JPH11214357A - ドライエッチング用ガス組成物およびこれを用いたドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング用ガス組成物およびこれを用いたドライエッチング方法

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JPH11214357A
JPH11214357A JP987998A JP987998A JPH11214357A JP H11214357 A JPH11214357 A JP H11214357A JP 987998 A JP987998 A JP 987998A JP 987998 A JP987998 A JP 987998A JP H11214357 A JPH11214357 A JP H11214357A
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JP
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gas
etching
dry etching
gate electrode
electrode material
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JP987998A
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Shingo Kadomura
新吾 門村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング回数を重ねてもエッチングチャン
バ内のパーティクルレベルの悪化がなく、また、たとえ
大気中に放出されても地球環境温暖化の虞れのないエッ
チングガス組成物およびこれを用いたドライエッチング
方法を提供する。 【解決手段】 CF3 I等のCn 2n+2-xx 系化合物
ガスと、フッ素系ガス以外のハロゲン系ガスとを含むエ
ッチングガス組成物を用いる。このエッチングガス組成
物により、高融点金属ポリサイド層5等からなるゲート
電極材料層をドライエッチングする。 【効果】 CF3 Iは大気中のライフタイムが短く、ま
た地球温暖化の指標であるGWPも小さい。さらにプラ
ズマ中で解離してフッ素活性種を放出するので、チャン
バ内に堆積する反応生成物を速やかに除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライエッチング用
ガス組成物およびこれを用いたドライエッチング方法に
関し、さらに詳しくは、大気中に放出されるガスに起因
すると考えられる地球温暖化対策を考慮したドライエッ
チング用ガス組成物およびこれを用いたドライエッチン
グ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MIS型半導体素子を主体として構成さ
れる、LSI等の半導体装置のゲート電極およびこのゲ
ート電極から延在する配線(以下、ゲート電極と略記す
る)は、従来より多結晶シリコンが汎用されてきた。近
年、デザインルールがサブクォータミクロンのレベルへ
と微細化されつつあり、同時にデバイスの高速化への要
求が高まるにつれ、ゲート電極材料としても多結晶シリ
コンより約1桁低い抵抗値を持つ高融点金属シリサイド
が用いられるようになりつつある。高融点金属シリサイ
ドを用いてゲート電極を形成する場合には、デバイス特
性や信頼性に影響を与え易いゲート絶縁膜との界面特性
を考慮して、まずゲート絶縁膜上に従来より実績のある
不純物含有多結晶シリコン(DOPOS ; Doped Polyc
rystallineSilicon))層を形成し、この上部にWSix
等の高融点金属シリサイド層を積層することが行われ
る。かかる積層構造は高融点金属ポリサイドと総称され
る。
【0003】またシリコン・ゲルマニウムはシリコンよ
りバンドギャップが小さく、1V以下の低電圧範囲では
その組成により仕事関数を制御することができる。した
がって、組成制御された多結晶シリコン・ゲルマニウム
をゲート電極材料に用いて、仕事関数により閾値電圧を
制御することも可能である。
【0004】従来より、これらゲート電極材料層のドラ
イエッチングには、HBr等の臭素系ガスや、Cl2
の塩素系ガスを用いた異方性エッチングが採用されてい
る。これら臭素系ガスや塩素系ガスから生成されるイオ
ン種は、フッ素系ガスから生成されるイオン種より質量
が大きく、イオンアシスト反応の機構による異方性エッ
チングが可能である。
【0005】また、レジストマスクの表面を蒸気圧の低
いCBrx 系ポリマやCClx 系ポリマで被覆すること
ができるので、レジストとの選択比を向上できる点もB
r系ガスやCl系ガスの特徴である。
【0006】しかしながら、最近のゲート電極材料層の
ドライエッチングにおいては、被エッチング基板の大口
径化にともなうスループットの確保、均一性の向上等の
制御性の観点から、ICP (Inductively Coupled Plas
ma) やヘリコン波プラズマ等の高密度プラズマ発生源を
持つプラズマエッチング装置の使用が主流となりつつあ
る。これら高密度プラズマエッチング装置により、所期
の制御性は達成できる一方で、高密度プラズマによるエ
ッチング反応生成物やその再解離生成物が、エッチング
チャンバ内壁に堆積し蓄積するため、パーティクルレベ
ルの悪化等による製造歩留りの低下が量産現場で問題と
なってきた。
【0007】このため、本発明者らはエッチングプロセ
スを2ステップ化する方法を米国特許第5,180,4
64号明細書として提案した。この方法は、高融点金属
ポリサイド層等のゲート電極材料層のエッチングにおい
て、ゲート絶縁膜が露出する直前までのジャストエッチ
ング工程ではHBr等の臭素系ガスにSF6 等のフッ素
系ガスを添加し、エッチングチャンバ内のクリーニング
プロセスを兼ねるとともに、オーバーエッチング工程に
おいては臭素系ガス単独でエッチングをおこなうもので
ある。この方法により、下地のゲート絶縁膜に対する高
選択比と低パーティクル性を両立することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
2ステップエッチングプロセスに用いるSF6 は、大気
中では極めて安定な化合物であり、また大気中に放出さ
れた場合には、地球温暖化の一因ともなりうることが指
摘されている。同じ地球温暖化防止の観点から、その放
出を制限する動向にあるCO2 と比較すると、大気中で
のライフタイムはCO2 が50〜200年に対してSF
6 は3200年と長い。また地球温暖化の指標であるG
WP (Global Warming Potential) は、CO2 の1に対
してSF6は24900と桁外れに大きい(Applied Mate
rials社資料による) 。したがって、SF6 は今後その
使用が制限される可能性も考えられ、この観点から新し
いドライエッチング用ガス組成物と、ゲート電極材料層
のドライエッチング方法が望まれる。
【0009】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
することをその課題とする。すなわち本発明の課題は、
同一エッチングチャンバ内でエッチング回数を重ねても
パーティクルレベルの悪化がなく、また地球温暖化によ
る環境問題を誘発することのない、ドライエッチング用
ガス組成物およびこれを用いたエッチング方法を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、Cn
2n+2-xx 系化合物ガスをドライエッチング用ガス組成
物の一部として用いる点にある。すなわち、本発明のド
ライエッチング用ガス組成物は、Cn 2n+2-xx 系化
合物ガスと、フッ素系ガス以外のハロゲン系ガスとを含
むことを特徴とする。ただしnおよびxはそれぞれ個別
に3以下の自然数を表している。nおよびxが4以上の
値をとると、沸点が高くなり、気化に困難を伴うように
なるので好ましくない。
【0011】また本発明の請求項4のドライエッチング
方法は、基板上に形成されたゲート電極材料層のドライ
エッチング方法であって、Cn 2n+2-xx 系化合物ガ
スと、フッ素系ガス以外のハロゲン系ガスとを含むガス
組成物を用いてエッチングすることを特徴とする。
【0012】さらに本発明の請求項5のドライエッチン
グ方法は、基板上に形成されたゲート電極材料層のドラ
イエッチング方法であって、Cn 2n+2-xx 系化合物
ガスと、フッ素系ガス以外のハロゲン系ガスとを含むガ
ス組成物を用いてゲート電極材料層をジャストエッチン
グする工程と、このガス組成物から、Cn 2n+2-xx
系化合物ガスを除外してゲート電極材料層をオーバーエ
ッチングする工程とを有することを特徴とする。いずれ
のドライエッチング方法においても、nおよびxはそれ
ぞれ個別に3以下の自然数を表す。
【0013】本発明で用いるCn 2n+2-xx 系化合物
ガスは、CF3 I、CF2 2 およびCFI3 のうちの
いずれか少なくとも1種であることが望ましい。しかし
ながら、ガス供給手段としてのバブラ加熱手段や、ガス
配管加熱手段を有するドライエッチング装置であれば、
沸点の高いC2 5 IやC3 7 I等の高次化合物を用
いることもできる。
【0014】また本発明で採用するフッ素系ガス以外の
ハロゲン系ガスは、Cl2 等の塩素系ガス、HBr等の
臭素系ガス、およびHI等の沃素系ガスのうちのいずれ
か少なくとも1種であることが望ましい。
【0015】つぎに作用の説明に移る。CF3 Iをはじ
めとするCn 2n+2-xx 系化合物ガスは、大気中に放
出された場合には極めて不安定なガスで、大気中でのラ
イフタイムは僅かに1日であり、これはSF6 と100
万分の1、CO2 と比較しても数万分の1の値である。
地球温暖化の指標であるGWPは5で、これはSF6
数千分の1の値である。これらの特性は、地球温暖化対
策を考慮した場合に好適なものである。大気中でのライ
フタイムおよびGWPの値を各ガスについてまとめると
〔表1〕のようになる。
【0016】
【表1】
【0017】またCn 2n+2-xx 系化合物は、分子中
に1以上のフッ素原子を有し、ゲート電極材料のメイン
エッチング種としてのフッ素ラジカル、フッ素イオンの
供給源となる。したがって、従来からのゲート電極材料
層エッチング用ガスとして用いられているHBrやCl
2 等に添加して用いれば、パーティクルレベルの悪化も
なく、環境問題を引き起こす虞れのないドライエッチン
グ用ガス組成物およびゲート電極材料層のドライエッチ
ング方法を提供することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例につき、添付図
面を参照しながら説明するが、本発明はこれら実施例に
何ら限定されるものではない。
【0019】〔実施例1〕本実施例はCF3 Iを用い、
W−policide(タングステンポリサイド)から
なるゲート電極材料層を2段階エッチングした例であ
り、このエッチング工程を図1を参照して説明する。
【0020】本実施例で採用した試料は、図1(a)に
示すように、単結晶シリコン等の半導体基板1上にゲー
ト絶縁膜2、多結晶シリコン層3、高融点金属シリサイ
ド層4およびレジストマスク6が順次形成されたもので
ある。これらのうち、ゲート絶縁膜2は半導体基板1を
熱酸化することにより形成した、例えば8nmの厚さの
SiO2 からなり、多結晶シリコン層3は減圧CVD法
により例えば70nmの厚さに形成されたn+ 多結晶シ
リコンからなり、高融点金属シリサイド層4は同じく減
圧CVD法により例えば70nmの厚さに形成されたW
Si2 からなる。これらのうち、多結晶シリコン層3お
よび高融点金属シリサイド層4により、高融点金属ポリ
サイド層5からなるゲート電極材料層が構成される。ま
た、レジストマスク6は化学増幅型レジストおよびエキ
シマレーザリソグラフィにより、例えば0.25μmの
デザインルールでパターニングされたものである。
【0021】図1(a)に示す試料を、ICPタイプの
エッチング装置の基板ステージ上に搬入し、下記エッチ
ング条件により2ステップエッチングをおこなった。
【0022】Step1 : ジャストエッチング CF3 I 10 sccm HBr 40 sccm O2 5 sccm ガス圧力 0.4 Pa ソースパワー 1000 W RFバイアス 100 W 基板ステージ温度 25 ℃ このジャストエッチング工程では、図1(b)に示すよ
うに下地のゲート絶縁膜2が露出する直前まで、高融点
金属ポリサイド層5をエッチングした。ジャストエッチ
ング時間は、予め確認しておいた高融点金属シリサイド
層4および多結晶シリコン層3のエッチングレートに基
づき設定する。この工程では、試料面内のプラズマ強度
分布等により、下地のゲート絶縁膜2の一部が不可避的
に露出してもよい。
【0023】つぎにエッチングガスを切り換え、レジス
トマスク6から露出した高融点金属ポリサイド層5の厚
さ方向の残部をオーバーエッチングする。 Step2 : オーバーエッチング HBr 40 sccm O2 5 sccm ガス圧力 0.4 Pa ソースパワー 1000 W RFバイアス 20 W 基板ステージ温度 25 ℃ この結果、図1(c)に示すように高融点金属ポリサイ
ド層5からなるゲート電極が異方性よく形成された。こ
のゲート電極長は0.25μmであり、レジストマスク
6とのパターン変換差の発生は認められなかった。
【0024】本実施例においては、ジャストエッチング
工程でCF3 Iを含むガス組成物を用いたため、レジス
トマスクや高融点金属シリサイド層あるいは多結晶シリ
コン層のエッチング反応生成物としてチャンバ内壁に堆
積する付着物は、CF3 Iから解離生成したFラジカル
等のフッ素活性種により容易に除去される。したがっ
て、エッチングが進行しても、あるいはエッチングの回
数を重ねても、チャンバ内のパーティクルレベルが悪化
することはない。またCF3 I自体から発生するカーボ
ン系ポリマや炭素は、添加ガスの酸素によって除去され
るので、この面からのパーティクルレベルの悪化の虞れ
もない。さらに、オーバーエッチング工程ではCF3
を除外したため、下地のゲート絶縁膜との高選択比も達
成される。
【0025】〔実施例2〕本実施例は同じくCF3 Iを
用い、多結晶シリコンからなるゲート電極材料層を2段
階エッチングした例であり、このエッチング工程を図2
を参照して説明する。
【0026】本実施例で採用した試料は、図2(a)に
示すように、単結晶シリコン等の半導体基板1上にゲー
ト絶縁膜2、多結晶シリコン層3、およびレジストマス
ク6が順次形成されたものである。これらのうち、ゲー
ト絶縁膜2は半導体基板1を熱酸化することにより形成
した、例えば8nmの厚さのSiO2 からなり、ゲート
電極材料層を構成する多結晶シリコン層3は減圧CVD
法により例えば150nmの厚さに形成されたn+多結
晶シリコンからなる。また、レジストマスク6は化学増
幅型レジストおよびエキシマレーザリソグラフィによ
り、例えば0.25μmのデザインルールでパターニン
グされたものである。
【0027】図2(a)に示す試料を、ICPタイプの
エッチング装置の基板ステージ上に搬入し、下記エッチ
ング条件により2ステップエッチングをおこなった。
【0028】Step1 : ジャストエッチング CF3 I 10 sccm HI 30 sccm O2 5 sccm ガス圧力 0.4 Pa ソースパワー 1200 W RFバイアス 100 W 基板ステージ温度 25 ℃ このジャストエッチング工程では、図2(b)に示すよ
うに下地のゲート絶縁膜2が露出する直前まで、多結晶
シリコン層3をエッチングした。ジャストエッチング時
間は、予め確認しておいた多結晶シリコン層3のエッチ
ングレートに基づき設定する。この工程では、試料面内
のプラズマ強度分布等に起因して、下地のゲート絶縁膜
2の一部が露出してもよい。
【0029】つぎにエッチングガスを切り換え、多結晶
シリコン層3の残部をオーバーエッチングする。 Step2 : オーバーエッチング HI 30 sccm O2 5 sccm ガス圧力 0.4 Pa ソースパワー 800 W RFバイアス 20 W 基板ステージ温度 25 ℃ この結果、図2(c)に示すように多結晶シリコン層3
からなるゲート電極が異方性よく形成された。このゲー
ト電極長は0.25μmであり、レジストマスク6との
パターン変換差の発生は認められなかった。
【0030】本実施例においても、ジャストエッチング
工程でCF3 Iを含むガス組成物を用いたため、レジス
トマスクや多結晶シリコン層のエッチング反応生成物と
してチャンバ内壁に堆積する付着物は、CF3 Iから解
離生成したFラジカル等のフッ素活性種により容易に除
去される。したがって、エッチングが進行しても、ある
いはエッチングの回数を重ねても、チャンバ内のパーテ
ィクルレベルが悪化することはない。またCF3 I自体
から発生するカーボン系ポリマや炭素は、添加ガスの酸
素によって除去されるので、この面からのパーティクル
レベルの悪化の虞れもない。さらに、オーバーエッチン
グ工程ではCF3 Iを除外したため、下地のゲート絶縁
膜との高選択比も達成される。
【0031】以上、本発明を2例の実施例をもって説明
したが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるもので
はない。
【0032】例えば、Cn 2n+2-xx 系化合物ガスの
代表例としてCF3 Iを採用したが、CF2 2 やCF
3 、あるいはC2 5 IやC3 7 I等の高次化合物
を用いても同様の効果を得ることができる。
【0033】またCn 2n+2-xx 系化合物ガスに添加
するフッ素系以外のハロゲン系ガスとして例示したHB
rおよびHI以外にも、BBr3 、Br2 、S2 Br2
等の臭素系ガス、I2 等の沃素系ガスを用いてよい。さ
らにCl2 、BCl3 、S2 Cl2 等の塩素系ガや、I
Cl、ICl3 、BrCl3 等のインターハロゲン化合
物ガスであってもよい。エッチングガス組成物にはこの
他に添加ガスとしてN2 あるいはAr、He、Kr、X
e等の希ガスを混合してもよい。
【0034】ドライエッチング方法として、ガス組成を
換えてジャストエッチング工程とオーバーエッチング工
程とからなる2段階エッチングを採用したが、下地ゲー
ト絶縁膜とのエッチング選択比が問題とならなければ、
1段階エッチングで良いことは勿論である。
【0035】エッチング試料として単結晶シリコンを用
いたMIS型半導体装置を例示したが、トップゲート型
あるいはボトムゲート型の薄膜半導体装置のゲート電極
材料層のエッチングに適用できることは言うまでもな
い。またゲート電極材料層として多結晶シリコン層や高
融点金属ポリサイド層の他に、多結晶シリコン・ゲルマ
ニウム層であってもよい。高融点金属ポリサイド層の下
層としては多結晶シリコンを用いるのが通常であるが、
本出願人が先に出願した特開昭63−163号公報で開
示したように、非晶質シリコンを用いてもよい。非晶質
シリコンのエッチング特性は多結晶シリコンとほぼ同一
である。この非晶質シリコンも、MISFETのゲート
電極として最終的に機能する段階では、注入不純物の活
性化熱処理工程等により多結晶シリコンに変化するの
で、ポリサイド構造となる。
【0036】さらに、使用するエッチング装置としてI
CPエッチング装置を例示したが、ECRプラズマエッ
チング装置、ヘリコン波プラズマエッチング装置、TC
P(Transformer Coupled Plasma) エッチング装置等の
高密度プラズマ発生源を有するプラズマエッチング装置
や、平行平板型RIE装置、マグネトロンRIE装置
等、各種エッチング装置を用いてよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、同一エッチングチャンバ内でエッチング回数
を重ねてもパーティクルレベルを低下することがなく、
また地球温暖化を誘発する虞れのないドライエッチング
用ガス組成物、およびこれを用いたドライエッチング方
法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドライエッチング方法の工程を示す概
略断面図である。
【図2】本発明の他のドライエッチング方法の工程を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…ゲート絶縁膜、3…多結晶シリコ
ン層線、4…高融点金属シリサイド層、5…高融点金属
ポリサイド層、6…レジストマスク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cn 2n+2-xx 系化合物ガスと、フッ
    素系ガス以外のハロゲン系ガスとを含むことを特徴とす
    るドライエッチング用ガス組成物(ただし、nおよびx
    はそれぞれ個別に3以下の自然数を表す)。
  2. 【請求項2】 前記Cn 2n+2-xx 系化合物ガスは、
    CF3 I、CF2 2およびCFI3 のうちのいずれか
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の
    ドライエッチング用ガス組成物。
  3. 【請求項3】 前記フッ素系ガス以外のハロゲン系ガス
    は、塩素系ガス、臭素系ガスおよび沃素系ガスのうちの
    いずれか少なくとも1種であることを特徴とする請求項
    1記載のドライエッチング用ガス組成物。
  4. 【請求項4】 基板上に形成されたゲート電極材料層の
    ドライエッチング方法であって、 Cn 2n+2-xx 系化合物ガスと、フッ素系ガス以外の
    ハロゲン系ガスとを含むガス組成物を用いてエッチング
    することを特徴とするドライエッチング方法(ただし、
    nおよびxはそれぞれ個別に3以下の自然数を表す)。
  5. 【請求項5】 基板上に形成されたゲート電極材料層の
    ドライエッチング方法であって、 Cn 2n+2-xx 系化合物ガスと、フッ素系ガス以外の
    ハロゲン系ガスとを含むガス組成物を用いて前記ゲート
    電極材料層をジャストエッチングする工程と、 前記ガス組成物から、前記Cn 2n+2-xx 系化合物ガ
    スを除外して前記ゲート電極材料層をオーバーエッチン
    グする工程とを有することを特徴とするドライエッチン
    グ方法(ただし、nおよびxはそれぞれ個別に3以下の
    自然数を表す)。
  6. 【請求項6】 前記Cn 2n+2-xx 系化合物ガスは、
    CF3 I、CF2 2およびCFI3 のうちのいずれか
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項4または
    5記載のドライエッチング方法。
  7. 【請求項7】 前記フッ素系ガス以外のハロゲン系ガス
    は、塩素系ガス、臭素系ガスおよび沃素系ガスのうちの
    いずれか少なくとも1種であることを特徴とする請求項
    4または5記載のドライエッチング方法。
  8. 【請求項8】 前記ゲート電極材料層は、多結晶シリコ
    ン層、多結晶シリコン・ゲルマニウム層および高融点金
    属ポリサイド層のうちのいずれか1種であることを特徴
    とする請求項4または5記載のドライエッチング方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433098B1 (ko) * 2000-05-30 2004-05-28 샤프 가부시키가이샤 비-클로로플루오로카본, 불소계 화합물을 이용한 비등방성플라즈마 에칭 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100433098B1 (ko) * 2000-05-30 2004-05-28 샤프 가부시키가이샤 비-클로로플루오로카본, 불소계 화합물을 이용한 비등방성플라즈마 에칭 방법

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