JPH11214229A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

コモンモードチョークコイル

Info

Publication number
JPH11214229A
JPH11214229A JP2678798A JP2678798A JPH11214229A JP H11214229 A JPH11214229 A JP H11214229A JP 2678798 A JP2678798 A JP 2678798A JP 2678798 A JP2678798 A JP 2678798A JP H11214229 A JPH11214229 A JP H11214229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
common mode
magnetic core
magnetic
choke coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2678798A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoharu Akino
直治 秋野
Shinichi Shinohara
慎一 篠原
Kuraji Kaga
庫治 加賀
Akira Nakamura
晃 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANKYO DENJI GIJUTSU KENKYUSHO
TDK Corp
Electromagnetic Compatibility Research Laboratories Co., Ltd.
Original Assignee
KANKYO DENJI GIJUTSU KENKYUSHO
TDK Corp
Electromagnetic Compatibility Research Laboratories Co., Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANKYO DENJI GIJUTSU KENKYUSHO, TDK Corp, Electromagnetic Compatibility Research Laboratories Co., Ltd. filed Critical KANKYO DENJI GIJUTSU KENKYUSHO
Priority to JP2678798A priority Critical patent/JPH11214229A/ja
Publication of JPH11214229A publication Critical patent/JPH11214229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源ラインで生じる振幅の大きい電流による
磁心の磁気飽和の緩和、振幅の大きいコモンモードの電
磁妨害雑音による磁心の磁気飽和を緩和させるという両
機能を備えたコモンモードチョークコイルを提供する。 【解決手段】 アモルファス磁性体からなる閉磁路無端
磁心としてのトロイダル状磁心1を絶縁被覆材としての
絶縁ケース2で覆い、電源ラインの各ラインにそれぞれ
対応した巻数n回の巻線4−1,4−2を、当該電源ラ
インに流れる電源電流により生じる磁束が相殺し合う向
きに前記絶縁ケース2の上から巻回するとともに、隣り
合う巻線同士を1乃至n−1回の巻数範囲で相隣接して
巻回配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源ラインにおい
て生じる高周波の電磁妨害雑音(EMI)の低減及び振
幅の大きいサージ状の電磁妨害雑音の抑制(イミュニテ
ィ対策)のために使われる電源ラインフィルタ用のコモ
ンモードチョークコイルにおいて、それに用いる磁心の
磁気飽和を緩和する構成に係る。特にアモルファス磁性
体(非晶質磁性合金)の磁心に巻回する巻数n回の巻線
(単相の交流電源ラインでは2個、三相三線式では3
個、三相四線式では4個)を1乃至n−1回の巻数範囲
で相隣接させた巻数構造を用いて、電源ラインで生じる
振幅の大きい電流による磁心の磁気飽和の緩和機能を備
え、かつ、振幅の大きいコモンモードの電磁妨害雑音を
抑圧するのに好適なコモンモードチョークコイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、汎用のコモンモードチョークコイ
ルは磁心にトロイダル状等のフェライトを用い、一対の
巻線を相対向させた巻線構造となっていたので、相手方
巻線と鎖交しない磁束(自己の巻線のみと鎖交する磁
束)に起因する漏洩磁束が比較的多く、このため交流電
源で生じる振幅の大きい電流により、磁心が飽和現象を
起こし、コモンモードの電磁妨害雑音を抑圧する機能を
損なうという問題があった。磁心の磁気飽和の緩和法と
しては次の先行公知技術がある。
【0003】特公昭56−26171号は一対の巻線を
相隣接して巻回配置した漏洩磁束の少ない巻線構造とし
て磁心の飽和現象を緩和することを提案している。特公
平1−33927号はアモルファス磁性体を電源ライン
フィルタ用コイルの磁心に用いることを提案している
が、巻線構造については何ら工夫がなされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特公昭56
−26171号では、交流電源ラインで生じる振幅の大
きい電流による磁心の磁気飽和を緩和できるが、振幅の
大きいコモンモードの電磁妨害雑音による磁心の磁気飽
和については効果がない。また、特公平1−33927
号は、交流電源ラインで生じる振幅の大きい電流による
磁心の磁気飽和を緩和するための巻線構造となっていな
い。つまり、特公昭57−26171号及び特公平1−
33927号では、交流電源ラインで生じる振幅の大き
い電流による磁心の磁気飽和(この結果として、コモン
モードの電磁妨害雑音の抑圧効果が失われる)、振幅の
大きいコモンモードの電磁妨害雑音による磁心の磁気飽
和(同様、抑圧効果が失われる)の双方について、磁気
飽和現象を緩和させる機能を有するコモンモードチョー
クコイルが実現されていない。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み、電源ラインで
生じる振幅の大きい電流(例えば突入電流、負荷のオン
オフ電流等)による磁心の磁気飽和の緩和、振幅の大き
いコモンモードの電磁妨害雑音(例えば、誘導雷サー
ジ、静電気放電等)による磁心の磁気飽和を緩和させる
という両機能を備えたコモンモードチョークコイルを提
供することを目的とする。
【0006】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコモンモードチョークコイルは、アモルフ
ァス磁性体からなる閉磁路無端磁心を絶縁被覆材で覆
い、電源ラインの各ラインにそれぞれ対応した巻数n回
の巻線を、当該電源ラインに流れる電源電流により生じ
る磁束が相殺し合う向きに前記絶縁被覆材の上から巻回
するとともに、隣り合う巻線同士を1乃至n−1回の巻
数範囲で相隣接して巻回配置した構成としている。
【0008】前記電源ラインは単相又は三相の交流電源
ラインであってもよい。
【0009】前記コモンモードチョークコイルにおい
て、前記交流電源ラインが三相四線式の場合、前記絶縁
被覆材で覆われた前記閉磁路無端磁心にニュートラルラ
インに対応する巻線を巻回した構成としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコモンモード
チョークコイルの実施の形態を図面に従って説明する。
【0011】図1は本発明に係るコモンモードチョーク
コイルの第1の実施の形態の構造、図2はその等価回
路、図3は磁心のB−H特性曲線、図4はコモンモード
チョークコイルのインダクタンスの直流電流重畳特性、
図5は直流電流重畳特性の測定回路、図6はパルス電圧
印加時の応答特性測定回路、図7はパルス印加時の応答
特性、図8はノーマルモード、コモンモード電流の説明
図である。
【0012】これらの図において、1はアモルファス磁
性体(非晶質磁性合金)からなるトロイダル状磁心、2
はナイロン等の熱可塑性樹脂成型体からなる絶縁被覆材
としての絶縁ケースであり、絶縁ケース2は磁心1の周
囲を覆うように被せられている。アモルファス磁性体磁
心の飽和磁束密度は1.5T程度でフェライトの0.4
5Tに比してかなり大きい。3−1,3−2は前記絶縁
ケース2上に巻回されてコイルを形成する絶縁被覆銅線
で、巻数n回の一対(つまり単相の交流電源ラインの各
ラインに対応した個数)の巻線4−1,4−2を構成
し、これらの巻線4−1,4−2は交流電源ラインに流
れる往復電流により発生する磁束が相殺される方向に巻
回されており、しかもそのn回の巻数のうち(n−x)
回を相隣接して、巻回配置させ、他の部分を独立させて
いる。
【0013】すなわち、本実施の形態においては、アモ
ルファス磁性体の磁心1上に巻数n回の一対の巻線4−
1,4−2を巻装する場合に、一対の巻線4−1,4−
2の一部分(1乃至n−1回の巻数範囲)において、こ
れをバイファイラー巻きとし、他の部分を分割巻(個別
巻)としたものであるから、この構成のコモンモードチ
ョークコイルの等価回路は図2に示すようになり、この
図2において、N1a及びN1bはそれぞれ相隣接して巻回
配置された部分を、またN2a及びN2bは独立して巻回さ
れた部分を示したものであるから、巻線N1a及びN1b間
の結合係数K1abはほぼ1とみなすことができ、さらに
巻線N2a及びN2b間の結合係数K2abは、1より小さな
値となる。したがって、図2に示したように両巻線N
a,Nbの結合係数KabはK2ab及びK1abの設定によって
定まり、相隣接して巻回配置されたバイファイラー巻の
部分の巻数(n−x)に依存するものとなる。
【0014】図3は磁心として用いたアモルファス磁性
体のB−H特性を、汎用のコモンモードチョークコイル
に用いられているフェライトのB−H特性と比較して示
したものである。ほぼ同じ初透磁率μiac(=B/H)
を有するそれぞれの磁心において、飽和磁束密度を比較
するとフェライトに較べアモルファス磁性体は約3倍の
値を示している。
【0015】図1において、トロイダル状の磁心(内径
30mm、外径45mm、厚さ13mm)に直径1.8mmのポ
リエステル被覆絶縁銅線を26回巻線した場合におい
て、試料Aは前記(n−x)=25,Bは(n−x)=
14,Cは(n−x)=1とし、フェライト(Mn−Z
n系初透磁率4500)及びアモルファス磁性体を磁心
とした定格電流15Aでインダクタンス値約3.7mH
のコイルを供試品としてそれぞれ準備した。
【0016】図4は上記試料A,B,Cについて一対の
巻線Na,Nbを磁束が相殺される方向に接続し、図5の
測定法により図2に示したコイルの自己インダクタンス
La(又はLb)を測定したときの直流電流重畳特性を示
すものである。但し、図4中、試料A−f、試料B−
f、試料C−fはフェライト磁心の場合、試料A−a、
試料B−a、試料C−aはアモルファス磁性体磁心の場
合であり、図5中Lは測定用直流電源と試料とを接続す
る高周波遮断用チョークコイル(L>>La又はLb)、C
は試料とインピーダンスアナライザーとを接続する直流
電流遮断用コンデンサ(1/ωC<<ωLa又はωLb)で
ある。図4から明らかなように、前記(n−x)の値、
電流の大きさ如何によって、漏れインダクタンスに起因
する磁心をよぎる磁束成分による磁気飽和を誘発し、自
己インダクタンス値の低下をもたらすことが判る。この
場合、フェライト及びアモルファス磁性体を磁心として
用いた両コイルについて比較すると、重畳する直流電流
に起因する自己インダクタンスの低下の度合いは、重畳
する直流電流が同一の場合、アモルファス磁性体磁心の
方がフェライト磁心の3分の1程度で収まり、電源ライ
ンで生じる振幅の大きな電流による磁心の飽和現象が緩
和されることがわかる。
【0017】図6は図2に示したコイルの自己インダク
タンスLa(又はLb)に振幅の大きいコモンモードの電
磁妨害雑音が印加された場合の磁心の飽和特性を測定す
る回路図であり、同図において、PGはパルス発生器、
R1,R2は50Ωの抵抗器、ATTは減衰器、Viは入
力電圧、Voは出力電圧をそれぞれ示す。図7は図6の
磁心の磁気飽和特性の測定回路において、フェライト及
びアモルファス磁性体を磁心とした前述の試料C−f,
C−aについて、入力電圧Viと出力電圧Voの関係を示
したものである。図7から判るようにフェライトを用い
たコイルにおいては入力電圧が750Vを超えると出力
電圧が急増し始め(即ち、磁心の磁気飽和が始まる)、
ついには入力電圧Viと出力電圧Voが略同じ値を示すよ
うになる。一方、アモルファス磁性体を用いたコイルに
おいては、入力電圧が2000Vに達しても、出力電圧
は20分の1(50V/2000V)程度しか現れず、
振幅の大きいコモンモードの電磁妨害雑音が印加された
場合の磁心の磁気飽和現象が緩和されていることが判
る。
【0018】このようにコモンモードチョークコイルの
磁心にアモルファス磁性体を用い、この磁心に巻回する
巻数n回の一対の巻線の一部分(1乃至n−1回の巻数
範囲)において、これをバイファイラー巻きとし、他の
部分を分割巻きとすることにより、交流電源ラインで生
じる振幅の大きい電流による磁気飽和の緩和機能を備
え、かつ、振幅の大きいコモンモードの電磁妨害雑音を
抑圧させること(磁心の磁気飽和の緩和させることと同
意)ができる。
【0019】尚、図2において、巻線Na,Nbの結合係
数Kab及び自己インダクタンスLa,Lbによって定まる
漏れインダクタンスは図8に示した交流電源ラインに重
畳されるノーマルモードの電磁妨害雑音を抑圧させる働
きを持つが、一方では、この漏れインダクタンスの存在
により、交流電源ラインで生じる振幅の大きい電流によ
る磁気飽和を引き起こすもととなる。このため、磁心に
巻回する巻数n回の一対の巻線の一部分(1乃至n−1
回の巻数範囲)において、これをバイファイラー巻きと
することにより、漏れインダクタンスによるノーマルモ
ードの電磁妨害雑音を抑圧させる機能と電源ラインで生
じる振幅の大きい電流による磁心の磁気飽和の緩和作用
を適切に調節することができるものである。
【0020】上記第1の実施の形態では、単相の交流電
源ライン用のコモンモードチョークコイルを例示した
が、三相三線式では3本の電源ラインに対応させてアモ
ルファス磁性体磁心に3個の巻線を、三相四線式ではさ
らにニュートラルラインに対応する巻線を追加して合計
4個の巻線を巻回すればよい。
【0021】図9に三相三線式の電源ラインに適用可能
なコモンモードチョークコイルを第2の実施の形態とし
て示す。アモルファス磁性体(非晶質磁性合金)からな
るトロイダル状磁心1にナイロン等の熱可塑性樹脂成型
体からなる絶縁ケース2を被せたものに、三相の交流電
源ラインの各ラインに対応した3個の巻線5−1,5−
2,5−3を巻回している。それらの巻線5−1,5−
2,5−3は三相の各ラインに流れる電流により発生す
る磁束が相殺される方向に巻回されており、しかもその
n回の巻数のうち(n−x)回を相隣接して巻回配置さ
せ、他の部分を独立させている。
【0022】なお、前述の第1の実施の形態との相違点
は、適用する電源ラインの相数が異なるだけであり、図
9の構成による効果も前述の第1の実施の形態と同様と
なる。
【0023】図10に三相四線式の電源ラインに適用可
能なコモンモードチョークコイルを第3の実施の形態と
して示す。アモルファス磁性体(非晶質磁性合金)から
なるトロイダル状磁心1にナイロン等の熱可塑性樹脂成
型体からなる絶縁ケース2を被せたものに、三相の交流
電源ラインの各ラインに対応した3個の巻線5−1,5
−2,5−3を巻回するとともに、ニュートラルライン
に対応する巻線6を巻回している。それらの巻線5−
1,5−2,5−3は三相の各ラインに流れる電流によ
り発生する磁束が相殺される方向に巻回されており、し
かもそのn回の巻数のうち(n−x)回を相隣接して巻
回配置させ、他の部分を独立させている。
【0024】なお、前述の第1の実施の形態との相違点
は、適用する電源ラインの相数が異なるだけであり、図
10の構成による効果も前述の第1の実施の形態と同様
となる。
【0025】上記各実施の形態では、円環形状であるト
ロイダル状の磁心を用いたが、楕円形、口形形状等の閉
磁路無端磁心を用いてもよい。また、コモンモードチョ
ークコイルを交流電源ラインに接続する場合を例示した
が、直流電源ラインに接続して、直流電源ラインの電磁
妨害雑音を除去する用途にも使用可能である。
【0026】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコモ
ンモードチョークコイルによれば、以下の効果を奏する
ことができる。
【0028】(1) 磁心としてアモルファス磁性体の閉
磁路無端磁心(トロイダル状、楕円形状、口形形状等)
を用いたことで、振幅の大きい(例えばサージ状等の)
コモンモードの電磁妨害雑音を抑圧する機能が大きい。
【0029】(2) 磁心としてアモルファス磁性体の閉
磁路無端磁心を用いたことで、振幅の大きい交流電源ラ
インの電流(例えばラッシュカレント等)に対して磁心
飽和を起こし難い。一般的なフェライト磁心に比べて3
倍強の電流に耐え得る。また、巻数n回で磁心にそれぞ
れ巻回された隣り合う巻線同士を1乃至n−1回の巻数
範囲で相隣接して巻回配置した構成により、従来の個別
巻に比して漏洩インダクタンスを減少させ、この点にお
いても交流電源ラインの振幅の大きな電流による磁心飽
和を抑制できる。
【0030】(3) コモンモードチョークコイルの自己
インダクタンスにより、高周波の電磁妨害雑音(一般
には小振幅の機器から発生するEMI)の抑圧効果を持
ち、振幅の大きい電磁妨害雑音(一般にはサージ状の
外来雑音)に対する抑圧効果を持つ。
【0031】(4) 巻数n回で磁心にそれぞれ巻回され
た巻線の漏れインダクタンスを、隣合う巻線同士を相隣
接させて1乃至n−1回の巻数範囲で巻回することによ
り選定、調整でき、ノーマルモードの電磁妨害雑音に対
する抑圧機能に貢献させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコモンモードチョークコイルの第
1の実施の形態を示す一部を断面とした平面図である。
【図2】第1の実施の形態の等価回路図である。
【図3】第1の実施の形態で用いる磁心のB−H特性曲
線を示すグラフである。
【図4】コモンモードチョークコイルの自己インダクタ
ンスの直流電流重畳特性を示すグラフである。
【図5】図4の直流電流重畳特性の測定回路を示す回路
図である。
【図6】パルス電圧印加時の応答特性測定回路を示す回
路図である。
【図7】図6の測定回路で測定したパルス印加時の応答
特性を示すグラフである。
【図8】ノーマルモード、コモンモード電流の説明図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 磁心 2 絶縁ケース 3−1,3−2 絶縁被覆線 4−1,4−2,5−1,5−2,5−3,6 巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加賀 庫治 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 中村 晃 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモルファス磁性体からなる閉磁路無端
    磁心を絶縁被覆材で覆い、電源ラインの各ラインにそれ
    ぞれ対応した巻数n回の巻線を、当該電源ラインに流れ
    る電源電流により生じる磁束が相殺し合う向きに前記絶
    縁被覆材の上から巻回するとともに、隣り合う巻線同士
    を1乃至n−1回の巻数範囲で相隣接して巻回配置した
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 前記電源ラインが単相又は三相の交流電
    源ラインである請求項1記載のコモンモードチョークコ
    イル。
  3. 【請求項3】 前記交流電源ラインが三相四線式であっ
    て、前記絶縁被覆材で覆われた前記閉磁路無端磁心にニ
    ュートラルラインに対応する巻線が巻回されてなる請求
    項2記載のコモンモードチョークコイル。
JP2678798A 1998-01-23 1998-01-23 コモンモードチョークコイル Pending JPH11214229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2678798A JPH11214229A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 コモンモードチョークコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2678798A JPH11214229A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 コモンモードチョークコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11214229A true JPH11214229A (ja) 1999-08-06

Family

ID=12203036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2678798A Pending JPH11214229A (ja) 1998-01-23 1998-01-23 コモンモードチョークコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11214229A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001067470A1 (fr) * 2000-03-08 2001-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Filtre de bruit et dispositif electronique utilisant un tel filtre
WO2004055841A1 (ja) * 2002-12-13 2004-07-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 多連チョークコイルおよびそれを用いた電子機器
CN100341081C (zh) * 2002-12-13 2007-10-03 松下电器产业株式会社 多联扼流圈及使用多联扼流圈的电子设备
US7369176B2 (en) 2003-06-30 2008-05-06 Medigus Ltd. Autoclavable imager assembly
JP2011103455A (ja) * 2009-10-14 2011-05-26 Railway Technical Research Institute 一体化リアクトル及びアクティブフィルタ
JP2014022750A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Boeing Co リニア電磁装置
JP2014187812A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Lighting & Technology Corp 電源回路及び照明装置
US11749439B2 (en) 2018-06-28 2023-09-05 Mitsubishi Electric Corporation Common mode choke coil

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001067470A1 (fr) * 2000-03-08 2001-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Filtre de bruit et dispositif electronique utilisant un tel filtre
US6998939B2 (en) 2000-03-08 2006-02-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Noise filter and electronic device using noise filter
WO2004055841A1 (ja) * 2002-12-13 2004-07-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 多連チョークコイルおよびそれを用いた電子機器
US7259648B2 (en) 2002-12-13 2007-08-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Multiple choke coil and electronic equipment using the same
CN100341081C (zh) * 2002-12-13 2007-10-03 松下电器产业株式会社 多联扼流圈及使用多联扼流圈的电子设备
US7369176B2 (en) 2003-06-30 2008-05-06 Medigus Ltd. Autoclavable imager assembly
JP2011103455A (ja) * 2009-10-14 2011-05-26 Railway Technical Research Institute 一体化リアクトル及びアクティブフィルタ
JP2014022750A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Boeing Co リニア電磁装置
JP2014187812A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Lighting & Technology Corp 電源回路及び照明装置
US11749439B2 (en) 2018-06-28 2023-09-05 Mitsubishi Electric Corporation Common mode choke coil

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9613745B2 (en) Adjustable integrated combined common mode and differential mode three phase inductors and methods of manufacture and use thereof
JP3163853B2 (ja) ノイズフィルター
US3683271A (en) Power supply filter for noise suppression
US5731666A (en) Integrated-magnetic filter having a lossy shunt
US7161458B2 (en) Electromagnetic device having independent inductive components
TW201337983A (zh) 可抑制共模電流的變壓器及其功率變換器
CA1115793A (en) Magnetic core with magnetic ribbon in gap thereof
JPH11214229A (ja) コモンモードチョークコイル
JP3509436B2 (ja) ノイズフィルタ
CN212874227U (zh) 一种差共模一体式电感器及emi滤波器
West Common mode inductors for EMI filters require careful attention to core material selection
JP2585303Y2 (ja) ノイズ防止チョークコイル
CN214848137U (zh) 共模电感组件、滤波电路及家用空调
JP2001015365A (ja) 変流器
JPH0547572A (ja) コモンモ―ド・チヨ―クコイル及びスイツチング電源装置
JPS639918A (ja) 無線妨害阻止リアクトル
JP7171026B2 (ja) ノイズフィルタ
JPH03227506A (ja) ノーマルモードチョークコイル
JP2003309033A (ja) コイルの巻回方法とそのトランス類
CN113161130A (zh) 一种新变压器共模噪声抑制的结构
Binkofski Influence of the properties of magnetic materials
JP2004288882A (ja) ノイズフィルタ
JP2002057542A (ja) 電力変換器用ラインフィルタ
JPH0291905A (ja) ノイズフィルタ用インダクタ
JP2002373812A (ja) 搬送波フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040903

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070411