2+Ctot )×Vddの電位差が発生する。即
ち寄生容量により、n1〜n3の電位がVssからVd
dに変化せず、僅かに電位が下がり、ノイズとなり一部
分極データが破壊される問題点があった。
【0055】先願で述べたように、 (1/2)Vdd固定方
式でも同様にn1〜n3はフローティングになるが、P
L電位が不動のため、アクティブ時間だけ、リーク等に
よりn1〜n3が電位が変動しなければ問題ない。アク
ティブ時間は通常tRCmax=10μsであるため、こ
の時間は短く問題がない。
【0056】このように、先願の強誘電体メモリにおい
ては、製造の容易化、ランダムアクセル機能を保ちつ
つ、高集積化を実現し、さらにビット線容量の低減、低
ノイズ化をも可能にし、また高速化を保ちつつリフレッ
シュ動作を不要とすることができるが、1トランジスタ
+1キャパシタ構成で、プレート駆動方式を適用する場
合、フローティング起因のノイズが存在していた。本発
明では、このような問題をも解決している。
【0057】以下、本発明の実施形態を図面を参照とし
て説明する。
【0058】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係わるFRAMを示す回路構成図、図2は同
実施形態の具体的な動作例を示す信号波形図である。本
実施形態は、先願と同様に、1個のメモリセルは、セル
トランジスタと強誘電体キャパシタの並列接続で構成さ
れ、1つのメモリセルブロックは、この並列接続のメモ
リセルを複数直列接続して構成され、一端はブロック選
択トランジスタを介してビット線に接続され、他端はプ
レートに接続される。この構成により、平面トランジス
タを用いて、4F2 サイズのメモリセルが実現できる。
【0059】図1に示すように、ブロック選択トランジ
スタを2個直列接続して、一方をDタイプのトランジス
タにし、ブロック選択トランジスタ(BS0,BS1)
のどちらか一方をHighにすると、2つのセルブロッ
クの一方のデータしか、ビット線に読み出されず、ビッ
ト線対の他方を参照ビット線とするフォールデッドBL
方式が実現でき、1個のセルトランジスタと1個の強誘
電体キャパシタで1ビットのデータを記憶する1T/1
Cセルが構成できる。
【0060】本実施形態が先願と異なる点は、従来1種
類であったプレート線が、本実施形態においては、2種
類のプレート線(PLBBL、PLBL)に分離されて
いる点である。ビット線対のBBLi(BBL0、BB
L1)側に接続されるセルブロックには、プレート線P
LBBLが接続され、ビット線対のBLi(BL0,B
L1)側に接続されるセルブロックには、プレート線P
LBLが接続される構成となる。
【0061】このようにプレート線を分離することによ
り、図2(b)に示すように、動作時、BBLi側のセ
ルブロック内のセルを選択する場合、PLBBLのみ0
V→Vdd→0Vと駆動してセルデータを読み書きし、
参照ビット線となるBLi側に接続されるセルブロック
に接続されるプレート線PLBLは0Vのままであるた
め、フローティングになるセルノードは、0Vのまま
で、従来分極データが一部破壊される問題を、本実施形
態では回避できる。
【0062】セルノードがフローティングであっても、
プレート線が0Vであれば、セルノードは、セルノード
と0Vにバイアスされた基板(又はウエル)とのpn接
合のリークにより常に0Vになるため、強誘電体キャパ
シタ両端の電位差は0Vのままで、分極データは保存さ
れる。本実施形態により、高密度の1T/1C構成で、
低電圧動作が可能となるPL駆動方式で、しかもフロー
ティングによる分極データ破壊の問題を回避しつつ実現
可能となる。
【0063】本発明の構成においても、1T/1C構成
ばかりでなく、2T/2C構成が実現できる。この場
合、図2(a)に示すように、ブロック選択信号BS0
とBS1を動作時両方Highレベルにし、ビット線対
BBLi,BLiにつながるセルブロック両方とも選択
して、プレート線もPLBBL,PLBL両方動作させ
れば実現できる。
【0064】また、図2(a)(b)の方式を同じチッ
プ内で実現するようにしておくこともできる。こうする
ことにより、例えば2T/2C構成の製品を販売する場
合でも、試験では1T/1C構成で動作させ、強誘電体
キャパシタ1個毎に評価試験ができるメリットがある。
1個のセルブロック毎に、2つのプレート線を接続する
とその分だけチップ面積が増加するが、図に示すよう
に、ビット線方向に隣接した2個のセルブロックでプレ
ート線を共有すれば、実質的に1個のセルブロック毎に
1本のプレート線接続となり、面積増を抑えられる。
【0065】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係わるFRAMを示す回路構成図である。
図1に示した第1の実施形態と異なる点は、セルブロッ
クにつながるセル数を4個から8個に増やしたことにあ
る。この場合でも、第1の実施形態と同様の効果があ
る。このように、セル数は4個,8個,16個,32
個,64個と任意に設計できる。セルブロック内のセル
数を増やせば増やすほどプレート分離によるチップ面積
増の影響は低減できる。
【0066】図4は、図3の変形例であり、Dタイプの
トランジスタを用いるのではなく、このトランジスタを
無くし、ソース側とドレイン側を直接接続した場合を示
している。この場合でも動作は図2と同じで、図1、図
3と同じ効果がある。さらに、非選択セルブロックのD
タイプのトランジスタ部分の容量がビット線容量として
見えないメリットがある分、ビット線容量が低減でき
る。
【0067】(第3の実施形態)図5〜図13は本発明
の第3〜第7の実施形態を示し、図1の構成にダーミセ
ル部分を加えた場合の実施形態である。これらの実施形
態も当然図1と同様に、フローティングによる分極デー
タ破壊の問題は回避できる。勿論、図3、図4のの形態
も適用できるし、セルブロック内のセル数も任意に設計
できる。
【0068】図5は、本発明の第3の実施形態に係わる
FRAMを示す回路構成図であり、強誘電体メモリセル
ブロック及びタミーセル構成を示している。ダミーセル
においてもメモリセルと同様に、強誘電体キャパシタと
セルトランジスタの並列接続で構成され、これをメモリ
セルと同様に複数個並列接続してダミーセルブロックを
構成する。本実施形態では、ビット線対(BBLi,B
Li)で1個のダミーセルブロックを共有している。例
えば、BBLiにセルデータを読み出す場合、DBS0
をhighレベルにすれば、ダミーセルが参照ビット線
側のBLiに接続され、BLiにセルデータを読み出す
場合、DBS1をhighレベルにすれば、ダミーセル
が参照ビット線側のBBLiに接続される。
【0069】図6は、図5の構成の動作例を示す。図6
(a)は1T/1C構成で、プレート駆動方式の場合を
示す。WL2及びDWL2をLowレベル、BS0及び
DBS0をHighレベルにして、メモリセル及びダミ
ーセルをビット線に接続後、メモリセルブロック用プレ
ート線(PLBBL,PLBL)の内の1本と、ダミー
セルブロック用のプレート線(DPL)を駆動すること
により、セルデータとダミーセルデータがビット線に読
み出される。データの読み書き後、BS0を下げ、WL
2を上げ、ビット線をVssにプリチャージした後も、
DWLをLow、DBS0をHighに保つことによ
り、ダミーセルに“0”データが再書き込みされる。そ
の後、DBS0を下げDWL2を上げることにより、ア
クティブ動作が終了する。
【0070】ダミーセルの強誘電体キャパシタの面積を
メモリセルの強誘電体キャパシタ面積より大きき設計し
ておくと、ダミーセルの“0”データがメモリセルの
“0”データと“1”データ間に来ることができ、基準
となり得る。
【0071】図6(b)は、 (1/2)Vdd固定プレート
方式動作の場合を示し、図6(a)に比べ、プレートを
固定させた点を除き動作は同様である。
【0072】(第4の実施形態)図7は、本発明の第4
の実施形態に係わるFRAMを示す回路構成図であり、
強誘電体メモリセルブロック及びダミーセル構成を示し
ている。図5と異なる点は、ダミーセルブロック内にリ
セットトランジスタ(Q3,Q4)とリセット信号(R
ST)を追加した点である。本実施形態の効果として
は、図5と比較してサイクルタイムが短くなるメリット
がある。その動作例を図8に示す。
【0073】図8(b)は1T/1C構成で、プレート
駆動方式の場合を示す。WL2及びDWL2をLowレ
ベル、BS0及びDBS0をHighレベルにして、メ
モリセル及びダミーセルをビット線に接続後、メモリセ
ルブロック用プレート線(PLBBL,PLBL)の内
1本と、ダミーセルブロック用のプレート線(DPL)
を駆動することによりセルデータとダミーセルデータが
ビット線に読み出される。
【0074】その後、センスアンプ動作前、或いは動作
後、DBS0を下げ、ダミーセルブロックとビット線を
分離して、複数の直列接続されたダミーセルブロックの
一端のプレート線をHighに保ったまま、RST線を
上げ、他端をVss1に落とし、選択されたダミーセル
の強誘電体キャパシタの両端にVddの電位差を印加し
てダミーセルに“0”データを再書き込みする。なお、
ダミーセルの強誘電体キャパシタの面積ばかりでなく、
ダミープレート電位、リセット電位(Vss1)を自由
に設計することでもリファレンス電位を設定できる。
【0075】その後、RST線を下げ、プレート線(D
PL)を下げ、DWL2を上げることにより、アクティ
ブ動作は終了する。メモリセルの(再)書き込み動作及
び、WL2,BS0のリセット動作はダミーセル動作と
並列で実行でき、図6のように、WL2,BS0のリセ
ット後、ダミーセルの再書き込み動作をする必要がな
く、サイクルタイムの短縮が図れる。
【0076】図8(a)は、 (1/2)Vdd固定プレート
方式動作の場合を示し、図8(b)に比べ、プレートを
固定させた点を除き動作は同様である。
【0077】(第5の実施形態)図9は、本発明の第5
の実施形態に係わるFRAMを示す回路構成図であり、
強誘電体メモリセルブロック及びダミーセル構成を示し
ている。本実施形態では、ダミーセルに常誘電体キャパ
シタを用いている。
【0078】本実施形態のように常誘電体キャパシタを
用いた場合、ダミーセルキャパシタ面積が大ききなるデ
メリットがある反面、疲労、relaxation(depolarizatio
n)、Imprint 等の膜の劣化が小さく(無く)、リファレ
ンス電位が安定化するメリットがある。図9のダミーセ
ルは、常誘電体キャパシタと、これをショートさせるト
ランジスタ(Q5,Q6)とこれを制御する信号線(R
ST)と、ビット線対の内の一方に接続する選択トラン
ジスタ(Q7,Q8)と、その制御線(DWL0,DW
L1)と、プレート線(DPL)から構成されている。
【0079】(第6の実施形態)図10は、本発明の第
6の実施形態に係わるFRAMを示す回路構成図であ
り、強誘電体メモリセルブロック及びダミーセル構成を
示している。本実施形態では、図9と同様に常誘電体キ
ャパシタを用いたダミーセルを用いている。
【0080】本実施形態が図9のダミーセルと異なる点
は、RST信号を用いて、常誘電体キャパシタをショー
トさせるのでは無く、常誘電体キャパシタの一端をプレ
ートに接続して、他端をRST信号をHighレベルに
することにより、任意の電位Vss1に接続して、常誘
電体キャパシタをDPL−Vss1の電位差にリセット
することにある。ます、図9、図10は次の図11に示
すように、同じ動作が可能である。
【0081】図11(a)は、1T/1C構成で、プレ
ート駆動方式の場合を示す。WL2をLowレベル、B
S0をHighレベルにして、メモリセルをビット線に
接続し、DWL0をHighレベルにしてダミーセルを
リファレンスビット線に接続する。その後、セルブロッ
ク用プレート線(PLBBL,PLBL)の内の1本を
駆動して、セルデータをビット線に読み出し、ダミーセ
ルは、ダミーセルプレート線(DOPL)を駆動するこ
とによりキャパシタカップリングにより、リファレンス
ビット線を所望の電位にする。その後、DWL0を下
げ、DPL線をVssにし、RST線をHighレベル
にすることにより、ダミーセルの常誘電体キャパシタの
電位差を0Vにリセットできし、アクティブ動作が終了
する。
【0082】図11(b)は、 (1/2)Vdd固定プレー
ト方式動作の場合を示し、図11(a)に比べ、プレー
トを固定させた点を除き動作は同様である。但し、ダミ
ーセルのプレートはキャパシタカップリングを用いるた
め、駆動する。なお、ダミーセルプレート線を (1/2)V
dd(或いは任意の電位)に固定することも可能で、例
えば、図9において、スタンドバイ時、DPLを (1/2)
Vddにしておいて、RSTを下げると、常誘電体キャ
パシタの両端は (1/2)Vddになっているため、DWL
0を上げると自動的にキャパシタカップリングでリファ
レンスビット線電位が上がるため動作が可能となる。
【0083】なお、図10の例では、スタンドバイ時、
常誘電体キャパシタの両端を (1/2)Vddにしておくた
めには、DPLばかりでなく、Vss1も (1/2)Vdd
に設定しておく必要がある。
【0084】(第7の実施形態)図12は、本発明の第
7の実施形態に係わるFRAMを示す回路構成図であ
り、強誘電体メモリセルブロック及びダミーセル構成を
示している。本実施形態においては、図9、図10と同
様に、常誘電体キャパシタを用いたダミーセルを用いて
いるが、プレート線(DPL)と常誘電体キャパシタと
選択トランジスタでダミーセルを構成し、リセットトラ
ンジスタを省略している。図12のメリットは、リセッ
トトランジスタ、リセット信号が要らず、最も素子数が
少なくて済む点である。この動作例を図13に示す。
【0085】図13(a)は1T/1C構成で、プレー
ト駆動方式の場合を示す。WL2をL0wレベル、BS
0をHighレベルにして、メモリセルをビット線に接
続する。同時に、スタンドバイ時に両方Highレベル
であった、ダミーセル用選択線DWL0,DWL1の
内、セルデータが読み出されるビット側の選択線のみを
HighレベルからLowレベルに下げ、常誘電体キャ
パシタをリファレンスビット線にのみ接続する。
【0086】その後、セルブロック用プレート線(PL
BBL,PLBL)の内の1本を駆動して、セルデータ
をビット線に読み出し、ダミーセルは、ダミーセルプレ
ート線(DPL)を駆動することによりキャパシタカッ
プリングにより、リファレンスビット線を所望の電位に
する。センス動作後、DPLを下げ、その後、ダミーセ
ル用選択線DWL0,DWL1を両方Highに戻す。
セルデータ書き込み後、ビット線がVssにプリチャー
ジされると、DWL1,DWL0がHighのため、自
動的に、常誘電体キャパシタの両端は0Vになりリセッ
トされる。
【0087】図13(b)は、 (1/2)Vdd固定プレー
ト方式動作の場合を示し、図13(a)に比べ、プレー
トを固定させた点を除き動作は同様である。但し、ダミ
ーセルのプレート線は駆動する必要が生じる。
【0088】(第8の実施形態)図14は、本発明の第
8の実施形態に係わるFRAMの動作方式を示す信号波
形図である。
【0089】本実施形態は先願と同様に、1個のメモリ
セルは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタの並列
接続で構成され、1つのメモリセルブロックは、この並
列接続のメモリセルを複数直列接続して、一端はブロッ
ク選択トランジスタを介してビット線に接続され、他端
はプレートに接続されるメモリセルに適用でき、先願の
方式と比べ、強誘電体キャパシタの常誘電体成分のばら
つきを制御しつつ、高速動作が可能となる。
【0090】前記図77で示したように、シングルプレ
ート方式(図77(b))においては、プレート電極を
動作時、Vss→Vdd→Vssと1回動作させればよ
かったが、図77(d)に示したように、飽和分極量を
Ps、残留分極量をPrとすると、“1”データはPs
+Pr、“0”データはPs−Prとなり、その差が信
号量となる(1T/1Cではその半分)。しかしながら
強誘電体キャパシタは、製造ばらつき等により常誘電体
成分に大きなばらつきを持ち、これが読み出しマージン
を大きく劣化させる問題点が有った、さらに、この問題
を解決する従来方式のダブルプレート方式(図77
(c))は、プレート電圧を動作時、Vss→Vdd→
Vss→Vdd→Vssと2度動作させ、図77(e)
に示したように、行き帰りで常誘電体成分をキャンセル
でき、ばらつきの問題点をキャンセルできるメリットが
ある反面、2度PLを上げ下げする必要が生じるため、
非常にアクセスタイム及びサイクルタイムが長くなる問
題点があった。
【0091】これに対して図14においては、1度のプ
レート駆動で、2度プレート駆動したのと同様に、常誘
電体成分をキャンセルできる。2種類の動作が可能であ
り、図14(a)は、プリチャージ時、プレート(P
L) を0V、ビット線(BLs)をVddに逆にプリチ
ャージする。これにより、WL2を下げ、BS0を下げ
るだけで、プレートを駆動すること無く、選択した強誘
電体キャパシタの両端にVddの電位が印加される。
【0092】従来方式のメモリセルにおいては、セルト
ランジスタと強誘電体キャパシタが直列接続されてお
り、スタンドバイ時、セルノードがフローティングであ
るため、プレートを0Vにしておかなければ、ジャンク
ションリークによりセル分極データが破壊されるし、ビ
ット線電位も0Vにしておかなければ、トランジスタリ
ークによりセル分極データが破壊される問題点があった
が、先願のメモリセル構成においては、スタンドバイ
時、セルトランジスタがONして、強誘電体キャパシタ
が常にショートされているため、プレート電位、ビット
線電位に制限が無いメリットがあった。本実施形態のス
タンドバイ時のプレート電位とビット線電位の逆プリチ
ャージは、このメリットを生かしている。
【0093】このような読み出し方式により、“1”デ
ータは図77(e)の(2)の点から(1)の点に、
“0”データは(3)の点から(1)の転移に遷移し
て、分極データがビット線に読み出される(図77
(e)において、x軸の極性は従来方式の説明と逆であ
る)。その後、PLを初めて、Vddに上げると、
“1”データは図77(e)の(1)の点から(3)の
点に、“0”データも(1)の点から(3)の転移に遷
移する。これにより、“1”データは、行き帰りで常誘
電体成分がカットされ、残留分極成分:2Prだけビッ
ト線に信号として読み出される。“0”データは、
(3)の点から、(1)の点に行き、(3)の点に単に
戻るだけであるため、信号は読み出されない。結局、信
号としては、ばらつきの多い常誘電体成分の無い、分極
成分2Prだけとなり、ノイズがなくなる。
【0094】この後、ビット線対の電位差をセンスアン
プ回路で増幅する。プレートがVddのままにしておく
と、0Vに下げられた“0”データの再書き込みが行わ
れ、その後、プレートをVssに下げると、Vddに上
げられた“1”データの再書き込みが行われ、再書き込
みが終了する。その後、BS0を下げ、WL2を上げ、
ビット線をVddにプリチャージしてアクティブ動作が
終了する。つまり、本実施形態により、プレートは1回
の上げ下げ動作だけで済み、高速化とばらつきキャンセ
ルの両立が実現できる。
【0095】図14(b)は、図14(a)に対しプレ
ートとビット線の電位を完全に逆動作させた場合を示
す。この方法においても、1度のプレート駆動で、2度
プレート駆動したと同様に、常誘電体成分をキャンセル
できる。プリチャージ時、プレート(PL)をVdd、
ビット線(BLs)をVssに逆にプリチャージする。
これにより、WL2を下げ、BS0を下げるだけで、プ
レートを駆動すること無く、選択した強誘電体キャパシ
タの両端にVddの電位が印加される。
【0096】このような読み出し方式により、“1”デ
ータは図77(e)の(2)の点から(1)の点に、
“0”データは(3)の点から(1)の転移に遷移し
て、分極データがビット線に読み出される。その後、P
Lを初めて、Vssに下げると、“1”データは図77
(e)の(1)の点から(3)の点に、“0”データも
(1)の点から(3)の転移に遷移する。
【0097】これにより、“1”データは、行き帰で常
誘電体成分がカットされ、残留分極成分:2Prだけビ
ット線に信号として読み出される。“0”データは、
(3)の点から、(1)の点に行き、(3)の点に戻る
だけであるため、信号は読み出されない。結局信号とし
ては、ばらつきの多い常誘電体成分の無い、分極成分2
Prだけとなり、ノイズがなくなる。
【0098】この後、ビット線対の電位差をセンスアン
プ回路で増幅する。プレートがVssのままにしておく
と、Vddに上げられた“1”データの再書き込みが行
われ、その後、プレートをVddに上げると、Vssに
下げられた“0”データの再書き込みが行われ、再書き
込みが終了する。その後、BS0を下げ、WL2を上
げ、ビット線をVssにプリチャージしてアクティブ動
作が終了する。結局本発明により、プレートは一回の下
げ上げ動作だけで済み、高速化とばらつきキャンセルの
両立が実現できる。
【0099】図14(a)(b)の方式は、先願の2T
/2C方式(図15(a))にも適用できるし、プレー
ト電極を分離した、本発明の方式(図15(b))にも
適用できる。この場合、1T/1C,2T/2Cの両方
が実現できる。
【0100】(第8の実施形態)図16は、本発明の第
9の実施形態に係わるFRAMの動作を示す信号波形図
である。図14、図15のプレート、ビット線逆プリチ
ャージ方式適用時の、電源ON、電源OFF時の動作シ
ーンケンスを示す。図16(a)は、図14(a)の場
合を示し、図16(b)は図14(b)の場合を示す。
【0101】図16(a)において、電源ON時は、電
源が完全に立ち上がって、プレート電位をVssに保ち
つつ、内部ノードが安定してから、ビット線電位(ビッ
ト線プリチャージ電源:VBL)をVddにすれば、セ
ルデータが破壊されなく、電源OFF時は、VddがV
ccmin に下がる前にビット線電位(ビット線プリチャー
ジ電源:VBL)をVssに下げれば、セルデータが破
壊されない。
【0102】図16(b)において、電源ON時は、電
源が完全に立ち上がって、ビット線電位(ビット線プリ
チャージ電源:VBL)をVssに保ちつつ、内部ノー
ドが安定してから、プレート電位をVddにすれば、セ
ルデータが破壊されなく、電源OFF時は、VddがV
ccmin に下がる前にプレート電位をVssに下げれば、
セルデータが破壊されない。
【0103】(第10の実施形態)図17は、本発明の
第10の実施形態に係わるFRAMのセンスアンプ部構
成を示す図である。図14(a)のプリチャージ時、プ
レートをVssに、ビット線をVddにする方式に適用
できるセンスアンプ回路を示す。
【0104】センスアンプ回路とは別に、ビット線をプ
リチャージするためのトランジスタが設けられており、
プリチャージ時にEQL信号をLowレベルにすること
により、ビット線対をVddにプリチャージできる。
【0105】(第11の実施形態)図18は、本発明の
第11の実施形態に係わるFRAMのセンスアンプ部構
成を示す図である。図14(b)のプリチャージ時、プ
レートをVddに、ビット線をVssにする方式に適用
できるセンスアンプ回路を示す。この例では、プリチャ
ージ時EQL信号をHighレベルにすることにより、
ビット線対をVssにプリチャージできる。
【0106】(第12の実施形態)ところで、プレート
電位、ビット線電位プリチャージ方式は、先願に示した
ように、1個のメモリセルは、セルトランジスタと複数
の抗電圧の異なる強誘電体キャパシタの並列接続で構成
し、1つのメモリセルブロックは、このメモリセルを複
数直接接続して、一端はブロック選択トランジスタを介
してビット線に接続され、他端はプレートに接続される
メモリセルの構成して1個のメモリセルに2ビット以上
の多ビットの情報を記憶させる方式に適用した場合、大
幅に読み出し信頼性の向上と高速動作の両立が可能とな
る。これは、先願の多ビットセル方式においては、先願
の1ビット方式よりも増して、強誘電体キャパシタの常
誘電体成分のばらつきが大きく見え、これを抑制するこ
とが重要であるためである。
【0107】図19は先願における多ビット/セル方式
のセルブロック等価回路を示す。強誘電体キャパシタC
aとCbでは、Caの抗電圧をVca、Cbの抗電圧を
VcbとするとVca<Vcbの関係が成り立つ。図2
0は先願における図19のセル構造の断面図の一例を示
している。CaとCbでは、Caの強誘電体キャパシタ
の膜厚をCbに比べ薄くすることにより実現できる。図
21は、図19の多ビット/セル方式の動作を示す、理
論上のヒステリシス曲線を示し、図22は実際のヒステ
リシス曲線を示す。
【0108】図21を用いて簡単に動作を説明する。図
21(a)は強誘電体キャパシタCaのヒステリシス曲
線を示し、図21(b)は強誘電体キャパシタCbのヒ
ステリシス曲線を示す。図21(c)は、CaとCbを
並列接続した場合のヒステリシス曲線を示す。CaとC
b各々に1ビットの情報を記憶する。
【0109】図21(c)において、E''点はCa,C
b各々1データと1データ(=11)を記憶している点
を示し同様に、F''点は10、C''点は01、A''点は
00の結果として4つ状態を持ち、2ビットデータを記
憶する。
【0110】読み書き動作としては、Cbの抗電圧以下
の電圧を並列強誘電体キャパシタに印加して、Caのデ
ータを読み出し、その後、Cbの抗電圧以上の電圧を並
列強誘電体キャパシタに印加して、Cbのデータを読み
出し、再書き込みして、その後、Cbの抗電圧以下の電
圧を並列強誘電体キャパシタに印加して、Caの再書き
込みを行うわけである。
【0111】しかしながら先願の多ビット/セル方式に
おいては、Vca<Vcbを実現する場合、実際のC
a,Cbのヒステリシス曲線は、図22(a)(b)示
すように、CaとCbでは、抗電界が等しい強誘電体キ
ャパシタ材料の膜厚を変えて構成した場合、厚みが異な
る分だけ誘電率が異なり、Caの常誘電体キャパシタ成
分が大きくなってしまう。結果として、CaとCbを並
列接続したヒステリシス曲線(図22(c))は、2種
類の常誘電体キャパシタ成分が交じり、読み出しマージ
ンを劣化させてしまう。特に、Cbの読み出し時、Ca
の大きな常誘電体キャパシタ成分が混じり、常誘電体キ
ャパシタ成分がばらつくと大きな問題点となる。
【0112】上記したような多ビット/セル構成で、プ
レート駆動方式を採用する場合も、フォールデッドBL
構成で、ダミーセルを利用する場合は、前記図1で示し
たように、プレート線を2種類に分けることにより、フ
ローティングになるセルノードによるノイズをなくすこ
とができる。図23は、本発明の第12の実施形態に係
わるFRAMの強誘電体メモリセルブロックの断面図で
あり、2ビット/セルでプレートを2種類(PLBB
L,PLBL)に分離した場合を示している。
【0113】この実施形態では、膜厚が異なり、抗電圧
が異なる強誘電体キャパシタを縦方向に形成した場合を
示している。勿論、先願に示したように、膜厚が異なり
抗電圧が異なる強誘電体キャパシタを横方向に積層した
場合も、プレートを容易に分離できる。
【0114】(第13の実施形態)図24は、先願で説
明したプレート駆動方式を適用した場合の多ビット/セ
ルの動作の具体的な動作タイミングの例を示す。1回目
のWL02がLowレベルになるとき、プレート(P
L)及び、ビット線(/BL、BL)を小振幅動作さ
せ、Caのデータのみ読み出しアレイ外で一時記憶す
る。その後、Caの“1”データと“0”データの両方
場合での差をなくすため、強誘電体キャパシタに一定電
圧を印加して、Caに“0”データを書き込む。
【0115】2回目のWL02がLowレベルになると
き、プレート(PL)及び、ビット線(/BL、BL)
を大振幅動作させ、Cbのデータの読み書きを行い、最
後に、3回目のWL02がLowレベルになるとき、一
時記憶しておいたCaデータをCaに再び書き込む。こ
の場合、当然図22で説明した、常誘電体キャパシタ成
分のノイズは大きなままである。なお、図中、(1)に
示す1回〜3回目間で一々WL02とBS0をリセット
せずに、WL02をLowのまま、BS0をHighの
ままでも動作可能である。
【0116】図25は、本発明の第13の実施形態にお
ける駆動方式を示す動作タイミング図である。本実施形
態では、1〜3回目でWL02をLowのまま、BS0
をHighの間まで、しかも1回目のCaのデータ読み
出し後、EQLをHighにしてビット線対(/BL,
BL)をVssに落し、Caのデータをリセットした後
もプレート(PL)を小振幅のHighのままにしてお
き、EQLをLowにして、ビット線のイコライズを解
除した後、PLを大振幅のHigh電位にしてCbのデ
ータを読み出している。これにより、図24に比べ余分
なプレート動作をなくし、高速動作を実現できる。
【0117】(第14の実施形態)図26は、本発明の
第14の実施形態を説明するためのもので、図25の動
作及びその他の多ビット/セルの動作例の動作を実現す
るコア部回路構成を示している。
【0118】図26(a)に示すように、2つの電源V
a,Vbを用いて、φa,φbを切り換えることによ
り、図25に示すような小振幅と大振幅のプレート動作
を実現できる。同様に、図26(b)に示すように、p
MOSセンスアンプ回路の電源線(VSAH)をφs
a,φsbを切り換えることにより、2つの電源Va,
Vbに接続でき、図25に示すような、小振幅と大振幅
のビット線動作を実現できる。信号RONに接続される
トランジスタと強誘電体キャパシタを用いて、1回目の
Caのデータを蓄えるテンポラリイ・レジスタが容易に
実現できる。
【0119】図25に示すように、1回目のCaデータ
の読み出し動作時でビット線の増幅後、RONをHig
hにして、レジスタ内のキャパシタにCaのデータを書
き込み、RONをLowにして保持する。例えば、RP
L線をVaにしておけば、“0”データ側のビット線に
接続される強誘電体キャパシタは分極反転、“1”側は
非分極反転となり、データが保持できるわけである。3
回目のCaデータ書き込み動作時としては、2回目のC
bデータの読み書き終了後、EQLをHighにして、
ビット線対をVssに落としてから、EQLをLowに
して、ビット線対をVssにプリチャージした後、RO
NをHighにしてレジスタデータをビット線に読み出
す。このとき、例えばRPL線をVa電位に設定してお
けば、2個の強誘電体キャパシタの1個が分極反転読み
出し、他方が非分極反転読み出しとなる。
【0120】この後、ビット線を増幅して、Caデータ
をメモリセルに再書き込みする。データの再書き込みに
おけるPL動作としては、図25の(2) に示すように、
ビット線の増幅後、PLを上げ下げしてもよいし、図2
5の(1) に示すように、2回目の読み書き後のEQLを
Highにした状態で、PLを前もって上げておいて、
ビット線増幅後PLを下げてもよい。また、1回目のC
aの読み出しときは、図25の(3) のように、図26
(b)のφtiを上げたまま増幅してもよいし、図25
の(4) のように、φtiを一旦下げて、センスアンプ内
だけビット線を増幅してもよい。これは、セルアレイ内
のビット線を増幅する必要をなくし、高速動作を可能に
する。
【0121】図25にカラム選択線(CSL)の動作例
を示す。本多ビット/セル方式によりセンスアンプ部の
ビット線は小振幅、大振幅となるが、図25に示すよう
に、/DQ,DQ線が大振幅のままの場合、CSLをH
ighにした場合、1回目に外部データから書き込みが
あった場合、小振幅より大きな電位がセンスアンプのビ
ット線に書き込まれる。これは、図26(a)の回路を
用いて図25の(5) に示すようにCSL電位も小振幅、
大振幅の2種類用意すれば回避できる。また、図25の
(6) に示すようなCSLを大振幅のままにして、図26
(a)のような回路で/BDQ,DQ線の書き込み時の
振幅を2種類用意しても回避できる。
【0122】ダミーセルとしては、強誘電体キャパシタ
を用いてもよいし、図27(c)(d)のような常誘電
体キャパシタを用いてもよい。図27(c)の例では、
ダミープレート線(DPL)の振幅電位を1回目と2回
目の読み出しで、Va' ,Vb' と変えることにより、
Ca,Cbの各々のセルに合わせてダミーセル電位をチ
ューニングできる。図27(d)の例では、DPL電位
は、1回目と2回目で変化させずとも、ダミーセル電位
を変える例を示す。
【0123】例えば、異なる容量の常誘電体キャパシタ
DC0,DC1を用意して、1回目の読み出し時にRS
T1をHigh、RST0をLowにして、DPLをH
ighにすると、常誘電体キャパシタCD0がビット線
に読み出され、3回目の読み出し時にRST0をHig
h、RST1をLowにして、DPLをHighにする
と、常誘電体キャパシタDC1がビット線に読み出さ
れ、REFRENCE側のビット線電位を変えることが
できる。変形例として、RST1とRST0をHigh
にして、並列容量を用いることもできる。
【0124】(第15の実施形態)図28は、本発明の
第15の実施形態に係わるFRAMの動作を説明するた
めの動作タイミング図である。図24と異なる点は、プ
レート電極を1回目と2回目で、2度上げ下げしている
点である。一度プレートを上げ下げしたあと読み出した
データをセンスアンプで増幅してやれば、常誘電体キャ
パシタ成分をキャンセルでき、特に多ビット/セル方式
での2種類の常誘電体キャパシタ成分によるノイズをキ
ャンセルでき、読み出しの信頼性が大幅に向上できる。
なお、図24と同様に図28において、(1) に示す1回
〜3回目間で一々WL02とBS0をリセットせずに、
WL02をLowのまま、BS0をHighのままでも
動作可能である。3回目にWL02を下げる時は、Ca
の再書き込みのみ行うため、プレートは一度だけ、上げ
下げするだけで良い。
【0125】このように、先願とダブルプレート方式を
組み合わせると、先願1ビット当たり2F2 サイズ以下
のメモリセルを実現しつつ、これの問題点である2種類
の常誘電体キャパシタ成分によるノイズ、及び常誘電体
キャパシタ成分のばらつき成分のノイズをキャンセルで
き、高い信頼性を得ることが可能となる。
【0126】(第16の実施形態)図29及び図30
は、本発明の第16の実施形態に係わるFRAMの動作
を説明するための動作タイミング図であり、先願の多ビ
ット/セル方式で、プレートの駆動回数を減らし高速動
作を実現しつつ、2種類の常誘電体キャパシタ成分によ
るノイズ、及び常誘電体キャパシタ成分のばらつき成分
のノイズをキャンセルでき、高い信頼性を得ることが可
能とする動作を示す。原理的には、図14のプレートと
ビット線を逆にプリチャージする方式でこれを実現して
いる。
【0127】図29の例では、スタンドバイ時、ビット
線を小振幅のHighレベルにプリチャージして、プレ
ートをVssにプリチャージしておく。WL02,BS
0選択後は、プレート駆動せずに、強誘電体キャパシタ
Caに電圧が印加され、Caのデータが読み出される。
その後、プレートを小振幅のHighレベルにすると、
常誘電体キャパシタ成分がキャンセルできる。
【0128】その後、PLをLow、BLをHighに
して、Caに一定電圧を印加して“0”,“1”データ
の差を無くし、BS0をLowレベルにして、セルブロ
ックとビット線を分離する。この間に、ビット線を大振
幅のHighレベルにプリチャージして2回目もBS0
をHighレベルにするだけで、Cbの強誘電体キャパ
シタの分極データがビット線に読み出され、PLをHi
ghレベルにして、常誘電体キャパシタ成分を無くし、
その後センス動作させ、データの再書き込みをするた
め、PLをLowレベルにする。3回目は、Caの再書
き込みのみ行うため、当然PLを1回上げ下げするだけ
で済む。なお、図中(1) 線に示すように1回目〜3回目
でWL02を上げ直すのを省略できる。
【0129】図30は図29と同様に、図14のプレー
トとビット線を逆にプリチャージする方式でこれを実現
している。図30の例では、図29とプレートとビット
線の電位が逆なだけであとは同じである。スタンドバイ
時、ビット線をLowレベルにプリチャージして、プレ
ートを小振幅のHighレベルにプリチャージしてお
く。WL02,BS0選択後は、プレート駆動せずに、
強誘電体キャパシタCaに電圧が印加され、Caのデー
タが読み出される。その後、プレートをVssレベルに
すると、常誘電体キャパシタ成分がキャンセルできる。
【0130】その後、PLをHigh、BLをLowに
して、Caに一定電圧を印加して“0”,“1”データ
の差を無くし、BS0をLowレベルにして、セルブロ
ックとビット線を分離する。この間に、プレート線を大
振幅のHighレベルにプリチャージして2回目もBS
0をHighレベルにするだけで、Cbの強誘電体キャ
パシタの分極データがビット線に読み出され、PLをL
owレベルにして、常誘電体キャパシタ成分を無くし、
その後センス動作させ、データの再書き込みをするた
め、PLをHighレベルにする。3回目は、Caの再
書き込みのみ行うため、当然PLを1回下げ上げするだ
けで済む。なお、図中(1) 線に示すように1回目〜3回
目でWL02を上げ直すのを省略できる。
【0131】(第17の実施形態)図31及び図32
は、本発明の第17の実施形態に係わるFRAMの動作
を説明するためのもの動作タイミング図であり、図29
及び図30の効果を実現しつつ、さらにPL駆動回数を
減らし高速化を実現している。
【0132】図31の例では、スタンドバイ時、ビット
線を小振幅のHighレベルにプリチャージして、プレ
ートをVssにプリチャージしておく。WL02,BS
0選択後は、プレート駆動せずに、強誘電体キャパシタ
Caに電圧が印加され、Caのデータが読み出される。
その後、プレートを小振幅のHighレベルにすると、
常誘電体キャパシタ成分がキャンセルできる。
【0133】その後、PLをHighのまま、BL対を
Lowにして、Caに一定電圧を印加して“0”,
“1”データの差を無くし、BS0をLowレベルにし
て、セルブロックとビット線を分離する。この間に、プ
レート線を大振幅のHighレベルにして2回目もBS
0をHighレベルにするだけで、Cbの強誘電体キャ
パシタの分極データがビット線に読み出され、PLをL
owレベルにして、常誘電体キャパシタ成分を無くし、
その後センス動作させ、データの再書き込みをするた
め、PLをHighレベルにする。そして、BS0をL
owにして、ビット線をVssにプリチャージし、プレ
ートを小振幅のHighレベルにする。BS0をHig
hにして3回目を行う。PLを小振幅のHighからV
ssにするだけでCaの再書き込みができる。なお、図
中(1) 線に示すように1回目〜3回目でWL02を上げ
直すのを省略できる。
【0134】図32の例では、スタンドバイ時、プレー
ト線を小振幅のHighレベルにして、ビット線をVs
sにプリチャージしておく。WL02,BS0選択後
は、プレート駆動せずに、強誘電体キャパシタCaに電
圧が印加され、Caのデータが読み出される。その後、
プレートをVssレベルにすると、常誘電体キャパシタ
成分がキャンセルできる。
【0135】その後、PLをLowのまま、BL対を小
振幅のHighレベルにして、Caに一定電圧を印加し
て“0”,“1”データの差を無くし、BS0をLow
レベルにして、セルブロックとビット線を分離する。こ
の間に、ビット線対を大振幅のHighレベルにして2
回目もBS0をHighレベルにするだけで、Cbの強
誘電体キャパシタの分極データがビット線に読み出さ
れ、PLを大振幅のHighレベルにして、常誘電体キ
ャパシタ成分を無くし、その後センス動作させ、データ
の再書き込みをするため、PLをVssレベルにする。
そして、BS0をLowにして、ビット線を小振幅のH
ighレベルにプリチャージする。BS0をHighに
して3回目を行う。PLをVssレベルから小振幅のH
ighレベルするだけでCaの再書き込みができる。な
お、図中(1) 線に示すように1回目〜3回目でWL02
を上げ直すのを省略できる。
【0136】(第18の実施形態)図33は、本発明の
第18の実施形態に係わるFRAMの動作を説明するた
めの動作タイミング図である。これは、ビット線とプレ
ート線の逆プリチャージ方式とダブルプレート方式の組
み合わせた場合を示す。
【0137】図33では、Caの読み出しは、ビット線
を小振幅のHighレベルにプリチャージし、プレート
線をVssに逆にプリチャージする方式を適用し、Cb
の読み書きでは、ビット線とプレート線をVssにプリ
チャージした後に行い、ダブルプレート方式を適用して
いる。Caの再書き込みでは、プレートの上げ下げで再
書き込みを行う。本実施形態の特徴は、1回目〜3回目
間で、BS0とWL02の上げ下げを省略できる点であ
る。
【0138】(第19の実施形態)図34は、本発明の
第19の実施形態に係わるFRAMの動作を説明するた
めの動作タイミング図である。これは、ビット線とプレ
ート線の逆プリチャージ方式とダブルプレート方式の組
み合わせた場合を示す。
【0139】図34では、Caの読み出しは、プレート
線を小振幅のHighレベルにプリチャージし、ビット
線をVssに逆にプリチャージする方式を適用し、Cb
の読み書きでは、ビット線とプレート線をVssにプリ
チャージした後に行い、ダブルプレート方式を適用して
いる。Caの再書き込みでは、プレートの上げだけで再
書き込みを行う。本実施形態の特徴は、1回目〜3回目
間で、BS0とWL02の上げ下げを省略できる点であ
る。
【0140】(第20の実施形態)図35は、先願にお
けるその他の問題点を示す図である。先願の1個のメモ
リセルは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタの並
列接続で構成され、1つのメモリセルブロックは、この
並列接続のメモリセルを複数直列接続する構成におい
て、読み出したデータと逆データを書き込む場合、選択
したセルブロック内の非選択メモリセルにおいて、原理
的には、非選択のONしているセルトランジスタによっ
て、非選択の強誘電体キャパシタはショートとされ、安
定な状態を保つはずではある。しかし実際には、非選択
のONしているセルトランジスタのON抵抗の存在によ
って、僅かではあるが短時間の間、非選択の強誘電体キ
ャパシタの両端に電圧が印加されてしまう。
【0141】先願においては、セルブロック内のメモリ
セル数を増やすとこのノイズが低減されると述べている
が、これだけでは、不十分である。図35は、先願の逆
データ書き込み時の、ビット線の立ち上がり立ち下がり
遷移時間と、このノイズ関係を示している。このよう
に、非選択のメモリセルデータを安全に保持するには、
常にある程度書き込み時間を長くする必要がある。
【0142】図36は、上記の問題を解決した本発明の
第20の実施形態を説明するためのもので、書き込み時
間緩和方式を示す。ここでは2つの方法が含まれてい
る。
【0143】第1の方法は、メモリセルアレイ内のビッ
ト線(BBL,BL)とセンスアンプ部のビット線(B
BLSA,BLSA)の間にトランジスタ(Q9,Q1
0)を挿入する方法である。メインアンプ(Main Amp)
のライトバッファ(Write Buffer)から逆データを書き
込む場合、BDQ,DQ線を通して、センスアンプ(Se
nse Amp )部のフリップフロップを反転して、反転デー
タがBBL,BLに書き込まれる。この場合、トランジ
スタ(Q9,Q10)のON抵抗と、大きな容量のあるセ
ルアレイ側のビット線(BBL,BL)の容量とのRC
時定数により、BBL,BLの書き込みの遷移時間が緩
和される。これにより、ノイズが低減できる。
【0144】第2の方法は、メインアンプ(Main Amp)
のライトバッファ(Write Buffer)から逆データを書き
込む場合、ライトバッファに駆動能力の異なる、2種類
以上のドライバを持たせ、さらに2種類以上のドライバ
各々を駆動させる時間をずらす方法である。この実施形
態の例では、駆動能力の小さいドライバでまず最初弱い
力でBDQ,DQ線を駆動して、ある程度ビット線(B
BLSA,BLSA,BBL,BL)のHighレベル
を下げ、Lowレベルを上げる。次に、時間をずらし
て、大きなドライバを駆動させて、ビット線を反転さ
せ、緩やかにビット線を反転させてデータ書き込みを行
い、前述の書き込みノイズを低減する。
【0145】その他、3種類以上のバッファを用いた
り、同じサイズのバッファを時間をずらして用いても効
果がある。さらに、1種類のバッファを用いて、バッフ
ァの駆動トランジスタのゲート電圧を緩やかに、或いは
段階的に上げてもよいし、さらに、逆データを書き込む
前に、一度BDQ,DQ或いはビット線をショートして
から、逆データを書き込んでも良いし、上記各手法を組
み合わせてもよい。
【0146】(第21の実施形態)図37は、本発明の
第21の実施形態を説明するための図である。これは、
図36のライトバッファのより具体的な構成例を示す。
図37(a)はトランジスタサイズの異なる2種類のク
ロックドインバータを示し、図37(b)はこれを時間
を遅らせて駆動する信号線の遅延回路例を示す。また、
図37(c)はこれらのタイミングチャートを示す。
【0147】(第22の実施形態)図38は、本発明の
第22の実施形態に係わるFRAMを説明するためのも
ので、図3の実施形態の等価回路を実現するメモリセル
ブロックの具体的なレイアウト図を示す。図38では、
ビット線(M2層)、ワード線(GC層)、拡散層(A
A層)、セル配線層(MI層)、強誘電体キャパシタの
下部電極(BE層)、上部電極(TE層)、Dタイプト
ランジスタ用イオン注入用レイヤー層(Dimp層)、
M1−M2間コンタクト、TE−M1間コンタクト、B
E−M1間コンタクトを示している。
【0148】図39、図40は、図38におけるレイア
ウトを分りやすいように分けて表示してある。図41
は、図38のレイアウトのA−A′間、B−B′間、C
−C′間、D−D′間の断面例を示す。TE,BEは、
その上に形成したM1層からTE−M1間コンタクト、
BE−M1間コンタクトを介して接続されている。M1
層はAA−M1間コンタクトを介してAA層と接続され
る。
【0149】図38に示すように、M2−M1間は、A
A−M1間コンタクト、M1−M2間コンタクトとM1
層を介して接続されている。図38〜図41において、
セル内部ノード接続用配線M1は、強誘電体キャパシタ
形成工程後に形成しているため、抵低抗の金属配線が適
用でき、このM1配線はプレート配線にも適用できてい
る。プレート駆動方式においては、負荷容量の大きいプ
レート線を駆動するため、プレート配線の金属化が必須
であるが、このセル構造では、容易にプレート配線の低
低抗化が可能でプレート駆動時間の短縮が図れる。
【0150】特に、図38〜図41の構成では、M1の
Al配線或いはCu配線が可能で、大幅なアクセスタイ
ム,サイクルタイムの短縮がはかれる。その大きな理由
は、従来のセルトランジスタと強誘電体キャパシタを直
列接続するメモリセルにおいては、セル毎にプレート配
線が必要で、セル内で、セル内部ノード接続用の配線層
とプレート配線層を共有することは面積的に損であった
し、共有せずにBE層などでプレート線を構成すると抵
抗が高いためにプレート駆動時間が非常に長くなってい
た。プレート専用の金属配線を設けると、プロセスコス
トが増加する問題点があった。
【0151】先願のメモリセルでは、プレート配線はセ
ルブロック毎に0.5本(隣と共有)、1本或いは2本
で済む。図38〜図41のプレート配線部のように、2
本のプレート線PLBBL,PLBLのM1層は1ビッ
ト線毎に、下部電極(BE)とBE−M1コンタクトを
取れば、容易に図3の等価回路が実現できる。図41の
断面図に示すように、BE層をビット線方向に隣接した
セルブロックと接続してやれば、プレート線の隣接セル
ブロック間での共有が容易に実現できる。
【0152】(第23の実施形態)図42は、本発明の
第23の実施形態に係わるFRAMを説明するためのも
ので、図38のレイヤー構成、デバイス構造で、プレー
ト分離を行わない場合、即ち先願の図79の等価回路を
実現するメモリセルブロックの具体的なレイアウト図を
示している。プレート線及び、その接続部周辺を除い
て、図38と同じであり、効果も同様である。
【0153】図42は、ビット線(M2層)、ワード線
(GC層)、拡散層(AA層)、セル配線層(M1
層)、強誘電体キャパシタの下部電極(BE層)、上部
電極(TE層)、Dタイプトランジスタ用イオン注入レ
イヤー層(Dimp層)、M1−M2間コンタクト、T
E−M1間コンタクト、BE−M1間コンタクトを示し
ている。
【0154】図43、図44は、図42におけるレイア
ウトを分りやすいように分けて表示してある。図45
は、図42のレイアウトのA−A′間、B−B′間の断
面例を示す。TE、BEは、その上に形成したM1層か
らTE−M1間コンタクト、BE−M1間コンタクトを
介して接続されている。M1層はAA−M1間コンタク
トを介してAA層と接続される。
【0155】図38に示すように、M2−M1間は、A
A−M1間コンタクト、M1−M2間コンタクトとM1
層を介して接続されている。図42〜図45において、
セル内部ノード接続用配線M1は、強誘電体キャパシタ
形成工程後に形成しているため、低抵抗の金属配線が適
用でき、このM1配線は、プレート配線にも適用できて
いる。プレート駆動方式においては、負荷容量の大きな
プレート線を駆動するため、プレート配線の金属化が必
須であるがこのセル構造では、容易にプレート配線の低
抵抗化が可能でプレート駆動時間の短縮が図れる。
【0156】特に、図43〜図45の構成では、M1の
Al配線或いはCu配線が可能で、大幅なアクセスタイ
ム,サイクルタイムの短縮がはかれる。大きな理由は、
従来のセルトランジスタと強誘電体キャパシタを直列接
続するメモリセルにおいては、セル毎にプレート線が必
要で、セル内で、セル内部ノード接続用の配線層とプレ
ート配線層を共有することは面積的に損であったし、共
有せずにBE層などでプレート線を構成すると抵抗が高
いためにプレート駆動時間が非常に長くなっていた。プ
レート専用の金属配線を設けると、プロセスコストが増
加する問題点があった。
【0157】先願のメモリセルでは、プレート配線はセ
ルブロック毎に0.5本(隣と共有)或いは1本で済
む。図43〜図45のプレート配線部のように、1本の
プレート線PLのM1層は下部電極(BE)とBE−M
1コンタクトを取れば、容易に図79の等価回路が実現
できる。図45の断面図に示すように、BE層をビット
線方向に隣接したセルブロックと接続してやれば、プレ
ート線の隣接セルブロック間での共有が容易に実現でき
る。
【0158】(第24の実施形態)図46は、本発明の
第24の実施形態に係わるFRAMを説明するためのも
ので、図38のレイヤー構成、デバイス構造で、図42
と同様にプレート分離を行わない場合、即ち先願の図7
9の等価回路を実現するメモリセルブロックの具体的な
レイアウト図を示している。効果も図42と同様であ
る。図46は、ビット線(M2層)、ワード線(GC
層)、拡散層(AA層)、セル配線層(M1層)、強誘
電体キャパシタの下部電極(BE層)、上部電極(TE
層)、Dタイプトランジスタ用イオン注入用レイヤー層
(Dimp層)、M1−M2間コンタクト、TE−M1
間コンタクト、BE−M1間コンタクトを示している。
【0159】図47、図48は、図46におけるレイア
ウトを分りやすいように分けて表示してある。図42と
異なる点は、図46に示すように、ビット線BBLに接
続されるセルブロックは図42と同じで、ビット線BL
に接続されるセルブロックにおいては、上部電極(T
E)と下部電極(BE)の位置が1セル分ビット線方向
にずれている点である。図42に比べ、隣接したセルブ
ロック間で下部電極や、上部電極や、それらのコンタク
ト間の距離が図46の方が遠くなるため、これらのルー
ルでセルサイズが律則される場合、図46の方がセルサ
イズが縮小できることになる。
【0160】(第25の実施形態)図49は、本発明の
第25の実施形態に係わるFRAMを説明するためのも
ので、図5の実施形態のダミーセルブロックの等価回路
を実現する具体的なレイアウト図を示している。レイヤ
ー構成、セル構造は、図38と同一である。図49は、
ビット線(M2層)、ワード線(GC層)、拡散層(A
A層)、セル配線層(M1層)、強誘電体キャパシタの
下部電極(BE層)、上部電極(TE層)、Dタイプト
ランジスタ用イオン注入用レイヤー層(Dimp層)、
M1−M2間コンタクト、TE−M1間コンタクト、B
E−M1間コンタクトを示してしる。
【0161】図50、図51は、図49におけるレイア
ウトを分りやすいように分けて表示してある。図49〜
図51において、セル内部ノード接続用配線M1は、強
誘電体キャパシタ形成工程後形成しているため、低抵抗
の金属配線が適用でき、このM1配線は、ダミーセルブ
ロック用のプレート配線にも適用できているためダミー
セルのプレートも高速に駆動できる。
【0162】(第26の実施形態)図52は、本発明の
第26の実施形態に係わるFRAMを説明するためのも
ので、図4の実施形態の等価回路を実現するメモリセル
ブロックの具体的なレイアウト図を示している。図52
は、ビット線(M2層)、ワード線(GC層)、拡散層
(AA層)、セル配線層(M1層)、強誘電体キャパシ
タの下部電極(BE層)、上部電極(TE層)、Dタイ
プトランジスタ用イオン注入用レイヤー層(Dimp
層)、M1−M2間コンタクト、TE−M1間コンタク
ト、BE−M1間コンタクトを示している。
【0163】図53、図54は、図52におけるレイア
ウトを分りやすいように分けて表示してある。
【0164】図55は、図52のレイアウトのA−A′
間、B−B′間、C−C′間、D−D′間の断面例を示
す。TE,BEは、その上に形成したM1層からTE−
M1間コンタクト、BE−M1間コンタクトを介して接
続されている。M1層はAA−M1間コンタクトを介し
てAA層と接続される。図52に示すように、M2−M
1間は、AA−M1間コンタクト、M1−M2間コンタ
クトとM1層を介して接続されている。
【0165】図52〜図55において、セル内部ノード
接続用配線M1は、強誘電体キャパシタ形成工程後形成
しているため、低抵抗の金属配線が適用でき、プレート
駆動を高速化できる。図52〜図55においては、Dタ
イプ用イオン注入マスクは不要となる。これは図55に
示すように、M1配線を用いて、通過のブロック選択ト
ランジスタのソースとドレインを接続しているからであ
る。Dタイプトランジスタの反転層容量が無い分、非選
択セルブロック部のビット線容量が減る効果がある。更
に図55に示すように、通過のブロック選択トランジス
タをフィールドトランジスタ化すればさらに容量が低減
できる。
【0166】(第27の実施形態)図56は、本発明の
第27の実施形態に係わるFRAMのメモリセルブロッ
クの構成を示す断面図である。等価回路的には、図3と
同じである。ワード線上に、同じピッチで、Al,Cu
等の金属配線(図中Metal1)を配設し、ワード線
と一定間隔おきにシャント(スナップとも言う)をと
り、抵抗の高いワード線材料によるワード線遅延を減ら
すことができる。このワード線シャント用のメタル配線
はそのまま、プレート配線として用いることできる。さ
らに、上部電極を隣接セルブロックでつなげることによ
り、PLBBLとPLBLを隣接セルブロックで共有化
している。
【0167】図56では、プレートをPLBBL、PL
BLの2種類に分けた図3の方式の例である。図中上の
図(a)と下の図(b)は1ビット線毎に交代、或いは
2ビット線毎に交代となる。これは、プロセスコストを
増加させずに、プレート駆動遅延を低減できる。プレー
トを (1/2)Vddに固定する方式に適用しても、プレー
ト電極の電位の安定に寄与できる。
【0168】(第28の実施形態)図57は、本発明の
第28の実施形態に係わるFRAMのメモリセルブロッ
クの構成を示す断面図である。等価回路的には、図3と
同じである。図56と異なる点は、ビット線用金属配線
(Metal2)と金属配線(Metal1)の形成工
程が逆になった点である。
【0169】(第29の実施形態)図58は、本発明の
第29の実施形態に係わるFRAMのメモリセルブロッ
クの構成を示す断面図である。等価回路的には、図3と
同じである。図56と異なる点は、ビット線層を形成後
に強誘電体キャパシタを形成した点、更にその後にワー
ド線シャント用、プレート配線用兼用のメタル配線層を
形成した点である。
【0170】(第30の実施形態)図59は、本発明の
第30の実施形態に係わるFRAMのメモリセルブロッ
クの構成を示す断面図である。等価回路的には、図3と
同じである。図58と異なる点は、ワード線シャント方
式を用いるのではなく、メイン・ロウ・デコーダとサブ
・ロウ・デコーダを用いて、階層ワード線方式を採用し
た場合を示している。これにより、金属配線(Meta
l1)はメインワード線として用い、Metal1のピ
ッチをワード線ピッチの2倍〜8倍と緩和できる。(図
の例では4倍)。当然にこの例でも、メインワード線と
プレート配線は同じMetal1を兼用できている。
【0171】(第31の実施形態)図60は、本発明の
第31の実施形態に係わるFRAMのメモリセルブロッ
クの構成を示す断面図である。これは、図79の等価回
路で、ワード線シャント用メタル配線(Metal1)
を採用した例である。この場合でもプレート配線もMe
tal1を利用できている。
【0172】図60の下の2個の図は、上の図の2個所
(ワード線部、プレート部)で切った場合のワード線方
向の断面図(A−A′,B−B′)を示す。ワード線
は、シャント部で、ワード線層とMetal1層をコン
タクトし、プレート部では、1ビット線毎にMetal
1とプレート電極とコンタクトを取っている。
【0173】(第32の実施形態)図61は、本発明の
第32の実施形態に係わるFRAMのメモリセルブロッ
クの構成を示す断面図である。これは、図79の等価回
路で、ワード線シャント用メタル配線(Metal1)
を採用した例である。図60との違いは、Metal1
と強誘電体キャパシタの間にビット線層を形成した点で
ある。この場合でもプレート配線もMetal1を利用
できている。
【0174】図61の下の2個の図は、上の図の2個所
(ワード線部、プレート部)で切った場合のワード線方
向の断面図(A−A′,B−B′)を示す。ワード線
は、シャント部で、ワード線層とMetal1をコンタ
クトし、プレート部もシャント部でMetal1とプレ
ート電極とコンタクトを取っている。
【0175】(第33の実施形態)図62及び図63
は、本発明の第33の実施形態に係わるFRAMのメモ
リセルブロックの構成を示す断面図である。
【0176】図62は、図79の等価回路で、階層ワー
ド線及び、更にカラム選択線用のメタル配線層(CS
L)を追加した場合を示す。勿論、図3のプレートの分
離方式も実現できる。図63は、図79の等価回路で、
ワード線シャント方式及び、更にカラム選択線用のメタ
ル配線層(CSL)を追加した場合を示す。勿論、図3
のプレート分離方式も実現できる。
【0177】(第34の実施形態)図64は、本発明の
第34の実施形態に係わるFRAMのセル構成を示す断
面図である。図56から図63の例では、強誘電体キャ
パシタ部の構造や配線接続の概念図示しか示していない
が、本実施形態の図64(a)〜(f)は図56から図
63の例や、先願例に適用できる、強誘電体キャパシタ
部の詳細配線構成を示す。
【0178】(a)は、強誘電体膜61に上部電極62
を形成して、その後にセルトランジスタと上部電極を接
続する配線63を形成した例を示す。(b)は、(a)
に加えて、トランジスタ形成後、Siプラグ、Wプラグ
等のプラグ64を形成し、その上に下部電極65を形成
した例を示す。(c)は、(b)に加えて、プラグと下
部電極65の間に、強誘電体材料の拡散等を防ぐバリア
層66を形成した例を示す。
【0179】(a)〜(c)の例では、上部電極62を
形成後、絶縁膜を被せ、上部電極62と配線63との接
続は、セルトランジスタとのコンタクト開口後、又は開
口前、エッチバックやCMP等で、この絶縁膜を削り上
部電極を露出させ、配線63を形成し、配線63と上部
電極62を接続して形成している。これに対し(d)の
例では、絶縁膜形成後、コンタクトホールを上部電極上
と、セルトランジスタの拡散層上に開け、配線63で接
続している。
【0180】(e)の例では、(c)のプラグ形成後、
配線63とセルトランジスタの拡散層との接続部でもプ
ラグ67を形成して、コンタクトホールのアスペクト比
を小さくしている。(f)の例では、(e)の例に加
え、強誘電体キャパシタ膜を隣接セルで接続した例を示
す。強誘電体膜厚/上部電極間距離の比が小さい場合
や、分極量の異方性が大きい場合に適用できる。(a)
〜(f)の例では、各種変形を順に加えた場合を示した
が、これに限らず、自由に各種変形を組み合わせること
ができる。
【0181】(第35の実施形態)図65〜図68は、
本発明の第35の実施形態に係わるFRAMのメモリセ
ルブロックの構成を示す断面図である。
【0182】図65は、図4の等価回路で、隣接したセ
ルノードを同時に形成し、その間に強誘電体キャパシタ
を形成した場合で、更にワード線シャント用とプレート
配線兼用のメタル配線を形成した場合を示す。図66
は、図79の等価回路で、隣接したセルノードを同時に
形成し、その間に強誘電体キャパシタを形成した場合
で、更にワード線シャント用とプレート配線兼用のメタ
ル配線を形成した場合を示す。
【0183】図67は、図4の等価回路で、隣接したセ
ルノードを同時に形成し、その間に強誘電体キャパシタ
を形成した場合で、更に階層ワード線のメインワード線
とプレート配線兼用のメタル配線を形成した場合を示
す。図68は、図79の等価回路で、隣接したセルノー
ドを同時に形成し、その間に強誘電体キャパシタを形成
した場合で、更に階層ワード線のメインワード線とプレ
ート配線兼用のメタル配線を形成した場合を示す。
【0184】(第36の実施形態)図69は、本発明の
第36の実施形態に係わるFRAMを説明するためのも
ので、メモリセルアレイとプレート駆動回路ブロックを
示している。これは、図3の方式に適用できる。プレー
ト駆動回路は、1つのセルブロックに2個必要で、隣接
セルブロックでプレート線を共有しているため、結局1
個のセルブロックに対して1個のみ必要となる。従来の
分割プレート方式の様に、1本のワード線に対して、1
個のプレート駆動線が必要なものと比べて大幅にプレー
ト駆動回路数を低減し、チップサイズの減少を可能にす
る。
【0185】さらに、図38〜図68で示したプレート
配線抵抗の大幅低減によるプレート遅延低減効果にも増
して本実施形態においてはさらにプレート駆動遅延を低
減できる。プレート遅延は、負荷容量と抵抗のRC遅延
で決まり、負荷容量は、セル内の寄生容量より、容量の
大きい強誘電体キャパシタの容量で決まる。即ち、従来
セルでも、セルを複数直列接続する先願、本発明のセル
でも負荷容量はさして変わらない。これは、先願、本発
明セルでは、非選択セルは、ショートされており容量が
見えないためである。これに比べて、抵抗成分は、プレ
ート線の配線抵抗とプレート駆動回路のプレート線駆動
の最終段のドライバトランジスタのON抵抗で決まる。
【0186】本実施形態においては、プレート線配線の
低抵抗化の効果と、プレート駆動回路の大幅な低減によ
る、プレート駆動回路のドライバトランジスタサイズの
大型化を可能にし、ON抵抗の大幅な低減を可能にす
る。結局、RC遅延のCはほぼ変わらず、Rの大幅な低
減を可能にするわけである。
【0187】(第37の実施形態)図70は、本発明の
第37の実施形態に係わるFRAMを説明するためのも
ので、メモリアレイとロウ・デコーダとプレート駆動回
路を示している。この実施形態は、プレートを分離しな
い2T/2C方式で、プレート駆動する場合に適用でき
る。この場合は、図69と比べ更に、プレート駆動回路
数を半減して、2セルブロックに1個の割合で配置で
き、プレート駆動回路のドライバトランジスタサイズを
大きくでき、更なる高速化が実現できる。
【0188】(第38の実施形態)図71は、本発明の
第38の実施形態に係わるFRAMの回路構成を示す図
である。これは、メモリセルトランジスタとブロック選
択トランジスタを従来のnMOSで構成するのではな
く、nMOSとpMOSを並列接続で構成する場合を示
す。
【0189】このような構成であれば、ワード線、ブロ
ック選択線をVdd以上に昇圧することなく動作でき、
低電圧動作や、ロジックやその他との混載メモリとして
利用する場合に有効となる。この例では、2個の強誘電
体キャパシタで1ビットのデータ記憶させる方式を示し
ており、ブロック選択線は1種類である。なお、/WL
iとWLi、/BSとBSは逆電圧の相補信号である。
【0190】(第39の実施形態)図72は、本発明の
第39の実施形態に係わるFRAMの回路構成を示す図
である。これは、メモリセルトランジスタとブロック選
択トランジスタを従来のnMOSで構成するのではな
く、nMOSとpMOSを並列接続で構成する場合を示
す。
【0191】このような構成であれば、ワード線、ブロ
ック選択線をVdd以上に昇圧することなく動作でき、
低電圧動作や、ロジックやその他との混載メモリとして
利用する場合に有効となる。この例では、1個の強誘電
体キャパシタで1ビットのデータ記憶させる方式をしめ
しており、ブロック選択線は2種類である。なお、/W
LiとWLi、/BSとBSは逆電圧の相補信号であ
る。プレート線は、図79のような1種類の場合( (1/
2)Vdd固定プレート方式)と、図4のような分離した
場合の2種類の場合(プレート駆動方式)が適用でき
る。
【0192】(第40の実施形態)図73は、本発明の
第40の実施形態に係わるFRAMの回路構成を示す図
である。これは、セルブロックはワード線方向に1配列
しか無い小さいメモリの場合を示している。この場合、
ブロック選択トランジスタは省略できる。
【0193】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0194】
【発明の効果】以上詳述してきたように本発明によれ
ば、不揮発性で、平面トランジスタで容易化に製造で
き、しかも、ランダムアクセル機能を保ちつつ、4F2
サイズの高集積化を実現できつつ、(1)1T/1C型
で、プレート駆動方式が適用でき、高密度で低電圧動作
が可能となる。さらに、(2)強誘電体キャパシタの常
誘電体成分のばらつきを抑制しつつ、高速動作が可能と
なる。さらに、(3)書き込み時のノイズを低減でき
る。さらに、(4)プレート駆動方式でも、プロセスコ
スト、チップサイズ小さく抑えつつ、高速動作が可能と
なる。(5)さらに、セルをCMOS化することによ
り、ワード線、ブロック選択線の昇圧を不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるFRAMを示す回路構
成図。
【図2】第1の実施形態の具体的な動作例を示すタイミ
ング図。
【図3】第2の実施形態に係わるFRAMを示す回路構
成図。
【図4】図3の変形例を示す回路構成図。
【図5】第3の実施形態に係わるFRAMを示す回路構
成図。
【図6】図5の構成の動作例を示すタイミング図。
【図7】第4の実施形態に係わるFRAMを示す回路構
成図。
【図8】図7の構成の動作例を示すタイミング図。
【図9】第5の実施形態に係わるFRAMを示す回路構
成図。
【図10】第6の実施形態に係わるFRAMを示す回路
構成図。
【図11】図9、図10の構成の動作例を示すタイミン
グ図。
【図12】第7の実施形態に係わるFRAMを示す回路
構成図。
【図13】図12の構成の動作例を示すタイミング図。
【図14】第8の実施形態に係わるFRAMの動作方式
を示すタイミング図。
【図15】先願の2T/2C方式の構成を示す回路構成
図。
【図16】第9の実施形態の動作を示すタイミング図。
【図17】第10の実施形態に係わるFRAMのセンス
アンプ部構成を示す図。
【図18】第11の実施形態に係わるFRAMのセンス
アンプ部構成を示す図。
【図19】先願における多ビット/セル方式のセルブロ
ック等価回路図。
【図20】図19のセル構造の断面の一例を示す図。
【図21】図19の多ビット/セル方式の動作における
ヒステリシス曲線を示す図。
【図22】実際のヒステリシス曲線を示す図。
【図23】第12の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロック構成を示す断面図。
【図24】先願で説明したプレート駆動方式を適用した
場合の多ビット/セルの動作の具体的な動作例を示すタ
イミング図。
【図25】第13の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図26】第14の実施形態を説明するためのコア部回
路構成を示す図。
【図27】第14の実施形態を説明するためのコア部回
路構成を示す図。
【図28】第15の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図29】第16の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図30】第16の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図31】第17の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図32】第17の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図33】第18の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図34】第19の実施形態の動作を示すタイミング
図。
【図35】先願におけるその他の問題点を示す図。
【図36】第20の実施形態における書き込み時間緩和
方式を示す図。
【図37】第21の実施形態におけるライトバッファの
より具体的な構成例を示す図。
【図38】第22の実施形態を説明するためのもので、
図3の実施形態の等価回路を実現するメモリセルブロッ
クの具体的なレイアウト図。
【図39】図38におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図40】図38におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図41】図38のレイアウトのA−A′間、B−B′
間、C−C′間、D−D′間の断面例を示す図。
【図42】第23の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの具体的なレイアウト図。
【図43】図42におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図44】図42におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図45】図42のレイアウトのA−A′間、B−B′
間の断面例を示す図。
【図46】第24の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの具体的なレイアウト図。
【図47】図46におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図48】図46におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図49】第25の実施形態に係わるFRAMを説明す
るためのもので、図5のダミーセルブロックの等価回路
を実現する具体的なレイアウト図。
【図50】図49におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図51】図49におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図52】第26の実施形態に係わるFRAMを説明す
るためのもので、図4の等価回路を実現するメモリセル
ブロックの具体的なレイアウト図。
【図53】図52におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図54】図52におけるレイアウトを分りやすいよう
に分けて表示した図。
【図55】図52のレイアウトのA−A′間、B−B′
間、C−C′間、D−D′間の断面例を示す図。
【図56】第27の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。。
【図57】第28の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図58】第29の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図59】第30の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図60】第31の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図61】第32の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図62】第33の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図63】第33の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図64】第34の実施形態に係わるFRAMのセル構
成を示す断面図。
【図65】第35の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図66】第35の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図67】第35の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図68】第35の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルブロックの構成例を示す断面図。
【図69】第36の実施形態に係わるFRAMのメモリ
セルアレイとプレート駆動回路の構成を示す図。
【図70】第37の実施形態に係わるFRAMのメモリ
アレイとロウ・デコーダ及びプレート駆動回路の構成を
示す図。
【図71】第38の実施形態に係わるFRAMを示す回
路構成図。
【図72】第39の実施形態に係わるFRAMを示す回
路構成図。
【図73】第40の実施形態に係わるFRAMを示す回
路構成図。
【図74】従来のDRAMのメモリセル、従来FRAM
のメモリセル、フォールデッドBL構成を示す図。
【図75】電圧−蓄積電荷の関係と電圧−分極量の関係
を示す図。
【図76】従来のFRAMにおける動作例を示すタイミ
ング図。
【図77】従来FRAMの動作を説明するための図。
【図78】先願発明のメモリセルの構成回路と動作例を
示す図。
【図79】先願発明のメモリセルの構成回路と動作例を
示す図。
【図80】先願発明のメモリセルの構成回路と動作例を
示す図。
【符号の説明】
BSi,BSij,/BSi…ブロック選択線 Pwell…p型ウェル n+ …n型拡散層 SA…センスアンプ Φti…セルアレイ−センスアンプ分離信号 EQL…ビット線イコライスズ信号 CSL…カラム選択線 DWLi…ダミーワード線 SEN…nMOSセンスアンプ制御線 /SEP…pMOSセンスアンプ制御線 Ci…カップリング容量 VBL…ビット線プリチャージ信号 DBSi…ダミーセル用ブロック選択線 F…最小加工寸法 Ps…飽和分極(Saturation Polarization ) Pr…残留分極(Remnat Polarization ) Vc…抗電圧(Coercive Voltage) RST…リセット線 WQni,WQmi…トランジスタのチャネル幅 BDQ,DQ…データ線 WENB,/WENB,/WENBD,WENBD…デ
ータ書き込み制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランジスタのソース・ドレイン端子間に
    強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構成さ
    れ、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、該直
    列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接続し
    てメモリセルブロックが構成され、このメモリセルブロ
    ックの一端はビット線に接続され、他端はプレート電極
    に接続された半導体記憶装置であって、 ビット線対をなす2本のビット線各々に接続され、同一
    のワード線に接続される2個のメモリセルブロックは、
    各々異なる第1のプレート電極と第2のプレート電極に
    接続されてなることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】ワード線をゲート電極とするトランジスタ
    と、このトランジスタのソース・ドレイン端子間に並列
    接続された強誘電体キャパシタと、からメモリセルが構
    成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
    該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接
    続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセル
    ブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレート
    電極に接続され、該メモリセルブロックを複数個配置し
    てセルアレイが構成された半導体記憶装置であって、 ワード線方向に配置されるメモリセルブロック群に対
    し、第1のプレート電極と第2のプレート電極が、1個
    毎に交互に、或いは2個毎に、メモリセルブロックに接
    続されてなることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】トランジスタのソース・ドレイン端子間に
    強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構成さ
    れ、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、該直
    列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接続し
    てメモリセルブロックが構成され、このメモリセルブロ
    ックの一端はビット線に接続され、他端はプレート電極
    に接続された半導体記憶装置であって、 電源投入後のスタンドバイ時は、プレート電極はVss
    に、ビット線はVdd或いはビット線のHighレベル
    になっていることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】トランジスタのソース・ドレイン端子間に
    強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構成さ
    れ、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、該直
    列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接続し
    てメモリセルブロックが構成され、このメモリセルブロ
    ックの一端はビット線に接続され、他端はプレート電極
    に接続された半導体記憶装置であって、 電源投入後のスタンドバイ時は、プレート電極はVdd
    或いはビット線のHighレベルに、ビット線はVss
    になっていることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】トランジスタのソース・ドレイン端子間に
    強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構成さ
    れ、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、該直
    列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接続し
    てメモリセルブロックが構成され、このメモリセルブロ
    ックの一端はビット線に接続され、他端はプレート電極
    に接続され、該メモリセルブロックを複数配置してメモ
    リセルアレイが構成され、このメモリセルアレイのセル
    に外部からデータを書き込むための書き込みバッファを
    備えた半導体記憶装置であって、 前記書き込みバッファは、サイズの小さい第1の書き込
    みトランジスタと、サイズの大きい第2の書き込みトラ
    ンジスタからなり、データ書き込み時は、第1の書き込
    みトランジスタを駆動し始める時間よりも第2の書き込
    みトランジスタを駆動し始める時間を遅く設定してなる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】トランジスタのソース・ドレイン端子間に
    強誘電体キャパシタを並列接続してメモリセルが構成さ
    れ、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、該直
    列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接続し
    てメモリセルブロックが構成され、このメモリセルブロ
    ックの一端はビット線に接続され、他端はプレート電極
    に接続された半導体記憶装置であって、 前記メモリセルのトランジスタと強誘電体キャパシタを
    接続する配線と同一の金属配線層で、前記プレート電極
    の配線を構成してなることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】ワード線をゲート電極とするトランジスタ
    と、このトランジスタのソース・ドレイン端子間に並列
    接続された強誘電体キャパシタと、からメモリセルが構
    成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
    該直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを接
    続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセル
    ブロックの一端はビット線に接続され、他端はプレート
    電極に接続された半導体記憶装置であって、 前記ワード線より上層に形成され、一定間隔おきにワー
    ド線とコンタクトを取るワード線スナップ用の第1の金
    属配線層と同一の金属配線層で、前記プレート電極とコ
    ンタクトを取ることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】ワード線をゲート電極とするトランジスタ
    と、このトランジスタのソース・ドレイン端子間に並列
    接続された強誘電体キャパシタと、からメモリセルが構
    成され、このメモリセルを複数個直列接続すると共に、
    この直列接続部の少なくとも一端に選択トランジスタを
    接続してメモリセルブロックが構成され、このメモリセ
    ルブロックの一端はビット線に接続され、他端がプレー
    ト電極に接続され、該メモリセルブロックを複数個配置
    してメモリセルアレイが構成された半導体記憶装置であ
    って、 ビット線方向で見ると、前記プレート電極を駆動する駆
    動回路は、前記メモリセルブロックの1個毎或いは2個
    毎に配置されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】nMOSトランジスタとpMOSトランジ
    スタ及び強誘電体キャパシタをそれぞれ並列接続してメ
    モリセルが構成され、このメモリセルを複数個直列接続
    すると共に、該直列接続部の少なくとも一端にnMOS
    トランジスタとpMOSトランジスタを並列接続してな
    る選択スイッチを少なくとも1個以上直列接続してメモ
    リセルブロックが構成され、このメモリセルブロックの
    一端はビット線に接続され、他端はプレート電極に接続
    されていることを特徴とする半導体記憶装置。
JP34640497A 1996-06-10 1997-12-16 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP3961651B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34640497A JP3961651B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 半導体記憶装置
US09/208,831 US6094370A (en) 1996-06-10 1998-12-10 Semiconductor memory device and various systems mounting them
US09/609,058 US6320782B1 (en) 1996-06-10 2000-06-30 Semiconductor memory device and various systems mounting them
US09/976,154 US6473331B2 (en) 1996-06-10 2001-10-15 Semiconductor memory device and various systems mounting them
US10/225,239 US6657882B2 (en) 1996-06-10 2002-08-22 Semiconductor memory device and various systems mounting them
US10/691,706 US6826072B2 (en) 1996-06-10 2003-10-24 Semiconductor memory device and various systems mounting them
US10/963,820 US7254051B2 (en) 1996-06-10 2004-10-14 Semiconductor memory device and various systems mounting them

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34640497A JP3961651B2 (ja) 1997-12-16 1997-12-16 半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11177036A true JPH11177036A (ja) 1999-07-02
JP3961651B2 JP3961651B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=18383201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34640497A Expired - Fee Related JP3961651B2 (ja) 1996-06-10 1997-12-16 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3961651B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002110932A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
US6421268B2 (en) 2000-07-13 2002-07-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
JP2002313099A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Fujitsu Ltd メモリ回路及びその試験方法
US6473330B1 (en) 1999-06-02 2002-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Chain type ferroelectric memory with isolation transistors coupled between a sense amplifier and an equalization circuit
US6487104B2 (en) 2000-05-10 2002-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US6614678B2 (en) 2000-07-25 2003-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory and method for driving the same
JP2006186033A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Toshiba Corp 強誘電体メモリ
JP2006332335A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7161202B2 (en) 2003-09-29 2007-01-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method of reading data
JP2007018600A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7269048B2 (en) 2003-09-22 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
US7298657B2 (en) 2005-08-31 2007-11-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
JP2007305299A (ja) * 2003-09-22 2007-11-22 Toshiba Corp 半導体集積回路装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、コンピュータシステム、携帯コンピュータシステム、論理可変lsi装置、icカード、ナビゲーションシステム、ロボット、画像表示装置、光ディスク記憶装置
US7379319B2 (en) 2003-09-22 2008-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
US7397686B2 (en) 2005-06-02 2008-07-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system combining flash EEPROM and FeRAM
JP2008182083A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
KR100885009B1 (ko) * 2001-11-28 2009-02-20 후지쯔 마이크로일렉트로닉스 가부시키가이샤 반도체 기억 장치
US7504682B2 (en) 2006-01-25 2009-03-17 Seiko Epson Corporation Polarization transfer device and control method therefor
US7649763B2 (en) 2006-04-06 2010-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile ferroelectric memory
JP2010080514A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7903446B2 (en) 2008-03-11 2011-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US8064240B2 (en) 2008-07-15 2011-11-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US8335967B2 (en) 2007-08-17 2012-12-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7057917B2 (en) 1999-06-02 2006-06-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric memory with an intrinsic access transistor coupled to a capacitor
US6671200B2 (en) 1999-06-02 2003-12-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory with isolation transistors coupled between a sense amplifier and an equalization circuit
US7295456B2 (en) 1999-06-02 2007-11-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Chain ferroelectric random access memory (CFRAM) having an intrinsic transistor connected in parallel with a ferroelectric capacitor
US6473330B1 (en) 1999-06-02 2002-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Chain type ferroelectric memory with isolation transistors coupled between a sense amplifier and an equalization circuit
US6552922B2 (en) 1999-06-02 2003-04-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Chain-type ferroelectric random access memory (FRAM) with rewrite transistors coupled between a sense amplifier and a bit line pair
US6487104B2 (en) 2000-05-10 2002-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US6657883B2 (en) 2000-05-10 2003-12-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US6421268B2 (en) 2000-07-13 2002-07-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for driving semiconductor memory
US6614678B2 (en) 2000-07-25 2003-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory and method for driving the same
US6967859B2 (en) 2000-07-25 2005-11-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ferroelectric memory configuration having successively connected ferroelectric capacitor coupling to the gate of a read transistor and different bias voltages applied in read/write/erase
JP2002110932A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2002313099A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Fujitsu Ltd メモリ回路及びその試験方法
KR100885009B1 (ko) * 2001-11-28 2009-02-20 후지쯔 마이크로일렉트로닉스 가부시키가이샤 반도체 기억 장치
US7379319B2 (en) 2003-09-22 2008-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
US7532499B2 (en) 2003-09-22 2009-05-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
US7269048B2 (en) 2003-09-22 2007-09-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
JP2007305299A (ja) * 2003-09-22 2007-11-22 Toshiba Corp 半導体集積回路装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、コンピュータシステム、携帯コンピュータシステム、論理可変lsi装置、icカード、ナビゲーションシステム、ロボット、画像表示装置、光ディスク記憶装置
US7161202B2 (en) 2003-09-29 2007-01-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method of reading data
US7211851B2 (en) 2004-12-27 2007-05-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric memory
JP2006186033A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Toshiba Corp 強誘電体メモリ
JP2006332335A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7397686B2 (en) 2005-06-02 2008-07-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system combining flash EEPROM and FeRAM
US7245517B2 (en) 2005-07-07 2007-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
US7417886B2 (en) 2005-07-07 2008-08-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
JP2007018600A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7298657B2 (en) 2005-08-31 2007-11-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric random access memory
US7504682B2 (en) 2006-01-25 2009-03-17 Seiko Epson Corporation Polarization transfer device and control method therefor
US7649763B2 (en) 2006-04-06 2010-01-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile ferroelectric memory
JP2008182083A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
US8335967B2 (en) 2007-08-17 2012-12-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Memory system
US7903446B2 (en) 2008-03-11 2011-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
US8064240B2 (en) 2008-07-15 2011-11-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
JP2010080514A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3961651B2 (ja) 2007-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3961651B2 (ja) 半導体記憶装置
KR950013392B1 (ko) 반도체기억장치 및 그 독출, 기록, 동작방법
JP3961680B2 (ja) 半導体記憶装置
US6028784A (en) Ferroelectric memory device having compact memory cell array
US20120307545A1 (en) Interleaved Bit Line Architecture for 2T2C Ferroelectric Memories
US6876569B2 (en) Semiconductor integrated circuit device with improved storage MOSFET arrangement
JP3948831B2 (ja) 不揮発性強誘電体メモリ、不揮発性強誘電体メモリの駆動方法および不揮発性強誘電体メモリの製造方法
US5844832A (en) Cell array structure for a ferroelectric semiconductor memory and a method for sensing data from the same
US5991188A (en) Non-volatile ferroelectric memory with section plate line drivers and method for accessing the same
US20030137892A1 (en) Semiconductor memory device
US8035146B2 (en) Nonvolatile ferroelectric memory device
JP5677254B2 (ja) 半導体装置
JP2001053164A (ja) 半導体記憶装置
JPH11162160A (ja) データ記憶装置
JP2003173673A (ja) 強誘電体メモリ
JP2001093989A (ja) 半導体装置
JP3464803B2 (ja) 半導体メモリセル
JP2001230329A (ja) 半導体記憶装置
JP2002083493A (ja) 半導体記憶装置
JPH07183401A (ja) 半導体メモリ装置
JPH0154796B2 (ja)
KR100745938B1 (ko) 강유전체 메모리 및 그 동작 방법
US20020182756A1 (en) Nonvolatile ferroelectric memory and method for fabricating the same
KR102330116B1 (ko) 기록 보조 회로를 위한 평형 네거티브 비트라인 전압
US4574365A (en) Shared access lines memory cells

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070517

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees