JPH11214288A - フォトレジストパターンの形成方法 - Google Patents

フォトレジストパターンの形成方法

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JPH11214288A
JPH11214288A JP10017064A JP1706498A JPH11214288A JP H11214288 A JPH11214288 A JP H11214288A JP 10017064 A JP10017064 A JP 10017064A JP 1706498 A JP1706498 A JP 1706498A JP H11214288 A JPH11214288 A JP H11214288A
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film
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hydrogen peroxide
photoresist pattern
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVD法により成膜されたWSi膜14をパ
ターニングするフォトリソグラフィ工程において、パタ
ーン欠陥が生じないようにする。 【解決手段】 ポリシリコン膜13の表面に、六フッ化
タングステンとジクロルシランを主原料としてのCVD
法により、WSi膜14を成膜する。この成膜の最終段
階では、内部応力を緩和するために、六フッ化タングス
テンの供給を停止しジクロルシランのみを供給する。そ
れゆえ、WSi膜14の上には、塩素イオンを高濃度に
含有するSiリッチWSi膜15が形成される。そこ
で、化学増幅型レジストの塗布前に、これらの膜が形成
されたシリコン基板1を過酸化水素を含むエッチング液
に浸漬して、SiリッチWSi膜15を除去する。これ
により、アルカリ現像作用を鈍らせる塩化アンモニアの
発生を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォトレジスト
パターンの形成方法に係り、詳しくは、(シリコンと金
属元素との金属間化合物である)シリサイド膜上のフォ
トレジストパターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トランジスタ等のゲート電極
や配線の導電性材料としてタングステンシリサイド(W
Si)が用いられている。このタングステンシリサイド
膜の形成方法には、化学的気相成長(CVD:Chemcal V
apor Deposition)法やスパッタ法等が知られている
が、このうち、CVD法の方が、スパッタ法よりも、抵
抗率が20%〜40%程度低いタングステンシリサイド
膜を得ることができることから、半導体集積回路の微細
化が進むにつれて、好んで使われてきている。
【0003】ところで、CVDで成膜されたタングステ
ンシリサイド膜のフォトリソグラフィ工程での露光は、
従来より高圧水銀灯のg線(波長436nm)、i線
(波長365nm)を光源として、タングステンシリサ
イド膜上に塗布固化されたノボラック系フォトレジスト
に露光を行いレジストパターンを形成していたが、近
年、半導体集積回路の設計ルールが0.35nmを下回
るに及んで、上記高圧水銀灯のg線、i線を光源とする
露光から、より精密なレジストパターンを得るため、フ
ッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザを光源(波長
248nm)とする露光が実現されている。このKrF
エキシマレーザを光源とする露光法においては、フォト
レジストとして、化学増幅型フォトレジストが用いられ
るようになっている。上記したノボラック系フォトレジ
ストでは光吸収が大きく、良好なレジストパターンが得
られないからである。
【0004】化学増幅系フォトレジストは、酸触媒反応
を応用したポジ型のフォトレジストで、所定の部位に保
護基が結合した状態ではアルカリ現像液に対して不溶化
となり、保護基が離脱した状態ではアルカリ可溶化とな
るポリヒドロキシスチレン(Polyhydroxystyrene)等の
ベース樹脂と、光が当たると水素イオンを発生する光酸
発生剤と、性能調整のための微量の添加物と、スピナ塗
布のための有機溶剤とから概略なっている。
【0005】この化学増幅系フォトレジストが、タング
ステンシリサイド膜上に塗布され、乾燥固化された状態
で、例えばKrFエキシマレーザ光源等の遠紫外線の照
射を受けると、光酸発生剤から化学増幅の開始種となる
水素イオンが発生する。この水素イオンが、露光後実施
される熱処理(PEB:Post Exposure Bake)過程で、
ベース樹脂の保護基と置換してベース樹脂に結合する
と、ベース樹脂がアルカリ現像液に可溶となる。一方、
離脱した保護基が、さらに水と反応して、再び水素イオ
ンを発生させるので、上述のアルカリ可溶化が連鎖反応
的に促進する。それゆえ、このポジ型化学増幅レジスト
をアルカリ現像液で現像すれば、露光量が不充分でも、
所望のレジストパターンが得られる。
【0006】以下、図3を参照して、従来のフォトリソ
グラフィ工程における化学増幅型レジストのレジストパ
ターンの形成について、さらに詳述する。まず、シリコ
ン基板(ウェハ)31の表面に、熱酸化法等でシリコン
酸化膜32を形成する。次に、例えばCVD法によりシ
リコン酸化膜32上にポリシリコン膜33を成長させ
る。この後、ジクロルシラン(SiH2Cl2)と六フッ
化タングステン (WF6)を原料とするCVD法によっ
て、タングステンシリサイド膜(WSi膜)34を形成
する。しかしながら、このWSi膜34は、内部応力が
極めて大きいため、従来では、成膜の最終段階で六フッ
化タングステンの供給を停止し、ジクロルシランのみを
供給することで応力の低減化を図っている。
【0007】次に、フォトレジストの密着性を高めるた
め、ヘキサメチルジシラザン(HMDS:Hexamethyldis
ilazane)雰囲気中に半導体基板を晒し、その表面に対
して疎水化処理を行う。この後、SiリッチWSi膜3
5上に化学増幅型レジスト37を塗布する(同図
(b))。次に、例えばKrFエキシマレーザを光源とし
てパターン露光を行い、最後に、フォトレジストの不必
要な部分のみを現像除去することで、レジストパターン
38を形成する(同図(c))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフォトレジストパターンの形成方法にあっては、次
のような問題があった。すなわち、WSi膜34を成膜
する場合、上記したように、内部応力を緩和するため
に、成膜の最終段階で六フッ化タングステンの供給を停
止しジクロルシランのみを供給しているが、この間も僅
かにWSi膜34が成膜され、この膜はシリコンを過剰
に含むSiリッチWSi膜35になっている(同図
(a))。
【0009】このSiリッチWSi膜35は、さらに、
ジクロルシランから供給される塩素を高濃度に含んでい
る膜でもある。このため、上記したように、化学増幅型
レジストの塗布に先立つヘキサメチルジシラザンによる
表面処理の際、ヘキサメチルジシラザンから発生するア
ンモニアと、SiリッチWSi膜35の最表層から供給
される塩素との間で化学反応が起こり、図4(a)に示
すように、塩化アンモニウム(NH4Cl)の固化物3
6が形成される。
【0010】このような表面に化学増幅型レジスト37
を塗布固化し(同図(b))、例えばKrFエキシマレー
ザを光源として遠紫外線による露光を行うと、化学増幅
型レジスト中の光酸発生剤から化学増幅の開始種となる
水素イオンが発生し、この水素イオンが、塩化アンモニ
ウムの固化物36に捕獲されるため、保護基脱離の連鎖
反応が阻害されてしまう。この結果、塩化アンモニウム
の固化物36周辺の化学増幅型レジストが、アルカリ可
溶化に変質しなくなる。それゆえ、フォトレジストの現
像時に、除去されるべきフォトレジストが除去されない
まま残るので、パターン欠陥39となり(同図(c))、
このパターン欠陥39が発生した状態で、WSi膜34
をエッチングしても、設計値通りのゲート電極や配線を
得ることができず、電気特性的にも不良品が発生する虞
がある。
【0011】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、基板上に形成された金属シリサイド膜、特に、
CVD法により成膜されたWSi膜をパターニングする
フォトリソグラフィ工程において、パターン欠陥が生じ
ないフォトレジストパターンの形成方法を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、基板上に形成された金属シ
リサイド膜の上にフォトレジストを塗布してフォトレジ
スト膜を形成した後、該フォトレジスト膜をリソグラフ
ィ技術を用いてパターニングする方法に係り、上記フォ
トレジスト塗布前に、上記金属シリサイド膜の表層部を
エッチング除去することを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ォトレジストパターンの形成方法に係り、上記フオトレ
ジスト塗布前に、上記金属シリサイド膜の表層部を所定
の濃度の過酸化水素含有液でエッチング除去することを
特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載のフ
ォトレジストパターンの形成方法に係り、上記フオトレ
ジスト塗布前に、まず、上記金属シリサイド膜の表層部
をエッチング除去し、次に、上記金属シリサイド膜の表
面を疎水化処理することを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載のフ
ォトレジストパターンの形成方法に係り、上記フォトレ
ジストが、所定の部位に保護基が結合した状態ではアル
カリ系溶剤に不溶化となり、上記保護基が離脱した状態
では上記アルカリ系溶剤に可溶化となるベース樹脂と、
光が当たると、水素イオンを発生する光酸発生剤とを有
し、該光酸発生剤が発生した水素イオンと、上記ベース
樹脂との反応により上記保護基が離脱することで、上記
ベース樹脂がアルカリ系溶剤に可溶となる化学増幅系フ
ォトレジストであることを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項2に記載の
フォトレジストパターンの形成方法に係り、上記過酸化
水素含有液は、少なくともアンモニアと過酸化水素と水
とを含有してなることを特徴としている。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項2に
記載のフォトレジストパターンの形成方法に係り、上記
過酸化水素含有液は、少なくとも硫酸と過酸化水素とを
含有してなることを特徴としている。
【0018】また、請求項7記載の発明は、請求項1、
2又は3記載のフォトレジストパターンの形成方法に係
り、上記金属シリサイド膜は、タングステンシリサイド
膜又はチタンシリサイド膜であることを特徴としてい
る。
【0019】さらにまた、請求項8記載の発明は、請求
項7に記載のフォトレジストパターンの形成方法に係
り、上記タングステンシリサイド膜は、少なくともジク
ロルシランと六フッ化タングステンとを原料として化学
的気相成長法により形成された膜であることを特徴とし
ている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1の実施例 図1は、この発明の第1の実施例であるフォトレジスト
パターンの形成方法を工程順に示す工程断面図である。
この例のフォトレジストパターンの形成方法は、シリコ
ン基板(ウェハ)11上に成膜されたタングステンシリ
サイド(WSi)膜14の上に化学増幅型レジストを塗
布してフォトレジスト膜17を形成した後、形成したフ
ォトレジスト膜17をフォトリソグラフィ技術を用いて
パターニングする方法に係り、上記した従来の方法と大
きく異なるところは、化学増幅型レジスト塗布前に、か
つ、ヘキサメチルジシラザン処理前に、タングステンシ
リサイド(WSi)膜14の表層部を所定の過酸化水素
含有液でエッチング除去するようにした点である。
【0021】図1を参照して、この例のフォトレジスト
パターンの形成方法について、さらに詳述する。まず、
シリコン基板11上に、熱酸化法等を用いてシリコン酸
化膜12を形成し、次に、シリコン酸化膜12の上に、
例えばCVD法により、ポリシリコン膜13を膜厚略1
00nmに形成する。この例では、ポリシリコン膜13
には、成膜中にその場(in-situ)ドーピングする方法
により、リンが添加される。なお、その場ドーピングに
よらず、成膜後にリン拡散あるいはイオン注入にて導入
しても良い。また、リンを含有したポリシリコン膜13
は、リン含有のアモルファスシリコンを材料に用いてア
モルファスシリコン膜としても良い。このリンは、アモ
ルファスシリコン成長時にその場添加しても良いし、ア
モルファスシリコン成膜後、リン拡散あるいはイオン注
入法にて導入しても良い。
【0022】この後、ポリシリコン膜13の表面に、六
フッ化タングステンとジクロルシランを主原料としての
CVD法により、膜厚略110nmのWSi膜14を成
膜する。このWSi膜14の成膜工程においては、上記
従来技術と略同様に、内部応力を緩和するために、成膜
の最終段階で六フッ化タングステンの供給を停止してジ
クロルシランのみを供給しているが、この過程でWSi
膜14の上には不可避的に、塩素イオンを高濃度に含有
するSiリッチWSi膜15が形成される(図1
(a))。次に、アンモニアと過酸化水素と水との混合液
に、表面に多層膜12,13,14が形成されたシリコ
ン基板11を略10分間浸漬して、SiリッチWSi膜
15をエッチング除去する。上記混合液としては、略2
9重量%のアンモニア水、略31重量%の過酸化水素、
及び水を、体積比略(アンモニア水)1:(過酸化水素
水)1:(水)5で混合したものが好ましい。また、エ
ッチング時の液温は略55℃が好ましく、このときのエ
ッチング速度は略1nm/分である。なお、このエッチ
ングでは、SiリッチWSi膜15だけではなく、WS
i膜14の一部(膜厚略10nm程度)も除去される
(同図(b))。次に、シリコン基板1を、例えば1〜
50%のキレシンで希釈したヘキサメチルジシラザンの
ガス雰囲気中に晒し、WSi膜14の表面を疎水性に改
質して、フォトレシストの密着性を良くする。
【0023】次に、ヘキサメチルジシラザン処理がなさ
れたWSi膜14の表面にポジ型の化学増幅型レジスト
17をスピナを用いて塗布する(同図(c))。この
後、例えばKrFエキシマレーザを光源として露光を行
い、さらに、熱(PEB)処理した後、アルカリ現像を
行って、化学増幅型レジスト膜17のうち、光が照射さ
れた部分を現像剤で溶解して、WSi膜14上にレジス
トパターン18を形成する(同図(d))。
【0024】図2は、シリコン基板11,31上におけ
るレジストパターンの欠陥発生分布を示す図で、同図
(a)が、この例によるレジストパターンの欠陥発生分
布を示す図、同図(b)が、従来法によるレジストパタ
ーンの欠陥発生分布を示す図である。同図から明らかな
ように、従来法による場合には、多数のパターン欠陥3
9が見られるが、この例の方法によれば、パターン欠陥
19の個数は著しく減少している。
【0025】このように、この例の方法によれば、ヘキ
サメチルジシラザン処理前にアンモニア水と過酸化水素
水と水との混合液を用いて、塩素イオンを高濃度に含有
するSiリッチWSi膜15をエッチング除去するた
め、WSi膜14の表面に塩化アンモニウムの固化物が
形成されない。このため、反応開始剤となる水素イオン
が塩化アンモニウムによって捕獲されないため、除去さ
れるべきフォトレジストが円滑に除去される。それゆ
え、パターン欠陥を防止あるいは緩和できる。
【0026】なお、上記混合液によるWSi膜14のエ
ッチング速度は、上記したように、1nm/分程度と非
常に緩慢であるので、エッチング状況のモニターが容易
であ、る上、WSi膜14の総エッチング膜厚が、WS
i成膜時の膜厚の1/3程度(例えば、CVD成膜時の
WSi膜の膜厚が略150nm程度なら、略50nm)
まで許容できるので、制御性良くエッチングできる。
【0027】◇第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例について説明する。この
第2の実施例の方法が、上述した第1の実施例のそれと
大きく異なるところは、SiリッチWSi膜15を除去
するエッチング処理液として、アンモニア水と過酸化水
素水と水との混合液を用いるのに代えて、硫酸と過酸化
水素水との混合液を用いるようにした点である。これ以
外の点では、上述した第1の実施例のそれと略同様であ
るので、図1は、この第2の実施例においても、そのま
ま参照される。
【0028】上記混合液としては、95重量%の硫酸、
31重量%の過酸化水素を、体積比略(硫酸)5:(過
酸化水素水)1で混合したものが好ましい。また、エッ
チング時の液温は略140℃が好ましく、このときのエ
ッチング速度は、略0.2nm/分である。液温略14
0℃のこの混合液に、表面に多層膜12,13,14が
形成されたシリコン基板11を略10分間浸漬すれば、
SiリッチWSi膜15だけではなく、WSi膜14の
一部(膜厚略2nm程度)も除去される。
【0029】このように、この第2の実施例の方法によ
っても、第1の実施例において上述したと略同様の効果
を得ることができる。加えて、この例の方法によれば、
WSi膜のエッチング速度が第1の実施例のそれよりも
著しく遅くなる。このため、エッチング状況の把握が一
段と容易となって、WSi膜14のエッチングによる膜
減りを抑えることができるので、エッチング時の制御性
が一段と良くなる。したがって、WSi膜14の残存膜
厚のシリコン基板11面内均一性、及びシート抵抗のシ
リコン基板11面内均一性も上述の第1の実施例よりも
一段と良好となる。
【0030】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
では無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、アンモニ
ア水と過酸化水素水と水との混合比、あるいは、硫酸と
過酸化水素水との混合比は、必要に応じて、変更でき
る。液温についても同様に変更できる。エッチングの方
法も、浸漬法に限定されない。また、上述の実施例で
は、フオトレジスト塗布前に、WSi膜の表層部をエッ
チングするために、アンモニア水と過酸化水素水と水と
の混合液、あるいは、硫酸と過酸化水素水との混合液を
用いたが、エッチング速度が低く、したがって制御性の
良いエッチング液なら、実施例の混合液に限定されな
い。実施例で述べた混合液以外で、好適な混合液として
は、塩酸と過酸化水素の混合液又はその希釈液、フッ酸
と過酸化水素の混合液又はその希釈液、あるいは、過酸
化水素単独又はその希釈液を挙げることができる。要す
るに、過酸化水素含有のエッチング液が大変好ましい。
また、超音波発振装置を有する処理槽を用いて、上述の
エッチング処理を行うようにすれば、WSi膜上への異
物の再付着を防止でき、パターン欠陥の防止がさらに効
果的となる。
【0031】また、フォトレジストは、化学増幅型レジ
ストに限らない。同様に、ポジ型に限らず、ネガ型のフ
ォトレジストにも適用可能である。また、上述の実施例
では、WSi膜の上にフォトレジストパターンを形成し
たが、この発明はこれに限らず、チタンシリサイド(T
iSi)等、他の金属シリサイドの上にフォトレジスト
パターンを形成する場合にも適用できる。同様に、金属
シリサイド膜は、CVD法により形成されたものに限ら
ない。また、基板も、シリコン基板に限定されない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のフォト
レジストパターンの形成方法によれば、フォトレジスト
塗布前に、金属シリサイド膜の表層部を、好適には過酸
化水素含有のエッチング液を用いて、塩素イオンを高濃
度に含有する金属シリサイド膜の表層部を除去するた
め、金属シリサイド膜の表面に塩化アンモニウムの固化
物が形成されない。このため、反応開始剤となる水素イ
オンが塩化アンモニウムによって捕獲されないため、除
去されるべきフォトレジストが全部除去される。それゆ
え、パターン欠陥を防止あるいは緩和できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるフォトレジスト
パターンの形成方法を工程順に示す工程断面図である。
【図2】シリコン基板上におけるフォトレジストパター
ンの欠陥発生分布を示す比較図で、同図(a)が、この
例によるフォトレジストパターンの欠陥発生分布を示す
図、同図(b)が、従来法によるフォトレジストパター
ンの欠陥発生分布を示す図である。
【図3】従来技術を説明するための図で、化学増幅型レ
ジストのレジストパターンの形成方法を工程順に示す工
程断面図である。
【図4】同従来技術の欠点を説明するための工程断面図
である。
【符号の説明】
11 シリコン基板(基板) 13 ポリシリコン膜 14 WSi膜(金属シリサイド膜) 15 SiリッチWSi膜(金属シリサイド膜) 17 化学増幅型レジスト(フォトレジスト) 18 レジストパターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された金属シリサイド膜の
    上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト膜を形成
    した後、該フォトレジスト膜をリソグラフィ技術を用い
    てパターニングする方法であって、 前記フォトレジスト塗布前に、前記金属シリサイド膜の
    表層部をエッチング除去することを特徴とするフォトレ
    ジストパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記フオトレジスト塗布前に、前記金属
    シリサイド膜の表層部を所定の濃度の過酸化水素含有液
    でエッチング除去することを特徴とする請求項1記載の
    フォトレジストパターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 前記フオトレジスト塗布前に、まず、前
    記金属シリサイド膜の表層部をエッチング除去し、次
    に、前記金属シリサイド膜の表面を疎水化処理すること
    を特徴とする請求項1記載のフォトレジストパターンの
    形成方法。
  4. 【請求項4】 前記フォトレジストは、所定の部位に保
    護基が結合した状態ではアルカリ系溶剤に不溶化とな
    り、前記保護基が離脱した状態では前記アルカリ系溶剤
    に可溶化となるベース樹脂と、光が当たると、水素イオ
    ンを発生する光酸発生剤とを有し、該光酸発生剤が発生
    した水素イオンと、前記ベース樹脂との反応により前記
    保護基が離脱することで、前記ベース樹脂がアルカリ系
    溶剤に可溶となる化学増幅系フォトレジストであること
    を特徴とする請求項1記載のフォトレジストパターンの
    形成方法。
  5. 【請求項5】 前記過酸化水素含有液は、少なくともア
    ンモニアと過酸化水素と水とを含有してなることを特徴
    とする請求項2記載のフォトレジストパターンの形成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記過酸化水素含有液は、少なくとも硫
    酸と過酸化水素とを含有してなることを特徴とする請求
    項2記載のフォトレジストパターンの形成方法。
  7. 【請求項7】 前記金属シリサイド膜は、タングステン
    シリサイド膜又はチタンシリサイド膜であることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載のフォトレジストパター
    ンの形成方法。
  8. 【請求項8】 前記タングステンシリサイド膜は、少な
    くともジクロルシランと六フッ化タングステンとを原料
    として化学的気相成長法により形成された膜であること
    を特徴とする請求項7記載のフォトレジストパターンの
    形成方法。
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