JP2019003999A - 基板処理方法、基板処理装置、基板処理システム、基板処理システムの制御装置、半導体基板の製造方法および半導体基板 - Google Patents

基板処理方法、基板処理装置、基板処理システム、基板処理システムの制御装置、半導体基板の製造方法および半導体基板 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコン系膜に対してSi含有W膜を高い選択比で基板から除去することができる基板処理方法、基板処理装置、基板処理システム、基板処理システムの制御装置、半導体基板の製造方法および半導体基板を提供すること。【解決手段】実施形態に係る基板処理方法は、シリコン系膜を含む膜上にハードマスクとしてのSi(シリコン)含有W(タングステン)膜が成膜された基板に、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、基板からSi含有W膜を除去する。【選択図】図1C

Description

開示の実施形態は、基板処理方法、基板処理装置、基板処理システム、基板処理システムの制御装置、半導体基板の製造方法および半導体基板に関する。
従来、半導体基板のエッチング処理に使用されるハードマスクとして、カーボン膜などが用いられている(特許文献1参照)。
近年、新たなハードマスク材料として、たとえばWSi(タングステンシリサイド)膜やWSiN(窒化タングステンシリサイド)膜等のシリコン含有タングステン膜(以下、Si含有W膜と記載する)が注目されつつある。
特開2000−133710号公報
Si含有W膜は、従来のハードマスクよりも高い選択比を有する。しかしながら、ハードマスクとしてのSi含有W膜を基板から除去する場合に、周辺膜であるシリコン系膜をできるだけ除去することなくSi含有W膜を基板から除去すること、つまり、周辺膜に対してSi含有W膜を高い選択比で基板から除去する技術についての有用な知見は得られていない。
実施形態の一態様は、シリコン系膜に対してSi含有W膜を高い選択比で基板から除去することができる基板処理方法、基板処理装置、基板処理システム、基板処理システムの制御装置、半導体基板の製造方法および半導体基板を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板処理方法は、シリコン系膜を含む膜上にハードマスクとしてのSi(シリコン)含有W(タングステン)膜が成膜された基板に、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、基板からSi含有W膜を除去する。
実施形態の一態様によれば、シリコン系膜に対してSi含有W膜を高い選択比で基板から除去することができる。
図1Aは、第1の実施形態に係る基板処理方法の一例を示す図である。 図1Bは、第1の実施形態に係る基板処理方法の一例を示す図である。 図1Cは、第1の実施形態に係る基板処理方法の一例を示す図である。 図1Dは、第1の実施形態に係る基板処理方法の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る基板処理システムの一例を示すブロック図である。 図3は、成膜処理ユニットの構成の一例を示す図である。 図4は、エッチング処理ユニットの構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る処理ユニットの概略構成を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る処理ユニットにおける処理液供給系の構成の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る基板処理システムが実行する基板処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、第2の実施形態に係る処理ユニットにおける処理液供給系の構成の一例を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る処理ユニットにおける処理液供給系の構成の一例を示す図である。 図11Aは、第4の実施形態に係る処理ユニットの構成の一例を示す図である。 図11Bは、第4の実施形態に係る処理ユニットの構成の一例を示す図である。 図12Aは、第5の実施形態に係る処理ユニットの構成の一例を示す図である。 図12Bは、第5の実施形態に係る処理ユニットの構成の一例を示す図である。 図13は、除去液によるSi含有W膜の除去性能の実験結果を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理方法、基板処理装置、基板処理システム、基板処理システムの制御装置、半導体基板の製造方法および半導体基板の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
<基板処理方法>
まず、第1の実施形態に係る基板処理方法の一例について図1A〜図1Dを参照して説明する。図1A〜図1Dは、第1の実施形態に係る基板処理方法の一例を示す図である。
本実施形態に係る基板処理方法は、シリコン系膜を含む膜を有するシリコンウェハ等の半導体基板(以下、単に「ウェハW」と記載する)を対象とする。
ここでは、理解を容易にするために、シリコン系膜としてシリコン酸化膜のみを有するウェハを対象とする場合について説明するが、ウェハはシリコン酸化膜以外の膜を有していてもよい。また、シリコン系膜は、SiN膜やポリシリコン膜等であっても良い。
図1Aに示すように、第1の実施形態に係る基板処理方法では、まず、ウェハWのシリコン酸化膜111上にシリコン含有タングステン膜(以下、Si含有W膜と記載する)112を成膜する(成膜工程)。Si含有W膜112は、たとえば、WSi(タングステンシリサイド)膜またはWSiN(窒化タングステンシリサイド)膜である。
つづいて、図1Bに示すように、第1の実施形態に係る基板処理方法では、成膜工程後のウェハWをエッチングする(エッチング工程)。
具体的には、エッチング工程では、成膜工程において成膜したSi含有W膜112をハードマスクとして、シリコン酸化膜111の深さ方向に、たとえば500nm以上の凹部(トレンチ)113を形成する。
Si含有W膜112は、シリコン酸化膜111のエッチング条件ではエッチングされ難く、シリコン酸化膜111をSi含有W膜112に対して高い選択比でエッチングすることができる。したがって、凹部113の深さが500nm以上であっても、凹部113の開口幅bがSi含有W膜112の開口幅aに対して過剰に広がることを抑制することができる。
つづいて、図1Cに示すように、第1の実施形態に係る基板処理方法では、エッチング工程後のウェハWからSi含有W膜112を除去する。
具体的には、エッチング工程後のウェハWを保持した後(保持工程)、保持したウェハWに除去液を接触させることにより、ウェハWからSi含有W膜112を除去する(除去工程)。
第1の実施形態に係る除去液は、硫酸(H2SO4)、過酸化水素(H2O2)および水(H2O)の混合液である。
かかる除去液は、除去液中に含まれる過酸化水素が、Si含有W膜112中に含まれるタングステンと反応することにより、Si含有W膜112からタングステンを除去する。なお、反応式は、W+3H22→WO4 2-+2H++3H2Oである。
ここで、Si含有W膜112中には、タングステン同士が結合したもの(W−W結合)、タングステンとシリコンが結合したもの(W−Si結合)、シリコン同士が結合したもの(Si−Si結合)が混在する。過酸化水素は、これらのうち、W−W結合したものを除去することができる。しかしながら、過酸化水素だけでは、W−Si結合したものやSi−Si結合したもの、すなわち、Siを含むものをウェハWから除去することは困難であり、W−Si結合したものやSi−Si結合したものが残渣としてウェハW上に残るおそれがある。
そこで、第1の実施形態に係る基板処理方法では、除去液に硫酸を含有させることとした。硫酸の沸点は337度と高いため、除去液に硫酸を含有させることで、除去液の沸点を上げることができる。したがって、除去液をたとえば100度以上に加熱した状態でSi含有W膜112に供給することが可能となり、加熱による除去性能の向上により、Siを含むW−Si結合したものやSi−Si結合したものをウェハWから除去することができる。すなわち、ウェハWにSi含有W膜112の残渣を生じさせることなく、Si含有W膜112をウェハWから適切に除去することができる(図1D参照)。
また、除去液に硫酸を含有させることで、硫酸と過酸化水素との反応熱が発生し、かかる反応熱によって除去液が加熱される。したがって、必ずしも外部から熱を加えずとも、除去液をたとえば100度以上に加熱することが可能である。
ところで、過酸化水素がタングステンと反応することにより、除去液中の過酸化水素は減少し、過酸化水素が減少することで、除去液の除去性能は低下する。
これに対し、第1の実施形態に係る基板処理方法によれば、除去液に含有される水が、2H2O→H22+2H++3e-の反応を起こすことにより、除去液中に過酸化水素が補充される。したがって、過酸化水素の減少によるSi含有W膜112除去性能の低下を抑えることができる。
さらに、第1の実施形態に係る除去液は、周辺膜であるシリコン系膜(ここでは、シリコン酸化膜111)中のシリコンと反応する化合物(たとえばアンモニアなど)を含まない。このため、周辺膜であるシリコン系膜を除去することなく、ハードマスクとしてのSi含有W膜112をウェハWから除去することができる。
以上のように、第1の実施形態に係る基板処理方法によれば、シリコン系膜に対してSi含有W膜112を高い選択比でウェハWから除去することができる。
ここで、除去液によるSi含有W膜112の除去性能の実験結果について図13を参照して説明する。図13は、除去液によるSi含有W膜112の除去性能の実験結果を示す図である。
本発明者は、除去液によるSi含有W膜112の除去性能を、Si含有W膜112におけるタングステンの割合と、除去液における水の割合とを変えつつ複数回行った。各実験の手順は、次の通りである。
まず、Si含有W膜112が成膜されたウェハWと除去液を用意する。具体的には、Si含有W膜112については、タングステンの割合(原子パーセント)を56%、62%、73%で変化させた3種類のWSi膜と、タングステンの割合を56%、73%、94%で変化させた3種類のWSiN膜を用意した。除去液については、水の割合(重量パーセント)を15%、50%、70%で変化させた3種類の除去液を用意した。硫酸と過酸化水素の比率(重量比)は2:1である。なお、本発明者は、硫酸と過酸化水素の比率を変えて同様の実験を行い、硫酸と過酸化水素の比率が2:1の場合と同様の結果が得られることを確認している。
つづいて、ウェハWを除去液に30〜300秒間接触させた後、ウェハWをリンス液(純水)に30秒間接触させ、その後、N2(窒素)を吹き付けて乾燥させる。そして、乾燥後のウェハWに対して目視およびSEM(走査型電子顕微鏡)による観察を行い、Si含有W膜112がウェハWから除去されたか否かを確認した。
図13では、Si含有W膜112の除去性能を「○」、「△」、「×」の3段階で示している。具体的には、「○」は、ウェハWを除去液に接触させた後、30秒以内にSi含有W膜112が除去されたことを示す。また、「△」は、ウェハWを除去液に接触させた後、30秒超300秒以内にSi含有W膜112が除去されたことを示す。また、「×」は、ウェハWを除去液に接触させた後、300秒経過してもSi含有W膜112が除去されなかったことを示す。
上記実験の結果、図13に示すように、Si含有W膜112におけるタングステンの割合が73%以上であり、かつ、除去液における水の割合が50%以上であれば、上述した効果を発揮し得ることがわかった。より好ましくは、Si含有W膜112におけるタングステンの割合が73%以上であり、かつ、除去液における水の割合が70%以上である。
なお、Si含有W膜112がWSi膜である場合、WSi膜におけるタングステンの割合が56%以上であり、かつ、除去液における水の割合が70%以上であれば、上述した効果を発揮し得る。より好ましくは、WSi膜におけるタングステンの割合が62%以上であり、かつ、除去液における水の割合が70%以上である。
<基板処理システムの構成>
次に、本実施形態に係る基板処理システムの構成の一例について図2を参照して説明する。図2は、第1の実施形態に係る基板処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、基板処理システム100は、成膜装置200と、エッチング装置300と、基板処理装置1とを備える。
成膜装置200は、上述した成膜工程を行う装置である。成膜装置200は、成膜処理ユニット201を備える。成膜処理ユニット201の構成については、図3を用いて後述する。
なお、ここでは図示を省略するが、成膜装置200は、成膜処理ユニット201の他に、たとえば、ウェハWが載置される載置部や載置部に載置されたウェハWを成膜処理ユニット201へ搬送する搬送装置等を備える。
エッチング装置300は、上述したエッチング工程を行う装置である。エッチング装置300は、エッチング処理ユニット301を備える。エッチング処理ユニット301の構成については、図4を用いて後述する。
なお、ここでは図示を省略するが、エッチング装置300は、エッチング処理ユニット301の他に、たとえば、ウェハWが載置される載置部や載置部に載置されたウェハWをエッチング処理ユニット301へ搬送する搬送装置等を備える。
基板処理装置1は、上述した保持工程および除去工程を行う装置である。基板処理装置1の構成については、図5および図6等を用いて後述する。
基板処理装置1、成膜装置200およびエッチング装置300には、それぞれ制御装置4,400,500が接続される。制御装置4,400,500は、それぞれ制御部18,401,501と記憶部19,402,502とを備える。
制御部18,401,501は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。制御部18,401,501は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより、基板処理装置1、成膜装置200およびエッチング装置300の動作を制御する。
なお、上記プログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録されていたものであって、その記録媒体から制御装置の記憶部にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
記憶部19,402,502は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
<成膜処理ユニットの構成>
次に、成膜装置200が備える成膜処理ユニット201の構成の一例について図3を参照して説明する。図3は、成膜処理ユニット201の構成の一例を示す図である。
図3に示すように、成膜処理ユニット201は、一度に複数枚、たとえば50〜150枚のウェハWを処理することができるバッチ式の処理装置として構成され、天井部を備えた筒状の断熱体211と、断熱体211の内周面に設けられたヒータ212とを有する加熱炉210を備えている。
加熱炉210内には、たとえば石英からなる処理容器220が挿入されている。そして、上記ヒータ212は処理容器220の外側を囲繞するように設けられている。
処理容器220の内部には、ウェハボート230が配置される。ウェハボート230は、石英で形成され、たとえば50〜150枚のウェハWを所定間隔のピッチで積み重ねて収容する。ウェハボート230は、図示しない昇降機構によって昇降することにより、処理容器220への搬入搬出が可能となっている。
また、成膜処理ユニット201は、成膜原料を含んだ処理ガスを処理容器220内へ導入する処理ガス供給機構240と、処理容器220内へパージガス等として用いられる不活性ガスを導入する不活性ガス供給機構250とを有している。
処理ガス供給機構240は、処理ガスを供給する処理ガス供給源241と、処理ガス供給源241から処理ガスを処理容器220内へ導く処理ガス配管242とを備える。処理ガス配管242には、流量制御器243および開閉弁244が設けられる。なお、処理ガス供給源241は、処理ガスとして、たとえばWF6(六フッ化タングステン)ガスやSiH4(モノシラン)ガスを供給する。
不活性ガス供給機構250は、不活性ガス供給源251と、不活性ガス供給源251から不活性ガスを処理容器220へ導く不活性ガス配管252とを備える。不活性ガス配管252には、マスフローコントローラのような流量制御器253および開閉弁254が設けられている。不活性ガスとしては、N2ガスや、Arガスのような希ガスを用いることができる。
また、処理容器220には、排気管261が接続されており、排気管261には、圧力調整バルブ等を含む圧力調整機構262を介して真空ポンプ263が接続される。これにより、真空ポンプ263で処理容器220内を排気しつつ圧力調整機構262で処理容器220内を所定の圧力に調整することが可能である。
なお、成膜処理ユニット201は、上記の構成に限定されるものではなく、たとえば、SiターゲットとWターゲットとを備えたPVD(Physical Vapor Deposition)装置であってもよい。この場合、成膜処理ユニット201は、処理容器内にArガスを供給しつつ処理容器内を所定の真空度に維持した状態で、処理容器内にプラズマを発生させる。これにより、プラズマ中のArイオンがSiターゲットおよびWターゲットをスパッタしてSi粒子およびW粒子を叩き出し、叩き出されたSi粒子およびW粒子がウェハW上に堆積することでSi含有W膜112が成膜される。
<エッチング処理ユニットの構成>
次に、エッチング装置300が備えるエッチング処理ユニット301の構成について図4を参照して説明する。図4は、エッチング処理ユニット301の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、エッチング処理ユニット301は、ウェハWを収容する密閉構造のチャンバ310を備えており、チャンバ310内には、ウェハWを水平状態で載置する載置台320が設けられる。載置台320は、ウェハWを冷却したり、加熱したりして所定の温度に調節する温調機構330を備える。チャンバ310の側壁にはウェハWを搬入出するための図示しない搬入出口が設けられる。
チャンバ310の天井部には、シャワーヘッド340が設けられる。シャワーヘッド340には、ガス供給管350が接続される。このガス供給管350には、バルブ360を介してエッチングガス供給源370が接続されており、エッチングガス供給源370からシャワーヘッド340に対して所定のエッチングガスが供給される。シャワーヘッド340は、エッチングガス供給源370から供給されるエッチングガスをチャンバ310内へ供給する。
なお、エッチングガス供給源370から供給されるエッチングガスは、たとえばCH3Fガス、CH2F2ガス、CF4ガス、O2ガス、Arガス源などである。
チャンバ310の底部には排気ライン380を介して排気装置390が接続される。チャンバ310の内部の圧力は、かかる排気装置390によって減圧状態に維持される。
<基板処理装置の構成>
次に、基板処理装置1の構成の一例について図5を参照して説明する。図5は、第1の実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図5に示すように、基板処理装置1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚のウェハWを水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
上記のように構成された基板処理装置1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
<処理ユニットの構成>
次に、処理ユニット16の構成について図6を参照して説明する。図6は、第1の実施形態に係る処理ユニット16の概略構成を示す図である。
図6に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウェハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
次に、処理ユニット16における処理液供給系の構成の一例について図7を参照して説明する。図7は、第1の実施形態に係る処理ユニット16における処理液供給系の構成の一例を示す図である。
たとえば、図7に示すように、処理ユニット16は、処理流体供給部40として、除去液供給ノズル41と、DIW供給ノズル42とを備える。除去液供給ノズル41は、ウェハWに対して除去液を供給するノズルであり、DIW供給ノズル42は、ウェハWに対してリンス液としてのDIWを供給するノズルである。
処理流体供給源70は、除去液の供給系として、除去液供給源711と、除去液供給路721と、温度調整部731と、バルブ741とを備える。
除去液供給源711は、除去液すなわち硫酸、過酸化水素および水の混合液を貯留するタンクである。除去液供給路721は、除去液供給源711と除去液供給ノズル41とを接続する配管である。温度調整部731は、除去液供給路721に設けられ、除去液供給路721を流通する除去液を加熱する。温度調整部731は、たとえばヒータである。バルブ741は、除去液供給路721に設けられ、除去液供給路721を開閉する。
バルブ741が閉状態から開状態へと駆動することで、除去液供給源711に予め貯留された除去液が除去液供給路721を流通し、温度調整部731によってたとえば100度以上に加熱されて、除去液供給ノズル41からウェハWへ供給される。
また、処理流体供給源70は、DIWの供給系として、DIW供給源712と、DIW供給路722と、バルブ742とを備える。そして、バルブ742が閉状態から開状態へ駆動することで、DIW供給源712からDIW供給路722を介してDIW供給ノズル42にDIWが供給され、DIW供給ノズル42からウェハWにDIWが供給される。
<基板処理システムの具体的動作>
次に、基板処理システム100の具体的動作の一例について図8を参照して説明する。図8は、第1の実施形態に係る基板処理システム100が実行する基板処理の手順の一例を示すフローチャートである。図8に示す各処理手順は、制御部18,401,501の制御に従って実行される。
図8に示すように、基板処理システム100では、まず、シリコン酸化膜111を有するウェハWを成膜装置200の成膜処理ユニット201に搬入する。そして、成膜処理ユニット201において、シリコン酸化膜111上にハードマスクとしてのSi含有W膜112を成膜する成膜処理が行われる(ステップS101)。
具体的には、まず、処理容器220内を所定の温度、たとえば200〜500℃に制御し、大気圧の状態で、複数のウェハWを搭載したウェハボート230を処理容器220内に挿入する。その状態から真空引きを行って処理容器220内を真空状態とする。つづいて、処理容器220内を所定の低圧状態、たとえば133.3Pa(1.0Torr)に調圧し、ウェハWの温度を安定化させる。この状態で、処理ガス供給機構240により処理ガスを処理容器220内に導入し、ウェハW表面で処理ガスを熱分解させるCVDにより、ウェハW表面にSi含有W膜112を成膜する。その後、処理容器220内に不活性ガス供給機構250から不活性ガスを供給して、処理容器220内をパージし、引き続き処理容器220内を真空ポンプ263により真空引きし、その後、処理容器220内を大気圧に戻して処理を終了する。これにより、ウェハWのシリコン酸化膜111上にハードマスクとしてのSi含有W膜112が成膜される。
成膜処理後のウェハWは、成膜装置200から搬出された後、エッチング装置300のエッチング処理ユニット301に搬入される。そして、エッチング処理ユニット301において、Si含有W膜112をハードマスクとしてウェハWのシリコン酸化膜111をエッチングするエッチング処理が行われる(ステップS102)。
具体的には、排気装置390を用いてチャンバ310の内部を減圧した後、シャワーヘッド340からチャンバ310内にエッチングガスを供給することによって載置台320に載置されたウェハWをドライエッチングする。これにより、ウェハWに凹部113が形成される。
エッチング処理後のウェハWは、エッチング装置300から搬出された後、基板処理装置1の処理ユニット16に搬入される。処理ユニット16に搬入されたウェハWは、シリコン酸化膜111上にSi含有W膜112が成膜された面を上方に向けた状態で保持部31によって水平に保持される。その後、処理ユニット16において、ウェハWからSi含有W膜112を除去する除去処理が行われる(ステップS103)。
具体的には、除去処理では、処理流体供給部40の除去液供給ノズル41がウェハWの中央上方に位置する。その後、バルブ741が所定時間開放されることによって、除去液供給ノズル41からウェハWに対して除去液が供給される。ウェハWに供給された除去液は、駆動部33(図6参照)によるウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面に広がる。これにより、Si含有W膜112がウェハWから除去される。
つづいて、処理ユニット16では、ウェハWの表面をDIWですすぐリンス処理が行われる(ステップS104)。かかるリンス処理では、DIW供給ノズル42がウェハWの中央上方に位置する。その後、バルブ742が所定時間開放されることによって、DIW供給ノズル42から回転するウェハWの表面へDIWが供給され、ウェハWから除去(剥離)されたSi含有W膜112およびウェハW上に残存する除去液がDIWによって洗い流される。
つづいて、処理ユニット16では、ウェハWの回転速度を所定時間増加させることによってウェハWの表面に残存するDIWを振り切ってウェハWを乾燥させる乾燥処理が行われる(ステップS105)。その後、ウェハWの回転が停止する。
乾燥処理後のウェハWは、基板搬送装置17によって処理ユニット16から取り出され、受渡部14および基板搬送装置13を経由して、キャリア載置部11に載置されたキャリアCに収容される。これにより、1枚のウェハWについての一連の基板処理が完了する。
上述してきたように、第1の実施形態に係る基板処理システム100は、成膜装置200と、エッチング装置300と、基板処理装置1とを備える。成膜装置200は、シリコン酸化膜111を含む膜を有するウェハW(基板の一例)にSi含有W膜112を成膜する。エッチング装置300は、成膜装置200によってSi含有W膜112が成膜されたウェハWをエッチングする。基板処理装置1は、エッチング装置300によってエッチングされたウェハWからSi含有W膜112を除去する。また、基板処理装置1は、保持部31と、処理流体供給部40および処理流体供給源70を備える。保持部31は、ウェハWを保持する。処理流体供給部40および処理流体供給源70は、保持部31によって保持されたウェハWに、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、ウェハWからSi含有W膜112を除去する。
したがって、第1の実施形態に係る基板処理システム100によれば、Si含有W膜112をウェハWから適切に除去することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係る処理ユニットにおける処理液供給系の構成の一例を示す図である。図9に示すように、第2の実施形態に係る処理流体供給源70Aは、硫酸水溶液の供給系と、過酸化水素水の供給系とを備える。
処理流体供給源70Aは、硫酸水溶液の供給系として、硫酸水溶液供給源713と、硫酸水溶液供給路723と、バルブ743とを備える。
硫酸水溶液供給源713は、たとえばタンクであり、硫酸水溶液を貯留するタンクである。たとえば、硫酸水溶液供給源713には、20%の濃度に希釈された硫酸水溶液が貯留される。
硫酸水溶液供給路723は、硫酸水溶液供給源713と後述する混合部750とを接続する配管である。バルブ743は、硫酸水溶液供給路723に設けられ、硫酸水溶液供給路723を開閉する。
また、処理流体供給源70Aは、過酸化水素水供給系として、過酸化水素水供給源714と、過酸化水素水供給路724と、バルブ744とを備える。過酸化水素水供給源714は、たとえばタンクであり、過酸化水素水を貯留する。
過酸化水素水供給路724は、過酸化水素水供給源714と後述する混合部750とを接続する配管である。バルブ744は、過酸化水素水供給路724を開閉する。
また、処理流体供給源70Aは、DIWの供給系として、DIW供給源712と、DIW供給路722と、バルブ742とを備える。
処理ユニット16Aは、混合部750と除去液供給路760とを備える。混合部750は、硫酸水溶液供給路723から所定の流速で供給される硫酸と、過酸化水素水供給路724から所定の流速で供給される過酸化水素水とを流速を持つ状態で予め設定された混合比で混合して混合液である除去液を生成する。たとえば、混合部750は、硫酸水溶液と過酸化水素水とを=2:1の割合で混合する。
混合部750は、処理ユニット16Aのチャンバ20(図6参照)内に配置される。たとえば、混合部750は、除去液供給ノズル41を保持するアームに設けることができる。
除去液供給路760は、混合部750と除去液供給ノズル41とを接続し、混合部750において生成された除去液を除去液供給ノズル41へ供給する。
ここで、混合部750は、硫酸水溶液と過酸化水素との反応熱による温度上昇によってウェハW上における除去液の温度が最大値を含む所定範囲内となる位置で、硫酸水溶液と過酸化水素水とを混合して除去液を生成する。具体的には、硫酸水溶液と過酸化水素水とを混合した後の反応熱に伴う除去液の温度変化を実験等により予め計測しておき、上記反応熱による温度上昇によって除去液の温度が最大値を含む所定範囲内となるときに、除去液がウェハWに接触するように、除去液供給路760の長さが設定される。
たとえば、混合部750は、硫酸水溶液と過酸化水素水との反応熱による温度上昇によってウェハW上における除去液の温度が100度以上となる位置で、硫酸水溶液と過酸化水素水とを混合して除去液を生成する。
次に、第2の実施形態に係る除去処理について説明する。第2の実施形態に係る除去処理では、エッチング処理後のウェハWを保持部31により保持した後、処理流体供給部40の除去液供給ノズル41をウェハWの中央上方に位置させる。
その後、バルブ743およびバルブ744が所定時間開放されることにより、硫酸水溶液と過酸化水素水とが混合部750に流入して除去液が生成される。
その後、混合部750において生成された除去液が除去液供給ノズル41からウェハWへ供給される。ウェハWに供給された除去液は、駆動部33によるウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面に広がる。これにより、Si含有W膜112がウェハWから除去される。
このように、第2の実施形態に係る処理ユニット16Aは、処理流体供給部40および処理流体供給源70Aを備える。具体的には、処理ユニット16Aは、硫酸水溶液供給路723と、過酸化水素水供給路724と、混合部750と、除去液供給ノズル41とを備える。硫酸水溶液供給路723は、硫酸水溶液を供給する硫酸水溶液供給源713から供給される硫酸水溶液が流通する。過酸化水素水供給路724は、過酸化水素水を供給する過酸化水素水供給源714から供給される過酸化水素水が流通する。混合部750は、硫酸水溶液と過酸化水素水との反応熱による温度上昇によってウェハW上における除去液の温度が最大値を含む所定範囲内となる位置で、硫酸水溶液と過酸化水素水とを混合して除去液を生成する。
このように、第2の実施形態に係る処理ユニット16Aによれば、硫酸と過酸化水素との反応による反応熱を利用することで、Si含有W膜112のうち、W−W結合したものやW−Si結合したものだけでなく、Si−Si結合したものもウェハWから適切に除去することができる。
また、処理ユニット16Aによれば、生成された除去液も流速を持つためすぐにウェハWへと到達するので、たとえば除去液を予め生成してタンクに貯留しておく場合と比較して、より新鮮な、言い換えれば、Si含有W膜112の除去性能が低下する前の除去液をウェハWへ供給することができる。したがって、第2の実施形態に係る処理ユニット16Aによれば、Si含有W膜112をより適切に除去することができる。
なお、処理ユニット16Aは、硫酸水溶液供給路723を流通する硫酸水溶液を加熱する温度調整部を備えていてもよい。温度調整部は、たとえばヒータである。
また、処理ユニット16Aは、所望の濃度よりも高濃度の除去液を混合部750において生成して除去液供給ノズル41からウェハWへ供給するとともに、DIW供給ノズル42からウェハWへDIWを供給して、高濃度の除去液をウェハW上でDIWにより希釈することにより所望の濃度の除去液を生成するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態に係る処理ユニットにおける処理液供給系の構成の一例を示す図である。図10に示すように、第3の実施形態に係る処理ユニット16Bは、処理流体供給部40Bとして、DIW供給ノズル42と、硫酸水溶液供給ノズル43と、過酸化水素水供給ノズル44とを備える。
硫酸水溶液供給ノズル43は、ウェハWに対して硫酸水溶液を供給するノズルであり、過酸化水素水供給ノズル44は、ウェハWに対して過酸化水素水を供給するノズルである。
処理流体供給源70Bは、硫酸水溶液の供給系として、硫酸水溶液供給源713と、硫酸水溶液供給路723と、バルブ743とを備え、硫酸水溶液供給路723は、硫酸水溶液供給ノズル43に接続される。
また、処理流体供給源70Bは、過酸化水素水の供給系として、過酸化水素水供給源714と、過酸化水素水供給路724と、バルブ744とを備え、過酸化水素水供給路724は、過酸化水素水供給ノズル44に接続される。
また、処理流体供給源70Bは、DIWの供給系として、DIW供給源712と、DIW供給路722と、バルブ742とを備え、DIW供給路722は、DIW供給ノズル42に接続される。
次に、第3の実施形態に係る除去処理について説明する。第3の実施形態に係る除去処理では、エッチング処理後のウェハWが保持部31により保持された後、処理流体供給部40Bの硫酸水溶液供給ノズル43および過酸化水素水供給ノズル44がウェハWの上方に位置する。その後、バルブ743およびバルブ744が所定時間開放されることにより硫酸水溶液と、過酸化水素水とがそれぞれ硫酸水溶液供給ノズル43および過酸化水素水供給ノズル44からウェハWへ供給される。硫酸水溶液および過酸化水素水の流量は、所定の流量比となるようにバルブ743およびバルブ744によって調整される。たとえば、硫酸水溶液および過酸化水素水の流量比は2:1に調整される。
ウェハWに供給された硫酸水溶液および過酸化水素水がウェハW上で混合されることにより、ウェハW上で除去液が生成される。生成された除去液は、駆動部33によるウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面に広がる。これにより、Si含有W膜112がウェハWから除去される。
このように、第3の実施形態に係る処理ユニット16Bは、処理流体供給部40Bおよび処理流体供給源70Bを備える。具体的には、処理ユニット16Bは、硫酸水溶液供給路723と、過酸化水素水供給路724と、硫酸水溶液供給ノズル43と、過酸化水素水供給ノズル44とを備える。硫酸水溶液供給路723は、硫酸水溶液を供給する硫酸水溶液供給源713から供給される硫酸水溶液が流通する。過酸化水素水供給路724は、過酸化水素水を供給する過酸化水素水供給源714から供給される過酸化水素水が流通する。硫酸水溶液供給ノズル43は、硫酸水溶液供給路723を流通する硫酸水溶液をウェハWに供給する。過酸化水素水供給ノズル44は、過酸化水素水供給路724を流通する過酸化水素水をウェハWに供給する。そして、第3の実施形態に係る除去処理においては、保持部31により保持したウェハWに対し、硫酸水溶液と過酸化水素水とを供給することによってウェハW上で除去液を生成することにより、Si含有W膜112を除去する。
かかる処理ユニット16Bによれば、混合部750を備える構成と比較して、生成されて間もない比較的新鮮な除去液をより簡易な構成でウェハWへ供給することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。図11Aおよび図11Bは、第4の実施形態に係る処理ユニット16Cの構成の一例を示す図である。
図11Aに示すように、第4の実施形態に係る処理ユニット16Cは、加熱部60を備える。加熱部60は、たとえば抵抗加熱ヒータやランプヒータなどであり、保持部31の上方において保持部31とは別体に配置される。なお、加熱部60は、保持部31に一体的に設けられてもよい。たとえば、加熱部60は、保持部31に内蔵されてもよい。
次に、第4の実施形態に係る除去処理について説明する。第4の実施形態に係る除去処理では、保持部31により保持されたエッチング処理後のウェハWの上面に除去液の液膜を形成する(液膜形成処理)。
たとえば、図11Aに示すように、除去液供給ノズル41からウェハWに除去液を供給し、駆動部33(図6参照)によってウェハWを回転させることにより、ウェハW上に除去液の液膜が形成される。
なお、上記の例に限らず、硫酸水溶液供給ノズル43および過酸化水素水供給ノズル44から硫酸水溶液および過酸化水素水を回転するウェハWへ供給し、ウェハW上で除去液を生成することにより、ウェハW上に除去液の液膜を形成してもよい。
つづいて、図11Bに示すように、液膜形成処理後、ウェハW上に除去液の液膜が形成された状態を所定時間維持する(維持処理)。具体的には、ウェハWの回転を停止し、除去液供給ノズル41からウェハWへの除去液の供給を停止することにより、同一の除去液をウェハW上に所定時間滞留させる。
また、維持処理において、処理ユニット16Cは、加熱部60を用いてウェハW上の除去液を加熱することにより、ウェハW上の除去液を一定の温度に保つ。これにより、温度の低下による除去性能の低下を抑制することができる。
このように、第4の実施形態に係る処理ユニット16Cは、除去処理において、保持部31により保持したウェハW上に除去液の液膜を形成する液膜形成処理と、液膜形成処理後、ウェハW上に除去液の液膜が形成された状態を所定時間維持する維持処理とを行う。具体的には、処理ユニット16Cは、維持処理において、同一の除去液をウェハW上に所定時間滞留させる。
これにより、ウェハW上の除去液を置換し続ける場合と比較して、Si含有W膜112の除去効率を高めることができる。また、除去液の使用量を削減することができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。図12Aおよび図12Bは、第5の実施形態に係る処理ユニットの構成の一例を示す図である。
図12Aに示すように、第5の実施形態に係る処理ユニット16Eは、蓋体1010を備える。蓋体1010は、保持部31の上方に配置される。蓋体1010は、保持部31に保持されたウェハWと対向し、その対向面は、ウェハWと同径もしくはウェハWよりも大径の平面となっている。
蓋体1010には、ヒータ等の加熱部1011が内蔵される。なお、加熱部1011は、保持部31に内蔵されてもよいし、蓋体1010および保持部31の両方に内蔵されてもよい。また、処理ユニット16Eは、蓋体1010を昇降させる昇降部1012を備える。
次に、第5の実施形態に係る除去処理について説明する。第5の実施形態に係る除去処理では、保持部31により保持されたエッチング処理後のウェハWの上面に除去液の液膜を形成する(液膜形成処理)。
たとえば、除去液供給ノズル41(図7等参照)からウェハWに除去液を供給し、駆動部33(図6参照)によってウェハWを回転させることにより、ウェハW上に除去液の液膜が形成される。あるいは、硫酸水溶液供給ノズル43および過酸化水素水供給ノズル44(図10参照)から硫酸水溶液および過酸化水素水を回転するウェハWへ供給し、ウェハW上で除去液を生成することにより、ウェハW上に除去液の液膜を形成してもよい。
つづいて、液膜形成処理後、ウェハWの回転を停止し、除去液供給ノズル41からウェハWへの除去液あるいは硫酸水溶液および過酸化水素水の供給を停止した後、図12Bに示すように、昇降部1012を用いて蓋体1010を降下させることによって蓋体1010を除去液の液膜に接触させる。そして、蓋体1010が除去液の液膜に接触した状態で、加熱部1011を用いて除去液を加熱しながら、ウェハW上に同一の除去液を所定時間滞留させる(維持処理)。
本発明者らは、除去液を加熱することにより除去液からガスが発生することを突き止めた。また、本発明者らは、除去液からガスが抜け出ることで、除去液のSi含有W膜112との反応性が低下することを突き止めた。そこで、第5の実施形態では、除去液の液膜に蓋体1010を接触させて液膜の露出面積を小さくすることにより、除去液からガスが極力抜け出ないようにした。これにより、ガスの発生に起因する除去液の反応性の低下を抑制することができる。
その後、加熱部1011による加熱を停止し、昇降部1012を用いて蓋体1010を上昇させた後、駆動部33(図6参照)を用いて保持部31を回転させて、ウェハWから除去液を除去する。つづいて、ウェハWに対してDIW供給ノズル42(図7等参照)からリンス液であるDIWを供給することによってウェハW上に残存する除去液を除去する(リンス処理)。
つづいて、ウェハWの回転数を増加させることにより、ウェハWからDIWを除去して、ウェハWを乾燥させる(乾燥処理)。その後、ウェハWの回転を停止させ、ウェハWを処理ユニット16Eから搬出することにより、基板処理が完了する。
なお、上述した各実施形態では、ウェハWを下方から吸着保持する保持部31を例に挙げて説明したが、たとえば、複数の把持部を用いてウェハWの周縁部を把持するタイプの保持部を用いて除去処理を行ってもよい。
(その他の実施形態)
上述した各実施形態では、ウェハWに対して除去液を供給した後、リンス処理および乾燥処理を行うこととした。しかし、これに限らず、ウェハWに対して除去液を供給した後、リンス処理を行う前に、ウェハWに対して過酸化水素水を供給する処理を行ってもよい。たとえば、図9に示す処理ユニット16Aまたは図10に示す処理ユニット16Bにおいて、バルブ743およびバルブ744を所定時間開放した後、バルブ743のみを閉じ、バルブ744のみをさらに所定時間開放することにより、リンス処理の前に、ウェハWに過酸化水素水を供給することができる。
また、上述してきた各実施形態では、除去液供給ノズル41からウェハWに対して除去液を供給したり、硫酸水溶液供給ノズル43および過酸化水素水供給ノズル44から硫酸水溶液および過酸化水素水を個別に供給したりすることで、ウェハWに除去液を接触させることとした。しかし、ウェハWに除去液を接触させる方法は、これに限定されない。
たとえば、複数枚のウェハWを保持可能なバッチ(保持部の一例)にウェハWを保持させた後(保持工程)、処理槽に貯留した除去液にバッチを浸漬させることで、ウェハWに除去液を接触させてウェハWからSi含有W膜112を除去する(除去工程)。これにより、バッチに保持された複数枚のウェハWを一度に処理することが可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
1 基板処理装置
30 基板保持機構
40 処理流体供給部
41 除去液供給ノズル
42 DIW供給ノズル
43 硫酸水溶液供給ノズル
44 過酸化水素水供給ノズル
70 処理流体供給源
100 基板処理システム
111 シリコン酸化膜
112 Si含有W膜
113 凹部
201 成膜処理ユニット
301 エッチング処理ユニット
711 除去液供給源
712 DIW供給源
713 硫酸水溶液供給源
714 過酸化水素水供給源
721 除去液供給路
722 DIW供給路
723 硫酸水溶液供給路
724 過酸化水素水供給路
731 温度調整部
741〜744 バルブ
750 混合部
760 除去液供給路

Claims (16)

  1. シリコン系膜を含む膜上にハードマスクとしてのSi(シリコン)含有W(タングステン)膜が成膜された基板に、
    硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、前記基板から前記Si含有W膜を除去することを特徴とする基板処理方法。
  2. 前記Si含有W膜を除去することは、
    前記基板上に前記除去液を供給することに先立ち、硫酸水溶液と過酸化水素水との反応熱による温度上昇によって前記基板上における前記除去液の温度が最大値を含む所定範囲内となる位置で、硫酸水溶液と過酸化水素水とを混合して前記除去液を生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記Si含有W膜を除去することは、
    前記基板上に前記除去液を供給することに先立ち、硫酸水溶液と過酸化水素水との反応熱による温度上昇によって前記基板上における前記除去液の温度が100度以上となる位置で、硫酸水溶液と過酸化水素水とを混合して前記除去液を生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の基板処理方法。
  4. 前記Si含有W膜を除去することは、
    硫酸水溶液と過酸化水素水とを前記基板上で混合することにより前記除去液を生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の基板処理方法。
  5. 前記Si含有W膜を除去することは、
    前記基板上に前記除去液の液膜を形成し、
    前記液膜を形成後、前記基板上に前記除去液の液膜が形成された状態を所定時間維持すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基板処理方法。
  6. 前記基板上に前記除去液の液膜が形成された状態を所定時間維持することは、
    前記液膜を形成後、前記除去液を前記基板上に所定時間滞留させること
    を特徴とする請求項5に記載の基板処理方法。
  7. 前記Si含有W膜を除去することは、
    前記基板上に前記除去液の液膜を形成し、
    前記液膜を形成後、前記基板と対向する側に平面を有する蓋体を前記液膜に接触させた状態で、前記除去液を加熱すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の基板処理方法。
  8. 前記Si含有W膜におけるタングステンの割合は、73%以上であり、
    前記除去液における水の割合は、50%以上であること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の基板処理方法。
  9. シリコン酸化膜を含む膜上にハードマスクとしてのSi(シリコン)含有W(タングステン)膜が成膜された基板を保持し、
    保持された前記基板に、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、前記基板から前記Si含有W膜を除去する処理ユニット
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  10. 前記処理ユニットは、
    硫酸水溶液を供給する硫酸水溶液供給源から供給される硫酸水溶液が流通する硫酸水溶液供給路と、過酸化水素水を供給する過酸化水素水供給源から供給される過酸化水素水が流通する過酸化水素水供給路と、に接続され、前記硫酸水溶液供給路を流通する硫酸水溶液と、前記過酸化水素水供給路を流通する過酸化水素水とを混合する混合部と、
    前記混合部によって生成される前記除去液を前記基板に供給する除去液供給ノズルと
    を備え、
    前記混合部は、
    硫酸水溶液と過酸化水素水との反応熱による温度上昇によって前記基板上における前記除去液の温度が最大値を含む所定範囲内となる位置で、硫酸水溶液と過酸化水素水とを混合して前記除去液を生成すること
    を特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記処理ユニットは、
    硫酸水溶液を供給する硫酸水溶液供給源から供給される硫酸水溶液が流通する硫酸水溶液供給路に接続される硫酸水溶液供給ノズルと、
    過酸化水素水を供給する過酸化水素水供給源から供給される過酸化水素水が流通する過酸化水素水供給路に接続される過酸化水素水供給ノズルと
    を備え、
    前記硫酸水溶液供給ノズルは、前記硫酸水溶液供給路を流通する硫酸水溶液を前記基板に供給し、
    前記過酸化水素水供給ノズルは、前記過酸化水素水供給路を流通する過酸化水素水を前記基板に供給すること
    を特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  12. 前記処理ユニットは、
    前記基板を保持する保持部と、
    前記保持部に保持された前記基板と対向する側に平面を有する蓋体と、
    前記蓋体または前記保持部に内蔵された加熱部と、
    前記蓋体を昇降させる昇降部と
    を備え、
    前記基板上に前記除去液の液膜を形成した後、前記昇降部を用いて前記蓋体を降下させることによって前記蓋体を前記液膜に接触させた状態で、前記加熱部を用いて前記除去液を加熱すること
    を特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  13. シリコン系膜を含む膜を有する基板にハードマスクとしてのSi(シリコン)含有W(タングステン)膜を成膜する成膜装置と、
    前記成膜装置によって前記Si含有W膜が成膜された基板をエッチングするエッチング装置と、
    前記エッチング装置によってエッチングされた基板から前記Si含有W膜を除去する基板処理装置と
    を備え、
    前記基板処理装置は、
    前記基板を保持し、前記保持された基板に、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、前記基板から前記Si含有W膜を除去する処理ユニット
    を備えることを特徴とする基板処理システム。
  14. シリコン系膜を含む膜を有する基板にSi(シリコン)含有W(タングステン)膜を成膜する成膜装置と、前記成膜装置によって前記Si含有W膜が成膜された基板をエッチングするエッチング装置と、前記エッチング装置によってエッチングされた基板から前記Si含有W膜を除去する基板処理装置とを備える基板処理システムの制御装置であって、
    前記基板処理装置に、前記基板を保持させ、前記保持された基板に、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、前記基板から前記Si含有W膜を除去するよう制御することを特徴とする基板処理システムの制御装置。
  15. シリコン系膜を含む膜上にハードマスクとしてのSi(シリコン)含有W(タングステン)膜が成膜された基板に、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより、前記Si含有W膜が除去された基板を製造することを特徴とする半導体基板の製造方法。
  16. シリコン系膜を含む膜上にハードマスクとしてのSi(シリコン)含有W(タングステン)膜が成膜された基板に、硫酸、過酸化水素および水を混合した除去液を接触させることにより製造された、前記Si含有W膜が除去された半導体基板。
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